JPH0897039A - 非磁性磁器組成物およびインダクタ部を有するセラミック積層部品 - Google Patents

非磁性磁器組成物およびインダクタ部を有するセラミック積層部品

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JPH0897039A
JPH0897039A JP25917394A JP25917394A JPH0897039A JP H0897039 A JPH0897039 A JP H0897039A JP 25917394 A JP25917394 A JP 25917394A JP 25917394 A JP25917394 A JP 25917394A JP H0897039 A JPH0897039 A JP H0897039A
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magnetic
ceramic
earth metal
alkaline earth
inductor
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JP25917394A
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Masami Sasaki
正美 佐々木
Kokichi Kumagai
好吉 熊谷
Satoshi Saito
諭 斉藤
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TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インダクタ部を有するセラミック積層部品に
おいて、高周波領域での使用を可能とし、かつ銀電極が
使用可能な低温焼成を可能とし、しかも、機械的強度を
高くし、さらに、焼成前のB23 結晶の析出を抑え
る。また、このようなセラミック積層部品を印刷法によ
り製造する際に、生産性を高くする。 【構成】 インダクタ部に従来の磁性層に替えて非磁性
セラミック層を設け、この非磁性セラミック層に、硼珪
酸ガラスと、シリカガラス、Al23 、コーディエラ
イト、ムライトおよびフォルステライトの少なくとも1
種を含む骨材と、それぞれ酸化物であるか焼成により酸
化物となるアルカリ土類金属化合物の少なくとも1種と
を主成分とする非磁性磁器組成物を用いる。また、非磁
性磁器組成物に、副成分として硼酸塩および/またはB
23 を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性磁器組成物と、
この非磁性磁器組成物を用いて製造されたインダクタ部
を有するセラミック積層部品とに関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品のSMD(表面実装部品)化が
進む中、また、通信機などに用いられる高周波用の部品
の高性能化の要求に伴ない、チップフィルタやチップイ
ンダクタ等のセラミック積層部品が広く採用されてい
る。チップフィルタやチップインダクタのインダクタ部
は、巻線を用いず、磁性体ペーストと導体ペーストとを
交互に積層した後、焼成して一体化することにより製造
される。
【0003】セラミック積層部品のインダクタ部のセラ
ミック磁性層には、低温焼成が可能であり、また、高周
波特性が比較的優れていることから、Ni−Cu−Zn
フェライトなどが選択されることが一般的である。ま
た、内部導体の導電材としては、抵抗率の低いAgある
いはAg合金が用いられている。
【0004】しかし、Ni−Cu−Znフェライトは誘
電率が10〜15程度であるため、内部導体パターンの
間隔が狭い場合に導体パターン間の浮遊容量を小さくす
ることが難しい。このため、内部導体パターンが狭い場
合には自己共振周波数を高くすることができず、高周波
での使用に制限を受けてしまう。
【0005】このような事情から、特開平4−7809
号公報では、「絶縁体層間を端部が接続されながら積層
方向に重畳して周回する導体パターンを具えた積層セラ
ミックインダクタにおいて、該絶縁体層を形成する材料
が非磁性体セラミック材料であることを特徴とする積層
セラミックインダクタ」が提案されている。前記非磁性
体セラミック材料としては、「ガラスとコーディエライ
トの混合物」および「ガラスとコーディエライトにムラ
イトを添加した混合物」が例示されており、前記ガラス
としては、SiO2 が63〜85重量%、B23 が3
〜28重量%の範囲のホウケイ酸ガラスが好ましい旨の
記述がある。同公報では、絶縁体層にこのような非磁性
体セラミック材料を用いることにより、絶縁体層の誘電
率を低くして自己共振周波数を高くし、高周波帯域に対
応可能としており、また、低温での焼成を可能として銀
電極の使用を可能としている。
【0006】しかし、同公報記載の非磁性体セラミック
材料を用いた場合、積層セラミックインダクタの抗折強
度を十分に高くすることができない。このため、表面実
装部品に要求されるたわみ強度が不十分となることがあ
る。
【0007】また、同公報記載の非磁性セラミック材料
のペーストを用いて印刷法で積層セラミックインダクタ
を製造する場合には、印刷したペーストの乾燥性が悪い
ため、生産性が低くなってしまう。
【0008】また、硼珪酸ガラスを含む磁器組成物を用
いて積層セラミックインダクタを製造する際に、磁器組
成物のペーストを積層して乾燥したグリーン積層体を長
時間放置すると、硼珪酸ガラスから溶出したB23
グリーン積層体表面で結晶化することがある。この結晶
化は、高湿条件下で加速される。B23 の結晶化が生
じると、グリーン積層体の組成分布が不均一となり、均
一で特性の良好な焼結体が得られなくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
ダクタ部を有するセラミック積層部品において、高周波
領域での使用を可能とし、かつ銀電極が使用可能な低温
焼成を可能とし、しかも、機械的強度を高くし、さら
に、焼成前のB23 結晶の析出を抑えることであり、
他の目的は、このようなセラミック積層部品を印刷法に
より製造する際に、生産性を高くすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(3)のいずれかの構成により達成される。 (1)硼珪酸ガラスと、シリカガラス、Al23 、コ
ーディエライト、ムライトおよびフォルステライトから
なる群から選択される少なくとも1種の骨材と、それぞ
れ酸化物であるか焼成により酸化物となるアルカリ土類
金属化合物からなる群から選択される少なくとも1種と
を主成分とし、アルカリ土類金属化合物のうちBa化合
物およびSr化合物をそれぞれ炭酸塩に換算し、他のア
ルカリ土類金属化合物をそれぞれ酸化物に換算したと
き、主成分中における比率が、硼珪酸ガラス:45〜9
5重量%、骨材:1〜50重量%、アルカリ土類金属化
合物の合計:0.1〜20重量%(ただし、Mg化合
物:20重量%以下、Mg以外のアルカリ土類金属化合
物:それぞれ15重量%以下)である非磁性磁器組成
物。 (2)副成分として硼酸塩および/またはB23 を含
み、硼酸塩をB23に換算したとき、主成分に対する
硼酸塩とB23 との合計量の比率が、20重量%以下
である上記(1)の非磁性磁器組成物。 (3)非磁性セラミック層と内部導体とを積層して構成
されるインダクタ部を少なくとも有するセラミック積層
部品であって、前記非磁性セラミック層が、上記(1)
または(2)の非磁性磁器組成物を用いたものであるイ
ンダクタ部を有するセラミック積層部品。
【0011】
【作用および効果】本発明では、セラミック積層部品の
インダクタ部に、従来のフェライト磁性層に替えて非磁
性セラミック層を用いる。この非磁性セラミック層はフ
ェライト磁性層に比べ誘電率が著しく低いため、自己共
振周波数を著しく高くすることができる。このため、高
周波帯域への対応が容易となり、セラミック積層部品の
構造設計の自由度も高くなる。そして、前記非磁性セラ
ミック層を形成するための非磁性磁器組成物は、緻密に
焼結できる温度が低いため、融点は低いが特性の良好な
Agを内部導体に用いることができる。
【0012】また、前記非磁性セラミック層は抗折強度
が高いため、表面実装部品として十分なたわみ強度が得
られる。本発明では、所定のアルカリ土類金属化合物を
骨材と複合添加することにより、高い抗折強度が得られ
る。骨材としてシリカガラスを用いた場合、焼成時にS
iO2 結晶相が析出して抗折強度向上を妨げるが、硼酸
塩および/またはB23 を添加することにより、Si
2 結晶相の析出が抑えられ、抗折強度が向上する。ま
た、シリカガラスを用いない場合でも、骨材として用い
るガラスの組成によっては同様にSiO2 結晶相が析出
することがあるが、この場合でも硼酸塩および/または
23 の添加によりSiO2 結晶相の析出が抑えら
れ、抗折強度が向上する。
【0013】また、本発明で用いるアルカリ土類金属化
合物は、硼珪酸ガラスに由来するB23 結晶の析出を
抑えるため、グリーン積層体を長時間放置する必要があ
る場合でも不都合が生じない。
【0014】また、アルカリ土類金属化合物としてBa
化合物を用いた場合、非磁性磁器組成物ペーストの印刷
乾燥性が極めて良好となる。このため、インダクタ部の
形成に印刷法を用いる場合、高い生産性が得られる。印
刷法では、印刷してあるペースト層が乾燥しないうちに
次のペースト層を積層印刷すると、印刷してあるペース
ト層が剥離してしまうことがある。また、各ペースト層
の乾燥が不十分なまま積層した積層体では、切断してグ
リーンチップとする際にチップの変形やペースト層の剥
離が発生することがあり、また、焼成時の収縮率が高く
なりすぎて焼成体のクラックや剥離などが発生すること
もある。このような欠陥の発生を防ぐためにはペースト
層を十分に乾燥させる必要があるため、乾燥性の悪いペ
ーストでは生産性が低くなってしまう。本発明の非磁性
磁器組成物は、ペースト化したときの乾燥性が極めて良
好であるため、高い生産性が得られる。
【0015】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0016】<非磁性磁器組成物>本発明の非磁性磁器
組成物は、通常、インダクタ部を有する各種セラミック
積層部品の製造に適用される。
【0017】本発明の非磁性磁器組成物は、硼珪酸ガラ
スと、骨材と、それぞれ酸化物であるか焼成により酸化
物となるアルカリ土類金属化合物からなる群から選択さ
れる少なくとも1種とを主成分として含む。各構成材の
主成分中における比率は、硼珪酸ガラス:45〜95重
量%、好ましくは65〜85重量%、骨材:1〜50重
量%、好ましくは15〜35重量%、アルカリ土類金属
化合物の合計:0.1〜20重量%、好ましくは1〜5
重量%である。アルカリ土類金属化合物の量比は、Ba
化合物およびSr化合物はそれぞれ炭酸塩に換算し、他
のアルカリ土類金属化合物はそれぞれ酸化物に換算して
求める。なお、各アルカリ土類金属化合物の比率は、M
g化合物:20重量%以下、Mg以外のアルカリ土類金
属化合物:それぞれ15重量%以下である。
【0018】本発明で用いる硼珪酸ガラスの組成は特に
限定されないが、SiO2 の含有率は好ましくは70〜
90重量%、より好ましくは75〜85重量%であり、
23 の含有率は好ましくは10〜30重量%、より
好ましくは15〜25重量%である。このような組成範
囲とすることにより、軟化点が後述するように低くなる
ので、Agを主体とする電極との同時焼成が可能とな
る。また、この他、K2O、Na2 O、BaO、Zn
O、SrO、CaO等の少なくとも1種が必要に応じて
含まれていてもよい。主成分中における硼珪酸ガラスの
比率が低すぎると、非磁性磁器組成物の焼成温度が高く
なるので、Agを主体とする電極と同時に焼成する場
合、緻密に焼結できなくなる。一方、硼珪酸ガラスの比
率が高すぎると、焼結が進みすぎて変形した焼結体とな
ってしまう。硼珪酸ガラスの軟化点は、好ましくは75
0〜870℃、より好ましくは800〜850℃であ
る。軟化点が低すぎると焼結が進みすぎて変形した焼結
体となってしまい、軟化点が高すぎると焼結が不十分と
なって緻密に焼結できなくなる。硼珪酸ガラスの平均粒
径は特に限定されないが、通常、1.0〜10.0μm
のものを用いることが好ましい。
【0019】本発明では骨材として、シリカガラス、A
23 、コーディエライト、ムライトおよびフォルス
テライトからなる群から選択される少なくとも1種を用
いる。骨材は、抗折強度向上のために添加される。骨材
にシリカガラスを用いた場合、抗折強度は特に高くな
り、後述するようにシリカガラスに加えて硼酸塩やB2
3 を添加した場合には、著しく高い抗折強度が得られ
る。なお、Al23 は、空孔率を減少させることによ
り抗折強度を向上させる。主成分中における骨材の比率
が低すぎると、抗折強度が不十分となる。一方、骨材の
比率が高すぎると、焼結性が悪くなって十分な抗折強度
が得られない。骨材の平均粒径は特に限定されないが、
通常、1.0〜10.0μm のものを用いることが好ま
しい。
【0020】前記アルカリ土類金属化合物は、焼結促進
剤としてはたらく。また、非磁性磁器組成物ペーストを
積層したまま長時間放置すると、前述したようにB2
3 がグリーン積層体表面で結晶化し、均一で特性の良好
な焼結体が得られなくなることがあるが、前記アルカリ
土類金属化合物はこのようなB23 結晶の析出を抑え
る。アルカリ土類金属化合物としては、特にBa化合
物、Mg化合物、Sr化合物およびCa化合物の少なく
とも1種が好ましい。なお、Ba化合物は、非磁性磁器
組成物ペーストの印刷乾燥性を向上させる効果を示す。
アルカリ土類金属化合物としては、酸化物および/また
は焼成により酸化物となり得る化合物、例えば、炭酸
塩、蓚酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等の少なくとも
1種を用いる。また、焼成により酸化物となり得る化合
物を仮焼して、一部が酸化物化したものを用いてもよ
い。主成分中におけるアルカリ土類金属化合物の比率が
低すぎると、焼結性が悪くなって十分な抗折強度が得ら
れない。一方、アルカリ土類金属化合物の比率が高すぎ
ても、焼結性が悪くなって焼結体中の空孔が多くなり、
抗折強度が低くなってしまう。アルカリ土類金属化合物
の平均粒径は特に限定されないが、通常、1.0〜1
0.0μm のものを用いることが好ましい。
【0021】なお、アルカリ土類金属化合物は、仮焼し
たものを用いてもよく、また、非磁性磁器組成物全体を
仮焼した後、ペースト化してもよい。仮焼条件は特に限
定されないが、通常、500〜700℃で1〜5時間と
すればよい。
【0022】前述したように、骨材としてシリカガラス
を用いた場合や、骨材として用いるガラスの組成によっ
ては、焼成時にSiO2 結晶相が析出して抗折強度が低
くなってしまうことがある。この場合には、非磁性磁器
組成物は副成分として硼酸塩および/またはB23
含むことが好ましい。硼酸塩および/またはB23
添加によりSiO2 結晶相の析出を抑えることができ
る。用いる硼酸塩は特に限定されないが、好ましくは、
硼酸亜鉛、硼酸バリウム、硼酸鉛、硼酸アルミニウム、
硼酸マンガン、硼酸カルシウム、硼酸銅、硼酸マグネシ
ウムなどであり、より好ましくは硼酸亜鉛、硼酸バリウ
ム、硼酸鉛であり、さらに好ましくは硼酸亜鉛であり、
特にZn41222の水和物が好ましく、具体的にはZ
41222・7H2 O(2ZnO・3B23 ・3.
5H2 O)が好ましい。抗折強度を十分に向上させるた
めには、主成分に対する硼酸塩とB23 との合計量の
比率を、好ましくは0.01重量%以上、より好ましく
は0.1重量%以上とする。ただし、主成分に対する比
率が高すぎるとかえって抗折強度が低くなってしまうの
で、硼酸塩+B23 の比率は好ましくは20重量%以
下、より好ましくは10重量%以下とする。なお、この
比率算出の際に用いる硼酸塩量は、B23 に換算した
値である。硼酸塩やB23 の平均粒径は特に限定され
ないが、通常、1.0〜10.0μm のものを用いるこ
とが好ましい。
【0023】非磁性磁器組成物を調製する際には、各構
成材をボールミル等により混合して分散する。このとき
分散媒として水やアルコール系溶剤などを用いる。硼酸
塩は、このような分散媒への溶解度がB23 よりも小
さいため、分散物の乾燥時に偏析が生じにくく、均質な
非磁性磁器組成物が得られる。このため、硼酸塩を用い
た場合には抗折強度のばらつきが小さくなり、全体とし
ての抗折強度もB23 を用いた場合より高くなる。
【0024】<有機ビヒクル>ペースト化は、非磁性磁
器組成物と有機ビヒクルとを混合することにより行な
う。有機ビヒクルとは、バインダを有機溶剤中に溶解し
たものである。有機ビヒクルに用いるバインダは特に限
定されず、エチルセルロース等の通常の各種バインダか
ら適宜選択すればよい。また、有機溶剤も特に限定され
ず、印刷法やシート法など、利用する方法に応じて、上
記した各種有機溶剤から適宜選択すればよい。例えば、
印刷法を用いる場合は、急速な揮発を抑えるために比較
的高沸点の有機溶剤、例えば、ブチルカルビトール、テ
ルピネオール等の1種以上を用いることが好ましく、ま
た、シート法を用いる場合には、迅速に揮発させるため
に比較的低沸点の有機溶剤、例えば、エタノール、メタ
ノール、トルエン、プロパノール、ブタノール、アセト
ン、MEK、MIBK等の1種以上を用いることが好ま
しい。
【0025】非磁性磁器組成物に対するバインダおよび
溶剤の比率は特に限定されず、通常の比率、例えば、非
磁性磁器組成物100重量部に対しバインダは5〜15
重量部程度、溶剤は100〜200重量部程度とすれば
よい。また、ペースト中には、必要に応じて各種分散剤
や可塑剤などの添加物が含有されていてもよい。ペース
ト中におけるこれら添加物の総含有量は、10重量%以
下とすることが好ましい。
【0026】<焼成>本発明の非磁性磁器組成物の焼成
温度は、好ましくは820〜920℃、より好ましくは
850〜890℃である。本発明の非磁性磁器組成物は
このような比較的低温で焼成可能である。なお、焼成温
度が低すぎると、緻密な焼結体を得ることが難しくな
る。焼成時間は、好ましくは0.05〜5時間、より好
ましくは0.1〜3時間である。焼成雰囲気は、同時に
焼成する内部導体の構成によっても異なるが、内部導体
にAg系材料を用いる場合には、通常、空気中で行な
う。
【0027】<セラミック積層部品>本発明のセラミッ
ク積層部品は、非磁性セラミック層と内部導体とを積層
して構成されるインダクタ部を少なくとも有する。前記
非磁性セラミック層は、上記非磁性磁器組成物を用いた
ものである。このようなセラミック積層部品としては、
例えば、図1に示されるような積層セラミックインダク
タや、図2に示されるようなLC複合部品などが挙げら
れる。
【0028】積層セラミックインダクタ 図1に示される積層セラミックインダクタは、非磁性セ
ラミック層6と内部導体5とを積層して構成されるイン
ダクタチップ体10と、このインダクタチップ体10表
面に設けられた外部電極41,45とを有する。
【0029】積層セラミックインダクタ各部の構成は、
従来公知の各種構成から選択すればよく、例えば、外形
はほぼ直方体状の形状とされる。そして、通常、図1に
示されるように、非磁性セラミック層6内において内部
導体5はスパイラル状に配置されて内部巻線を構成し、
その両端部は外部電極41,45に接続される。内部導
体5の巻線パターンは特に限定されず、またその巻数も
用途に応じ適宜選択すればよい。積層セラミックインダ
クタ各部の寸法は特に限定されず、用途に応じて適宜決
定すればよい。通常、外部電極の厚さは10〜50μm
であり、被覆層を含めた合計厚さは15〜100μm 程
度とされる。外部電極の幅は目的に応じて選定される
が、通常、0.2mm以上、好ましくは0.2〜0.4mm
とされる。内部導体5の厚さは、通常、5〜30μm 程
度、また、巻線ピッチは、通常、40〜100μm 程度
とされる。インダクタチップ体10の寸法は特に限定さ
れず、用途に応じて適当な寸法とすればよいが、通常、
(1.0〜5.6mm)×(0.5〜5.0mm)×(0.
6〜1.9mm)程度である。
【0030】非磁性セラミック層6は、上述した非磁性
磁器組成物を用いたものである。
【0031】内部導体5に含有される導電材は、Agを
主体とするものであることが好ましい。Agを主体とす
る導電材としては、Ag、または、Ag−Pd、Ag−
Pt、Ag−Pd−Pt等のAg合金が好ましく、特に
Agが好ましい。Ag合金中のAgの含有率は、75重
量%以上であることが好ましい。内部導体ペーストは、
上記した各種導電性金属や合金からなる導電材、あるい
は焼成後に上記した導電材となる各種酸化物、有機金属
化合物、レジネート等と、上記したような有機ビヒクル
とを混練して調製する。
【0032】外部電極41,45には、Agを主体とす
る導電材を用いることが好ましい。Agを主体とする導
電材としては、AgまたはAg合金が好ましく、特にA
gが好ましい。また、Ag合金としては、Ag−Pd合
金、Ag−Cu合金が好ましく、これらのうちではAg
−Pd合金が好ましい。Ag合金中のAgの含有率は、
75重量%以上であることが好ましい。外部電極中に
は、硼珪酸鉛ガラス等の各種ガラスが含有されていても
よい。外部電極41,45は単独の電極層としてもよい
が、さらに、Cu、Ni、Snあるいはハンダ等から形
成される被覆層を設けることが好ましい。このような被
覆層は、ハンダ付けの際のハンダ濡れ性、ハンダ耐熱性
を向上させる。外部電極ペーストは、内部導体ペースト
と同様にして調製すればよい。
【0033】積層セラミックインダクタを印刷法により
製造する場合、まず、非磁性磁器組成物ペーストと内部
導体ペーストとを、内部導体ペーストがコイルパターン
となるようにPET等の基板上に交互に印刷して積層体
を形成する。次に、所定の形状および寸法となるように
切断してグリーンチップとした後、基板から剥離する。
一方、シート法により製造する場合、まず、非磁性磁器
組成物ペーストを用いてグリーンシートを形成し、グリ
ーンシートに導通のためのスルーホールを穿設する。次
いで、グリーンシートに内部導体ペーストを印刷してこ
れらを積層し、得られた積層体を切断してグリーンチッ
プを形成する。次いで、グリーンチップを焼成し、イン
ダクタチップ体を得る。焼成後、外部電極ペーストをイ
ンダクタチップ体に印刷ないし転写して焼成することに
より、積層セラミックインダクタが得られる。外部電極
用ペーストの焼成条件は、例えば、600〜800℃に
て10分間〜1時間程度とすることが好ましい。このよ
うにして製造された積層セラミックインダクタは、ハン
ダ付等によりプリント基板上などに実装され、各種電子
機器等に使用される。
【0034】LC複合部品 図2に示されるLC複合部品100は、インダクタチッ
プ体10とコンデンサチップ体11とを積層一体化した
ものである。インダクタチップ体10は、前記した積層
セラミックインダクタのインダクタチップ体10と同様
な構成とすればよい。インダクタチップ体10表面およ
びコンデンサチップ体11表面に設けられる外部電極4
1は、前記積層セラミックインダクタの外部電極41,
45と同様な構成とすればよい。内部電極層25は、前
述した内部導体5と同様な構成とすればよい。
【0035】コンデンサチップ体11は、通常の積層セ
ラミックコンデンサのチップ体と同様な構成とすればよ
い。図示例では、内部電極層25を介してセラミック誘
電体層3を積層してある。セラミック誘電体層3には種
々の誘電体材料を用いてよいが、低温での焼成が可能で
あることから、酸化チタン系誘電体材料を用いることが
好ましいが、チタン酸系複合酸化物、ジルコン酸系複合
酸化物、あるいはこれらの混合物を用いることもでき
る。なお、焼成温度を低下させるために、セラミック誘
電体層にはホウケイ酸ガラス等のガラスが含有されてい
てもよい。具体的には、酸化チタン系としては必要に応
じNiO、CuO、Mn34 、Al23、MgO、S
iO2 等を含むTiO2 等が、チタン酸系複合酸化物と
してはBaTiO3 、SrTiO3 、CaTiO3 、M
gTiO3 やこれらの混合物等が、ジルコン酸系複合酸
化物としてはBaZrO3 、SrZrO3 、CaZrO
3 、MgZrO3 やこれらの混合物等が挙げられる。誘
電体層の積層数は目的に応じて定めればよいが、通常1
〜100程度である。また、一層あたりの厚さは、通常
5〜50μm 程度である。
【0036】本発明は、上述した積層セラミックインダ
クタやLC複合部品の他、例えば、特公平3−5816
4号公報に開示されているようなシールド型積層セラミ
ックインダクタにも適用できる。シールド型積層セラミ
ックインダクタの構成例を図3に示す。このシールド型
積層セラミックインダクタは、内部磁性体層が積層され
た内部磁性体71と、非磁性セラミック層6と内部導体
5とを積層したコイル部と、外部磁性体層が積層された
外部磁性体72とを有し、内部磁性体をコイル部が包囲
し、さらにコイル部を外部磁性体が包囲する構成となっ
ている。内部導体5は、非磁性セラミック層6の層間か
ら層間へと延び、内部磁性体の周りを垂直方向に螺旋を
描くように周回している。内部導体の端部は外部磁性体
の表面に引き出され、図示しない外部電極と接続され
る。非磁性セラミック層6は、本発明の非磁性磁器組成
物を用いたものである。
【0037】この他、本発明は、インダクタ部を有する
積層混成集積回路素子(MHD)にも適用可能である。
積層混成集積回路素子は、例えば、積層セラミックイン
ダクタやLC複合部品上に、抵抗体、コンデンサ、IC
等を載せたものである。この他にも、非磁性セラミック
層を有するセラミック積層部品であれば、どのような構
成のものであっても本発明を適用することができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0039】<実施例1>表1に示す粉末からなる非磁
性磁器組成物と有機ビヒクルとをライカイ機で3時間混
練して、非磁性磁器組成物ペーストを調製した。硼珪酸
ガラスには、SiO2 :80重量%、B23 :18重
量%、K2 O :2重量%を含むものを用いた。各粉末
の平均粒径は、硼珪酸ガラス:3.5μm 、骨材:5〜
8μm 、アルカリ土類金属化合物:1.5μm 、B2
3 :5.0μmとした。なお、非磁性磁器組成物の組成
は主成分の合計を100重量%とし、B 23 の比率は
主成分に対する値として表わしてある。有機ビヒクルに
は、エチルセルロースをテルピネオールに溶解したもの
を用いた。混合比率は、非磁性磁器組成物100重量部
に対し、エチルセルロース10重量部、テルピネオール
140重量部とした。
【0040】非磁性磁器組成物の焼結後の誘電率を測定
するために、積層セラミックコンデンサを作製した。ま
ず、非磁性磁器組成物ペーストだけをスクリーン印刷に
より200μm 厚まで積層し、次いで内部電極層ペース
トと非磁性磁器組成物ペーストとをスクリーン印刷によ
り交互に積層し、乾燥して、グリーン積層体とした。次
いでグリーン積層体を切断してグリーンチップとした
後、空気中において2時間焼成し、コンデンサチップ体
とした。焼成温度を表1に示す。内部電極層に挟まれた
非磁性セラミック層の厚さは70μm 、内部電極層の厚
さは10μm 、コンデンサチップ体の平面寸法は4.5
mm×3.2mm、積層方向の厚さは0.81mmであった。
次いで、コンデンサチップ体の外面に外部電極ペースト
を印刷して620℃で10分間焼成し、積層セラミック
コンデンサとした。これらの積層セラミックコンデンサ
について、非磁性セラミック層の誘電率および絶縁抵抗
と、全体の抗折強度とを求めた。また、非磁性磁器組成
物ペーストの印刷乾燥性およびグリーン積層体の焼結性
を評価した。結果を表1に示す。焼結性評価の基準は、 ○:焼結による収縮率が18%以上で、かつ変形のない
もの、 ×:焼結による収縮率が18%未満であるか、変形のあ
るもの であり、印刷乾燥性評価の基準は、 ○:印刷1回あたりの必要乾燥時間が1分間未満のも
の、 ×:印刷1回あたりの必要乾燥時間が1分間以上のもの である。なお、必要乾燥時間とは、印刷による積層が終
了した後に、グリーン積層体にクラック等の不具合を発
生させないために必要な乾燥時間である。
【0041】なお、比較のために、非磁性磁器組成物に
替えて従来の積層セラミックインダクタに用いられてい
るNi−Cu−Znフェライトを用い、上記と同様な評
価を行なった。結果を表1に併記する。
【0042】
【表1】
【0043】表1に示されるように、本発明の非磁性磁
器組成物を用いた非磁性セラミック層の誘電率は、Ni
−Cu−Znフェライトの誘電率よりも著しく低い。ま
た、Ni−Cu−Znフェライトと同様に、Ag電極と
同時に焼成が可能であることがわかる。また、BaCO
3 を骨材と併用することにより、高い抗折強度が得られ
ることがわかる。また、BaCO3 の添加により印刷乾
燥性が向上することがわかる。
【0044】<実施例2>B23 に替えて、平均粒径
1.5μm の硼酸亜鉛(2ZnO・3B23 ・3.5
2 O)を用いた以外は表1のNo. 113〜116と同
様にして、表2に示す非磁性磁器組成物を調製した。表
2に示す硼酸亜鉛量は、表1のB23 量と同様に主成
分に対する値である。ただし、硼酸亜鉛量はB23
算値から求めた。すなわち、例えば表2のNo. 204で
は、主成分に対し硼酸亜鉛を50重量%添加しているの
で、重量比3B23 /(2ZnO・3B23 ・3.
5H2 O)を50重量%に乗じて24重量%として示し
た。表2に示す非磁性磁器組成物を用い、実施例1と同
様な評価を行なった。結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】表1と表2との比較から、硼酸亜鉛の抗折
強度向上効果がB23 よりも高いことがわかる。な
お、No. 202において、硼酸亜鉛に替え、前述した各
種硼酸塩を用いたところ、いずれも17.5〜19.5
kgf/mm2 の抗折強度が得られた。
【0047】<実施例3>アルカリ土類金属化合物を変
更した以外は実施例1と同様にして、表3に示される積
層セラミックコンデンサを作製した。これらについて
も、実施例1と同様な測定を行なった。また、これらの
積層セラミックコンデンサ作製に用いたグリーン積層体
を25℃・70%RHの環境下に200時間保存し、グ
リーン積層体表面へのB23 結晶の析出を調べた。ま
た、表1の非磁性磁器組成物No. 106〜109を用い
たグリーン積層体についても、同様にしてB23 結晶
の析出を調べた。これらの結果を表3に示す。なお、表
3では、B23 結晶の析出がみられたものを×とし、
析出が全くみられなかったものを○として評価してあ
る。
【0048】
【表3】
【0049】表3から、アルカリ土類金属化合物の添加
により、B23 結晶の析出が抑えられることがわか
る。また、アルカリ土類金属化合物としてMgOやSr
CO3を用いた場合でも、BaCO3 と同様に低誘電率
が得られ、また、抗折強度の向上もみられることがわか
る。なお、これらに替えて、あるいはこれらに加えCa
Oを用いた場合でも、同等の結果が得られた。
【0050】上記各実施例で用いた非磁性磁器組成物ペ
ーストと内部導体ペーストとを、内部導体がコイルパタ
ーンとなるように印刷積層してグリーンチップとし、空
気中にて875℃で2時間焼成し、インダクタチップ体
を得た。次いで、インダクタチップ体に外部電極用ペー
ストを印刷して620℃で10分間焼成し、積層セラミ
ックインダクタを得た。これらの積層セラミックインダ
クタについて、Qの周波数依存性を測定した。本発明例
として表1のNo. 103と、比較例としてNi−Cu−
Znフェライトを用いたNo. 120とについて、Qの周
波数依存性を表わすグラフを図4に示す。図4に示され
るように、本発明を適用することにより、著しく高い周
波数帯域へ対応可能な積層セラミックインダクタが実現
することがわかる。また、No. 103以外のものについ
ても、本発明によって得られる低い誘電率に対応して、
図4と同様にフェライトに対する優位性が明らかであっ
た。
【0051】なお、上記実施例では印刷法を用いたが、
シート法を用いた場合でも、グリーン積層体表面へのB
23 結晶析出を防ぐ効果および抗折強度向上効果は実
現した。
【0052】以上の実施例の結果から、本発明の効果が
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層セラミックインダクタの構成例の一部を切
り欠いて示す平面図である。
【図2】LC複合部品の構成例の一部を切り欠いて示す
斜視図である。
【図3】シールド型積層セラミックインダクタの構成例
の断面図である。
【図4】積層セラミックインダクタのQの周波数依存性
を表わすグラフである。
【符号の説明】
10 インダクタチップ体 11 コンデンサチップ体 100 LC複合部品 25 内部電極層 3 セラミック誘電体層 41、45 外部電極 5 内部導体 6 非磁性セラミック層 71 内部磁性体 72 外部磁性体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硼珪酸ガラスと、シリカガラス、Al2
    3 、コーディエライト、ムライトおよびフォルステラ
    イトからなる群から選択される少なくとも1種の骨材
    と、それぞれ酸化物であるか焼成により酸化物となるア
    ルカリ土類金属化合物からなる群から選択される少なく
    とも1種とを主成分とし、アルカリ土類金属化合物のう
    ちBa化合物およびSr化合物をそれぞれ炭酸塩に換算
    し、他のアルカリ土類金属化合物をそれぞれ酸化物に換
    算したとき、主成分中における比率が、 硼珪酸ガラス:45〜95重量%、 骨材:1〜50重量%、 アルカリ土類金属化合物の合計:0.1〜20重量%
    (ただし、Mg化合物:20重量%以下、Mg以外のア
    ルカリ土類金属化合物:それぞれ15重量%以下)であ
    る非磁性磁器組成物。
  2. 【請求項2】 副成分として硼酸塩および/またはB2
    3 を含み、硼酸塩をB23 に換算したとき、主成分
    に対する硼酸塩とB23 との合計量の比率が、20重
    量%以下である請求項1の非磁性磁器組成物。
  3. 【請求項3】 非磁性セラミック層と内部導体とを積層
    して構成されるインダクタ部を少なくとも有するセラミ
    ック積層部品であって、 前記非磁性セラミック層が、請求項1または2の非磁性
    磁器組成物を用いたものであるインダクタ部を有するセ
    ラミック積層部品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005005591A (ja) * 2003-06-13 2005-01-06 Murata Mfg Co Ltd 導電性ペースト及びインダクタ
JP2007165467A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Asahi Glass Co Ltd 基板の製造方法
JP2017210389A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 株式会社村田製作所 ガラス−セラミック−フェライト組成物および電子部品

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