JPH09140310A - 害虫誘引捕獲器 - Google Patents
害虫誘引捕獲器Info
- Publication number
- JPH09140310A JPH09140310A JP30727195A JP30727195A JPH09140310A JP H09140310 A JPH09140310 A JP H09140310A JP 30727195 A JP30727195 A JP 30727195A JP 30727195 A JP30727195 A JP 30727195A JP H09140310 A JPH09140310 A JP H09140310A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鱗翅目害虫を効率良く誘引捕獲でき、しかも
捕獲した害虫の逃亡を有効に阻止できる害虫誘引捕獲器
を提供する。 【解決手段】 誘引剤を取り付けた誘引部1と、捕獲口
3を有する捕獲容器2から構成され、捕獲容器2は透明
成型体からなる。捕獲容器2は波長352nmの光の透
過率が40%以上のものを用いることが好ましい。鱗翅
目害虫としてのアメリカシロヒトリを効率よく誘引捕獲
できる。
捕獲した害虫の逃亡を有効に阻止できる害虫誘引捕獲器
を提供する。 【解決手段】 誘引剤を取り付けた誘引部1と、捕獲口
3を有する捕獲容器2から構成され、捕獲容器2は透明
成型体からなる。捕獲容器2は波長352nmの光の透
過率が40%以上のものを用いることが好ましい。鱗翅
目害虫としてのアメリカシロヒトリを効率よく誘引捕獲
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飛翔害虫を誘引捕獲
するための捕獲器に関し、詳しくは鱗翅目害虫などを誘
引剤によって効率よく捕獲することができる害虫誘引捕
獲器に関する。
するための捕獲器に関し、詳しくは鱗翅目害虫などを誘
引剤によって効率よく捕獲することができる害虫誘引捕
獲器に関する。
【0002】
【従来の技術】飛翔害虫のうち、例えば近年注目されて
いる鱗翅目害虫であるアメリカシロヒトリは、桜やプラ
タナス、楓、サワグルミなど、街路樹や公園木に多く用
いられている広葉樹に発生し、その幼虫(毛虫)は葉を
食害するだけでなく、周辺の住民に不快感を与える不快
害虫でもある。特に、天敵である鳥や蜂などが少ない都
市部で多く発生し、道路や公園を管轄する地方公共団体
はその防除、駆除に膨大な費用を費やしているのが実情
である。
いる鱗翅目害虫であるアメリカシロヒトリは、桜やプラ
タナス、楓、サワグルミなど、街路樹や公園木に多く用
いられている広葉樹に発生し、その幼虫(毛虫)は葉を
食害するだけでなく、周辺の住民に不快感を与える不快
害虫でもある。特に、天敵である鳥や蜂などが少ない都
市部で多く発生し、道路や公園を管轄する地方公共団体
はその防除、駆除に膨大な費用を費やしているのが実情
である。
【0003】このような飛翔害虫を駆除する方法として
は、幼虫に対してディプテレックス乳剤(商品名、日本
特殊農業製造社製)などの殺虫剤を散布する方法が採用
されているが、民家付近や人通りの多い街路樹では人体
に対する悪影響が懸念され、また、薬剤散布業者への健
康面での悪影響も考えられる。
は、幼虫に対してディプテレックス乳剤(商品名、日本
特殊農業製造社製)などの殺虫剤を散布する方法が採用
されているが、民家付近や人通りの多い街路樹では人体
に対する悪影響が懸念され、また、薬剤散布業者への健
康面での悪影響も考えられる。
【0004】そこで農薬自体の毒性を考慮して減農薬や
無農薬によって害虫を駆除する方法が検討されており、
害虫の発生状況を把握するための捕獲方法、例えばライ
トや誘引剤などを用いたモニタリングシステムが各種商
品化されている。しかしながら、水盤トラップや粘着ト
ラップを用いた方法では、水の腐敗や鱗粉が付着するこ
とによる捕獲効率の低下などの問題があり、充分に満足
できるものとは云えない。
無農薬によって害虫を駆除する方法が検討されており、
害虫の発生状況を把握するための捕獲方法、例えばライ
トや誘引剤などを用いたモニタリングシステムが各種商
品化されている。しかしながら、水盤トラップや粘着ト
ラップを用いた方法では、水の腐敗や鱗粉が付着するこ
とによる捕獲効率の低下などの問題があり、充分に満足
できるものとは云えない。
【0005】また、誘引剤を用いた害虫駆除方法として
は、目的とする害虫を誘引剤によって多量に誘引捕獲す
るマストラッピング法や、農薬の散布時期や散布量の的
確な把握のために害虫の発生消長を調査するトラップモ
ニタリング法などが提案されている。
は、目的とする害虫を誘引剤によって多量に誘引捕獲す
るマストラッピング法や、農薬の散布時期や散布量の的
確な把握のために害虫の発生消長を調査するトラップモ
ニタリング法などが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記誘引捕獲方法に用
いる捕獲器は、通常、誘引剤を取り付ける誘引部と、誘
引された害虫を捕獲する捕獲容器からなるものである
が、マストラッピング法では捕獲器の材質によって捕獲
効果の低下が見られることが判明した。
いる捕獲器は、通常、誘引剤を取り付ける誘引部と、誘
引された害虫を捕獲する捕獲容器からなるものである
が、マストラッピング法では捕獲器の材質によって捕獲
効果の低下が見られることが判明した。
【0007】従って、本発明は飛翔害虫を効率よく捕獲
できる害虫誘引捕獲器を提供することを目的とする。
できる害虫誘引捕獲器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは鋭
意検討を重ねた結果、害虫を捕獲する捕獲容器の光透過
率と害虫捕獲効率に一定の関係が存在することを見い出
し、本発明を完成するに至った。
意検討を重ねた結果、害虫を捕獲する捕獲容器の光透過
率と害虫捕獲効率に一定の関係が存在することを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は飛翔害虫を誘引剤によって
誘引する誘引部と、誘引された飛翔害虫を捕獲するため
の捕獲口を備えた捕獲容器からなり、捕獲容器が透明成
型体からなることを特徴とする害虫誘引捕獲器を提供す
るものである。
誘引する誘引部と、誘引された飛翔害虫を捕獲するため
の捕獲口を備えた捕獲容器からなり、捕獲容器が透明成
型体からなることを特徴とする害虫誘引捕獲器を提供す
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明の害
虫誘引捕獲器を説明する。
虫誘引捕獲器を説明する。
【0011】図1は本発明の害虫誘引捕獲器の一例を示
す斜視図であり、図2はこの捕獲器のX−X線での縦断
面図である。
す斜視図であり、図2はこの捕獲器のX−X線での縦断
面図である。
【0012】図1において、誘引部1はコガネムシ類、
メイガ類、ツトガ類、ヨトウ類などの飛翔害虫、特にア
メリカシロヒトリやスジマダラメイガ、スジコナマダラ
メイガ、シバツトガ、ツトガ、マイマイガ、スジキリヨ
トウ、ヨトウなどの鱗翅目害虫を誘引するための部材で
あり、捕獲容器2の上方に天板状に設けられる。また、
捕獲容器2における捕獲口3の上方の誘引部1には誘引
剤取付領域Aがあり、この領域内にフェロモンや芳香剤
などの誘引物質を含有させたテープ状誘引剤やゴムセプ
タム、チューブ状誘引剤などを取り付ける。取り付けに
は両面粘着テープなどの取付け用部材を介して貼り付け
ることができる。なお、誘引剤の揮散による誘引効果を
高めるためには、本願発明の害虫誘引捕獲器の側方から
の風の流れの障壁となるような凸部を誘引剤取付領域A
に設け、該凸部に誘引剤を取り付けることが好ましい。
メイガ類、ツトガ類、ヨトウ類などの飛翔害虫、特にア
メリカシロヒトリやスジマダラメイガ、スジコナマダラ
メイガ、シバツトガ、ツトガ、マイマイガ、スジキリヨ
トウ、ヨトウなどの鱗翅目害虫を誘引するための部材で
あり、捕獲容器2の上方に天板状に設けられる。また、
捕獲容器2における捕獲口3の上方の誘引部1には誘引
剤取付領域Aがあり、この領域内にフェロモンや芳香剤
などの誘引物質を含有させたテープ状誘引剤やゴムセプ
タム、チューブ状誘引剤などを取り付ける。取り付けに
は両面粘着テープなどの取付け用部材を介して貼り付け
ることができる。なお、誘引剤の揮散による誘引効果を
高めるためには、本願発明の害虫誘引捕獲器の側方から
の風の流れの障壁となるような凸部を誘引剤取付領域A
に設け、該凸部に誘引剤を取り付けることが好ましい。
【0013】図1および図2から明らかなように、捕獲
容器2は内部が空洞の容器であって、上面には誘引した
害虫を捕獲するための捕獲口3を有する。容器の形状は
図示するような円柱状に限らず、箱状であれば特に制限
されない。
容器2は内部が空洞の容器であって、上面には誘引した
害虫を捕獲するための捕獲口3を有する。容器の形状は
図示するような円柱状に限らず、箱状であれば特に制限
されない。
【0014】本発明において捕獲口3は誘引部1に誘引
された飛翔害虫がスムースに落下して捕獲口3から捕獲
容器2内に捕捉されるためには、図1および図2に示す
ように円筒状であることが好ましい。また、捕獲口3の
形状を図3や図5に示すような漏斗状とした場合、つま
り捕獲口3の下部を狭くした場合には、捕獲容器2内に
捕捉された害虫が逃げるのを効率よく阻止できるのでさ
らに好ましいものである。このような捕獲口3の上部開
口径は捕獲効率の点からは3〜10cm程度が好まし
く、漏斗状の場合の下部開口径は1〜3cm程度に設定
することが好ましい。
された飛翔害虫がスムースに落下して捕獲口3から捕獲
容器2内に捕捉されるためには、図1および図2に示す
ように円筒状であることが好ましい。また、捕獲口3の
形状を図3や図5に示すような漏斗状とした場合、つま
り捕獲口3の下部を狭くした場合には、捕獲容器2内に
捕捉された害虫が逃げるのを効率よく阻止できるのでさ
らに好ましいものである。このような捕獲口3の上部開
口径は捕獲効率の点からは3〜10cm程度が好まし
く、漏斗状の場合の下部開口径は1〜3cm程度に設定
することが好ましい。
【0015】また、本発明における捕獲容器は透明成型
体からなるものであって、好ましくは走行性を有する昆
虫の誘引効果が高い波長352nmの光の透過率が40
%以上、さらに好ましくは60%以上の光透過率を有す
るものである。透過率が40%に満たないと捕獲容器内
が暗所化して容器内への害虫の進入率が低下すると共
に、捕獲した害虫が外部の光が洩れてくる捕獲口から逃
亡する可能性が高くなる。本発明の捕獲容器は透明成型
体であればその材質や厚みに制限はないが、成型性の点
からはポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、スチレン共重合体、ポリカーボネート、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアクリレートなどのプラスチッ
ク材料から成型することが好ましい。
体からなるものであって、好ましくは走行性を有する昆
虫の誘引効果が高い波長352nmの光の透過率が40
%以上、さらに好ましくは60%以上の光透過率を有す
るものである。透過率が40%に満たないと捕獲容器内
が暗所化して容器内への害虫の進入率が低下すると共
に、捕獲した害虫が外部の光が洩れてくる捕獲口から逃
亡する可能性が高くなる。本発明の捕獲容器は透明成型
体であればその材質や厚みに制限はないが、成型性の点
からはポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、スチレン共重合体、ポリカーボネート、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアクリレートなどのプラスチッ
ク材料から成型することが好ましい。
【0016】図3〜図7は本発明の害虫誘引捕獲器の他
の例における捕獲器または捕獲容器の縦断面図である。
の例における捕獲器または捕獲容器の縦断面図である。
【0017】図3は上部が円筒状で下部が漏斗状の捕獲
口3を有する捕獲容器2を示し、図4は側壁に捕獲害虫
よりも小さな孔が複数個形成された円筒状の捕獲口3を
有する捕獲容器2を示している。特に、図4のように捕
獲口3の側壁に孔部を設けることによって、誘引部1に
取り付けた誘引剤の匂いは、この孔を通して捕獲容器2
内の上部付近で匂うので、容器2内に捕獲された害虫が
捕獲口下部(下端)から逃げ出すことを有効に防止する
ことができる。このように形成する孔の大きさは、0.
1〜0.5cm程度であり、捕獲口3部に穿孔処理を施
したり、捕獲口3をメッシュから形成することによって
作製することができる。
口3を有する捕獲容器2を示し、図4は側壁に捕獲害虫
よりも小さな孔が複数個形成された円筒状の捕獲口3を
有する捕獲容器2を示している。特に、図4のように捕
獲口3の側壁に孔部を設けることによって、誘引部1に
取り付けた誘引剤の匂いは、この孔を通して捕獲容器2
内の上部付近で匂うので、容器2内に捕獲された害虫が
捕獲口下部(下端)から逃げ出すことを有効に防止する
ことができる。このように形成する孔の大きさは、0.
1〜0.5cm程度であり、捕獲口3部に穿孔処理を施
したり、捕獲口3をメッシュから形成することによって
作製することができる。
【0018】また、図5の捕獲容器2では容器2内の底
部に捕獲害虫の逃亡阻止板4が形成されている。逃亡阻
止板4の形状は限定されず、方形でも円形でもよい。ま
た、大きさは逃亡阻止効果の点から捕獲口3の下部開口
径よりも大きくすることが好ましく、逃亡阻止板4の設
置位置は捕獲口3の下部開口位置から0.5〜5cm程
度下方とする。0.5cmに満たないと誘引された害虫
が捕獲口3から容器2内に入りにくくなる。一方、5c
mを超えると逃亡阻止板4による逃亡阻止効果があまり
期待できない。
部に捕獲害虫の逃亡阻止板4が形成されている。逃亡阻
止板4の形状は限定されず、方形でも円形でもよい。ま
た、大きさは逃亡阻止効果の点から捕獲口3の下部開口
径よりも大きくすることが好ましく、逃亡阻止板4の設
置位置は捕獲口3の下部開口位置から0.5〜5cm程
度下方とする。0.5cmに満たないと誘引された害虫
が捕獲口3から容器2内に入りにくくなる。一方、5c
mを超えると逃亡阻止板4による逃亡阻止効果があまり
期待できない。
【0019】さらに、図6および図7は誘引部1の天板
が捕獲容器2に摺動自在に固定されている態様を示す断
面図である。例えば、図6に示すように天板に捕獲容器
2への支持棒を嵌入するための孔をあけて可動するよう
に固定したり、図7に示すように捕獲容器2に支持棒を
嵌入するための孔をあけて可動するようにし、ねじ止め
やピン止めなどによって固定することができる。なお、
害虫の捕獲効率の点からは天板と捕獲容器における捕獲
口3との間隔を5〜50mm程度として固定することが
好ましい。本発明においてはこの間隔は捕獲目的の飛翔
害虫の大きさに応じて任意に変更することが可能であ
る。
が捕獲容器2に摺動自在に固定されている態様を示す断
面図である。例えば、図6に示すように天板に捕獲容器
2への支持棒を嵌入するための孔をあけて可動するよう
に固定したり、図7に示すように捕獲容器2に支持棒を
嵌入するための孔をあけて可動するようにし、ねじ止め
やピン止めなどによって固定することができる。なお、
害虫の捕獲効率の点からは天板と捕獲容器における捕獲
口3との間隔を5〜50mm程度として固定することが
好ましい。本発明においてはこの間隔は捕獲目的の飛翔
害虫の大きさに応じて任意に変更することが可能であ
る。
【0020】
【実施例】以下に本発明の害虫誘引捕獲器の実施例を示
し、さらに具体的に説明する。
し、さらに具体的に説明する。
【0021】実験例1 図6に示す形状の捕獲器を作製し、性フェロモン剤(ニ
トルアーアメシロ誘引剤、日東電工社製)を誘引源とし
て天板状の誘引部の下面に取り付け、大阪府内のプラタ
ナス街路樹に設置し、飛翔害虫であるアメリカシロヒト
リを1995年7月3日から25日間捕獲した。
トルアーアメシロ誘引剤、日東電工社製)を誘引源とし
て天板状の誘引部の下面に取り付け、大阪府内のプラタ
ナス街路樹に設置し、飛翔害虫であるアメリカシロヒト
リを1995年7月3日から25日間捕獲した。
【0022】捕獲器は下記表1に示すように、捕獲器の
誘引部および捕獲容器の光透過率が異なる5種類作製し
た。
誘引部および捕獲容器の光透過率が異なる5種類作製し
た。
【0023】
【表1】
【0024】実験例2 図6に示す形状の捕獲器を作製し、性フェロモン剤(マ
イマイガの性フェロモン0.5mgをシリコンゴムセプ
タムに含有させたもの)を誘引源として天板状の誘引部
の下面に取り付け、兵庫県内のゴルフ場に設置し、飛翔
害虫であるマイマイガを1995年7月3日から25日
間捕獲した。
イマイガの性フェロモン0.5mgをシリコンゴムセプ
タムに含有させたもの)を誘引源として天板状の誘引部
の下面に取り付け、兵庫県内のゴルフ場に設置し、飛翔
害虫であるマイマイガを1995年7月3日から25日
間捕獲した。
【0025】捕獲器は下記表2に示すように、捕獲器の
誘引部および捕獲容器の光透過率が異なる5種類作製し
た。
誘引部および捕獲容器の光透過率が異なる5種類作製し
た。
【0026】
【表2】
【0027】実験例3 図6に示す形状の捕獲器を作製し、性フェロモン剤(ニ
トルアーシバツトガ誘引剤、日東電工社製)を誘引源と
して天板状の誘引部の下面に取り付け、兵庫県内のゴル
フ場に設置し、飛翔害虫であるシバツトガを1995年
6月6日から20日間捕獲した。
トルアーシバツトガ誘引剤、日東電工社製)を誘引源と
して天板状の誘引部の下面に取り付け、兵庫県内のゴル
フ場に設置し、飛翔害虫であるシバツトガを1995年
6月6日から20日間捕獲した。
【0028】捕獲器は下記表3に示すように、捕獲器の
誘引部および捕獲容器の光透過率が異なる5種類作製し
た。
誘引部および捕獲容器の光透過率が異なる5種類作製し
た。
【0029】
【表3】
【0030】実験例4 図6に示す形状の捕獲器を作製し、性フェロモン剤(ニ
トルアースジキリ誘引剤、日東電工社製)を誘引源とし
て天板状の誘引部の下面に取り付け、兵庫県内のゴルフ
場に設置し、飛翔害虫であるスジキリヨトウを1995
年6月6日から20日間捕獲した。
トルアースジキリ誘引剤、日東電工社製)を誘引源とし
て天板状の誘引部の下面に取り付け、兵庫県内のゴルフ
場に設置し、飛翔害虫であるスジキリヨトウを1995
年6月6日から20日間捕獲した。
【0031】捕獲器は下記表4に示すように、捕獲器の
誘引部および捕獲容器の光透過率が異なる5種類作製し
た。
誘引部および捕獲容器の光透過率が異なる5種類作製し
た。
【0032】
【表4】
【0033】上記表1〜4の結果(捕獲頭数)から明ら
かなように、352nmの光透過率が40%以上の捕獲
器(捕獲器No. 2〜5)は捕獲効率に優れることが明ら
かである。
かなように、352nmの光透過率が40%以上の捕獲
器(捕獲器No. 2〜5)は捕獲効率に優れることが明ら
かである。
【0034】
【発明の効果】本発明の害虫誘引捕獲器は、以上のよう
に害虫の捕獲容器を透明成型体から形成しているので暗
所化して忌避作用することがなく、飛翔害虫が捕獲容器
に誘導されやすくなり、また、捕獲口のみが明部化する
ことがないので捕獲害虫の逃亡も阻止しやすくなる。こ
れらの結果、捕獲効率が向上するという効果を奏するも
のである。
に害虫の捕獲容器を透明成型体から形成しているので暗
所化して忌避作用することがなく、飛翔害虫が捕獲容器
に誘導されやすくなり、また、捕獲口のみが明部化する
ことがないので捕獲害虫の逃亡も阻止しやすくなる。こ
れらの結果、捕獲効率が向上するという効果を奏するも
のである。
【図1】 本発明の害虫誘引捕獲器の一例を示す斜視図
である。
である。
【図2】 図1の害虫誘引捕獲器のX−X線での縦断面
図である。
図である。
【図3】 本発明の害虫誘引捕獲器の他の例の捕獲容器
部分の縦断面図である。
部分の縦断面図である。
【図4】 本発明の害虫誘引捕獲器の他の例の捕獲容器
部分の縦断面図である。
部分の縦断面図である。
【図5】 本発明の害虫誘引捕獲器の他の例の捕獲容器
部分の縦断面図である。
部分の縦断面図である。
【図6】 本発明の害虫誘引捕獲器の他の例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図7】 本発明の害虫誘引捕獲器の他の例を示す縦断
面図である。
面図である。
1 誘引部 2 捕獲容器 3 捕獲口
Claims (3)
- 【請求項1】 飛翔害虫を誘引剤によって誘引する誘引
部と、誘引された飛翔害虫を捕獲するための捕獲口を備
えた捕獲容器からなり、捕獲容器が透明成型体からなる
ことを特徴とする害虫誘引捕獲器。 - 【請求項2】 飛翔害虫が鱗翅目害虫である請求項1記
載の害虫誘引捕獲器。 - 【請求項3】 波長352nmの光の透過率が40%以
上である捕獲容器からなる請求項1記載の害虫誘引捕獲
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30727195A JPH09140310A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 害虫誘引捕獲器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30727195A JPH09140310A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 害虫誘引捕獲器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09140310A true JPH09140310A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17967119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30727195A Pending JPH09140310A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 害虫誘引捕獲器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09140310A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007174964A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Fumakilla Ltd | ハチ類誘引捕獲器 |
KR100984632B1 (ko) * | 2008-04-22 | 2010-10-01 | 옥수산업 주식회사 | 해충 유인 포획기 |
JP2014103933A (ja) * | 2012-11-29 | 2014-06-09 | Fumakilla Ltd | ハチ捕獲器 |
JP2017023101A (ja) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | 日之出水道機器株式会社 | 地下構造物用の害虫捕獲装置および害虫捕獲システム |
JP2017184773A (ja) * | 2017-07-25 | 2017-10-12 | フマキラー株式会社 | ハチ捕獲器 |
CN112438240A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-05 | 中国热带农业科学院环境与植物保护研究所 | 一种收集爬行昆虫的诱捕装置及其应用 |
CN113197170A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-08-03 | 孙桂英 | 一种农田鳞翅目害虫玉米螟幼虫引诱剂引诱杀灭装置 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30727195A patent/JPH09140310A/ja active Pending
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