JPH09137711A - 消音器 - Google Patents

消音器

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JPH09137711A
JPH09137711A JP29853095A JP29853095A JPH09137711A JP H09137711 A JPH09137711 A JP H09137711A JP 29853095 A JP29853095 A JP 29853095A JP 29853095 A JP29853095 A JP 29853095A JP H09137711 A JPH09137711 A JP H09137711A
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JP
Japan
Prior art keywords
glass wool
filled
shell
casing
wool
Prior art date
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Pending
Application number
JP29853095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Aihara
広之 相原
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は消音器に関し、シェルや外筒等のケ
ーシング内へグラスウールを充填した消音器を製造する
に当たり、グラスウールの充填作業性を向上すると共
に、吸音効率の向上を図った消音器を提供することを目
的とする。 【解決手段】 請求項1に係る発明は、周壁に多数の小
孔23が穿設された排気管を覆って当該排気管に取り付
くケーシング内にグラスウール29を充填した消音器に
於て、上記グラスウール29を球状に成形し、ケーシン
グ内に当該グラスウール29を多数注入,充填してなる
ことを特徴とする。そして、請求項2に係る発明は、請
求項1記載の消音器に於て、グラスウール29は、耐熱
接着強度を有する接着剤を部分的に塗布して球状に成形
されていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーシング内にグラ
スウールを充填した消音器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】車両走行時の排気騒音を低減するため、
従来、車両排気系には消音器が装着されているが、高周
波成分の排気騒音に対する消音対策として、昨今、シェ
ル内にグラスウールを充填した所謂グラスウールチャン
バーと称する消音器が排気管(主として車両排気系のフ
ロントチューブ)に装着されており、エンジンから放出
された高周波成分の排気騒音をグラスウールチャンバー
のグラスウールで吸音している。
【0003】図2は従来のグラスウールチャンバーを示
し、図中、1は周壁の一部に多数の小孔3が穿設された
フロントチューブで、各小孔3を囲繞してフロントチュ
ーブ1の外周に筒状のシェル5が挿着されている。そし
て、当該シェル5内にグラスウール7が充填されてお
り、高周波成分の排気騒音を斯かるグラスウール7で吸
音するようになっている。
【0004】又、高周波成分の排気騒音に対する消音対
策としては、上述したグラスウールチャンバー9に代
え、実開平6−53710号公報又は図3に示すように
多数の小孔11を穿設した排気管(マフラパイプ)13
の外周にグラスウール7を装着した消音器15が知られ
ており、上記グラスウールチャンバー9と同様、高周波
成分の排気騒音をグラスウール7で吸音して排気騒音の
低減を図っている。
【0005】尚、図2中、17はシェル5の開口部を閉
塞するエンドプレート、18は小孔3からフロントチュ
ーブ1内へのグラスウール7の飛散を防止するサスウー
ルで、当該サスウール18はシェル5及びエンドプレー
ト17のチューブ挿通孔5a,17aと同一の内径を以
って円筒状に成形され、そして、チューブ挿通孔5aと
中心軸を同じくしてシェル5内に挿着されている。
【0006】又、図3中、19は多数の小孔11が穿設
された排気管13を囲繞する外筒で、当該外筒19内に
グラスウール7が充填された構造となっている。ところ
で、従来、上述の如きグラスウールチャンバー9の製造
に於て、グラスウール7を筒状のシェル5内に充填する
には、綿状のグラスウール7をシェル5とサスウール1
8との間に詰め込み、或いは又、グラスウール7を筒状
に巻回又は積層してこれをシェル5とサスウール18と
の間に挿入する方法が採られており、斯様にグラスウー
ル7をシェル5内に充填した後、開口部をエンドプレー
ト17で閉塞している。
【0007】そして、図3に示す消音器15にあって
も、同様に綿状のグラスウール7を外筒19内に詰め込
んだり、グラスウール7を筒状に巻回してこれを外筒1
9内に挿入する方法が採られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、グ
ラスウールをシェルや外筒等のケーシング内へ充填する
には、綿状のグラスウールをケーシング内に詰め込んだ
り、グラスウールを筒状に巻回してこれをケーシング内
に挿入していたが、斯かる充填方法は作業性が悪く、
又、充填したグラスウールの密度や量にばらつきが生じ
て吸音性能に支障を来してしまうといった不具合が指摘
されていた。
【0009】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、シェルや外筒等のケーシング内へグラスウールを充
填した消音器を製造するに当たり、グラスウールの充填
作業性を向上すると共に、吸音効率の向上を図った消音
器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、周壁に多数の小孔が穿設さ
れた排気管を覆って当該排気管に取り付くケーシング内
にグラスウールを充填した消音器に於て、上記グラスウ
ールを球状に成形し、ケーシング内に当該グラスウール
を多数注入,充填してなることを特徴とする。
【0011】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の消音器に於て、グラスウールは、耐熱接着強度を
有する接着剤を部分的に塗布して球状に成形されている
ことを特徴としている。
【0012】(作用)各請求項に係る発明によれば、エ
ンジンから吐出された高周波成分の排気騒音がグラスウ
ールで吸音されることとなる。
【0013】そして、請求項2に係る発明によれば、耐
熱接着強度を有する接着剤がグラスウールを球状に維持
するので、夫々のグラスウール間には多数の空間層が形
成され、斯かる空間層で排気騒音が拡張減衰されること
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき詳細に説明する。
【0015】図1は請求項1及び請求項2に係る発明を
グラスウールチャンバーに適用した一実施例を示し、図
に於て、21はフランジを介してエキゾーストマニホー
ルドに接続された車両排気系のフロントチューブで、そ
の周壁の一部に多数の小孔23が穿設されている。そし
て、各小孔23を囲繞してフロントチューブ21の外周
に筒状のシェル25が取り付けられており、シェル25
はその開口部がエンドプレート27で閉塞されている。
【0016】又、図中、28はシェル25のチューブ挿
通孔25aと同一の内径を以って円筒状に成形されたサ
スウールで、図2に示す従来例と同様、当該サスウール
28もチューブ挿通孔25aと中心軸を同じくしてシェ
ル25内に挿着されている。そして、シェル25と上記
サスウール28との間にグラスウール29が充填されて
本実施例に係るグラスウールチャンバー31が構成され
ているが、本実施例は、耐熱接着強度を有する接着剤を
用いてグラスウール29を均一な球状に成形し、これを
シェル25内に多数注入,充填したことを特徴としてい
る。
【0017】耐熱接着強度を有する接着剤としては、近
年、例えば東亜合成化学工業株式会社からアロンセラミ
ックと称する一液加熱硬化型の耐熱性無機接着剤(ジル
コニア・シリカ,アルミナ,シリカ等を主成分とする)
が開発されている。このアロンセラミックは、150℃
で1時間加熱硬化することにより1200〜1300℃
の高温に耐えるもので、ガスを発生することがなくガラ
スや金属,セラミックス等に対して高温下でも強い接着
強度をもち、耐冷熱サイクル性,耐油性,耐水性に優れ
ている。
【0018】そこで、グラスウールチャンバー31を製
造するに当たり、グラスウール29を球状に丸め乍ら上
記接着剤を部分的に塗布して、これを150℃で加熱硬
化することでグラスウール29の球体を維持する。そし
て、斯様に成形された球状のグラスウール29をシェル
25内に多数注入,充填した後、シェル25の開口部を
エンドプレート27で閉塞して本実施例に係るグラスウ
ールチャンバー31が製造されることとなる。
【0019】そして、斯かるグラスウールチャンバー3
1をフロントチューブ21の外周に溶接等によって取り
付ければよい。尚、球状のグラスウール29の大きさと
して、例えば直径15mm程のものを成形する。そし
て、この場合、容量3リットルのシェル25内に約12
0個のグラスウール29が注入されることとなる。
【0020】本実施例に係るグラスウールチャンバー3
1はこのように構成されているから、エンジンから吐出
された高周波成分の排気騒音がグラスウール29で吸音
されることとなる。そして、耐熱接着強度を有する接着
剤がグラスウール29を球状に維持する。又、上述した
ようにグラスウール29を球状に成形し、そして、接着
剤によってその形状が維持される結果、夫々のグラスウ
ール29間には多数の空間層33が形成される。そのた
め、小孔23を通ってシェル25内に流入した排気騒音
が、各空間層33で拡張減衰されることとなる。
【0021】このように、本実施例は、シェル25内に
グラスウール29を充填するに当たり、耐熱接着強度を
有する接着剤を用いてグラスウール29を均一な球形状
に成形したので、これをシェル25内に充填する場合、
シェル25の開口部から単に注入すればよく、この結
果、従来のグラスウールの充填方法に比し作業性が飛躍
的に向上することとなった。
【0022】然も、斯様にグラスウール29を球状にし
た結果、上述したように各グラスウール29間に多数の
空間層33が形成されるため、空間層33での排気騒音
の拡張減衰作用が期待できると共に、グラスウール29
の表面積が拡大して吸音効果の向上が図れることとな
る。又、グラスウール29の球体全体の大きさを変える
ことにより、空間層33の容量等が変化するため、消音
のチューニングが容易であると共に、本実施例によれ
ば、充填するグラスウール29の量を均一な球体の数で
管理できるため、従来に比し密度や充填量のバラツキを
解消できることとなった。
【0023】尚、上記実施例は、本発明をグラスウール
チャンバーに適用したものであるが、本発明は図3の如
き消音器の外筒内にグラスウールを充填する場合にも適
用できることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る消音
器によれば、ケーシング内にグラスウールを充填する場
合、球状に成形したグラスウールをケーシング内に単に
注入すればよいため、従来のグラスウールの充填方法に
比し作業性が飛躍的に向上することとなった。
【0025】又、グラスウールの球体の大きさを均一に
揃えることにより、充填するグラスウールの量を球体の
数で管理でき、その結果、従来に比し密度や充填量のバ
ラツキがも解消できるし、グラスウール全体の球体の大
きさを変えることにより各グラスウール間の空間層の容
量等が変化するため、チューニングも容易となる。そし
て、請求項2に係る発明によれば、耐熱接着強度を有す
る接着剤によってグラスウールが球状に維持されるの
で、各グラスウール間に多数の空間層が形成され、その
結果、斯かる空間層での排気騒音の拡張減衰作用が期待
できると共に、グラスウールの表面積が拡大して吸音効
果の向上が図れることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2に係る発明の一実施例の
断面図である。
【図2】従来のグラスウールチャンバーの断面図であ
る。
【図3】グラスウールを装着した従来の消音器の断面図
である。
【符号の説明】
21 フロントチューブ 23 小孔 25 シェル 29 グラスウール 31 グラスウールチャンバー 33 空間層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁に多数の小孔(23)が穿設された
    排気管を覆って当該排気管に取り付くケーシング内にグ
    ラスウール(29)を充填した消音器に於て、上記グラ
    スウール(29)を球状に成形し、ケーシング内に当該
    グラスウール(29)を多数注入,充填してなることを
    特徴とする消音器。
  2. 【請求項2】 グラスウール(29)は、耐熱接着強度
    を有する接着剤を部分的に塗布して球状に成形されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の消音器。
JP29853095A 1995-11-16 1995-11-16 消音器 Pending JPH09137711A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29853095A JPH09137711A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 消音器

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JP29853095A JPH09137711A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 消音器

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ID=17860927

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JP29853095A Pending JPH09137711A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 消音器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1703097A1 (en) * 2005-02-25 2006-09-20 LINEA O.G. JOLLY S.a.s. Exhaust system for motorcycles and the like

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1703097A1 (en) * 2005-02-25 2006-09-20 LINEA O.G. JOLLY S.a.s. Exhaust system for motorcycles and the like

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