JPH0883025A - ドラム寿命管理装置 - Google Patents

ドラム寿命管理装置

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JPH0883025A
JPH0883025A JP6218440A JP21844094A JPH0883025A JP H0883025 A JPH0883025 A JP H0883025A JP 6218440 A JP6218440 A JP 6218440A JP 21844094 A JP21844094 A JP 21844094A JP H0883025 A JPH0883025 A JP H0883025A
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JP
Japan
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fusing
current
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blown
forced
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JP6218440A
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Inventor
Juntaro Oku
淳太郎 奥
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】溶断電流特性にバラツキがあっても溶断可能素
子を確実に溶断することができることを保障しつつ印刷
高速化を達成できる取扱容易なドラム寿命管理装置を提
供する。 【構成】本装置は、溶断可能素子15に溶断用スイッチ
ング素子Q30と電流検出回路40を形成する電流検出
抵抗R1とを直列接続可能として検出電流(I2)を溶
断電流I2で兼用可能に形成し、かつ強制溶断制御手段
(21,22)を溶断用スイッチング素子Q30を連続
してONさせるとともに溶断有無判別手段(21,2
2)で溶断可能素子15が溶断されたと判別された場合
に直ちに溶断用スイッチング素子Q30をOFFして印
刷運転を許可するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体に着脱可能なドラ
ムユニットを有する電子写真装置に利用されるドラム寿
命管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置の概略構成を示す図4にお
いて、1はドラムユニットで、帯電器,転写器とともに
プロセス手段を形成する感光ドラム2,廃トナーボック
ス3,現像器4,除電発光器(除電手段)10等をケー
ス5に一体的に組込んだものである。このドラムユニッ
ト1は、カバー7を開放することによって矢印Y方向か
ら本体6に着脱可能である。したがって、図4に実線で
示す装着状態において、右方向から左方向に用紙を給送
すれば、感光ドラム2の下側の転写位置を通過するとき
に静電画像が転写され、用紙上に画像を印刷することが
できる。そして、左方向の定着器8を通すことによって
用紙上に電子写真(印刷画像)を確実に定着することが
できる。制御ユニット20は、全体を駆動制御するもの
である。
【0003】ところで、鮮明印刷画像保証上の観点か
ら、感光ドラム2の寿命は、例えば印刷用紙枚数によっ
て規制されている。したがって、このドラムユニット1
の寿命による交換時期を適正管理するために、例えば印
刷用紙枚数を計数する寿命カウンタ9を本体6内または
ドラムユニット1内に配設し、これによるカウント値が
所定値(例えば、10000)となったときにドラムユ
ニット1を交換するものとしている。
【0004】しかし、本体6側に寿命カウンタ9を設け
た場合には、この寿命カウンタ9を簡単にクリアー操作
できてしまうことから、感光ドラム2の実質的寿命とカ
ウント値との間にずれが生じる。したがって、他のオペ
レータによって未だ使用できるドラムユニット1が交換
されることがあり経済的損失を招く。一方、既に寿命と
なっているにも拘らず、さらに継続使用したり、ときに
は廃棄すべく取外されたドラムユニット1を他のオペレ
ータによって本体6に再装着されてしまう場合がある。
このため、途中で不鮮明印刷となったり使用不可能とな
って作業中断を余儀なくされる不都合が生じる。かくし
て、これら不都合を解消するために、上記寿命カウンタ
9を含むドラム寿命管理装置が具備されている。
【0005】従来のドラム寿命管理装置は、図5に示す
如く、ドラムユニット1(ケース5)内に溶断可能素子
(例えばヒューズ抵抗)15を取付けるとともに、本体
6内に溶断用スイッチング素子Q30と、これに並列接
続された電流検出抵抗としての分圧抵抗(R1,R2)
を含む電流検出回路40とを設け、ドラムユニット1を
本体6に装着するとドラムユニット側のコネクタJ1
1,J12と本体側のコネクタJ61,J62とが接合
し、溶断可能素子15と電流検出抵抗たる分圧抵抗(R
1,R2)とが直列接続され、かつ例えば装置電源投入
状態でカバー7を閉めあるいはカバー7の閉状態におい
て装置電源を投入したことを条件に、電源Vbbが印加
されるように形成してある。また、電源Vbb(例えば
DC24V)が印加されたときに溶断可能素子15に流
れる検出電流I(I3)に基き抵抗R1とR2との間に
電圧V3の検出信号DCTが発生するように溶断可能素
子15と各抵抗R1,R2との各抵抗値が選択決定され
ている。
【0006】そして、ドラムユニット1を本体6に装着
した場合に電流検出抵抗(R1,R2)から検出された
検出信号DCTの電圧V3が、予め設定された図7に示
す基準電圧Vref.3よりも高電圧である(図6のS
T30のYES)と、溶断有無判別手段(20)が溶断
可能素子15が溶断していないと判別する。すなわち、
当該ドラムユニット1が新品であると判別されると、リ
セット制御手段(20)が寿命カウンタ9をリセット
(零クリア)する(ST31)。新品の旨は、表示器に
表示される。
【0007】そして、寿命カウンタ9をリセットした後
の図7に示す時刻t1において、強制溶断制御手段(2
0)が設定時間Tsだけ溶断信号MELを抵抗R31を
介して出力し溶断用スイッチング素子Q30をONさせ
る(ST32)。すると、図7に示す溶断電流I(I
2)が流れ溶断可能素子15が時刻t2において溶断さ
れる。なお、設定時間Tsの経過後でも、溶断有無判別
手段(20)が未だ溶断されていないと判別すると、つ
まり検出信号DCTの電圧V3が基準電圧Vref.3
よりも高ければ(ST33のNO)、エラー処理される
(ST37)。
【0008】したがって、新品のドラムユニット1を本
体6に装着した場合にのみ寿命カウンタ9をリセットす
ることができる(ST31)。しかる後に、用紙搬送系
のイニシャル回転(ST34),定着器8のウォーミン
グアップを開始(ST35)してから印刷運転許可(ス
タンバイ)となる(ST36)。
【0009】仮に、一旦使用したドラムユニット1を再
装着すると、既に溶断可能素子15が溶断済のために検
出信号DCTの電圧V3がほぼ零(0)であるから、溶
断有無判別手段(20)が既に溶断していると判別する
(ST30のNO)。つまり、新品でないことがわか
る。したがって、非新品の旨が表示される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、強制溶断制
御手段(20)が溶断信号MELを出力する時間長つま
り設定時間Tsは、電源Vbb電圧(例えばDC24
V)と採用する溶断可能素子15の溶断電流特性とを比
較考量して決定される。しかし、溶断可能素子15の溶
断電流特性のバラツキや採用され得る溶断可能素子15
の最大溶断電流容量にも応じられるように、実際上は十
二分に余裕を持った長時間(例えば10秒以上)にセッ
トされる場合が多い。短時間(例えば3秒)にセットさ
れてしまったとすると、装着された溶断可能素子によっ
ては当該溶断可能素子15が溶断されない場合があるの
で、本装置の本来目的が達成できなくなり、かつ印刷運
転ができなくなってしまうからである。
【0011】しかるに、印刷高速化の要請が一段と高ま
るにつれて、溶断有無判別時間及びこれに引続く強制溶
断のための設定時間Tsの時間長も大きく影響するよう
になって来た。特に溶断可能素子15が早期に溶断した
場合、その時から設定時間Tsの経過時までの時間が無
駄となってしまう。また、設定時間Tsの値の選択設定
を含む取扱いが煩わしい。さらに、バラツキ等により当
該溶断可能素子15が溶断困難なものであった場合は、
溶断用スイッチング素子Q30をONするための溶断信
号を出力させる消費電力はもとより設定時間Tsだけ溶
断可能素子15に流れる溶断電流I2が消費電力の軽減
化を阻害する要因となる問題もある。
【0012】本発明の目的は、溶断電流特性にバラツキ
があっても溶断可能素子を確実に溶断することができる
ことを保障しつつ印刷高速化を達成できる取扱容易なド
ラム寿命管理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドラム寿命
管理装置は、ドラムユニットが本体に装着された状態で
ドラムユニット側の溶断可能素子と接続されかつ電流検
出回路で検出した溶断可能素子に流れる検出電流を用い
て溶断可能素子が溶断されているか否かを判別する溶断
有無判別手段と、溶断されていないと判別された場合に
本体側の寿命カウンタをリセットするリセット制御手段
と、溶断用スイッチング素子をONさせて溶断電流を流
すことにより溶断可能素子を強制して溶断させる強制溶
断制御手段とを具備するドラム寿命管理装置において、
前記溶断可能素子に前記溶断用スイッチング素子と前記
電流検出回路を形成する電流検出抵抗とを直列接続可能
として前記検出電流を前記溶断電流で兼用可能に形成
し、かつ前記強制溶断制御手段を前記溶断用スイッチン
グ素子を連続してONさせるとともに前記溶断有無判別
手段で前記溶断可能素子が溶断されたと判別された場合
に直ちに前記溶断用スイッチング素子をOFFして印刷
運転を許可するように形成した、ことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成による本発明の場合、例えば、装置電
源の投入後にカバーを閉じあるいはカバーを閉じてから
装置電源を投入すると、直ちに強制溶断制御手段が溶断
用スイッチング素子をONさせ溶断可能素子に溶断電流
を流す。この際、溶断可能素子と溶断用スイッチング素
子と電流検出回路を形成する電流検出抵抗とが直列接続
状態となるので、溶断可能素子に流れる溶断電流を検出
電流として兼用できる。つまり、強制溶断制御手段の強
制溶断動作と溶断有無判別手段の溶断有無判別動作とが
同時に開始されるので、従来例に比べて先に実行される
溶断有無判別動作時間を省略できる。換言すれば、強制
溶断動作を先行して実施することができる。
【0015】そして、強制溶断制御手段は、強制溶断動
作を連続して行いかつ溶断有無判別手段も連続して溶断
有無判別動作する。そして、溶断有無判別手段によって
溶断可能素子が溶断されたと判別されると、強制溶断制
御手段は直ちに溶断用スイッチング素子をOFFして印
刷運転を許可する。なお、溶断可能素子が溶断される
と、溶断電流つまり検出電流が消滅するので、溶断有無
判別手段は溶断可能素子が溶断されたと直ちにかつ正確
に判断できるわけである。
【0016】よって、ほとんどの最小的な溶断電流特性
を持つ溶断可能素子を非常に短時間で溶断することがで
きるから、大幅な印刷高速化を達成することができる。
一方において、最大的な溶断電流特性を持つ溶断可能素
子でも確実に溶断することができる。また、当該溶断可
能素子に応じて長い設定時間を慎重選択セットするとい
う煩わしさを一掃できるので取扱いも簡単である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本ドラム寿命管理装置は、図1に示す如く、基本
的構成(1,6,20,40等)が従来例(図4,図
5)と同じとされかつ溶断可能素子15に溶断用スイッ
チング素子Q30と電流検出回路40を形成する電流検
出抵抗R1とを直列接続可能として検出電流(I2)を
溶断電流I2で兼用可能に形成し、かつ強制溶断制御手
段(21,22)を溶断用スイッチング素子Q30を連
続してONさせるとともに溶断有無判別手段(21,2
2)で溶断可能素子15が溶断されたと判別された場合
に直ちに溶断用スイッチング素子Q30をOFFして印
刷運転を許可するように形成し、溶断有無判別動作時間
を強制溶断制御動作時間と重複させかつ長時間で慎重な
選択設定作業を要する従来設定時間Tsの介入を一掃
し、溶断可能素子15の溶断電流特性にバラツキがあっ
ても当該溶断可能素子15を確実に溶断できかつ大幅な
印字高速化を達成可能で取扱容易に構成されている。
【0018】また、この実施例の場合、時間管理制御手
段(21,22)を設け、予めセットした管理時間Ts
1が経過した場合に強制溶断制御手段(21,22)の
連続強制溶断動作を強制停止可能に形成し、溶断可能素
子15が例外的かつ非常に溶断困難な場合にも迅速に対
処し易いようにしてある。また、無駄な電力消費を防止
する。
【0019】さらに、この実施例の場合、イニシャル回
転先行実施制御手段(21,22)を設け、強制溶断制
御手段(21,22)による強制溶断動作に先行させて
用紙搬送系等のイニシャル回転等を先行実施可能(図2
のST10,11)に形成し、より一層の印刷高速化を
達成することを企図している。
【0020】なお、従来例(図4,図5)の場合と共通
する構成要素については同一の符号を付し、それらの説
明は簡略化または省略する。
【0021】図1において、制御ユニット20は、CP
U21,ROM22,RAM23,キーボード(KB)
24,表示器(IND)25,入力ポート(IP)2
6,出力ポート(OP)27を含み、装置全体を駆動制
御する。
【0022】さて、電流検出回路40は、溶断用スイッ
チング素子Q30とともに溶断可能素子15と直列接続
可能な電流検出抵抗R1から形成されている。この電流
検出抵抗R1と溶断用スイッチング素子Q30との間と
溶断用スイッチング素子(トランジスタ)Q30のベー
スとの間には、限流抵抗R32を接続してある。したが
って、電圧V2の溶断信号MELを出力しても、限流抵
抗R32を介しかつコンデンサCが設けられているの
で、溶断電流I2が流れる以前に電圧V1が図3に示す
基準電圧Vref.1以上に昇圧されることはない。な
お、溶断有無判別手段(21,22)の溶断有無判別動
作開始を溶断電流(検出電流)I2が流れる極短時間だ
け遅らせるように形成してもよい。
【0023】溶断有無判別手段は、判別プログラムを格
納させたROM22とCPU21とから形成され、電流
検出回路40(電流検出抵抗R1)で検出した溶断可能
素子15に流れる溶断電流I2すなわち検出電流(I
2)に対応する電圧V1の検出信号DCTを用いて溶断
可能素子15が既に溶断されているか否かを判別する
(図2のST13)。また、詳細後記の強制溶断制御手
段(21,22)の強制溶断動作中も継続して判別可能
(ST15)に形成されている。
【0024】強制溶断制御手段は、溶断制御プログラム
を格納させたROM22とCPU21とから形成され図
2のST12およびST16で実行される。すなわち、
溶断用スイッチング素子Q30を連続してON(図2の
ST12)させるとともに溶断有無判別手段(21,2
2)で溶断可能素子15が溶断されたと判別(ST15
のYES)された場合に直ちに溶断用スイッチング素子
Q30をOFF(ST16)して印刷運転を許可(スタ
ンバイ)するものと形成されている。
【0025】また、この強制溶断制御手段(21,2
2)は、装置電源投入状態でカバー7を閉めたことある
いはドラムユニット1を本体6に装着してカバー7を閉
めてから装置電源を投入したことを条件に、イニシャル
回転先行実施制御手段(21,22)によるイニシャル
回転(ST10)の開始と定着器8のウォーミングアッ
プの開始(ST11)の場合と同様に、直ちに溶断信号
MELを出力して強制溶断動作に入るものと形成されて
いる。
【0026】この点、溶断有無判別手段(21,22)
によって溶断可能素子15が溶断されていないと判別
(図6のST30のYES)された場合に、設定時間T
s(例えば、10秒)だけ溶断信号MELを出力して溶
断用スイッチング素子Q30をONさせることにより溶
断可能素子15に溶断電流I2を流して強制溶断させる
従来例(図5,図6)の場合とおおいに異なる。すなわ
ち、本発明による強制溶断制御手段(21,22)は、
強制溶断時間を最短化できるわけである。
【0027】したがって、用紙搬送系等のイニシャル回
転(ST10)に要する所定時間(例えば、6秒)と,
溶断可能素子15の強制溶断制御動作に要する時間(例
えば、2秒〜4秒)とを並行実施できるので、この点か
らも印刷高速化に大きく貢献できると理解されている。
【0028】次に、リセット制御手段は、リセット制御
プログラムを格納させたROM22とCPU21とから
形成され、溶断有無判別手段(21,22)で溶断可能
素子15が溶断されていないと判別(ST13のYE
S)された場合に、寿命カウンタ9をリセットする(S
T14)。
【0029】また、時間管理制御手段は、管理プログラ
ムを格納させたROM22とCPU21とから形成さ
れ、溶断用スイッチング素子Q30がON(ST12)
された時からカウントした経過時間Tiが管理時間Ts
1以上となったか否かを管理(ST18)し、Ti≧T
s1となったと判別(ST18のYES)された場合に
は、強制溶断制御手段(21,22)の強制溶断動作の
実行中に拘わらず強制して溶断用スイッチング素子Q3
0をOFF(ST19)する。この場合は、エラー処理
(ST20)される。なお、管理時間Ts1は、キー操
作により設定変更可能でRAM13内の時間メモリ13
Tに予めセットして置く。
【0030】次に、この実施例の作用を説明する。ドラ
ムユニット1を本体6に装着した後に、装置電源を投入
してカバー7を閉じあるいはカバー7が閉じた状態で装
置電源を投入すると、イニシャル回転先行実施制御手段
(21,22)が用紙搬送系のイニシャル回転を直ちに
実行させる(図2のST10)。また、定着器8のウォ
ーミングアップも開始(ST11)される。したがっ
て、オペレータはイニシャル回転音から直ちに立上った
ことを確認でき、かつ比較的に長時間(例えば、6秒)
を要するイニシャル回転を先行させるので、スタンバイ
(ST17)を早めることが可能となる。
【0031】なお、時間メモリ23Tには管理時間Ts
1(例えば、5秒)が、予め設定記憶されているものと
する。
【0032】引続き、例えば、図3に示す時刻t1にお
いて、強制溶断制御手段(21,22)が溶断信号ME
Lを出力して溶断用スイッチング素子Q30を連続して
ON(ST12)させる。したがって、電源Vbb(例
えば、DC24V)から溶断可能素子15に溶断電流I
2が流れる。この溶断電流I2は電流検出抵抗R1を流
れるので、検出電流(I2)ともなる。
【0033】ここに、溶断有無判別手段(21,22)
が、検出信号DCT(電圧V1)と予めRAM23(ま
たはROM22)にセットされた基準信号Vref.1
とを比較して、V1≧Vref.1である場合には溶断
可能素子15が溶断していないと判別する(ST13の
YES)。この場合、ドラムユニット1が新品である旨
が表示器25に表示される。
【0034】なお、V1<Vref.1の場合は非新品
と判別(ST11のNO)し、その旨が表示器25に表
示される。この場合、強制溶断制御手段(21,22)
は、既に溶断可能素子15が溶断していることから、溶
断用スイッチング素子Q30をOFF(ST16)させ
る。そして、直ちにスタンバイ(ST17)となる。
【0035】さて、溶断可能素子15が溶断されていな
いと判別(ST11のYES)されると、リセット制御
手段(21,22)が寿命カウンタ9をリセット(零ク
リア)する(ST14)。引続き、溶断用有無判別手段
(21,22)が、再び溶断有無の判別をする(ST1
5)。
【0036】ここに、図3に示す時刻t2で溶断可能素
子15が溶断すると、溶断電流(検出電流)I2が流れ
なくなるので、溶断有無判別手段(21,22)が溶断
されたと判別(ST15のYES)する。すると、強制
溶断制御手段(21,22)は、直ちに溶断信号MEL
を消滅させて溶断用スイッチング素子Q30をOFF
(ST16)して印刷運転を許可する。したがって、従
来設定時間Tsによる強制溶断動作の場合に比較して極
めて早期にスタンバイ(ST17)させることができ
る。つまり、大幅な印刷高速化を達成できるわけであ
る。
【0037】なお、溶断可能素子15が未だ溶断されて
いないと判別(ST15のNO)されると、時間管理制
御手段(21,22)が、予めセットされた管理時間T
s1が経過したか否かを管理する(ST18)。管理時
間Ts1に至っていないと判別(ST18のNO)する
と、強制溶断制御手段(21,22)の強制溶断動作と
溶断有無判別手段(21,22)の溶断有無判別動作
(ST15)を続行許可する。したがって、溶断可能素
子15を確実に溶断できる。
【0038】しかし、管理時間Ts1を過ぎても(ST
18のYES)、溶断可能素子15が未だ溶断されない
場合(ST15のNO)には、強制溶断制御手段(2
1,22)の強制溶断動作継続中にも拘わらず、強制し
て溶断用スイッチング素子Q30をOFF(ST19)
させる。無駄な電力消費を避けるとともに例外的な異常
を早期に対処させるためである。したがって、エラー処
理するとともに表示器25にエラーとして表示する(S
T20)。この際、寿命カウンタ9はリセットされず、
先の使用のカウント値となったままである。
【0039】しかして、この実施例によれば、溶断可能
素子15に溶断用スイッチング素子Q30と電流検出回
路40を形成する電流検出抵抗R1とを直列接続可能と
して検出電流(I3)を溶断電流I2で兼用可能に形成
し、かつ強制溶断制御手段(21,22)を溶断用スイ
ッチング素子Q30を連続してONさせるとともに溶断
有無判別手段(21,22)で溶断可能素子15が溶断
されたと判別された場合に直ちに溶断用スイッチング素
子Q30をOFFして印刷運転を許可するように構成さ
れているので、溶断有無判別動作時間を強制溶断制御動
作時間と重複させかつ長時間で慎重な選択設定作業を要
する従来設定時間Tsの介入を一掃し、溶断可能素子1
5の溶断電流特性にバラツキがあっても当該溶断可能素
子15を確実に溶断できかつ大幅な印字高速化を達成可
能で取扱い容易である。
【0040】また、電流検出回路が1つの電流検出抵抗
R1から形成されているので、従来例(図5のR1,R
2)の場合に比較して構造が簡単でかつ低コストであ
り、またこの点からも消費電力を節減できる。
【0041】また、この実施例の場合、時間管理制御手
段(21,22)を設け、予めセットした管理時間Ts
1が経過した場合に強制溶断制御手段(21,22)の
連続強制溶断動作を強制停止可能に形成されているの
で、溶断可能素子15が例外的かつ非常に溶断困難な場
合にも迅速に対処し易くかつ無駄な電力消費も防止でき
る。
【0042】さらに、この実施例の場合、イニシャル回
転先行実施制御手段(21,22)を設け、強制溶断制
御手段(21,22)による強制溶断動作に先行させて
用紙搬送系等のイニシャル回転等を先行実施可能(図2
のST10,11)に形成されているので、より一層の
印刷高速化を達成することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、溶断可能素子に溶断用
スイッチング素子と電流検出回路を形成する電流検出抵
抗とを直列接続可能として検出電流を溶断電流で兼用可
能に形成し、かつ強制溶断制御手段を溶断用スイッチン
グ素子を連続してONさせるとともに溶断有無判別手段
で溶断可能素子が溶断されたと判別された場合に直ちに
溶断用スイッチング素子をOFFして印刷運転を許可す
るように構成されているので、溶断有無判別動作時間を
強制溶断制御動作時間と重複させかつ長時間で慎重な選
択設定作業を要する従来設定時間の介入を一掃し、溶断
可能素子の溶断電流特性にバラツキがあっても当該溶断
可能素子を確実に溶断できかつ大幅な印字高速化を達成
可能で取扱い容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】同じく、動作を説明するためのフローチャート
である。
【図3】同じく、強制溶断連続動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図4】従来例を採用した電子写真装置を説明するため
の側面図である。
【図5】従来例を説明するための回路図である。
【図6】従来動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】従来強制溶断動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 ドラムユニット 2 感光ドラム 6 本体 7 カバー 9 寿命カウンタ 15 溶断可能素子 20 制御ユニット 21 CPU(溶断有無判別手段,リセット制御手段,
強制溶断制御手段) 22 ROM(溶断有無判別手段,リセット制御手段,
強制溶断制御手段) 23 RAM 23T 時間メモリ 24 キーボード 25 表示器 40 電流検出回路 R1 電流検出抵抗 I2 溶断電流(検出電流) DCT 検出信号 MEL 溶断信号 Q30 溶断用スイッチング素子 Vref.1 基準電圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムユニットが本体に装着された状態
    でドラムユニット側の溶断可能素子と接続されかつ電流
    検出回路で検出した溶断可能素子に流れる検出電流を用
    いて溶断可能素子が溶断されているか否かを判別する溶
    断有無判別手段と、溶断されていないと判別された場合
    に本体側の寿命カウンタをリセットするリセット制御手
    段と、溶断用スイッチング素子をONさせて溶断電流を
    流すことにより溶断可能素子を強制して溶断させる強制
    溶断制御手段とを具備するドラム寿命管理装置におい
    て、 前記溶断可能素子に前記溶断用スイッチング素子と前記
    電流検出回路を形成する電流検出抵抗とを直列接続可能
    として前記検出電流を前記溶断電流で兼用可能に形成
    し、かつ前記強制溶断制御手段を前記溶断用スイッチン
    グ素子を連続してONさせるとともに前記溶断有無判別
    手段で前記溶断可能素子が溶断されたと判別された場合
    に直ちに前記溶断用スイッチング素子をOFFして印刷
    運転を許可するように形成した、ことを特徴とするドラ
    ム寿命管理装置。
JP6218440A 1994-09-13 1994-09-13 ドラム寿命管理装置 Pending JPH0883025A (ja)

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