JPH09110379A - クレーン - Google Patents

クレーン

Info

Publication number
JPH09110379A
JPH09110379A JP27286995A JP27286995A JPH09110379A JP H09110379 A JPH09110379 A JP H09110379A JP 27286995 A JP27286995 A JP 27286995A JP 27286995 A JP27286995 A JP 27286995A JP H09110379 A JPH09110379 A JP H09110379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
crane
pole
wire
turntable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27286995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Furuta
義夫 古田
Nobuaki Kaneko
信昭 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
Priority to JP27286995A priority Critical patent/JPH09110379A/ja
Publication of JPH09110379A publication Critical patent/JPH09110379A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、軽量の簡易式クレーンを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明のクレーン(10)は、台座(1
2)と、この台座(12)に回転自在に取り付けられた
回転台(14)と、回転台(14)に取り付けられたブ
ーム(16)と、同じく回転台(14)に取り付けられ
たポール(40)と、ブーム(16)の先端部及びポー
ル(40)の先端部を相互に連結する連結ワイヤ(4
8)と、ブーム(16)により支持される荷吊上げ用の
ワイヤ(34)と、回転台(14)と共に回転される、
ワイヤ(34)を引き上げるためのエアウインチ(3
8)とを備える。このクレーン(10)は、ブーム(1
6)、ポール(40)及び連結ワイヤ(48)が三角形
の静定トラスを構成するため、十分な強度を有すると共
に、部材数が少ないため、軽量化を図ることも可能とな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーンに関し、特
に、既設の石油タンクの補修工事等に用いられる簡易式
のクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油タンク等の貯蔵タンクを補修或いは
改造する場合、クレーンを用いて補修資材等の荷をタン
ク内又は屋根上に移載するのが一般的である。従来、こ
のような用途において、クレーンはリース品を用いるこ
ととしていた。
【0003】通常、リース品のクレーンは汎用タイプで
あり、重量も相当にあるのが一般的である。そのため、
この種のクレーンを貯蔵タンクの補修工事等に使用する
場合には、タンク側板の最下段部から最上段部にかけ
て、クレーンを支えるための足場を設ける必要があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、重量
のあるクレーンを用いて貯蔵タンクの補修等を行う場
合、足場を組む必要があるため、時間及び経費がかかる
という問題点があった。
【0005】従って、本発明は、かかる問題点を解決す
べく、軽量の簡易式クレーンを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるクレーンは、台座と、この台座に回転
自在に取り付けられた回転台と、回転台に取り付けられ
たブームと、回転台に取り付けられ、ブームに対して所
定角度をなして延びるポールと、ブーム及びポールと協
働して静定トラスを構成するようブーム及びポールを相
互に連結する連結部材と、ブームにより支持される荷吊
上げ用のワイヤと、回転台と共に回転される、前記荷吊
上げ用ワイヤを引き上げるためのエアウインチとを備え
ることを特徴としている。
【0007】このような構成においては、ブーム、ポー
ル及び連結部材が三角形の静定トラスを構成するため、
十分な強度を有すると共に、部材数が少ないため、軽量
化を図ることも可能となっている。特に、ブーム及びポ
ールを中空の鋼管とし、連結部材をワイヤとした場合、
クレーンは極めて軽量となる。
【0008】また、ブーム及びポールを脱着可能とする
ことで、現場での組立てが可能となり、取扱いも容易と
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の好適な
実施形態について詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明に係るクレーンの一実施形
態を示す図である。図示のクレーン10は、台座12
と、この台座12に取り付けられ鉛直方向に延びる円筒
状の回転台14とを備えている。回転台14は、その中
心軸線を中心として回転自在となるよう台座12に取り
付けられている。
【0011】回転台14の側面からは1本のブーム(ジ
ブ)16が斜め上方に延びている。図示実施形態におけ
るブーム16は、鋼管から成る基部ブーム部材18、中
間ブーム部材20及び上部ブーム部材22から構成され
ている。基部ブーム部材18の下端は回転台14の側面
に固着され、上端のフランジ24には中間ブーム部材2
0の下端のフランジ26が取外し可能に連結されてい
る。同様に、中間ブーム部材20の上端のフランジ28
には上部ブーム部材22の下端のフランジ30が取外し
可能に連結されている。
【0012】上部ブーム部材22の上端にはプーリ32
が設けられている。プーリ32には荷吊上げ用のワイヤ
34が巻き掛けられており、その垂下された側の端部に
はフック36が取り付けられている。また、ワイヤ34
の他端は、回転台14の上端に設置されたエアウインチ
38の巻胴(図示せず)に接続されている。エアウイン
チ38は、空気圧アクチュエータ(図示せず)により巻
胴を回転駆動してワイヤ34を巻き上げるよう構成され
ている。
【0013】回転台14の側面の前記ブーム16とは反
対側の位置からは、1本の鋼管製のポール40が斜め上
方に延びている。このポール40は、回転台14の側面
に設けられた支持部材42にフランジ44,46を介し
て取外し可能に連結されている。
【0014】ポール40の上端部とブーム16の上端部
との間には連結部材として連結ワイヤ48が張設されて
いる。連結ワイヤ48にはターンバックル50が介設さ
れており、これにより連結ワイヤ48が常に緊張状態に
保たれるようになっている。
【0015】上記構成のクレーン10において、連結ワ
イヤ48、ブーム16及びポール40は三角形の静定ト
ラスを構成するため、極めて単純な構成であるにも拘ら
ず、堅牢な構造となっている。しかも、ブーム16及び
ポール40は中空の鋼管であり、連結部材には連結ワイ
ヤ48を用いているため、クレーン全体の軽量化も図ら
れている。
【0016】このようなクレーン10を例えば既設の浮
屋根式タンクの補修工事に用いる場合、クレーン自体が
非常に軽量であるため、図1に示すように、タンク側壁
52の上部に設けられているウインドガーダ54上に据
え付けることが可能となる。従って、クレーン支持用の
足場を組む必要がなく、クレーン10の据付けまでに要
する手間が大幅に短縮されることとなる。
【0017】このクレーン据付け作業に際して、タンク
の内容物が石油のような可燃物である場合には、溶接等
の火気を伴う手段を採らず、ウインドガーダ54の雨水
抜き用の穴56を用いて台座12をボルト止めすること
が有効である。
【0018】また、図示実施形態のクレーン10におけ
るブーム部材20,22、ポール40、連結ワイヤ48
及びエアウインチ38等は脱着可能であり、且つ、これ
らの構成要素は人力により運搬、取扱いが可能となって
いるため、台座12をウインドガーダ54に固定した
後、残りの構成要素を所定位置に組み付けていくことが
好ましい。従来のリース品のように、重量があり部品点
数の多いクレーンでは、現場に搬入してタンクの上部ま
で持ち上げる作業にも相当な手間がかかるものである
が、上記構成のクレーン10は部品数が少なく分解も容
易であるので、簡単にタンク上部に設置することができ
る。
【0019】クレーン10がウインドガーダ54に据え
付けられたならば、エアウインチ38を駆動すること
で、荷吊上げ用ワイヤ34の先端のフック36に吊り下
げられた補修資材等を引き上げ、タンク内又は屋根上に
移載することができる。この際、クレーン10の回転台
14は台座12に対して回転自在となっているため、作
業者が一人でも、ポール40を押すだけで荷吊上げ用ワ
イヤ34の先端のフック36の位置を変えることがで
き、補修資材等の取入れ位置及び荷降ろし位置を容易に
変えることができる。また、エアウインチ38を使用し
ているため、円滑な動きで資材等を搬入することができ
る。更に、エアウインチ38は、駆動中に火花が生じる
こともないので、火気厳禁等の場所には適している。
【0020】なお、上記実施形態では、ブーム16を基
部ブーム部材18、中間ブーム部材20及び上部ブーム
部材22から構成しているが、必要に応じて、中間ブー
ム部材20を省略して基部ブーム部材18に上部ブーム
部材22を直接連結したり、中間ブーム部材20を複数
本介在させたりし、作業半径を自由に変えることができ
る。
【0021】また、本発明によるクレーン10は、浮屋
根式タンクに限られず、他の型式の貯蔵タンクやビル等
の工事現場でも有効に使用可能である。例えば、固定屋
根式の貯蔵タンクにおいては、屋根の外周部分に踊り場
を設け、その上に当該クレーン10を設置することとな
る。また、この踊り場がタンクの円周方向に移動可能な
構造とすれば、1台のクレーンによってタンク円周部の
いずれの部位にも自由に補修資材等を運ぶことが可能と
なる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるクレー
ンは簡易式であるため、現場での組立てが可能であり、
荷の移載時における取扱いも容易に行うことができる。
【0023】また、部品数が少なく、軽量化を図ること
ができるので、クレーン支持用の足場を組む必要がな
く、クレーンの据付けに要する時間及び費用を大幅に削
減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクレーンの一実施形態を示す説明
図である。
【符号の説明】
10…クレーン、12…台座、14…回転台、16…ブ
ーム、34…荷吊上げ用ワイヤ、36…フック、38…
エアウインチ、40…ポール、48…連結ワイヤ(連結
部材)、50…ターンバックル、52…タンク側板、5
4…ウインドガーダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座(12)と、前記台座(12)に回
    転自在に取り付けられた回転台(14)と、前記回転台
    (14)に取り付けられたブーム(16)と、前記回転
    台(14)に取り付けられ、前記ブーム(16)に対し
    て所定角度をなして延びるポール(40)と、前記ブー
    ム(16)及び前記ポール(40)と協働して静定トラ
    スを構成するよう前記ブーム(16)及び前記ポール
    (40)を相互に連結する連結部材(48)と、前記ブ
    ーム(16)により支持される荷吊上げ用のワイヤ(3
    4)と、前記回転台(14)と共に回転される、前記ワ
    イヤ(34)を引き上げるためのエアウインチ(38)
    とを備えることを特徴とするクレーン。
JP27286995A 1995-10-20 1995-10-20 クレーン Withdrawn JPH09110379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27286995A JPH09110379A (ja) 1995-10-20 1995-10-20 クレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27286995A JPH09110379A (ja) 1995-10-20 1995-10-20 クレーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09110379A true JPH09110379A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17519903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27286995A Withdrawn JPH09110379A (ja) 1995-10-20 1995-10-20 クレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09110379A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130059690A (ko) * 2011-11-29 2013-06-07 현대중공업 주식회사 승강이송로봇용 부품교체장치
KR101414525B1 (ko) * 2012-04-06 2014-07-09 신승훈 가로등주 설치 장치 및 그 방법
CN104213935A (zh) * 2014-08-27 2014-12-17 中色十二冶金建设有限公司 洞内材料、设备运输的旋转抱杆提升装置及方法
CN105692468A (zh) * 2016-03-02 2016-06-22 中国化学工程第十三建设有限公司 大型网壳式拱顶整体提升吊装机构及其使用方法
RU202754U1 (ru) * 2020-11-26 2021-03-04 Публичное акционерное общество "Транснефть" (ПАО "Транснефть") Грузоподъемный механизм для спуска и подъема кассет огнепреградителей на резервуарах вертикальных стальных
CN113247780A (zh) * 2021-03-29 2021-08-13 武汉船用机械有限责任公司 用于海上风机的维护设备平台的吊装装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130059690A (ko) * 2011-11-29 2013-06-07 현대중공업 주식회사 승강이송로봇용 부품교체장치
KR101414525B1 (ko) * 2012-04-06 2014-07-09 신승훈 가로등주 설치 장치 및 그 방법
CN104213935A (zh) * 2014-08-27 2014-12-17 中色十二冶金建设有限公司 洞内材料、设备运输的旋转抱杆提升装置及方法
CN104213935B (zh) * 2014-08-27 2016-08-24 中色十二冶金建设有限公司 洞内材料、设备运输的旋转抱杆提升装置及方法
CN105692468A (zh) * 2016-03-02 2016-06-22 中国化学工程第十三建设有限公司 大型网壳式拱顶整体提升吊装机构及其使用方法
RU202754U1 (ru) * 2020-11-26 2021-03-04 Публичное акционерное общество "Транснефть" (ПАО "Транснефть") Грузоподъемный механизм для спуска и подъема кассет огнепреградителей на резервуарах вертикальных стальных
CN113247780A (zh) * 2021-03-29 2021-08-13 武汉船用机械有限责任公司 用于海上风机的维护设备平台的吊装装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4170309A (en) Counterbalanced tower crane
US6021910A (en) Construction crane base
CN211056577U (zh) 管廊管材起吊装置
JPH09110379A (ja) クレーン
JPH09302919A (ja) 柱状体用移動足場
JPH05147884A (ja) 分解型ジブクレーン
CN113982306A (zh) 一种悬挑结构张力加固体系及施工方法
JP3220397B2 (ja) 昇降式足場
JP3242775B2 (ja) 竪型容器の据付方法
JP3825766B2 (ja) 円柱鉄塔工事用の円形ゴンドラ装置
JP3069835B2 (ja) 内組足場構造
JPH11303421A (ja) 鉄塔型高層煙突の解体工法
JP2011201691A (ja) 簡易組立式デリック
JPH05286694A (ja) 外部式鉄塔組立工法と外部式鉄塔組立クレーン
JPH0761773A (ja) ジブクレーン
JPH1160167A (ja) タワークレーン
KR101171714B1 (ko) 크레인 일체형 풍력 발전기용 타워 및 이를 이용한 풍력 발전기의 시공방법
JP7388883B2 (ja) クレーンの基礎構造部
JPH08303010A (ja) 鉄塔上据付型吊り上げ装置
JPH08232465A (ja) 煙突の内筒接続用足場
JP3488185B2 (ja) 円柱鉄塔工事用の円形ゴンドラ装置
JPH07291587A (ja) タワークレーン
JPH0978840A (ja) 建物用吊り金具
JPS6145030B2 (ja)
JPH1162249A (ja) 塔体内の点検歩廊の建込工法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107