JPH089230Y2 - マンホール枠の嵩上げ用型枠装置 - Google Patents

マンホール枠の嵩上げ用型枠装置

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JPH089230Y2
JPH089230Y2 JP1993004879U JP487993U JPH089230Y2 JP H089230 Y2 JPH089230 Y2 JP H089230Y2 JP 1993004879 U JP1993004879 U JP 1993004879U JP 487993 U JP487993 U JP 487993U JP H089230 Y2 JPH089230 Y2 JP H089230Y2
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喜代四 星野
直康 星野
光男 伊藤
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喜代四 星野
直康 星野
光男 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はマンホール枠の嵩上げを
行なうための型枠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンホール枠の嵩上げに使用するもの
に、縮径及び拡径可能な円筒型の筒体と、その内側に同
心的に配置される径調節部材と、一端を径調節部材に螺
入し、他端を筒体に回転可能に当接するように放射状に
配置される複数ねじ棒とを有する型枠装置の考案があ
り、実開平1−150646号として公開されている。
また、実開平2−147547号の型枠装置も同様に径
の大きさの調節可能な円形外枠が必要である。このよう
に従来の型枠装置は、マンホール開口に匹敵する大きさ
を有するため非常に重く、かつ扱いにくく、数本のねじ
棒を同時的に操作しなければならないため作業性がよく
ないという問題を有する
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記の点に着
目してなされたもので、その課題は市販の嵩上げ枠では
対応することができない場合にその嵩上げを容易に行な
えるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、下位に位置した側塊1とその上方に離れて配
置する枠体2との間に嵩上げコンクリート3を打設する
ための型枠装置であって、側塊1の円形開口4の内周面
に沿って当てがい、変形可能な可撓性と型枠として必要
な強度を備えた帯板部材5と、前記円形開口4の中心方
向から半径方向外方へ帯板部材5を押圧し円形開口4の
内周面に固定するため帯板部材5の内側に配置する少な
くとも2組の押圧具6と、帯板部材5の内側上端部と前
記枠体2の外側上端部とを挾持し、枠体2を帯板部材5
の上部に位置決め固定する締結具7とからなり、押圧具
6は、直径方向に配置される2本の杆材11、12と、
各杆材11、12を直径方向へ伸縮可能にそれらの内端
部を接続した伸縮手段13及び各杆材11、12の外端
部に設けた、円形開口4の内周面に接した帯板部材5に
面接触する弧状の当て板14とによって構成するという
手段を講じたものである。
【0005】
【実施例】以下図面を参照して説明する。マンホール枠
は円形の開口10を有する枠体2であり、基礎となって
いる側塊1の上位に、既存の嵩上げ枠20を介して配置
される。側塊1の円形開口4と枠体2の円形の開口10
及び嵩上げ枠20の内径とはほぼ同径とする。8、9は
枠体2の筒状の突部を示す。
【0006】側塊1の円形開口4に沿って変形可能な可
撓性と型枠として必要な強度を備えた帯板部材5が、円
形開口4の内周面に沿って当てがうために用意されてい
る。その帯板部材5は、円形開口4を少なくとも1周す
る程度の長さと、側塊1に後述の押圧具6により固定す
るために必要な深さで接触し、かつその上位に離れて配
置される枠体2の円形の開口10の上端部へ達する程度
の高さとを有する。帯板部材5は通常の場合、1回の使
用で廃棄されても良く、そのような帯板部材5の素材と
しては板厚数ミリ以内のいわゆるベニヤ板の類が使用で
きる。
【0007】円形開口4の内周面に帯板部材5を固定す
るために押圧具6が使用される。例示された押圧具6
は、円形開口4の中心方向から半径方向外方へ帯板部材
5を押圧するもので、直径方向へ直線状に配置される2
本の杆材11、12と、それらを同方向へ伸縮可能に杆
材11、12の内端部で接続し、両杆材11、12を直
径方向外方へ突っ張るための伸縮手段13を有する。
伸縮手段13は、一方の杆材11の内端部におねじ15
を所要の長さ形成し、それに螺合するめねじ16を筒状
の回転子17の一端部に形成し、他方の杆材12の内端
部には周方向に環状溝18を形成するとともに、その溝
内に係入する止軸19を回転子17の他端部にねじ込ん
で取り付けた構成を有する(図3)。即ち実施例の伸縮
手段は1組のねじで形成したタンバックルに相当すると
いうことができるが、通常のタンバックルと同様正逆の
ねじでこれを構成しても良いのは勿論である。
【0008】押圧具6の各杆材11、12の外端部に
は、円形開口4の内周面に接した帯板部材5に面接触し
てそれを押えつける弧状の当て板14が設けられてい
る。当て板14は内側に補強リブ27を具備しており、
その中心に筒状の軸受28が形成されていて各杆材1
1、12の外端部が挿し込まれる。9は止めねじで軸受
28に螺合し、杆材外端を止めている。
【0009】帯板部材5の上端外周に枠体2を位置決め
固定するため締結具7が取り付けられる。例示の締結具
7は、帯板部材5の内側上端部に配置される縦長の内側
片21と、枠体2の外側上端部に配置される外側片22
と、それら各片21、22の内の一方の上端に取り付け
たおねじ部材23及びそれより上位にスペーサとしてほ
ぼ平行に取り付けた突起24と、おねじ部材23に螺合
するナット26とからなる。おねじ部材23を内側片2
1の内方へ出すために透孔25が同片21に形成されて
おり、内側片21と外側片22とにより帯板部材5と枠
体2は挾持され、結合される。
【0010】このような型枠装置は、側塊1又はその上
に載置された定寸の嵩上げ枠20の上端面31と枠体2
の下端面32及びそれらの間の帯板部材5の外周面33
とによって囲まれる型枠内に外側からコンクリート3を
打設する。なお、枠体2は締結具7のおねじ部材23が
帯板部材5上端に係止してその荷重が支えられ何cmか
浮いている。コンクリート3の硬化後押圧具6、締結具
7を取り去り、また帯板部材5等も取り除く。打設され
たコンクリート3の外側には特に型枠を設けず、モルタ
ルが流れ出ないように配慮するだけで良い。またコンク
リート3がそのままマンホール枠の周囲の地面を形成す
る場合は外側の型枠は不要である。
【0011】
【考案の作用】前記構成において本案装置は帯板部材5
を円形開口4に沿って持たせ、押圧具6によってそれを
側塊1の内周面に押圧、固定することができ、枠体2は
帯板部材5の上端部に締結具7によって位置決め固定す
ることができる。それ故、側塊1と枠体2及び帯板部材
5を型枠としてそれらの間にコンクリート3を打設する
作業が非常に容易に行なえる。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成され、かつ作用
するものであり、帯板部材5としてベニヤ板を使用で
き、これは軽量かつ安価であるから取り扱い及び消耗時
の交換を負担なく行なえ、押圧具6は直径方向に配置さ
れる2本の杆材11、12を伸縮可能な伸縮手段13に
よって組み合わせ1本の棒状にしたものであるから、帯
板部材5内への搬入及びそこでの型枠据え付け作業を非
常に容易に行なうことができ、側塊1と枠体2の内周面
に帯板部材5を当てがいコンクリート3を打設し、マン
ホール枠の嵩上げを行なう工事に要する手間を軽減し
従って既製の嵩上げ枠では対応することができない高さ
の嵩上げを容易に行なうことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るマンホール枠の嵩上げ用型枠装置
の実施例を示す平面図。
【図2】同上の縦断面図。
【図3】押圧具と締結具の分解斜視図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 光男 埼玉県浦和市東高砂町15番5号 (56)参考文献 特開 昭5−1426(JP,A) 特開 昭58−199939(JP,A) 実開 平1−150646(JP,U) 実開 平2−147547(JP,U) 実公 平3−3640(JP,Y2)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下位に位置した側塊1とその上方に離れ
    て配置する枠体2との間に嵩上げコンクリート3を打設
    するための型枠装置であって、側塊1の円形開口4の内
    周面に沿って当てがい、変形可能な可撓性と型枠として
    必要な強度を備えた帯板部材5と、前記円形開口4の中
    心方向から半径方向外方へ帯板部材5を押圧し円形開口
    4の内周面に固定するため帯板部材5の内側に配置する
    少なくとも2組の押圧具6と、帯板部材5の内側上端部
    と前記枠体2の外側上端部とを挾持し、枠体2を帯板部
    材5の上部に位置決め固定する締結具7とからなり、押
    圧具6は、直径方向に配置される2本の杆材11、12
    と、各杆材11、12を直径方向へ伸縮可能にそれらの
    内端部を接続した伸縮手段13及び各杆材11、12の
    外端部に設けた、円形開口4の内周面に接した帯板部材
    5に面接触する弧状の当て板14とからなることを特徴
    とするマンホール枠の嵩上げ用型枠装置。
  2. 【請求項2】 伸縮手段13は、一方の杆材11の内端
    部に形成されたおねじ15とそれに螺合するめねじ16
    を有する回転子17と、回転子17を他方の杆材12の
    内端部に形成した環状溝18へ回転軸周りに回転可能に
    取り付ける止軸19とからなる請求項第項記載のマン
    ホール枠の嵩上げ用型枠装置。
  3. 【請求項3】締結具7は、帯板部材5の内側上端部に配
    置される内側片21と、枠体2の外側上端部に配置され
    る外側片22と、それら各片21、22のいずれか一方
    の上部に設けたおねじ部材23及びそれと平行な突起2
    4、各片21、22のいずれか他方に形成した孔25よ
    り突出するおねじ23に螺合し、両片21、22を締結
    するナット26とからなる請求項第1項記載のマンホー
    ル枠の嵩上げ用型枠装置。
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