JPH09144317A - コンクリート打ち継ぎ部シール材及び止水方法 - Google Patents

コンクリート打ち継ぎ部シール材及び止水方法

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JPH09144317A
JPH09144317A JP11887695A JP11887695A JPH09144317A JP H09144317 A JPH09144317 A JP H09144317A JP 11887695 A JP11887695 A JP 11887695A JP 11887695 A JP11887695 A JP 11887695A JP H09144317 A JPH09144317 A JP H09144317A
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water
concrete
hollow
cylindrical pipe
hollow cylindrical
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JP11887695A
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Hiromi Teramoto
弘美 寺元
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DAINICHI KASEI KK
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DAINICHI KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単でコスト面でも有利な構造材料を
用いて、コンクリート打ち継ぎ部の空隙への水膨潤によ
る充填機能を発揮でき、しかも中空部より止水剤を圧入
する二次止水機能が水膨潤による影響が無く、更に貫通
部が圧力により開きやすい構造により確実に発揮でき
る、打ち継ぎ部シール材とその施工方法を提供しようと
する。 【構成】 非膨潤性のゴム又はプラスチック材料よりな
る中空筒状のパイプ2の表面に中空部2aに達するスリ
ット状又はピンホール状の貫通部4が形成され、該中空
筒状のパイプ2が少なくとも一部にスポンジ状又は中空
状のゴム又はプラスチックよりなる部分3を有し、上記
中空筒状パイプ2の側面に水膨潤性のゴム又はプラスチ
ック材料部分5が接合部を介して形成され、この接合部
の厚さが水膨潤部の50%以下であることを特徴とする
コンクリート打ち継ぎ部シール材1とその施工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート構造物の
打設に際して使用されるコンクリート打ち継ぎ部シール
材及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物の打ち継ぎ部分に
は、コンクリート打設時の空隙部の発生、コンクリート
自体の粗構造、レイタンス層、コンクリートの収縮、振
動又は地震等による変動に起因する水道が生じ、これら
の水道を通じて漏水が発生するという問題がある。
【0003】このコンクリート構造物の打ち継ぎ部分に
発生する、漏水を阻止させるために、ゴム又はプラスチ
ック製のシール材を打ち次ぎ部分に設けることが行われ
ており、また水膨潤性のシール材を設けることが提案さ
れている。更に、非膨張性の材料よりなる中空状の内芯
層と水膨張性のゴムよりなる被覆外層に貫通部を形成さ
れている目地シール材(特願平3−119583)等が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の水膨潤性の
打ち継ぎ部シール材はコンクリート構造物の打ち継ぎ部
及び打ち継ぎ部周辺に生ずる空隙を、確実に埋めること
が困難で、漏水を確実に阻止できないと言う課題があっ
た。また上記非膨張性の材料よりなる中空状の内芯層と
水膨張性のゴムよりなる被覆外層に貫通部を形成されて
いる目地シール材(特願平3−119583)が提案さ
れているが、この打ち継ぎ部シール材は、被覆外層に水
膨張片のゴムを配して、初期は水膨潤により水の侵入を
阻止し、これにより確実に阻止出来なかった場合、内芯
層の中空部より止水剤を圧入し貫通部を通して、シール
材の外表面とコンクリート打設部の空隙部へ止水剤を浸
出しようとするものであるが、被覆外層が既に水により
膨れて圧力が高まり、貫通部が閉じて開きにくい状態と
なり、このため内芯層の中空部より止水剤を圧入しても
貫通部を通して、シール材の外表面とコンクリート打設
部の空隙部へ止水剤が浸出しにくく、漏水を確実に阻止
できないという課題が有った。
【0005】本発明は上記課題にもとづいてなされたも
ので、構造が簡単でコスト面でも有利な構造材料を用い
て、しかも上記空隙への水膨潤による充填機能を発揮で
き、更に中空部より止水剤を圧入する二次シール機能
が、水膨潤による貫通部への影響が無く加えて貫通部が
圧力により開きやすい構造により確実に発揮できる、打
ち継ぎ部シール材を提供しようとするものである。
【0006】また、このような打ち継ぎ部シール材を用
いることで、コンクリート打ち継ぎ部の止水を水膨潤よ
る止水効果と止水剤の注入による止水効果を発揮できる
打ち継ぎ部シール材の施工方法を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では非
膨潤性のゴム又はプラスチック材料よりなる中空筒状の
パイプの表面に中空部に達するスリット状又はピンホー
ル状の貫通部が形成され、該中空筒状のパイプが少なく
とも一部がスポンジ状又は中空状のゴム又はプラスチッ
クよりなる部分を有し、上記中空筒状パイプの側面に水
膨潤性のゴム又はプラスチック材料部分が接合部を介し
て形成され、この接合部の厚さが水膨潤部の50%以下
である、コンクリート打ち継ぎ部シール材の構造を特徴
としている。
【0008】そして、このコンクリート打ち継ぎ部シー
ル材を用いる場合には、これをコンクリート打ち継ぎ部
に配設し、二次コンクリート打設後、漏水が発生した場
合は水膨潤性のゴム又はプラスチック材料部分により漏
水が阻止されるが、これが不十分な場合コンクリート打
ち継ぎ部シール材の中空部から止水剤を圧入して、上記
貫通部を介して、上記コンクリート打ち継ぎ部シール材
とコンクリート打設部との間の空隙部へ、上記止水剤を
圧入して充填又は固化するものである。
【0009】以上のコンクリート打ち継ぎ部シール材の
水膨潤による止水効果と止水剤の圧入による止水効果と
をそれぞれ有効に機能するように考案したものである。
【0010】まず、コンクリート打ち継ぎ部シール材の
非膨潤性のゴム又はプラスチック材料よりなる中空筒状
のパイプに、少なくとも一部がスポンジ状又は中空状の
ゴム又はプラスチックよりなる部分を有することによ
り、コンクリート打ち継ぎ部シール材の中空部から止水
剤を圧入した場合、止水剤の圧力により貫通部が開き、
効率よく止水剤が注入できるという効果がある。つまり
中空筒状のパイプに、少なくとも一部がスポンジ状又は
中空状の、ゴム又はプラスチックよりなる部分を有する
ことにより、止水剤の圧力によりこの部分が圧縮され、
貫通部が開くという機構を利用したものである。
【0011】つぎに、水膨潤部分と止水剤を圧入する部
分とを分離し、又接合部の厚さが水膨潤部の50%以下
であることにより、水膨潤による止水機能をより効率よ
く発揮し、尚かつ、この水膨潤作用による止水剤注入部
への影響を極力小さくしたものである。つまり、接合部
の厚さを水膨潤部の50%以下に設定することにより、
水膨潤部分と止水剤を注入する中空部分を独立して、機
能を発揮できるように考案したものである。例えば、水
膨潤部分と止水剤を注入する中空部分との間が50%以
下の厚さでないと、水膨潤部の膨潤圧力により、止水剤
を注入する中空部分が圧縮されて閉塞し、またスポンジ
状又は中空状部分も圧縮されて貫通部の開く効果もなく
なり、このため注入が非常に困難となる。更に、水膨潤
部分の止水効果も中空部分、及びスポンジ状又は中空状
部分が膨潤圧力を緩衝するため低下する。
【0012】
【作用】このような構成及び方法によればコンクリート
打ち継ぎ部シール材はコンクリート打設時、水膨潤性の
ゴム又はプラスチック材料部分によって、コンクリート
空隙部への充填効果を発揮し、一次止水機能をはたすこ
とができ、しかも、更にコンクリート打ち継ぎ部の止水
効果を高めるには、シール材中空部から止水剤を貫通部
を介して注入して、コンクリート打ち継ぎ部シール材と
コンクリート打設部との間の空隙部を埋めることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例及び図面を参照し、具
体的に説明する。図1及び図2において、符号1は本発
明にかかわるコンクリート打ち継ぎ部シール材である。
そして、その構成は中空部2aを有する非膨潤性のゴム
又はプラスチック材料よりなる中空筒状のパイプ2と、
少なくとも一部がスポンジ状のゴム又はプラスチックよ
りなる部分3を有し、上記、中空筒状パイプに表面から
中空部に達するスリット状又はピンホール状の貫通部4
が形成され、この側面に水膨潤性のゴム又はプラスチッ
ク材料部分5が独立してなり、接合部の厚さが水膨潤部
の50%以下であることを特徴とするものである。上記
非膨潤性ゴム材料としては合成ゴム例えばスチレン・ブ
タジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ニ
トリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、ハイパロンゴ
ムや天然ゴムに充填剤、可塑剤、加硫剤、加硫促進剤を
練り込んだものが挙げられる。そして具体的な例とし
て、充填剤は炭酸カルシウム、クレー、タルク、カーボ
ンブラック、酸化亜鉛等が、また可塑剤にはフタル酸エ
ステル、プロセスオイル等が用いられる。そして加硫剤
は硫黄、酸化マグネシウム、有機過酸化物等が、また加
硫促進剤にはチアゾール類、グアニジン類、チウラム類
などが用いることができる。また上記プラスチック材料
としては塩化ビニル、エチレン酢酸ビニル等の熱可塑性
樹脂が用いることができる。上記スポンジ状のゴム又は
プラスチック材料部分3には、上記ゴム材料またはプラ
スチック材料に発泡剤を練り込んだものが用いられ、該
当発泡剤にはニトロソ化合物、アゾ化合物、スルホニル
ヒドラジド等があり、代表的な例としてジニトロソペン
タメチレンテトラミンが挙げられる。また、中空状のゴ
ム又はプラスチック材料部分3は、上記中空筒状のパイ
プ2と同類の材料が使用できるが、製造上同じ材質とす
る事が好ましい。上記水膨潤性ゴム又はプラスチック材
料部分5は、上記非膨潤性ゴム材料又は熱可塑性樹脂
に、水膨潤性樹脂を練り込んだものが用いられ、該水膨
潤性樹脂としては、ポリビニールアルコール・アクリル
酸塩系、アクリル酸塩系、イソブチレン・無水マレイン
酸塩系、ポリエチレンオキシド系等が挙げられる。
【0014】上記非膨潤性のゴム又はプラスチック材料
よりなる中空筒状のパイプ2には長手方向に、例えば下
面に一直線状のスリットよりなる貫通部が4が形成され
ているものがある。しかし、これは必ずしも下面または
一直線状に設ける必要はなく上面、部分的なスリットで
も良い。但し、上記コンクリート打ち継ぎ部シール材の
パイプはコンクリート打設時に、中空部2aが閉塞され
ないように、またコンクリートの圧力により中空筒状の
パイプ2が変形し、スリットからコンクリートが侵入し
中空部2aを充填しないよう、中空筒状のパイプ2の硬
度、厚さ及び中空部2aの内径を設定する必要がある。
例えば、中空筒状のパイプ2をゴムとした場合の硬度は
30以上が望ましく硬度は40〜60°がより好まし
い。中空部2aの内径は止水剤注入するため4〜10m
mが好ましい、また中空筒状のパイプ2の厚さは中空部
2aの内径及び貫通部の形状にもよるが、厚さは3〜8
mm好ましい。更に、スリットよりなる貫通部4の形状
及び寸法については、貫通部4の幅は小さい方がよく0
〜0.5mmが好ましく、長さは連続して貫通部を設け
る事が出来るが、10〜40mmとするのが好ましい。
【0015】上記スポンジ状又は中空状部分3は、中空
筒状のパイプ2の一部に形成されており、できれば中空
筒状のパイプ2の側面が好ましい。このスポンジ状又は
中空状部分3はコンクリート打設時に、コンクリートの
圧力により圧縮されない硬さをもち、尚かつ薬剤を注入
するときには注入圧力により圧縮される硬さを設定する
必要がある。例えば、この部分がスポンジ状であるとき
は硬さが、30°以下が望ましく、5〜20゜がより好
ましい。またこのスポンジの空隙率は大きい方が望まし
く50%以上が好ましい。更に、この部分3の大きさは
中空筒状のパイプ2の断面形状の50%以下が望まし
く、好ましくは10〜40%の大きさがよい。これによ
り、コンクリートに埋め込ん場合、コンクリートの圧力
によりスポンジ部分3に変形が起こらず、中空筒状のパ
イプ2から薬剤を注入するときに、内部からの注入圧力
により、スポンジ部分が圧縮されて貫通部が開き、薬剤
が打ち継ぎ部に効率よく充填できることを可能とするこ
とができる。またこの注入圧緩衝部分3が中空筒状のパ
イプ2と同じ材質のゴム又はプラスチック材料であって
もよい。
【0016】上記水膨潤性部分5は、打ち継ぎ部より侵
入してくる漏水を吸収し、水道を塞いで漏水を阻止しよ
うとするものであるが、この水膨潤性部分5の大きさは
中空筒状のパイプ2とスポンジ状又は中空状部分3を加
えた大きさと同程度とするのが望ましい。また水膨潤性
部分5はその水膨潤圧力により空隙部分を効率よく充填
し、コンクリート打ち継ぎ部に亀裂、破壊など起こらな
い様にの水膨潤速度、及び水膨潤倍率を設定する必要が
ある。例えば、水膨潤性部分5の水膨潤性ゴムの硬度は
50゜以下が望ましく、20〜40゜が好ましい。また
水膨潤速度は1週間の水浸漬で体積増加率が50%以下
が望ましく、10〜30%とするのが好ましい。更に最
大膨潤倍率も2倍以下とするのが望ましく、できれば4
0〜80%とするのが良い。また、水膨潤性部分5を水
膨潤性のスポンジとすることも可能である。
【0017】上記中空筒状パイプ2と水膨潤部分5の接
合部の窪みは、水膨潤性部分5の水膨潤の圧力により、
中空筒状のパイプ2及びスポンジ状又は中空状部分3が
圧縮されないよう設けたものである、このため接合部の
厚さは水膨潤部分5の厚さの50%以下とする必要があ
り、好ましくは20〜40%とするのが良い。また接合
部の窪み部分の材質は中空筒状パイプ2と同じものにす
るのが好ましく、膨潤圧力による中空筒状のパイプ2及
びスポンジ状又は中空状部分3に影響を更に小さくする
ことができる。
【0018】次に、図3及び4を参照して、上記コンク
リート打ち継ぎ部シール材を用いたコンクリート打設時
のシール材施工方法について述べる。例えば、コンクリ
ート躯体を構築するとき、先ず一次コンクリートの打ち
継ぎ面に上記シール材を取り付け固定する。この固定方
法は、上記シール材の下面と一次コンクリートの打ち継
ぎ面に接着剤を塗布して接着するか、又は上記シール材
の窪み部分に釘などを打ち込んで取り付ける方法があ
る。次に型枠bを一次コンクリートに装着して二次コン
クリートの打設を行う。このときに上記シール材の末
端、またはシール材の中空筒状のパイプ2にチューブc
がはめ込まれたものを、コンクリート躯体の外に導出し
ておく。二次コンクリートを打設後、打ち継ぎ部シール
材はセメント中の水分により水膨潤部分5が膨潤し、さ
らに打ち継ぎ部より水が侵入すると水を吸収して空隙部
を充填し一次止水効果を発揮する。しかし水膨潤による
一次止水効果が不十分な場合、二次止水としてシール材
の中空筒状のパイプ2又はパイプにはめ込んだチューブ
cより止水剤、例えばウレタン系グラウト剤、シリカ系
グラウト剤、セメントミルク等を注入し、その注入圧力
で中空筒状のパイプ2の貫通部を拡張させ、シール材と
打ち継ぎ部との間隙、及びコンクリートのポーラスな部
分へ止水剤を拡散させて充填し、緻密なコンクリートを
形成して止水効果を発揮する。この二次止水の止水剤を
充填する工程は、漏水が発生した時点にて実施すれば良
く、漏水が発生しない場合は止水剤の注入の必要はな
い。
【0019】上記施工方法は止水を必要とする、一般的
なコンクリート躯体の打ち継ぎ部に関する施工例である
が、具体的な例として、土木、建築におけるコンクリー
ト地下構造物、貯水場、コンクリート水槽、プール等の
止水を必要とするコンクリート構造物が挙げられます。
これらのコンクリート打ち継ぎ部にも同様に上記シール
材を用い、その特徴ある施工方法により、シール材を配
設することができる。
【0020】図6は図2のスポンジ状の部分3を中空の
ゴム部分3に変えた実施例Eを施工した断面図である。
このシール材は図2のスポンジ状の部分3を有するシー
ル材と同じ止水効果示し、同様な施工方法が可能であ
る。
【0021】図7は更に他の実施例にかかわる打ち継ぎ
部シール材の施工状態を示す断面図である。この打ち継
ぎ部シール材は図2のシール材の水膨潤部分5をスポン
ジ状の水膨潤部に変えたものである。これにより、コン
クリート硬化時初期の水膨潤圧力による、コンクリート
躯体への亀裂の発生を抑えることができる。更に、スポ
ンジとすることで、コンクリート打ち継ぎ部への追随性
が良好となり、優れた取り付け施工性を示す。
【0022】
【施工による実施例】図2に示すコンクリート打ち継ぎ
部シール材を一次コンクリートの上に接着剤で取り付
け、二次コンクリートを打設して1週間硬化養生後、水
中に1カ月浸漬した。その結果、コンクリート打ち継ぎ
部シール材の水膨潤部分5は充分膨潤して回りの空隙部
を充填していたにもかかわらず、中空部2aの形状に変
形は見られず、膨潤圧力による影響は認められなかっ
た。その後、中空筒状のパイプ2より、速硬化性のセメ
ントミルクを2kgf/cmの圧力で注入し、止水剤
を硬化させたところ中空筒状のパイプ2に設けた貫通部
が開き、止水剤の空隙部への拡散が十分行われているこ
とが確認できた。図5は上記状態を示した図である。
【0023】
【施工による比較例1】図8に示すシール材は水膨潤性
による止水部分と止水剤を注入する中空部を有するもの
である。このシール材を上記と同様に一次コンクリート
の上に接着剤で取り付け、二次コンクリートを打設して
1週間硬化養生後、水中に1カ月浸漬した。その結果、
シール材の水膨潤部分が膨潤して側面を圧迫し、中空部
が閉塞している状態となった。
【0024】
【施工による比較例2】 図9に示すシール材は図2の
シール材のスポンジ状のゴム又はプラスチックよりなる
部分3を取り除いたものである、このシール材を上記と
同様に一次コンクリートの上に接着剤で取り付け、二次
コンクリートを打設して1週間硬化養生後、水中に1カ
月浸漬した。その結果このシール材は接合部が窪んでい
るため、水膨潤の圧力による中空部の変形は見られなか
った。その後、中空筒状のパイプ2より、速硬化性のセ
メントミルクを3kgf/cmの圧力で注入し、止水
剤を硬化させたところ、中空筒状のパイプに設けた貫通
部の開きはなく、止水剤の空隙部への拡散が不十分であ
ることが確認できた。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上述したようにコンクリート
打ち継ぎ部シール材の構成を、非膨潤性のゴム又はプラ
スチック材料よりなる中空筒状のパイプの表面に中空部
に達するスリット状又はピンホール状の貫通部が形成さ
れ、該中空筒状のパイプが少なくとも一部がスポンジ状
又は中空状のゴム又はプラスチックよりなる部分を有
し、上記中空筒状パイプの側面に水膨潤性のゴム又はプ
ラスチック材料部分が接合部を介して形成され、この接
合部の厚さが水膨潤部の50%以下とすることにより、
水膨潤部の水膨潤による一次止水機能と、上記中空筒状
のパイプより貫通部を介して止水剤を空隙部へ拡散させ
る二次止水機能を、それぞれ効率よく容易にし、簡単な
構成で、低コストに、しかも、コンクリート打ち継ぎ部
の止水を確実に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコンクリート打ち継ぎ
部シール材の斜視図、
【図2】図1のコンクリート打ち継ぎ部シール材の断面
図、
【図3】一次コンクリート打ち継ぎ部へコンクリート打
ち継ぎ部シール材を取り付けた状態を示す斜視図、
【図4】一次コンクリート打ち継ぎ部へコンクリート打
ち継ぎ部シール材を取り付け後二次コンクリートを打設
状態を示す断面図、
【図5】二次コンクリートを打設後、止水剤を圧入して
いる状況を示す断面図、
【図6】他の実施例にかかわるコンクリート打ち継ぎ部
シール材の断面図、
【図7】他の実施例にかかわるコンクリート打ち継ぎ部
シール材の断面図、
【図8】比較例にかかわるコンクリート打ち継ぎ部シー
ル材の断面図、
【図9】比較例にかかわるコンクリート打ち継ぎ部シー
ル材の断面図である。
【符号の説明】
1…コンクリート打ち継ぎ部シール材、 11…コンクリート打ち継ぎ部シール材、 111…コンクリート打ち継ぎ部シール材、 2…中空筒状のパイプ部分、 2a…止水剤注入用中空部、 3…スポンジ部材、 3a〜中空部、 4…貫通部、 5…水膨潤ゴム部、 5a…水膨潤スポンジゴム部、 a1…一次コンクリート、 a2…二次コンクリート、 b…型枠、 c…チューブ、 d…釘、 e…止水剤、 f…止水剤の流れを示す、 A…比較例シール材、 B…比較例シール材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非膨潤性のゴム又はプラスチック材料よ
    りなる中空筒状のパイプの表面に中空部に達するスリッ
    ト状又はピンホール状の貫通部が形成され、該中空筒状
    のパイプが少なくとも一部にスポンジ状のゴム又はプラ
    スチックよりなる部分を有し、上記中空筒状パイプの側
    面に水膨潤性のゴム又はプラスチック材料部分が接合部
    を介して形成され、この接合部の厚さが水膨潤部の50
    %以下であることを特徴とするコンクリート打ち継ぎ部
    シール材。
  2. 【請求項2】 非膨潤性のゴム又はプラスチック材料よ
    りなる中空筒状のパイプの表面に中空部に達するスリッ
    ト状又はピンホール状の貫通部が形成され、該中空筒状
    のパイプが少なくとも一部に中空状のゴム又はプラスチ
    ックよりなる部分を有し、上記中空筒状パイプの側面に
    水膨潤性のゴム又はプラスチック材料部分が接合部を介
    して形成され、この接合部の厚さが水膨潤部の50%以
    下であることを特徴とするコンクリート打ち継ぎ部シー
    ル材。
  3. 【請求項3】 非膨潤性のゴム又はプラスチック材料よ
    りなる中空筒状のパイプの表面に中空部に達するスリッ
    ト状又はピンホール状の貫通部が形成され、該中空筒状
    のパイプが少なくとも一部にスポンジ状のゴム又はプラ
    スチックよりなる部分を有し、上記中空筒状パイプの側
    面に水膨潤性のゴム又はプラスチック材料部分が接合部
    を介して形成され、この接合部の厚さが水膨潤部の50
    %以下であることを特徴とするコンクリート打ち継ぎ部
    シール材をコンクリート打設部の目地に配設し、コンク
    リート打設後、上記中空筒状のパイプから止水剤を圧入
    して、上記貫通部を介して上記コンクリート打ち継ぎ部
    シール材とコンクリート打設部との空隙部へ上記止水剤
    を圧出し、空隙部を充填する事を特徴とするコンクリー
    ト打ち継ぎ部シール材の施工方法。
  4. 【請求項4】 非膨潤性のゴム又はプラスチック材料よ
    りなる中空筒状のパイプの表面に中空部に達するスリッ
    ト状又はピンホール状の貫通部が形成され、該中空筒状
    のパイプが少なくとも一部に中空状のゴム又はプラスチ
    ックよりなる部分を有し、上記中空筒状パイプの側面に
    水膨潤性のゴム又はプラスチック材料部分が接合部を介
    して形成され、この接合部の厚さが水膨潤部の50%以
    下であることを特徴とするコンクリート打ち継ぎ部シー
    ル材をコンクリート打設部の目地に配設し、コンクリー
    ト打設後、上記中空部から止水剤を圧入して、上記貫通
    部を介して、上記コンクリート打ち継ぎ部シール材とコ
    ンクリート打設部との空隙部へ上記止水剤を圧出し、空
    隙部を充填する事を特徴とするコンクリート打ち継ぎ部
    シール材の施工方法。
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