JPH09138174A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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JPH09138174A
JPH09138174A JP29545095A JP29545095A JPH09138174A JP H09138174 A JPH09138174 A JP H09138174A JP 29545095 A JP29545095 A JP 29545095A JP 29545095 A JP29545095 A JP 29545095A JP H09138174 A JPH09138174 A JP H09138174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor chip
pressure sensor
conductive resin
pressure
sensor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29545095A
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English (en)
Inventor
Kikuo Tsuruga
紀久夫 敦賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寄生容量や外界の電界の影響を防止して、正
確な圧力検出を行うことのできる静電容量型圧力センサ
を提供すること。 【解決手段】 ダイアフラム部2、キャビティー部5を
有するシリコン基板1と、固定電極4、圧力等を導入す
る穴13を有するガラス基板3とから構成されるセンサ
チップ6には、固定電極4の引出しのために、シリコン
基板1とガラス基板3との間に横穴11が形成されてい
る。センサチップ6はシールド材を兼ねている導電性樹
脂14により台座7に固定され、この導電性樹脂14は
回路基板上でGNDに接続されるリード端子15の先端
に接触している。センサチップ6の下に設置されている
導電性樹脂14は、シールド材として働き、センサチッ
プ6のシリコン基板1と固定電極4の間に入る寄生容量
を削減し、また外部電界ノイズの影響を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電容量型圧力セ
ンサに関し、特に、シリコン基板とガラス基板とにそれ
ぞれ電極を形成し、各電極面を対向させてシリコン基板
とガラス基板とを接合した静電容量型圧力センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量型圧力センサとして、
一般に図3に示す構造のものが知られている。
【0003】図3に示した静電容量型圧力センサは、シ
リコン基板31に、圧力に応じて変形するダイアフラム
部32が形成され、ガラス基板33上には固定電極34
が形成されている。図3に示すように、シリコン基板3
1とガラス基板33とはその一部において接合されてお
り、これによって、ダイアフラム部32の下側にはキャ
ビティー部35が形成されている。
【0004】これらシリコン基板31及びガラス基板3
3によってセンサチップ36が構成され、センサチップ
36はガラス基板33によって台座37上に接着されて
いる。また、センサチップ36を構成するガラス基板3
3及びセンサチップ36が配置された台座37に大気圧
導入用、または被測定圧力と比較する圧力を導入するた
めの通路38が形成されている。台座37には、モール
ド成型時に一緒に作成されたリード端子39が配置され
ており、リード端子39と固定電極34とはリード線4
0によって電気的に接続されている。
【0005】センサチップ36には横穴41が設けら
れ、これによって固定電極34が外部に引き出される。
その後、キャビティー部35とセンサチップ36外領域
とを隔離するため、横穴41は封止剤42によって封止
される。そして、台座37と被測定圧力導入のための通
路43を設けたカバー部材としてのモールド材のキャッ
プ44とは超音波溶着によってシールドされる。
【0006】以上の構成を有する従来の静電容量型圧力
センサでは、ダイアフラム部32に圧力が加わると、圧
力の大きさに応じてダイアフラム部32が変形する。ダ
イアフラム部32の変形によって、ダイアフラム部32
と固定電極34との間のギャップの幅が変化する。ここ
で、ダイアフラム部32と固定電極34との間には、c
=ξ(A/d)の関係がある。なお、c:静電容量、
ξ:空気の誘電率、A:電極面積、d:電極間ギャップ
である。
【0007】従って、上述したギャップの幅の変化によ
って静電容量が変化することになり、更に、力とギャッ
プとの間には一定の相関関係があるから、静電容量を検
出することによって圧力を知ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の静電容量型圧力センサでは、検出する圧力によっ
て変化する静電容量は、1.2pFと微小で、寄生容量
の影響を受けやすいため検出すべき圧力以外の影響が大
きく正確な圧力を検出することが不可能であった。ま
た、圧力センサの測定位置を変化させただけでも外界の
電界が変化し、検出圧力が変化してしまうという問題点
があった。
【0009】本発明の目的は、寄生容量や外界の電界の
影響を防止して、正確な圧力検出を行うことのできる静
電容量型圧力センサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電極部
が形成された第1の基板と、圧力に応じて変形するダイ
アフラム部が形成された第2の基板とを有し前記ダイア
フラム部と前記電極部とがギャップをおいて互いに対向
する関係となるように前記第1及び前記第2の基板とが
接合されたセンサチップを備え、前記ダイアフラム部に
加わる圧力に応じて前記ギャップの幅が変化し、前記ダ
イアフラム部と前記電極部との間の静電容量が変化する
ことによって圧力を検出するようにした静電容量型圧力
センサにおいて、前記センサチップが、封止筐体内に枠
組みされた所定の場所に導電性樹脂で接着され、前記導
電性樹脂がリード端子を兼ねた金属材の一片と接着され
ていることを特徴とする静電容量型圧力センサが得られ
る。
【0011】また、本発明によれば、前記封止筐体内に
枠組みされた前記所定の場所の他に更に枠組みされた他
の場所を有し、該枠組みされた他の場所に前記センサチ
ップを検出する回路をIC化したチップが導電性樹脂で
接着され、前記導電性樹脂がリード端子を兼ねた金属材
の一片と接着されていることを特徴とする静電容量型圧
力センサが得られる。
【0012】
【作用】本発明の静電容量型圧力センサにおいては、封
止筐体内でセンサチップをシールド材を兼ねたリード端
子により立体的に覆うことで、浮遊容量や外界の電界を
シールドすることができるので、センサチップが浮遊容
量や外界の電界の影響を受けなくなり、正確な圧力検出
を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係る静電
容量型圧力センサについて、図面を参照して詳細に説明
する。
【0014】図1に、本発明の第一の実施例の静電容量
型圧力センサの概要を示す。
【0015】本実施例の静電容量型圧力センサは、図1
に示すように、被測定圧力により変形する可動電極を構
成するダイアフラム部2及びその下に設けたキャビティ
ー部5を有するシリコン基板1と、固定電極4、及び、
大気圧導入用または、被測定圧力の比較となる圧力を導
入する穴13を有するガラス基板3とから構成されるセ
ンサチップ6を備えている。センサチップ6には、固定
電極4の引出しのために、シリコン基板1とガラス基板
3との間に横穴11が形成されている。この横穴11
は、キャビティー部5とセンサチップ6の外界を隔離す
るため、封止剤12により封止されている。また、ガラ
ス基板3及び台座7に大気圧導入用、または被測定圧力
と比較する圧力を導入するための通路8が形成されてい
る。
【0016】本実施例の静電容量型圧力センサにおいて
は、図1に示すように、センサチップ6はシールド材を
兼ねている導電性樹脂14により台座7に固定されてい
る。また、導電性樹脂14は回路基板上でGNDに接続
されるリード端子15の先端に接触している。
【0017】また、リード端子9と固定電極4は接続リ
ード線10により電気的に接続されており、リード端子
9,15はモールド材により成型される台座7と一緒に
作成されている。更に、台座7と被測定圧力導入のため
の通路16を設けたカバー部材としてのモールド材ギャ
ップ17とは超音波溶着によってシールされる。
【0018】尚、通常は、センサチップ6をモールドパ
ッケージ18の中に設置し、モールドパッケージ18を
検出回路を実装したハイブリットIC(HIC)に実装
する。
【0019】以上の構成を有する本実施例の静電容量型
圧力センサにおいては、センサチップ6の下に設置され
ている導電性樹脂14がシールド材として働き、センサ
チップ6のシリコン基板1と固定電極4の間に入る寄生
容量を削減し、また外部電界ノイズの影響を取り除く働
らきをする。
【0020】次に、本発明の第二の実施例の静電容量型
圧力センサについて、図2を参照して説明する。
【0021】本実施例の静電容量型圧力センサにおいて
は、センサチップ6のシリコン基板1と固定電極4の間
に入る寄生容量を削減するために、検出回路はワンチッ
プICにしてセンサチップ6と一緒にモールドパッケー
ジ18に搭載し、接続リード線を短くする方法を用いて
いる。モールドパッケージ18の中の窪み19,20中
にセンサチップ6とICチップ21が実装され、それぞ
れ導電性樹脂14,22によって台座7に接着される。
ICチップ21とセンサチップ6は接続リード線23に
より短く接続され、引き回しによる寄生容量が殆ど無い
ようにする。また、導電性樹脂14がリード端子15,
24と接続されGNDに接地されると、台座7の樹脂の
誘電率による寄生容量の影響を無くすることができ、更
に、外界の電界をシールドする効果がある。
【0022】尚、図1に示した第一の実施例と同様に、
ガラス基板3及び台座7には大気圧導入用等の通路8が
形成されている。また、被測定圧力導入のための通路2
5を設けたカバー部材としてのモールド材キャップ26
と台座7とが超音波溶着によってシールされるのも第一
の実施例と同様である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の静電容量
型圧力センサにおいては、センサチップを導電性樹脂で
封止筐体内に接着し、更にGNDに接続するためのリー
ド端子に導電性樹脂を接着している。
【0024】従って、寄生容量、外界の電界をシールド
することができるので、センサチップが寄生容量や外界
の電界の影響を受けなくなり、正確な圧力検出を行うこ
とができる。
【0025】また、請求項2記載の静電容量型圧力セン
サにおいては、センサチップと共に周辺回路用ICチッ
プも導電性樹脂によりシールドすることができるので、
周辺回路用ICチップも寄生容量や外界の電界の影響を
受けなくなることから、更に正確な圧力検出が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の静電容量型圧力センサ
を示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例の静電容量型圧力センサ
を示す断面図である。
【図3】従来の静電容量型圧力センサの一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 ダイアフラム部 3 ガラス基板 4 固定電極 5 キャビティー部 6 センサチップ 7 台座 9 リード端子 10 接続リード線 11 横穴 12 封止剤 13 穴 14 導電性樹脂 15 リード端子 16 通路 17 モールド材ギャップ 18 モールドパッケージ 19、20 窪み 21 ICチップ 22 導電性樹脂 23 接続リード線 24 リード端子 25 通路 26 モールド材キャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極部が形成された第1の基板と、圧力
    に応じて変形するダイアフラム部が形成された第2の基
    板とを有し前記ダイアフラム部と前記電極部とがギャッ
    プをおいて互いに対向する関係となるように前記第1及
    び前記第2の基板とが接合されたセンサチップを備え、
    前記ダイアフラム部に加わる圧力に応じて前記ギャップ
    の幅が変化し、前記ダイアフラム部と前記電極部との間
    の静電容量が変化することによって圧力を検出するよう
    にした静電容量型圧力センサにおいて、前記センサチッ
    プが、封止筐体内に枠組みされた所定の場所に導電性樹
    脂で接着され、前記導電性樹脂がリード端子を兼ねた金
    属材の一片と接着されていることを特徴とする静電容量
    型圧力センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の静電容量型圧力センサに
    おいて、前記封止筐体内に枠組みされた前記所定の場所
    の他に更に枠組みされた他の場所を有し、該枠組みされ
    た他の場所に前記センサチップを検出する回路をIC化
    したチップが導電性樹脂で接着され、前記導電性樹脂が
    リード端子を兼ねた金属材の一片と接着されていること
    を特徴とする静電容量型圧力センサ。
JP29545095A 1995-11-14 1995-11-14 静電容量型圧力センサ Withdrawn JPH09138174A (ja)

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JPH09138174A true JPH09138174A (ja) 1997-05-27

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ID=17820751

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1140583A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Daido Steel Co Ltd ろう付け用合金およびろう付け接合方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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