JPH09122109A - 位置再現マーカー - Google Patents

位置再現マーカー

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Publication number
JPH09122109A
JPH09122109A JP7283012A JP28301295A JPH09122109A JP H09122109 A JPH09122109 A JP H09122109A JP 7283012 A JP7283012 A JP 7283012A JP 28301295 A JP28301295 A JP 28301295A JP H09122109 A JPH09122109 A JP H09122109A
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JP
Japan
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cursor
ray
hole
head
slider
Prior art date
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Pending
Application number
JP7283012A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hirano
信一 平野
Yasuhiro Goto
泰宏 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP7283012A priority Critical patent/JPH09122109A/ja
Publication of JPH09122109A publication Critical patent/JPH09122109A/ja
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線CT撮影データおよびX線撮影データの
いずれにおいても、カーソルの位置を確認可能にするこ
と。 【解決手段】 X線CT装置により頭部の断層撮影を行
う場合には、カーソル24から鉛製のボルト26を取外
してネジ孔24cを開放し、フィルム上に表れるネジ孔
24cに基づいてカーソル24の位置を確認する。ま
た、X線装置により頭部の撮影を行う場合には、カーソ
ル24にボルト26を螺合し、フィルム上に表れるボル
ト26に基づいてカーソル24の位置を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病変患部の位置を
患者の頭部上に再現するための位置再現マーカーに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図5は位置再現マーカ
ーの従来構成を示すものである。ここで、複数の支柱1
にはスライダー2が移動可能に設けられ、スライダー2
にはカーソル3が移動可能に設けられている。そして、
目盛り部4を目安にスライダー2の位置を調整し、目盛
り部5を目安にカーソル3の位置を調整すると、カーソ
ル3により患部の位置が2次元的に表される。
【0003】定位脳手術を行うにあたっては、上述の位
置再現マーカーを頭部Aの上方および左右両側方の3面
に配置し、各マーカーのカーソル3を用いて患部の位置
を3次元的に表示する。そして、イ−イ線に沿う方向か
ら頭部Aの断層撮影を行うことに伴い、3つのカーソル
3による表示位置が患部に合致していることを確認した
後、患部に治療(X線照射)を施す。
【0004】従来の位置再現マーカーは、カーソル3に
孔3aが形成されている。従って、X線CT装置により
頭部Aの断層撮影を行うと、CT画像データ(フィル
ム)上に孔3aが表れるので、フィルム上の孔3aに基
づいてカーソル3の位置を確認できる。しかしながら、
X線撮影を行うにあたっては、X線画像データ(フィル
ム)上に孔3aが表れないので、カーソル3の位置を確
認できない。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、X線CT画像データおよびX線画像
データのいずれにおいても、カーソルの位置を確認でき
る位置再現マーカーを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、病変患部の位
置を患者の頭部上に再現するための位置再現マーカーに
おいて、直交する2方向へ移動可能に設けられ、病変患
部の位置を表示するためのカーソルと、このカーソルの
移動位置を表示するための目盛り部と、前記カーソルに
形成された孔と、この孔に着脱可能に装着されるX線不
透過材製の指標とを備えたところに特徴を有する。
【0007】上記手段によれば、目盛り部を目安にして
カーソルを移動させることに伴い、病変患部の位置をカ
ーソルにより表示する。ここで、X線CT装置により頭
部の断層撮影を行う場合には、カーソルから指標を取外
して孔を開放し、X線CT撮影データ上に表れる孔に基
づいてカーソルの位置を確認する。また、X線装置によ
り頭部の撮影を行う場合には、カーソルに指標を装着
し、X線撮影データ上に表れる指標に基づいてカーソル
の位置を確認する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1な
いし図4に基づいて説明する。図3は頭蓋固定装置11
を示す斜視図であり、頭蓋固定装置11は次のように構
成されている。固定枠12はベッド(図示せず)に固定
されるものであり、固定枠12には回転枠13が回動可
能に取付けられている。そして、固定枠12および回転
枠13には円形状の挿入孔12aおよび13aが形成さ
れており、挿入孔12aおよび13a内には患者の頭部
Aが挿入される。
【0009】回転枠13にはピン装着部13bが4個設
けられている。そして、各ピン装着部13bにはピン1
4が着脱可能に装着されるようになっており、挿入孔1
2aおよび13a内に挿入された患者の頭部Aは、4つ
のピン14により固定される。また、固定枠12には4
つの孔12b(3つのみが図示する)が形成されてお
り、X線CT装置またはX線撮影装置により頭部Aの撮
影を行い、その撮影データ(フィルム)に基づいて患部
B(図4参照)の位置を測定したら、該測定結果を、固
定枠12の孔12bを基準とした3次元座標(X,Y,
Z)で表すようになっている。尚、孔12bの中心はO
点に設定されている。
【0010】固定枠12には操作摘み15が設けられて
おり、操作摘み15を回動操作すると、回転枠13が±
5°の範囲で回動するようになっている。尚、固定枠1
2および回転枠13には、回転枠13の回動角度を表示
するための基準線12cおよび角度目盛り13cが設け
られている。
【0011】回転枠13には、上部に位置してX−Z座
標系用の位置再現マーカー16が取付けられ、左側部に
位置してZ−Y座標系用の位置再現マーカー17が取付
けられ、右側部に位置してZ−Y座標系用の位置再現マ
ーカー18が取付けられている。これら3個のマーカー
16〜18は同一構成であるため、右側部の位置再現マ
ーカー18を代表して、その詳細構成を説明する。
【0012】コ字状をなす台座19には、上下端部に位
置してU字状の溝部19aが2個ずつ形成されている
(1個のみ図示する)。そして、摘み20の軸部を2つ
の溝部19aに選択的に挿入して回転枠13に締込む
と、台座19が回転枠13に着脱可能に装着される。
【0013】台座19には、図2に示すように、Z軸方
向(頭部Aの軸方向)へ延びる3本の支柱21が取付け
られており、各支柱21の先端部は支持板22により支
持されている。これら各支柱21は、CTスキャナの画
像に高陰影を与えない材料、例えばカーボン繊維強化プ
ラスチック(カーボンF.R.P)からなるものであ
り、X線CT装置により頭部Aの断層撮影を行うと、図
4に示すように、各支柱21が撮影データ上に表れるよ
うになっている。
【0014】ここで、CT装置の中心軸L1 と固定枠1
2の中心軸L2 とが一致せず、傾斜角αだけずれる場合
がある。この場合には、固定枠12の基準線12cおよ
び回転枠13の角度目盛り13cを見ながら操作摘み1
5を操作し、回転枠13と共に頭部Aの角度を修正す
る。そして、固定枠12の中心軸L2に対して回転枠1
3の中心軸(マーカー16〜18の中心軸)をずらし、
回転枠13の中心軸をCT装置の中心軸L1に一致させ
る。これにより、面倒な角度補正を行うことなく、固定
枠12の孔12bを基準とした3次元座標(X,Y,
Z)で患部Bの位置が表される。
【0015】3本の支柱21には、図2に示すように、
Y軸方向へ延びるスライダー23が移動可能に装着され
ている。このスライダー23はポリアセタール樹脂から
なるものであり、3本の支柱21に沿ってZ軸方向へ移
動し、ロックナット23aにより任意の位置に固定され
る。また、スライダー23には窓部23bが設けられて
おり、この窓部23bには基準線23cが設けられてい
る。
【0016】スライダー23には、カーソル24が移動
可能に装着されている。このカーソル24aはアクリル
樹脂からなるものであり、スライダー23に沿ってY軸
方向へ移動し、ロックスクリュウ(図示せず)により任
意の位置に固定される。また、カーソル24には窓部2
4aが設けられ、この窓部24aには基準線24bが設
けられている。
【0017】台座19と支持板22との間には、Z軸方
向へ延びる目盛り部材25が設けられている。この目盛
り部材25には、固定枠12の孔12bを基準とした目
盛り部25aが設けられており、目盛り部材25の目盛
り部25aを見ながら、スライダー23の基準線23c
を断層撮影により得られたZ座標値に合せると、カーソ
ル24が患部BのZ方向位置を表示することになる。
【0018】スライダー23には、Y軸方向へ延びる目
盛り部23dが設けれている。この目盛り部23dは、
固定枠12の孔12bを基準としたものであり、スライ
ダー23の目盛り部23dを見ながら、カーソル24の
基準線24bを断層撮影により得られたY座標値に合せ
ると、カーソル24が患部BのY方向位置を表示するこ
とになる。
【0019】カーソル24には、図1に示すように、ネ
ジ孔24cが形成されている。このネジ孔24cは、図
2に示すように、スライダー23の基準線23cとカー
ソル24の基準線24bとの交点に位置するものであ
り、ネジ孔24cには、図1に示すように、指標に相当
するボルト26が装着される。このボルト26は、X線
不透過材に相当する鉛からなるものであり、ネジ孔24
cに螺合されることに伴い着脱可能にされている。尚、
ボルト26はM3×0.5のものである。
【0020】尚、左側部の位置再現マーカー17は、上
述の位置再現マーカー18と左右の関係が逆になってい
る。また、上部の位置再現マーカー16は、スライダー
23の延び方向がX軸方向である点,スライダー23の
目盛り部23dがX軸用である点,カーソル24がスラ
イダー23に沿ってX軸方向へ移動する点で、上述の位
置再現マーカー18と異なっている。
【0021】次に定位脳手術の手順について説明する。
患者の頭部Aを断層撮影することに基づいて、患部Bの
位置を3次元座標(X,Y,Z)で定めたら、マーカー
16〜18の目盛り部材25の目盛り部25aを見なが
ら、スライダー23の基準線23cを患部BのZ座標値
に合せ、患部BのZ方向位置を再現する。これと共に、
マーカー17,18のスライダー23の目盛り部23d
を見ながら、カーソル24の基準線24bを患部BのY
座標値に合せ、患部BのY方向位置を再現する。これと
共に、マーカー16のスライダー23の目盛り部23d
を見ながら、カーソル24の基準線24bを患部BのX
座標値に合せ、患部BのX方向位置を再現する。
【0022】以上の操作により、3つのカーソル24を
用いて患部Bの位置を3次元的に再現したら、頭部Aを
撮影することに基づいて、3つのカーソル24による再
現位置と実際の患部位置とが合致していることを確認す
る。例えば、X線CT装置により頭部Aの断層撮影を行
う場合には、各カーソル24からボルト26を取外して
ネジ孔24cを開放する。すると、各ネジ孔24cがX
線CT撮影データ(フィルム)上に表れるので、3つの
カーソル24が患部Bを示していることをフィルム上で
確認する。また、X線撮影装置により頭部Aの撮影を行
う場合には、各ネジ孔24cにボルト26を螺合してネ
ジ孔24cを閉塞する。すると、各ボルト26がX線撮
影データ(フィルム)上に表れるので、3つのカーソル
24が患部を示していることをフィルム上で確認する。
【0023】マーカー16〜18による再現位置と患部
とが合致していることを確認したら、所定の治療装置と
してリニアックを用いる場合には、リニアックの照射ヘ
ッドからレーザービームを照射し、レーザービームが各
カーソル24のネジ孔24c内に照射されていることを
確認した後、固定枠12からマーカー16〜18を取外
し、照射ヘッドの回転位置を順次ずらしながらX線を照
射することにより患部BにX線を集中させる。
【0024】上記実施例によれば、カーソル24からボ
ルト26を取外してネジ孔24cを開放しておけば、ネ
ジ孔24cがX線CT撮影データ上に表れる。また、カ
ーソル24にボルト26を装着しておけば、ボルト26
がX線撮影データ上に表れる。従って、X線CT撮影デ
ータおよびX線撮影データのいずれにおいても、カーソ
ル24の位置が確認される。
【0025】尚、上記実施例においては、ボルト26を
鉛から形成したが、これに限定されるものではなく、要
はX線撮影を行うにあたってX線不透過性あであれば良
い。また、上記実施例においては、ボルト26をカーソ
ル24のネジ孔24cに螺合することに伴い、指標をカ
ーソルに対して着脱可能に構成したが、これに限定され
るものではなく、例えば指標に相当するピンをカーソル
24の孔に押込むことに伴い、ピンをカーソル24に対
して着脱する構成としても良い。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の位置再現マーカーは、カーソルから指標を取外して孔
を開放しておけば、孔がX線撮影データ上に表れる。ま
た、カーソルに指標を装着しておけば、指標がMRI撮
影データ上に表れる。従って、X線CT撮影データおよ
びX線撮影データのいずれにおいても、カーソルの位置
が確認される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(要部の分解斜視
図)
【図2】位置再現マーカーを示す正面図
【図3】頭蓋固定装置を示す斜視図
【図4】頭部の断層画像を示す図
【図5】従来例を示す図
【符号の説明】
16〜18は位置再現マーカー、23dおよび25aは
目盛り部、24はカーソル、24cはネジ孔(孔)、2
6はボルト(指標)を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病変患部の位置を患者の頭部上に再現す
    るためのものにおいて、 直交する2方向へ移動可能に設けられ、病変患部の位置
    を表示するためのカーソルと、 このカーソルの移動位置を表示するための目盛り部と、 前記カーソルに形成された孔と、 この孔に着脱可能に装着されるX線不透過材製の指標と
    を備えたことを特徴とする位置再現マーカー。
JP7283012A 1995-10-31 1995-10-31 位置再現マーカー Pending JPH09122109A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283012A JPH09122109A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 位置再現マーカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283012A JPH09122109A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 位置再現マーカー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09122109A true JPH09122109A (ja) 1997-05-13

Family

ID=17660089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7283012A Pending JPH09122109A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 位置再現マーカー

Country Status (1)

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JP (1) JPH09122109A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003144563A (ja) * 2001-11-16 2003-05-20 Keio Gijuku 医用補助装置、プログラム及び記録媒体
JP2005081046A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Hitachi Medical Corp 定位脳手術支援システム
KR20220135621A (ko) * 2021-03-31 2022-10-07 경북대학교 산학협력단 혈관조영 가이드 인디케이터

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003144563A (ja) * 2001-11-16 2003-05-20 Keio Gijuku 医用補助装置、プログラム及び記録媒体
JP2005081046A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Hitachi Medical Corp 定位脳手術支援システム
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