JPH09134460A - 非接触icカードを用いたバス改札装置 - Google Patents

非接触icカードを用いたバス改札装置

Info

Publication number
JPH09134460A
JPH09134460A JP7290002A JP29000295A JPH09134460A JP H09134460 A JPH09134460 A JP H09134460A JP 7290002 A JP7290002 A JP 7290002A JP 29000295 A JP29000295 A JP 29000295A JP H09134460 A JPH09134460 A JP H09134460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ticket
card
information
contact
passenger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7290002A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Kitachi
一成 北地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP7290002A priority Critical patent/JPH09134460A/ja
Publication of JPH09134460A publication Critical patent/JPH09134460A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗車料金の支払いを迅速かつ正確に行うこと
ができる非接触ICカードを用いたバス改札装置を提供
すること。 【解決手段】 乗客が携帯する非接触ICカード10は
定期券、回数券、プリペイドカードのうちの1つに設定
され、メモリ11にその情報が記憶されている。そし
て、乗客が乗車料金を支払う際に、乗車口主局20また
は降車口主局30に接近することにより同情報はCPU
41へ入力される。この時、定期券の場合は同情報に含
まれる有効区間情報により乗降車が許可される。また、
回数券の場合は同情報に含まれる単位区間料金情報と残
り回数情報と乗車バス停情報とにより、また、プリペイ
ドカードの場合は同情報に含まれる残高情報と乗車バス
停情報とにより乗車料金分の金額がメモリ11に記憶さ
れた残り金額から減算される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、改札券として非
接触ICカードを用いたバス改札装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バスの料金支払いにおいて使用さ
れていた改札券は、現金、回数券、定期券、またはプリ
ペイドカードであった。このうち、現金または回数券に
よる支払いの場合、まず、乗車時、乗客は整理券を受け
取る。次に、降車時にその整理券と共に、乗車区間に相
当する金額を回収箱に投入する。この時、運転手は、投
入された整理券と現金または回数券の金額とを確認し、
乗客の降車を許可する。
【0003】また、定期券による支払いの場合、乗車時
および降車時に、乗客は定期券を運転手に見せ、運転手
は、その定期券に表示された有効区間および有効期間を
確認し、乗客に乗降車を許可する。さらに、プリペイド
カードによる支払いの場合、乗車時および降車時に、乗
客はプリペイドカードをカードリーダ・ライタに挿入す
る。その際、まず、乗車時において、乗車バス停を示す
データが同カードに一時的に書き込まれる。次に、降車
時において、このデータおよびカードの残高が読み出さ
れる。これにより、乗客の乗車区間が求められ、残高か
ら同区間の料金分を減算した新たな残高がプリペイドカ
ードに書き込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の料金の支払いにおいては、乗車時および降車時に乗
客は改札券をポケット、鞄等から取り出さなければなら
ず、また、運転手はその改札券の確認をしなければなら
ないため煩わしく、また、乗客の手荷物が多い場合、支
払いを円滑に済ますことが出来ないという問題があっ
た。この発明は、このような背景の下になされたもの
で、乗客が携帯するだけで、迅速かつ正確に料金の支払
いを行うことができる非接触ICカードを用いたバス改
札装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
改札券情報を記憶する記憶手段および前記改札券情報を
無線により送信または受信する送受信手段を備え、乗客
に携帯される非接触ICカードと、前記非接触ICカー
ドとの間で前記改札券情報を送信または受信する送受信
手段を備え、バス内の乗車口または降車口に設置される
主局と、前記非接触ICカードを携帯した乗客の前記主
局接近時に、前記主局が受信した前記改札券情報を入力
し、該改札券情報の適否を内部の運行路線情報に基づい
て判断し、適正の判断に対して前記乗客の乗車または降
車を許可する表示または音声を出力する一方、不適正の
判断に対して料金を請求する表示または音声を出力する
制御手段と、を具備することを特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、改札券情報を記憶
する記憶手段および前記改札券情報を無線により送信ま
たは受信する送受信手段を備え、乗客に携帯される非接
触ICカードと、前記非接触ICカードとの間で前記改
札券情報を送信または受信する送受信手段を備え、バス
内の乗車口および降車口に設置される第1、第2の主局
と、前記非接触ICカードを携帯した乗客の乗車時に、
前記乗車口に設けられた第1の主局が受信した前記改札
券情報を入力し、該改札券情報の適否を内部の運行路線
情報に基づいて判断し、適正の判断に対して前記乗客の
乗車を許可する表示または音声を出力する一方、不適正
の判断に対して前記乗客の乗車を拒否する表示または音
声を出力し、前記乗客の降車時に、前記降車口に設けら
れた第2の主局が受信した前記改札券情報を入力し、該
改札券情報の適否を前記運行路線情報に基づいて判断
し、適正の判断に対して前記乗客の降車を許可する表示
または音声を出力する一方、不適正の判断に対して料金
を請求する表示または音声を出力する制御手段と、を具
備することを特徴としている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載の非接触ICカードを用いたバス改札装置
において、前記非接触ICカードは、定期券または回数
券またはプリペイドカードであり、前記改札券情報は、
前記非接触ICカードが定期券である場合、前記定期券
を示す識別情報と、該定期券の使用可能な期間を示す有
効期間情報と、該定期券によって乗車可能な区間を示す
有効区間情報であり、前記非接触ICカードが回数券で
ある場合、前記回数券を示す識別情報と、該回数券の1
回数当たりの料金を示す単位料金情報と、前記単位料金
の残り回数を示す残り回数情報であり、前記非接触IC
カードがプリペイドカードである場合、前記プリペイド
カードを示す識別情報と、残り金額を示す残高情報であ
ることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
第1の実施形態として、乗車区間によって料金が異なる
場合を説明する。図1は同実施形態による非接触ICカ
ードを用いたバス改札装置の構成を示すブロック図であ
る。この図において、10は改札券として使用される非
接触ICカードであり、乗客の希望により、定期券、回
数券、またはプリペイドカードとして使用される。
【0009】この非接触ICカード10において、11
はメモリであり、当カード10が定期券として使用され
る場合、定期券を示す識別データと共に、有効期間及び
有効区間データが書き込まれている。また、回数券とし
て使用される場合、回数券を示す識別データと共に、単
位料金データとその残り回数データが書き込まれてい
る。ここで、単位料金とは、例えば180円のように、
回数1回分あたりの料金を示すものであり、残り回数と
は、例えば11回のように、単位料金が何回分残されて
いるかを示すものである。さらに、プリペイドカードと
して使用される場合、プリペイドカードを示す識別デー
タと共に、残り金額を示す残高データが書き込まれてい
る。
【0010】12は制御回路であり、後述する乗車口主
局または降車口主局から読み出し命令を受けた時、メモ
リ11から各種データを読み出し、同主局へ出力する。
また、同主局から書き込みデータを含んだ書き込み命令
を受けた時、同データをメモリ11へ書き込む。また、
13は変調回路であり、制御回路12からの出力を変調
し、ループアンテナ14を介して無線により主局へ送信
する。さらに、15は復調回路であり、ループアンテナ
14を介して受信した主局からの無線信号を復調し、制
御回路12へ出力する。16はバッテリであり、前述し
た各回路へ電力を供給する。
【0011】20および30は、乗車口主局および降車
口主局であり、各々バス内の乗車口および降車口に設置
されている。これらの主局20、30において、21、
31はループアンテナであり、無線によって非接触IC
カード10との間で各種データの送受信を行う。また、
22および32は復調回路、23および33は変調回路
であり、各々復調回路15、変調回路13と同様の機能
を有する。さらに、24および34は制御回路であり、
各々復調回路22、32から出力されたシリアルデータ
をパラレルデータに変換して出力し、また、入力したパ
ラレルデータをシリアルデータに変換して各々変調回路
23、33へ出力する。
【0012】40は制御装置であり、バス内に設置され
ている。この制御装置40において、41はCPU(中
央処理装置)であり、各装置を制御する。このCPU4
1が行う処理の詳細は後に説明する。42はROM(リ
ードオンリメモリ)であり、CPU41において用いら
れる制御プログラムが格納されている。43はRAM
(ランダムアクセスメモリ)であり、制御用プログラム
をロードし、また、該制御用プログラムの実行中にデー
タを一時的に記憶する。44は路線情報メモリであり、
路線上の様々な区間における料金のデータマップが記憶
されている。
【0013】また、50は表示器であり、バス内におい
て乗客が見ることが可能な場所に設置され、CPU41
からの表示信号を受けて次バス停名、料金等を表示す
る。60は車内スピーカであり、次バス停名等を音声出
力する。
【0014】このような構成における非接触ICカード
を用いたバス改札装置の動作を図2および図3に示す乗
車時および降車時のフローチャートを参照して説明す
る。まず、あるバス停において、非接触ICカード10
を携帯した乗客が乗車口からバスに乗るとする。この
時、乗車フローの制御プログラムがスタートし、図2に
おけるステップSP1へ移行する。
【0015】このステップSP1において、まず、乗車
口主局20は、ループアンテナ21から一定時間間隔で
トリガ信号を無線によって発生する。次に、乗客がこの
乗車口主局20に接近した時、同乗客が携帯している非
接触ICカード10の制御回路12は、このトリガ信号
をループアンテナ14、復調回路15を介して入力す
る。これにより、非接触ICカード10と乗車口主局2
0との間で、無線による交信が開始される。
【0016】この時、CPU41は乗車口主局20の制
御回路24へ読み出し命令を出力する。そして、この読
み出し命令は変調回路23、ループアンテナ21を介し
て無線により出力され、非接触ICカード10のループ
アンテナ14、復調回路15を介して制御回路12へ入
力される。これにより、同制御回路12は、メモリ11
内に記憶されているデータを読み出す。ここで読み出さ
れるデータは、非接触ICカード10が定期券の場合、
定期券を示す識別データと有効期間及び有効区間データ
であり、また、回数券の場合、回数券を示す識別データ
と残り回数データである。さらに、プリペイドカードの
場合、プリペイドカードを示す識別データと残高データ
である。
【0017】こうして、読み出されたデータは変調回路
13、ループアンテナ14を介して無線により出力さ
れ、乗車口主局20におけるループアンテナ21、復調
回路22、制御回路24を介してCPU41へ入力され
る。そして、入力したデータに含まれる識別データによ
って、非接触ICカード10の種類が判定される。この
時、同識別データが定期券を示すデータである場合はス
テップSP2へ、また、回数券を示すデータである場合
はステップSP4へ、さらに、プリペイドカードを示す
データである場合はステップSP6へそれぞれ進む。ま
た、乗客が非接触ICカード10を携帯していない場
合、または同カード10が故障している場合等により、
識別データによる判定が不可能である場合はステップS
P9へ移行する。
【0018】ステップSP2へ進んだ場合、入力したデ
ータに含まれる有効期間及び有効区間データにより、非
接触ICカード10の適正、不適正が判断される。この
時、有効期間については、使用日が有効期間内にあるの
か否か、また、有効区間については、このバス停が有効
区間内にあるのか否かが判断される。そして、有効期間
内かつ有効区間内であると判断された場合、ステップS
P10へ進み、乗車が許可される。この場合、CPU4
1から表示器50または車内スピーカ60へ乗車許可信
号が出力されて乗車許可が表示または報知され、乗客は
これを受けて乗車するとしてもよく、また、何も出力さ
れず、そのまま乗車するとしてもよい。
【0019】他方、これらのうち、どちらか一方が否と
判断された場合、ステップSP3へ進み、乗車拒否信号
が出力される。そして、この乗車拒否信号によって、表
示器50に乗車不可が表示されると共に、車内スピーカ
60から音声により乗車できない旨が報知され、ゲート
(図示略)等が閉まる。ここでは、これらの表示器5
0、車内スピーカ60、およびゲートを同時に動作させ
るとしたが、選択的に動作させることも可能である。
【0020】また、回数券としてステップSP4へ進ん
だ場合、入力したデータに含まれる残り回数データが調
べられる。この時、残り回数が1以上ある場合、ステッ
プSP8へ進み、このバス停を示す乗車バス停データが
非接触ICカード10のメモリ11へ書き込まれる。す
なわち、CPU41から書き込み命令と乗車バス停デー
タとが制御回路24へ出力される。そして、この書き込
み命令および乗車バス停データは変調回路23、ループ
アンテナ21、さらにループアンテナ14、復調回路1
5を介して制御回路12へ送信され、メモリ11内に一
時的に記憶される。その後、ステップSP10へ進み、
乗車が許可される。他方、残り回数が無く、0である場
合、ステップSP5へ進む。このステップSP5におけ
る処理は、ステップSP3における処理と同様なので、
ここではその説明を省略する。
【0021】また、プリペイドカードと判定されてステ
ップSP6へ進んだ場合、入力した残高データにより、
残高が最小区間料金以上あるのか否かが判断される。そ
して、最小料金以上ある場合、ステップSP8へ進み、
このバス停を示す乗車バス停データが非接触ICカード
10のメモリ11へ書き込まれ、その後、ステップSP
10へ進行し、当乗客が乗車する。一方、残高が最小区
間料金未満である場合、ステップSP7へ進み、ステッ
プSP3と同様に処理される。さらに、非接触ICカー
ド10の判定が不可能であり、ステップSP9へ移行し
た場合、当乗客の支払いは現金によって行われると判断
し、そのままステップSP10へ進み、乗車を許可す
る。
【0022】次に、あるバス停において、非接触ICカ
ード10を携帯した乗客が降車口から降りるとする。こ
の場合、同バス停に到着する前に、同乗客は車内に設置
された降車用ブザー(図示略)を操作する。これによ
り、運転席付近に設けられた停車指示器(図示略)が点
灯して運転手に停車すべきことを知らせると共に、同バ
ス停において、降車フローの制御プログラムがスタート
し、図3におけるステップSP11へ移行する。
【0023】ステップSP11において行われる処理は
ステップSP1と同様なので、ここではその詳細な説明
を省略する。ただし、無線による送受信は降車口主局3
0と非接触ICカード10との間で行われる。また、C
PU41へ入力されるメモリ11内のデータは、非接触
ICカード10が定期券の場合、定期券を示す識別デー
タと有効区間データであり、回数券の場合、回数券を示
す識別データ、単位料金データ、残り回数データ、およ
びステップSP8において書き込まれた乗車バス停デー
タである。さらに、プリペイドカードの場合、プリペイ
ドカードを示す識別データ、残高データ、および乗車バ
ス停データである。そして、入力したデータに含まれる
識別データが定期券、回数券、プリペイドカードを示す
それぞれの場合に対し、各々ステップSP12、SP1
5、SP17へ進む。また、判定が不可能である場合は
ステップSP25へ移行する。
【0024】ステップSP12へ進んだ場合、入力した
有効区間データによりこのバス停が有効区間内にあるの
か否かが判断され、有効区間内である場合、ステップS
P26へ進み、降車が許可され、乗客は降車する。この
場合、ステップSP10における乗車許可の場合と同様
に、降車許可信号が出力されて表示器50または車内ス
ピーカ60から降車を許可する旨の表示または音声が出
力され、乗客はこれを受けて降車するとしてもよく、ま
た何も出力されずにそのまま降車するとしてもよい。
【0025】一方、当バス停が有効区間外である場合、
ステップSP13へ進み、不足料金が算出される。この
不足料金は、当バス停と、有効区間における当バス停に
最も近いバス停との間の料金であり、路線情報メモリ4
4に記憶された料金データマップから求められる。そし
て、この不足料金が表示器50に表示、または、スピー
カ60から音声出力され、さらに、次のステップSP1
4において、乗客がこの不足料金分を現金によって支払
うことにより、ステップSP26へ進み、降車が許可さ
れる。
【0026】また、ステップSP11において回数券と
判断され、ステップSP15へ進んだ場合、入力した単
位料金データ、残り回数データ、および乗車バス停デー
タにより、回数券の残額が乗車料金以上あるのか否かが
判断される。ここで、残額は、単位料金と残り回数とを
乗算した値として算出され、また、乗車料金は、当バス
停と乗車バス停との間の料金として、路線情報メモリ4
4に記憶された料金データマップから求められる。そし
て、残額が同料金以上ある場合、ステップSP16へ進
む。一方、残額が同料金に対して不足する場合、ステッ
プSP19へ進む。
【0027】ステップSP16へ進んだ場合、まず、乗
車料金に相当する回数分が残り回数から減算される。そ
して、この結果求められた残り回数は、入力した残り回
数に代えた新たな残り回数としてメモリ11に書き込ま
れる。例えば、当回数券が180円の単位料金を5回分
有していたとする。この時、乗車料金が180円以下で
あったとしても、単位料金1回分の乗車とみなされる。
そして、新たな残り回数は、5−1=4回分と算出さ
れ、このデータの書き込み命令が制御回路34、変調回
路33、ループアンテナ31を介して非接触ICカード
10へ送信される。そうして、非接触ICカード10の
制御回路12は、ループアンテナ14、復調回路15を
介して同書き込み命令を入力し、メモリ11に記憶され
ていた残り回数を4回分に書き換える。その後、ステッ
プSP26へ進み、降車が許可される。
【0028】一方、ステップSP19へ進んだ場合、乗
車料金から残額を減算した不足料金が算出されると共
に、この不足料金が表示器50に表示される。そして、
次のステップSP20において、乗客がこの不足料金の
支払方法を現金による支払いまたはカードの更新による
支払いのうちどちらか一方から選択する。ここで、現金
による支払いが選択されると、ステップSP21へ進
み、乗客から不足料金分を現金によって徴収する。これ
により、次のステップSP22へ進み、残り回数を0と
してメモリ11に書き込み、さらに、ステップSP26
へ進んで降車が許可される。
【0029】他方、カードの更新による支払いが選択さ
れると、ステップSP23へ至り、入力した残り回数に
特定の回数を加えて新たな残り回数を作成し、その残り
回数データをメモリ11に書き込む。そして、次のステ
ップSP24へ進み、ステップSP23において加算さ
れた回数分に相当する金額と乗車料金とが乗客から現金
によって徴収され、次いでステップSP26において、
降車が許可される。
【0030】また、ステップSP11においてプリペイ
ドカードと判断され、ステップSP17へ進んだ場合、
入力した乗車バス停データから乗車料金が求められ、残
高と比較される。そして、残高が乗車料金以上であると
判断された場合、ステップSP18へ進み、一方、乗車
料金未満であると判断された場合、ステップSP19へ
進む。
【0031】ステップSP18において、残高から乗車
料金を減算することにより、新たな残高が求められ、そ
のデータがメモリ11に記憶されていた残高データに代
えて同メモリ11に書き込まれる。そして、ステップS
P26へ至り、降車許可となる。
【0032】他方、ステップSP19へ進んだ場合、前
述したように、ステップSP20、21、22、26ま
たはステップSP20、23、24、26を経ることに
より不足料金が支払われ、降車となる。ただし、この場
合、ステップSP22においては、残高が0と書き込ま
れ、また、ステップSP23における更新は残高の更新
であり、この時加算された残高に相当する金額と乗車料
金とがステップSP24において徴収される。
【0033】また、非接触ICカード10の判定が不可
能なためにステップSP25へ進んだ場合、現金による
支払いを受け、これにより、ステップSP26へ至って
降車が許可される。
【0034】次に、この発明の第2の実施形態として、
料金が乗車区間によらない定額払いの場合を説明する。
ここで、同実施形態による非接触ICカードを用いたバ
ス改札装置の構成は、図1に示す構成から乗車口主局2
0または降車口主局30を削除した構成である。そし
t、これにより、料金の支払いを降車時払いまたは乗車
時払いとし、いずれの場合においても図3に示すフロー
と略同一の処理が行われる。この場合、非接触ICカー
ド10が定期券の時、ステップSP12において、有効
区間の代わりに有効期間が調べられ、また、回数券また
はプリペイドカードの時、それぞれステップSP15、
17において、残額または残高と定額料金とが比較され
る。そして、ステップSP26においては、乗車時払い
の場合に乗車を許可し、降車時払いの場合に降車を許可
する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、改札券情報の送受信を無線によって行う主局と非接
触ICカードとを設けたことにより、料金の支払いが迅
速かつ正確に行われるという効果が得られる。また、乗
客は、この非接触ICカードを携帯し、乗車口または降
車口を通過するだけでよく、運転手に提示する必要は無
い。これにより、手荷物等を多く抱えている場合におい
ても、従来のように改札券を取り出す手間を生ずること
がなく、簡単に支払いを済ますことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による非接触ICカ
ードを用いたバス改札装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】同装置による乗車時の処理を示すフローチャー
トである。
【図3】同装置による降車時の処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10……非接触ICカード、11……メモリ、20……
乗車口主局、30……降車口主局、40……制御装置、
41……CPU、44……路線情報メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改札券情報を記憶する記憶手段および前
    記改札券情報を無線により送信または受信する送受信手
    段を備え、乗客に携帯される非接触ICカードと、 前記非接触ICカードとの間で前記改札券情報を送信ま
    たは受信する送受信手段を備え、バス内の乗車口または
    降車口に設置される主局と、 前記非接触ICカードを携帯した乗客の前記主局接近時
    に、前記主局が受信した前記改札券情報を入力し、該改
    札券情報の適否を内部の運行路線情報に基づいて判断
    し、適正の判断に対して前記乗客の乗車または降車を許
    可する表示または音声を出力する一方、不適正の判断に
    対して料金を請求する表示または音声を出力する制御手
    段と、 を具備することを特徴とする非接触ICカードを用いた
    バス改札装置。
  2. 【請求項2】 改札券情報を記憶する記憶手段および前
    記改札券情報を無線により送信または受信する送受信手
    段を備え、乗客に携帯される非接触ICカードと、 前記非接触ICカードとの間で前記改札券情報を送信ま
    たは受信する送受信手段を備え、バス内の乗車口および
    降車口に設置される第1、第2の主局と、 前記非接触ICカードを携帯した乗客の乗車時に、前記
    乗車口に設けられた第1の主局が受信した前記改札券情
    報を入力し、該改札券情報の適否を内部の運行路線情報
    に基づいて判断し、適正の判断に対して前記乗客の乗車
    を許可する表示または音声を出力する一方、不適正の判
    断に対して前記乗客の乗車を拒否する表示または音声を
    出力し、前記乗客の降車時に、前記降車口に設けられた
    第2の主局が受信した前記改札券情報を入力し、該改札
    券情報の適否を前記運行路線情報に基づいて判断し、適
    正の判断に対して前記乗客の降車を許可する表示または
    音声を出力する一方、不適正の判断に対して料金を請求
    する表示または音声を出力する制御手段と、 を具備することを特徴とする非接触ICカードを用いた
    バス改札装置。
  3. 【請求項3】 前記非接触ICカードは、定期券または
    回数券またはプリペイドカードであり、 前記改札券情報は、 前記非接触ICカードが定期券である場合、前記定期券
    を示す識別情報と、該定期券の使用可能な期間を示す有
    効期間情報と、該定期券によって乗車可能な区間を示す
    有効区間情報であり、 前記非接触ICカードが回数券である場合、前記回数券
    を示す識別情報と、該回数券の1回数当たりの料金を示
    す単位料金情報と、前記単位料金の残り回数を示す残り
    回数情報であり、 前記非接触ICカードがプリペイドカードである場合、
    前記プリペイドカードを示す識別情報と、残り金額を示
    す残高情報であることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の非接触ICカードを用いたバス改札装置。
JP7290002A 1995-11-08 1995-11-08 非接触icカードを用いたバス改札装置 Withdrawn JPH09134460A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7290002A JPH09134460A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 非接触icカードを用いたバス改札装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7290002A JPH09134460A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 非接触icカードを用いたバス改札装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09134460A true JPH09134460A (ja) 1997-05-20

Family

ID=17750515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7290002A Withdrawn JPH09134460A (ja) 1995-11-08 1995-11-08 非接触icカードを用いたバス改札装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09134460A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2333630A (en) * 1998-01-23 1999-07-28 American Express Travel Relate Smart card with travel and/or business partner scheme applications
KR20030006181A (ko) * 2001-07-11 2003-01-23 지용오 비접촉식 ic회원카드 버스운용시스템
KR100371411B1 (ko) * 2000-10-11 2003-02-07 주식회사 케이디이컴 비접촉식 정액권 및 일회권을 이용한 버스 요금 징수시스템
KR100440258B1 (ko) * 2002-03-30 2004-07-15 케이비 테크놀러지 (주) 시외구간 요금징수 방법
KR100554394B1 (ko) * 2002-10-10 2006-02-22 케이비 테크놀러지 (주) 교통카드용 시각별요금 징수단말기 및 시각별요금 징수방법
JP2011192046A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Railway Technical Research Institute 車載改札機によるicカードを用いた複数人利用対応の運賃収受システム
JP2011203770A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Railway Technical Research Institute 車載改札機を用いた現金利用・異種運賃制対応の運賃収受システム
CN113284263A (zh) * 2021-05-21 2021-08-20 广州羊城通有限公司 基于ic卡的交通费收费实现方法及装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2333630A (en) * 1998-01-23 1999-07-28 American Express Travel Relate Smart card with travel and/or business partner scheme applications
KR100371411B1 (ko) * 2000-10-11 2003-02-07 주식회사 케이디이컴 비접촉식 정액권 및 일회권을 이용한 버스 요금 징수시스템
KR20030006181A (ko) * 2001-07-11 2003-01-23 지용오 비접촉식 ic회원카드 버스운용시스템
KR100440258B1 (ko) * 2002-03-30 2004-07-15 케이비 테크놀러지 (주) 시외구간 요금징수 방법
KR100554394B1 (ko) * 2002-10-10 2006-02-22 케이비 테크놀러지 (주) 교통카드용 시각별요금 징수단말기 및 시각별요금 징수방법
JP2011192046A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Railway Technical Research Institute 車載改札機によるicカードを用いた複数人利用対応の運賃収受システム
JP2011203770A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Railway Technical Research Institute 車載改札機を用いた現金利用・異種運賃制対応の運賃収受システム
CN113284263A (zh) * 2021-05-21 2021-08-20 广州羊城通有限公司 基于ic卡的交通费收费实现方法及装置
CN113284263B (zh) * 2021-05-21 2023-01-03 广州羊城通有限公司 基于ic卡的交通费收费实现方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
MX2007001266A (es) Sistema de transportacion de pasajeros y metodo para obtener boletos en tal sistema.
CN107111792B (zh) 用于在交通网络中售检票及验票的方法和系统
CN107424231A (zh) 基于导航系统的高速公路缴费方法、存储介质和系统
JP2002049942A (ja) 料金徴収システム
JPH09134460A (ja) 非接触icカードを用いたバス改札装置
JP2006127493A (ja) 車両用決済支援装置及び金融取引処理装置
JP3851571B2 (ja) 車両での出改札方法、列車情報の表示方法および車内広告料ガイド方法
JP5497354B2 (ja) 車載装置、決済意思確認方法及び車載装置用プログラム
CN108205888B (zh) 一种判断乘客进出站的方法及装置
JP3076986B2 (ja) 自動料金収受システムの利用可否判断装置
CN201887799U (zh) 车载信息服务终端及其实时付费系统
JP4357034B2 (ja) 携帯型券処理機及び車内精算システム
JP2002288696A (ja) 列車の乗車料金の計算システム、その方法及び携帯端末
JP2001167297A (ja) 駐車場自動管理システム
JP2000242816A (ja) 乗車料金徴収装置
JP2004145717A (ja) 駐車場管理システム
JP2001167300A (ja) 駐車料金収受システムとその料金収受方法
JP2002170137A (ja) 駐車場管理システム
JP4691774B2 (ja) 乗車券及び乗車券処理装置
JP4769359B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置及び方法並びに車両用ナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体
JP2000293712A (ja) 指定席券の処理方法
JP2001167301A (ja) 駐車料金収受システム
JP4705338B2 (ja) 乗降処理システム、方法及び制御プログラム、コントローラ並びにバス車両
JPS62214489A (ja) 自動料金収受装置
JP2000259875A (ja) 料金収受システム、料金収受方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030204