JPH09128421A - データ処理方法およびマスクパターンのデータ処理方法 - Google Patents

データ処理方法およびマスクパターンのデータ処理方法

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JPH09128421A
JPH09128421A JP28142795A JP28142795A JPH09128421A JP H09128421 A JPH09128421 A JP H09128421A JP 28142795 A JP28142795 A JP 28142795A JP 28142795 A JP28142795 A JP 28142795A JP H09128421 A JPH09128421 A JP H09128421A
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axis direction
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JP28142795A
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English (en)
Inventor
Fuerutoman Robaato
フェルトマン ロバート
Isao Ashida
勲 芦田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクデータが巨大化しているため、効率的
なデータの圧縮が必要であり、また露光情報のような非
幾何学的情報を形状情報やサイズ情報のような幾何学的
情報と同時に取り扱えるようにする必要があった。 【解決手段】 認識された多数の情報を用いたデータ処
理方法において、多数の情報Ia(1) 〜Ic(3) のうちの特
定の複数の情報Ia(1) 〜Ia(3) を一つの情報として認識
してインデックス1を与え、このインデックス1ととも
に残りの情報Ib(1) 〜Ic(3) を用いて、データを圧縮し
て処理を行う方法である。また、多数の情報Ia(1) 〜Ic
(3) が、幾何学的情報と非幾何学的情報とからなる場合
に、非幾何学的情報を仮想的な幾何学的情報として取り
扱うことで、両者を同時にデータ処理する。また、繰り
返しセンタトラッキングによって繰り返し表れるセルの
領域を認識し、さらにセルの構成要素の継承関係を求め
るとによってデータの圧縮を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理方法お
よびマスクパターンのデータ処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年のマスクデータ処理の発展により、
データボリュームが巨大化する傾向がある。伝統的なチ
ップ設計では、高密度化と複雑化とによって、既に巨大
なマスクデータを出力するようになっている。例えば、
0.35μm未満のデザインルールにおいては、光近接
効果補正、位相シフト技術等のパターン変形をともなう
プロセス補正技術等により、データの大きさはさらに増
大する可能性が高い。このような状況から、現実的にマ
スク製作工程における制約(最大ファイルサイズなど)
を越える可能性が非常に高くなってきているために、効
率の良いマスクデータの圧縮が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LSIのマスクパターンの圧縮機能は、マスクパターン
描画装置のマスクデータ変換システムに含まれているた
め、データの圧縮を独立して実行することは困難であっ
た。その上、従来のシステムにはパターンのサイズのよ
うな幾何学的情報ではない、例えば露光量を設定するよ
うな非幾何学的情報を取り込む機能は無かった。そのた
め、露光量を補正した後のデータを入力して圧縮するこ
とはできなかった。そこで、幾何学的情報に非幾何学的
情報を付加してデータを取り扱うデータ処理において
も、データ圧縮が必要となっていた。
【0004】本発明は、幾何学的情報とともに非幾何学
的情報も取り扱えるようにするとともに、データを効率
的に圧縮するのに優れたデータ処理方法およびマスクパ
ターンのデータ処理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたデータ処理方法およびマスクパタ
ーンのデータ処理方法である。
【0006】すなわち、第1のデータ処理方法は、認識
された多数の情報のうちの特定の複数の情報を一つの情
報として認識してインデックスを与え、そのインデック
スとともに残りの情報とを用いて、データ処理を行う。
その際、多数の情報は、幾何学的情報、例えば図形の形
状情報やサイズ情報と、非幾何学的情報、例えば露光量
情報とからなり、上記非幾何学的情報を仮想的な幾何学
的情報として取り扱う。
【0007】上記データ処理方法では、特定の複数の情
報を一つの情報として認識してインデックスを与えるこ
とから、データが圧縮される。そして、そのインデック
スとともに残りの情報を用いて、データ処理を行うこと
から、データ処理に必要なメモリ数が削減される。ま
た、例えば露光量のような非幾何学的情報を仮想的な幾
何学的情報として取り扱うことから、従来は、例えば図
形の形状情報やサイズ情報のような幾何学的情報ととも
には取り扱いができなかった非幾何学的情報を幾何学的
情報とともにデータ処理することが可能になる。
【0008】第2のデータ処理方法は、複数または単数
のパターンからなるものでかつパターン配置が同一であ
るセルが繰り返し出現する領域を認識する処理を備えた
データ処理方法である。すなわち、x−y座標系におい
て、x軸方向およびy軸方向に繰り返す状態に配置され
た複数のセルのうちの一つのセルをこのセルを含むy軸
方向のセル群の中心に位置させることと、上記セルをこ
のセルを含むx軸方向のセル群の中心に位置させること
とを順に繰り返して行うことで、上記セルをx軸方向お
よびy軸方向に繰り返す状態に配置された複数のセル領
域の中心に位置させる。
【0009】上記第2のデータ処理方法では、一つのセ
ルを、このセルを含むy軸方向のセル群の中心に位置さ
せることと、上記セルを、このセルを含むx軸方向のセ
ル群の中心に位置させることとを順に繰り返すことか
ら、大きい繰り返し領域に対して、任意の位置をその領
域の認識の開始点としても、上記領域を分割することな
く、その領域はより大きい一つの繰り返し領域として認
識される。そのため、従来は複数の領域群に分割されて
いた繰り返し領域をより大きく少ない繰り返し領域とす
ることが可能となるので、データ数は削減される。
【0010】第3のデータ処理方法は、認識された複数
のセルからなるセル群を第1レベルとし、各セルに同じ
パターン集合が存在することを基本にして、この第1レ
ベルのセルからその一部のパターンを受け継いで第1レ
ベルよりも上の第2レベルに新しいセルを構成するセル
継承操作を、上記第1レベルのセルおよび新しく構成し
たセルに対して順次行って、第1レベルのセルからの継
承関係を有するセルをツリー状に構成する。そして、各
セルについてデータを圧縮するための効果を計算し、最
もデータを圧縮するのに効果的なセルを選択して出力す
る。さらに、上記セル継承操作によって、残ったセルか
ら継承関係を有する新しいセルをツリー状に再構成する
操作を、第1レベルのセルが無くなるまであるいはセル
継承操作によって継承するセルが見つからなくなるまで
繰り返す。
【0011】上記第3のデータ処理方法では、第1レベ
ルのセルからその一部のパターンを受け継いで第1レベ
ルよりも上の第2レベルに新しいセルを構成するセル継
承操作を、第1レベルのセルおよび新しく構成したセル
に対して順次行うことから、各セルからの継承関係、す
なわち、第1レベルのセルおよび新しく構成したセルと
共通するパターンを有するセルがツリー状に構成される
ことになる。そして、これら認識したセルおよび継承に
より導出されたセルの中より、最も効率のよいセルから
順番に利用することで、最適化されたセル表現が実現さ
れる。したがって、複数のセルからなるデータは圧縮さ
れる。
【0012】マスクパターンのデータ処理方法は、上記
第1〜第3のデータ処理方法を用いてマスクパターンの
データ処理を行うものである。
【0013】上記マスクパターンのデータ処理方法で
は、上記データ処理方法をマスクパターンのデータ処理
方法に適用したことから、マスクパターンのデータが圧
縮され、従来よりも少ないメモリ数で、従来では処理す
ることができないような巨大なマスクパターンのデータ
が処理される。そのため、高精度かつ高密度なマスクパ
ターンの製作が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の一例を図
1によって以下に説明する。
【0015】図1に示すように、認識された多数の情報
として、Ia(1),Ia(2),Ia(3),Ib
(1),Ib(2),Ib(3),Ic(1),Ic
(2),Ic(3)という情報があるとする。上記各情
報のうちの特定の複数の情報を一つの情報として認識し
てインデックスを与える。例えば、情報Ia(1),I
a(2),Ia(3)を一つの情報として、インデック
ス1を作成する。そして、インデックス1を参照情報と
して残りの情報Ib(1)〜Ib(3),Ic(1)〜
Ic(3)とともに、データ処理する。このように、複
数の特定の情報を一つの情報に圧縮することによって、
データ処理に必要なメモリ数の削減が可能となる。その
ため、巨大データの処理が可能となる。なお、インデッ
クスの作成は、上記組み合わせに限定されることはな
い。したがって、例えば、Ia(1)とIb(2)とで
インデックスを作成してもよく、他の情報の組み合わせ
でインデックスを作成してもよい。
【0016】また、上記各情報を、例えばマスクパター
ンを構成する各セル(パターン情報)として、マスクパ
ターンを構成する複数のセルのうち、各セルにおいてパ
ターン配置が同一のものでインデックスを作成すること
も可能である。さらに上記各データを、例えばマスクパ
ターンを構成する各セルとして、そのセルが繰り返し出
現する領域を一つのセルとして認識してインデックスを
作成することも可能である。すなわち、マスクパターン
に対してインデックスを適用することが可能である。
【0017】ここでセル表現できるパターンの繰り返し
を、図2によって説明する。図2に示すように、例えば
セルの集合を同じ3つのパターン(例えば○□△)の繰
り返しであるとする。ここで、先に示した全てのパター
ンの定義のかわりに、繰り返されている3つのパターン
をもつセルを定義し、セルの繰り返し参照情報を作成す
る。この例での繰り返しパラメータは繰り返しピッチ
(dx,dy),繰り返し数(5,2)となる。
【0018】このように、多くのパターンデータフォー
マットは、単数あるいは複数のパターンをまとめてセル
として構成し、同一パターン群のx軸,y軸に沿った繰
り返しを、このセルの繰り返し参照情報として表現する
ことが可能となる。この方法による一つのセル参照情報
は、x軸方向,y軸方向のそれぞれの繰り返し数、繰り
返し間隔あるいは繰り返し領域サイズで表現される。こ
れにより、同じ繰り返しをもつパターンの定義を圧縮す
ることができる。したがって、圧縮されたマスクパター
ンデータを作成することができる。
【0019】次にパターンデータハッシングについて説
明する。まず、配列と比較することによりハッシングテ
ーブルを説明する。例えば、プログミング言語の一つで
あるC言語では、以下のような基本的配列が可能であ
る。 a
〔0〕,a〔1〕,a〔2〕,・・・,a〔n−1〕 しかしこれには、2つの大きい制約がある。 (1)アレイサイズが固定であること(配列サイズn
は、実行前に定義しなければならない)。 (2)アレイインデックスは整数のみである(C言語に
おける〔〕内の数値)。
【0020】一方、マスクデータ処理においては、パタ
ーンデータ補正等のために可変長の配列が必要となる。
また、より複雑なデータ構造をサポートできる配列イン
デックスも必要となる。これらの課題を解決するために
ハッシュテーブルを利用する。このハッシュテーブルで
は、例えば、矩形集合の場合、 a〔形状情報1〕,a〔形状情報2〕,a〔形状情報
3〕,・・・ のように、取り扱う図形の形状情報(幅、高さなどの複
雑な情報)をインデックスとして、目的の図形を取り出
すことができる。このハッシュテーブルは、インデック
スが複雑なデータ構造であることを除いて、配列のよう
に動作する。
【0021】例えば、特定の矩形を示すデータ構造は、
矩形のサイズにより、〔幅,高さ〕であり、さらに、描
画時にパターン毎に露光量を指定できるEB描画装置の
ための入力フォーマットの場合は、仮想的な幾何学情報
(非幾何学的情報)として描画露光量を追加して、従来
は個々に取り扱っていた〔幅,高さ,露光量〕に対して
インデックスを与えることができる。このようにハッシ
ュ技術により、無理なくデータの拡張ができる。すなわ
ち、インデックスの与え方に制約がない。
【0022】また、パターンデータハッシングを使用す
ることで、計算機メモリの節約が可能となる。例えば、
幅=2μm、高さ=3μmの矩形を番号1、幅=2μ
m、高さ=4μmの矩形を番号2とするように、それぞ
れのパターンの形状に対して番号を割り当てておくこと
で、形状情報をこの番号で参照することができる。同一
形状のパターンは同じ番号になるため、例えば番号1に
割り当てた矩形の配置は、間接的参照により、図形の番
号とオフセット量のみで表現することができる。このオ
フセット量は図形の位置を示すことになる。
【0023】直接的な表現であるx座標、y座標、幅、
高さとを比較すると、直接的な表現では、 x1=..; y1=..; x2=..; y2=..; となるが、間接的な表現では、 x=..; y=..; id=1; 〔***〕 となる。したがって、直接的な表現であった幅と高さと
がインデックスidを作成することによって1つの情報
になるため、1つ分の情報が省略できる。
【0024】また、パターンデータハッシングによる他
の利点としては、高速なパターン認識ができることがあ
げられる。与えられたインデックスにより、ハッシュテ
ーブルから、非常に速く関連データを取り出すことがで
きる。さらに、セルなどのパターン集合のように複雑な
データ構造でさえも、パターン集合を、仮想的な幾何学
的情報として追加することにより、ハッシュテーブルで
取り扱うことができ、それによってセルマッチングが可
能になる。
【0025】次にセル認識について説明する。マスクデ
ータフォーマットは一般的に小領域に分割されており、
セルの繰り返しは、この領域の中に完全に入っている。
したがって、領域毎に独立してセルや繰り返しを認識す
ることができる。それぞれの領域について、パターンデ
ータは計算機メモリ上のハッシュテーブルに入力され、
同じパターンの中から繰り返しを認識する。
【0026】セルの繰り返しを認識するステップとして
は、図3の(1)に示すように、x軸方向、y軸方向の
最大の一次元的に繰り返される同一パターン(0印で示
す、*印は検索中のセルを示す)を検索する。次に図3
の(2)に示すように、最大の二次元的に繰り返される
同一パターン(0印で示す、*印は検索中のセルを示
す)を検索する。さらに図3の(3)に示すように、最
大の同一パターンの繰り返し領域を選択する操作を行
い、繰り返しがなくなった時点で検索を終了する。認識
された繰り返し領域は0印で示す。認識された繰り返し
領域のパラメータは保存され、そのパラメータに該当す
る実際のパターンはハッシュテーブルから削除される。
【0027】次に、同じ繰り返し領域に所属するパター
ンを集めてセルを作成する。同じセルは任意の小領域か
ら参照することができる。そのため、セルの重複定義を
避けるため、セルハッシングによるマッチングを行う。
そして最後の領域を処理した後、完成したセルとセル参
照情報とが出力可能となる。
【0028】例えば、図4に示すフローチャートはセル
認識のシステムを示すものである。このシステムは2回
入力データを読み込む。最初の読み込みでは、セルとそ
の繰り返しと認識する。例えば電子線描画の場合では、
単位領域データの入力でまず一つのフィールド領域を認
識させ、続いてフィールド領域の全領域を検索して認識
させる。そしてフィールド領域のセルを作成する。続い
てセルの出力で、フォーマットの範囲内でデータの圧縮
効率のよいセルを出力する。そして2回目の読み込み
で、各フィールド領域に対して、セルの繰り返し参照と
非圧縮パターンを出力する。この2回の読み込み処理
は、出力すべき巨大な非圧縮データを、メモリに格納し
ないほうが好ましいためである。
【0029】次に本発明の第2実施形態の一例を図5の
繰り返しセンタトラッキングの説明図によって説明す
る。
【0030】図5に示すように、この繰り返しセンタト
ラッキングは、繰り返し認識開始点となるセルを、x軸
方向、y軸方向のより大きい繰り返しセル群の中心にな
るまで移動する操作である。すなわち、x軸方向および
y軸方向に連続的に配置された繰り返しセルFSのうち
の繰り返し認識開始点となるセルFを、(1)上記セル
Fを含むy軸方向のセル群Fgyの中心に位置させる第
1操作、(2)上記セルFを含むx軸方向のセル群Fg
xの中心に位置させる第2操作、とを順に繰り返し行う
ことで、上記繰り返し認識開始点となるセルFをx軸方
向およびy軸方向に連続的にセルが配置されたセルの繰
り返し領域FSの中心に位置させるデータ処理方法であ
る。
【0031】上記繰り返しセンタトラッキングでは、一
つのセルFを、それを含むy軸方向のセル群Fgyの中
心に位置させることと、またセルFを、それを含むx軸
方向のセル群Fgxの中心に位置させることとを順に繰
り返すことから、セルの繰り返し領域FSに対して、任
意の位置をその領域の認識の開始点としても、上記領域
を分割することなく、その領域は一つの繰り返し領域と
して認識される。そのため、従来は複数の領域群に分割
されていた繰り返し領域をより大きくより少ない繰り返
し領域とすることが可能となるので、データ数は削減さ
れる。
【0032】次に、上記繰り返しセンタトラッキングを
図6のフローチャートおよび前記図5によって具体的に
説明する。
【0033】図6に示すように、「START」でフロ
ーを開始する。まず、「n=N」で、最大繰り返し数を
Nとして、繰り返し数n=Nに設定する。次いで「n>
0?」によって、繰り返し数が上限になっているか否か
を判断する第1判断を行う。
【0034】上記第1判断の結果、「YES」、すなわ
ちn>0の場合には、x軸方向およびy軸方向に連続的
に配置された繰り返しセルFS(以下、セルFSに関し
ては図5参照)のうちの一つのセルF〔以下、セルFに
関しては図5参照〕に着目する。そして、上記セルFが
このセルFを含むy軸方向のセル群Fgy(以下、セル
Fgyに関しては図5参照)を、「y軸方向の繰り返し
セル群Fgyを得る」によって求める。その後、「セル
Fの位置≠セル群Fgyの中心?」によって、上記セル
Fが上記セル群Fgyの中心に位置していないか否かを
判断する第2判断を行う。
【0035】前記第2判断の結果、「YES」、すなわ
ちセルFがそれを含むy軸方向のセル群Fgyの中心に
位置しない場合には、「セルFの位置をセル群Fgyの
中心に移動」によって、セルFを上記y軸方向のセル群
Fgyの中心に移動する。そして、「n=n−1」によ
って、繰り返し数を1減じて、上記第2判断を繰り返し
行う。
【0036】前記第2判断の結果、「NO」、すなわち
セルFがそれを含むy軸方向のセル群Fgyの中心に位
置する場合には、セルFがこのセルFを含むx軸方向の
セル群Fgx(以下、セルFgxに関しては図5参照)
を、「x軸方向の繰り返しセル群Fgxを得る」によっ
て求める。そして「セルFの位置≠セル群Fgxの中心
?」によって、上記セルFが上記セル群Fgxの中心に
位置していないか否かを判断する第3判断を行う。
【0037】上記第3判断の結果、「YES」、すなわ
ちセルFがそれを含むx軸方向のセル群Fgxの中心に
位置していない場合には、「セルFの位置をセル群Fg
xの中心に移動」によって、セルFを上記x軸方向のセ
ル群Fgxの中心に移動する。そして、「n=n−1」
によって、繰り返し数を1減じて、上記第2判断を繰り
返し行う。
【0038】前記第3判断の結果、「NO」、すなわち
セルFがそれを含むx軸方向のセル群Fgxの中心に位
置する場合には、上記セルFの位置をx軸方向およびy
軸方向に連続的に配置された繰り返しセルの中心として
終了する。また、上記第1判断の結果、「NO」、すな
わちn≦0ならば終了する。
【0039】なお、上記フローチャートでは、理論的な
無限トラッキングを避けるために最大繰り返し数Nを設
定した。もし、最大繰り返し数Nを設定しない場合に
は、例えば、図7に示すような繰り返しセルの場合には
無限トラッキングを行うことになる。
【0040】すなわち、y軸方向のセル群Fgy1の中
心のセルFy1に対して、x軸方向のセル群Fgx1の
中心のセルは、セルFx1になる。このセルFx1に対
して、y軸方向のセル群Fgy2の中心のセルは、セル
Fy2になる。そしてセルFy2に対して、x軸方向の
セル群Fgx2の中心のセルは、セルFx2になる。さ
らにセルFx2に対して、y軸方向のセル群Fgy3
(=セル群Fgy1)の中心のセルは、セルFy1にな
る。このように繰り返すことによって、初めのセルFy
1の位置に戻るため、上記のように最大繰り返し数Nを
設定する必要がある。
【0041】上記繰り返しセンタトラッキングによれ
ば、より大きな繰り返し領域を分割することがなくな
る。すなわち、同一データの繰り返しを認識する際、任
意の場所を認識の開始点とすると、より大きな繰り返し
領域を分割してしまう危険性がある。例えば図8に、繰
り返し開始点により大きい繰り返し領域を分割してしま
う例を示す。
【0042】図8の(1)に示すように、セルFSにお
いて、例えば図面の左側のセルからx軸方向に繰り返し
セルを認識する。そして、*印の位置では、y軸方向の
繰り返しはないため、x軸方向のみの繰り返しとして、
セル群Fgxを認識して登録することとなる。
【0043】続いてセルFSの他の繰り返しを認識す
る。図8の(2)に示すように、上記セル群Fgxは登
録したので、セルFSは二つのセル群FS1とFS2と
に分割された状態になる。このように大きい繰り返し領
域となるセルFSを分割してしまうと、より大きく効果
的な繰り返しを構成する機会を減らしてしまうことにな
る。したがって、上記繰り返しセンタトラッキングを用
いれば、常に繰り返し領域の中心に向かって、中心の位
置を検索するため、上記のような問題は回避される。そ
のため、より大きなデータを一つのデータと認識するこ
とが可能となるので、データの圧縮効率は高くなる。
【0044】上記繰り返しセンタトラッキングは、マス
クパターンのデータ処理に適用することが可能である。
すなわち、一つのセルFを、このセルFを含むy軸方向
のセル群Fgyの中心に位置させることと、セルFを、
このセルFを含むx軸方向のセル群Fgxの中心に位置
させることとを順に繰り返すことから、マスクパターン
の大きな繰り返し領域に対して、任意の位置をその領域
の認識の開始点としても、上記領域を分割することな
く、その領域は一つの繰り返し領域として認識される。
そのため、従来は複数の領域群に分割されていた繰り返
し領域をより大きくより少ない繰り返し領域とすること
が可能となるので、マスクパターンのデータ数は削減さ
れる。
【0045】次に本発明の第3実施形態の一例を、図9
のセル継承ツリーの説明図によって説明する。
【0046】図9に示すように、認識された複数のセル
を第1レベルとする。そして、例えばA(1),A
(2),A(3),A(4)に同じパターン集合が存在
することを基本にして、第1レベルのセル、A(1)〜
A(4)からその一部のパターンを受け継いで第1レベ
ルよりも上の第2レベルに新しいセル、例えばB
(1),B(2),B(3)を構成するセル継承操作
を、第1レベルのセル、A(1)〜A(4)および新し
く構成したセル、B(1)〜B(3),C(1),C
(2),D(1)に対して順次行って、第1レベルのセ
ル、A(1)〜A(4)からの継承関係を有するセル、
B(1)〜B(3),C(1),C(2),D(1)を
ツリー状に構成する。
【0047】続いて、認識されたセル、A(1)〜A
(4)、および各新しいセル、B(1)〜B(3),C
(1),C(2),D(1)についてデータを圧縮する
ための効果を計算し、データを圧縮するのに最も効果的
なセルを選択して出力する。その後、上記セル継承操作
によって、残ったセルから継承関係を有する新しセルを
ツリー状に再構成する操作を、第1レベルのセルが無く
なるまであるい上記記セル継承操作によって継承するセ
ルが見つからなくなるまで繰り返す。
【0048】上記セル継承操作では、第1レベルのセル
からその一部のパターンを受け継いで第1レベルよりも
上の第2レベルに新しいセルを構成するセル継承操作
を、第1レベルのセルおよび新しく構成したセルに対し
て順次行うことから、各セルからの継承関係、すなわ
ち、第1レベルのセルおよび新しく構成したセルと共通
するパターンを有するセルがツリー状に構成されること
になる。そのため、共通するパターンを有するセルを用
いて、第1レベルのセルを表すことによって、第1レベ
ルの各セルを構成する個々のパターンを全て登録する必
要がなくなる。したがって、複数のセルからなるデータ
は圧縮される。
【0049】上記セル継承操作は、マスクパターンのデ
ータ処理に適用することが可能である。すなわち、マス
クパターンとして認識された複数のセルに同じパターン
集合が存在することを基本にして、マスクパターンのセ
ルからその一部のパターンを受け継いで上位レベルに新
しいセルを構成するセル継承操作を、マスクパターンの
セルおよび新しく構成したセルに対して順次行って、マ
スクパターンののセルからの継承関係を有するセルをツ
リー状に構成する。
【0050】続いて、各新しいセルについてデータを圧
縮するための効果を計算して、最もデータを圧縮するの
に効果的なセルを選択して出力する。その後、上記セル
継承操作によって、残ったセルから継承関係を有する新
しセルをツリー状に再構成する操作を、マスクパターン
のセルが無くなるまで、あるいは上記記セル継承操作に
よって継承するセルが見つからなくなるまで繰り返す。
【0051】上記のように、マスクパターンに対してセ
ル継承操作を行うことで、マスクパターンは共通するパ
ターンを有するセルを用いて表すことが可能となる。そ
のため、マスクパターンを構成する各パターンを個別に
登録する必要が無くなるために、マスクパターンのデー
タは圧縮されることになる。
【0052】次に、上記セル継承ツリーを形成するため
のセル継承操作を、図10のフローチャートによって具
体的に説明する。ここでは、指定されたlevel にあるデ
ータ処理方法TREE〔level 〕の実行を説明する。
【0053】まず、「a(level )=1」によって、a
(level )=1とする。そして「a(level )≦Nlibs
〔level 〕?」によって、指定されたlevel に登録され
ているセル数Nlibs〔level 〕がa(level )≦Nlibs
〔level 〕か否かを判断する第1判断を行う。
【0054】上記第1判断の結果、「YES」、すなわ
ちa(level )≦Nlibs〔level 〕の場合には、「A=
libs〔level 〕〔a(level )〕」によって、指定
されたlevel のa(level )番目に登録されているセル
libs〔level 〕〔a(level )〕をセルAとする。
続いて、「b(level )=a(level )+1」によっ
て、b(level )を求める。その後、「b(level )≦
Nlibs〔level 〕?」によって、指定されたlevelに登
録されているセル数Nlibs〔level 〕が、b(level )
≦Nlibs〔level 〕か否かを判断する第2判断を行う。
【0055】上記第2判断の結果、「NO」、すなわち
b(level )>Nlibs〔level 〕の場合には、「a(le
vel )=a(level )+1」によって、a(level )に
1を加算して新たなa(level )を求めてから、上記第
1判断を繰り返し行う。
【0056】上記第2判断の結果、「YES」、すなわ
ちb(level )≦Nlibs〔level 〕の場合には、「B=
libs〔level 〕〔b(level )〕」によって、指定
されたlevel のb(level )番目に登録されているセル
libs〔level 〕〔b(level )〕をセルBとする。
続いて「A∩B=Cが空?」によって、上記セルAと上
記セルBとに共通するセルCを構成し、セルCが空か否
か、すなわちセルCが存在しないか否かを判断する第3
判断を行う。
【0057】上記第3判断の結果、「YES」、すなわ
ちセルCが空である場合には、「b(level )=b(le
vel )+1」によって、b(level )に1を加算して新
たなb(level )を求める。そして上記第2判断を繰り
返し行う。
【0058】上記第3判断の結果、「NO」、すなわち
セルCが空でない場合には、「セルCと同一パターンの
セットを持つセルが存在しないか?」既に登録されてい
るセルにセルCと同一パターンのセットを持つセルが存
在しないか否かを判断する第4判断を行う。
【0059】上記第4判断の結果、「NO」、すなわち
Cと同一パターンのセットを持つセルが存在する場合に
は、「b(level )=b(level )+1」によって、b
(level )に1を加算して新たなb(level )を求め
る。そして、上記第2判断を繰り返し行う。
【0060】上記第4判断の結果、「YES」、すなわ
ちCと同一パターンのセットを持つセルが存在しない場
合には、「Nlibs〔level +1〕=Nlibs〔level +
1〕+1」によって、上記level よりも一つ上のレベル
にセルlibs〔level +1〕〔Nlibs〔level +
1〕〕を増設する。そして、「libs〔level +1〕
〔Nlibs〔level +1〕〕=C」によって、増設したセ
ルにCを割り当てて登録する。続いて「level =level
+1」によって、上記level に1を加算して、一つ上の
level を求める。さらに「TREE〔level 〕」によっ
て、一つ上のlevel に対してTREE〔level 〕を再帰
的に実行するため、上記「START」に戻る。
【0061】一方、上記第1判断の結果、「NO」、す
なわちa(level )>Nlibs〔level 〕の場合には、
「level ≦1?」によってlevel が1以下か否かを判断
する第5判断を行う。
【0062】上記第5判断の結果、「NO」、すなわち
level >1の場合には、「level =level −1」によっ
て、level から1を減じて一つ下の新たなlevel を求め
る。そして、一つ前のlevel の「TREE〔level 〕」
に戻り、「b(level )=b(level )+1」によっ
て、b(level )に1を加算して新たなb(level )を
求める。そして、上記第2判断を繰り返し行い、
【0063】上記第5判断の結果、「YES」、すなわ
ちlevel ≦1の場合には、「END」になり終了する。
【0064】次に上記セル継承ツリーを用いてデータの
圧縮を行った場合の効果を、図11の実験データによっ
て説明する。図では、縦軸にセル展開図形数(Log)
を示し、横軸にセルの種類を圧縮効率の高い順に示す。
また、0印はセル継承ツリーを用いない場合で、+印は
セル継承ツリーを用いてデータを圧縮した場合である。
図に示すようにセル継承ツリーを用いて共通セルを見い
だすことによって、少ないセルの種類で多くのパターン
数が表現される。すなわち、セル継承ツリーを用いるこ
とによって、データの圧縮率は向上する。
【0065】なお、上記説明したデータの圧縮において
は、圧縮されなかったパターンデータの出力時には、デ
ータは既に分類されている。そのため、同じ図形種(矩
形,台形等)の図形を連続して出力することができる。
さらに、冗長な図形種の再定義を省略ができるマスクパ
ターンのフォーマットであれば、さらにデータを圧縮す
ることができる。
【0066】例えば、図形種を任意の順番に配列して出
力した場合に以下のようになるとする。 rectangle ♯1 、 coordinates ♯1 、 x-trapezoid ♯2 、 coordinates ♯2 、 rectangle ♯3 、 coordinates ♯3 、 x-trapezoid ♯4 、 coordinates ♯4 、 rectangle ♯5 、 coordinates ♯5 、
【0067】ここで、上記出力した図形種の配列は、同
一図形種の連続出力として、以下のようになる。 rectangle ♯1 、 coordinates ♯1 、 coordinates ♯3 、 coordinates ♯5 、 x-trapezoid ♯2 、 coordinates ♯2 、 coordinates ♯4 、 〔*******〕、 〔*******〕、 〔*******〕、 すなわち、初めに、「rectangle ♯1 、coordinates ♯
1 」が出力されているため、次に出てくる「rectangle
♯3 、coordinates ♯3 」は「coordinates ♯3 」で代
表されて「rectangle ♯3 」は省略される。同様に、
「coordinates ♯4 」、「coordinates ♯5 」で代表さ
れる「x-trapezoid ♯4 」、「rectangle♯5 」も省略
される。そのため、データの圧縮が可能となる。
【0068】上記説明したようなマスクデータの圧縮技
術をプログラミング言語Cで作成して、135MIPS
のUNIXワークステーションによって、0.25μm
ルールの多くのメモリをもつASICのパターンデータ
でテストを行った。マスクデータフォーマットには、こ
こでは、JEOL52フォーマットを用いた。これは、
セルをライブラリという名称で実現している。上記条件
にて、本発明の方法による露光量情報も考慮に入れたデ
ータ圧縮処理では、885.4Mbytesのデータを
7.2Mbytesに3.5時間で圧縮することができ
た。
【0069】従来のシステム(例えば、並列プロセッサ
の合計320MIPSのシステム)によるデータ圧縮処
理では、単独での圧縮処理ができないため、アウトライ
ン処理、描画データへの分割処理を含め、ほぼ同じ処理
時間でファイルサイズは約2倍であった。またこの処理
では、露光量情報は取り扱えないため、考慮していな
い。
【0070】以上、条件が異なるため、単純な比較は困
難ではあるが、本発明の方法を用いることによって、高
効率かつ高圧縮率のデータ処理が実現できる。一般的
に、露光量を設定したデータは展開され、そのままでは
ファイルサイズが描画装置の許容範囲を越えてしまうケ
ースがある。そこで、データを圧縮することにより初め
て描画が可能となる。本発明のデータ処理方法によれば
より大規模なデータも描画することが可能になる。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
認識された多数の情報のうちの特定の複数の情報を一つ
の情報として認識してインデックスを与えるので、デー
タを圧縮することが可能になる。また、非幾何学的情報
を仮想的な幾何学的情報として取り扱うので、従来は取
り扱えなかった露光量情報のような非幾何学的情報も幾
何学的情報とともに処理することが可能になる。そのた
め、従来は大規模に展開する必要があった非幾何学的情
報の規模が小さくなる。したがって、データ処理に必要
なメモリ数が削減されるので、より大規模なデータ処理
が可能になる。
【0072】また、一つのセルをこのセルを含むy軸方
向のセル群の中心に位置させることと、上記セルをこの
セルを含むx軸方向のセル群の中心に位置させることと
を順に繰り返す、いわゆる繰り返しセンタトラッキング
によれば、パターンの大きな繰り返し領域に対して、任
意の位置をその領域の認識の開始点としても、上記領域
を分割することなく、その領域は一つの繰り返し領域と
して認識することが可能になる。そのため、従来は複数
の領域群に分割されていた繰り返し領域をより大きくよ
り少ない繰り返し領域とすることが可能となるので、デ
ータ数を削減することができる。
【0073】さらに、第1レベルのセルからその一部の
パターンを受け継いで第1レベルよりも上の第2レベル
に新しいセルを構成するセル継承操作を、第1レベルの
セルおよび新しく構成したセルに対して順次行うので、
各セルからの継承関係、すなわち、第1レベルのセルお
よび新しく構成したセルと共通するパターンを有するセ
ルがツリー状に構成できる。そして、これら認識したセ
ルおよび継承により導出されたセルの中より、最も効率
の良いセルから順番に利用することで、最適化されたセ
ル表現が実現できる。したがって、複数のセルからなる
データを圧縮することが可能になるので、より大規模な
データ処理が可能になる。
【0074】またさらに、本発明のデータ処理方法をマ
スクパターンのデータ処理方法に適用したので、マスク
パターンのデータが圧縮され、従来よりも少ないメモリ
数で、従来では処理することができないような巨大なマ
スクパターンのデータを処理することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1実施形態のインデックスの
説明図である。
【図2】セル表現できるパターンの繰り返しの説明図で
ある。
【図3】セルの繰り返しを認識するステップの説明図で
ある。
【図4】セル認識のシステムのフローチャートである。
【図5】第2実施形態の繰り返しセンタトラッキングの
説明図である。
【図6】繰り返しセンタトラッキングのフローチャート
である。
【図7】無限トラッキングの説明図である。
【図8】繰り返し認識時の副作用の説明図である。
【図9】第3実施形態のセル継承ツリーの説明図であ
る。
【図10】セル継承操作のフローチャートである。
【図11】データ圧縮の効果の説明図である。
【符号の説明】 1 インデックス A(1)〜A(4) 第1レベルのセル B(1)〜B(3) 新しいセル C(1),C(3) 新しいセル D(1) 新しいセル F セル Fyg y軸方向のセル群 Fyx x軸方向のセル群 Ia(1)〜Ia(3) 情報 Ib(1)〜Ib(3) 情報 Ic(l)〜Ic(3) 情報

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認識された多数の情報を用いたデータ処
    理方法において、 前記多数の情報のうちの特定の複数の情報を一つの情報
    として認識してインデックスを与え、該インデックスと
    ともに残りの情報を用いて、データ処理することを特徴
    とするデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ処理方法におい
    て、 前記多数の情報は、幾何学的情報と非幾何学的情報とか
    らなり、 前記非幾何学的情報を仮想的な幾何学的情報として取り
    扱うことを特徴とするデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 複数または単数のパターンからなるもの
    でかつパターン配置が同一であるセルが繰り返し出現す
    る領域を認識する処理を備えたデータ処理方法であっ
    て、 x−y座標系において、x軸方向およびy軸方向に繰り
    返す状態に配置された複数のセルのうちの一つのセルを
    該セルを含むy軸方向のセル群の中心に位置させること
    と、前記セルを該セルを含むx軸方向のセル群の中心に
    位置させることとを順に繰り返して行うことで、 前記セルをx軸方向およびy軸方向に繰り返す状態に配
    置された複数のセル領域の中心に位置させることを特徴
    とするデータ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載のデータ処理方法であ
    って、 最大繰り返し数をNとして、繰り返し数n=Nとし、 まずn>0か否かを判断する第1判断を行い、 前記第1判断の結果、n>0ならば、x軸方向およびy
    軸方向に連続的に配置された繰り返しセルのうちの一つ
    のセルが、該セルを含むy軸方向のセル群の中心に位置
    していないか否かを判断する第2判断を行い、 前記第2判断の結果、前記セルが、該セルを含むy軸方
    向のセル群の中心に位置しない場合には、前記セルを前
    記y軸方向のセル群の中心にずらし、かつn=n−1と
    して、前記第2判断を繰り返し行い、 前記第2判断の結果、前記セルが、該セルを含むy軸方
    向のセル群の中心に位置している場合には、該セルを含
    むx軸方向のセル群の中心に位置していないか否かを判
    断する第3判断を行い、 前記第3判断の結果、前記セルが、該セルを含むx軸方
    向のセル群の中心に位置していない場合には、前記セル
    を前記x軸方向のセル群の中心にずらし、かつn=n−
    1として、前記第2判断を繰り返し行い、 前記第3判断の結果、前記セルが、該セルを含むx軸方
    向のセル群の中心に位置している場合には、該セルの位
    置をx軸方向およびy軸方向に連続的に配置された繰り
    返しセル領域の中心とし、そして終了し、 前記第1判断の結果、n≦0ならば終了することを特徴
    とするデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 認識された複数のセルからなるセル群を
    第1レベルとし、各セルに同じパターン集合が存在する
    ことを基本にして、前記第1レベルのセルからその一部
    のパターンを受け継いで前記第1レベルよりも上の第2
    レベルに新しいセルを構成するセル継承操作を、前記第
    1レベルのセルおよび新しく構成したセルに対して順次
    行って、前記第1レベルのセルからの継承関係を有する
    セルをツリー状に構成し、 続いて、各セルについてデータを圧縮するための効果を
    計算して、最もデータを圧縮するのに効果的なセルを選
    択して出力し、 その後、前記セル継承操作によって、残ったセルから継
    承関係を有する新しセルをツリー状に再構成する操作
    を、前記第1レベルのセルが無くなるまであるいは前記
    セル継承操作によって継承するセルが見つからなくなる
    まで繰り返すことを特徴とするデータ処理方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項5記載のデータ処理方法にお
    いて、 前記セル継承操作は、 指定されたlevel にあるデータ処理方法TREE〔leve
    l 〕を実行するに際して、a(level )=1とし、 指定されたlevel に登録されているセル数Nlibs〔leve
    l 〕がa(level )≦Nlibs〔level 〕か否かを判断す
    る第1判断を行い、 前記第1判断の結果、a(level )≦Nlibs〔level 〕
    の場合には、指定されたlevel のa(level )番目に登
    録されているセルlibs〔level 〕〔a(level )〕
    をセルAとし、続いてb(level )=a(level )+1
    とし、 続いて、指定されたlevel に登録されているセル数Nli
    bs〔level 〕が、b(level )≦Nlibs〔level 〕か否
    かを判断する第2判断を行い、 前記第2判断の結果、b(level )>Nlibs〔level 〕
    の場合には、a(level )=a(level )+1とし、前
    記第1判断を繰り返し行い、 前記第2判断の結果、b(level )≦Nlibs〔level 〕
    の場合には、指定されたlevel のb(level )番目に登
    録されているセルlibs〔level 〕〔b(level )〕
    をセルBとし、 続いて前記セルAと前記セルBとに共通するセルCを構
    成し、該セルCが空であるか否かを判断する第3判断を
    行い、 前記第3判断の結果、セルCが空である場合には、b
    (level )=b(level)+1として、前記第2判断を
    繰り返し行い、 前記第3判断の結果、セルCが空でない場合には、すで
    に登録されているセルにセルCと同一パターンのセット
    を持つセルが存在するか否かを判断する第4判断を行
    い、 前記第4判断の結果、セルCと同一パターンのセットを
    持つセルが存在する場合には、b(level )=b(leve
    l )+1として、前記第2判断を繰り返し行い、 前記第4判断の結果、セルCと同一パターンのセットを
    持つセルが存在しない場合には、当該レベルよりも一つ
    上のレベルにNlibs〔level +1〕+1番目のセルを増
    設し、Nlibs〔level +1〕=Nlibs〔level +1〕+
    1とし、該増設したセルlibs〔level +1〕〔Nli
    bs〔level +1〕〕に前記セルCを割り当てて登録し、 続いてlevel =level +1として、一つ上のlevel に対
    してTREE〔level〕を再帰的に実行するため、前記
    a(level )=1に戻り、 前記第1判断の結果、a(level )>Nlibs〔level 〕
    の場合には、level ≦1か否かを判断する第5判断を行
    い、 前記第5判断の結果、level >1の場合には、level =
    level −1として、一つ前のlevel のTREE〔level
    〕に戻り、b(level )=b(level )+1として、
    前記第2判断を繰り返し行い、 前記第5判断の結果、level ≦1の場合には、終了する
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  7. 【請求項7】 認識された多数のパターン情報を用いた
    マスクパターンのデータ処理方法において、 前記多数のパターン情報のうちの特定の複数のパターン
    情報を一つのパターン情報として認識してインデックス
    を与え、該インデックスとともに残りのパターン情報を
    用いて、データ処理することを特徴とするマスクパター
    ンのデータ処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のマスクパターンのデータ
    処理方法において、 前記多数のパターン情報は、幾何学的情報と非幾何学的
    情報とからなり、 前記非幾何学的情報を仮想的な幾何学的情報として取り
    扱うことを特徴とするマスクパターンのデータ処理方
    法。
  9. 【請求項9】 複数または単数のパターンからなるもの
    でかつ露光装置に入力されるマスクパターン配置が同一
    であるセルが繰り返し出現する領域を認識する処理を備
    えたマスクパターンのデータ処理方法であって、 x−y座標系において、x軸方向およびy軸方向に繰り
    返す状態に配置された複数のセルのうちの一つのセルを
    該セルを含むy軸方向のセル群の中心に位置させること
    と、前記セルを該セルを含むx軸方向のセル群の中心に
    位置させることとを順に繰り返して行うことで、 前記セルをx軸方向およびy軸方向に繰り返す状態に配
    置された複数のセル領域の中心に位置させることを特徴
    とするマスクパターンのデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のマスクパターンのデー
    タ処理方法であって、 最大繰り返し数をNとして、繰り返し数n=Nとし、 まずn>0か否かを判断する第1判断を行い、 前記第1判断の結果、n>0ならば、x軸方向およびy
    軸方向に連続的に配置されたマスクパターンを構成する
    繰り返しセルのうちの一つのセルが、該セルを含むy軸
    方向のセル群の中心に位置するか否かを判断する第2判
    断を行い、 前記第2判断の結果、前記セルが、該セルを含むy軸方
    向のセル群の中心に位置しない場合には、前記セルを前
    記y軸方向のセル群の中心にずらし、かつn=n−1と
    して、前記第2判断を繰り返し行い、 前記第2判断の結果、前記セルが、該セルを含むy軸方
    向のセル群の中心に位置している場合には、該セルを含
    むx軸方向のセル群の中心に位置していないか否かを判
    断する第3判断を行い、 前記第3判断の結果、前記セルが、該セルを含むx軸方
    向のセル群の中心に位置していない場合には、前記セル
    を前記x軸方向のセル群の中心にずらし、かつn=n−
    1として、前記第2判断を繰り返し行い、 前記第3判断の結果、前記セルが、該セルを含むx軸方
    向のセル群の中心に位置している場合には、該セルの位
    置をx軸方向およびy軸方向に連続的に配置された繰り
    返しセルの中心とし、そして終了し、 前記第1判断の結果、n≦0ならば終了することを特徴
    とするマスクパターンのデータ処理方法。
  11. 【請求項11】 認識されたものでかつ露光装置に入力
    されるマスクパターンを構成する複数のセルからなるセ
    ル群を第1レベルとし、各セルに同じパターン集合が存
    在することを基本にして、前記第1レベルのセルからそ
    の一部のパターンを受け継いで前記第1レベルよりも上
    の第2レベルに新しいセルを構成するセル継承操作を、
    前記第1レベルのセルおよび新しく構成したセルに対し
    て順次行って、前記第1レベルのセルからの継承関係を
    有するセルをツリー状に構成し、 続いて、各セルについてデータを圧縮するための効果を
    計算して、最もデータを圧縮するのに効果的なセルを選
    択して出力し、 その後、前記セル継承操作によって、残ったセルから継
    承関係を有する新しセルをツリー状に再構成する操作
    を、前記第1レベルのセルが無くなるまであるいは前記
    セル継承操作によって継承するセルが見つからなくなる
    まで繰り返すことを特徴とするマスクパターンのデータ
    処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のマスクパターンのデ
    ータ処理方法であって、 前記セル継承操作は、 指定されたlevel にあるデータ処理方法TREE〔leve
    l 〕を実行するに際して、a(level )=1とし、 指定されたlevel に登録されているセル数Nlibs〔leve
    l 〕がa(level )≦Nlibs〔level 〕か否かを判断す
    る第1判断を行い、 前記第1判断の結果、a(level )≦Nlibs〔level 〕
    の場合には、指定されたlevel のa(level )番目に登
    録されているセルlibs〔level 〕〔a(level )〕
    をセルAとし、続いてb(level )=a(level )+1
    とし、 続いて、指定されたlevel に登録されているセル数Nli
    bs〔level 〕が、b(level )≦Nlibs〔level 〕か否
    かを判断する第2判断を行い、 前記第2判断の結果、b(level )>Nlibs〔level 〕
    の場合には、a(level )=a(level )+1とし、前
    記第1判断を繰り返し行い、 前記第2判断の結果、b(level )≦Nlibs〔level 〕
    の場合には、指定されたlevel のb(level )番目に登
    録されているセルlibs〔level 〕〔b(level )〕
    をセルBとし、 続いて前記セルAと前記セルBとに共通するセルCを構
    成し、該セルCが空であるか否かを判断する第3判断を
    行い、 前記第3判断の結果、セルCが空である場合には、b
    (level )=b(level)+1として、前記第2判断を
    繰り返し行い、 前記第3判断の結果、セルCが空でない場合には、すで
    に登録されているセルにセルCと同一パターンのセット
    を持つセルが存在するか否かを判断する第4判断を行
    い、 前記第4判断の結果、セルCと同一パターンのセットを
    持つセルが存在する場合には、b(level )=b(leve
    l )+1として、前記第2判断を繰り返し行い、 前記第4判断の結果、セルCと同一パターンのセットを
    持つセルが存在しない場合には、当該レベルよりも一つ
    上のレベルにNlibs〔level +1〕+1番目のセルを増
    設し、Nlibs〔level +1〕=Nlibs〔level +1〕+
    1とし、該増設したセルlibs〔level +1〕〔Nli
    bs〔level +1〕〕に前記セルCを割り当てて登録し、 続いてlevel =level +1として、一つ上のlevel に対
    してTREE〔level〕を再帰的に実行するため、前記
    a(level )=1に戻り、 前記第1判断の結果、a(level )>Nlibs〔level 〕
    の場合には、level ≦1か否かを判断する第5判断を行
    い、 前記第5判断の結果、level >1の場合には、level =
    level −1として、一つ前のlevel のTREE〔level
    〕に戻り、b(level )=b(level )+1として、
    前記第2判断を繰り返し行い、 前記第5判断の結果、level ≦1の場合には、終了する
    ことを特徴とするマスクパターンのデータ処理方法。
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