JPH09154524A - 浸漬豆類の搬送方法及び装置 - Google Patents

浸漬豆類の搬送方法及び装置

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JPH09154524A
JPH09154524A JP7334339A JP33433995A JPH09154524A JP H09154524 A JPH09154524 A JP H09154524A JP 7334339 A JP7334339 A JP 7334339A JP 33433995 A JP33433995 A JP 33433995A JP H09154524 A JPH09154524 A JP H09154524A
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JP
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beans
water
tank
dipping
discharge port
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JP7334339A
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Soichiro Kawanishi
聡一郎 川西
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KAWANISHI KK
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KAWANISHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 豆腐等の原料となる浸漬処理された豆類を、
浸漬槽から次の処理工程に向けて表皮や粒体が破壊され
ることなく連続的かつ自動的に搬送することのできる浸
漬豆類の搬送方法とそのための装置を提供する。 【構成】 浸漬槽1内の水中5に浸漬した豆類6を、下
端が前記浸漬槽1の下端と連通し、内部に豆類6の送り
出し手段10を有すると共に、排出口11の位置を前記
浸漬槽1内の液面と同じ高さとした送り出し管路8内を
通して、前記浸漬槽1内の水5と共に、前記送り出し管
路8内の送り出し手段10を介して前記排出口11より
外部へ連続的に送り出し搬送することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、豆腐・納豆・餡等
の製造に際して、第一工程として水に浸漬処理したのち
の大豆・小豆等の原料豆類を、第二工程としての擂り潰
しもしくは釜煮処理工程に対して、種皮を破ったり痛め
たりすることなく移動・搬送するための方法及びそのた
めの装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】豆腐・納豆・餡等各種の豆類を原料とす
る食品の製造に際しては、大豆・小豆等の原料豆類を加
工する前処理として、水槽内に所定の時間浸漬(水漬
け)して膨潤する工程を必要とする。
【0003】また、最近では、各種加工食品の製造につ
いても、従来のような家内工業的生産形態から製造ロッ
トの大きな大量生産形態に変化しつつあり、加工方法も
バッチ処理方式から連続処理方式への変化が求められて
いる。ただ、こうした連続処理化の傾向のなかにあって
も、どうしても連続処理を行いにくいという工程もあ
り、このような場合にはバッチ処理を複数連続的に行う
方式によっている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】豆類を原料とする食品製造に
おける原料豆類の浸漬(水漬け)工程も、このような連
続処理を行いにくい工程の一つであり、次の工程として
は充分に連続処理を行うことができても、この原料豆類
の浸漬工程だけは、豆類を一定量単位で水槽内に漬け込
み、製造の度毎に、水槽内に漬け込んだ単位の豆類を水
槽外へ取り出して水を切って使用するという方式によっ
ていた。
【0005】原料豆類の浸漬工程を、バッチ処理でない
連続処理とまでは言えないまでも、連続処理にできるだ
け近づけるためには、前記のような水槽内における一定
量単位での漬け込み量を小さくして、水槽内で所定の浸
漬時間を経過した部分の豆類から順次、次の処理工程へ
移送すればよいのであるが、時間当たりの加工量を常時
過不足なく供給できる適切な装置が得られるかというよ
うな問題があり、その外、設備費、設置スペース等の問
題もあって、従来では、完全な連続処理を行うことは未
だ困難であるという問題があった。
【0006】更に、原料豆類の浸漬工程を連続処理化す
るための最も大きな問題点は、浸漬された豆類は、膨潤
により表面の種皮が傷付き易くなっているために、ポン
プ等により浸漬を終えた豆類を水槽内からポンプ等の手
段によって別の処理工程へ移送しようとすると、搬送の
過程での豆類が相互にぶつかることが多いために表皮を
傷付けて破壊してしまい、最終的に良好な製品を製造す
ることができないということである。
【0007】このように、浸漬された豆類を水槽内から
別の処理工程へ搬送する場合の手段としては、水槽から
取り出した豆の表面の水を切り、豆だけを搬送するの
か、又は水を切らずに豆と水とを共に搬送するのかとい
う方法が考えられるが、豆だけを搬送する場合には、搬
送の過程での豆相互のぶつかり合いが多いために損傷率
が増大するという問題がある。
【0008】このような理由から、豆の表面から水を切
らずに豆と水とを一緒に搬送する方法が好ましいと考え
られる。この方法では豆を水と共に移動するのであるか
ら、そのための手段としては一般的にポンプが考えられ
る。しかしながら豆と水とをポンプにより移送する方式
では、水は問題なく移送できるとしても、膨潤により表
皮が傷付き易くなっている豆類がポンプ内を通過する際
に、ポンプ内の羽根による破砕作用を受けて損傷率が増
大するという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来における浸漬処理した豆類を搬送する方式の問題点
に鑑み、豆類の搬送手段として、いかにしたら常に豆類
が水に浸かった状態で、豆を傷付けずに、しかもバラン
スよく水と一体に搬送できるか、という課題を解決しよ
うとするものである。
【0010】豆類を常に水と一体の状態で搬送するとい
うことは、豆という固体(流体)の搬送と水という液体
の搬送との合間にあり、いずれか一方の搬送方法に重点
が置かれて、他方の搬送方法が不十分であると、優先し
なかった側の搬送方法に支障を生ずることになるので、
常に豆と水とが量的なバランスを保持した流体として流
動できるように配慮しなければならない。
【0011】例えば、浸漬槽内で水分の吸収を完了した
豆類を槽外へ搬出する方法として、槽の下端の放出口を
開放して、水と豆類とを単なる重力を利用して同時に放
出するという手段を利用した場合、固体としての豆類
は、細い放出口から上方からの重力を受けながら押し出
されるので、破壊力を受けたり流出速度が遅くなるのに
対して、水は豆類の間の隙間を通してさほど支障なく槽
外へ流出してしまい、豆と水とを量的なバランスが保持
された流体として搬送できるとは言えない。
【0012】本発明は、上記のような理由から、豆と水
とが常に量的なバランスを保持した流体として流動でき
るための手段として、浸漬槽と平行して設けられた浸漬
槽内と同じ水位を保持する送り出し管路を通して、常に
所定量の水と所定量の豆とがバランスよく混合された状
態で、該管路内の水に外的な搬送力を与えることで豆に
は外的な搬送力を与えなくても、搬送力の与えられた水
により豆を送り出し管路の排出口より円滑に流出搬送で
きるような方法と装置を提供しようとするものである。
【0013】請求項1の発明は、そのための具体的搬送
方法として、浸漬槽内の水中に浸漬した豆類を、下端が
前記浸漬槽の下端と連通し、内部に豆類の送り出し手段
を有すると共に、排出口の位置を前記浸漬槽内の液面と
同じ高さとした送り出し管路内を通して、前記浸漬槽内
の水と共に、前記送り出し管路内の送り出し手段を介し
て前記排出口より外部へ連続的に送り出し搬送すること
を特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、搬送方法の別の態様で
あり、浸漬槽内の水中に浸漬した豆類を、浸漬槽内へ水
を外部から連続的に供給しつつ、前記送り出し管路内の
送り出し手段を介して前記供給口より水と共に外部へ連
続的に送り出し搬送することを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、更に別の搬送方法の別
の態様であり、浸漬槽内の水中に浸漬した豆類を、前記
送り出し管路内の送り出し手段を介して前記排出口より
水と共に外部へ連続的に送り出し搬送することで浸漬槽
内の水位が低下することに伴い、前記送り出し管路の排
出口の高さを順次低下させて、豆類と水とを外部へ連続
的に送り出し搬送することを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、搬送方法における送り
出し管路内の送り出し手段としてスクリューコンベアを
使用したことを特徴とし、一方、請求項5の発明は搬送
方法における送り出し管路内の送り出し手段としてエア
ーリフトを使用したことを特徴とする。
【0017】請求項6の発明は、搬送装置の態様であ
り、豆類を浸漬する浸漬槽に対し、下端が前記浸漬槽の
下端と連通し、内部に豆類の送り出し手段を有すると共
に、排出口の位置を前記浸漬槽内の液面と同じ高さとし
た送り出し管路を垂直に固定配置し、浸漬槽内へ水を外
部から連続的に供給することで、送り出し管路内の送り
出し手段を介して排出口より水と豆類とを外部へ連続的
に送り出し搬送することを特徴とする。
【0018】請求項7の発明は、搬送装置の別の態様で
あり、豆類を浸漬する浸漬槽と平行に設けられる送り出
し管路を、浸漬槽の下端に対して90度範囲内での回動
が可能なるように設けて、前記送り出し管路内の送り出
し手段を介して前記排出口より水と豆類とを外部へ連続
的に送り出し搬送されることで、浸漬槽内の液面が低下
することに伴い、前記送り出し管路を垂直方向から水平
方向へ傾斜させて、排出口の位置を浸漬槽内の液面と同
じレベルに同調させることを特徴とする。
【0019】請求項8の発明は、更に搬送装置の別の態
様であり、豆類を浸漬する浸漬槽と連通する送り出し管
路が、浸漬槽に対して平行な垂直方向に固定されている
と共に、管路の長さ方向に沿って設けられた排出口と同
幅の長孔と、前記管路に嵌合されたベローズに前記長孔
に沿って上下動可能なるように設けられた排出口とから
なり、更に前記排出口が浸漬槽内の水位変化により移動
する浮き子の動きに伴って、前記長孔に沿って上下方向
に移動することを特徴とする。
【0020】請求項9の発明は、別の搬送装置の態様で
あり、豆類を浸漬する浸漬槽と連通する送り出し管路
が、浸漬槽に対して平行な垂直方向に固定されていると
共に、管路の長さ方向に沿って間隔を置いて設けられた
複数段のバルブ型供給口からなり、前記供給口が浸漬槽
内に水位変化により作動するセンサーにより、順次上方
から開口されることを特徴とする。
【0021】請求項10の発明は、搬送装置における送
り出し管路内の送り出し手段としてスクリューコンベア
を使用したことを特徴とし、一方、請求項11の発明は
搬送装置における送り出し管路内の送り出し手段として
エアーリフトを使用したことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係る浸漬豆類の搬送方法
の一例を搬送装置により説明すると、本発明の搬送装置
は、基本的に図1に示すように、所定量の豆類と水と所
定時間貯留して豆類に水分を吸収させるための浸漬槽1
と、この浸漬槽1の外側に垂直に併設された送り出し管
路8とから構成されている。
【0023】前記浸漬槽1は、底面2が傾斜したホッパ
ー型となっていて、内部には給水管3と所定の液面位置
にオーバーフロー放水口4とが設けられており、前記給
水管3によりオーバーフロー放水口4の液面位置まで水
5を貯留した状態で、前記液面よりも低い位置まで豆6
を投入して所定時間浸漬処理される。
【0024】前記浸漬装置1の最も下方の中央底部2a
には水平方向に連結管7が接続分岐されていて、この水
平連結管7の先端に前記送り出し管路8の下端が接続さ
れている。
【0025】前記送り出し管路8は、浸漬槽1の高さと
同じか、それよりも若干低い高さの筒状体からなり、下
端が浸漬槽1から延びる連結管7の先端と接続されて、
浸漬槽1内の水5と豆6とが連結管7を通して送り出し
管路8の下端へ送られるようになっている。
【0026】また、送り出し管路8内には、上端に取り
付けたモータ9によって回転するスクリューコンベア1
0が設けられていて、このコンベア10の下端が前記連
結管7の接続部まで延びていると共に、該管路8の上方
における前記モータ9の下方部分、つまり前記浸漬槽1
におけるオーバーフロー放水口4の液面位置よりも若干
低い位置に排出口11が開口されている。
【0027】上記実施例の搬送装置においては、浸漬槽
1内に給水管3を介して水5を連続的に給水し、槽内の
液面を所定の高さに維持した状態で、送り出し管路8内
のスクリューコンベア10を回転すると、スクリューコ
ンベア10の回転により管路8内の水5が上方へ押し上
げられて、水の一部が上方の排出口11より排出される
ため、浸漬槽1から送り出し管路8への水5の流れに伴
って、槽1内の豆6が連結管7を通して送り出し管路8
内へ流動し、図1のように豆6が順次送り出し管路8内
を上昇する。
【0028】送り出し管路8内に送られた豆6は、該管
路8内における充分な量の水中に浸された状態、つまり
豆粒の周囲に常に水が存在する状態で前記スクリューコ
ンベア10の回転力を受けるので、無理な外力を受ける
ことなく水5に流されるようにして上方へ押し上げら
れ、上方の排出口11より水5と豆6とのバランスが変
わらない状態で排出されて樋状の傾斜流路18を介して
次の処理工程へ流動搬送される。
【0029】図2は、前記実施例のように、浸漬槽1内
へ給水管3から連続的に水5を供給せずに、槽1内に貯
留した水5をそのまま使用する場合の搬送装置であり、
この実施例の装置では、送り出し管路8の下端が連結管
7に対して回転継手12を介して垂直方向から水平方向
へほぼ90度の範囲で回動可能なるように取り付けられ
ている。
【0030】この装置を使用した搬送方法では、垂直状
態の送り出し管路8内のスクリューコンベア10を介し
て前記排出口11より水5と豆6とを外部へ連続的に搬
送することで、浸漬槽1内の液面が低下するが、浸漬槽
1内へは給水管3から連続的に水5が供給されないの
で、浸漬槽1内の液面が低下することに伴って、排出口
11を下向きとした状態で前記送り出し管路8を垂直方
向から順次水平方向へ傾斜させて、排出口11の位置を
浸漬槽1内の液面と同じレベルに同調させる。
【0031】このように浸漬槽1内の液面が低下するこ
とに伴って、送り出し管路8を傾斜させて排出口11の
位置を低下させると、スクリューコンベア10により送
り出し管路8内の水5を適切な高さの排出口11から円
滑に排出できるので、同時に浸漬槽1内の豆6を排出さ
れる水5とのバランスを崩すことなく排出口11から排
出することができる。
【0032】図3は、図2の場合と同様に、浸漬槽1内
へ給水管3から連続的に水5を供給せずに、槽1内に貯
留した水5をそのまま使用する場合の別の搬送装置であ
り、この実施例の装置では、垂直方向に固定された送り
出し管路8に、その長さ方向に沿って排出口11と同幅
の長孔13を設けて、前記管路8に嵌合されたベローズ
14に前記長孔13に沿って上下動可能な排出口11が
設けられている。
【0033】また、浸漬槽1内には、液面の変化を検知
する浮き子15が設けられ、この浮き子15と送り出し
管路8における上下動可能な排出口11とが滑車20を
介した連結索19により接続されていて、浸漬槽1内の
液面低下により浮き子15が低下すると、この浮き子1
5の動きに連動して、送り出し管路8の排出口11も長
孔13に沿って低下するようになっている。
【0034】この装置を使用した搬送方法では、送り出
し管路8内のスクリューコンベア10を介して前記排出
口11より水5と豆6とを外部へ連続的に搬送すること
で、浸漬槽1内の液面が低下するが、前記の実施例の槽
と同様に、浸漬槽1内へは給水管3から連続的に水5が
供給されないので、浸漬槽1内の液面が低下することに
伴って、浮き子15の動きに連動して、送り出し管路8
の排出口11も長孔13に沿って低下し、排出口11の
位置を浸漬槽1内の液面と同じレベルに同調させる。
【0035】このように浸漬槽1内の液面が低下するこ
とに伴って、送り出し管路8の排出口11の位置を低下
させると、スクリューコンベア10により浸漬槽1と送
り出し管路8内の水5を適切な高さの排出口11から円
滑に排出できるので、同時に豆6を水5とのバランスを
崩すことなく排出口11から排出できる。
【0036】図6は、図2,図3の場合と同様に、浸漬
槽1内へ給水管3から連続的に水5を供給せずに、槽1
内に貯留した水5をそのまま使用する場合の更に別の搬
送装置であり、この実施例の装置では、垂直方向に固定
された送り出し管路8に、その長さ方向に沿って間隔を
置いて複数段のバルブ型排出口11a,11b,11c
・・・を設け、前記排出口11が浸漬槽1内の液面変化
により作動するセンサー16によって、順次上方から開
口されるようになっている。
【0037】この装置を使用した搬送方法では、送り出
し管路8内のスクリューコンベア10を介して前記排出
口11より水5と豆6とを外部へ連続的に搬送すること
で、浸漬槽1内の液面が低下するが、前記の実施例と同
様に、浸漬槽1内へは給水管3から連続的に水5が供給
されないので、浸漬槽1内において低下する液面の位置
を槽内に設けたセンサー16が検知して、電気信号とし
て管路8の長さ方向に沿って設けた複数段のバルブ型排
出口11a,11b,11c・・・に伝えて、液面と対
応した位置の排出口を開放して豆6を水5とのバランス
を崩すことなく夫々の排出口から排出できる。
【0038】上記の各実施例の搬送装置では、送り出し
管路8内の水5と豆6とを排出口11から搬送するため
の送り出し手段として、スクリューコンベア10を使用
した例について述べたが、水5と豆6との送り出し手段
としてはスクリューコンベア10に限定されることはな
く、図7に示すようにエアリフト17を使用してもよ
い。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の豆類搬送
方法とそのための装置によれば、浸漬により水分を吸収
して比重の重くなった豆粒を、常にこれらの豆粒の間の
に水が詰まっている状態(豆が水中にひたひたの状態に
詰まっている状態)が変わらないようにして浸漬槽内か
ら引き出すことができ、豆という固体(流体)の搬送と
水という液体の搬送とを流体としてバランスよく並立す
ることができるので、その結果、浸漬工程を終えた豆類
をバッチ処理でなく連続処理方式によって能率的に加工
することができる。
【0040】また、この搬送方法及びその装置によれ
ば、膨潤した豆を常に水中にひたひたの状態に詰まって
いる状態で水の流れに乗せて浸漬槽内から引き出すの
で、水中にある豆の表皮や粒体自体が水流を生じさせる
スクリューコンベアによって破壊されることがなく、無
傷のまま滑らかに送り出し管路内より送り出されると共
に、豆が水中に浸漬された状態で次の処理工程へ搬送さ
れるので、従来のように、浸漬槽から水を切った状態で
搬送する方法に比べて雑菌の繁殖が極端に少なく、更
に、豆が水中にあることで発芽状態への変性が抑制され
るので、連続処理による方式として好適な条件が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の第1の実施態様としての搬送装置の構成
を示す断面図。図2は第2の実施態様としての搬送装置
の構成を示す断面図。図3は第3の実施態様としての搬
送装置の構成を示す断面図。図4は図3のA−A線にお
ける断面図。図5は図3のB−B線における断面図。図
6は第4の実施態様としての搬送装置の構成を示す断面
図。図7は送り出し管路における送り出し手段の別の例
を示す断面図。
【符号の説明】
1:浸漬槽 2:底面 3:給水管 4:放水口 5:水 6:豆 7:連結管 8:送り出し管 9:モータ 10:スクリューコンベア 11:排出口 12:回転継手 13:長孔 14:ベローズ 15:浮き子 16:センサー 17:エアリフト 18:傾斜流路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浸漬槽内の水中に浸漬した豆類を、下端
    が前記浸漬槽の下端と連通し、内部に豆類の送り出し手
    段を有すると共に、排出口の位置を前記浸漬槽内の液面
    と同じ高さとした送り出し管路内を通して、前記浸漬槽
    内の水と共に、前記送り出し管路内の送り出し手段を介
    して前記排出口より外部へ連続的に送り出し搬送するこ
    とを特徴とする浸漬豆類の搬送方法。
  2. 【請求項2】 浸漬槽内の水中に浸漬した豆類を、浸漬
    槽内へ水を外部から連続的に供給しつつ、前記送り出し
    管路内の送り出し手段を介して前記排出口より水と共に
    外部へ連続的に送り出し搬送することを特徴とする請求
    項1の浸漬豆類の搬送方法。
  3. 【請求項3】 浸漬槽内の水中に浸漬した豆類を、前記
    送り出し管路内の送り出し手段を介して前記排出口より
    水と共に外部へ連続的に送り出し搬送することで浸漬槽
    内の水位が低下することに伴い、前記送り出し管路の排
    出口の高さを順次低下させて、豆類と水とを外部へ連続
    的に送り出し搬送することを特徴とする請求項1の浸漬
    豆類の搬送方法。
  4. 【請求項4】 送り出し管路内の送り出し手段としてス
    クリューコンベアを使用する請求項1,2又は3のいず
    れかの浸漬豆類の搬送方法。
  5. 【請求項5】 送り出し管路内の送り出し手段としてエ
    アーリフトを使用する請求項1,2又は3のいずれかの
    浸漬豆類の搬送方法。
  6. 【請求項6】 豆類を浸漬する浸漬槽に対し、下端が前
    記浸漬槽の下端と連通し、内部に豆類の送り出し手段を
    有すると共に、排出口の位置を前記浸漬槽内の液面と同
    じ高さとした送り出し管路を垂直に固定配置し、浸漬槽
    内へ水を外部から連続的に供給することで、送り出し管
    路内の送り出し手段を介して排出口より水と豆類とを外
    部へ連続的に送り出し搬送することを特徴とする浸漬豆
    類の搬送装置。
  7. 【請求項7】 豆類を浸漬する浸漬槽と平行に設けられ
    る送り出し管路を、浸漬槽の下端に対して90度範囲内
    での回動が可能なるように設けて、前記送り出し管路内
    の送り出し手段を介して前記排出口より水と豆類とを外
    部へ連続的に送り出し搬送されることで、浸漬槽内の液
    面が低下することに伴い、前記送り出し管路を垂直方向
    から水平方向へ傾斜させて、排出口の位置を浸漬槽内の
    液面と同じレベルに同調させることを特徴とする請求項
    6の浸漬豆類の搬送装置。
  8. 【請求項8】 豆類を浸漬する浸漬槽と連通する送り出
    し管路が、浸漬槽に対して平行な垂直方向に固定されて
    いると共に、管路の長さ方向に沿って設けられた排出口
    と同幅の長孔と、前記管路に嵌合されたベローズに前記
    長孔に沿って上下動可能なるように設けられた排出口と
    からなり、更に前記排出口が浸漬槽内の水位変化により
    移動する浮き子の動きに伴って、前記長孔に沿って上下
    方向に移動することを特徴とする請求項6の浸漬豆類の
    搬送装置。
  9. 【請求項9】 豆類を浸漬する浸漬槽と連通する送り出
    し管路が、浸漬槽に対して平行な垂直方向に固定されて
    いると共に、管路の長さ方向に沿って間隔を置いて設け
    られた複数段のバルブ型排出口からなり、前記排出口が
    浸漬槽内の水位変化により作動するセンサーにより、順
    次上方から開口されることを特徴とする請求項6の浸漬
    豆類の搬送装置。
  10. 【請求項10】 送り出し管路内の送り出し手段として
    スクリューコンベアを使用する請求項6乃至9のいずれ
    かの浸漬豆類の搬送装置。
  11. 【請求項11】 送り出し管路内の送り出し手段として
    エアーリフトを使用する請求項6乃至9のいずれかの浸
    漬豆類の搬送装置。
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