JPH0912274A - 小規模鉄塔の組立、解体ができるクレーン - Google Patents

小規模鉄塔の組立、解体ができるクレーン

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JPH0912274A
JPH0912274A JP18228295A JP18228295A JPH0912274A JP H0912274 A JPH0912274 A JP H0912274A JP 18228295 A JP18228295 A JP 18228295A JP 18228295 A JP18228295 A JP 18228295A JP H0912274 A JPH0912274 A JP H0912274A
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Toshio Matsuda
利雄 松田
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 鉄塔の頂部に三角錐形塔部を組み付ける時、
鉄塔と共にその内側に組み立てたタワーマストの頂部に
基部を軸着したブームが組み立てられる三角錐形塔部の
邪魔をしないようにして簡単迅速に三角錐形塔部を鉄塔
の頂部に吊り下げ固定する。 [構成] タワーマストの上端部に、後方に倒せるよう
にブームの基部を軸着する。前記ブームの先端部に先端
部を手前に倒せるように補助ブームの基部を軸着する。
鉄塔の内方に組み立てたタワーマストの先端部のブーム
を起して後方に傾斜させる。後方に傾斜させたブームの
先端に軸着した補助ブームの先端部を鉄塔の中心軸方向
に移動して鉄塔頂部の三角錐塔部を補助ブームにて吊降
ろし、又は吊上げて鉄塔を組み立て又は解体する。ブー
ムを垂直に折りたたんでタワーマストを分解して下降し
鉄塔より取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄塔建設をクレーンに
て行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄塔建設用タワーマストにおいて
は、鉄塔頂部を構築し、又は鉄塔頂部を解体する場合、
鉄塔の外側に押上げ式リフトアップ装置(クライミング
装置)を配設し、タワーマストの上方支持部にブームの
基部を軸着し、ブームの先端部に吊り下げたタワー部材
をタワーマストの回りにおいて組立、又は組立てられた
タワー部材を解体することができる(特開5−2866
94号公報)。しかし乍ら、鉄塔の頂部の三角錐形塔部
を組立てようとしてもブームが邪魔をして鉄塔の中心部
に三角錐形塔部の中心部を移動して積み重ねることがで
きない。又、地上で組立てられた鉄塔の三角錐形塔部を
解体しないで取外すことが困難であって、三角錐形の鉄
塔頂部を解体して組立てたり、解体するのにブームの先
端部の吊り下げにボルトナット等を緩めて三角錐形塔部
を鉄塔より分解し、分解した部材をそれぞれ処理して加
工しなければならず、その組立及び分解作業に長時間と
多人数の人手を要し、作業能率が悪い欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来の欠
点を無くすために、鉄塔の頂部の三角錐形塔部をブーム
をタワーの中心より後方に倒すことができるように構成
すると共に、ブームの先端部に回動するように軸着し、
その軸着部を中心として前方に倒せるように補助ブーム
を配設する。
【0004】
【課題を解決するための手段】タワーマストの上方支持
部に基部を軸着されたブームは、軸着部を中心としてタ
ワーマストの縦軸よりも後方に倒すことができ、且つこ
のブームの先端部に垂直に立て、及び前方に倒せるよう
に基部を軸止した補助ブームを具備することにより、鉄
塔の中心部にタワーマストを配設して、補助ブームにて
鉄塔の三角錐形塔部材を鉄塔の上端部に載置固定し、又
は鉄塔の上端部に載置固定された鉄塔の三角錐形塔部材
を補助ブームにて鉄塔の上端部より引き降し、鉄塔より
分解することができるように構成したものである。
【0005】
【作用】ブームを直立状態にした時、平面寸法がタワー
マストと同一以下であるために、降下時の寸法がタワー
マスト分の鉄塔に空隙があるから降下後ブームを解体が
でき、小さな鉄塔の内部にクレーン駆動装置を設けて嵩
上げ、せり上げして、鉄塔の組立が可能であり、クレー
ンの駆動装置をタワーマスト内に収納して、小さな鉄塔
内においてタワーマストの組立てを行い、且つ分解を行
い、鉄塔の組立てを同時に行うことができる。
【0006】
【実施例】図面を参照しながら、本発明を説明する。図
1は一部を欠如して示す正面図、図2はブームを直立し
た状態の側面図、図3は図1の横断面図である。Aは送
電線路方向の強度とこれに直角方向の強度とが等しいよ
うに設計された四面同形の鉄塔である。Bは、この鉄塔
Aの頂部に載架固定した三角錐形の鉄塔頂部である。C
1 ,C2 ,C3 は鉄塔Aの上部、中央部及び下部に横架
した送電線支持部材である。1は鉄塔Aの中心部に下部
から上部に亘って嵩上げ又はせり上げして配設したタワ
ーマストである。2は上部の鉄塔構成部材aに軸3にて
基部5を軸着したブームであって、タワーマストの構成
部材10とブーム2との間に油圧シリンダ12を介在さ
せ、油圧シリンダ11をクレーン駆動装置4にて往動又
は復動してブーム2を立ち上げ又は倒伏する(図1、図
2)。ブーム2を垂直に立ち上げ、更に後方に倒す(図
1)と、ブーム2の中間部は三角錐形の鉄塔頂部Bを越
えて停止する(図1の鎖線の位置)。
【0007】ブーム2の先端部には補助ブーム6が第2
軸7にて軸着されており、ブーム2と補助ブーム6の間
に第2油圧シリンダ12が配設されており、補助ブーム
6の先端部には三角錐形の鉄塔頂部Bを吊り下げるフッ
ク8がワイヤ9にて吊り下げてある。
【0008】ブーム2を垂直位置から更に後方に倒し
て、補助ブーム6を前方に屈伏して補助ブーム6の先端
部を鉄塔Aの中心部に配設して、ブーム2と補助ブーム
6とにて懐形空間部13をつくる。ここで補助ブーム6
の先端部にフック8を設けたワイヤロープ9にて三角錐
形の鉄塔頂部Bを図1に示すように吊り下げて、三角錐
形の鉄塔頂部Bを鉄塔Aの上端部に載置固定する。前記
と反対に三角錐形の鉄塔頂部Bを鉄塔Aから取り外す時
は、図1においてブーム2の上端部において補助ブーム
6とブーム2とがく字形に屈曲して形成され、懐形空間
部13を形成しているから、三角錐形の鉄塔頂部Bはブ
ーム2にて邪魔されることなく、ワイヤロープ9にて吊
り上げることができる。
【0009】三角錐形の鉄塔頂部Bを鉄塔Aの上端部よ
り取り外した後、ブーム2を油圧シリンダ11にて垂直
に直し補助ブーム6を第2油圧シリンダ12を作動して
垂直に直して、タワーマスト1の下段のブロックより鉄
塔Aの外方に順次取り出し、最後にブーム2及び補助ブ
ーム6を鉄塔Aより外方に取り出す。14はタワーマス
トの基部に設けた押上げ式リフトアップ装置(クライミ
ング装置)であって、鉄塔Aの組立及び分解を行うもの
である。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記したように、鉄塔の内部に
タワーマストを装置したことにより、鉄塔とタワーマス
トを同時に又は時を変えて組立て建設することができ、
タワーマストの上端部に軸着したブームを鉄塔の中心軸
線より後方に倒し、ブームの先端部に軸着した補助ブー
ムを前方に倒してその先端部に吊下げたワイヤロープの
フックを鉄塔の中心軸線方向に誘導して三角錐形の鉄塔
頂部に係止し、クレーン駆動装置にてワイヤロープを引
き下ろし又は引き上げて三角錐形の鉄塔頂部を鉄塔の上
端部に係止し、又は鉄塔の上端部より取外す際ブーム2
が邪魔とならず作業工程を簡素化し、鉄塔と三角錐形の
鉄塔頂部との組立及び分解を迅速に行うことができる。
又ブームを直立状態にした時平面寸法がタワーマストと
同一以下にしてあるため、降下時の寸法がタワーマスト
分の鉄塔に空隙があれば降下解体ができる。従って小さ
な鉄塔の組付、解体が可能であり、クレーンの駆動装置
をタワーマスト内に収納したため小さな鉄塔内を通過で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の正面図である。
【図2】図2は本発明の要部の側面図である。
【図3】図3は鉄塔とタワーマストの組立状態の横断面
図である。
【符号の説明】
A 鉄塔 a 鉄塔の構成部材 B 三角錐形の鉄塔頂部 C1 ,C2 ,C3 送電線支持部材 1 タワーマスト 2 ブーム 3 軸 4 クレーン駆動装置 5 ブームの基部 6 補助ブーム 7 第2軸 8 フック 9 ワイヤ 10 タワーマストの上方支持部 11 油圧シリンダ 12 第2油圧シリンダ 13 懐形空間部 14 押上げ式リフトアップ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔の組立及び解体を行うクレーンにお
    いて、組立、分解される鉄塔の内側にクレーンのタワー
    マストを装置し、タワーマストの上方支持部に基部を軸
    止したブームの先端部に補助ブームを軸着してなり、ブ
    ームの先端部をタワーマストの軸着部を軸として鉄塔の
    中心軸線よりも後方に倒し、ブームの先端部に軸止した
    補助ブームの先端部をブームに対して前方にく字形に折
    りたたみ、補助ブームの先端部に吊り下げたワイヤーロ
    ープのフックにて鉄塔に組立又は解体される三角錐形の
    鉄塔頂部を吊り上げ又は吊り降ろしするようにしたこと
    を特徴とする小規模鉄塔の組立、解体ができるクレー
    ン。
  2. 【請求項2】 鉄塔の内側にタワーマストを装置し、タ
    ワーマスト内にクレーンの駆動装置を収納した請求項1
    記載の小規模鉄塔の組立、解体ができるクレーン。
  3. 【請求項3】 ブームを直立状態にした時の平面寸法を
    タワーマストと同一寸法以下にして置き、ブーム降下時
    の寸法がタワーマスト分の鉄塔に空隙を作り、ブームを
    降下して解体可能としたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の小規模鉄塔の組立、解体ができるクレー
    ン。
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