JPH0910669A - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

Info

Publication number
JPH0910669A
JPH0910669A JP16392595A JP16392595A JPH0910669A JP H0910669 A JPH0910669 A JP H0910669A JP 16392595 A JP16392595 A JP 16392595A JP 16392595 A JP16392595 A JP 16392595A JP H0910669 A JPH0910669 A JP H0910669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
support
temperature
supporting body
wind
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16392595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3814838B2 (ja
Inventor
Yuichiro Maehara
雄一郎 前原
Kazuhiro Fukuda
和浩 福田
Atsushi Saito
篤志 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP16392595A priority Critical patent/JP3814838B2/ja
Publication of JPH0910669A publication Critical patent/JPH0910669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3814838B2 publication Critical patent/JP3814838B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
    • B05C9/06Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying two different liquids or other fluent materials, or the same liquid or other fluent material twice, to the same side of the work

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持体、特にゼラチン下引を持つ連続走行す
る支持体を結露させることなく与湿することにより表面
の親水性を高め、高速薄膜塗布を安定化させると共に、
また、処理風の露点を下げすぎないようにして支持体が
帯電することを避け、帯電ムラによる塗布ムラの起こら
ない塗布方法を提供する。 【構成】 連続走行する長尺支持体上に塗布液を塗布す
る塗布方法において、塗布位置の近くの上流側で、該支
持体の温度以下で且つ、該支持体の温度の20%の温度
以上の範囲にある露点をもつ処理風を、前記長尺支持体
上に吹き付けた状態で塗布を行うことを特徴とする塗布
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルムや印画紙の感光
材料等の長尺支持体に感光乳剤等の塗布液を塗布する塗
布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、カラーフィルムやカラー印画紙等
の製造にあたっては、支持体上に塗布液を多層塗布する
技術が進み、その目的・機能に応じて多数の層が必要と
なり、塗布層数も増加の傾向にある。そして、層数が増
加すれば、当然全層の厚さも増加するため、乾燥工程に
おける負荷が増大する。具体的には、乾燥に要する時間
の増大、乾燥風の温度増加・風量増大などを招き、生産
速度・生産コストに重大な影響を与えてしまう。このた
め、多層塗布であっても全層の厚さを薄くするため、薄
膜塗布に関する技術が必要とされている。
【0003】また、生産性向上のために、支持体の搬送
速度、すなわち塗布速度も益々増加の傾向にある。
【0004】すなわち、塗布層の薄膜化および塗布速度
の高速化が望まれている状況であるが、当然ながら、こ
のような状況下にあっても塗布ムラ・筋発生・ハジキ等
の塗布故障を起こすことなく均一に塗布されることが要
望されている。
【0005】そこで、支持体上に乳剤等の塗布液を一様
かつ均一に塗布するために、塗布液の塗布を行なう前
に、支持体に対して何らかの処理を行なうことが検討さ
れており、その例として、現在までに次の(1)〜
(4)に示すような技術が提案されている。
【0006】(1)特開昭48−32923号は支持体
に蒸気を付着させるものであり、特開昭52−3172
7号は支持体に水分を噴霧して吹き付けるようにしたも
のであり、いずれも支持体上に蒸気又は液体を付着させ
て、支持体の「濡れ性」を向上させることにより、塗布
液が付き易くさせたものである。
【0007】(2)特公平6−27928号は支持体を
加熱することにより、塗布液が支持体に均一に付着させ
易くしたものである。
【0008】(3)特開昭57−167750号は支持
体表面を帯電させることにより、塗布液の液付き(塗布
性)を向上させたものである。
【0009】(4)特開平5−66516号は温度20
〜30℃で関係湿度が70〜90%である高湿度の風を
支持体上に吹き付けることにより、塗布液の液付き(塗
布性)を向上させようとしたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の各技術
では、以下に示すようなハジキやムラ等の塗布故障が発
生し易いため、「高速薄膜塗布」という条件を満たすこ
とができず、品質的に充分な対応ができていないのが現
状である。
【0011】即ち、(1)項の技術では、結露により生
じる液滴、または蒸気により直接生じる液滴が支持体に
付着して、これによるハジキやムラ等の塗布故障が発生
する。
【0012】また、(2)項の技術では、支持体が高温
になることにより、セット性が悪くなるので、塗布ムラ
が発生する。また、支持体周囲が支持体自身よりも低湿
になるため、静電気が発生し易くなり、これに起因する
筋故障が起こることがある。
【0013】更に、(3)項の技術では、搬送される支
持体の幅手方向に均一に帯電させることが困難であるた
め、帯電ムラによる塗布ムラやハジキ等の塗布故障を発
生することがある。
【0014】そして(4)項の技術では、処理に用いる
風の露点より温度の低い支持体には、この風が結露して
液滴が発生し、激しいハジキ現象が生じ、支持体に対し
て全く塗布が行なえないことがある。また、塗布装置自
体にも結露することがあり、この結果筋故障が発生す
る。さらには装置に対する結露は、塗布装置を痛める原
因となる。
【0015】本発明はこのような従来技術の欠点を排除
することを課題とし、高速薄膜塗布においてもハジキや
ムラ等の塗布故障を発生することなく、均一な塗布が可
能な塗布方法を提供することを第1の目的とし、装置に
対する結露を生ずることなく、装置・工程においてもメ
ンテナンス性の優れた塗布装置を提供することを第2の
目的とする。さらに、コストが低く、比較的簡単な構成
でかかる目的を達成することを第3の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的は、連続搬送さ
れる支持体上に塗布液を塗布する塗布方法であって、塗
布位置近傍の搬送方向上流側の位置において、該支持体
の温度以下で、且つ該支持体の温度の20%の温度以上
の範囲にある露点を有する風を、前記長尺支持体上に吹
き付けた後に、塗布を行うことを特徴とする塗布方法に
よって解決される。
【0017】
【実施例】本発明の塗布方法をその作用も含めて図1に
示す塗布装置の概略図を用いて説明する。しかし、本発
明はこの実施様態に限定されるものではない。特に、塗
布装置はスライドビード塗布装置に限らず、エクストル
ーダー、カーテンコーター、グラビアローラー等にも容
易に適用可能である。
【0018】連続走行する長尺の支持体1はバックアッ
プローラ2に巻回されて矢示方向に搬送される。該バッ
クアップローラ2には前記支持体1を介して、スライド
ビードコータ3が配設され、該スライドビードコータ3
の下方と前記バックアップローラ2の間には減圧室11
が設けられていて、サクションブロワー13によって所
定の減圧度になるように減圧がなされている。そしてス
ライドビードコータ3の先端にスライド面を流下する塗
布液がビード7をつくり、支持体1上に塗膜9が形成さ
れて行く。
【0019】また、前記バックアップローラ2の上流側
には支持体1から所定の距離dだけ離れた下方の位置に
処理風の吹出チャンバー26が設けられている。そして
該チャンバー26には、温湿度調節器20からの温湿度
調節風が入り、前記支持体1の表面に吹き付けられるよ
うにしてある。前記温湿度調節器20には送風機22か
らの送風路と水蒸気源からの水蒸気の流入路23と調節
用の排風路24及び調節弁が設けられ、加熱器及び冷却
器が内蔵されている。これによって、連続走行してくる
支持体1の温度以下で、且つ、その支持体1の温度の2
0%の温度以上の範囲にある露点を持つ処理風を支持体
1上に吹き付けることができ、このような処理を塗布位
置近傍の上流側で行わせることにより、支持体に対し、
加湿することができる。この結果、高速薄膜の塗布が均
一にムラなく行うことができる。特に、ゼラチン下引き
の支持体に対して塗布を行なう場合は、加湿することに
より支持体表面の「濡れ性」が向上し、塗布性が大幅に
向上するので、本願発明の塗布方法を用いることは非常
に好ましい。また、今までの処理風の露点が支持体温度
より高くなることにより支持体への結露が起こることに
起因したハジキやムラの塗布故障はなくなり、処理風の
露点が支持体温度より低くなりすぎることにより支持体
上への帯電が起こり、その帯電のムラに起因していた塗
布ムラも一切なく、上述のような簡易的な構成で、塗布
性能を大幅に向上させることができる。また、塗布装置
にかかわる構成も大幅に増大しないので、製造設備に関
するコストの上昇も最小限に抑えることができる。ま
た、結露が生じることがない為、これに起因する塗布故
障(特に筋故障)は全く生じない。さらに塗布装置に対
しても結露しないので、装置の痛み・汚れが最小限にと
どまり、メンテナンス性がよく、装置の寿命も長くな
り、長期的に見てもコストが低減する。
【0020】次にこの塗布方法の具体例を次の実施例1
に示す。
【0021】実施例1 ゼラチンを含む下引層を有するPETフィルムの支持体
1上に前記スライドビードコータ3にて下記に示す各条
件によって2層の塗布を行った。
【0022】上層:5%ゼラチン水溶液にアニオン系界
面活性剤を0.5g/リットル添加したものであり、粘
度は17cpである。
【0023】下層:10%ゼラチン水溶液にハロゲン化
銀を所定量混合したものであり、粘度は22cpであ
る。
【0024】 塗布液の付与量:上層が10ミリリットル/m2 下層が40ミリリットル/m2 塗 布 速 度 :150m/min 減圧室減圧度:−20mmAq. 処理風温度:30℃ 処理位置から塗布位置までの距離:1.5m 処理風吹出チャンバーの支持体搬送方向長さ:25cm 処理風吹出口の開口:開口率6%のパンチ板 吹出口風速:15m/sec 吹出チャンバーの吹出口と支持体との間隔d:5cm 周 囲 温 度 :支持体温度が10℃のとき10℃、関係
湿度50%RH 支持体温度が25℃のとき25℃、関係湿度50%RH このような条件で塗布を行い、表1に示すような塗布結
果を得た。
【0025】
【表1】
【0026】この結果、処理風の露点が支持体温度以下
で、且つ、該支持体温度の20%以上の範囲であれば塗
布欠陥の無い良好な一様塗布が行えるが、上記範囲外に
なると、ムラ或いは弱いハジキ状の塗布欠陥が発生し、
処理風がないと更にハジキの発生が増えることが確認さ
れた。
【0027】更に、処理風の露点を支持体温度より高く
しないように本発明で制限することにより支持体上への
結露がなくなり、結露に起因したハジキやムラ等の塗布
故障を皆無にすることが可能になった。
【0028】
【発明の効果】本発明により支持体、特に、ゼラチン下
引層をもつ支持体に加湿することによって、結露するこ
となく支持体表面の「濡れ性」を高めることにより、塗
布故障を生じない高速薄膜塗布が可能になった。更に、
支持体上への帯電に起因するムラも抑制できる。
【0029】そして上述のような比較的簡易な構成で、
装置にかかわる構成も大幅に増大させることなく、製造
設備に関するコストも最小限に抑えることができる。さ
らにメンテナンス性がよく、工程装置の寿命も長くな
り、長期的に見てもコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布方法に用いた塗布装置の概略図。
【符号の説明】
1 支持体 2 バックアップローラ 3 スライドビードコータ 7 ビード 9 塗膜 11 減圧室 13 サクションブロワー 20 温湿度調節器 22 送風機 23 流入路 24 排風路 26 吹出チャンバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続搬送される支持体上に塗布液を塗布
    する塗布方法であって、塗布位置近傍の搬送方向上流側
    の位置において、該支持体の温度以下で、且つ該支持体
    の温度の20%の温度以上の範囲にある露点を有する風
    を、前記長尺支持体上に吹き付けた後に、塗布を行うこ
    とを特徴とする塗布方法。
  2. 【請求項2】 前記支持体は、塗布が行なわれる面に対
    し、ゼラチンを含んだ下引層が形成されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の塗布方法。
JP16392595A 1995-06-29 1995-06-29 塗布方法 Expired - Fee Related JP3814838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16392595A JP3814838B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 塗布方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16392595A JP3814838B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 塗布方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0910669A true JPH0910669A (ja) 1997-01-14
JP3814838B2 JP3814838B2 (ja) 2006-08-30

Family

ID=15783435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16392595A Expired - Fee Related JP3814838B2 (ja) 1995-06-29 1995-06-29 塗布方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3814838B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3814838B2 (ja) 2006-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1338344A2 (en) A method and system for coating
JP2007098186A (ja) 塗工・乾燥装置及び塗工・乾燥方法
JPH1068587A (ja) 塗布後のウェブ材料を乾燥するための装置及び方法
US3404025A (en) Method and apparatus for coating a sheet or web
JPS62247073A (ja) 巻取式真空装置
US3383239A (en) Air impingement apparatus and process to control edge flow in coating procedures
JP4513293B2 (ja) 塗布膜の乾燥方法
JPH0910669A (ja) 塗布方法
JPH08192089A (ja) 乾燥装置
JPH09168760A (ja) コーティングが施された移動するウェブから過剰なコーティング剤を除去する装置、およびそのような装置を使用するコーティング装置
JP2003071360A (ja) シワ矯正方法およびシワ矯正装置並びに塗布方法
JP2003024858A (ja) フローティングドライヤーと塗膜乾燥方法及びそれを用いた画像形成材料の製造方法
US11808519B2 (en) Drying system and method for manufacturing coated metal plate
JP2010069443A (ja) 塗布膜の乾燥装置及びそれにより製造された光学フィルム
JP3881272B2 (ja) 加熱乾燥装置
JP3912769B2 (ja) 塗布方法および塗布ライン
JPH09122572A (ja) 塗布方法及びその装置
JP2002331267A (ja) 塗布膜の乾燥方法
JP7453842B2 (ja) 塗布膜の乾燥装置及び乾燥方法
EP0660948B1 (en) Process for coating a photographic material and station for the control of an atomized current
JP2003145023A (ja) 平版印刷版製造ラインの防塵構造
JPH0238588A (ja) 酸洗前処理装置
JP2001191008A (ja) 塗膜の乾燥方法、乾燥装置および塗膜製造物
JPH0549991A (ja) リバースロール塗布方法および装置
JP2003107663A (ja) 塗布膜の乾燥装置及び乾燥設備並びに乾燥方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040910

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041122

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Effective date: 20060209

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060516

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060529

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees