JPH09116825A - オンスクリーンディスプレイ装置 - Google Patents

オンスクリーンディスプレイ装置

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JPH09116825A
JPH09116825A JP7274427A JP27442795A JPH09116825A JP H09116825 A JPH09116825 A JP H09116825A JP 7274427 A JP7274427 A JP 7274427A JP 27442795 A JP27442795 A JP 27442795A JP H09116825 A JPH09116825 A JP H09116825A
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JP7274427A
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Hitoshi Inaba
均 稲葉
Saeko Kirii
佐江子 桐井
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オンスクリーンディスプレイ装置の表示文字
サイズを簡単な構成により、偶数倍以外の任意のサイズ
に容易に変更可能なオンスクリーンディスプレイ装置を
提供すること。 【解決手段】 ユーザーの希望する文字サイズが標準の
1.5倍サイズであった場合には、発振回路3の発振周
波数を標準値の2/3倍に変更し、該発振周波数に対応
するフォントROM5に格納された、縦方向のみ 1.5
倍に伸張されたサイズのキャラクタフォントを選択し、
ビデオRAM6にセットする。そして、出力コントロー
ラ7によりビデオRAM6の内容が読み出され、図示し
ない映像表示装置に3原色信号R,G,B並びに輝度信
号Yの形式で供給され、オンスクリーン表示が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスプレイ上に文
字やキャラクタ等を表示するOSD(オンスクリーンデ
ィスプレイ)装置に係り、特に、文字やキャラクタ等の
表示スケールを、基準値に対して奇数倍の大きさに変更
可能なOSD(オンスクリーンディスプレイ)装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】昨今、映像ソースの高度化・多様化の進
展と共に、ソース本来の画像情報をより忠実に再現する
ための高性能モニタ、多機能モニタの需要が高まってい
る。
【0003】例えば、放送局、高級業務用などの分野で
は、次世代の高品位テレビ時代に照準を合わせた、また
それらを先取りした映像づくりが進行中であり、それに
伴い高精細度ブラウン管による、高品位モニタが求めら
れるようになってきている。また、IDTV(improved
definition TV)やEDTV(high definition TV)の
開発に対しては広帯域、倍速度走査の、いわゆるハイス
キャン(倍密度)モニタが必要になってきている。
【0004】一方、業務用・個人用を問わず、VTR,
ビデオディスク,その他の通信系ネットワーク,パソコ
ンなど、多彩なソースが同時進行で普及し、これらをそ
れぞれ最適の状態でモニタ可能な多目的モニタの需要も
高まってきている。
【0005】図7はマルチスキャン表示装置と各種映像
ソースを示した図である。
【0006】通常の放送方式では、水平走査周波数(f
h)は 15.75kHz、垂直走査周波数(fv)は 60Hz である
が、縦方向の密度を向上させるために、fh については
64kHzあるいは 100kHz 以上まで高くすることが考えら
れていて、fv についても 40Hz〜120Hz の広範囲の周波
数が考えられているが、これだけ広範囲の走査周波数を
1台のモニタでカバーするには、回路システムが大変複
雑なものとなり、大幅なコスト増を招くことになる。
【0007】そこで、一般コンシューマーおよび一部の
業務用の領域に的を絞り、それらのユーザーのほとんど
の用途をカバーできる周波数、即ち fh=15〜34kHz,fv=
50〜60Hz の範囲に限定したマルチスキャン表示装置が
一般的となっている。
【0008】図7に示すように、通常のテレビジョン放
送方式と同一の水平走査周波数である fh=15.75kHz に
て表示の行われる映像ソースとしては、テレビチュー
ナ,衛星放送チューナ,ビデオデッキ,ビデオディス
ク,MSXパソコン,640ト゛ット×200ライン 及び 320ト゛ット×
200ラインの解像度を有するパソコン,標準キャプテンシス
テム端末,文字・多重デコーダ等が挙げられ、fh=24kHz
にて表示の行われる映像ソースとしては、640ト゛ット×400
ライン の解像度を有する、高密度パソコン等が挙げられ、
fh=31.5kHzにて表示の行われる映像ソースとしては、高
密度キャプテンシステム端末,EDTVデコーダ等が挙
げられる。
【0009】以上のように、従来のマルチスキャン表示
装置において、例えば、入力される信号源のスキャンス
ピードを、通常のfh=15.75kHz(ノーマルスキャン)か
ら、倍の fh=31.5kHz のスキャンスピード(ダブルスキ
ャン)に変化した場合に、何ら補正を行わないとする
と、前記オンスクリーン表示文字の縦横比が変化し、ノ
ーマルスキャン時に表示されていたオンスクリーン表示
文字は、縦方向に1/2倍に、横方向に2倍の大きさと
なって表示されることになる。
【0010】一方、ノーマルスキャン時に表示されてい
たオンスクリーン表示文字の縦横比を変化させることな
く表示させることは、従来より比較的容易にいくつかの
方法により実現がなされている。即ち、OSDの表示文
字サイズを2倍,4倍と偶数倍に表示させることは、比
較的容易であるからである。これは、表示すべき文字の
フォントの水平方向並びに垂直方向のドットデータを読
み出すためのクロック速度を、分周期を用いることで1
/2倍にすることが容易であることによる。
【0011】ところで、最近ではディスプレイに表示
(スキャンスピードに関係なく)される文字等の大きさ
を変更し、ユーザーにとって最も適した最も読みやすい
文字サイズでの表示可能なオンスクリーンディスプレイ
装置が求められている。特に、OSD文字サイズを簡単
な構成により、前記2倍,4倍といった偶数倍だけでな
く、自由な文字サイズ、例えば、1.5倍,3倍などの
表示が可能な、オンスクリーンディスプレイ装置が求め
られている。因みに、従来例に示したように、一部のコ
ンピュータ装置等において、基本の文字サイズフォント
に演算をかけて任意のサイズに変換するものがあるが、
OSD装置に応用するにためには、装置構成上において
もコスト面においても非常に問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、近年、デ
ィスプレイにオンスクリーン表示(スキャンスピードに
関係なく)される文字等の大きさを、ユーザーの好みに
より最も読みやすい任意のサイズで表示できるような装
置が求められている。しかしながら、従来、基本の文字
サイズに対して偶数倍以外の大きさの文字を簡単な構成
で自由に表示することができる装置はなかった。
【0013】また、一部のコンピュータ装置等にそのよ
うな機能を有するものがあるが、装置構成上の点及びコ
スト的な面からして種々の問題(欠点)があった。
【0014】そこで、本発明はこのような問題を解決す
るため、オンスクリーンディスプレイ装置の表示文字サ
イズを簡単な構成により、偶数倍以外の任意のサイズに
容易に変更可能なオンスクリーンディスプレイ装置を提
供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よるオンスクリーンディスプレイ装置は、OSD文字の
標準サイズに対する伸縮率を指定する伸縮率指定手段
と、前記伸縮率指定手段からの指定による伸縮率に対応
した、垂直方向の伸縮率のみが異なった文字フォントを
有する文字フォント記憶手段と、前記文字フォントの水
平方向のドットデータを前記文字フォント記憶手段より
読み出すためのクロック信号を発生するクロック信号発
生手段と、前記クロック信号発生手段より発生されるク
ロック信号のクロック周波数を変更設定する周波数設定
手段と、オンスクリーン表示される文字を記憶する、オ
ンスクリーン表示文字記憶手段と、前記伸縮率指定手段
により指定された伸縮率に対応した前記文字フォントを
前記文字フォント記憶手段の中から選択し、前記クロッ
ク信号のクロック周波数を前記周波数設定手段により前
記伸縮率の逆数倍の周波数に設定し、前記文字フォント
を前記クロック信号に基づいて前記文字フォント記憶手
段より読み出し、前記オンスクリーン表示文字記憶手段
に書き込むよう制御する制御手段とを具備したことを特
徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明によるオンスクリー
ンディスプレイ装置は、請求項1に記載のオンスクリー
ンディスプレイ装置において、前記文字フォント記憶手
段に記憶される文字フォントは同一の文字に対して2つ
以上の文字フォントを有し、そのうちの1つは、標準サ
イズによる文字フォントであって、他の文字フォント
は、水平方向の伸縮率が前記標準サイズと同一で、垂直
方向の伸縮率は前記標準サイズの偶数倍以外の伸縮率か
らなる文字フォントで構成されていることを特徴とす
る。
【0017】ここで、上記請求項1又は2に記載の発明
によれば、予め必要な伸縮率で文字フォントの垂直方向
のドットデータ数を設定した文字フォントを用意してお
き、前記文字フォントを前記文字フォント記憶手段より
読み出す際に、読み出される前記文字フォントの水平方
向の伸縮率が垂直方向の伸縮率と同じになるように読み
出されるようにしたので、前記文字フォント記憶手段に
予め用意しておく文字フォントの垂直方向の伸縮率を自
由に設定することで、偶数倍以外(偶数倍も可能)の自
由な大きさの文字を容易にオンスクリーン表示する事が
可能である。
【0018】請求項3に記載の発明によるオンスクリー
ンディスプレイ装置は、OSD文字の標準サイズに対す
る伸縮率を指定する伸縮率指定手段と、文字フォントの
垂直方向のドットデータ数が、標準の文字フォントの垂
直方向のドットデータ数の所定倍数だけ多い文字フォン
トを有する文字フォント記憶手段と、前記文字フォント
の水平方向のドットデータを前記文字フォント記憶手段
より読み出すためのクロック信号を発生するクロック信
号発生手段と、前記クロック信号発生手段より発生され
るクロック信号のクロック周波数を変更設定する周波数
設定手段と、オンスクリーン表示される文字を記憶す
る、オンスクリーン表示文字記憶手段と、前記伸縮率指
定手段により指定された伸縮率に対応した前記文字フォ
ントを前記文字フォント記憶手段の中から選択し、前記
クロック信号のクロック周波数を前記周波数設定手段に
より前記伸縮率の逆数倍の周波数に設定し、前記文字フ
ォントを前記クロック信号に基づいて前記文字フォント
記憶手段より前記伸縮率指定手段により指定された伸縮
率に対応した間引き率で前記文字フォントの垂直方向の
ドットデータを間引きながら読み出して、前記オンスク
リーン表示文字記憶手段に書き込むよう制御する制御手
段とを具備したことを特徴とする。
【0019】ここで、上記請求項3に記載の発明によれ
ば、同一の文字に対して垂直方向のドットデータ数を所
定の倍数に基づいて設定した1つの文字フォントを用意
しておくことにより、何通りかの伸縮率(標準サイズを
含む)によるオンスクリーン文字を表示できるので、同
一の文字に対して垂直方向のドットデータ数の異なる複
数の文字フォントを用意しておく必要がなく、前記文字
フォント記憶手段の容量を節約することができる。
【0020】請求項4に記載の発明によるオンスクリー
ンディスプレイ装置は、請求項3に記載のオンスクリー
ンディスプレイ装置において、前記文字フォント記憶手
段に記憶される文字フォントは、垂直方向のドットデー
タ数が、標準の文字フォントの垂直方向のドットデータ
数の2の倍数個のドットデータ数を有することを特徴と
する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明のオンスクリ
ーンディスプレイ装置の実施の一形態例を示すブロック
図である。
【0022】図1(a)におけるオンスクリーンディス
プレイ装置は、図示しないCRT等の表示装置に映出さ
れるオンスクリーン文字のサイズを、例えば、通常の
1.5倍の大きさに表示する場合の本発明における実施
の一形態を示したものであり、表示される文字の大きさ
を指示するコマンドデータを出力する、リモコン等から
なる操作回路1と、操作回路1からのコマンドデータを
読み込みデコードするコマンドデータデコーダ2と、コ
マンドデータデコーダ2を内包し、該コマンドデータデ
コーダ2によりデコードされたコマンドデータに基づい
て、演算により各種の制御信号を出力する制御回路4
と、制御回路4からの指示に基づいて発振周波数の変更
を行う、例えばPLL等の回路からなる発振回路3と、
通常(ノーマル)サイズまたは1.5倍サイズいづれか
のキャラクタフォントが格納され前記制御回路4からの
指示に基づいて所定のサイズのキャラクタフォントデー
タを出力する1以上の記憶手段により構成されるフォン
トROM5と、フォントROM5から読み出されたキャ
ラクタフォントデータを表示装置に出力するのに適当な
形に並べ換えを行い、所定の時間表示文字の記憶を行う
CRT専用の表示文字記憶手段であるビデオRAM6
と、ビデオRAM6からキャラクタフォントデータを読
み出して、3原色信号R,G,Bと輝度信号Yのかたち
で表示装置に所望のサイズ(本実施の形態ではノーマル
または1.5倍サイズ)のキャラクタフォントデータを
出力する出力コントローラ7とにより構成される。
【0023】また、前記発振回路3は水平方向の表示最
小ドット幅を決めるための回路であり、この回路におけ
る発振周波数が高くなると画面にオンスクリーン表示さ
れる文字の水平方向成分が圧縮して表示されるようにな
る。図1(b)にこの発振回路3の具体回路の一例を示
す。尚、この回路における発振周波数は、例えば以下の
式により求まる。即ち、 f = 1 / (2πRC) ……………………… 式1 次に以上のような構成におけるオンスクリーンディスプ
レイ装置の動作について説明を行う。
【0024】図2は本実施の形態におけるオンスクリー
ンディスプレイ装置の動作を示すフローチャートであ
り、図3はフォントROM5に予め格納されている通常
サイズと1.5倍サイズの文字フォントデータを示した
図である。これらを参照しながら、該オンスクリーンデ
ィスプレイ装置の動作の説明を行う。
【0025】制御回路4は、リモコン等の操作回路1に
より、ユーザーの好みの文字サイズが指定(本実施の形
態では標準サイズまたは 1.5倍の拡大サイズの2種類
の何れを選択するかのコマンド)されると(ステップs
1)、コマンドデータデコーダ2でコマンドのデコード
を行い、デコードされたコマンドの内容にしたがって発
振回路3の発振周波数の設定並びにフォントROM5に
格納された通常(ノーマル)サイズまたは1.5倍サイ
ズいづれかのキャラクタフォントを選択し、ビデオRA
M6に出力する。
【0026】例えば、前記操作回路1によりユーザーの
希望する文字サイズが標準サイズであった場合には、P
LLまたは前記図1(b)に示した発振回路3の発振周
波数を標準(ノーマル)に設定し(ステップs2,s
3)、該発振周波数に基づいてフォントROM5に格納
された、図3(a)に示す、標準(ノーマル)サイズの
キャラクタフォントを選択し、読み出して、ビデオRA
M6にセットする(ステップs4)。そして、出力コン
トローラ7によりビデオRAM6の内容が読み出され、
図示しない映像表示装置に3原色信号R,G,B並びに
輝度信号Yの形式で供給され(ステップs7)、図3
(b)に示す文字情報としてオンスクリーン表示が行わ
れる。
【0027】一方、前記操作回路1によりユーザーの希
望する文字サイズが標準の 1.5倍サイズであった場合
には、前記PLLまたは前記図1(b)に示した発振回
路3の発振周波数を標準値の 1.5分の1、即ち2/3
倍に変更し(ステップs2,s5)、該発振周波数に対
応する、フォントROM5に格納された、図3(c)に
示す、縦方向にのみ 1.5倍に伸張されたキャラクタフ
ォントを選択し、前記発振周波数に基づいて前記キャラ
クタフォントを読み出して、ビデオRAM6にセットす
る(ステップs6)。そして、出力コントローラ7によ
りビデオRAM6の内容が読み出され、図示しない映像
表示装置に3原色信号R,G,B並びに輝度信号Yの形
式で給され(ステップs7)、図3(d)に示す文字情
報としてオンスクリーン表示が行われる。
【0028】即ち、前記図3(d)に示す縦方向並びに
横方向共に1.5 倍サイズに伸張された文字は、前記フ
ォントROM5に格納された図3(c)に示す縦方向に
のみ1.5倍に伸張(横方向は標準サイズのまま)され
たキャラクタフォントを読み出して、前記ビデオRAM
6に書き込む(セットする)際、前記縦方向のみ 1.5
倍に伸張されたキャラクタフォントの水平方向のドット
データを読み出すためのクロック速度を、標準の2/3
倍に落とす(発振回路3の発振周波数を、標準の2/3
倍とする)ことで横方向のサイズを 1.5倍に伸張して
いる。
【0029】ところで、前記発振回路3の発振周波数の
変更は、例えば、図1(b)の回路によれば、抵抗Rの
抵抗値を3/2倍にしたり、コンデンサCの容量を変更
したりすることで行う。また、前記発振回路3がPLL
で構成されているような場合には、PLL発振回路の分
周比を変更することにより行う。
【0030】以上は、オンスクリーン表示文字を縦方向
並びに横方向共に、例えば1.5 倍サイズに伸張するた
めに、前記フォントROM5内に縦方向にのみ 1.5倍
に伸張されたキャラクタフォントを持ち、前記縦長のキ
ャラクタフォントの水平方向のドットデータを読み出す
際のクロック速度を、標準の2/3倍とすることで横方
向のサイズを 1.5倍に伸張し、縦方向並びに横方向共
に1.5 倍サイズに伸張された文字(キャラクタフォン
ト)を得るという本発明の実施の一形態であるが、次
に、前記フォントROM5内に縦方向にのみ 1.5倍に
伸張された1.5倍サイズ専用の文字キャラクタフォン
トを持たずに、前記同様に縦方向並びに横方向共に1.
5 倍に伸張された文字をオンスクリーン表示するため
の他の実施の形態について説明を行う。
【0031】図4は本発明における他の実施の形態を示
すブロック図である。
【0032】図4におけるオンスクリーンディスプレイ
装置は、表示される文字の大きさを指示するコマンドデ
ータを出力するリモコン等からなる操作回路11と、操
作回路11からのコマンドデータを読み込みデコードす
るコマンドデータデコーダ12と、コマンドデータデコ
ーダ12を内包し、該コマンドデータデコーダ12によ
りデコードされたコマンドデータに基づいて演算により
各種制御信号を出力する制御回路14と、制御回路14
からの制御信号に基づいて発振周波数の変更を行う、例
えばPLL等の回路からなる発振回路13と、図示しな
い映像信号供給手段からの映像信号から水平同期信号を
抜きだし出力する、水平同期分離回路21と、水平同期
分離回路21からの信号より、行数をカウントする行表
示カウンタ20と、間引きする行をカウントし、制御回
路14からの制御信号に基づいて間引き指示信号を出力
する行間引きカウンタ19と、垂直方向のドットデータ
を密に構成されたキャラクタフォントの格納された1以
上のフォントROMにより構成され、発振回路13の発
振周波数に基づいて前記キャラクタフォントの水平方向
のドットデータを出力するフォントROM15と、フォ
ントROM15から出力された(読み出された)キャラ
クタフォントデータを表示装置に出力するのに適当な形
に並べ換えを行い、所定の時間表示文字の記憶を行うC
RT専用の表示画像メモリであるビデオRAM16と、
ビデオRAM16からキャラクタフォントデータを読み
出して3原色信号R,G,Bと輝度信号Yのかたちで表
示装置に所望のサイズ(本実施の形態ではノーマルまた
は1.5倍サイズ)のキャラクタフォントデータを出力
する出力コントローラ17とにより構成される。
【0033】次に以上のような構成におけるオンスクリ
ーンディスプレイ装置の動作について説明を行う。
【0034】図5は本発明の他の実施の形態におけるオ
ンスクリーンディスプレイ装置の動作を示すフローチャ
ートであり、図6はフォントROM5に予め格納されて
いる垂直方向にドットデータを密にして構成されたフォ
ントデータ及びデータの間引きが行われた後のフォント
データを示した図である。これらを参照しながら、本実
施の形態におけるオンスクリーンディスプレイ装置の動
作の説明を行う。
【0035】制御回路14は、リモコン等の操作回路1
1により、ユーザーの好みの文字サイズが指定(本実施
の形態では標準サイズまたは 1.5倍の拡大サイズの2
種類の何れを選択するかのコマンド)されると(ステッ
プt1)、コマンドデータデコーダ12でコマンドのデ
コードを行い、行表示カウンタ及び行間引きカウンタを
初期化する(ステップt2)。
【0036】そして、例えば、前記操作回路11により
ユーザーの希望する文字サイズが標準サイズであった場
合には、発振回路13の発振周波数を標準(ノーマル)
に設定し、間引き数1を設定する(ステップt3,t
4,t5)。次に、行間引きカウンタの値と間引き数と
を比較して、一致しない場合にはビデオRAM16に1
ラインデータをセットする(ステップt8,t9)。
尚、フォントROM15には、行表示カウンタが0から
17までの間に、図6(a)に示す垂直方向にドットデ
ータを密にして構成されたフォントデータが格納されて
いるものとして以降説明を行う。
【0037】そして、行間引きカウンタ及び行表示カウ
ンタにそれぞれ1が加算され(ステップt10、t1
2)、行表示カウンタが17以上であるか否かの判定が
行われ(ステップt13)、17未満の場合には、前記
ステップt8に戻り前記処理を繰り返す。今、行間引き
カウンタに1が加算されているので、ステップt8から
ステップt11へ進み行間引きカウンタが0クリアさ
れ、ビデオRAM16への書き込みが行われずに行表示
カウンタに1が加算され(ステップt12)、行表示カ
ウンタが17以上であるか否かの判定が行われ(ステッ
プt13)、17未満の場合には前記ステップt8に戻
り処理を繰り返す。尚、今回ユーザーが指定した文字サ
イズはノーマルサイズであるので、前記ステップを実行
することにより、偶数行ラインデータのビデオRAM1
6へのセット(書き込み)が行われることになる。した
がって、行表示カウンタが17以上となり、ステップt
8からステップt13までの処理を抜けた時には、結果
として、図6(b)に示すキャラクタがビデオRAM1
6へセットされることになる。即ち、標準サイズの文字
がOSD表示されることになる。
【0038】一方、前記操作回路11によりユーザーの
希望する文字サイズが 1.5倍サイズであった場合に
は、発振回路13の発振周波数を標準値の2/3倍に設
定し、間引き数2を設定する(ステップt3,t6,t
7)。そして、前記と同様にステップt8からステップ
t13までの処理が行われ、今回は間引き数に2が設定
されているので、2ラインおきにデータが間引かれるこ
とになる。したがって、行表示カウンタが17以上とな
り、ステップt8からステップt13間の処理を抜けた
時には、結果として、図6(c)に示すキャラクタ、即
ち、3,4,6,7,9,10,12,13,15ライ
ンがビデオRAM16へセットされることになり、縦方
向に 1.5倍に伸張された文字がOSD表示されること
になる。また、発振回路13の発振周波数が標準値の2
/3倍に設定されているので、前記縦長のキャラクタフ
ォントの水平方向のドットデータを読み出す際、横方向
のサイズが 1.5倍に伸張され、縦方向並びに横方向共
に1.5 倍サイズに伸張された文字(キャラクタフォン
ト)が得られることになる。
【0039】そして、出力コントローラ17によりビデ
オRAM16の内容が読み出され、図示しない映像表示
装置に3原色信号R,G,B並びに輝度信号Yの形式で
供給され、前記図6(c)に示す文字情報としてオンス
クリーン表示が行われる。
【0040】以上のように、本実施の形態ではフォント
ROM15の中身は1種類(既述の発明の実施の形態で
は2種類)だけであり、そのフォントは予め垂直方向に
ドットデータを密にして構成しておくことにある。これ
により、このフォントからデータを読み出す際に、垂直
方向のドットの密度を減らして(間引いて)表示させる
ことにより、垂直方向(縦方向)の文字のサイズを変化
させることを可能としている。横方向の文字のサイズの
変更は、既述の発明の実施の形態と同様に発振回路13
の発振周波数を変化させることで行われる。
【0041】尚、上記発明の実施の形態例では、標準サ
イズに対して偶数倍以外の倍率でOSD文字の大きさを
設定する方法について説明したが、本発明と、従来から
の文字サイズを偶数倍で変化させる方法とを組み合わせ
る事により、任意の倍率(サイズ)でOSD文字の表示
を行うことが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、発振
周波数を変更することで水平方向の文字のサイズが変更
でき、またこの発振周波数を変更するのに連動して垂直
方向に文字を伸縮してドットを構成した文字フォントを
選択して表示したり、文字フォントの垂直方向のドット
データの密度を変更して表示したりすることで、垂直方
向の文字サイズも自動的に変更する事が可能となる。
【0043】また、従来不得手とされていた、標準サイ
ズの文字サイズに対して偶数倍以外の自由な大きさの文
字サイズを設定することを簡単な方法で実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオンスクリーンディスプレイ装置の実
施の一形態例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態におけるオンスクリーンディスプ
レイ装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】フォントROMに予め格納されている通常サイ
ズと1.5倍サイズのフォントデータを示した図であ
る。
【図4】本発明における他の実施の形態を示すブロック
図である。
【図5】本発明の他の実施の形態におけるオンスクリー
ンディスプレイ装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】フォントROMに予め格納されている垂直方向
にドットデータを密にして構成されたフォントデータ及
びデータの間引きが行われた後のフォントデータを示し
た図である。
【図7】マルチスキャン表示装置と各種映像ソースを示
した図である。
【符号の説明】
1 …操作回路 2 …コマンドデータデコーダ 3 …発振回路 4 …制御回路 5 …フォントROM 6 …ビデオRAM 7 …出力コントローラ R,G,B …原色信号出力端子 Y …輝度信号出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】OSD文字の標準サイズに対する伸縮率を
    指定する伸縮率指定手段と、 前記伸縮率指定手段からの指定による伸縮率に対応し
    た、垂直方向の伸縮率のみが異なった文字フォントを有
    する文字フォント記憶手段と、 前記文字フォントの水平方向のドットデータを前記文字
    フォント記憶手段より読み出すためのクロック信号を発
    生するクロック信号発生手段と、 前記クロック信号発生手段より発生されるクロック信号
    のクロック周波数を変更設定する周波数設定手段と、 オンスクリーン表示される文字を記憶する、オンスクリ
    ーン表示文字記憶手段と、 前記伸縮率指定手段により指定された伸縮率に対応した
    前記文字フォントを前記文字フォント記憶手段の中から
    選択し、前記クロック信号のクロック周波数を前記周波
    数設定手段により前記伸縮率の逆数倍の周波数に設定
    し、前記文字フォントを前記クロック信号に基づいて前
    記文字フォント記憶手段より読み出し、前記オンスクリ
    ーン表示文字記憶手段に書き込むよう制御する制御手段
    とを具備したことを特徴とするオンスクリーンディスプ
    レイ装置。
  2. 【請求項2】前記文字フォント記憶手段に記憶される文
    字フォントは、同一の文字に対して2つ以上の文字フォ
    ントを有し、そのうちの1つは標準サイズによる文字フ
    ォントであり、他の文字フォントは水平方向の伸縮率が
    前記標準サイズと同一で垂直方向の伸縮率は前記標準サ
    イズの偶数倍以外の伸縮率からなる文字フォントで構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のオンスク
    リーンディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】OSD文字の標準サイズに対する伸縮率を
    指定する伸縮率指定手段と、 文字フォントの垂直方向のドットデータ数が、標準の文
    字フォントの垂直方向のドットデータ数の所定倍数だけ
    多い文字フォントを有する文字フォント記憶手段と、 前記文字フォントの水平方向のドットデータを前記文字
    フォント記憶手段より読み出すためのクロック信号を発
    生するクロック信号発生手段と、 前記クロック信号発生手段より発生されるクロック信号
    のクロック周波数を変更設定する周波数設定手段と、 オンスクリーン表示される文字を記憶する、オンスクリ
    ーン表示文字記憶手段と、 前記伸縮率指定手段により指定された伸縮率に対応した
    前記文字フォントを前記文字フォント記憶手段の中から
    選択し、前記クロック信号のクロック周波数を前記周波
    数設定手段により前記伸縮率の逆数倍の周波数に設定
    し、前記文字フォントを前記クロック信号に基づいて前
    記文字フォント記憶手段より前記伸縮率指定手段により
    指定された伸縮率に対応した間引き率で前記文字フォン
    トの垂直方向のドットデータを間引きながら読み出し
    て、前記オンスクリーン表示文字記憶手段に書き込むよ
    う制御する制御手段とを具備したことを特徴とするオン
    スクリーンディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】前記文字フォント記憶手段に記憶される文
    字フォントは、垂直方向のドットデータ数が、標準の文
    字フォントの垂直方向のドットデータ数の2の倍数個の
    ドットデータ数を有することを特徴とする請求項3に記
    載のオンスクリーンディスプレイ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6307575B1 (en) 1998-06-09 2001-10-23 Nec Corporation Display unit having a screen adjustment function
CN1106111C (zh) * 1998-11-27 2003-04-16 青岛海信电器股份有限公司 一种多媒体电视屏幕显示控制方法
JP2008304580A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Sharp Corp 画像表示装置
JP2009536369A (ja) * 2006-05-05 2009-10-08 パナソニック オートモーティブ システムズ カンパニー オブ アメリカ ディビジョン オブ パナソニック コーポレイション オブ ノース アメリカ オンスクリーンディスプレイ情報をビデオ信号に追加するシステムと方法

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