JPH0883386A - 空調設備制御装置及びアナログ感知器 - Google Patents

空調設備制御装置及びアナログ感知器

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JPH0883386A
JPH0883386A JP6219999A JP21999994A JPH0883386A JP H0883386 A JPH0883386 A JP H0883386A JP 6219999 A JP6219999 A JP 6219999A JP 21999994 A JP21999994 A JP 21999994A JP H0883386 A JPH0883386 A JP H0883386A
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泰夫 一瀬
Kazuhisa Ito
和久 伊藤
Hirohisa Miura
宏久 三浦
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Fenwal Controls of Japan Ltd
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Hazama Gumi Ltd
Fenwal Controls of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定区画に敷設する信号線を従来より格段的
に少なくする。 【構成】 複数の物理量を検知する火災監視用のアナロ
グ感知器1−1〜1−nからのメッセージを自動火災報
知制御盤3を介して空調設備制御盤5に転送してそのメ
ッセージに含まれている物理量のデジタルデータに応じ
て、所定の空調設備6−1〜6−mを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物理的現象の変化を検
出するアナログ感知器からの検知信号を用いる空調設備
制御装置、及び、アナログ感知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、温度を検知する温度感知器や煙
を感知する煙感知器等は、火災監視に用いられる。ま
た、このような温度感知器や煙感知器等は空調設備の制
御にも用いられる。火災監視に用いられる感知器は、一
般的に天井に設けられるのに対して、空調設備の制御に
用いられる感知器は、壁面の所定高さの位置等、火災監
視用の感知器とは別個の位置に設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、建物内
のある区画には、火災監視に用いられる感知器と空調設
備の制御に用いられる感知器とが別個独立に設けられて
いる。また、火災監視に用いられる感知器としても、空
調設備の制御に用いられる感知器としても、上述のよう
に2種類以上存在することがある。そのため、所定区画
において、感知器に接続する信号線の敷設量が非常に多
くなっており、敷設作業が大変であると共に、多量の信
号線の敷設を考慮した内装設計や内装作業を行なわなけ
ればならない。
【0004】ところで、感知器としては、検知対象の物
理量が閾値より大きいか否か(例えば検知の値が異常段
階か正常段階か)を示す検知信号を送出するいわゆるデ
ジタル感知器と、検知対象の物理量自体を数ビットのデ
ジタルデータで表した検知信号を送出するいわゆるアナ
ログ感知器がある。今度、アナログ感知器が中心になっ
ていくと思われるが、アナログ感知器を適用したとして
も、上述の課題は同様に生じている。
【0005】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、所定区画における信号線の敷設量を少なくで
きる空調設備制御装置を提供しようとしたものである。
【0006】また、本発明は、信号線の敷設量を少なく
し得るアナログ感知器を提供しようとしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明の空調設備制御装置は、少なくとも火
災監視に必要な複数の物理量を検知し、1又は2以上の
検知物理量をそれぞれ数ビットのデジタルデータに変換
して挿入しているメッセージを送出する1又は2以上の
アナログ感知器と、各アナログ感知器からのメッセージ
を分岐して外部に送出する構成を有する自動火災報知制
御盤と、この自動火災報知制御盤から転送されてきたメ
ッセージに対応する空調設備を認識し、そのメッセージ
に含まれている物理量のデジタルデータに応じて、その
認識空調設備を制御する空調設備制御盤とを有してい
る。
【0008】また、第2の本発明のアナログ感知器は、
少なくとも火災監視に必要な複数の物理量を検知する各
物理量毎の検知部と、各物理量毎の検知部からの信号を
デジタルデータに変換する各物理量毎のアナログ/デジ
タル変換部と、各物理量毎のアナログ/デジタル変換部
からの出力デジタルデータを含むメッセージを送信する
送信部とを少なくとも有し、全体が1ユニットとして構
成されている。
【0009】
【作用】第1の本発明の空調設備制御装置は、複数の物
理量を検知する火災監視用のアナログ感知器からのメッ
セージを自動火災報知制御盤を介して空調設備制御盤に
転送してそのメッセージに含まれている物理量のデジタ
ルデータに応じて、所定の空調設備を制御する。従っ
て、火災監視と空調制御でアナログ感知器を共用してい
るので、また、各アナログ感知器が複数の物理量を検知
する複合型のものとなっているので、所定区画に敷設す
る信号線を従来より格段的に少なくすることができる。
【0010】また、第2の本発明のアナログ感知器は、
異なる物理量を対象とする検知部と、検知量をデジタル
データに変換する各物理量毎のアナログ/デジタル変換
部と、各物理量毎のアナログ/デジタル変換部からの出
力デジタルデータを含むメッセージを送信する送信部と
を少なくとも有し、全体が1ユニットとして構成されて
いるので、当該アナログ感知器が検知し得る物理量が複
数でも送受信号線は、物理量が1個のアナログ感知器と
同様であり、このアナログ感知器を用いたシステムの信
号線の敷設量を削減させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明による空調設備制御装置の一実
施例を図面を参照しながら詳述すると共に、この説明を
通じて、本発明によるアナログ感知器の一実施例をも詳
述する。ここで、図1が、この実施例の空調設備制御装
置の全体構成を示すブロック図である。
【0012】図1において、複合アナログ感知器1−1
〜1−nは、火災報知システム用に設けられたものであ
り、防火区画毎に、1又は2以上設置されているもので
ある。各複合アナログ感知器1−1、…、1−nはそれ
ぞれ、後述する図2に示す詳細構成を有し、設置位置に
おける温度及び煙量(煙濃度)を検知するものである。
検知温度及び検知煙量は、共通バス2を介して自動火災
報知制御盤3に通知される。自動火災報知制御盤3は、
例えばポーリング方式に従ったメッセージの授受によっ
て、各複合アナログ感知器1−i(iは1〜nのいずれ
か)から順次検知情報を取出すようになされている。各
複合アナログ感知器1−i及び自動火災報知制御盤3に
はそれぞれ、固有の識別子が割り当てられており、いず
れかの複合アナログ感知器1−iと自動火災報知制御盤
3との間では、宛先及び送信元に、固有の識別子が挿入
された図3に示すように構成のメッセージによって情報
が授受される。
【0013】図2は、複合アナログ感知器1−iの一構
成例を示すものである。
【0014】複合アナログ感知器1−iは、全体が1個
のユニットとして構成されており、コネクタ10を介し
て、共通バス2又は共通バス2からの分岐線に接続され
ている。複合アナログ感知器1−iは、物理量の検知構
成として温度検知部11及び煙検知器15を備えてい
る。
【0015】温度検知器11は、いずれの方式によるも
のでも良いが、例えば、温度によって抵抗値が変化する
測温抵抗体を用いたものを適用できる。温度検知器11
からの温度に応じたアナログ信号は、アナログ/デジタ
ル変換部12によって、数ビット(例えば8ビット)の
デジタルデータに変換された後、信号処理部13に与え
られる。信号処理部13は、デジタルデータをオフセッ
ト調整して測温抵抗体のバラツキを補償したり、検知温
度デジタルデータを2段階の閾値と比較して、火災発生
の有無を表すアラームフラグや火災発生の高可能性の有
無を表すプリアラームフラグを形成したり、温度検知部
11やアナログ/デジタル変換部12等に障害が発生し
ているか否かを表すトラブル信号を形成したりする。送
受信部14は、当該複合アナログ感知器1−iを宛先と
する自動火災報知制御盤3からの温度についての図3
(A)に示す送出要求メッセージが与えられたときに
は、信号処理部13の処理によって形成された信号や、
検知温度を表すデジタルデータから、図3(B)に示す
返送メッセージを形成して自動火災報知制御盤3に返送
する。
【0016】煙検知器15は、いずれの方式によるもの
でも良いが、例えば、発光素子と受光素子との光軸が1
80度より小さい角度で交差し、煙が存在する場合の散
乱光によって発光素子からの射出光が受光素子に到達す
る構成のものを適用できる。このような煙量(煙濃度)
に応じたアナログ信号も、アナログ/デジタル変換部1
6、信号処理部17及び送受信部18によって、温度の
場合と同様に処理される。
【0017】自動火災報知制御盤3は、ある複合アナロ
グ感知器1−iから、ポーリングによって、検知温度又
は検知煙量のデジタルデータを含むメッセージを取り込
んだときには、内部の分岐送出部3aによってそのメッ
セージを2分岐する。例えば、受信バッファに格納され
たメッセージを転送バッファにコピーして2分岐する。
この際、メッセージの全体をコピーするのではなく、空
調設備制御盤5が必要とするメッセージ部分だけをコピ
ーするようにしても良い。自動火災報知制御盤3は、一
方のメッセージを内部の火災報知用処理部に取り込むと
共に、他方のメッセージを空調設備制御盤5に送出す
る。なお、例えば、自動火災報知制御盤3が建物全体に
ついて1個だけのものであるのに対して、空調設備制御
盤5が各階に設けられているような場合には、分岐送出
部3aは、ポーリング相手を管理している内部情報、又
は、受信メッセージの送信元情報(いずれにせよ複合ア
ナログ感知器1−iを特定している)に応じて、受信メ
ッセージを送出した複合アナログ感知器1−iが存在す
る階の空調設備制御盤5にそのメッセージを送出する。
【0018】自動火災報知制御盤3は、受信メッセージ
の内容に応じて適宜、内蔵するランプを点灯させたり、
消火設備や防火扉等の防火設備4を起動したりする。
【0019】空調設備制御盤5は、空調設備6−1〜6
−mを制御する従来からの制御構成に加えて信号変換部
5aを有する。信号変換部5aは、自動火災報知制御盤
3とのインタフェース機能を担うものであり、自動火災
報知制御盤3からのメッセージを、従来と同様にアナロ
グ感知器を空調設備制御盤5に直接接続したと仮定した
場合におけるアナログ感知器からの入力検知信号(デジ
タルデータ)に変換するものである。信号変換部5a
は、ソフトウェア的に構成しても良く、また、ハードウ
ェア的に構成しても良いが、例えば、図4に示すように
して、アナログ感知器を空調設備制御盤5に直接接続し
たと仮定した場合における検知信号に変換する。
【0020】メッセージ受信によって処理を開始する
と、まず、そのメッセージに挿入されている検知信号
(デジタルデータ)が温度に関するものか煙量に関する
ものかを判別する(ステップSP1)。以下の処理は、
温度の場合も煙量の場合も同様であるので、判別結果が
温度の場合について説明する。判別結果が温度である
と、メッセージを送出した複合アナログ感知器1−iと
対応する空調設備6−j(jは1〜mのいずれか)を、
温度についての内蔵する対応テーブルを用いて認識し、
その空調設備6−jに関連付けてデータを格納する(ス
テップSP2)。次に、その空調設備6−jが利用する
複合アナログ感知器が複数であるか否かを判別する(ス
テップSP3)。火災用アナログ感知器については設置
基準が定められており、所定区画内の空調設備が1個で
もアナログ感知器が複数存在する場合があり、また、こ
の実施例の場合、アナログ感知器と空調設備との配置関
係は基本的には無関係であるのである1個の空調設備に
複数のアナログ感知器を対応させた方が良い場合もあ
る。その空調設備6−jが利用する複合アナログ感知器
が1個であると、そのメッセージに挿入されていたデジ
タルデータを、例えば、複合アナログ感知器1−iが取
り付けられている高さ(例えば天井高さ)と空調制御用
のアナログ感知器が一般に取り付けられる高さ(例えば
1.5m)との相違に応じて修正してその空調設備6−
jに対する入力温度信号として空調制御処理本体に与え
る(ステップSP4)。一方、対応する複合アナログ感
知器が複数であると、格納されているそれら複数の複合
アナログ感知器からのデジタルデータを平均処理(重み
付け平均でも良い)すると共に、高さ等の位置補償を実
行して、その空調設備6−jに対する入力温度信号とし
て空調制御処理本体に与える(ステップSP5)。
【0021】このような信号変換部5aの処理は、上述
したように、受信メッセージが煙量の検知デジタルデー
タを含む場合にも同様に行なわれる(SP6)。
【0022】空調設備制御盤5の空調制御処理本体は、
信号変換部5aから出力されたデジタルデータ(検知信
号)を、直接にアナログ感知器が接続されているとした
場合と同様に処理して、その空調設備6−jを制御す
る。
【0023】なお、図示は省略しているが、湿度等の火
災監視には不要な物理量を必要とする空調設備のため
に、空調設備制御盤5には、その物理量用の感知器が接
続されている。
【0024】次に、上述の各部からなる実施例の空調設
備制御装置の動作を説明する。
【0025】自動火災報知制御盤3は、例えば、各複合
アナログ感知器1−1、…、1−nに対して、ポーリン
グによって、温度についての図3(A)に示す送出要求
メッセージを送出し、その後、各複合アナログ感知器1
−1、…、1−nに対して、ポーリングによって、煙量
についての図3(A)に示す送出要求メッセージを送出
し、かかる送出要求メッセージの送出を繰り返す。
【0026】自己を宛先とする送出要求メッセージを受
信した複合アナログ感知器1−iは、図3(B)に示す
検知信号(デジタルデータ)を含むメッセージを自動火
災報知制御盤3に返送する。自動火災報知制御盤3にお
いては、分岐送出部3aがこの返送メッセージを分岐
し、その一方の返送メッセージに基づき、火災発生を監
視する。他方の返送メッセージは、分岐送出部3aから
空調設備制御盤5に転送される。空調設備制御盤5にお
いては、信号変換部5aは、このメッセージに基づい
て、所定の空調設備6−jに対する検知信号に変換し、
空調設備制御盤5は、この変換された検知信号を入力と
して空調設備6−jに対する制御動作を実行する。例え
ば、空調設備6−jがVAV(Variable Air Volume )
設備であれば、ある1又は2以上の複合アナログ感知器
からの温度デジタルデータに基づいた風量の可変動作を
行なう。また、空調設備6−jが換気設備であれば、1
又は2以上の複合アナログ感知器からの煙量デジタルデ
ータに基づいた排気量の可変動作を行なう。
【0027】従って、上記実施例の複合アナログ感知器
によれば、複数の物理量を検知する構成を1ユニットと
して構成しているので、感知器の取り付け作業や信号線
の敷設作業を容易にすると共に、信号線の敷設量を減少
させることができる。
【0028】また、上記実施例の空調設備制御装置によ
れば、火災監視用の複合アナログ感知器からの検知信号
を、空調設備の制御用入力として用いるようにしたの
で、火災監視用及び空調制御用のアナログ感知器を別個
に設ける必要がなく、空間における信号線の敷設量を従
来より格段的に少なくでき、信号線の敷設作業を容易に
できる。ここで、アナログ感知器として複合アナログ感
知器を用いているので、この面からも信号線の敷設量を
格段的に少なくできる。
【0029】さらに、上記実施例の空調設備制御装置に
よれば、アナログ感知器からの信号を空調制御に利用し
ているので、アナログ感知器の利用性が従来より高まっ
ている。すなわち、火災監視用のアナログ感知器は、あ
る意味では火災発生時にのみ有効に機能するものであっ
て通常状態で検知した値の利用度は低いが、この実施例
の場合には、常時検知信号が必要な空調制御に利用して
いるため、その利用性が高くなっている。
【0030】さらにまた、上記実施例の空調設備制御装
置によれば、火災監視用の複合アナログ感知器からの検
知信号を分岐して空調設備の制御用入力として与えるよ
うにしているので、空調設備動作より重要な火災監視動
作にその転送が影響を与えることがない。因に、法規制
によって、現状では火災監視システムの要素を他のシス
テムにが使用することはできなくなっているが、今後シ
ステムの安定性の向上によっては上記実施例の構成が認
められると思われる。
【0031】また、上記実施例の空調設備制御装置によ
れば、配備率が高い火災監視用の複合アナログ感知器か
らの検知信号を空調設備の制御用に用いているので、火
災監視システムと無関係な独立の空調設備制御装置に比
較して、ある空調設備に対するアナログ感知器の数が平
均的に多くなり、制御特性の向上を期待できる。
【0032】図5は、複合アナログ感知器1−iの他の
構成例を示すものであり、図2との同一、対応部分には
同一符号を付して示している。
【0033】図5において、この構成例の複合アナログ
感知器1−iも、全体が1個のユニットとして構成され
ており、コネクタ10を介して、共通バス2又は共通バ
ス2からの分岐線に接続されている。
【0034】この構成例においても、温度検知器11か
らの温度に応じたアナログ信号は、アナログ/デジタル
変換部12によって、数ビットのデジタルデータに変換
された後、信号処理部13に与えられ、信号処理部13
によって、オフセット調整されたり、検知温度デジタル
データが2段の閾値と比較されて、火災発生の有無を表
すアラームフラグや火災発生の高可能性の有無を表すプ
リアラームフラグが形成されたり、温度検知部11やア
ナログ/デジタル変換部12等に障害が発生しているか
否かを表すトラブル信号が形成されたりする。煙検知器
15による検知信号も、アナログ/デジタル変換部16
及び信号処理部17によって、温度の場合と同様に処理
される。
【0035】この構成例における送受信部20は、当該
複合アナログ感知器1−iを宛先とする自動火災報知制
御盤3からの温度についての図3(A)に示す送出要求
メッセージが与えられたときには、切替えスイッチ21
aの制御をも行なうマルチプレクサ21にその旨を通知
して、マルチプレクサ21を介して信号処理部13の処
理によって形成された信号や、検知温度を表すデジタル
データを取り込んで、図3(B)に示す返送メッセージ
を形成して自動火災報知制御盤3に返送する。一方、送
受信部20は、当該複合アナログ感知器1−iを宛先と
する自動火災報知制御盤3からの煙量についての図3
(A)に示す送出要求メッセージが与えられたときに
は、切替えスイッチ21aの制御をも行なうマルチプレ
クサ21にその旨を通知して、マルチプレクサ21を介
して信号処理部17の処理によって形成された信号や、
検知煙量を表すデジタルデータを取り込んで、図3
(B)に示す返送メッセージを形成して自動火災報知制
御盤3に返送する。
【0036】従って、図5に示す構成の複合アナログ感
知器1−iによっても、信号線の敷設量を削減でき、か
かる複合アナログ感知器を適用した空調設備制御装置に
おける信号線の敷設量の削減に寄与できる。
【0037】図6は、複合アナログ感知器1−iのさら
に他の構成例を示すものであり、図5との同一、対応部
分には同一符号を付して示している。
【0038】図6において、この構成例の複合アナログ
感知器1−iも、全体が1個のユニットとして構成され
ており、コネクタ10を介して、共通バス2又は共通バ
ス2からの分岐線に接続されている。
【0039】この構成例においても、温度検知器11か
らの温度に応じたアナログ信号は、アナログ/デジタル
変換部12によって、数ビットのデジタルデータに変換
され、煙検知器15からの煙量に応じたアナログ信号
も、アナログ/デジタル変換部16によって、数ビット
のデジタルデータに変換される。
【0040】この構成例における送受信部20には、自
動火災報知制御盤3からの温度、煙量を規定しない図7
(A)に示す送出要求メッセージが与えられ、このと
き、マルチプレクサ21及び信号処理部22を起動させ
る。マルチプレクサ21はまず、切替えスイッチ21a
を介してアナログ/デジタル変換部12からデジタルデ
ータ(温度検知信号)を取り込んで信号制御部22に与
え、このとき信号処理部22は図5における信号処理部
13と同様に動作し、温度についての送信し得る内容を
形成する。次に、マルチプレクサ21は、切替えスイッ
チ21aを介してアナログ/デジタル変換部16からデ
ジタルデータ(煙量検知信号)を取り込んで信号制御部
22に与え、このとき信号処理部22は図5における信
号処理部17と同様に動作し、煙量についての送信し得
る内容を形成する。送受信部20は、これにより、図7
(B)に示すように、温度及び煙量の両方の情報を含む
メッセージを形成して自動火災報知制御盤3に返送す
る。
【0041】従って、図6に示す構成の複合アナログ感
知器1−iによっても、信号線の敷設量を削減でき、か
かる複合アナログ感知器を適用した空調設備制御装置に
おける信号線の敷設量の削減に寄与できる。
【0042】なお、上記実施例においては、複合アナロ
グ感知器が検知する物理量が温度及び煙量の火災監視に
必要なものであったが、これに加えて、空調制御だけに
利用する物理量(例えば湿度)の検知をも行なうように
構成しても良い。このようにすると、信号線の敷設量を
一段と削減できる反面、自動火災報知制御盤3における
信号分岐処理及びその構成が複雑となる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、第1の本発明の空調設備
制御装置によれば、火災監視と空調制御でアナログ感知
器を共用し、また、各アナログ感知器が複数の物理量を
検知する複合型のものとしたので、所定区画に敷設する
信号線を従来より格段的に少なくすることができる。
【0044】また、第2の本発明のアナログ感知器によ
れば、1ユニットに複数の物理量の検知構成を設け、物
理量が複数でも送受信号線は、物理量が1個のアナログ
感知器と同様にしたので、このアナログ感知器を用いた
システムの信号線の敷設量を削減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の空調設備制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】複合アナログ感知器の第1構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】自動火災報知制御盤及び第1構成例の複合アナ
ログ感知器間で授受するメッセージの構成を示す説明図
である。
【図4】空調設備制御盤内の信号変換部の処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】複合アナログ感知器の第2構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】複合アナログ感知器の第3構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】自動火災報知制御盤及び第3構成例の複合アナ
ログ感知器間で授受するメッセージの構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
1−1〜1−n…複合アナログ感知器、3…自動火災報
知制御盤、3a…分岐送出部、5…空調設備制御盤、5
a…信号変換部、6−1〜6−m…空調設備。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 宏久 東京都港区北青山2丁目5番8号 株式会 社間組内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも火災監視に必要な複数の物理
    量を検知し、1又は2以上の検知物理量をそれぞれ数ビ
    ットのデジタルデータに変換して挿入しているメッセー
    ジを送出する1又は2以上のアナログ感知器と、 各アナログ感知器からのメッセージを分岐して外部に送
    出する構成を有する自動火災報知制御盤と、 この自動火災報知制御盤から転送されてきたメッセージ
    に対応する空調設備を認識し、そのメッセージに含まれ
    ている物理量のデジタルデータに応じて、その認識空調
    設備を制御する空調設備制御盤とを有することを空調設
    備制御装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも火災監視に必要な複数の物理
    量を検知する各物理量毎の検知部と、 各物理量毎の検知部からの信号をデジタルデータに変換
    する各物理量毎のアナログ/デジタル変換部と、 各物理量毎のアナログ/デジタル変換部からの出力デジ
    タルデータを含むメッセージを送信する送信部とを少な
    くとも有し、 全体が1ユニットとして構成されていることを特徴とす
    るアナログ感知器。
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