JPH09160406A - 誘導加熱定着装置 - Google Patents

誘導加熱定着装置

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JPH09160406A
JPH09160406A JP7314360A JP31436095A JPH09160406A JP H09160406 A JPH09160406 A JP H09160406A JP 7314360 A JP7314360 A JP 7314360A JP 31436095 A JP31436095 A JP 31436095A JP H09160406 A JPH09160406 A JP H09160406A
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coil
voltage
heated
switch
timing
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Eiji Okabayashi
英二 岡林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加熱体の異常高温をいち早く検出して、被
加熱体の過加熱を防止した誘導加熱定着装置を提供す
る。 【解決手段】 導電性部材で形成された被加熱体30
と、該被加熱体30にに誘導電流を生じさせて発熱させ
るためのコイル9と、該コイル9に交番電流を流すため
のインバータ回路60と、該被加熱体30の温度変化と
同時に変化するコイル電圧を検出する最大コイル電圧検
出回路55と、該最大コイル電圧検出回路55が検出し
たコイル電圧が一定値以下となった場合にインバータ回
路60を停止させる駆動回路53と、を有することを特
徴とする誘導加熱定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の複写
機、プリンタおよびファクシミリなどに用いられる定着
装置に関し、さらに詳しくは、誘導加熱を利用してトナ
ー像を記録媒体に定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の複写機などには、記録媒体
である記録紙ないし転写材などのシート上に転写された
トナー像をシートに定着させる定着装置が設けられてい
る。この定着装置は、例えば、シート上のトナーを熱溶
融させる定着ローラと、当該定着ローラに圧接してシー
トを挟持する加圧ローラとを有している。定着ローラは
円筒状に形成され、この定着ローラの中心軸上には、発
熱体が保持手段により保持されている。発熱体は、例え
ば、ハロゲンランプなどにより構成され、所定の電圧が
印加されることにより発熱するものである。この発熱体
は定着ローラの中心軸に位置しているため、発熱体から
発せられた熱は定着ローラ内壁に均一に輻射され、定着
ローラの外壁の温度分布は円周方向において均一とな
る。定着ローラの外壁は、その温度が定着に適した温度
(例えば、150〜200℃)になるまで加熱される。
この状態で定着ローラと加圧ローラは摺接しながら互い
に逆方向へ回転し、トナーが付着したシートを挟持す
る。定着ローラと加圧ローラとの摺接部(以下、ニップ
部という)において、シート上のトナーは定着ローラの
熱により溶解し、両ローラから作用する圧力によりシー
トに定着される。トナーが定着した後、定着ローラおよ
び加圧ローラの回転に伴い、シートは、排紙ローラによ
って搬送され、排紙トレイ上に排出される。
【0003】ハロゲンランプなどから構成される発熱体
を備えた上記定着装置においては、電源を投入した後、
定着ローラの温度が定着に適した所定温度に達するまで
の時間が長く、その間、使用者は複写機などを使用する
ことができず、待機を強いられるという問題があった。
【0004】このため、複写機などの商品の価値を高め
るためには、ユーザの操作性向上(クイックプリント)
を図ることが一層注目され重視されてきている。
【0005】そこで、クイックプリントに関しては、誘
導加熱方式の定着装置が提案されている(特開昭59−
33788号公報)。この誘導加熱定着装置は、金属導
体からなる定着ローラの内部に、螺旋状に巻かれたコイ
ルが同心状に配置されて、定着ローラの内面に近接した
前記コイルに高周波電流を流し、これによって生じた高
周波磁界で定着ローラに誘導渦電流を発生させ、定着ロ
ーラ自体の固有の抵抗によって定着ローラそのものをジ
ュール発熱させるようになっている。
【0006】この誘導加熱方式は、他の加熱方式と比較
して次のような利点がある。まず第1に、ハロゲンラン
プの近赤外加熱のような間接加熱よりも、速く昇温し、
定着ローラ以外の部分の発熱や伝熱が少ない。また、ハ
ロゲンランプの光漏れに相当するロスがない。第2に、
定着ローラ表面に固体抵抗発熱体を持つ表面加熱より
も、電磁誘導特有の表皮効果があるために発熱効率が良
く、また摺動接点がないため定着装置の信頼性も長期に
わたって高い。
【0007】近年では、低定着温度トナーの開発が進
み、また、家電用高周波電源におけるインバータ回路ス
イッチング素子などの普及・低価格化などによって、上
記特長を持つ誘導加熱定着装置の実現が可能となりつつ
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような利点を有す
る誘導加熱定着装置であるが問題点もあり、その一つ
に、昇温速度が早いと言う利点のために、被加熱体が異
常高温(過加熱)となった場合の安全対策の難しさがあ
る。
【0009】この異常高温に対する安全対策は、従来の
ハロゲンランプを用いた定着装置の場合、サーモスタッ
トや温度ヒューズなどを定着ローラに接触させたり、そ
の近傍に配設し、定着ローラが一定の温度に達した場合
に、ハロゲンランプへの電流路を遮断するようにして定
着ローラの過加熱を防止している。
【0010】しかしながら、サーモスタットや温度ヒュ
ーズなどはその動作にある程度のタイムラグがある。昇
温速度の遅いハロゲンランプの場合には、十分、定着ロ
ーラの過加熱を防止することができるが、誘導加熱の場
合にはその昇温速度が速いゆえに十分な効果をあげるこ
とができない。図11にその一例を示すが、定着ローラ
にバイメタルを直接接触されて用いるサーモスタットの
場合でも、定着ローラが異常高温T0 となり、その温度
T0 を検知するまでに50〜60秒程度(t0からt
1)の時間を要し、温度ヒューズの場合には、直接定着
ローラに接触させることができないため、さらに長く約
100秒程度(t0からt2)要する。その間に定着ロ
ーラは異常温度T0 からさらに温度T1、T2と高くな
る。
【0011】このため、誘導加熱の場合には、この様な
熱伝達の遅れの間に上昇する温度(T1、T2)に耐え
得る高温耐熱部材を用いる必要があり、また、応答速度
が速いバイメタルを用いる必要もあり、製品のコストア
ップにつながると言う問題がある。
【0012】そこで本発明の目的は、サーモスタットや
温度ヒューズにかわる、応答速度の速い異常高温対策を
施した誘導加熱定着装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の本発明は、記録媒体上に形成されたト
ナー像を前記記録媒体へ定着する定着装置であって、導
電性部材で形成された被加熱体と、該被加熱体に近接し
て配設され、該被加熱体に誘導電流を生じさせて発熱さ
せるためのコイルと、該コイルに交番電流を流すための
高周波電源回路と、前記コイルの電圧を検出するコイル
電圧検出手段と、該コイル電圧検出手段が検出したコイ
ル電圧の最大値が予め決められた一定電圧値以下となっ
た場合に、前記高周波電源回路の動作を停止させる高周
波電源回路停止手段と、を有することを特徴とする誘導
加熱定着装置である。
【0014】また請求項2記載の本発明は、前記請求項
1記載の本発明において、前記高周波電源回路が、前記
コイルに電流を流すためのスイッチと、該スイッチのオ
ン、オフのタイミングを決めるタイミング決定手段とを
有し、該タイミング決定手段が予め決められた一定の時
間間隔により該スイッチをオン、オフして前記コイルに
交番電流を流すことを特徴とする誘導加熱定着装置であ
る。
【0015】上記目的を達成するための請求項3記載の
本発明は、記録媒体上に形成されたトナー像を前記記録
媒体へ定着する定着装置であって、導電性部材で形成さ
れた被加熱体と、該被加熱体に近接して配設され、該被
加熱体に誘導電流を生じさせて発熱させるためのコイル
と、前記被加熱体の加熱出力を任意に制御するための制
御電圧を出力する加熱出力制御手段と、該コイルに交番
電流を流すためのスイッチを有する高周波電源回路と、
該加熱出力制御手段からの制御電圧に応じて前記コイル
に交番電流を流す高周波電源回路と、前記コイルの電圧
を検出するコイル電圧検出手段と、該コイル電圧検出手
段が検出したコイル電圧の最大値が、前記加熱出力制御
手段が出力している制御電圧に比例して決められた電圧
値以下となった場合に、前記高周波電源回路の動作を停
止させる高周波電源回路停止手段と、を有することを特
徴とする誘導加熱定着装置である。
【0016】また請求項4記載の本発明は、前記請求項
3記載の本発明において、前記高周波電源回路が、前記
コイルに交番電流を流すためのスイッチと、該スイッチ
のオン、オフのタイミングを決めるタイミング決定手段
とを有し、前記タイミング決定手段がタイマー回路より
なり、該タイマー回路が前記加熱出力制御手段からの制
御電圧に応じた時間を計時して前記スイッチのオン、オ
フのタイミングを決定することを特徴とする請求項3記
載の誘導加熱定着装置である。
【0017】また請求項5記載の本発明は、請求項3記
載の本発明において、前記高周波電源回路が、前記コイ
ルに交番電流を流すためのスイッチと、該スイッチのオ
ン、オフのタイミングを決めるタイミング決定手段とを
有し、前記タイミング決定手段が、前記コイルのコイル
電流を検出するコイル電流検出手段を有し、該コイル電
流検出手段が検出したコイル電流を電圧値に変換して、
前記加熱出力制御手段からの制御電圧と比較して、前記
スイッチのオン、オフのタイミングを決定することを特
徴とする請求項3記載の誘導加熱定着装置前記である。
【0018】
【発明の実施の形態】上述のように構成された本発明の
実施の形態を添付した図面を用いて説明する。
【0019】<実施の形態1>図1は、本発明を適用し
た誘導加熱定着装置の制御系のブロック図である。この
誘導加熱定着装置は、金属製の定着ローラまたは金属板
などの被加熱体30の近傍に、該被加熱体30に誘導電
流を発生されるための誘導加熱コイル9が配設されてお
り、該誘導加熱コイル9には、商用電源(AC100
V)45の交流が整流回路48によって直流(DC)に
整流され、高周波電源回路であるインバータ回路60で
高周波に変換して印加されている。
【0020】誘導加熱コイル9への高周波電流(交番電
流)は、整流回路48によりAC100VがDCに整流
されて、LC共振回路を構成する誘導加熱コイル9と共
振用コンデンサ49に印加され、そして、整流回路48
とLC共振回路に対して直列に接続された、例えばトラ
ンジスタ、FETあるいはIGBTなどからなるスイッ
チ44を駆動回路53によりスイッチングすることで供
給される。スイッチ44のオンタイミングは電圧検出回
路54により決められ、スイッチ44のオフタイミング
はタイマー回路51により決められる。
【0021】スイッチ44のオンタイミングは、誘導加
熱コイル9と共振用コンデンサ49の共振により発生す
る電圧がある一定の電圧値以下、ここでは0Vに達した
ことを電圧検出回路54が検出して駆動回路53へ信号
を出力し、その信号により駆動回路53がスイッチ44
をオンにする。一方、スイッチ44のオフタイミング
は、タイマー回路51が後述するように駆動回路53に
一定時間の信号を出力して、その信号により駆動回路5
3がスイッチ44をオフにする。したがって、電圧検出
回路54、タイマー回路51および駆動回路53がタイ
ミング決定手段として機能することとなる。
【0022】タイマー回路51は、抵抗とコンデンサか
らなる簡易な回路構成をとり、後述する制御回路50か
らの一定電圧のオン信号によってCR充放電特性から決
まる一定時間経過後に駆動回路53にオフタイミングの
信号を出力している。
【0023】この様なスイッチング動作により誘導加熱
コイル9に高周波が印加されて、被加熱体30に誘導電
流が生じて発熱する。
【0024】制御回路50は、加熱出力制御手段であ
り、被加熱体30に接触または直近に配設されているサ
ーミスタ6が検出した温度から被加熱体30の温度が定
着に必要な温度となるように一定電圧のオン/オフ信号
をタイマー回路51に出力している。
【0025】そして、この制御系では、被加熱体30の
過加熱を防止するために、コイル電圧の最大値を検出す
る最大コイル電圧検出回路55が設けられている。この
最大コイル電圧検出回路55は、検出されるコイル電圧
の最大値が予め定められた基準電圧値以上のときには駆
動回路53へオン(Hiレベル)信号を出力しており、
コイル電圧の最大値が予め定められた基準電圧値以下と
なったときにその信号をオフ(Loレベル)にして、駆
動回路53がスイッチ44をオフするように制御してい
る。これにより、最大コイル電圧検出回路55から駆動
回路53への信号がオフとなった時点でインバータ回路
60の動作が全て停止し、誘導加熱コイル9への高周波
電流の供給が遮断されて被加熱体30の過加熱が防止さ
れる。したがって、最大コイル電圧検出回路55がコイ
ル電圧検出手段であり、またここでは駆動回路53が高
周波電源回路停止手段として機能することとなる。
【0026】ここで、この被加熱体の過加熱を防止する
動作について説明する。
【0027】金属部材によって形成されている被加熱体
は、誘導加熱による温度上昇によって金属抵抗が上昇す
る特性を持っている。この温度上昇による抵抗変化率を
式で表せば、下記(1)式のようになる。 抵抗変化率TCR=(ΔR/R0 )×(1/ΔT) …(1) (ただし、式中、ΔRは抵抗の変化分、R0 基準温度
(例えば常温)での抵抗値、ΔTは温度の変化分であ
る)。
【0028】また、被加熱体の加熱出力Wは、下記
(2)式で表される。 W=V2 /RT =V2 /(R0 +ΔR) =(V2 /R0 )×(1/(1+TCR×ΔT) …(2) (ただし、式中、Vは被加熱体の誘導電圧、RT は現在
温度での被加熱体の抵抗値である)。
【0029】この被加熱体の加熱出力Wはコイルに蓄え
られる電力に比例し、コイルに蓄えられる電力は、コイ
ルと共に共振回路を構成している共振用コンデンサにス
イッチがオンとなっている時間だけ蓄えられる電力と同
値であり、下記(3)のように表される。 1/2CVL 2 =1/2LI2 ∝W …(3) (ただし、式中、Cは共振用コンデンサの容量、VL は
コイル電圧、Lはコイルのインダクタンス、Iはコイル
電流である)。
【0030】この(3)式を、Wに前記(2)式を代入
して変形すると、下記(4)式となる。 VL ∝1/√(1+TCR×ΔT) …(4) この(4)式からコイル電圧は被加熱体の温度に対して
反比例することが分かる。すなわち、図2に示すよう
に、被加熱体の温度が上昇すると、コイル電圧が下がる
のである。
【0031】したがって、被加熱体の温度上昇にともな
い低下するコイル電圧を検知して、ある一定値VD0 以
下になった場合に電力の供給を遮断することで、その時
の被加熱体の温度T0 以上に被加熱体が加熱昇温するの
を防止できる。つまり、本実施の形態では、最大コイル
電圧検出回路55がこのコイル電圧VL を検出し、検出
した電圧がVD0 以上であれば駆動回路53にオン信号
を出力し、検出した電圧がVD0 以下となったときにオ
ン信号を切ることで、被加熱体が異常高温となった場合
の過加熱防止対策としている。ただし、ここで、検出す
るコイル電圧VL はインバータ回路によって印加される
高周波の最大電圧値である。
【0032】この動作を図3に示すタイムチャートを参
照して説明すると、被加熱体30の温度が何等かの原因
により、異常温度T0 を越えると、被加熱体30の温度
上昇にともなって低下しているコイル電圧の最大値が基
準電圧Vref より低下する。これにより、それまでHi
レベルであった最大コイル電圧検出回路55からの信号
がLoレベルとなり、駆動回路53からの出力が止まり
スイッチ44がオフになる。これにより、インバータ回
路60の動作が全て停止し、誘導加熱コイル9への高周
波電流が供給されなくなるので、被加熱体30はそれ以
上発熱することがない。
【0033】<実施の形態2>図4は、本発明を適用し
た他の実施の形態の誘導加熱定着装置の制御系のブロッ
ク図である。この制御系は、前述の実施の形態1におい
て、制御回路50からタイマー回路51への出力信号が
一定電圧の出力のみであったのに対し、制御回路50a
から出力される電圧をアナログ的に変化させることで、
加熱出力を任意に制御できるようにしたものである。
【0034】すなわち、抵抗とコンデンサよりなるタイ
マー回路51に印加する電圧を変えることで、コンデン
サに蓄えられる電荷量が変化して、CR充放電特性によ
って決まるタイマー回路の時間が変化することとなり、
これによりスイッチ44のオフタイミングの時間が変わ
るので、誘導加熱コイル9に蓄積される電力量が変わり
加熱出力が変化する。したがって、制御信号の電圧を高
くすれば、タイマー回路51から出力されるオフタイミ
ングの時間が伸びて誘導加熱コイル9に蓄えられる電力
量が大きくなり加熱出力が増加する。一方、制御信号の
電圧を低くすれば、逆にオフタイミングの時間が短くな
り加熱出力が低くなる。
【0035】この加熱出力の制御にともない、当然コイ
ル電圧の最大値も変化することとなる。そこで、この制
御系にあっては、最大コイル電流検出回路55が検出し
た電圧値に対して、被加熱体30の過加熱を防止するた
めの基準電圧を制御信号の電圧値に比例して設定するよ
うにした。
【0036】すなわち、制御信号の電圧が低い場合に場
合には、過加熱となる異常温度に対応したコイル電圧の
最大値も低くなるので基準電圧を低く設定し、逆に、制
御電圧が高い場合には、基準電圧を高く設定する。
【0037】最大コイル電圧検出回路55が、このよう
に設定された基準電圧と検出したコイル電圧の最大値と
を比較して、基準電圧よりコイル電圧の最大値が低くな
ったときに、駆動回路53へ出力している信号をLoレ
ベルとし、インバータ回路60の動作を停止させる。こ
れにより、被加熱体30の過加熱が前述の実施の形態1
同様に防止される。したがって、最大コイル電圧検出回
路55がコイル電圧検出手段であり、また駆動回路53
が高周波電源回路停止手段として機能することとなる。
【0038】なお、その他の構成や動作については、前
述の実施の形態1と同様であるのでその説明は省略す
る。
【0039】<実施の形態3>図5は、本発明を適用し
たさらに他の実施の形態の誘導加熱定着装置の制御系の
ブロック図である。
【0040】この誘導加熱定着装置は、金属製の定着ロ
ーラまたは金属板などの被加熱体30の近傍に、該被加
熱体30に誘導電流を発生されるための誘導加熱コイル
9が配設されており、該誘導加熱コイル9には、商用電
源(AC100V)45の交流が整流回路48によって
DCに整流され、インバータ回路60で高周波に変換し
て印加されている。
【0041】誘導加熱コイル9への高周波電流(交番電
流)は、整流回路48によりAC100VがDCに整流
されて、LC共振回路を構成する誘導加熱コイル9と共
振用コンデンサ49に印加され、そして、整流回路48
とLC共振回路に対して直列に接続された、例えばトラ
ンジスタ、FETあるいはIGBTなどからなるスイッ
チ44を駆動回路53によりスイッチングすることで供
給される。スイッチ44のオンタイミングは電圧検出回
路54により決められ、スイッチ44のオフタイミング
は電流検出回路52により決められる。したがって、電
圧検出回路54、電流検出回路52および駆動回路53
がタイミング決定手段として機能することとなる。
【0042】このスイッチ44のオフタイミングは、ス
イッチ44がオンすることにより、誘導加熱コイル9に
電流が流れ、電流検出回路51がその内部に有する電流
検出抵抗により発生した電圧を検出して、検出した電圧
が後述する制御回路50bからの制御信号の電圧値を越
えると、スイッチ44をオフするように駆動回路53に
信号を出力して、その信号により駆動回路53がスイッ
チ44をオフすることによって制御される。一方、オン
タイミングは、電圧検出回路54が誘導加熱コイル9の
コイル電圧が0V付近まで下降したことを検出すると、
スイッチ44をオンするように駆動回路53に信号を送
ることで制御される。
【0043】これにより、誘導加熱コイル9に高周波電
流(交番電流)が印加されて、被加熱体30が誘導加熱
されて発熱する。
【0044】制御回路50bは、前述の実施の形態2同
様に、制御回路50bから出力される電圧をアナログ的
に変化させることで、加熱出力を任意に制御できるよう
にしたものである。この制御回路50bから出力された
信号は、電流検出回路52に供給されて、オフタイミン
グを決定する際の電圧となる。したがって、制御信号の
電圧を高くすれば、電流検出回路52が出力するオフタ
イミングの時間が長くなり、誘導加熱コイル9に蓄えら
れる電力量が大きくなり、加熱出力が増加する。一方、
制御信号の電圧を低くすれば、逆にオフタイミングの時
間が短くなり、加熱出力が低くなる。
【0045】また、最大コイル電流検出回路55が検出
した電圧値に対して、被加熱体30の過加熱を防止する
ための基準電圧を制御信号の電圧値に比例するように設
定するようにした。すなわち、制御信号の電圧が低い場
合に場合には、過加熱となる異常温度に対応したコイル
電圧の最大値も低くなるので、基準電圧を低く設定し、
逆に、制御電圧が高い場合には、基準電圧を高く設定す
る。最大コイル電圧検出回路55が、このように設定さ
れた基準電圧と検出したコイル電圧の最大値を比較し
て、基準電圧よりコイル電圧の最大値が低くなったとき
に、駆動回路53へ出力している信号をLoレベルと
し、インバータ回路60の動作を停止させる。これによ
り、被加熱体30の過加熱が前述の実施の形態2同様に
防止される。したがって、最大コイル電圧検出回路55
がコイル電圧検出手段であり、また駆動回路53が高周
波電源停止手段として機能することとなる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を適用した誘導加熱定着装置の
一実施例を図面に基づいて説明する。なお、同一機能を
有する部材については既に説明した各図と同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0047】実施例1 図6は本発明を適用した誘導加熱定着装置の概略断面図
である。図6に示すように、プリンタなどに組み込まれ
た誘導加熱定着装置は、矢印a方向に回転駆動可能に設
けられた定着ローラ1と、該定着ローラ1に圧接して設
けられ定着ローラ1の回転に伴って従動回転する加圧ロ
ーラ2とを有する。定着ローラ1は、導電体の円筒形中
空パイプであり、例えば炭素鋼管、ステンレス合金管あ
るいはニッケル合金管などの導電性部材から形成され、
その外周面にフッ素樹脂をコーティングして、表面に耐
熱離型性層が形成されている。また、定着ローラ1は、
導電性磁性部材から形成することがさらに好ましい。一
方、加圧ローラ2は、軸芯4の周囲に、表面離型性耐熱
ゴム層であるシリコンゴム層5が形成されている。
【0048】定着ローラ1の内部には、該定着ローラ1
に誘導電流を発生させ、定着ローラ1を発熱させるため
のコイルアセンブリ3が複数配設されていて、各コイル
アセンブリ3は、該定着ローラ1との間に該定着ローラ
1が回転自在となるように僅かなギャップを隔てて固定
されているホルダ11に収納されている。
【0049】また、コイルアセンブリ3は、図7に示す
ように、ロの字型の通孔を有しコア10をこの通孔に挿
入してコア10を取り囲むようにボビン8が設けられ、
このボビン8の周りに銅線を巻いてコイル3を形成して
ある。コイル3は表面に融着層と絶縁層を持つ直径0.
8mmの単一またはリッツ銅線を用いて、ボビン8の回
りに定着ローラ1の回転軸に沿った方向に巻回されてい
る。
【0050】コア10は、例えば、フェライトコアまた
は積層コアからなり、ボビン8は、例えば、セラミック
や耐熱絶縁性エンジニアリング・プラスチックで形成さ
れ、コイル3を押えてその形状を整える役割を果たす。
【0051】このコイルアセンブリ3が収納されるホル
ダ11は、図8に示すように、円柱の周囲上下左右に突
き抜ける穴を複数個開けた形状をしており、両端部には
装置本体に固定するための突起部1aが設けられてい
る。このホルダ11は、耐熱絶縁性の材料、例えばPP
S(ポリフェニレンサルファイド)や液晶ポリマーなど
で形成されている。コイルアセンブリ3は、例えばホル
ダ11に設けられた左右の穴にボビン8を挿入し、その
後上下の穴にコア10を挿入することによってホルダ1
1に組み込まれる。複数のコイル9は、ホルダ11内で
電気的に直列に接続されており、ホルダ11の両端には
これらコイル9へ高周波電流を流すためのリード線12
が引き出されている。
【0052】なお、定着ローラ1は、その両端にスベリ
軸受部が形成され、定着ユニットフレームに回転自在に
取り付けられている。また、定着ローラ1は、その片端
に図示しない駆動ギアが固定され、この駆動ギアに接続
されたモータなどの図示しない駆動源によって回転駆動
される。さらに、定着ローラ1の上方には、定着ローラ
の温度を検出するためのサーミスタ6が設けられてい
る。
【0053】この定着装置のコイル9に高周波電流を流
すための制御系は、図1、図4または図5を用いて既に
説明した制御系が用いられており、制御回路50が定着
ローラ1の上部外周面に配設されているサーミスタ6が
検出する温度により必要な発熱量(加熱出力)を決定
し、制御信号が出力されて、コイル9に流される高周波
電流が印加される。このとき、もし、定着ローラ1の温
度が異常に高温となった場合には、最大コイル電圧検出
回路55からの出力信号がLoレベルとなり、即座にイ
ンバータ回路60が停止されることで、定着ローラ1の
過加熱が防止される。
【0054】このように構成された誘導加熱定着装置は
以下のように動作する。まず、未定着のトナー像が転写
されているシート14が、図6中左方向から搬送され、
定着ローラ1と加圧ローラ2との間のニップ部に向けて
送り込まれる。シート14は、定着ローラ1の熱と、両
ローラ1、2から作用する圧力とが加えられながらニッ
プ部を搬送される。これにより、未定着トナーが定着さ
れて、シート14上には定着トナー像が形成される。ニ
ップ部を通過したシート14は、定着ローラ1から自然
に分離し、あるいは図6に示すように、先端部が定着ロ
ーラ1の表面に摺接するように設けられた分離爪7ない
し分離ガイドによって定着ローラ1から強制的に分離さ
れ、図6中右方向に搬送される。このシート14は、図
示しない排紙ローラによって搬送されて、排紙トレイ上
に排出される。
【0055】実施例2 次に本発明を適用した他の誘導加熱定着装置の実施例を
説明する。図9は本実施例2の誘導加熱定着装置の概略
断面図である。本実施例2では、導電体で形成されたガ
イド部材としての上定着前ガイド37が被発熱体として
設けられており、また、この上定着前ガイド37に誘導
渦電流を生じさせるためのコイルアセンブリ15aと、
シート14を挟持して搬送するローラ対35および36
とを有している。コイルアセンブリ15aは、図10に
示すように、ボビン1aに保持されたコア2aとコイル
3aとから構成され、上定着前ガイド37を介してシー
ト14に対向する位置に取り付けられている。ローラ対
35および36は、上定着前ガイド37の直近下流側に
設けられている。ここで、ローラ対35および36のそ
れぞれのローラの表面は、トナーに対して離型性を有す
る部材、例えばフッ素樹脂やシリコンゴムなどによりコ
ーティングされている。
【0056】本実施例2では、コイル3aに流される高
周波電流により、上定着前ガイド37に誘導電流が発生
し、上定着前ガイド37が発熱する。トナー像が転写さ
れたシート14は、図6の左側から送り込まれ、発熱し
た上定着前ガイド37により非接触にて加熱される。こ
の部分でトナーはある程度軟化され、トナーとシート1
4とにはある程度の熱が蓄えられる。次いで、シート1
4はローラ対35および36により形成されるニップに
送り込まれる。そして、ニップ部の圧力とトナーおよび
シート14に蓄積された熱とにより、トナーはシート1
4に定着される。
【0057】本実施例2にあっては、このコイル3aに
流される高周波電流は、上記実施例1同様、図1、図4
または図5をもって既に説明した制御系によって供給さ
れ、被加熱体である上定着前ガイド37が異常高温とな
ったときには即座にインバータ回路60が停止されて過
加熱が防止される。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項ごとに以下のような効果を奏する。
【0059】請求項1記載の本発明は、被加熱体の温度
変化と同時に変化するコイル電圧の変化を利用し、この
コイル電圧を検出することでいち早く被加熱体の異常高
温を検知し、コイルに交番電流を供給している高周波電
源回路を停止することとしたので、従来の安全装置と比
較して熱伝達による遅れがなく、誘導加熱定着装置にお
ける異常高温に対する安全対策として優れ、また、熱伝
達による遅れがない分より耐熱温度の低い部材を使用す
ることができるので、装置コストを低減することが可能
となる。
【0060】請求項2記載の本発明は、一定周期で交番
電流を発生させる高周波電源回路を用いた誘導加熱定着
装置において、被加熱体の温度変化と同時に変化するコ
イル電圧の変化を利用し、このコイル電圧の最大値を検
出することでいち早く被加熱体の異常高温を検知し、コ
イルに交番電流を供給している高周波電源回路を停止す
ることとしたので、従来の安全装置と比較して熱伝達に
よる遅れがなく、誘導加熱定着装置における異常高温に
対する安全対策として優れ、また、熱伝達による遅れが
ない分より耐熱温度の低い部材を使用することができる
ので、装置コストを低減することが可能となる。
【0061】請求項3〜5記載の本発明は、被加熱体の
加熱出力を任意に制御することができる誘導加熱定着装
置において、被加熱体の温度変化と同時に変化するコイ
ル電圧の変化を利用し、このコイル電圧の最大値を検出
して一早く被加熱体の異常高温を検知し、コイルに交番
電流を供給している高周波電源回路を停止することとし
たので、従来の安全装置と比較して熱伝達による遅れが
なく、誘導加熱定着装置における異常高温対策のための
安全機構として優れ、また、熱伝達による遅れがない分
より耐熱温度の低い部材を使用することができるおで、
装置コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の誘導加熱定着装置の実施の形態を説
明するためのブロック図である。
【図2】 被加熱体の温度とコイル電圧との関係を示す
図面である。
【図3】 上記実施の形態における動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図4】 本発明の誘導加熱定着装置の他の実施の形態
を説明するためのブロック図である。
【図5】 本発明の誘導加熱定着装置のさらに他の実施
の形態を説明するためのブロック図である。
【図6】 本発明を適用した誘導加熱定着装置の一実施
例を示す断面図である。
【図7】 図6に示されるコイルアセンブリを説明する
ための斜視図である。
【図8】 図6に示されるホルダを示す斜視図である。
【図9】 本発明を適用した誘導加熱定着装置の他の実
施例を示す断面図である。
【図10】 図9に示されるコイルアセンブリを説明す
るための斜視図である。
【図11】 被加熱体の温度上昇に対するサーモスタッ
トのバイメタルおよび温度ヒューズの応答特性を示す図
面である。
【符号の説明】
1…定着ローラ、 2…加圧ローラ、 3,15a…コイルアセンブリ、 9,3a…誘導加熱コイル、 10,2a…コア、 30…被加熱体、 37…上定着前ガイド、 44…スイッチ、 50,50a,50b…制御回路、 51…タイマー回路、 52…電流検出回路、 53…駆動回路、 54…電圧検出回路、 55…最大コイル電圧検出回路、 60…インバータ回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に形成されたトナー像を前記
    記録媒体へ定着する定着装置であって、 導電性部材で形成された被加熱体と、 該被加熱体に近接して配設され、該被加熱体に誘導電流
    を生じさせて発熱させるためのコイルと、 該コイルに交番電流を流すための高周波電源回路と、 前記コイルの電圧を検出するコイル電圧検出手段と、 該コイル電圧検出手段が検出したコイル電圧の最大値が
    予め決められた一定電圧値以下となった場合に、前記高
    周波電源回路の動作を停止させる高周波電源回路停止手
    段と、を有することを特徴とする誘導加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 前記高周波電源回路が、前記コイルに交
    番電流を流すためのスイッチと、該スイッチのオン、オ
    フのタイミングを決めるタイミング決定手段とを有し、
    該タイミング決定手段が予め決められた一定の時間間隔
    により該スイッチをオン、オフして前記コイルに交番電
    流を流すことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱定着
    装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体上に形成されたトナー像を前記
    記録媒体へ定着する定着装置であって、 導電性部材で形成された被加熱体と、 該被加熱体に近接して配設され、該被加熱体に誘導電流
    を生じさせて発熱させるためのコイルと、 前記被加熱体の加熱出力を任意に制御するための制御電
    圧を出力する加熱出力制御手段と、 該コイルに交番電流を流すためのスイッチを有する高周
    波電源回路と、 該加熱出力制御手段からの制御電圧に応じて前記コイル
    に交番電流を流す高周波電源回路と、 前記コイルの電圧を検出するコイル電圧検出手段と、 該コイル電圧検出手段が検出したコイル電圧の最大値
    が、前記加熱出力制御手段が出力している制御電圧に比
    例して決められた電圧値以下となった場合に、前記高周
    波電源回路の動作を停止させる高周波電源回路停止手段
    と、を有することを特徴とする誘導加熱定着装置。
  4. 【請求項4】 前記高周波電源回路が、前記コイルに交
    番電流を流すためのスイッチと、該スイッチのオン、オ
    フのタイミングを決めるタイミング決定手段とを有し、 前記タイミング決定手段がタイマー回路よりなり、該タ
    イマー回路が前記加熱出力制御手段からの制御電圧に応
    じた時間を計時して前記スイッチのオン、オフのタイミ
    ングを決定することを特徴とする請求項3記載の誘導加
    熱定着装置。
  5. 【請求項5】 前記高周波電源回路が、前記コイルに交
    番電流を流すためのスイッチと、該スイッチのオン、オ
    フのタイミングを決めるタイミング決定手段とを有し、 前記タイミング決定手段が、前記コイルのコイル電流を
    検出するコイル電流検出手段を有し、該コイル電流検出
    手段が検出したコイル電流を電圧値に変換して、前記加
    熱出力制御手段からの制御電圧と比較して、前記スイッ
    チのオン、オフのタイミングを決定することを特徴とす
    る請求項3記載の誘導加熱定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6278852B1 (en) * 1999-01-22 2001-08-21 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having electric power adjusting means
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WO2004074944A1 (ja) * 2003-02-20 2004-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 加熱定着装置
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JP2015069075A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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