JPH09156310A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH09156310A JPH09156310A JP7320707A JP32070795A JPH09156310A JP H09156310 A JPH09156310 A JP H09156310A JP 7320707 A JP7320707 A JP 7320707A JP 32070795 A JP32070795 A JP 32070795A JP H09156310 A JPH09156310 A JP H09156310A
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- Japan
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- bead
- cord
- carcass
- bead core
- tire
- Prior art date
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- Granted
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/0009—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
- B60C15/0027—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion with low ply turn-up, i.e. folded around the bead core and terminating at the bead core
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/02—Carcasses
- B60C9/023—Carcasses built up from narrow strips, individual cords or filaments, e.g. using filament winding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】カーカスプライ両端におけるコードとゴムとの
接着性を高めるとともに、プライ両端に作用する応力を
減じかつ分散させることができ、ビード耐久性を大巾に
向上ししかも軽量化を達成する。 【解決手段】カーカス7は、カーカスコード10が、タ
イヤ本体6を通るとともにタイヤ両側で周方向に並ぶ多
数個の折返し点Li、Riで交互にしかもこの折返し点
Li、Riを周方向に進めながら順次折返すことにより
形成される折返しカーカスプライ11を含む。ビードコ
ア5は、前記カーカスコード10と実質的に連続する上
ビードコード14がビード部4において前記折返しカー
カスプライ11の半径方向外側で周方向に1以上の段数
で螺旋巻きされてなる上ビードコア部5Aを有する。
接着性を高めるとともに、プライ両端に作用する応力を
減じかつ分散させることができ、ビード耐久性を大巾に
向上ししかも軽量化を達成する。 【解決手段】カーカス7は、カーカスコード10が、タ
イヤ本体6を通るとともにタイヤ両側で周方向に並ぶ多
数個の折返し点Li、Riで交互にしかもこの折返し点
Li、Riを周方向に進めながら順次折返すことにより
形成される折返しカーカスプライ11を含む。ビードコ
ア5は、前記カーカスコード10と実質的に連続する上
ビードコード14がビード部4において前記折返しカー
カスプライ11の半径方向外側で周方向に1以上の段数
で螺旋巻きされてなる上ビードコア部5Aを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビード部耐久性を
高めるとともに軽量化を達成しうる空気入りタイヤに関
する。
高めるとともに軽量化を達成しうる空気入りタイヤに関
する。
【0002】
【従来の技術】乗用車用、重荷重車用等の種々の空気入
りタイヤは、一般に、カーカスの両端をビードコアの廻
りで巻上げて固定しており、またその巻上げ高さは、充
填内圧及び負荷荷重に対してのカーカスの吹き抜けを防
止し固定を確実化するために、通常、リムフランジ高さ
より大に設定されている。
りタイヤは、一般に、カーカスの両端をビードコアの廻
りで巻上げて固定しており、またその巻上げ高さは、充
填内圧及び負荷荷重に対してのカーカスの吹き抜けを防
止し固定を確実化するために、通常、リムフランジ高さ
より大に設定されている。
【0003】しかしながら、空気入りタイヤは接地する
際、図20に示すように、リムフランジfより上方のビ
ード部の部分aがタイヤ軸方向外方に倒れこむように変
形するため、カーカスプライbの巻上げ部b1には曲げ
/圧縮の応力が繰り返して作用し、その応力が巻上げ部
b1外端に集中する。また巻上げ部b1外端では、カー
カスコードが切断部として途切れるため周囲のゴムとの
接着性に劣り、従って、前記応力集中と相まって、巻上
げ部b1外端でコード/ゴム間のルースが早期に生じ、
またこれが起点となってカーカスのセパレーションへと
進行するなど、ビード部損傷を発生させやすいという問
題がある。特にこのようなビード部損傷は、トレッド部
の剛性増加によって逆にビード部の変形度合が高まるラ
ジアル構造のタイヤ、及び負荷荷重が高くタイヤ変形自
体が大となる重荷重車用のタイヤにおいて発生する傾向
にある。
際、図20に示すように、リムフランジfより上方のビ
ード部の部分aがタイヤ軸方向外方に倒れこむように変
形するため、カーカスプライbの巻上げ部b1には曲げ
/圧縮の応力が繰り返して作用し、その応力が巻上げ部
b1外端に集中する。また巻上げ部b1外端では、カー
カスコードが切断部として途切れるため周囲のゴムとの
接着性に劣り、従って、前記応力集中と相まって、巻上
げ部b1外端でコード/ゴム間のルースが早期に生じ、
またこれが起点となってカーカスのセパレーションへと
進行するなど、ビード部損傷を発生させやすいという問
題がある。特にこのようなビード部損傷は、トレッド部
の剛性増加によって逆にビード部の変形度合が高まるラ
ジアル構造のタイヤ、及び負荷荷重が高くタイヤ変形自
体が大となる重荷重車用のタイヤにおいて発生する傾向
にある。
【0004】従って、従来このような損傷に対しては、
ビードエーペックスゴムのゴム量を増やすことによって
クッション性を高め、ルースに至る時間をのばしたり、
又ビードコアcの廻り及び巻上げ部b1の内側、外側等
にコード補強層を設けることによってビード部aの剛性
を高め、変形量自体を減じる対策が取られてきた。
ビードエーペックスゴムのゴム量を増やすことによって
クッション性を高め、ルースに至る時間をのばしたり、
又ビードコアcの廻り及び巻上げ部b1の内側、外側等
にコード補強層を設けることによってビード部aの剛性
を高め、変形量自体を減じる対策が取られてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのもの
では、特に、負荷荷重が高い重荷重用タイヤにおいて損
傷防止効果が不十分であり、また前記ビード部のボリュ
ウム増加に起因して、タイヤ重量が増し燃費性を損ねる
ものでもあった。
では、特に、負荷荷重が高い重荷重用タイヤにおいて損
傷防止効果が不十分であり、また前記ビード部のボリュ
ウム増加に起因して、タイヤ重量が増し燃費性を損ねる
ものでもあった。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、ビードコア間を跨るカーカスコードをプライ両端で
順次U字に折返して蛇行状に配列させたカーカスプライ
を用い、しかもカーカスコードと実質的に連続するビー
ドコードをカーカスプライ上で螺旋巻きしてビードコア
を形成することを基本として、カーカスプライ両端にお
けるコードとゴムとの接着性を高めるとともに、プライ
両端に作用する応力を減じかつ分散させることができ、
ビード耐久性を大巾に向上ししかも軽量化に貢献しうる
空気入りタイヤの提供を目的としたものであります。
は、ビードコア間を跨るカーカスコードをプライ両端で
順次U字に折返して蛇行状に配列させたカーカスプライ
を用い、しかもカーカスコードと実質的に連続するビー
ドコードをカーカスプライ上で螺旋巻きしてビードコア
を形成することを基本として、カーカスプライ両端にお
けるコードとゴムとの接着性を高めるとともに、プライ
両端に作用する応力を減じかつ分散させることができ、
ビード耐久性を大巾に向上ししかも軽量化に貢献しうる
空気入りタイヤの提供を目的としたものであります。
【0007】請求項2記載の発明は、ビードコアの強度
を別途高めることができ、カーカスプライ及び上ビード
コア部に低モジュラスコードを採用することを可能とす
る空気入りタイヤの提供を目的としたものであります。
を別途高めることができ、カーカスプライ及び上ビード
コア部に低モジュラスコードを採用することを可能とす
る空気入りタイヤの提供を目的としたものであります。
【0008】請求項3記載の発明は、タイヤの軽量化を
促進しながらビード耐久性の向上効果をさらに高めうる
カーカスプライの巻上げ構造を有する空気入りタイヤの
提供を目的としたものであります。
促進しながらビード耐久性の向上効果をさらに高めうる
カーカスプライの巻上げ構造を有する空気入りタイヤの
提供を目的としたものであります。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
記載の発明は、トレッド部からタイヤ両側のサイドウォ
ール部をへてビードコアを有するビード部に至るタイヤ
本体を通るカーカスを具える空気入りタイヤであって、
前記カーカスは、カーカスコードが、前記タイヤ本体を
通るとともにタイヤ両側で周方向に並ぶ多数個の折返し
点で交互にしかもこの折返し点を周方向に進めながら順
次折返すことにより形成される折返しカーカスプライを
含むとともに、前記ビードコアは、前記カーカスコード
と実質的に連続する上ビードコードがビード部において
前記折返しカーカスプライの半径方向外側で周方向に1
以上の段数で螺旋巻きされてなる上ビードコア部を有す
ることを特徴としています。
記載の発明は、トレッド部からタイヤ両側のサイドウォ
ール部をへてビードコアを有するビード部に至るタイヤ
本体を通るカーカスを具える空気入りタイヤであって、
前記カーカスは、カーカスコードが、前記タイヤ本体を
通るとともにタイヤ両側で周方向に並ぶ多数個の折返し
点で交互にしかもこの折返し点を周方向に進めながら順
次折返すことにより形成される折返しカーカスプライを
含むとともに、前記ビードコアは、前記カーカスコード
と実質的に連続する上ビードコードがビード部において
前記折返しカーカスプライの半径方向外側で周方向に1
以上の段数で螺旋巻きされてなる上ビードコア部を有す
ることを特徴としています。
【0010】又、請求項2記載の発明は、ビードコアと
して、カーカスプライ下に、下ビードコードを螺旋巻き
してなる下ビードコア部を具え、かつ前記下ビードコー
ドを、前記カーカスコードと実質的に連続するかまたは
非連続の別体としたことを特徴としています。
して、カーカスプライ下に、下ビードコードを螺旋巻き
してなる下ビードコア部を具え、かつ前記下ビードコー
ドを、前記カーカスコードと実質的に連続するかまたは
非連続の別体としたことを特徴としています。
【0011】又、請求項3記載の発明は、折返しカーカ
スプライの外側縁を、ビードコア内で終端させるか、又
はビードコアの半径方向内面上で終端するか、又はビー
ドコアからタイヤ軸方向にはみ出して終端させるか、又
はビードコアからはみ出すとともにはみ出し部を半径方
向外方に巻上げて終端させるか、又はビードコアからは
み出すとともにはみ出し部をビードコアとその半径方向
外側に配するビードエーペックスゴムとの間若しくはこ
のビードエーペックスゴムとの間を通り抜けて終端させ
ることを特徴としています。
スプライの外側縁を、ビードコア内で終端させるか、又
はビードコアの半径方向内面上で終端するか、又はビー
ドコアからタイヤ軸方向にはみ出して終端させるか、又
はビードコアからはみ出すとともにはみ出し部を半径方
向外方に巻上げて終端させるか、又はビードコアからは
み出すとともにはみ出し部をビードコアとその半径方向
外側に配するビードエーペックスゴムとの間若しくはこ
のビードエーペックスゴムとの間を通り抜けて終端させ
ることを特徴としています。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。図1において空気入りタイヤ1
は、トレッド部2と、このトレッド部2の両端からタイ
ヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、
各サイドウォール部3の内方端に位置しかつ環状のビー
ドコア5により補強されるビード部4とを有するトロイ
ド状のタイヤ基体6を具えた、本例では重荷重用ラジア
ルタイヤであって、ビード部4、4間には、このタイヤ
本体6を通るカーカス7が架け渡されるとともに、該カ
ーカス6の半径方向外側かつトレッド部2内方には、強
靱なベルト層9が配される。
示例とともに説明する。図1において空気入りタイヤ1
は、トレッド部2と、このトレッド部2の両端からタイ
ヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、
各サイドウォール部3の内方端に位置しかつ環状のビー
ドコア5により補強されるビード部4とを有するトロイ
ド状のタイヤ基体6を具えた、本例では重荷重用ラジア
ルタイヤであって、ビード部4、4間には、このタイヤ
本体6を通るカーカス7が架け渡されるとともに、該カ
ーカス6の半径方向外側かつトレッド部2内方には、強
靱なベルト層9が配される。
【0013】前記ベルト層9は、少なくとも1枚のベル
トプライ、本例では、カーカス側からトレッド面2Sに
向かって順に配される第1、第2、第3、第4のベルト
プライ9A〜9Dの4枚からなり、例えば第1のベルト
プライ9Aは、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して6
0〜70度程度の角度で配列するとともに、第2、第
3、第4のベルトプライ9B〜9Dは10〜25度程度
の角度でベルトコードを配列している。なお第2、第3
のベルトプライ9B、9C間でタイヤ赤道Cに対するコ
ードの傾斜方向が相違し、これによってなるトラス構造
によりベルト剛性を高め、強いタガ効果を有してトレッ
ド部2を補強する。
トプライ、本例では、カーカス側からトレッド面2Sに
向かって順に配される第1、第2、第3、第4のベルト
プライ9A〜9Dの4枚からなり、例えば第1のベルト
プライ9Aは、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して6
0〜70度程度の角度で配列するとともに、第2、第
3、第4のベルトプライ9B〜9Dは10〜25度程度
の角度でベルトコードを配列している。なお第2、第3
のベルトプライ9B、9C間でタイヤ赤道Cに対するコ
ードの傾斜方向が相違し、これによってなるトラス構造
によりベルト剛性を高め、強いタガ効果を有してトレッ
ド部2を補強する。
【0014】前記ベルトコードとしては、例えばスチー
ル、芳香族ポリアミド、全芳香族ポリエステル、高弾性
ポリエチレン等の高モジュラスの繊維コードが使用で
き、各ベルトコードはプライ外端で切断されて途切れる
とともに、例えば、第1のベルトプライ9Aを第3のベ
ルトプライ9Cと略同巾かつ第2のベルトプライ9Bよ
り巾狭とすることによって外端位置を夫々違えている。
なお最小巾となる第4のベルトプライ9Dは、内側のベ
ルトプライ9A〜9C、及びカーカス7を保護するブレ
ーカとしても機能する。またベルト層9の両端部はカー
カス7からしだいに離間し、この離間部分に比較的軟質
のクッションゴム42を充填する。
ル、芳香族ポリアミド、全芳香族ポリエステル、高弾性
ポリエチレン等の高モジュラスの繊維コードが使用で
き、各ベルトコードはプライ外端で切断されて途切れる
とともに、例えば、第1のベルトプライ9Aを第3のベ
ルトプライ9Cと略同巾かつ第2のベルトプライ9Bよ
り巾狭とすることによって外端位置を夫々違えている。
なお最小巾となる第4のベルトプライ9Dは、内側のベ
ルトプライ9A〜9C、及びカーカス7を保護するブレ
ーカとしても機能する。またベルト層9の両端部はカー
カス7からしだいに離間し、この離間部分に比較的軟質
のクッションゴム42を充填する。
【0015】また前記カーカス7は、カーカスコード1
0をタイヤ赤道Cに対して75〜90度の角度で配列す
る1枚以上、本例では、1枚のカーカスプライ11から
なり、前記タイヤ本体6を通ってビードコア5、5間に
跨るトロイド状の主部11Aと、前記ビードコア5の半
径方向内面である底面を通ってビードコア5の回りで、
本例では、タイヤ軸方向の内から外に巻上げられる巻上
げ部11Bとを具える。なお前記巻上げ部11Bは、ビ
ードコア5から半径方向外方に向かって先細状にのびる
ビードエーペックスゴム8の外側面に沿って立上がり、
ビードベースラインBLからの巻上げ高さH1をビード
エーペックス高さH2より小、本例では、リムフランジ
Fの高さHFより小としている。なおビードベースライ
ンBLとは、ビード底面であるビードベース4Sのタイ
ヤ軸方向外端点を通るタイヤ軸方向の線であり、適用リ
ムのリム径選定の基準線をなす。
0をタイヤ赤道Cに対して75〜90度の角度で配列す
る1枚以上、本例では、1枚のカーカスプライ11から
なり、前記タイヤ本体6を通ってビードコア5、5間に
跨るトロイド状の主部11Aと、前記ビードコア5の半
径方向内面である底面を通ってビードコア5の回りで、
本例では、タイヤ軸方向の内から外に巻上げられる巻上
げ部11Bとを具える。なお前記巻上げ部11Bは、ビ
ードコア5から半径方向外方に向かって先細状にのびる
ビードエーペックスゴム8の外側面に沿って立上がり、
ビードベースラインBLからの巻上げ高さH1をビード
エーペックス高さH2より小、本例では、リムフランジ
Fの高さHFより小としている。なおビードベースライ
ンBLとは、ビード底面であるビードベース4Sのタイ
ヤ軸方向外端点を通るタイヤ軸方向の線であり、適用リ
ムのリム径選定の基準線をなす。
【0016】ここでカーカスプライ11は、その主部1
1Aと巻上げ部11Bとを展開して図4に示すように、
カーカスプライ11の一方の外側縁E1で周方向に等間
隔で並ぶn個の折返し点Li(I=1,,n)と、他方の外側
縁E2で並ぶn個の折返し点Ri(I=1,,n)とを有し、
カーカスコード10を、両側の折返し点をRi-1、Li-
1、Ri、Li、Ri+1、Li+1の順序で交互にしかも
折返し点を周方向に順次進めながら折返した蛇行配列の
折返しカーカスプライとしている。この折返しカーカス
プライは、プライ巾5cm当りのコード打込み数が18
〜40本/5cm程度であって、またカーカスコード1
0は、少なくとも主部11Aにおいて、互いに交差する
ことなく実質的に平行に配列する。もし交差する時、せ
ん断力が発生してコード破断を招来する。
1Aと巻上げ部11Bとを展開して図4に示すように、
カーカスプライ11の一方の外側縁E1で周方向に等間
隔で並ぶn個の折返し点Li(I=1,,n)と、他方の外側
縁E2で並ぶn個の折返し点Ri(I=1,,n)とを有し、
カーカスコード10を、両側の折返し点をRi-1、Li-
1、Ri、Li、Ri+1、Li+1の順序で交互にしかも
折返し点を周方向に順次進めながら折返した蛇行配列の
折返しカーカスプライとしている。この折返しカーカス
プライは、プライ巾5cm当りのコード打込み数が18
〜40本/5cm程度であって、またカーカスコード1
0は、少なくとも主部11Aにおいて、互いに交差する
ことなく実質的に平行に配列する。もし交差する時、せ
ん断力が発生してコード破断を招来する。
【0017】なおプライ外側縁E1、E2が、図3に示
すように、タイヤ両側部分であるビード部4又はサイド
ウオール部3、本例ではビード部4で巻上げられて途切
れることによって、前記折返し点Ri、Liはタイヤ両
側部分で周方向に配列する。
すように、タイヤ両側部分であるビード部4又はサイド
ウオール部3、本例ではビード部4で巻上げられて途切
れることによって、前記折返し点Ri、Liはタイヤ両
側部分で周方向に配列する。
【0018】前記カーカスプライ11は、1本以上、数
本のカーカスコード10を用いて形成することができ、
前記図4には2本のコード10A、10Bを用いた例が
示されている。この時、カーカスプライ11の各外側縁
E1、E2に2n個の点要素Pを周方向に等間隔で配置
し、2つの点要素Pで夫々一つの折返し点を構成する。
すなわち一方のカーカスコード10Aは、2つの点要素
Pごとに折返しが繰り返される蛇行配列をなし、また他
方のカーカスコード10Bは、前記一方のカーカスコー
ド10Aに対して周方向に1/2ピッチ、すなわち1つ
の点要素分だけ位相をずらせて、2つの点要素Pごとに
折返しを繰り返す。これによって各カーカスコード10
A、10Bは、少なくとも主部11Aにおいて平行配列
する。
本のカーカスコード10を用いて形成することができ、
前記図4には2本のコード10A、10Bを用いた例が
示されている。この時、カーカスプライ11の各外側縁
E1、E2に2n個の点要素Pを周方向に等間隔で配置
し、2つの点要素Pで夫々一つの折返し点を構成する。
すなわち一方のカーカスコード10Aは、2つの点要素
Pごとに折返しが繰り返される蛇行配列をなし、また他
方のカーカスコード10Bは、前記一方のカーカスコー
ド10Aに対して周方向に1/2ピッチ、すなわち1つ
の点要素分だけ位相をずらせて、2つの点要素Pごとに
折返しを繰り返す。これによって各カーカスコード10
A、10Bは、少なくとも主部11Aにおいて平行配列
する。
【0019】図5には、3本のカーカスコード10A、
10B、10Cを用いてカーカスプライ11を形成する
場合が示されており、この時、各外側縁E1、E2に3
n個の点要素Pを配置し、各カーカスコード10A、1
0B、10Cを3つの点要素Pごとの折返しによって蛇
行配列させるとともに、各コードの蛇行を、1/3ピッ
チづつ、すなわち1つの点要素分だけ位相をずらせる。
これによって各カーカスコード10A、10B、10C
の平行配列を達成する。
10B、10Cを用いてカーカスプライ11を形成する
場合が示されており、この時、各外側縁E1、E2に3
n個の点要素Pを配置し、各カーカスコード10A、1
0B、10Cを3つの点要素Pごとの折返しによって蛇
行配列させるとともに、各コードの蛇行を、1/3ピッ
チづつ、すなわち1つの点要素分だけ位相をずらせる。
これによって各カーカスコード10A、10B、10C
の平行配列を達成する。
【0020】また前記カーカスプライ11を2枚以上m
枚とする時には、カーカスコード10の前記蛇行配列を
周方向にm周繰り返す。またバイアス構造のタイヤを形
成するときには、図6に示すように、カーカスコード1
0を、タイヤ赤道Cに対して35〜60度の、例えば左
上がりのコード角度を有して折返し点Li、Ri間で蛇
行配列させた下のカーカスプライ11Lを構成し、2周
目において、35〜60度の右上がりのコード角度で引
き続き蛇行配列して上のカーカスプライ11Uを構成す
る。
枚とする時には、カーカスコード10の前記蛇行配列を
周方向にm周繰り返す。またバイアス構造のタイヤを形
成するときには、図6に示すように、カーカスコード1
0を、タイヤ赤道Cに対して35〜60度の、例えば左
上がりのコード角度を有して折返し点Li、Ri間で蛇
行配列させた下のカーカスプライ11Lを構成し、2周
目において、35〜60度の右上がりのコード角度で引
き続き蛇行配列して上のカーカスプライ11Uを構成す
る。
【0021】前記ビードコア5は、ビード部4における
カーカスプライ11上、すなわち半径方向外側で、上ビ
ードコード14を周方向に1以上の段数で螺旋巻きさせ
てなる所謂シングルワインドタイプの上ビードコア部5
Aを少なくとも有し、前記上ビードコード14は、前記
カーカスコード10とは実質的に連続する連続コード1
5で形成している。すなわち前記図4に示すように、蛇
行配列の連続コード15がその配列終了位置J1から螺
旋巻きに連続的に移行し、カーカスプライ11と上ビー
ドコア部5Aとを構成する。
カーカスプライ11上、すなわち半径方向外側で、上ビ
ードコード14を周方向に1以上の段数で螺旋巻きさせ
てなる所謂シングルワインドタイプの上ビードコア部5
Aを少なくとも有し、前記上ビードコード14は、前記
カーカスコード10とは実質的に連続する連続コード1
5で形成している。すなわち前記図4に示すように、蛇
行配列の連続コード15がその配列終了位置J1から螺
旋巻きに連続的に移行し、カーカスプライ11と上ビー
ドコア部5Aとを構成する。
【0022】ここで、「実質的に連続する」とは、上ビ
ードコード14とカーカスコード10とが途切れのない
1本のコードで連続するか、又は上ビードコード14と
カーカスコード10との途切れ部を接着、溶接等によっ
て一体に接続させて連続することを意味しする。なお、
蛇行配列から螺旋巻きへの移行領域J以外の領域におい
て、上ビードコード14が螺旋巻きの途中で材料切れ等
で途切れた際、及びカーカスコード10が蛇行配列の途
中で途切れた際には、この途切れ端付近から新たなコー
ドを接着処理等を施すことなく続けて螺旋巻及び蛇行配
列させることができ、この時、新たなコードは途切れ前
のコードと同じものを用いることが必要である。また接
着、溶接等によって一体接続する時には、要求によっ
て、上ビードコード14とカーカスコード10との材
質、太さ、撚り構造等を違えても良い。
ードコード14とカーカスコード10とが途切れのない
1本のコードで連続するか、又は上ビードコード14と
カーカスコード10との途切れ部を接着、溶接等によっ
て一体に接続させて連続することを意味しする。なお、
蛇行配列から螺旋巻きへの移行領域J以外の領域におい
て、上ビードコード14が螺旋巻きの途中で材料切れ等
で途切れた際、及びカーカスコード10が蛇行配列の途
中で途切れた際には、この途切れ端付近から新たなコー
ドを接着処理等を施すことなく続けて螺旋巻及び蛇行配
列させることができ、この時、新たなコードは途切れ前
のコードと同じものを用いることが必要である。また接
着、溶接等によって一体接続する時には、要求によっ
て、上ビードコード14とカーカスコード10との材
質、太さ、撚り構造等を違えても良い。
【0023】本例では、ビードコア5は、前記上ビード
コア部5Aのみから形成されており、このビードコア5
又は上ビードコア部5Aは、その断面形状として、図2
に示す偏平な六角形状の他、図7(A)〜(F)に示す
正方形、長方形、台形、平行四辺形等を含む四角形状、
三角形状、六角形状、円形状等の種々なものが採用でき
る。
コア部5Aのみから形成されており、このビードコア5
又は上ビードコア部5Aは、その断面形状として、図2
に示す偏平な六角形状の他、図7(A)〜(F)に示す
正方形、長方形、台形、平行四辺形等を含む四角形状、
三角形状、六角形状、円形状等の種々なものが採用でき
る。
【0024】前記連続コード15として、ナイロン、レ
ーヨン、ポリエステル、ビニロン、芳香族ポリアミド、
全芳香族ポリエステル、高弾性ポリエチレン等の有機繊
維コード、及びスチール等の金属繊維コードが使用でき
るが、ビード/リム間の嵌合を確実化し、リムずれ及び
これに起因する発熱、さらにはビードベース5Sの変形
を抑制するために、コードの初期引張り弾性率Eを15
00kgf/mm2 以上とすることが好ましい。なお初期引
張り弾性率Eは、JIS L1017に規定される初期
引張抵抗度から換算した弾性率を意味する。
ーヨン、ポリエステル、ビニロン、芳香族ポリアミド、
全芳香族ポリエステル、高弾性ポリエチレン等の有機繊
維コード、及びスチール等の金属繊維コードが使用でき
るが、ビード/リム間の嵌合を確実化し、リムずれ及び
これに起因する発熱、さらにはビードベース5Sの変形
を抑制するために、コードの初期引張り弾性率Eを15
00kgf/mm2 以上とすることが好ましい。なお初期引
張り弾性率Eは、JIS L1017に規定される初期
引張抵抗度から換算した弾性率を意味する。
【0025】このように、本願では、カーカスコード1
0をプライ外側縁E1、E2で交互にU字に折曲げた蛇
行配列としているため、図8(A)、(B)に示すよう
に、充填内圧等によりカーカスコード10に作用する引
張り力TAに対しては、U字の内側のゴムG1を圧縮す
る負荷が対抗し、ビード変形により作用する圧縮力TB
に対しては、前記内側のゴムG1を引張る負荷が対抗し
て、夫々折曲げ先端と外側ゴムG2との間の応力を低減
する。しかもU字によってこの応力自体も分散する。さ
らにカーカスコード10と上ビードコード14とを連続
させるため、接着力に劣りかつ応力集中によって強度の
弱所となるコードの切断端がビード部4から排除され
る。
0をプライ外側縁E1、E2で交互にU字に折曲げた蛇
行配列としているため、図8(A)、(B)に示すよう
に、充填内圧等によりカーカスコード10に作用する引
張り力TAに対しては、U字の内側のゴムG1を圧縮す
る負荷が対抗し、ビード変形により作用する圧縮力TB
に対しては、前記内側のゴムG1を引張る負荷が対抗し
て、夫々折曲げ先端と外側ゴムG2との間の応力を低減
する。しかもU字によってこの応力自体も分散する。さ
らにカーカスコード10と上ビードコード14とを連続
させるため、接着力に劣りかつ応力集中によって強度の
弱所となるコードの切断端がビード部4から排除され
る。
【0026】その結果、カーカス7の吹き抜けを防止し
ながら前記巻上げ高さH1をリムフランジ高さHFより
小に設定でき、ビード耐久性の向上と大幅な軽量化とを
達成できる。また巻上げ高さH1をリムフランジ高さH
Fより大とした時にも、従来のコード補強層の形成を排
除しながら外側縁E1、E2のコードルースを効果的に
抑制でき、同様にビード耐久性の向上と軽量化とを達成
しうる。
ながら前記巻上げ高さH1をリムフランジ高さHFより
小に設定でき、ビード耐久性の向上と大幅な軽量化とを
達成できる。また巻上げ高さH1をリムフランジ高さH
Fより大とした時にも、従来のコード補強層の形成を排
除しながら外側縁E1、E2のコードルースを効果的に
抑制でき、同様にビード耐久性の向上と軽量化とを達成
しうる。
【0027】前記ビードコア4としては、前記上ビード
コア部5Aに加えて、図9(A)に示すようにカーカス
プライ11の半径方向内側で、下ビードコード16を周
方向に1以上の段数で螺旋巻きさせてなるシングルワイ
ンドタイプの下ビードコア部5Bを付設することがで
き、これによってコア強度、コア剛性を高め、リムとの
嵌合力を向上させうる。また上、下のビードコア部5
A、5B間で巻上げ部11Bを挟持できるため、カーカ
スの吹き抜け防止にも役立つ。前記下ビードコード16
は、前記連続コード15と連続させることができるが、
非連続の別コードで形成することもでき、例えば下ビー
ドコア部5Bを従来のスチールコードを用いて形成した
ときには、前記連続コード15に、例えばナイロン、ポ
リエステル等、初期引張り弾性率Eが1500kgf/mm
2 未満の低モジュラスコードを使用しても、必要なリム
嵌合力を確保できる。
コア部5Aに加えて、図9(A)に示すようにカーカス
プライ11の半径方向内側で、下ビードコード16を周
方向に1以上の段数で螺旋巻きさせてなるシングルワイ
ンドタイプの下ビードコア部5Bを付設することがで
き、これによってコア強度、コア剛性を高め、リムとの
嵌合力を向上させうる。また上、下のビードコア部5
A、5B間で巻上げ部11Bを挟持できるため、カーカ
スの吹き抜け防止にも役立つ。前記下ビードコード16
は、前記連続コード15と連続させることができるが、
非連続の別コードで形成することもでき、例えば下ビー
ドコア部5Bを従来のスチールコードを用いて形成した
ときには、前記連続コード15に、例えばナイロン、ポ
リエステル等、初期引張り弾性率Eが1500kgf/mm
2 未満の低モジュラスコードを使用しても、必要なリム
嵌合力を確保できる。
【0028】なおビードコア4としては、前記下ビード
コア部5Bに代えて、例えばスチールコード等のコード
4〜6本を平行に引き揃えてゴム被覆した帯材を巻き重
ねたいわゆるテープビードタイプのコア体5Cを用いる
こともでき、またこのようなテープビードタイプのコア
体5Cは、前記上ビードコア部5A底面とカーカスプラ
イ11との間に付設してもよい。
コア部5Bに代えて、例えばスチールコード等のコード
4〜6本を平行に引き揃えてゴム被覆した帯材を巻き重
ねたいわゆるテープビードタイプのコア体5Cを用いる
こともでき、またこのようなテープビードタイプのコア
体5Cは、前記上ビードコア部5A底面とカーカスプラ
イ11との間に付設してもよい。
【0029】また前記巻上げ部11Bとしては、本例の
如く、前記図2及び図9(A)に示すように、前記上ビ
ードコア部5Aの底面を通ってこの上ビードコア部5A
からタイヤ軸方向外側にはみ出すはみ出し部17を半径
方向外方に巻上げ、その外側縁E1、E2を、上ビード
コア部5A若しくはビードエーペックスゴム8の外側面
に沿わせて終端させる他、図9(B)に示すように、巻
上げ方向が逆向き、すなわち上ビードコア部5Aからタ
イヤ軸方向内側にはみ出すはみ出し部17を半径方向外
方に巻上げ、ビードエーペックスゴム8等の内側面に沿
わせて終端させることもできる。
如く、前記図2及び図9(A)に示すように、前記上ビ
ードコア部5Aの底面を通ってこの上ビードコア部5A
からタイヤ軸方向外側にはみ出すはみ出し部17を半径
方向外方に巻上げ、その外側縁E1、E2を、上ビード
コア部5A若しくはビードエーペックスゴム8の外側面
に沿わせて終端させる他、図9(B)に示すように、巻
上げ方向が逆向き、すなわち上ビードコア部5Aからタ
イヤ軸方向内側にはみ出すはみ出し部17を半径方向外
方に巻上げ、ビードエーペックスゴム8等の内側面に沿
わせて終端させることもできる。
【0030】また巻上げ部11Bとしては他に、図9
(C)に示すように、ビードコア5の底面上で終端する
か、同図に一点鎖線で示すように、この外側縁E1、E
2をビードコア5の側面からタイヤ軸方向にややはみ出
して終端させてもよい。
(C)に示すように、ビードコア5の底面上で終端する
か、同図に一点鎖線で示すように、この外側縁E1、E
2をビードコア5の側面からタイヤ軸方向にややはみ出
して終端させてもよい。
【0031】また巻上げ部11Bのさらに他の例として
は、ビードコア5が上ビードコア部5Aと、下ビードコ
ア部5B及び/又はコア体5Cとによって構成されると
き、巻上げ部11Bの外側縁E1、E2を、これら5A
と5B又は5Cとの間であるビードコア5内で終端す
る。詳しくは、図10(A)に示すように、上ビードコ
ア部5Aの底面上で終端する巻上げ部11Bの外側縁E
1、E2を上ビードコア部5Aと下ビードコア部5Aと
の間、若しくはコア体5Cとの間で挟み込む。又は、図
10(B)に示すように、上ビードコア部5Aを半径方
向内側の下コア部分5A1と外側の上コア部分5A2と
に分割し、上ビードコア部5Aの底面を通ってタイヤ軸
方向外側にはみ出すはみ出し部17を半径方向外方に巻
上げ、その外側縁E1、E2を、コア部分5A1、5A
2間で挟み込んで終端させる。又はコア部分5A1、5
A2の何れか一方を前記コア体5Cで形成し、このコア
体5Cと他方のコア部分との間で挟み込んで終端させ
る。
は、ビードコア5が上ビードコア部5Aと、下ビードコ
ア部5B及び/又はコア体5Cとによって構成されると
き、巻上げ部11Bの外側縁E1、E2を、これら5A
と5B又は5Cとの間であるビードコア5内で終端す
る。詳しくは、図10(A)に示すように、上ビードコ
ア部5Aの底面上で終端する巻上げ部11Bの外側縁E
1、E2を上ビードコア部5Aと下ビードコア部5Aと
の間、若しくはコア体5Cとの間で挟み込む。又は、図
10(B)に示すように、上ビードコア部5Aを半径方
向内側の下コア部分5A1と外側の上コア部分5A2と
に分割し、上ビードコア部5Aの底面を通ってタイヤ軸
方向外側にはみ出すはみ出し部17を半径方向外方に巻
上げ、その外側縁E1、E2を、コア部分5A1、5A
2間で挟み込んで終端させる。又はコア部分5A1、5
A2の何れか一方を前記コア体5Cで形成し、このコア
体5Cと他方のコア部分との間で挟み込んで終端させ
る。
【0032】また巻上げ部11Bのさらに他の例として
は、図11(A)に示すように、上ビードコア部5Aか
らタイヤ軸方向にはみ出すはみ出し部17を半径方向外
方に巻上げ、その外側縁E1、E2を、前記上ビードコ
ア部5Aとビードエーペックスゴム8との間で挟み込ん
で終端させるか、若しくは図11(B)に示すように、
前記上ビードコア部5Aとビードエーペックスゴム8と
の間を通り抜けてカーカス主部11Aとビードエーペッ
クスゴム8との間で挟み込んで終端させる。
は、図11(A)に示すように、上ビードコア部5Aか
らタイヤ軸方向にはみ出すはみ出し部17を半径方向外
方に巻上げ、その外側縁E1、E2を、前記上ビードコ
ア部5Aとビードエーペックスゴム8との間で挟み込ん
で終端させるか、若しくは図11(B)に示すように、
前記上ビードコア部5Aとビードエーペックスゴム8と
の間を通り抜けてカーカス主部11Aとビードエーペッ
クスゴム8との間で挟み込んで終端させる。
【0033】なお前記巻上げ部11Bの構造の中で、外
側縁E1、E2を挟み込んで終端するものは、外側縁E
1、E2でのコードルース及び吹き抜けを確実に防止で
きる。
側縁E1、E2を挟み込んで終端するものは、外側縁E
1、E2でのコードルース及び吹き抜けを確実に防止で
きる。
【0034】次に、このような空気入りタイヤの製造方
法を説明する。空気入りタイヤの製造方法は、図12〜
14に示すように、 ・主成形フォーマ30の外周面にインナーライナーゴム
シート31を巻回するインナーライナ取付け工程21
と、 ・前記インナーライナーゴムシート31の外周面でカー
カスプライ11形成用の筒状のプライ基体32を形成す
るカーカスプライ成形工程22と、 ・連続コード15の螺旋巻によってプライ基体32の両
側部分にビードコア5、5を形成するビード成形工程2
3と、 ・プライ基体32にタイヤ形成部材33を互いに接合さ
せる接合工程24と、 ・前記主成形フォーマ30を膨張させて未加硫のタイヤ
本体6をうる膨張工程25とを含んでいる。
法を説明する。空気入りタイヤの製造方法は、図12〜
14に示すように、 ・主成形フォーマ30の外周面にインナーライナーゴム
シート31を巻回するインナーライナ取付け工程21
と、 ・前記インナーライナーゴムシート31の外周面でカー
カスプライ11形成用の筒状のプライ基体32を形成す
るカーカスプライ成形工程22と、 ・連続コード15の螺旋巻によってプライ基体32の両
側部分にビードコア5、5を形成するビード成形工程2
3と、 ・プライ基体32にタイヤ形成部材33を互いに接合さ
せる接合工程24と、 ・前記主成形フォーマ30を膨張させて未加硫のタイヤ
本体6をうる膨張工程25とを含んでいる。
【0035】前記主成形フォーマ30は、内圧充填によ
ってトロイド状に膨張するブラダーを具える円筒ドラム
34の両端に、ビードコア固定用のビードロック35を
介して、拡縮径可能な円板状のフランジ36を配設して
おり、該フランジ36の外端には、コード折返し用の前
記点要素Pを構成する突起36Aが円周方向に等間隔で
配列する。また前記主成形フォーマ30の両側にも、膨
張可能なブラダーを有するサイドフォーマ37が同芯に
配される。
ってトロイド状に膨張するブラダーを具える円筒ドラム
34の両端に、ビードコア固定用のビードロック35を
介して、拡縮径可能な円板状のフランジ36を配設して
おり、該フランジ36の外端には、コード折返し用の前
記点要素Pを構成する突起36Aが円周方向に等間隔で
配列する。また前記主成形フォーマ30の両側にも、膨
張可能なブラダーを有するサイドフォーマ37が同芯に
配される。
【0036】従って、インナーライナ取付け工程21で
は、図12(A)に示すように、両側の突起36A、3
6A間においてインナーライナーゴムシート31を、主
成形フォーマ30の外周面上で円筒状に巻回する。
は、図12(A)に示すように、両側の突起36A、3
6A間においてインナーライナーゴムシート31を、主
成形フォーマ30の外周面上で円筒状に巻回する。
【0037】またカーカスプライ成形工程22では、図
12(A)及び図15に示すように、本例では、2本の
連続コード15A、15Bを別々に保持する一対のボビ
ン39A、39Bを用い、これらを前記フランジ36よ
り軸方向外側の一方端位置Y1と他方端位置Y2との間
で、軸芯40と平行かつ互い逆方向にすれ違いさせなが
ら往復走行させる。また各ボビン39A、39Bが各位
置Y1、Y2で方向転換するごとに、前記主成形フォー
マ30は、2Pのピッチ間隔で間欠回転を繰り返す。こ
れによって連続コード15A、15Bは、両側の折返し
点Li、Riで交互にしかもこの折返し点Li、Riを周方
向に進めながら順次折返し、主成形フォーマ30の周回
回数に応じた層数の筒状のプライ基体32を形成する。
12(A)及び図15に示すように、本例では、2本の
連続コード15A、15Bを別々に保持する一対のボビ
ン39A、39Bを用い、これらを前記フランジ36よ
り軸方向外側の一方端位置Y1と他方端位置Y2との間
で、軸芯40と平行かつ互い逆方向にすれ違いさせなが
ら往復走行させる。また各ボビン39A、39Bが各位
置Y1、Y2で方向転換するごとに、前記主成形フォー
マ30は、2Pのピッチ間隔で間欠回転を繰り返す。こ
れによって連続コード15A、15Bは、両側の折返し
点Li、Riで交互にしかもこの折返し点Li、Riを周方
向に進めながら順次折返し、主成形フォーマ30の周回
回数に応じた層数の筒状のプライ基体32を形成する。
【0038】この時、連続コード15A、15Bは、両
側の突起36A、36A間では交差することなく互いに
平行配列できる。また必要層数、本例では1層のプライ
基体32の形成を完了したボビン39A、39Bは前記
位置Y1、Y2で待機するとともに、プライ基体32の
外周面上に、薄肉のインスレーションゴムシート(図示
しない)を貼着し、前記インナーライナーゴムシート3
1との間で連続コード15A、15Bを被覆してコード
の配列乱れを防止する。なお連続コード15A、15B
には予め、ゴム又は接着剤でコーテイングすることが好
ましいが、プライ基体32形成後に、その外周面若しく
は前記インナーライナーゴムシート31の内周面にコー
テイングしてもよい。
側の突起36A、36A間では交差することなく互いに
平行配列できる。また必要層数、本例では1層のプライ
基体32の形成を完了したボビン39A、39Bは前記
位置Y1、Y2で待機するとともに、プライ基体32の
外周面上に、薄肉のインスレーションゴムシート(図示
しない)を貼着し、前記インナーライナーゴムシート3
1との間で連続コード15A、15Bを被覆してコード
の配列乱れを防止する。なお連続コード15A、15B
には予め、ゴム又は接着剤でコーテイングすることが好
ましいが、プライ基体32形成後に、その外周面若しく
は前記インナーライナーゴムシート31の内周面にコー
テイングしてもよい。
【0039】またビード成形工程23では、図13
(A)及び図16に示すように、各ボビン39A、39
Bを、前記位置Y1、Y2より軸方向内側のビードコア
形成位置Y3、Y4まで移動させ、その後、各ボビン3
9A、39Bのコア巾Wでの往復移動と主成形フォーマ
30の連続回転とによって、連続コード15A、15B
を多段に螺旋巻きしてプライ基体32外周面上の両側部
分に、上ビードコア部5Aであるビードコア5を形成で
きる。なお連続コード15A、15Bの螺旋巻きは、ビ
ードコア5のタイヤ軸方向内側、外側何れの側から巻き
始めても良い。
(A)及び図16に示すように、各ボビン39A、39
Bを、前記位置Y1、Y2より軸方向内側のビードコア
形成位置Y3、Y4まで移動させ、その後、各ボビン3
9A、39Bのコア巾Wでの往復移動と主成形フォーマ
30の連続回転とによって、連続コード15A、15B
を多段に螺旋巻きしてプライ基体32外周面上の両側部
分に、上ビードコア部5Aであるビードコア5を形成で
きる。なお連続コード15A、15Bの螺旋巻きは、ビ
ードコア5のタイヤ軸方向内側、外側何れの側から巻き
始めても良い。
【0040】なお、1本の連続コード15を用いる時に
は、一方側のビードコア5を形成するのに必要な長さ部
分を余して、カーカスプライ11及び他方側のビードコ
ア5を連続して形成し、しかる後、前記余した長さ部分
を用いて一方側のビードコア5を形成する。また3本以
上N本の連続コード15を用いるときには、カーカスプ
ライ11を形成した後、N/2本のコードで一方側、他
方側のビードコア5を夫々形成する。奇数の時には、1
本のコードを前記配列終了位置J1近傍で終端させる
他、(N−1)/2、(N+1)/2との組合わせでビ
ードコア5を夫々形成する。なお生産機械の構造及び制
御の簡易化、ビード耐久性の向上の観点からは、2本の
連続コード15を用いることが望ましい。
は、一方側のビードコア5を形成するのに必要な長さ部
分を余して、カーカスプライ11及び他方側のビードコ
ア5を連続して形成し、しかる後、前記余した長さ部分
を用いて一方側のビードコア5を形成する。また3本以
上N本の連続コード15を用いるときには、カーカスプ
ライ11を形成した後、N/2本のコードで一方側、他
方側のビードコア5を夫々形成する。奇数の時には、1
本のコードを前記配列終了位置J1近傍で終端させる
他、(N−1)/2、(N+1)/2との組合わせでビ
ードコア5を夫々形成する。なお生産機械の構造及び制
御の簡易化、ビード耐久性の向上の観点からは、2本の
連続コード15を用いることが望ましい。
【0041】また接合工程24では、図13(B)に示
すように、前記ビードコア5を設けたプライ基体32
に、ビードエーペックスゴム8、クッションゴム42な
どであるタイヤ形成部材33を互いに接合させる。接合
に際し、前記タイヤ形成部材33とプライ基体32と
を、ローラ等によって軽く押圧することが好ましい。ま
たサイドフォーマ37上にはサイドウオールゴム41が
配設される。
すように、前記ビードコア5を設けたプライ基体32
に、ビードエーペックスゴム8、クッションゴム42な
どであるタイヤ形成部材33を互いに接合させる。接合
に際し、前記タイヤ形成部材33とプライ基体32と
を、ローラ等によって軽く押圧することが好ましい。ま
たサイドフォーマ37上にはサイドウオールゴム41が
配設される。
【0042】また膨張工程25では、図14に示すよう
に、ベルト層9とトレッドゴム43とを一体化した円筒
状のトレッドリング44を、プライ基体32の半径方向
外方に離間させて待機せしめ、しかる後、前記主成形フ
ォーマ30のブラダー30A及びサイドフォーマ37の
ブラダー37Aを夫々膨張させる。
に、ベルト層9とトレッドゴム43とを一体化した円筒
状のトレッドリング44を、プライ基体32の半径方向
外方に離間させて待機せしめ、しかる後、前記主成形フ
ォーマ30のブラダー30A及びサイドフォーマ37の
ブラダー37Aを夫々膨張させる。
【0043】この時、ブラダー30Aの膨張につれビー
ドコア5、5間でトロイド状に膨満するプライ基体32
は、トレッドリング44と圧接してタイヤ主部6Aを形
成する。またビードコア5からはみ出すプライ基体32
のはみ出し部17は、前記ブラダー37Aの膨張につれ
てサイドウオールゴム41とともに巻上げられ、前記タ
イヤ主部6Aに貼着されて、前記図2及び図9(A)に
示すビード構造のタイヤ本体6を形成する。なお膨張工
程25に先駆けて、前記フランジ36が縮径し、前記円
筒ドラム34より半径方向内側に控えることによって、
はみ出し部17を開放してその巻上げを可能とする。
ドコア5、5間でトロイド状に膨満するプライ基体32
は、トレッドリング44と圧接してタイヤ主部6Aを形
成する。またビードコア5からはみ出すプライ基体32
のはみ出し部17は、前記ブラダー37Aの膨張につれ
てサイドウオールゴム41とともに巻上げられ、前記タ
イヤ主部6Aに貼着されて、前記図2及び図9(A)に
示すビード構造のタイヤ本体6を形成する。なお膨張工
程25に先駆けて、前記フランジ36が縮径し、前記円
筒ドラム34より半径方向内側に控えることによって、
はみ出し部17を開放してその巻上げを可能とする。
【0044】なお前記ビード成形工程23において、は
み出し部17を設けることなく連続コード15A、15
Bをプライ基体32外端に略整一して巻回する、すなわ
ちプライ外側縁E1、E2を、ビードコア5のタイヤ軸
方向外端と整一又はこの外端からやや内方に控えさせる
ことによって、前記図9(C)に示すビード構造のタイ
ヤ本体6を形成できる。
み出し部17を設けることなく連続コード15A、15
Bをプライ基体32外端に略整一して巻回する、すなわ
ちプライ外側縁E1、E2を、ビードコア5のタイヤ軸
方向外端と整一又はこの外端からやや内方に控えさせる
ことによって、前記図9(C)に示すビード構造のタイ
ヤ本体6を形成できる。
【0045】また前記接合工程24に先駆けて、サイド
フォーマ37のブラダー37Aを膨張させ、はみ出し1
7をビードコア5の上面に至り巻上げた後、ビードエー
ペックスゴム8の貼設を含む接合工程24を行なうこと
によって、前記図11(A)、(B)に示すビード構造
のタイヤ本体6を形成できる。
フォーマ37のブラダー37Aを膨張させ、はみ出し1
7をビードコア5の上面に至り巻上げた後、ビードエー
ペックスゴム8の貼設を含む接合工程24を行なうこと
によって、前記図11(A)、(B)に示すビード構造
のタイヤ本体6を形成できる。
【0046】また図17に示すように、前記カーカスプ
ライ成形工程22に先駆けて、インナーライナーゴムシ
ート31上で、下ビードコード16を螺旋で巻回する下
ビードコア部成形工程26を施すことによって、下ビー
ドコア部5Bを自在に付設することができ、この時、下
ビードコード16としては、前記連続コード15と連続
する同一コード又は、非連続の別コードを用いうる。ま
た下ビードコア部成形工程26に代え、前記コードの帯
材を巻き重ねてテープビードタイプのコア体5Cを形成
するテープビード成形工程を行なうことができる。
ライ成形工程22に先駆けて、インナーライナーゴムシ
ート31上で、下ビードコード16を螺旋で巻回する下
ビードコア部成形工程26を施すことによって、下ビー
ドコア部5Bを自在に付設することができ、この時、下
ビードコード16としては、前記連続コード15と連続
する同一コード又は、非連続の別コードを用いうる。ま
た下ビードコア部成形工程26に代え、前記コードの帯
材を巻き重ねてテープビードタイプのコア体5Cを形成
するテープビード成形工程を行なうことができる。
【0047】また図18に示すように、前記ビード成形
工程23において、プライ基体32上に連続コード15
を半分程度の段数で螺旋巻きして下コア部分5A1を形
成し、かつサイドフォーマ37の膨張によってはみ出し
17を下コア部分5A1上に巻上げた後、さらに連続コ
ード15を螺旋巻きして上コア部分5A2を形成する。
これによって、前記図10(B)に示すビード構造のタ
イヤ本体6を形成できる。また前記ビード成形工程23
の途中でテープビード成形工程を施すことによって、コ
ア部分5A1、5A2の何れか一方をコア体5Cで形成
してもよい。
工程23において、プライ基体32上に連続コード15
を半分程度の段数で螺旋巻きして下コア部分5A1を形
成し、かつサイドフォーマ37の膨張によってはみ出し
17を下コア部分5A1上に巻上げた後、さらに連続コ
ード15を螺旋巻きして上コア部分5A2を形成する。
これによって、前記図10(B)に示すビード構造のタ
イヤ本体6を形成できる。また前記ビード成形工程23
の途中でテープビード成形工程を施すことによって、コ
ア部分5A1、5A2の何れか一方をコア体5Cで形成
してもよい。
【0048】また図19は、前記図9(B)に示すビー
ド構造の形成手段を示す。図に示すごとく、ビードロッ
ク35、35間でインナーライナーゴムシート31を形
成するとともに、ビードロック35上でビードコア5を
形成する。またビードコア5には、その内側面からイン
ナーライナーゴムシート31上をのびるビードエーペッ
クスゴム8が配されるとともに、これらの上に、カーカ
スプライ成形工程22によるプライ基体32を形成す
る。従って、ビード成形工程23では、本例では、プラ
イ基体32の内周面側に、このプライ基体32に先駆け
てビードコア5を形成する。またビードロック35及び
フランジ36が半径方向内側に控える位置Y5まで縮径
した後、はみ出し部17を外から内に巻上げる巻上げ工
程26が施される。しかる後、クッションゴム42など
の他のタイヤ形成部材33を配置しかつ押圧等によって
接合する接合工程24、及び膨張工程25が順次行われ
る。
ド構造の形成手段を示す。図に示すごとく、ビードロッ
ク35、35間でインナーライナーゴムシート31を形
成するとともに、ビードロック35上でビードコア5を
形成する。またビードコア5には、その内側面からイン
ナーライナーゴムシート31上をのびるビードエーペッ
クスゴム8が配されるとともに、これらの上に、カーカ
スプライ成形工程22によるプライ基体32を形成す
る。従って、ビード成形工程23では、本例では、プラ
イ基体32の内周面側に、このプライ基体32に先駆け
てビードコア5を形成する。またビードロック35及び
フランジ36が半径方向内側に控える位置Y5まで縮径
した後、はみ出し部17を外から内に巻上げる巻上げ工
程26が施される。しかる後、クッションゴム42など
の他のタイヤ形成部材33を配置しかつ押圧等によって
接合する接合工程24、及び膨張工程25が順次行われ
る。
【0049】またカーカスプライ成形工程22によっ
て、前記図6の如きバイアス構造のカーカスプライ11
を形成することもでき、この時、接合工程24の際、ト
レッドリング44に代えてカーカスプライに近いコード
角度のブレーカ及びトレッドゴムをタイヤ形成部材33
の一つとして、プライ基体32の中央に夫々接合する。
そして膨張工程25によって、ブレーカ及びトレッドゴ
ムをプライ基体32とともに一体にトロイド状に膨満さ
せ、バイアス構造のタイヤ本体6を形成する。なおビー
ド剛性を上げて操縦安定性を向上するために、ビード部
4には、有機繊維又は金属繊維コードからなる補強層を
追加することが可能である。
て、前記図6の如きバイアス構造のカーカスプライ11
を形成することもでき、この時、接合工程24の際、ト
レッドリング44に代えてカーカスプライに近いコード
角度のブレーカ及びトレッドゴムをタイヤ形成部材33
の一つとして、プライ基体32の中央に夫々接合する。
そして膨張工程25によって、ブレーカ及びトレッドゴ
ムをプライ基体32とともに一体にトロイド状に膨満さ
せ、バイアス構造のタイヤ本体6を形成する。なおビー
ド剛性を上げて操縦安定性を向上するために、ビード部
4には、有機繊維又は金属繊維コードからなる補強層を
追加することが可能である。
【0050】
【実施例】タイヤサイズが11R22.5である図1に
示す構成の重荷重用ラジアルタイヤを表1、表2の仕様
にて試作するとともに、試供タイヤのビード耐久性(ビ
ード損傷)、ビード発熱性、ビードベース変形性、及び
タイヤ重量についてテストし比較した。
示す構成の重荷重用ラジアルタイヤを表1、表2の仕様
にて試作するとともに、試供タイヤのビード耐久性(ビ
ード損傷)、ビード発熱性、ビードベース変形性、及び
タイヤ重量についてテストし比較した。
【0051】テスト条件は次の通りである。 1)ビード発熱性:試供タイヤをサイズ22.5×8.
25の15°深底リムに装着し、充填内圧8.00ks
c、負荷荷重9000kg、速度20km/hの条件下で
ドラム上を走行させ、走行距離が1000km毎にビー
ド部の表面温度を測定してその平均値を従来品1を10
0とする指数で表示した。数値が小さいほど低発熱であ
り、優れている。
25の15°深底リムに装着し、充填内圧8.00ks
c、負荷荷重9000kg、速度20km/hの条件下で
ドラム上を走行させ、走行距離が1000km毎にビー
ド部の表面温度を測定してその平均値を従来品1を10
0とする指数で表示した。数値が小さいほど低発熱であ
り、優れている。
【0052】2)ビード耐久性(ビード損傷):前記条
件下でドラム上を5000km走行させたタイヤを解体
し、プライルースの有無を調査した。表1、表2中、○
印はプライルースが起らなかったことを示し、△印はカ
ーカスプライの巻上げ部の端部でルースが発生したこと
を示し、×印はカーカスのセパレーションが発生したこ
とを示す。
件下でドラム上を5000km走行させたタイヤを解体
し、プライルースの有無を調査した。表1、表2中、○
印はプライルースが起らなかったことを示し、△印はカ
ーカスプライの巻上げ部の端部でルースが発生したこと
を示し、×印はカーカスのセパレーションが発生したこ
とを示す。
【0053】3)ビードベース変形性:図2に一点鎖線
で示すように、前記条件下でドラム上を5000km走
行させたタイヤのビードベースのトウ部分tの浮上がり
変形の変形高さhaを測定し、走行前のタイヤを100
とした指数で表示した。数値が大きいほど変形が小であ
り、優れている。
で示すように、前記条件下でドラム上を5000km走
行させたタイヤのビードベースのトウ部分tの浮上がり
変形の変形高さhaを測定し、走行前のタイヤを100
とした指数で表示した。数値が大きいほど変形が小であ
り、優れている。
【0054】4) タイヤ重量:各試供タイヤの重量を
従来品を100とする指数で表示した。数値が小さいほ
ど軽量でであり、優れている。
従来品を100とする指数で表示した。数値が小さいほ
ど軽量でであり、優れている。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】表1、表2に示すように、実施例のタイヤ
は、ビードコア及びカーカスに、例えばナイロン、ポリ
エステル等の低モジュラスのコードを用いたときにも、
従来のスチールコードを用いたタイヤより、ビード発熱
性及びビードベース変形性の点では劣るものの、ビード
耐久性(ビード損傷)を向上させることができる。特に
初期引張り弾性率が1500kgf/mm2 以上のコードを
用いたときには、ビード発熱性、ビードベース変形性に
ついても、スチールコード(初期引張り弾性率が略19
000kgf/mm2 )の従来タイヤと同レベル若しくはそ
れ以上の性能を確保できる。
は、ビードコア及びカーカスに、例えばナイロン、ポリ
エステル等の低モジュラスのコードを用いたときにも、
従来のスチールコードを用いたタイヤより、ビード発熱
性及びビードベース変形性の点では劣るものの、ビード
耐久性(ビード損傷)を向上させることができる。特に
初期引張り弾性率が1500kgf/mm2 以上のコードを
用いたときには、ビード発熱性、ビードベース変形性に
ついても、スチールコード(初期引張り弾性率が略19
000kgf/mm2 )の従来タイヤと同レベル若しくはそ
れ以上の性能を確保できる。
【0058】
【発明の効果】本発明の空気入りタイヤは、叙上の如く
構成しているために、カーカスプライ両端におけるコー
ドとゴムとの接着性を高めるとともに、プライ両端に作
用する応力を減じかつ分散させることができ、ビード耐
久性を大巾に向上ししかも軽量化を達成しうる。
構成しているために、カーカスプライ両端におけるコー
ドとゴムとの接着性を高めるとともに、プライ両端に作
用する応力を減じかつ分散させることができ、ビード耐
久性を大巾に向上ししかも軽量化を達成しうる。
【図1】本発明の一実施の形態を示すタイヤの断面図で
ある。
ある。
【図2】そのビード部を拡大して示す部分断面図であ
る。
る。
【図3】カーカスのコード配列をビードコアとともに示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】カーカスコードの蛇行配列の一例を示す略線図
である。
である。
【図5】カーカスコードの蛇行配列の他の例を示す略線
図である。
図である。
【図6】カーカスコードの蛇行配列のさらに他の例を示
す略線図である。
す略線図である。
【図7】(A)〜(F)は、ビードコアの断面形状の一
例を示す略断面図である。
例を示す略断面図である。
【図8】(A)、(B)は、本願のカーカスコードの作
用を説明する略断面図である。
用を説明する略断面図である。
【図9】(A)〜(C)は、本願に用いうるビード構造
の一例を示す略断面図である。
の一例を示す略断面図である。
【図10】(A)、(B)は、本願に用いうるビード構
造の他の例を示す略断面図である。
造の他の例を示す略断面図である。
【図11】(A)、(B)は、本願に用いうるビード構
造のさらに他の例を示す略断面図である。
造のさらに他の例を示す略断面図である。
【図12】(A)、(B)は、インナーライナ取付け工
程及びカーカスプライ成形工程を説明する略線図であ
る。
程及びカーカスプライ成形工程を説明する略線図であ
る。
【図13】(A)、(B)は、ビード成形工程及び接合
工程を説明する略線図である。
工程を説明する略線図である。
【図14】膨張工程を説明する略線図である。
【図15】カーカスプライ成形工程を説明する略斜視図
である。
である。
【図16】ビード成形工程を説明する略斜視図である。
【図17】下ビードコア部成形工程を説明する略断面図
である。
である。
【図18】カーカスプライ両端の巻上げ工程の一例を説
明する略断面図である。
明する略断面図である。
【図19】カーカスプライ両端の巻上げ工程の他の例を
説明する略断面図である。
説明する略断面図である。
【図20】タイヤ変形時にビード部に作用する応力を説
明する略断面図である。
明する略断面図である。
【符号の説明】 2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 5A 上ビードコア部 5B 下ビードコア部 6 タイヤ本体 7 カーカスプライ 8 ビードエーペックスゴム 10、10A、10B、10C カーカスコード 14 上ビードコード 16 下ビードコード 17 はみ出し部 Li、Ri 折返し点
Claims (4)
- 【請求項1】トレッド部からタイヤ両側のサイドウォー
ル部をへてビードコアを有するビード部に至るタイヤ本
体を通るカーカスを具える空気入りタイヤであって、 前記カーカスは、カーカスコードが、前記タイヤ本体を
通るとともにタイヤ両側で周方向に並ぶ多数個の折返し
点で交互にしかもこの折返し点を周方向に進めながら順
次折返すことにより形成される折返しカーカスプライを
含むとともに、前記ビードコアは、前記カーカスコード
と実質的に連続する上ビードコードがビード部において
前記折返しカーカスプライの半径方向外側で周方向に1
以上の段数で螺旋巻きされてなる上ビードコア部を有す
ることを特徴とした空気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記ビードコアは、ビード部において前記
折返しカーカスプライの半径方向内側に位置する下ビー
ドコードを1以上の段数で螺旋巻きしてなる下ビードコ
ア部を具えるとともに、前記下ビードコードは、前記カ
ーカスコードと実質的に連続するかまたは非連続の別体
であることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項3】前記折返しカーカスプライは、外側縁が前
記ビードコア内で終端するか、又は前記ビードコアの半
径方向内面上で終端するか、又はビードコアからタイヤ
軸方向にはみ出して終端するか、又はビードコアからタ
イヤ軸方向にはみ出すとともにはみ出し部を半径方向外
方に巻上げて終端するか、又はビードコアからタイヤ軸
方向にはみ出すとともにはみ出し部を前記ビードコアと
その半径方向外側に配するビードエーペックスゴムとの
間若しくはこのビードエーペックスゴムとの間を通り抜
けて終端することを特徴とする請求項1記載の空気入り
タイヤ。 - 【請求項4】前記カーカスプライは、前記ビードコア間
に跨がるプライ主部において、カーカスコードが交わる
ことなく実質的に平行に配列することを特徴とする請求
項1記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07320707A JP3113564B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 空気入りタイヤ |
US08/760,563 US5885387A (en) | 1995-12-08 | 1996-12-04 | Pneumatic tire having endless carcass cord ply |
DE69604768T DE69604768T2 (de) | 1995-12-08 | 1996-12-05 | Luftreifen und Verfahren zur Herstellung |
EP96308815A EP0778161B1 (en) | 1995-12-08 | 1996-12-05 | Pneumatic tyre and its manufacturing method |
KR1019960062698A KR100406594B1 (ko) | 1995-12-08 | 1996-12-07 | 공압타이어 및 그 제조방법 |
US09/215,343 US6270606B1 (en) | 1995-12-08 | 1998-12-18 | Pneumatic tire and its manufacturing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07320707A JP3113564B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09156310A true JPH09156310A (ja) | 1997-06-17 |
JP3113564B2 JP3113564B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=18124439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07320707A Expired - Fee Related JP3113564B2 (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3113564B2 (ja) |
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CN113226783A (zh) * | 2018-12-17 | 2021-08-06 | 株式会社普利司通 | 轮胎、车辆供电装置以及移动体 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP07320707A patent/JP3113564B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2017100519A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ及びそのカーカスプライ部材 |
CN113226783A (zh) * | 2018-12-17 | 2021-08-06 | 株式会社普利司通 | 轮胎、车辆供电装置以及移动体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3113564B2 (ja) | 2000-12-04 |
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