JPH09128525A - 画像色変更装置 - Google Patents

画像色変更装置

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JPH09128525A
JPH09128525A JP7308534A JP30853495A JPH09128525A JP H09128525 A JPH09128525 A JP H09128525A JP 7308534 A JP7308534 A JP 7308534A JP 30853495 A JP30853495 A JP 30853495A JP H09128525 A JPH09128525 A JP H09128525A
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JP
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color
image
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Application number
JP7308534A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Ibaraki
克博 茨木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像に対して既に配色されている色を変更す
る際に、例えば、明るい、穏やかな、派手な等のように
色から受ける色感に基づいて色コードを変更する。 【解決手段】 CPU1はイラストに既に設定されてい
る色コードに基づいてその色系統を判別すると共に、そ
れと同系の色コードを色データメモリ14から検索す
る。色データメモリ14は色コードとその色系統の他に
各種の色感モデル毎にその色感レベルを記憶する。ここ
で、任意の色感モデルとそのレベルが選択されると、C
PU1は上記検索された同系の各色コードのうち、選択
モデルに対応する色感レベルに基づいて選択レベルに最
も近いレベルを持った色コードを抽出する。そして、イ
ラストに既に設定されている色コードをこの抽出した色
コードに置き替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータやワードプロセッサ等において、画像に配色さ
れている色を任意の色に変更する画像色変更装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等の画像
処理装置において、画像に対して既に設定されている色
を任意の色に変更する際に、予め用意されている各種の
色コードの中から任意の色コードを指定するようにして
いるが、その指定方法としては色名称を一覧表示させ、
その中から任意の色名称をポイント指定したり、カラー
チャートを参照して色コードを入力するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
表示可能な色種は増大する傾向にあり、色種が増える
と、その中から所望の色を選択することは極めて困難な
ものとなり、また、色彩感覚が優れた特別なユーザ(デ
ザイナや美術関連のユーザ)でなければ、デザイン性に
富んだ配色やイメージを実現することができないという
問題があった。この発明の課題は、画像に対して既に配
色されている色を変更する際に、例えば、明るい、穏や
かな、派手な等のように色から受ける色感に基づいて色
コードを変更できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項
(1)記載の発明)の手段は次の通りである。画像に配
色されている色を任意の色に変更する画像色変更装置に
おいて、 (1)、色データ記憶手段は各種の色に対応付けて色コ
ードおよびその色が属する色系統を記憶する他に、その
色から受ける色感の程度を示す色感レベルを複数種の色
感毎に記憶する。ここで、色感とは例えば「明るい色」
〜「暗い色」、「派手な色」〜「地味な色」、「澄んだ
色」〜「にごった色」等のように色から直接受ける印象
であり、また、色感レベルは例えば、「極めて明るい
色」、「やや明るい色」、「やや暗い色」等のように色
感の程度を数値等によってランク別にしたものである。
色データ記憶手段はこのような色感レベルを各色コード
に対応付けて複数種の色感毎に記憶する構成となってい
る。 (2)、選択手段は色感の種類を選択すると共に、その
色感レベルを選択する入力装置である。 (3)、判別手段は画像に対して既に設定されている色
コードに基づいてその色系統を判別する。 (4)、検索手段はこの判別手段で判別された色系統と
同系の色コードを前記色データ記憶手段から検索する。 (5)、読出手段はこの検索手段によって検索された色
コード毎に、前記選択された色感の種類に対応して前記
色データ記憶手段に記憶されている色感レベルを読み出
す。 (6)、抽出手段この読出手段によって読み出された各
色感レベルのうち、前記選択された色感レベルに最も近
いレベルを持った色コードを抽出する。 (7)、置替手段はこの抽出手段によって抽出された色
コードを画像に対して既に設定されている色コードと置
き替えることにより画像色を変更する。なお、前記選択
手段によって色感の種類およびその色感レベルを選択す
る際に、複数種の色感と共にそのレベルを一覧表示する
ようにしてもよい。また、複数の構成要素から成る画像
に対して色コードの置き替えを各構成要素毎に実行する
ことにより画像全体の色を任意に選択された色感に基づ
いて一度に変更するようにしてもよい。また、画像に対
して既に設定されている各色コードに基づいてその色名
称を一覧表示するモノクローム表示手段を設け、前記置
替手段によって色コードが置き替えられた際に、当該色
コードに対応付けて前記表示手段に表示されている色名
称の内容を変更するようにしてもよい。いま、任意の色
感を選択すると共にその色感レベルを選択しておく。例
えば、「極めて派手な色」、「やや澄んだ色」等を選択
すると、画像に対して既に指定されている色コードに基
づいてそれと同系色の色コードが検索される。すると、
検索された各色コードの中から上記選択された色感の種
類に対応し、かつ上記選択されたレベルに最も近いレベ
ルを持った色コードが抽出される。これによって抽出さ
れた色コードを画像に対して既に設定されている色コー
ドと置き替えることにより画像色の変更を行う。第2の
発明(請求項(5)記載の発明)の手段は次の通りであ
る。画像に配色されている色を任意の色に変更する画像
色変更装置において、 (1)、色データ記憶手段は各種の色に対応付けて色コ
ードおよびその色が属する色系統を記憶する他に、その
色から受ける色感の程度を示す色感レベルを複数種の色
感毎に記憶する。 (2)、配色モデル記憶手段は複数種の色感を任意に組
み合せた配色モデルを複数種記憶する。 (3)、選択手段は任意の配色モデルを選択する。 (4)、抽出手段はこの選択手段によって配色モデルが
選択された際に、この配色モデルを構成する複数種の色
感に基づいて前記色データ記憶手段を順次検索すること
により各色感に共通し、かつ色感レベルが高い色コード
を上位から複数コード分抽出する。 (5)、検索手段は画像に対して既に設定されている色
コードに基づいてその色系統を判別すると共に、これと
同系の色コードを前記抽出手段から抽出された各色コー
ドの中から検索する。 (6)、置替手段はこの検索手段で検索された色コード
を画像に対して既に設定されている色コードと置き替え
ることにより画像色を変更する。いま、例えば、配色モ
デルとして、例えば、「穏やかな色」、「明るい色」、
「落ちついた色」のように複数種の色感を組み合せたモ
デルが選択されたものとすると、各色感に共通する色コ
ード、つまり、「穏やかで明るく落ちついた色」の色コ
ードが複数コード分抽出される。すると、画像に対して
既に設定されている色コードに基づいてそれと同系色の
色コードを上記抽出された各色コードの中から検索され
ると共に、この検索された色コードを画像に対して既に
設定されている色コードと置き替えることにより画像色
の変更を行う。したがって、画像に対して既に配色され
ている色を変更する際に、例えば、明るい、穏やかな、
派手な等のように色から受ける色感に基づいて色コード
を変更することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図1〜図6を参照してこの発明
の第1実施形態について説明する。図1はカラー画像処
理を行うワードプロセッサのブロック構成図である。C
PU1はROM2、RAM3に格納されている各種プロ
グラムにしたがってこのワードプロセッサの全体動作を
制御する中央演算処理装置であり、その周辺入力デバイ
スとしてCPU1にはキーボード4、マウス5、カラー
表示部6、ディスク7、印字部8が接続されており、そ
れらの入出力動作を制御する。ROM2は各種プログラ
ムおよび文字フォントデータを記憶する他に、イラスト
名に対応付けてイラスト画像を記憶するイラスト画像メ
モリ2−1を有し、また、RAM3はプログラムメモリ
やテキストメモリの他に、イラストメモリ3−1、ワー
クメモリ3−2を有する構成となっている。イラストメ
モリ3−1はイラスト画像を指定するイラスト名と、こ
のイラスト画像に配色される色コードとを記憶するもの
で、色コードはイラスト画像を構成する各部品毎に設定
される。ここで、イラスト呼び出し時において、CPU
1はイラストメモリ3−1内のイラスト名に基づいてイ
ラスト画像メモリ2−1を検索し、該当するイラスト画
像を呼び出すと共にその構成部品毎にイラストメモリ3
−1に設定されている色コードに基づいてイラスト画像
をカラー表示させる。
【0006】キーボード4は文字列データや各種のコマ
ンドを入力するキー入力装置であり、CPU1は入力制
御部9を介して取り込んだキーコードがイラスト呼び出
し指令であれば、イラストメモリ3−1の内容に基づい
てイラスト画像メモリ2−1を検索し、該当するイラス
ト画像データを読み出してビデオRAM(VRAM)1
0に書き込む。表示制御部11はVRAM10をアクセ
スしてVRAM10内の画像データを呼び出し、カラー
表示部6に表示出力させる。なお、カラー表示部6は多
色表示が可能な液晶表示部である。また、CPU1はイ
ラストメモリ3−1の内容をキーボード4からの保存指
令に応答して外部記憶制御部12に送り、ディスク7に
登録保存させると共に、キーボード4からの印刷指令に
応答して印刷制御部13に送り、印字部8に印字出力さ
せる。なお、印字部8は多色印刷が可能なサーマルプリ
ンタである。
【0007】色データメモリ14はイラスト画像に対し
て配色される各種の色データを固定的に記憶するもの
で、各種の色に対応付けて色コードおよびその色が属す
る色系統を記憶する他、その色から受ける色感の程度を
示す色感レベルを複数種の色感モデル毎に記憶する。
【0008】図2は色感モデルを説明するための図で、
16種類の色感モデルに対応付けて「パールピンク」と
呼ばれる色と、「ダークレッド」と呼ばれる色との色感
レベルを示したものである。すなわち、図中、実線は
「パールピンク」、破線は「ダークレッド」に対応し、
色感モデルによって色感レベルが変化する様子を示して
いる。ここで、色感モデルAは明るさと暗さを表現して
おり、「パールピンク」は明るい色感を持ち、「ダーク
レッド」は暗い色感を持つ色であることを定義する。ま
た、色感モデルPは男性的か女性的かを表現しており、
「パールピンク」は女性的であるのに対し、「ダークレ
ッド」は男性的な色感を持った色であることを定義す
る。このように「パールピンク」と「ダークレッド」と
は同じ赤系であるが、その色感は大きく相違することに
なる。また、色感レベルは17ランクに分けられてお
り、モデルAの「明るい」は「ランク(1)」、「暗
い」は「ランク(17)」、……モデルPの「男性的
な」は「ランク(1)」、「女性的な」は「ランク(1
7)」側に定義されている。
【0009】図3は色データメモリ14の内容を説明す
るための図で、(A)は1つの色に対応するデータ構造
を示し、(B)はダークレッドに対応するデータ内容を
具体的に示した図である。すなわち、色データメモリ1
4は色別に、色コードとその色が属する色系統を示す色
グループコードと、16種類の色感モデルA〜Pに対応
してその色から受ける色感レベル(ランク)を記憶する
構成となっている。ここで、色グループコードは赤系、
黄系、青系、緑系、黒系、白系を区別するためのコード
であり、図3(B)に示すダークレッドは赤系の色であ
ることを示している。また、色感レベルは16種類の色
感モデルに対応付けられており、ダークレッドにおいて
その色感モデルAのレベルは「13」、つまり、やや暗
い色であることを示し、色感モデルPのレベルは
「6」、つまり、やや男性的な色であることを示してい
る。
【0010】次に、イラスト画像に配色されている色を
変更する際の動作を図4に示すフローチャートにしたが
って説明する。いま、任意のイラスト画像を呼び出して
この画像に配色されている色を変更する場合には、キー
ボード4上の特定キーを操作して色変更モードにセット
すると、CPU1は図4に示すフローチャートにしたが
った動作を実行する。先ず、CPU1はイラストメモリ
3−1内のイラスト名を一覧表示させ、その中から任意
のイラストが選択されると、それに対応するイラスト画
像メモリ2−1の内容を読み出して表示出力させる(ス
テップA1)。次に、CPU1は16種類の色感モデル
をその色感レベルと共に一覧表示させる(ステップA
2)。この場合、図2に示すような色感モデルが一覧表
示される。ここで、マウス5を操作して任意の色感モデ
ルを選択するためにその位置をポイント指定すると共
に、この色感モデルに対応する任意の色感レベル(ラン
ク)位置をポイント指定する(ステップA3)。いま、
例えば、やや派手な色を指定するために色感モデル「派
手な⇔地味な」を選択すると共に、その色感レベルとし
てランク「5」を選択したものとする。
【0011】こで、CPU1はステップA1で選択され
たイラストに対応するイラストメモリ3−1の内容をア
クセスし、このイラストに対して既に設定されている色
コードに基づいてその色系統を判別し、これと同系の色
コードを色データメモリ14から検索する(ステップA
4)。例えば、既に設定されている色コードが赤系であ
るものとすると、色データメモリ14からパールピン
ク、ピンク、ダークレッド等の色コードが検索される。
そして、検索された色コード毎に、選択モデル(「派手
な⇔地味な」を示す色感モデル)に対応する色感モデル
を色データメモリ14からそれぞれ読み出す(ステップ
A5)。そして、この色感レベルのうち、選択レベル
(ランク「5」)に最も近いレベルを捜し出し、ステッ
プA4で検索された同系色の色コードの中から、選択レ
ベルに最も近いレベルを持った色コードを抽出する(ス
テップA6)。そして、イラストに既に設定されている
色コードをステップA6で抽出した色コードと置き替え
ると共に(ステップA7)、置き替えられた色コードに
基づいてイラスト画像をカラー表示させる(ステップA
8)。
【0012】このようにして1つの色コードに対応する
変更処理が終わると、1つの画像要素に複数の色コード
が設定されていれば、全色の変更を終了したかをチェッ
クし(ステップA9)、終了していなければ、ステップ
A4に戻る。この場合イラストに設定されている次の色
コードが指定されてその色系統が判別され、以下、上述
と同様にステップA4〜A9が繰り返される。これによ
って1つの画像要素の全色を変更すると、次の画像要素
が有るかをチェックし(ステップA10)、有れば、次
の画像要素を指定し(ステップA11)、この画像に対
して以下同様の色変更処理(ステップA4〜A9)が繰
り返される。
【0013】以上のように構成された画像色変更装置に
よれば、色感モデルとその色感レベルを選択するだけ
で、色感という具体的なイメージによってイラスト画像
の色を所望する色に変更することができる。この場合、
イラスト画像に既に設定されている色と同系の色に変更
されるので、画像全体の配色イメージを崩さずに画像全
体を「派手な色」、「情熱的な色」のような色感に基づ
いた変更が可能となる。また、色彩感覚に優れた特別な
ユーザでなくてもデザイン性に富んだ配色が可能とな
る。また、各種の色感モデルとそのレベルを一覧表示す
るようにしたからその選択を極めて容易に行うことがで
きる。
【0014】更に、図5はイラストメモリ3−1の変更
前、変更後の内容を例示したもので、この場合、イラス
トメモリ3−1には4種類のイラストA、B、C、Dに
対応して着色範囲を示す領域情報とその着色範囲内に着
色される色の種類を示す色コードとが設定されている。
このように4種類のイラストを組み合せて1つの画像が
構成されている場合に、この画像に対する色コードの変
更が指示されると、4種類のイラストの全ての色が任意
に選択された色感に基づいて変更される。ここで、図5
(A)は色コードの変更前、(B)は変更後の内容を示
し、複数の画像要素を組み合せて成る画像全体の色を任
意に選択された色調に応じて一度に変更することができ
る。図6は図5(A)、(B)に示したイラストメモリ
3−1の内容に対応する表示例を示し、図6(A)は変
更前、(B)は変更後の表示状態図であり、この表示例
においては円、三角形のように単純な図形を示してい
る。なお、上記第1実施形態においては、色感モデルを
1種類選択するようにしたが、複数種の色感モデルを選
択するようにしてもよい。例えば「明るく」、「澄んだ
色」の色感モデルを同時に選択するようにしてもよい。
また、色感モデルとそのレベルを図2に示すような形態
で一覧表示するようにしたが、色感モデルのみを一覧表
示し、色感レベルについてはキーボード4から数値入力
するようにしてもよい。
【0015】(第2実施形態)以下、図7〜図11を参
照してこの発明の第2実施形態について説明する。図7
はカラー画像処理を行うワードプロセッサのブロック構
成図であり、基本的には上述した図1と同様であるた
め、その説明は省略するが、図7に示すワードプロセッ
サは色データメモリ15の他に配色モデルメモリ16を
有する構成となっている。なお、ワークメモリ3−2は
ワーク域A、B、Cを有している。色データメモリ15
は図1で示した色データメモリ14と同様に、各種の色
に対応付けて色コードおよびその色が属する色系統を記
憶すると共に、複数の色感モデルに対応してその色から
受ける色感レベルを記憶する構成となっている。この場
合、色感モデルは図8に示すように「穏やか」、「硬
質」、「明るい」、「暗い」、「落ちついた」、「斬
新」の6種類であり、インテリアの色感モデルを例示し
たものである。
【0016】配色モデルメモリ16は複数の色感モデル
を任意に組み合せた配色モデルを複数記憶するもので、
図8に示すように、配色モデルQは色感モデル「穏や
か」、「明るい」、「落ちついた」を組み合せたもの
で、穏やかで明るく落ちついた雰囲気のインテリアイメ
ージを表現し、また配色モデルXは色感モデル「硬
質」、「暗い」、「斬新」を組み合せたもので、硬質で
暗く斬新な雰囲気のインテリアイメージを表現するモデ
ルである。図9は配色モデルメモリ16の内容を説明す
るための図で、配色モデルメモリ16は配色モデルを指
定するモデルコードの他に、色感モデルを指定する色感
特徴コードを色感モデル毎に記憶する構成となってい
る。ここで、色感特徴コードは図10に示すように各色
感モデルに対応付けられた色感モデル指定コードであ
る。図9(B)は配色モデルQの具体的な内容を示し、
モデルコードとして「1」、特徴コードとして「0
1」、「03」、「05」が記憶されている。
【0017】次に、イラスト画像に配色する色を指定す
る際の動作を図11に示すフローチャートにしたがって
説明する。いま、色変更モードにセットされると、CP
U1は図11に示したフローチャートにしたがった動作
を実行する。先ず、イラスト選択処理において、任意の
イラストが選択されると、選択されたイラスト画像を表
示出力させる(ステップB1)。次に、色感モデルを組
み合せた8タイプの配色モデルのモデル名を一覧表示さ
せる(ステップB2)。この場合、例えば、配色モデル
Qのモデル名としては「穏やかで明るく落ちついた雰囲
気のインテリアモデル」が表示される。ここで、マウス
5を操作して任意のモダル名を選択するためにその位置
をポイント指定すると(ステップB3)、CPU1は選
択された配色モデルに対応するモデルコードに基づいて
配色モデルメモリ16を検索する(ステップB4)。
【0018】そして、該当するモデルコードに対応して
配色モデルメモリ16に記憶されている各種の色感特徴
コードのうち、先ず、最初の特徴コードを読み出すと共
に、この最初の特徴コードに基づいて色データメモリ1
5を検索する(ステップB5)。いま、配色モデルQが
選択指定されたものとすると、図9(B)に示すように
最初の特徴コードとして「01」が読み出される。この
特徴コードは「穏やかな」を示す色感モデルを指定する
コードであり、この色感モデルに対応して各色毎に色デ
ータメモリ15に記憶されている色感レベルを検索し、
その中からランク(1)〜ランク(7)までに属する色
コードを全て抽出し、ワークメモリ3−2内のワーク域
Aにセットする(ステップB6)。この場合、穏やかな
色が上位ランク(7)まで全て抽出される。
【0019】まして、CPU1は配色モデルメモリ16
から次の特徴コード(図9の(B)の場合には「0
3」)を読み出すと共に、この特徴コードに基づいて色
データメモリ15を検索するが、その際、ワークメモリ
3−2内のワーク域A内にセットされている各色コード
に対応するメモリ内容のみが検索対象となる(ステップ
B7)。つまり、ワーク域Aには上述の処理で上位ラン
ク(7)に属する穏やかな色のコードが全てセットされ
ており、この穏やかな色の中で、特徴コード「03」で
示される「明るさ」の色感モデルに対応する色感レベル
を検索し、その中からランク(1)〜(7)に属する色
コードが抽出されてワークメモリ3−2内のワーク域B
にセットされる(ステップB8)。これによってワーク
域Bには穏やかで明るい色のコードがセットされ、ワー
ク域Aの内容が「明るさ」を条件として絞り込まれたも
のとなる。
【0020】同様に、CPU1は配色モデルメモリ16
から更に次の特徴コード(図9(B)の場合には「0
5」)を読み出し、ワーク域Bにセットされている色コ
ードの中で、特徴コード「05」で示される「落ちつい
た」の色感モデルに対応する色感レベルを検索する(ス
テップB9)。そして、その中からランク(1)〜
(7)に属する色コードを抽出し、ワークメモリ3−2
内のワーク域Cにセットする(ステップB10)。これ
によってワーク域Cには穏やかで明るく落ちついた雰囲
気を持つ色が複数コード分セットされることになり、ワ
ーク域Bの内容が「落ちついた」を条件として更に絞り
込まれたものとなる。この場合、ワーク域Cには2以上
の色コードがセットされるように色感モデルや配色モデ
ルの内容が定義されている。
【0021】次に、イラストに対して既に設定されてい
る色コードに基づいてその色系統を判別すると共に、こ
れと同系の色コードをワーク域Cより検索する(ステッ
プB11)。この結果、同系の色コードがワーク域Cに
有るかをチェックし(ステップB12)、有ればその色
コードをワーク域Cから読み出してイラストに設定され
ている色コードと置き替える(ステップB13)。一
方、同系の色コードがワーク域に無ければ、その旨がメ
ッセージ表示され(ステップB14)、キーボード4か
ら色コードが入力されたかを調べ(ステップB15)、
キー入力された場合にはイラストに設定されている色コ
ードがキー入力された色コードに書き替えられる(ステ
ップB13)。このように色コードの置き替えが行われ
た場合には置き替えられた色コードに基づいてイラスト
画像がカラー表示される(ステップB16)。
【0022】このようにして1つの色コードに対する変
更処理が終ると、1つの画像要素に対して全色の変更を
終了したかをチェックし(ステップB17)、終了して
いなければステップB11に戻る。この場合、イラスト
に設定されている次の色コードが指定されてその色系統
が判別され、以下、上述の動作が繰り返される。これに
よって1つの画像要素の全色を変更すると、次の画像要
素が有ることを条件に(ステップB18)、当該画像要
素を指定し(ステップB19)、この画像に対して以下
同様の色変更処理が繰り返される。
【0023】以上のように構成された画像色変更装置に
おいては、予め用意されている配色モデルを単に指定す
るだけで、インテリアイメージに合った配色を特別な知
識や感性がなくても実現することができる。なお、上述
の例はインテリアの空間イメージ画像に対して配色する
場合を例に挙げたが、これに限らず、その他のイメージ
画像への配色も同様に適用可能であることは勿論であ
る。また、配色モデルは3種類の色感モデルを組み合せ
た構成であるが、その組み合せ数は任意である。
【0024】(第3実施形態)以下、図12および図1
3を参照して第3実施形態について説明する。なお、上
記第1実施形態ではカラー表示部を採用したが、この第
3実施形態においてはモノクローム表示部を採用したも
ので、それ以外は図1と略同様に構成されているため、
ワードプロセッサのブロック構成図は図示省略する。図
12はモノクローム表示に対する画像色確認変更処理を
示したフローチャートであり、色確認変更モードにセッ
トされることにより実行開始される。先ず、イラスト選
択表示処理が行われる(ステップC1)。これによって
選択されたイラストに対して既に設定されている色コー
ドを全て抽出すると共に(ステップC2)、各色コード
をその色名称に変換し、この色名称をファンクションキ
ーに対応付けて一覧表示させる(ステップC3)。また
イラスト画像を構成する要素(絵柄)を色別に分解し、
この画像要素を色名称に対応付けて表示出力させる(ス
テップC4)、図13はこの場合の表示例を示し、画像
要素とそれに着色される色の名称とがファンクションキ
ーに対応付けられて一覧表示される。ここで、シフトキ
ーが操作されると(ステップC5)、次画面が有ること
を条件に(ステップC6)、次画面の色名称と画像要素
とをファンクションキーに対応付けて一覧表示させる
(ステップC7)。
【0025】ここで、ファンクションキーが操作される
と(ステップC8)、このファンクションキーに対応す
る色コードを読み出すと共に(ステップC9)、色変更
処理を行う(ステップC10)。すなわち、この色変更
処理は図4に示したステップA2〜A6と基本的には同
様の処理を行うもので、これによってファンクションキ
ーに対応する色コードに基づいてそれと同系の色コード
が抽出されると共に、その中から任意に選択された色感
に該当する色コードが抽出され、ファンクションキーに
対応する色コードが抽出された色コードと置き替えられ
る。すると、色コードの置き替えに基づいて当該ファン
クションキーに対応する色名称が変更されて表示出力さ
れる(ステップC11)。このような動作は終了キーが
操作されるまで繰り返される(ステップC12)。
【0026】以上のように構成された画像色変更装置に
よれば、モノクローム表示部を採用したとしても、図1
3に示すような色名称表示によって画像全体のカラーイ
メージを確認することができると共に、所望する色のみ
を任意に指定して色感に応じた色に変更することが可能
となる。また、カラー印刷によってカラー画像を試し印
刷する必要もない。なお、上記第3実施形態においては
色名称をファンクションキーに対応付けたが、単に色名
称を一覧表示させ、マウス操作によるポイント指定によ
って変更対象の色名称を指定するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、画像に対して既に配
色されている色を変更する際に、例えば、明るい、穏や
かな、派手な等のように色から受ける色感に基づいて色
コードを変更することができるので、特別な色彩感覚や
感性を持たない一般ユーザであっても多数の色の色の中
から色感という具体的なイメージによって所望する色に
容易に変更することが可能となると共に、デザイン性に
富んだ配色が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるワードプロセッサのブロ
ック構成図。
【図2】色感モデルを説明するための図。
【図3】色データメモリ14の内容を説明するための図
で、(A)は1つの色に対応するデータ構造、(B)は
パールピンクに対応するデータ内容を具体的に示した
図。
【図4】イラスト画像に配色されている色を変更する場
合の動作を示したフローチャート。
【図5】イラストメモリ3−1の内容を例示したもの
で、(A)は色コードの変更前、(B)は変更後の内容
を示した図。
【図6】イラスト表示例を示し、(A)は図5(A)に
示すイラストメモリ3−1の内容に応じた表示例、
(B)は図5(B)に示すイラストメモリ3−1の内容
に応じた表示例を示した図。
【図7】第2実施形態におけるワードプロセッサのブロ
ック構成図。
【図8】配色モデルを説明するための図。
【図9】配色モデルメモリ16の内容を説明するための
図で、(A)はそのデータ構造、(B)はその具体例を
示した図。
【図10】色感モデルに対応付けられた特徴コードを示
した図。
【図11】イラスト画像に配色されている色を変更する
場合の動作を示したフローチャート。
【図12】第3実施形態において、イラスト画像に配色
されている色をモノクローム表示によって確認すると共
にその色を変更する場合の動作を示したフローチャー
ト。
【図13】イラスト画像に配色されている各色コードに
基づいてその色名称をモノクローム表示部に一覧表示さ
せた状態を示した図。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 2−1 イラスト画像メモリ 3 RAM 3−1 イラストメモリ 3−2 ワークメモリ 4 キーボード 5 マウス 6 カラー表示部 9 入力制御部 10 VRAM 11 表示制御部 14、15 色データメモリ 16 配色モデルメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/66 310

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像に配色されている色を任意の色に変更
    する画像色変更装置において、 各種の色に対応付けて色コードおよびその色が属する色
    系統を記憶する他に、その色から受ける色感の程度を示
    す色感レベルを複数種の色感毎に記憶する色データ記憶
    手段と、 色感の種類を選択すると共に、その色感レベルを選択す
    る選択手段と、 画像に対して既に設定されている色コードに基づいてそ
    の色系統を判別する判別手段と、 この判別手段で判別された色系統と同系の色コードを前
    記色データ記憶手段から検索する検索手段と、 この検索手段によって検索された色コード毎に、前記選
    択された色感の種類に対応して前記色データ記憶手段に
    記憶されている色感レベルを読み出す読出手段と、 この読出手段によって読み出された各色感レベルのう
    ち、前記選択された色感レベルに最も近いレベルを持っ
    た色コードを抽出する抽出手段と、 この抽出手段によって抽出された色コードを画像に対し
    て既に設定されている色コードと置き替えることにより
    画像色を変更する置替手段とを具備したことを特徴とす
    る画像色変更装置。
  2. 【請求項2】前記選択手段によって色感の種類およびそ
    の色感レベルを選択する際に、複数種の色感と共にその
    レベルを一覧表示するようにしたことを特徴とする請求
    項(1)記載の画像色変更装置。
  3. 【請求項3】複数の構成要素から成る画像に対して色コ
    ードの置き替えを各構成要素毎に実行することにより画
    像全体の色を任意に選択された色感に基づいて一度に変
    更するようにしたことを特徴とする請求項(1)記載の
    画像色変更装置。
  4. 【請求項4】画像に対して既に設定されている各色コー
    ドに基づいてその色名称を一覧表示するモノクローム表
    示手段を設け、 前記置替手段によって色コードが置き替えられた際に、
    当該色コードに対応付けて前記表示手段に表示されてい
    る色名称の内容を変更するようにしたことを特徴とする
    請求項(1)記載の画像色変更装置。
  5. 【請求項5】画像に配色されている色を任意の色に変更
    する画像色変更装置において、 各種の色に対応付けて色コードおよびその色が属する色
    系統を記憶する他に、その色から受ける色感の程度を示
    す色感レベルを複数種の色感毎に記憶する色データ記憶
    手段と、 複数種の色感を任意に組み合せた配色モデルを複数種記
    憶する配色モデル記憶手段と、 任意の配色モデルを選択する選択手段と、 この選択手段によって配色モデルが選択された際に、こ
    の配色モデルを構成する複数種の色感に基づいて前記色
    データ記憶手段を順次検索することにより各色感に共通
    し、かつ色感レベルが高い色コードを上位から複数コー
    ド分抽出する抽出手段と、 画像に対して既に設定されている色コードに基づいてそ
    の色系統を判別すると共に、これと同系の色コードを前
    記抽出手段から抽出された各色コードの中から検索する
    検索手段と、 この検索手段で検索された色コードを画像に対して既に
    設定されている色コードと置き替えることにより画像色
    を変更する置替手段とを具備したことを特徴とする画像
    色変更装置。
JP7308534A 1995-11-02 1995-11-02 画像色変更装置 Pending JPH09128525A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010519627A (ja) * 2007-02-22 2010-06-03 トムテック イマジング システムズ ゲゼルシャフト ミットべシュレンクテル ハフツンク 三次元画像データセットを二次元画像で表現する方法及び装置
WO2014037982A1 (ja) * 2012-09-10 2014-03-13 株式会社日本カラーデザイン研究所 カラーイメージスケール、カラーイメージスケール表示装置、及び、カラーイメージスケール表示方法

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JP2010519627A (ja) * 2007-02-22 2010-06-03 トムテック イマジング システムズ ゲゼルシャフト ミットべシュレンクテル ハフツンク 三次元画像データセットを二次元画像で表現する方法及び装置
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