JPH09137647A - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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Publication number
JPH09137647A
JPH09137647A JP31753095A JP31753095A JPH09137647A JP H09137647 A JPH09137647 A JP H09137647A JP 31753095 A JP31753095 A JP 31753095A JP 31753095 A JP31753095 A JP 31753095A JP H09137647 A JPH09137647 A JP H09137647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
rod
rotor
tumbler
cylinder lock
Prior art date
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Pending
Application number
JP31753095A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Hashimoto
章弘 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Denso Co Ltd
Original Assignee
Asahi Denso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denso Co Ltd filed Critical Asahi Denso Co Ltd
Priority to JP31753095A priority Critical patent/JPH09137647A/ja
Publication of JPH09137647A publication Critical patent/JPH09137647A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両のイグニッションスイッチ等に用いられる
シリンダ錠において、ハサミ等を用いた不正なこじ回し
を困難にすると共に、従来の板キーと同様なキー山の加
工を可能にして、製作を容易にする。 【解決手段】棒状部(1e)と該棒状部の一端に一体的に
設けられたつまみ(1c)とから構成され、該棒状部の一
側面には該棒状部の中心線と直交する方向に複数個のキ
ー山(1a)が加工されると共に、該棒状部他側面には、
該棒状部の先端から中央部にかけて前記中心軸と平行に
長手方向の案内溝(1b)が設けられているキー(1)
と、中央部に前記キーの棒状部が挿入される孔(2a)を
有する板タンブラ(2)と、前記キーの案内溝が係合す
る突起(3b)を少なくとも入口側の内面に有するキー孔
(3a)が中心部に設けられると共に、側面には該キー孔
の中心線と直交する方向に前記板タンブラを収容可能な
角孔(3c)が複数個設けられたロータ(3)と、該ロー
タが回動可能に収納される、タンブラの係合凹部(5a)
を備えたシリンダ(5)とから構成されたことを特徴と
するシリンダ錠。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のイグニッシ
ョンスイッチ等に用いられるシリンダ錠に関し、特にハ
サミ等の細巾の金属板を用いたこじ回しによる解錠に対
抗する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のイグニッションスイッチ
等に用いられるシリンダ錠には、金属板をプレス加工し
た板タンブラと、同じく金属板を切削あるいはプレス加
工した板キーが広く用いられてきた。
【0003】これらのシリンダ錠は、近年の車両盗難の
増加に対抗して、例えばタンブラの板厚を厚くしたり、
タンブラの枚数を増やしたり、ロータより前方のキー孔
部にロータとは独立して自在に回転可能な硬質金属部
材、いわゆるフリーリングを追加したり、あるいはキー
の内側にキー山を切削加工するなどの改良が施されてき
た。
【0004】しかしながら、近年、図5に示すように、
キーの板巾及び板厚に近い金属製の板、具体的にはハサ
ミ(8)の先端部をキー孔に差し込み、こじ回すことに
よって、シリンダ錠をむりやり解錠するという盗難行為
が増加している。
【0005】この盗難行為はシリンダ錠を解錠できる確
率が高い一方で、特別な技術や知識が必要ないことや、
使用する道具が入手しやすいハサミであることから、特
に青少年がいたずら的に行うことが多いため、大きな社
会問題となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような盗難行為に
対しては、従来の板タンブラと板キーを用いたシリンダ
錠では、有効な対抗措置を採ることができなかった。例
えば前述のフリーリングについても、ハサミを用いれば
フリーリングを容易に通過することができ、余り効果的
ではなかった。
【0007】そこで、このようなローターのこじ回しに
対する有効な対策としては、従来の板キーに替えて、円
柱状、あるいは棒状のキーを用いたシリンダ錠を採用す
ることによりハサミの侵入を防止することが考えられ
る。
【0008】このような円柱状、若しくは棒状のキーを
用いるシリンダ錠については従来から各種の構造が提案
されており、主に民生用として使用されている(例えば
実公昭50−40769号公報)。
【0009】しかしながら、これらのシリンダ錠はいず
れもピンタンブラを用いたシリンダ錠であると共に、キ
ー山の加工にNC加工機や旋盤を用いるため、既存の板
キーの製造設備を使用することができず、新たな設備投
資が必要であり、製造コストが高くなる上に、既存のイ
グニッションスイッチへの適用が困難である、等の問題
点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決するため、ハサミ等を用いたこじ回しを困難にする
と共に、従来の板キーと同様な加工を可能にして、製作
を容易にしたシリンダ錠を提供するものである。
【0011】すなわち本発明は、棒状部(1e)と該棒状
部の一端に一体的に設けられたつまみ(1c)とから構成
され、該棒状部(1e)の一側面には該棒状部(1e)の中
心線と直交する方向に複数個のキー山(1a)が加工され
ると共に、該棒状部(1e)他側面には、該棒状部(1e)
の先端から中央部にかけて前記中心軸と平行に長手方向
の案内溝(1b)が設けられているキー(1)と、中央部
に前記キー(1)の棒状部(1e)が挿入される孔(2a)
を有する板タンブラ(2)と、前記キー(1)の案内溝
(1b)が係合する突起(3b)を少なくとも入口側の内面
に有するキー孔(3a)が中心部に設けられると共に、側
面には該キー孔(3a)の中心線と直交する方向に前記板
タンブラ(2)を収容可能な角孔(3c)が複数個設けら
れたロータ(3)と、該ロータ(3)が回動可能に収納
される、タンブラの係合凹部(5a)を備えたシリンダ
(5)とから構成されたことを特徴とするシリンダ錠で
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき説明
する。
【0013】図中(1)は本発明の主要部をなす、キー
である。このキー(1)は、金属棒を切削加工して作製
される棒状部(1e)と、該棒状部(1e)の一端に一体的
に設けられたつまみ(1c)とから構成される。
【0014】該棒状部(1e)の一側面には、該棒状部
(1e)の中心軸と直交する方向に複数個のキー山(1a)
が切削加工により設けられている。すなわち、キー山
(1a)の加工方向は図3の矢印方向であり、これにより
複数個のキー(1)のキー山(1a)をまとめて加工する
ことができる。
【0015】該キー山(1a)の他側面、すなわち反対側
の前記棒状部(1e)側面には該棒状部(1e)の中心軸と
平行に長手方向の案内溝(1b)が、該棒状部(1e)の先
端から中央部にかけて設けられている。なお、この案内
溝(1b)は突起でもよい。
【0016】また、前記棒状部(1e)の先端部は後述の
ロータ(3)のキー孔(3a)への挿入を容易にするべ
く、テーパー状に加工されている。
【0017】一方、キー(1)の後部には金属製のプレ
ート(1d)がかしめ等により取り付けられていて、この
プレート(1d)が前記樹脂製のつまみ(1c)に圧入され
ている。
【0018】次にタンブラ(2)について説明する。こ
のタンブラ(2)は従来の板タンブラとほぼ同様な形態
を有し、薄い金属板をプレス加工して作製されるもの
で、中央部には前記キー(1)が挿入される孔(2a)が
設けられている。この孔(2a)はキー(1)が挿入され
たときに、孔の一端が前記キー山(1a)と当接するよう
になっており、このタンブラ(2)がキー山(1a)のピ
ッチに対応してロータ(3)に複数個設けられることに
より、従来のシリンダ錠と同様にキー種を構成する。
【0019】一方、タンブラ(2)側面には従来と同様
の突起(2b)が設けられ、この突起(2b)には、ロータ
(3)のバネ受部(3d)との間に従来と同様の形態にて
タンブラバネ(4)が配置される。
【0020】ロータ(3)は従来のものと同様に亜鉛ダ
イカスト等で形成され、入口側の内面には前述キー
(1)の案内溝(1b)に係合する突起(3b)を有し、キ
ー(1)の棒状部(1e)が挿入可能なキー孔(3a)が設
けられている。
【0021】また、このロータ(3)の側面には、前述
のタンブラ(2)が摺動可能に収納される角孔(3c)が
多段的に複数個設けられている。
【0022】なお、(5)は前記ロータ(3)が収納さ
れるタンブラの係合凹部(5a)を備えたシリンダであ
り、(7)は前記ロータ(3)を図示しないロック機構
やスイッチ機構に接続するカムであり、(6)は本発明
に係るシリンダ錠を適用した二輪車用のイグニッション
スイッチである。
【0023】次に本発明の施解錠について説明する。
【0024】本発明の操作及び作動は、基本的に従来の
板タンブラ錠と同様である。すなわち、キー(1)を挿
入しないときは、タンブラバネ(4)の作用により、タ
ンブラ(2)はロータ(3)から突出して、シリンダ
(5)内の係合凹部(5a)に係合しているため、ロータ
(3)の回動は不可能である。
【0025】ここで正規のキー(1)の溝(1b)をロー
タ(3)の突起(3b)に係合させながらキー(1)をロ
ータ(3)に挿入すると、各キー溝(1b)が各タンブラ
(2)の孔(2a)の端面と当接し、各タンブラ(2)は
タンブラバネ(4)に抗して角孔(3c)内を摺動する。
キー溝(1b)がタンブラ(2)と一致すれば、各タンブ
ラ(2)はロータ(3)の角孔(3c)内に退避し、ロー
タ(3)とシリンダ(6)との係合が解かれるので、キ
ー(1)を回動させればロータ(3)は回動する。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のような構成のため、ハサ
ミを使ってロータをこじ回しをしようとしても、キー孔
の形状は細い円形であるためハサミを挿入すること自体
ができないため、シリンダ錠の不正解錠に対して有効な
対抗手段となりうる。また、本発明に従来の例えばフリ
ーリングを組み合わせれば、ドリルやドライバーを使用
した破壊行為に対抗することができるので、盗難防止効
果を更に高めることができる。
【0027】また、製造に際しても既存の板タンブラ錠
の生産設備がそのまま流用可能であり、特にキー溝は複
数個が一度に切削加工でき、生産効率がよい。
【0028】更に、既存の板タンブラを用いたイグニッ
ションスイッチに対し、大きな構造変更をしなくても適
用が可能であり、低コストで防犯能力を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す部分断側面図
【図2】 図1のA−A断面図
【図3】 同キーの正面図
【図4】 本発明を適用したイグニッションスイッチを
示す平面図
【図5】 ハサミを用いた盗難行為を示す参考図
【符号の説明】
1・・・・キー 1a・・・・キー山 1b・・・・案内溝 1c・・・・つまみ 1d・・・・プレート 1e・・・・棒状部 2・・・・板タンブラ 2a・・・・孔 2b・・・・突起 3・・・・ローター 3a・・・・キー孔 3b・・・・突起 3c・・・・角孔 4・・・・タンブラバネ 5・・・・シリンダ 6・・・・イグニッションスイッチ 8・・・・ハサミ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状部(1e)と該棒状部の一端に一体的に
    設けられたつまみ(1c)とから構成され、該棒状部(1
    e)の一側面には該棒状部(1e)の中心線と直交する方
    向に複数個のキー山(1a)が加工されると共に、該棒状
    部(1e)他側面には、該棒状部(1e)の先端から中央部
    にかけて前記中心軸と平行に長手方向の案内溝(1b)が
    設けられているキー(1)と、中央部に前記キー(1)
    の棒状部(1e)が挿入される孔(2a)を有する板タンブ
    ラ(2)と、前記キー(1)の案内溝(1b)が係合する
    突起(3b)を少なくとも入口側の内面に有するキー孔
    (3a)が中心部に設けられると共に、側面には該キー孔
    (3a)の中心線と直交する方向に前記板タンブラ(2)
    を収容可能な角孔(3c)が複数個設けられたロータ
    (3)と、該ロータ(3)が回動可能に収納される、タ
    ンブラの係合凹部(5a)を備えたシリンダ(5)とから
    構成されたことを特徴とするシリンダ錠。
JP31753095A 1995-11-09 1995-11-09 シリンダ錠 Pending JPH09137647A (ja)

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JP31753095A JPH09137647A (ja) 1995-11-09 1995-11-09 シリンダ錠

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JP31753095A Pending JPH09137647A (ja) 1995-11-09 1995-11-09 シリンダ錠

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