JPH09120094A - 写真用フィルム、カメラ、合成写真撮影方法及び写真用フィルム包装体 - Google Patents
写真用フィルム、カメラ、合成写真撮影方法及び写真用フィルム包装体Info
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- JPH09120094A JPH09120094A JP8219816A JP21981696A JPH09120094A JP H09120094 A JPH09120094 A JP H09120094A JP 8219816 A JP8219816 A JP 8219816A JP 21981696 A JP21981696 A JP 21981696A JP H09120094 A JPH09120094 A JP H09120094A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イベント名入り写真、アイドルタレントとの
合成写真、未知の風景との合成写真等を極めて容易に作
成する。 【解決手段】 撮影されるべき所定の駒の一部に予め一
次情報が露光され、所定の駒を識別する識別情報を備え
た写真用フィルム。
合成写真、未知の風景との合成写真等を極めて容易に作
成する。 【解決手段】 撮影されるべき所定の駒の一部に予め一
次情報が露光され、所定の駒を識別する識別情報を備え
た写真用フィルム。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明は、撮影されるべき
所定の駒の一部に予め一次情報を露光した写真用フィル
ム、前記所定の駒に被写体を撮影して露光するカメラ、
合成写真撮影方法及び前記写真用フィルムを収納する写
真用フィルム包装体に関する。
所定の駒の一部に予め一次情報を露光した写真用フィル
ム、前記所定の駒に被写体を撮影して露光するカメラ、
合成写真撮影方法及び前記写真用フィルムを収納する写
真用フィルム包装体に関する。
【０００２】
【従来の技術】合成写真を得るために、第１の従来技術
として、複数のシーンを多重露光若しくは分割露光によ
り撮影し重ね合わせる方法、複数の原版から多重露光に
よってプリントする方法、プロジェクタを用いてバック
スクリーンに背景を投影し、その前に被写体を位置させ
て撮影する方法等がある。
として、複数のシーンを多重露光若しくは分割露光によ
り撮影し重ね合わせる方法、複数の原版から多重露光に
よってプリントする方法、プロジェクタを用いてバック
スクリーンに背景を投影し、その前に被写体を位置させ
て撮影する方法等がある。
【０００３】また、第２の従来技術として、実開昭４８
−１１２３２８号公報、実開昭５１−１３５５２７号公
報、実開昭６３−１１５１２９号公報、実開平４−８７
８２８号公報、特開昭５０−３３２７号公報、特開昭５
０−１７８３０号公報、特開昭５１−１２６１２９号公
報、特開平６−１７５３０３号公報等には、ポジ画像フ
ィルムをカメラ内に設置し、被写体の撮影と同時に若し
くは別に同一画面内に写し込んで合成写真を得る提案が
ある。
−１１２３２８号公報、実開昭５１−１３５５２７号公
報、実開昭６３−１１５１２９号公報、実開平４−８７
８２８号公報、特開昭５０−３３２７号公報、特開昭５
０−１７８３０号公報、特開昭５１−１２６１２９号公
報、特開平６−１７５３０３号公報等には、ポジ画像フ
ィルムをカメラ内に設置し、被写体の撮影と同時に若し
くは別に同一画面内に写し込んで合成写真を得る提案が
ある。
【０００４】なおその外に、レンズ付きフィルムユニッ
トにおいて、写真フィルムの第１駒に観光地の有名なシ
ーン（例えば、函館の夜景や福岡ドーム等）を予め撮影
しておき、撮影者が第２駒より撮影することによって旅
行のスナップ写真の中に自動的に有名なシーンのプリン
トが付加されるものがある。しかしこれは、別の駒に画
像を露光しておくだけであるので、合成写真とは異なる
ものである。
トにおいて、写真フィルムの第１駒に観光地の有名なシ
ーン（例えば、函館の夜景や福岡ドーム等）を予め撮影
しておき、撮影者が第２駒より撮影することによって旅
行のスナップ写真の中に自動的に有名なシーンのプリン
トが付加されるものがある。しかしこれは、別の駒に画
像を露光しておくだけであるので、合成写真とは異なる
ものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述の第１の従来技術
においては、複数のシーンを重ね合わせることを正確に
行うことが困難であったり、プリントによる場合は煩雑
な工程を必要としたり、バックスクリーンによる方法で
は高価で大がかりな装置を必要とするなどの問題があっ
た。
においては、複数のシーンを重ね合わせることを正確に
行うことが困難であったり、プリントによる場合は煩雑
な工程を必要としたり、バックスクリーンによる方法で
は高価で大がかりな装置を必要とするなどの問題があっ
た。
【０００６】また、上述の第２の従来技術においては、
第１の従来技術と比較して簡便であり、重ね合わせのズ
レも小さいが、撮影時の被写体の露出に対してポジ画像
の露出が不適正となる場合があり、露出のバランスの悪
い合成写真ができてしまう問題がある。
第１の従来技術と比較して簡便であり、重ね合わせのズ
レも小さいが、撮影時の被写体の露出に対してポジ画像
の露出が不適正となる場合があり、露出のバランスの悪
い合成写真ができてしまう問題がある。
【０００７】本願発明は上記問題に鑑み、極めて容易に
合成写真を作成し、しかも露出バランスに問題がない合
成写真を作成することを目的とするものである。
合成写真を作成し、しかも露出バランスに問題がない合
成写真を作成することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題は本願発明にお
ける、撮影されるべき所定の駒の一部に予め一次情報が
露光され、前記所定の駒を識別するための識別情報を備
えたことを特徴とする写真用フィルム、撮影されるべき
所定の駒の一部に予め一次情報が露光され、前記所定の
駒を識別するための識別情報と前記予め露光された駒に
対する露光情報とを備えた写真用フィルムを装填した場
合、前記所定の駒の露光情報に基づいて露光条件を設定
することを特徴とするカメラ、撮影されるべき所定の駒
の一部に予め一次情報が露光され、前記所定の駒を識別
するための識別情報と前記予め露光された駒に対する露
光情報とを備えた写真用フィルムをカメラに装填し、前
記識別情報に基づいて選択された前記所定の駒の露光情
報に基づいて設定された露光条件で被写体の画像を露光
することを特徴とする合成写真撮影方法、撮影されるべ
き所定の駒の一部に予め一次情報を露光したフィルムを
収納し、前記予め露光された一次情報が前記所定の駒の
中で占める位置を表示したことを特徴とする写真用フィ
ルム包装体、により解決される。
ける、撮影されるべき所定の駒の一部に予め一次情報が
露光され、前記所定の駒を識別するための識別情報を備
えたことを特徴とする写真用フィルム、撮影されるべき
所定の駒の一部に予め一次情報が露光され、前記所定の
駒を識別するための識別情報と前記予め露光された駒に
対する露光情報とを備えた写真用フィルムを装填した場
合、前記所定の駒の露光情報に基づいて露光条件を設定
することを特徴とするカメラ、撮影されるべき所定の駒
の一部に予め一次情報が露光され、前記所定の駒を識別
するための識別情報と前記予め露光された駒に対する露
光情報とを備えた写真用フィルムをカメラに装填し、前
記識別情報に基づいて選択された前記所定の駒の露光情
報に基づいて設定された露光条件で被写体の画像を露光
することを特徴とする合成写真撮影方法、撮影されるべ
き所定の駒の一部に予め一次情報を露光したフィルムを
収納し、前記予め露光された一次情報が前記所定の駒の
中で占める位置を表示したことを特徴とする写真用フィ
ルム包装体、により解決される。
【０００９】
【発明の実施の形態】本願発明における写真用フィル
ム、カメラ、合成写真撮影方法及び写真用フィルム包装
体の実施の形態について、図１乃至図９に基づき詳細に
述べる。
ム、カメラ、合成写真撮影方法及び写真用フィルム包装
体の実施の形態について、図１乃至図９に基づき詳細に
述べる。
【００１０】本発明において、一次情報とは、撮影画像
とともに合成写真を形成しうる撮影前画像を言い、具体
的には文字、記号、図形、模様もしくは画像を示す。
とともに合成写真を形成しうる撮影前画像を言い、具体
的には文字、記号、図形、模様もしくは画像を示す。
【００１１】図１は、本実施の形態に用いる写真用フィ
ルムの図である。写真用フィルムＦの一端には、カメラ
に装填された後、１駒ずつ給送され露光される駒Ｆａを
正確に位置決めするための駒位置情報としてのパーフォ
レーションＦｂが設けられており、他端には磁気層Ｆｃ
が設けられている。磁気層Ｆｃは予めＩＳＯ感度、撮影
駒数、ラチチュード等のフィルム情報が磁気記録されて
おり、カメラはその情報を再生して撮影条件を設定す
る。また、撮影時におけるシャッタ速度、絞り、露出補
正等の露光条件、フラッシュの有無、レンズ焦点距離、
色温度等の撮影情報を適正なプリントを得るためにカメ
ラ内で磁気記録することもできる。
ルムの図である。写真用フィルムＦの一端には、カメラ
に装填された後、１駒ずつ給送され露光される駒Ｆａを
正確に位置決めするための駒位置情報としてのパーフォ
レーションＦｂが設けられており、他端には磁気層Ｆｃ
が設けられている。磁気層Ｆｃは予めＩＳＯ感度、撮影
駒数、ラチチュード等のフィルム情報が磁気記録されて
おり、カメラはその情報を再生して撮影条件を設定す
る。また、撮影時におけるシャッタ速度、絞り、露出補
正等の露光条件、フラッシュの有無、レンズ焦点距離、
色温度等の撮影情報を適正なプリントを得るためにカメ
ラ内で磁気記録することもできる。
【００１２】図２は、図１の写真用フィルムを用いるカ
メラの裏蓋を開いた図である。図示していないが図１の
写真用フィルムはカートリッジに収納されており、該カ
ートリッジをカメラ１のカートリッジ室１１に装填し、
引き出したフィルムをリール１２により巻き取る。そし
て、アパアーチャ１３にて図示していないが周知の絞り
やシャッタにより１駒ずつ露光される。
メラの裏蓋を開いた図である。図示していないが図１の
写真用フィルムはカートリッジに収納されており、該カ
ートリッジをカメラ１のカートリッジ室１１に装填し、
引き出したフィルムをリール１２により巻き取る。そし
て、アパアーチャ１３にて図示していないが周知の絞り
やシャッタにより１駒ずつ露光される。
【００１３】また、アパアーチャ１３の下隅には、フィ
ルムＦの駒位置を正確に検知し、適切に停止させるため
にパーフォレーションＦｂを検知する検知手段である反
射型のフォトリフレクタからなる赤外線センサ１４が設
けられている。無論、透過型のフォトインタラプタを用
いてもよい。
ルムＦの駒位置を正確に検知し、適切に停止させるため
にパーフォレーションＦｂを検知する検知手段である反
射型のフォトリフレクタからなる赤外線センサ１４が設
けられている。無論、透過型のフォトインタラプタを用
いてもよい。
【００１４】更に、アパーチャ１３の上隅には、磁気ヘ
ッド１５が設けられており、フィルムＦの磁気層Ｆｃと
当接し、前述の如くフィルム情報を再生したり、撮影情
報を記録したりする。
ッド１５が設けられており、フィルムＦの磁気層Ｆｃと
当接し、前述の如くフィルム情報を再生したり、撮影情
報を記録したりする。
【００１５】なお、１６は各種の情報を表示する液晶表
示部である。
示部である。
【００１６】以上の如き、写真用フィルムにおいて、例
えば各種のイベントにてその情報を容易に撮影画面内に
合成して取り込むべく、所定の駒の一部に予め文字、記
号、図形、模様若しくは画像からなるイベント情報が露
光されてある。そして、これらのイベント情報が予め露
光されている所定の駒を通常の駒と識別するために、磁
気層Ｆｃに識別情報が記録されている。従って、この識
別情報が記録された駒がアパーチャ１３の位置に給送さ
れたときは、磁気ヘッド１５が検出し、液晶表示部１６
に表示されるので、撮影者は予めイベント情報が露光さ
れた駒を容易に判別できる。この状態で通常に撮影を行
うと、予め文字、記号、図形、模様若しくは画像が露光
された駒に被写体像が露光されるので、合成写真を得る
ことができる。
えば各種のイベントにてその情報を容易に撮影画面内に
合成して取り込むべく、所定の駒の一部に予め文字、記
号、図形、模様若しくは画像からなるイベント情報が露
光されてある。そして、これらのイベント情報が予め露
光されている所定の駒を通常の駒と識別するために、磁
気層Ｆｃに識別情報が記録されている。従って、この識
別情報が記録された駒がアパーチャ１３の位置に給送さ
れたときは、磁気ヘッド１５が検出し、液晶表示部１６
に表示されるので、撮影者は予めイベント情報が露光さ
れた駒を容易に判別できる。この状態で通常に撮影を行
うと、予め文字、記号、図形、模様若しくは画像が露光
された駒に被写体像が露光されるので、合成写真を得る
ことができる。
【００１７】なお、上記の所定の駒とは、１本のフィル
ム上の１部の駒でもよいし、全駒であってもよい。
ム上の１部の駒でもよいし、全駒であってもよい。
【００１８】次に、合成写真の実施の形態を図３乃至図
６に示す。
６に示す。
【００１９】図３（Ａ）は「＜’９６ 札幌雪まつり
＞」の文字を予め露光した駒の図であり、図３（Ｂ）は
この駒にて女性を撮影して合成した図である。このよう
なフィルムを札幌雪まつりの現地で販売することが望ま
しい。
＞」の文字を予め露光した駒の図であり、図３（Ｂ）は
この駒にて女性を撮影して合成した図である。このよう
なフィルムを札幌雪まつりの現地で販売することが望ま
しい。
【００２０】図４（Ａ）は「○○家△△家結婚披露宴」
及び「１９９６．３．１４ 於ホテル▽▽▽▽」の文字
を予め露光した駒の図であり、図４（Ｂ）はこの駒にて
３人の男女を撮影して合成した図である。このようなフ
ィルムを特注し、結婚披露宴で出席者に配って撮影して
もらうと、より価値のある写真ができる。
及び「１９９６．３．１４ 於ホテル▽▽▽▽」の文字
を予め露光した駒の図であり、図４（Ｂ）はこの駒にて
３人の男女を撮影して合成した図である。このようなフ
ィルムを特注し、結婚披露宴で出席者に配って撮影して
もらうと、より価値のある写真ができる。
【００２１】図５（Ａ）は女性のアイドルタレントの画
像を予め露光した駒の図であり、図５（Ｂ）はこの駒に
て男性を撮影して合成した図である。この結果、撮影さ
れた男性があたかもアイドルタレントと一緒にいたよう
に撮影されることになる。
像を予め露光した駒の図であり、図５（Ｂ）はこの駒に
て男性を撮影して合成した図である。この結果、撮影さ
れた男性があたかもアイドルタレントと一緒にいたよう
に撮影されることになる。
【００２２】図６（Ａ）は夜景の画像を予め露光した駒
の図であり、図６（Ｂ）はこの駒にて女性を撮影して合
成した図である。この結果、撮影された女性は行ったこ
とのない場所にあたかも行ったように撮影されることに
なる。
の図であり、図６（Ｂ）はこの駒にて女性を撮影して合
成した図である。この結果、撮影された女性は行ったこ
とのない場所にあたかも行ったように撮影されることに
なる。
【００２３】なお、図３及び図４の如く、文字、記号、
図形、若しくは模様と合成するときは、あまり撮影条件
に影響されないが、図５及び図６の如く画像と合成する
ときは、被写体の背景を黒幕にした暗い室内、又は夜間
の屋外でフラッシュ撮影することが望ましい。
図形、若しくは模様と合成するときは、あまり撮影条件
に影響されないが、図５及び図６の如く画像と合成する
ときは、被写体の背景を黒幕にした暗い室内、又は夜間
の屋外でフラッシュ撮影することが望ましい。
【００２４】更に、以上の如く本願発明では予め露光さ
れた画像等に重ならないように主要被写体を位置させて
露光するのであるから、カメラに装填されたフィルムは
常に所定の位置で停止することが必要である。従って、
Ｊ１３５フィルムの如き撮影駒と無関係に連続してパー
フォレーションが開いているフィルムは不適であり、図
１に示したフィルムや、従来の１１０フィルム、１２６
フィルムの如き撮影駒とパーフォレーションが対応して
いるフィルムが望ましい。
れた画像等に重ならないように主要被写体を位置させて
露光するのであるから、カメラに装填されたフィルムは
常に所定の位置で停止することが必要である。従って、
Ｊ１３５フィルムの如き撮影駒と無関係に連続してパー
フォレーションが開いているフィルムは不適であり、図
１に示したフィルムや、従来の１１０フィルム、１２６
フィルムの如き撮影駒とパーフォレーションが対応して
いるフィルムが望ましい。
【００２５】また、より自然な合成写真を作成するため
には、予め露光してある画像と撮影によって露光した被
写体像とがフィルム上で同等の濃度になることが好まし
い。また、明るい場所での撮影を表す合成写真を作るに
は、撮影時に若干オーバー気味の露出にした方がよく、
暗い場所での撮影を表す合成写真を作るには、撮影時に
若干アンダー気味の露出にした方がよい。このようなこ
とから、予め露光してある画像の露光条件をフィルムＦ
の磁気層Ｆｃに露光情報として記録しておき、撮影時に
カメラがその露光情報を検出して適切な露光条件に設定
する。
には、予め露光してある画像と撮影によって露光した被
写体像とがフィルム上で同等の濃度になることが好まし
い。また、明るい場所での撮影を表す合成写真を作るに
は、撮影時に若干オーバー気味の露出にした方がよく、
暗い場所での撮影を表す合成写真を作るには、撮影時に
若干アンダー気味の露出にした方がよい。このようなこ
とから、予め露光してある画像の露光条件をフィルムＦ
の磁気層Ｆｃに露光情報として記録しておき、撮影時に
カメラがその露光情報を検出して適切な露光条件に設定
する。
【００２６】なお、露光条件としては前述の如く濃度を
合致させるだけでなく、色温度を合致させるようにして
もよい。
合致させるだけでなく、色温度を合致させるようにして
もよい。
【００２７】更に、予め露光してある画像と被写体像と
が重なって不適切な合成写真が作成されることを避けな
ければならない。このために、例えば一眼レフカメラの
キャノンＥＯＳ５に用いられているファインダの視線入
力光学系と同様の光学系を用いることが考えられる。
が重なって不適切な合成写真が作成されることを避けな
ければならない。このために、例えば一眼レフカメラの
キャノンＥＯＳ５に用いられているファインダの視線入
力光学系と同様の光学系を用いることが考えられる。
【００２８】図７に視線入力光学系の断面図を示し、図
８に接眼枠の正面図を示す。接眼レンズ２１の接眼枠２
２に組み込まれた一対のＩＲＥＤ（赤外発光ダイオー
ド）２３で撮影者の目２４を照明し、目２４で反射して
接眼レンズ２１を通してカメラ内に入ってきた光をビー
ムスプリッタ２５で反射させ、集光レンズ２６を通して
ＣＣＤエリアセンサ２７上に眼球像を結像させる。この
結果、ＣＣＤエリアセンサ２７上で撮影者の左右の視線
を判別できるので、予め露光してある画像の位置が磁気
記録してあるフィルムＦの磁気層Ｆｃからカメラが検出
した情報と、ＣＣＤエリアセンサ２７からの情報と比較
して、撮影者の視線が予め露光されている画像の方に向
いているか否かを判別することができる。そして、予め
露光されている画像に主要被写体像が重なる恐れがある
ときは、警告を発するか若しくはシャッタレリーズを禁
止して露光を行わないようにする。
８に接眼枠の正面図を示す。接眼レンズ２１の接眼枠２
２に組み込まれた一対のＩＲＥＤ（赤外発光ダイオー
ド）２３で撮影者の目２４を照明し、目２４で反射して
接眼レンズ２１を通してカメラ内に入ってきた光をビー
ムスプリッタ２５で反射させ、集光レンズ２６を通して
ＣＣＤエリアセンサ２７上に眼球像を結像させる。この
結果、ＣＣＤエリアセンサ２７上で撮影者の左右の視線
を判別できるので、予め露光してある画像の位置が磁気
記録してあるフィルムＦの磁気層Ｆｃからカメラが検出
した情報と、ＣＣＤエリアセンサ２７からの情報と比較
して、撮影者の視線が予め露光されている画像の方に向
いているか否かを判別することができる。そして、予め
露光されている画像に主要被写体像が重なる恐れがある
ときは、警告を発するか若しくはシャッタレリーズを禁
止して露光を行わないようにする。
【００２９】図９は、予め露光してある画像を表示した
写真用フィルムの包装体である包装箱の図である。同図
においては、写真用フィルムの包装体の一つである包装
箱の表面に予め露光してあるアイドルタレントの画像が
撮影される駒の左側に描かれており、ＥＸ３と表示があ
るので、カメラにフィルムを装填してから３駒目におい
て主要被写体を右側に位置させて撮影すれば、アイドル
タレントとの合成写真ができる。無論、予め露光してあ
る画像が複数あれば、全て包装箱に表示する。
写真用フィルムの包装体である包装箱の図である。同図
においては、写真用フィルムの包装体の一つである包装
箱の表面に予め露光してあるアイドルタレントの画像が
撮影される駒の左側に描かれており、ＥＸ３と表示があ
るので、カメラにフィルムを装填してから３駒目におい
て主要被写体を右側に位置させて撮影すれば、アイドル
タレントとの合成写真ができる。無論、予め露光してあ
る画像が複数あれば、全て包装箱に表示する。
【００３０】なお、以上の表示は包装箱の表面でも裏面
でもよく、また箱以外のフィルム包装体でもよい。ま
た、画像に限らず、文字、記号、図形、模様も同様に記
載してもよい。
でもよく、また箱以外のフィルム包装体でもよい。ま
た、画像に限らず、文字、記号、図形、模様も同様に記
載してもよい。
【００３１】いづれにしろこのように表示すれば、前述
の図７及び図８の構成を有しないカメラでも、画像を重
ねてしまうことがない。
の図７及び図８の構成を有しないカメラでも、画像を重
ねてしまうことがない。
【００３２】なお、以上の実施の形態においては、識別
情報及び露光情報を磁気的に記録したが、磁気的に限定
されるものではなく、例えばフィルムに孔を開け、光学
的に記録する方法でもよい。
情報及び露光情報を磁気的に記録したが、磁気的に限定
されるものではなく、例えばフィルムに孔を開け、光学
的に記録する方法でもよい。
【００３３】また、駒位置情報はパーフォレーションに
限らず、磁気的に記録した位置情報でもよいし、その検
出手段として磁気ヘッドを用いてもよい。
限らず、磁気的に記録した位置情報でもよいし、その検
出手段として磁気ヘッドを用いてもよい。
【００３４】
【発明の効果】請求項１、２によれば、予め一次情報と
して、文字、記号、図形、若しくは模様を露光されてい
ることにより、各種ポストカード、慶弔集合写真、観光
地名入り写真、修学旅行写真、スポンサー名入り写真、
イベント名入り写真、当たりマーク入りくじ付き写真等
を極めて容易に作成でき、また、予め画像を露光されて
いることにより、アイドルタレントと一緒の写真、風景
を背景にした写真、夜景を背景にした写真、実現不可能
な合成写真等を極めて容易に作成できる。
して、文字、記号、図形、若しくは模様を露光されてい
ることにより、各種ポストカード、慶弔集合写真、観光
地名入り写真、修学旅行写真、スポンサー名入り写真、
イベント名入り写真、当たりマーク入りくじ付き写真等
を極めて容易に作成でき、また、予め画像を露光されて
いることにより、アイドルタレントと一緒の写真、風景
を背景にした写真、夜景を背景にした写真、実現不可能
な合成写真等を極めて容易に作成できる。
【００３５】請求項３〜９によれば、請求項１、２の効
果に加えて、文字、記号、図形、模様若しくは画像との
合成写真において、互いの画像が自然な状態に見えるよ
うに撮影することができ、特に画像との合成写真におい
て有効である。
果に加えて、文字、記号、図形、模様若しくは画像との
合成写真において、互いの画像が自然な状態に見えるよ
うに撮影することができ、特に画像との合成写真におい
て有効である。
【００３６】請求項１０によれば、画像との合成写真に
おいて、誤って予め露光した画像に主要被写体像と重ね
て写してしまうといったことがない。
おいて、誤って予め露光した画像に主要被写体像と重ね
て写してしまうといったことがない。
【００３７】請求項１１によれば、予め露光した画像に
主要被写体像と重ねて写すことを防止する機構を有しな
いカメラでも、フィルム包装体を見ることにより、重ね
て写すことがない。
主要被写体像と重ねて写すことを防止する機構を有しな
いカメラでも、フィルム包装体を見ることにより、重ね
て写すことがない。
【図１】本実施の形態に用いる写真用フィルムの図であ
る。
る。
【図２】図１の写真用フィルムを用いるカメラの裏蓋を
開いた図である。
開いた図である。
【図３】イベントの文字を合成した図である。
【図４】結婚披露宴の文字を合成した図である。
【図５】アイドルタレントの画像と合成した図である。
【図６】夜景の画像と合成した図である。
【図７】視線入力光学系の断面図である。
【図８】接眼枠の正面図である。
【図９】予め露光してある画像を表示した写真用フィル
ムの包装箱の図である。
ムの包装箱の図である。
Ｆ 写真用フィルム Ｆａ 駒 Ｆｂ パーフォレーション Ｆｃ 磁気層 １３ アパーチャ １４ 赤外線センサ １５ 磁気ヘッド １６ 液晶表示部 ２３ ＩＲＥＤ ２５ ビームスプリッタ ２７ ＣＣＤエリアセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０３Ｃ 3/00 ５７５ Ｇ０３Ｃ 3/00 ５７５Ｚ 5/04 5/04
Claims (15)
- 【請求項１】 撮影されるべき所定の駒の一部に予め一
次情報が露光され、前記所定の駒を識別するための識別
情報を備えたことを特徴とする写真用フィルム。 - 【請求項２】 前記識別情報が磁気情報であることを特
徴とする請求項１に記載の写真用フィルム。 - 【請求項３】 撮影されるべき所定の駒の一部に予め一
次情報が露光され、前記所定の駒を識別するための識別
情報と前記予め露光された駒に対する露光情報とを備え
た写真用フィルムを装填した場合、前記所定の駒の露光
情報に基づいて露光条件を設定することを特徴とするカ
メラ。 - 【請求項４】 前記識別情報が磁気情報であることを特
徴とする請求項３に記載のカメラ。 - 【請求項５】 撮影されるべき所定の駒の一部に予め一
次情報が露光され、前記所定の駒を識別するための識別
情報と前記予め露光された駒に対する露光情報とを備え
た写真用フィルムをカメラに装填し、前記識別情報に基
づいて選択された前記所定の駒の露光情報に基づいて設
定された露光条件で被写体の画像を露光することを特徴
とする合成写真撮影方法。 - 【請求項６】 前記識別情報が磁気情報であることを特
徴とする請求項５に記載の合成写真撮影方法。 - 【請求項７】 前記写真用フィルムが露光する駒を位置
決めするための駒位置情報を有し、該駒位置情報に基づ
いて撮影されるべき駒の位置を検知する検知手段を備え
たこと特徴とする請求項３に記載のカメラ。 - 【請求項８】 前記駒位置情報がパーフォレーションで
あり、前記検知手段が赤外線センサであることを特徴と
する請求項７に記載のカメラ。 - 【請求項９】 前記駒位置情報が磁気記録情報であり、
前記検知手段が磁気ヘッドであることを特徴とする請求
項７に記載のカメラ。 - 【請求項１０】 前記所定の駒の一部に予め露光された
画像の位置に、主要被写体像が重なる可能性があるとき
は、警告を発するか若しくは露光を禁止することを特徴
とする請求項３に記載のカメラ。 - 【請求項１１】 撮影されるべき所定の駒の一部に予め
一次情報を露光したフィルムを収納し、前記予め露光さ
れた一次情報が前記所定の駒の中で占める位置を表示し
たことを特徴とする写真用フィルム包装体。 - 【請求項１２】 前記一次情報が、文字、記号、図形、
模様若しくは画像から選ばれる少なくとも１つである請
求項１に記載の写真用フィルム。 - 【請求項１３】 前記一次情報が、文字、記号、図形、
模様若しくは画像から選ばれる少なくとも１つである請
求項３に記載のカメラ。 - 【請求項１４】 前記一次情報が、文字、記号、図形、
模様若しくは画像から選ばれる少なくとも１つである請
求項５に記載の合成写真撮影方法。 - 【請求項１５】 前記一次情報が、文字、記号、図形、
模様若しくは画像から選ばれる少なくとも１つである請
求項１１に記載の写真用フィルム包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8219816A JPH09120094A (ja) | 1995-08-21 | 1996-08-21 | 写真用フィルム、カメラ、合成写真撮影方法及び写真用フィルム包装体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-211788 | 1995-08-21 | ||
| JP21178895 | 1995-08-21 | ||
| JP8219816A JPH09120094A (ja) | 1995-08-21 | 1996-08-21 | 写真用フィルム、カメラ、合成写真撮影方法及び写真用フィルム包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09120094A true JPH09120094A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=26518841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8219816A Pending JPH09120094A (ja) | 1995-08-21 | 1996-08-21 | 写真用フィルム、カメラ、合成写真撮影方法及び写真用フィルム包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09120094A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010060966A (ko) * | 1999-12-28 | 2001-07-07 | 이문성 | 합성사진 촬영용 필름을 이용한 일회용 카메라 |
| US6356339B1 (en) | 1998-01-12 | 2002-03-12 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Digital photo system which replaces a portion of subject matter common to two digital images |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP8219816A patent/JPH09120094A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6356339B1 (en) | 1998-01-12 | 2002-03-12 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Digital photo system which replaces a portion of subject matter common to two digital images |
| KR20010060966A (ko) * | 1999-12-28 | 2001-07-07 | 이문성 | 합성사진 촬영용 필름을 이용한 일회용 카메라 |
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