JPH09159280A - 蓄熱壁構造 - Google Patents
蓄熱壁構造Info
- Publication number
- JPH09159280A JPH09159280A JP32418395A JP32418395A JPH09159280A JP H09159280 A JPH09159280 A JP H09159280A JP 32418395 A JP32418395 A JP 32418395A JP 32418395 A JP32418395 A JP 32418395A JP H09159280 A JPH09159280 A JP H09159280A
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- JP
- Japan
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- heat storage
- heat
- wall
- contact fluid
- opening
- Prior art date
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 メンテナンスや蓄熱部材の交換作業に手間が
かかり難く、効率よく実施できるようにする。 【解決手段】 接触流体Ｒとの熱交換によって蓄熱・放
熱自在な蓄熱部材３を内装したユニット容器６に、その
ユニット容器６の内空部に接触流体Ｒを取り入れ自在な
取入口４と、内空部に取り入れた接触流体Ｒを外部へ吐
き出し自在な吐出口５と、取入口４と吐出口５とを開閉
操作自在な開閉手段７と、接触流体Ｒを取入口４から内
空部に吸い込んで吐出口５から吐き出すためのファンＦ
とを一体的に設けて蓄熱体Ｔを構成し、その蓄熱体Ｔ
を、断熱外壁体１と内壁体２との間に配置し、取入口４
と吐出口５に対向する内壁体２部分に、接触流体Ｒを流
通自在な開口部２ａを各別に設けてある。
かかり難く、効率よく実施できるようにする。 【解決手段】 接触流体Ｒとの熱交換によって蓄熱・放
熱自在な蓄熱部材３を内装したユニット容器６に、その
ユニット容器６の内空部に接触流体Ｒを取り入れ自在な
取入口４と、内空部に取り入れた接触流体Ｒを外部へ吐
き出し自在な吐出口５と、取入口４と吐出口５とを開閉
操作自在な開閉手段７と、接触流体Ｒを取入口４から内
空部に吸い込んで吐出口５から吐き出すためのファンＦ
とを一体的に設けて蓄熱体Ｔを構成し、その蓄熱体Ｔ
を、断熱外壁体１と内壁体２との間に配置し、取入口４
と吐出口５に対向する内壁体２部分に、接触流体Ｒを流
通自在な開口部２ａを各別に設けてある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱外壁体と、内
壁体との間に、接触流体との熱交換によって蓄熱・放熱
自在な蓄熱体を設けてある蓄熱壁構造に関する。
壁体との間に、接触流体との熱交換によって蓄熱・放熱
自在な蓄熱体を設けてある蓄熱壁構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の蓄熱壁構造としては、蓄
熱剤を内装した蓄熱部材で前記蓄熱体を構成し、その蓄
熱部材を断熱外壁体に備えた収容用隙間部に配置し、前
記内壁体に、室内から壁体内空部に空気を取り入れる取
入口と、壁体内空部に取り入れた空気を室内に吐き出す
吐出口とを各別に形成し、且つ、前記取入口と吐出口と
を開閉操作自在な開閉手段と、空気を取入口から壁体内
空部に吸い込んで吐出口から吐き出すためのファンとを
壁体に取り付けてあるものがあった。
熱剤を内装した蓄熱部材で前記蓄熱体を構成し、その蓄
熱部材を断熱外壁体に備えた収容用隙間部に配置し、前
記内壁体に、室内から壁体内空部に空気を取り入れる取
入口と、壁体内空部に取り入れた空気を室内に吐き出す
吐出口とを各別に形成し、且つ、前記取入口と吐出口と
を開閉操作自在な開閉手段と、空気を取入口から壁体内
空部に吸い込んで吐出口から吐き出すためのファンとを
壁体に取り付けてあるものがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の蓄熱壁
構造によれば、例えば、蓄熱部材のメンテナンスや交換
作業においては、前記開閉手段やファン等をも取り外し
て作業を行わなければならず、手間がかかって作業効率
がわるいという問題点があった。更には、断熱外壁体に
備えた収容用隙間部から蓄熱部材を出し入れしなければ
ならない訳であるが、この作業にも手間がかかるという
問題点があった。
構造によれば、例えば、蓄熱部材のメンテナンスや交換
作業においては、前記開閉手段やファン等をも取り外し
て作業を行わなければならず、手間がかかって作業効率
がわるいという問題点があった。更には、断熱外壁体に
備えた収容用隙間部から蓄熱部材を出し入れしなければ
ならない訳であるが、この作業にも手間がかかるという
問題点があった。
【０００４】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、メンテナンスや蓄熱部材の交換作業に手間がかか
り難く、効率よく実施できる蓄熱壁構造を提供するとこ
ろにある。
消し、メンテナンスや蓄熱部材の交換作業に手間がかか
り難く、効率よく実施できる蓄熱壁構造を提供するとこ
ろにある。
【０００５】
〔構成〕本発明の特徴構成は、接触流体との熱交換によ
って蓄熱・放熱自在な蓄熱部材を内装したユニット容器
に、そのユニット容器の内空部に前記接触流体を取り入
れ自在な取入口と、前記内空部に取り入れた前記接触流
体を外部へ吐き出し自在な吐出口と、前記取入口と吐出
口とを開閉操作自在な開閉手段と、前記接触流体を前記
取入口から前記内空部に吸い込んで前記吐出口から吐き
出すためのファンとを一体的に設けて蓄熱体を構成し、
その蓄熱体を、断熱外壁体と内壁体との間に配置し、前
記取入口と前記吐出口に対向する前記内壁体部分に、前
記接触流体を流通自在な開口部を各別に設けてあるとこ
ろにある。
って蓄熱・放熱自在な蓄熱部材を内装したユニット容器
に、そのユニット容器の内空部に前記接触流体を取り入
れ自在な取入口と、前記内空部に取り入れた前記接触流
体を外部へ吐き出し自在な吐出口と、前記取入口と吐出
口とを開閉操作自在な開閉手段と、前記接触流体を前記
取入口から前記内空部に吸い込んで前記吐出口から吐き
出すためのファンとを一体的に設けて蓄熱体を構成し、
その蓄熱体を、断熱外壁体と内壁体との間に配置し、前
記取入口と前記吐出口に対向する前記内壁体部分に、前
記接触流体を流通自在な開口部を各別に設けてあるとこ
ろにある。
【０００６】〔作用及び効果〕本発明の特徴構成によれ
ば、前記ユニット容器に、前記取入口と、前記吐出口
と、前記開閉手段と、前記ファンとを一体的に設けて蓄
熱体を構成し、その蓄熱体を、断熱外壁体と内壁体との
間に配置してあるから、例えば、蓄熱部材のメンテナン
ス作業や交換作業の実施においては、壁体から前記蓄熱
体ごと取り外した状態で作業することが可能となり、壁
体内空部の狭い作業空間での作業に比べて、より効率的
に作業を進めることができる。また、前記取入口と前記
吐出口に対向する前記内壁体部分に、前記接触流体を流
通自在な開口部を各別に設けてあるから、断熱外壁体や
内壁体に特別な細工をしなくても、蓄熱壁を構成するこ
とが可能となり、更には、メンテナンスや蓄熱部材の交
換に伴って一度取り外した蓄熱体を再度壁体内空部にセ
ットする際にも、前記蓄熱体を壁体内空部の所定位置に
収めるだけで、前記開閉手段やファンの位置決めを意識
することなく設置作業を実施することが可能となり、蓄
熱壁形成作業の効率をもスピーディーに実施することが
可能となる。更には、従来のように、狭い壁体内空部に
蓄熱部材を収容するのに比べて、広い収容空間を確保し
やすいから、多量の蓄熱部材を収容して、効率の良い蓄
熱空調を叶えることができる。その結果、建物内での蓄
熱壁の設置個所数を少なくしても、所定の蓄熱効果を確
保することが可能となり、建物全体とした前記ファンや
開閉手段の設置個数も減らしてコストダウンを叶えるこ
とができるようになると共に、静かな蓄熱壁システムを
構築することも可能となる。そしてまた、建物内での蓄
熱壁の設置個所数を少なくできることによって、耐力壁
を伴う建築設計の自由度を向上させることが可能とな
る。
ば、前記ユニット容器に、前記取入口と、前記吐出口
と、前記開閉手段と、前記ファンとを一体的に設けて蓄
熱体を構成し、その蓄熱体を、断熱外壁体と内壁体との
間に配置してあるから、例えば、蓄熱部材のメンテナン
ス作業や交換作業の実施においては、壁体から前記蓄熱
体ごと取り外した状態で作業することが可能となり、壁
体内空部の狭い作業空間での作業に比べて、より効率的
に作業を進めることができる。また、前記取入口と前記
吐出口に対向する前記内壁体部分に、前記接触流体を流
通自在な開口部を各別に設けてあるから、断熱外壁体や
内壁体に特別な細工をしなくても、蓄熱壁を構成するこ
とが可能となり、更には、メンテナンスや蓄熱部材の交
換に伴って一度取り外した蓄熱体を再度壁体内空部にセ
ットする際にも、前記蓄熱体を壁体内空部の所定位置に
収めるだけで、前記開閉手段やファンの位置決めを意識
することなく設置作業を実施することが可能となり、蓄
熱壁形成作業の効率をもスピーディーに実施することが
可能となる。更には、従来のように、狭い壁体内空部に
蓄熱部材を収容するのに比べて、広い収容空間を確保し
やすいから、多量の蓄熱部材を収容して、効率の良い蓄
熱空調を叶えることができる。その結果、建物内での蓄
熱壁の設置個所数を少なくしても、所定の蓄熱効果を確
保することが可能となり、建物全体とした前記ファンや
開閉手段の設置個数も減らしてコストダウンを叶えるこ
とができるようになると共に、静かな蓄熱壁システムを
構築することも可能となる。そしてまた、建物内での蓄
熱壁の設置個所数を少なくできることによって、耐力壁
を伴う建築設計の自由度を向上させることが可能とな
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【０００８】本実施形態は、図１・９・１０に示すよう
に、建物の壁体に蓄熱ユニット（蓄熱体に相当する）Ｔ
を内装して、その蓄熱ユニットＴの熱交換によって、室
内温度をコントロールできるように形成した蓄熱壁Ｗを
説明するものである。
に、建物の壁体に蓄熱ユニット（蓄熱体に相当する）Ｔ
を内装して、その蓄熱ユニットＴの熱交換によって、室
内温度をコントロールできるように形成した蓄熱壁Ｗを
説明するものである。
【０００９】前記蓄熱壁Ｗは、断熱外壁体１と、内壁体
２との間に、接触する空気（接触流体の一例）Ｒとの熱
交換によって蓄熱・放熱自在な蓄熱ユニットＴを設けて
構成してある。
２との間に、接触する空気（接触流体の一例）Ｒとの熱
交換によって蓄熱・放熱自在な蓄熱ユニットＴを設けて
構成してある。
【００１０】前記断熱外壁体１は、厚み内に多数の断熱
用中空部を形成したセメント板状体で、外壁としての一
般的な機能に加えて断熱効果を強化してある。前記内壁
体２は、石膏ボードで構成してあり、前記断熱外壁体１
を設置した後その室内側に前記蓄熱ユニットＴを沿わせ
て配置し、さらにその室内側に内壁体２を設置して室内
空間を確保するものである。また、内壁体２の上端部及
び下端部には、前記蓄熱ユニットＴに備えた後述の取入
口４と吐出口５に対向する部分に、前記空気Ｒを流通自
在な開口部２ａを各別に設けてある。
用中空部を形成したセメント板状体で、外壁としての一
般的な機能に加えて断熱効果を強化してある。前記内壁
体２は、石膏ボードで構成してあり、前記断熱外壁体１
を設置した後その室内側に前記蓄熱ユニットＴを沿わせ
て配置し、さらにその室内側に内壁体２を設置して室内
空間を確保するものである。また、内壁体２の上端部及
び下端部には、前記蓄熱ユニットＴに備えた後述の取入
口４と吐出口５に対向する部分に、前記空気Ｒを流通自
在な開口部２ａを各別に設けてある。
【００１１】前記蓄熱ユニットＴは、図２・３・４に示
すように、前記空気Ｒとの熱交換によって蓄熱・放熱自
在な複数の蓄熱カプセル（蓄熱部材に相当する）３を内
空部に収容し、且つ、前記内空部に前記空気Ｒを取り入
れ自在な取入口４と（図２・４参照）、前記内空部に取
り入れた前記空気Ｒを外部へ吐き出し自在な吐出口５と
を備えたユニット容器６を設け（図３参照）、前記取入
口４と吐出口５とをそれぞれ開閉操作自在な複数のダン
パー（開閉手段の一例）７と、前記空気Ｒを前記取入口
４から前記内空部に吸い込んで前記吐出口５から吐き出
すためのファンＦとを、前記ユニット容器６に対して一
体的に取り付けて構成してある。但し、通常は、前記取
入口４は、ユニット容器６の上端部に形成してあり、前
記吐出口５は、ユニット容器６の下端部に形成してある
が、前記ファンＦの回転方向（送風方向）を切り替える
ことによって、上端部が吐出口となり、下端部が取入口
となる。また、ファンＦは、ユニット容器６の上端部に
設けることに替えて、ユニット容器６の下端部に設ける
ことも可能である。前記ユニット容器６は、図６に示す
ように、発泡樹脂からなる中間層を一対の板状体（金属
または合成樹脂製）からなる表面層で挟み込む状態に形
成してあるパネル体を、前記断熱外壁体１と内壁体２と
の隙間に収納できる寸法の箱形状に成形して構成してあ
る。又、ユニット容器６の室内側のパネル体部分には、
前記蓄熱カプセル３を前記ユニット容器６の内空部に出
し入れ自在な出入口６ａを設けてあり、蓄熱カプセル３
のメンテナンス時には、内壁体２のみを取り外すだけ
で、前記出入口６ａから、蓄熱カプセル３を簡単に出し
入れして効率的なメンテナンス作業を実施することがで
きるように構成してある。更に、ユニット容器６の上下
端部には、ユニット容器６の内空部と室外空間とを連通
させる連通状態と、遮断する遮断状態とに切替操作自在
な連通管８を各別に接続してある。
すように、前記空気Ｒとの熱交換によって蓄熱・放熱自
在な複数の蓄熱カプセル（蓄熱部材に相当する）３を内
空部に収容し、且つ、前記内空部に前記空気Ｒを取り入
れ自在な取入口４と（図２・４参照）、前記内空部に取
り入れた前記空気Ｒを外部へ吐き出し自在な吐出口５と
を備えたユニット容器６を設け（図３参照）、前記取入
口４と吐出口５とをそれぞれ開閉操作自在な複数のダン
パー（開閉手段の一例）７と、前記空気Ｒを前記取入口
４から前記内空部に吸い込んで前記吐出口５から吐き出
すためのファンＦとを、前記ユニット容器６に対して一
体的に取り付けて構成してある。但し、通常は、前記取
入口４は、ユニット容器６の上端部に形成してあり、前
記吐出口５は、ユニット容器６の下端部に形成してある
が、前記ファンＦの回転方向（送風方向）を切り替える
ことによって、上端部が吐出口となり、下端部が取入口
となる。また、ファンＦは、ユニット容器６の上端部に
設けることに替えて、ユニット容器６の下端部に設ける
ことも可能である。前記ユニット容器６は、図６に示す
ように、発泡樹脂からなる中間層を一対の板状体（金属
または合成樹脂製）からなる表面層で挟み込む状態に形
成してあるパネル体を、前記断熱外壁体１と内壁体２と
の隙間に収納できる寸法の箱形状に成形して構成してあ
る。又、ユニット容器６の室内側のパネル体部分には、
前記蓄熱カプセル３を前記ユニット容器６の内空部に出
し入れ自在な出入口６ａを設けてあり、蓄熱カプセル３
のメンテナンス時には、内壁体２のみを取り外すだけ
で、前記出入口６ａから、蓄熱カプセル３を簡単に出し
入れして効率的なメンテナンス作業を実施することがで
きるように構成してある。更に、ユニット容器６の上下
端部には、ユニット容器６の内空部と室外空間とを連通
させる連通状態と、遮断する遮断状態とに切替操作自在
な連通管８を各別に接続してある。
【００１２】前記蓄熱カプセル３は、図５・７・８に示
すように、熱交換によって蓄熱・放熱自在な蓄熱剤９を
収容自在な密閉容器１０を設け、前記密閉容器１０の内
空部に、前記蓄熱剤９を充填して構成してある。前記蓄
熱剤９としては、熱交換温度、及び、その範囲によっ
て、種々のものを使用することができるが、その一例と
しては、塩化カルシウム６水塩（ＣａＣｌ 2・６Ｈ2Ｏ）
を上げることができる。前記密閉容器１０は、高密度ポ
リエチレン製の一対の第一フィルム材１１を積層し、両
フィルム材１１間に前記蓄熱剤９を収容する複数の収納
室Ｖを形成できるように両フィルム材１１の外周部及び
室仕切部に該当する所定部分を圧着して構成してある。
また、両フィルム材１１の間には、高密度ポリエチレン
製の膜状第二フィルム材（連結部材の一例）１２を、前
記収容室Ｖを縦断する状態に挟み込んで圧着してあり、
この第二フィルム材１２によって、前記収容室Ｖの内周
部の所定部１０ａと、その所定部１０ａに対向する内周
部の対向部１０ｂとを連結支持し、密閉容器１０の変形
を抑制することが可能となる。また、密閉容器１０の外
周部分には、断面形状「Ｈ」字形の嵌合部材１３を外嵌
させてあり、上下左右に隣接する別の蓄熱カプセル３と
の連結や、前記ユニット容器６への接当部の補強を図っ
てある。また、このように形成してある蓄熱カプセル３
は、ユニット容器６内に積層させて複数配置してあり、
壁内の狭い空間に、効率よく蓄熱剤９を配置でき、高い
蓄熱性・熱交換性を確保できるように構成してある。
すように、熱交換によって蓄熱・放熱自在な蓄熱剤９を
収容自在な密閉容器１０を設け、前記密閉容器１０の内
空部に、前記蓄熱剤９を充填して構成してある。前記蓄
熱剤９としては、熱交換温度、及び、その範囲によっ
て、種々のものを使用することができるが、その一例と
しては、塩化カルシウム６水塩（ＣａＣｌ 2・６Ｈ2Ｏ）
を上げることができる。前記密閉容器１０は、高密度ポ
リエチレン製の一対の第一フィルム材１１を積層し、両
フィルム材１１間に前記蓄熱剤９を収容する複数の収納
室Ｖを形成できるように両フィルム材１１の外周部及び
室仕切部に該当する所定部分を圧着して構成してある。
また、両フィルム材１１の間には、高密度ポリエチレン
製の膜状第二フィルム材（連結部材の一例）１２を、前
記収容室Ｖを縦断する状態に挟み込んで圧着してあり、
この第二フィルム材１２によって、前記収容室Ｖの内周
部の所定部１０ａと、その所定部１０ａに対向する内周
部の対向部１０ｂとを連結支持し、密閉容器１０の変形
を抑制することが可能となる。また、密閉容器１０の外
周部分には、断面形状「Ｈ」字形の嵌合部材１３を外嵌
させてあり、上下左右に隣接する別の蓄熱カプセル３と
の連結や、前記ユニット容器６への接当部の補強を図っ
てある。また、このように形成してある蓄熱カプセル３
は、ユニット容器６内に積層させて複数配置してあり、
壁内の狭い空間に、効率よく蓄熱剤９を配置でき、高い
蓄熱性・熱交換性を確保できるように構成してある。
【００１３】前記蓄熱壁Ｗによる室内温コントロールの
一例を説明すると、図９に示すように、昼間、前記連通
管８を閉塞した状態で、各ダンパー７を開いてファンＦ
を駆動させることによって、室内の余分な熱を蓄熱剤９
に蓄熱し、暑い時期においては室温低下効果を発揮し、
寒い時期においては、蓄熱した熱を夜間に放出して室温
増大効果を発揮することができる。但し、暑い時期の使
用に関しては、図１０に示すように、夜間に、吐出口５
を閉めて連通管８を開けた状態でファンＦを駆動するこ
とによって、蓄熱した熱を外部に排熱して翌日の蓄熱に
備えることができる。
一例を説明すると、図９に示すように、昼間、前記連通
管８を閉塞した状態で、各ダンパー７を開いてファンＦ
を駆動させることによって、室内の余分な熱を蓄熱剤９
に蓄熱し、暑い時期においては室温低下効果を発揮し、
寒い時期においては、蓄熱した熱を夜間に放出して室温
増大効果を発揮することができる。但し、暑い時期の使
用に関しては、図１０に示すように、夜間に、吐出口５
を閉めて連通管８を開けた状態でファンＦを駆動するこ
とによって、蓄熱した熱を外部に排熱して翌日の蓄熱に
備えることができる。
【００１４】〔別実施形態〕以下に他の実施の形態を説
明する。
明する。
【００１５】〈１〉 前記蓄熱剤は、先の実施形態で説
明した塩化カルシウム６水塩（ＣａＣｌ2・６Ｈ2Ｏ）に
限るものではなく、例えば、硫酸ナトリウム１０水塩
（ＮａＳＯ4・１０Ｈ2Ｏ）であってもよく、他にも室温
付近で相変化する潜熱蓄熱剤を用いることが可能である
り、それらを総称して蓄熱剤という。 〈２〉 前記蓄熱体は、先の実施形態で説明した薄型の
蓄熱部材を内挿してあるものに限るものではなく、例え
ば、塊状の蓄熱部材を収納して形成してあってもよく、
壁体の有効寸法にあわせて適宜選択することが可能であ
る。 〈３〉 本発明に係わる蓄熱壁は、一般住宅をはじめ、
工場設備やオフィースビル等種々の構造物の壁体に適応
することが可能である。 〈４〉 前記ファンＦは、例えば、アクシャルファン、
クロスフローファン、シロッコファン等、種々の形式の
ファンを採用することが可能である。
明した塩化カルシウム６水塩（ＣａＣｌ2・６Ｈ2Ｏ）に
限るものではなく、例えば、硫酸ナトリウム１０水塩
（ＮａＳＯ4・１０Ｈ2Ｏ）であってもよく、他にも室温
付近で相変化する潜熱蓄熱剤を用いることが可能である
り、それらを総称して蓄熱剤という。 〈２〉 前記蓄熱体は、先の実施形態で説明した薄型の
蓄熱部材を内挿してあるものに限るものではなく、例え
ば、塊状の蓄熱部材を収納して形成してあってもよく、
壁体の有効寸法にあわせて適宜選択することが可能であ
る。 〈３〉 本発明に係わる蓄熱壁は、一般住宅をはじめ、
工場設備やオフィースビル等種々の構造物の壁体に適応
することが可能である。 〈４〉 前記ファンＦは、例えば、アクシャルファン、
クロスフローファン、シロッコファン等、種々の形式の
ファンを採用することが可能である。
【００１６】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】蓄熱壁を示す断面図
【図２】蓄熱壁の上端部の詳細を示す断面図
【図３】蓄熱壁の下端部の詳細を示す断面図
【図４】蓄熱壁の上面視断面図
【図５】蓄熱カプセルを示す斜視図
【図６】蓄熱ユニットを示す一部切欠正面図
【図７】蓄熱カプセルを示す断面図
【図８】蓄熱カプセルを示す断面図
【図９】蓄熱壁の作用説明図
【図１０】蓄熱壁の作用説明図
１ 断熱外壁体 ２ 内壁体 ２ａ 開口部 ３ 蓄熱部材 ４ 取入口 ５ 吐出口 ６ ユニット容器 ７ 開閉手段 Ｆ ファン Ｒ 接触流体 Ｔ 蓄熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２５Ｄ 3/00 Ｆ２５Ｄ 3/00 Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】 断熱外壁体（１）と、内壁体（２）との
間に、接触流体（Ｒ）との熱交換によって蓄熱・放熱自
在な蓄熱体（Ｔ）を設けてある蓄熱壁構造であって、 蓄熱部材（３）を内装したユニット容器（６）に、その
ユニット容器（６）の内空部に前記接触流体（Ｒ）を取
り入れ自在な取入口（４）と、前記内空部に取り入れた
前記接触流体（Ｒ）を外部へ吐き出し自在な吐出口
（５）と、前記取入口（４）と吐出口（５）とを開閉操
作自在な開閉手段（７）と、前記接触流体（Ｒ）を前記
取入口（４）から前記内空部に吸い込んで前記吐出口
（５）から吐き出すためのファン（Ｆ）とを一体的に設
けて前記蓄熱体（Ｔ）を構成し、前記取入口（４）と前
記吐出口（５）に対向する前記内壁体（２）部分に、前
記接触流体（Ｒ）を流通自在な開口部（２ａ）を各別に
設けてある蓄熱壁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32418395A JPH09159280A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 蓄熱壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32418395A JPH09159280A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 蓄熱壁構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09159280A true JPH09159280A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18163016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32418395A Pending JPH09159280A (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 蓄熱壁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09159280A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013537270A (ja) * | 2010-09-14 | 2013-09-30 | ゲスタ・ペル・サンドベリ | Ｐｃｍを収容する建材、及び耐候性外装材 |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP32418395A patent/JPH09159280A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013537270A (ja) * | 2010-09-14 | 2013-09-30 | ゲスタ・ペル・サンドベリ | Ｐｃｍを収容する建材、及び耐候性外装材 |
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