JPH0879476A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
- Publication number
- JPH0879476A JPH0879476A JP6206409A JP20640994A JPH0879476A JP H0879476 A JPH0879476 A JP H0879476A JP 6206409 A JP6206409 A JP 6206409A JP 20640994 A JP20640994 A JP 20640994A JP H0879476 A JPH0879476 A JP H0879476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- heater
- fixing
- target
- value
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- Pending
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- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファクシミリ装置における定着器を比較的比
熱の小さいものとして省エネを図り、且つ比熱を小さく
することにより定着器が環境温度に影響され、結果的に
転写画像が定着不良となることを防止すること。 【構成】 レーザービームを用いて画像を形成する画像
形成手段と、形成された画像を記録材に転写する転写手
段と、転写画像を定着する定着手段と、該定着手段の温
度をコントロールする温度コントロール手段を有するフ
ァクシミリ装置において、該定着手段におけるヒーター
の目標コントロール温度を環境温度に応じて可変にし、
例えば環境温度が低い時は該コントロール温度を高めに
設定し（Ｓ００６）、好適な定着温度で定着を行う。
熱の小さいものとして省エネを図り、且つ比熱を小さく
することにより定着器が環境温度に影響され、結果的に
転写画像が定着不良となることを防止すること。 【構成】 レーザービームを用いて画像を形成する画像
形成手段と、形成された画像を記録材に転写する転写手
段と、転写画像を定着する定着手段と、該定着手段の温
度をコントロールする温度コントロール手段を有するフ
ァクシミリ装置において、該定着手段におけるヒーター
の目標コントロール温度を環境温度に応じて可変にし、
例えば環境温度が低い時は該コントロール温度を高めに
設定し（Ｓ００６）、好適な定着温度で定着を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザービームプリン
ターを記録装置として用いるファクシミリ装置に関し、
より詳しくは、レーザービームにより形成され、その後
記録材上に転写された画像を、好適に定着するようにし
たファクシミリ装置に関するものである。
ターを記録装置として用いるファクシミリ装置に関し、
より詳しくは、レーザービームにより形成され、その後
記録材上に転写された画像を、好適に定着するようにし
たファクシミリ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のレーザービームプリンターを記録
装置として用いるファクシミリ装置の定着手段には以下
のものがある。
装置として用いるファクシミリ装置の定着手段には以下
のものがある。
【０００３】即ち、定着手段は、定着ヒーターを内蔵し
たドラム状の定着器に定着ローラーを接触させる構造と
されていて、定着ヒーターに通電することにより定着器
の温度を所定の温度にして待機する。ファクシミリ画像
を受信すると、ファクシミリ装置のコントローラー部は
プリンター部にプリント命令を出し、画像を感光ドラム
に書込み記録紙に転写した後、定着器と定着ローラーの
間を通し定着器の有する熱により転写画像を記録紙に定
着する。
たドラム状の定着器に定着ローラーを接触させる構造と
されていて、定着ヒーターに通電することにより定着器
の温度を所定の温度にして待機する。ファクシミリ画像
を受信すると、ファクシミリ装置のコントローラー部は
プリンター部にプリント命令を出し、画像を感光ドラム
に書込み記録紙に転写した後、定着器と定着ローラーの
間を通し定着器の有する熱により転写画像を記録紙に定
着する。
【０００４】定着ヒーターを内蔵したドラム状の定着器
は、通常比熱が大きく所定温度まで達するのに時間がか
かるため、ファクシミリ画像を受信していないいわゆる
スタンバイ状態でも常に余熱をしている。またこのよう
な定着器は、比熱が大きいが故に蓄熱性が高く、ひとた
び所定温度に達すると転写画像を乗せた記録紙が通過し
ても容易には冷えない特徴を有している。
は、通常比熱が大きく所定温度まで達するのに時間がか
かるため、ファクシミリ画像を受信していないいわゆる
スタンバイ状態でも常に余熱をしている。またこのよう
な定着器は、比熱が大きいが故に蓄熱性が高く、ひとた
び所定温度に達すると転写画像を乗せた記録紙が通過し
ても容易には冷えない特徴を有している。
【０００５】以上より、従来の定着器では環境温度に影
響されない安定した定着性を実現できるといえる。しか
るに、前述したごとく従来の定着器は常に予熱をしてい
るので装置として高消費電力となり、また、本来定着器
が所定の温度状態を保つ必要があるのは転写画像を定着
する時だけで良いはずであるから、スタンバイ時の予熱
はエネルギーの無駄となる。
響されない安定した定着性を実現できるといえる。しか
るに、前述したごとく従来の定着器は常に予熱をしてい
るので装置として高消費電力となり、また、本来定着器
が所定の温度状態を保つ必要があるのは転写画像を定着
する時だけで良いはずであるから、スタンバイ時の予熱
はエネルギーの無駄となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の定着器のエネル
ギーの無駄をなくすために、比熱の小さい定着器を用い
て温度の立ち上がり時間を短くしスタンバイ時の予熱を
止める方式が考えられるが、この予熱を止める方式には
以下の問題がある。
ギーの無駄をなくすために、比熱の小さい定着器を用い
て温度の立ち上がり時間を短くしスタンバイ時の予熱を
止める方式が考えられるが、この予熱を止める方式には
以下の問題がある。
【０００７】比熱が小さいが故に蓄熱性も低く、例えば
環境温度が低く定着する記録紙の温度も低い場合には、
定着器の熱が記録紙に奪われると定着器の温度が急激に
降下し定着性が低下する。
環境温度が低く定着する記録紙の温度も低い場合には、
定着器の熱が記録紙に奪われると定着器の温度が急激に
降下し定着性が低下する。
【０００８】本発明は、上記のような問題点を解決し、
環境温度が低い場合にも安定した定着性を確保すること
ができるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
環境温度が低い場合にも安定した定着性を確保すること
ができるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によるフ
ァクシミリ装置は、レーザービームを用いて画像を形成
する画像形成手段と、形成された画像を記録材に転写す
る転写手段と、転写画像を定着する定着手段と、該定着
手段の温度をコントロールする温度コントロール手段を
有するレーザービームプリンター方式のファクシミリ装
置において、該定着手段におけるヒーターの目標コント
ロール温度を環境温度により可変にすることを特徴とす
る。
ァクシミリ装置は、レーザービームを用いて画像を形成
する画像形成手段と、形成された画像を記録材に転写す
る転写手段と、転写画像を定着する定着手段と、該定着
手段の温度をコントロールする温度コントロール手段を
有するレーザービームプリンター方式のファクシミリ装
置において、該定着手段におけるヒーターの目標コント
ロール温度を環境温度により可変にすることを特徴とす
る。
【００１０】そして環境温度を検知しその検知された温
度が所定温度以下であればヒーターの目標コントロール
温度を高めに設定し、検知された温度が所定値以上であ
ればヒーターの目標コントロール温度を低めに設定す
る。すなわち、環境温度によりヒーターの目標コントロ
ール温度設定を可変にすることにより、環境温度が低い
場合でも安定した定着性の確保が可能となり、かつ環境
温度が高い場合のヒーターに対する過剰加熱も防止する
ことができる。
度が所定温度以下であればヒーターの目標コントロール
温度を高めに設定し、検知された温度が所定値以上であ
ればヒーターの目標コントロール温度を低めに設定す
る。すなわち、環境温度によりヒーターの目標コントロ
ール温度設定を可変にすることにより、環境温度が低い
場合でも安定した定着性の確保が可能となり、かつ環境
温度が高い場合のヒーターに対する過剰加熱も防止する
ことができる。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【００１２】図１は本発明の一実施例であるファクシミ
リ装置のメインコントローラー及びその記録装置である
レーザービームプリンターをコントロールするプリンタ
ーコントローラー及び転写画像を定着する定着手段を示
し、該定着手段は、定着器部及び加圧ローラーから構成
され、さらに定着器部にはヒーター及び該ヒーターに接
してヒーターサーミスタ、また、加圧ローラー部には加
圧ローラーに接して加圧ローラーサーミスタが設けられ
る。
リ装置のメインコントローラー及びその記録装置である
レーザービームプリンターをコントロールするプリンタ
ーコントローラー及び転写画像を定着する定着手段を示
し、該定着手段は、定着器部及び加圧ローラーから構成
され、さらに定着器部にはヒーター及び該ヒーターに接
してヒーターサーミスタ、また、加圧ローラー部には加
圧ローラーに接して加圧ローラーサーミスタが設けられ
る。
【００１３】図１において、１はファクシミリ装置のメ
インコントローラーで、信号線ＳＩＧＮＡＬを通して信
号の送受信等ファクシミリ機能全般のコントロール及び
プリンターコントローラーに信号線ＰＲＩＮＴを介して
プリント命令を与える。３はプリンターコントローラー
で、メインコントローラーとＣＯＭＭＡＮＤ／ＳＴＡＴ
ＵＳを介してプリントシーケンス全般を管理するプリン
トシーケンス制御手段２、プリントシーケンスからＦＬ
ＨＴＲＯＮ信号により温度コントロールを行う温度コン
トロール手段１１、ヒーターサーミスター８からのアナ
ログ信号ＴＨ１及び加圧ローラーサーミスター１０から
のアナログ信号ＴＨ２を所定のタイミングで切り換えて
読み込みデジタル値に変換しＤＨＴとして温度コントロ
ール手段に伝えるＡ／Ｄ変換回路１２、ヒーターの目標
温度を設定する目標温度設定手段１３から構成される。
インコントローラーで、信号線ＳＩＧＮＡＬを通して信
号の送受信等ファクシミリ機能全般のコントロール及び
プリンターコントローラーに信号線ＰＲＩＮＴを介して
プリント命令を与える。３はプリンターコントローラー
で、メインコントローラーとＣＯＭＭＡＮＤ／ＳＴＡＴ
ＵＳを介してプリントシーケンス全般を管理するプリン
トシーケンス制御手段２、プリントシーケンスからＦＬ
ＨＴＲＯＮ信号により温度コントロールを行う温度コン
トロール手段１１、ヒーターサーミスター８からのアナ
ログ信号ＴＨ１及び加圧ローラーサーミスター１０から
のアナログ信号ＴＨ２を所定のタイミングで切り換えて
読み込みデジタル値に変換しＤＨＴとして温度コントロ
ール手段に伝えるＡ／Ｄ変換回路１２、ヒーターの目標
温度を設定する目標温度設定手段１３から構成される。
【００１４】５は転写画像を定着する定着手段で、定着
器部６及び加圧ローラー部９より構成される。さらに定
着器部６は、発熱源であるヒーター７と該ヒーター温度
を温度コントロール手段がモニターするためのヒーター
サーミスタ８がヒーターに接して取り付けられている。
また加圧ローラー部９は、記録紙をヒーターに押しつけ
る役目の加圧ローラー（図示せず）及び環境温度を温度
コントロール手段がモニターするための加圧ローラーサ
ーミスタ１０が加圧ローラーに接して取り付けられる。
なお、ヒーター７と加圧ローラーの間には、ヒーターの
熱を記録紙に円滑に伝えるための公知の薄い円筒状のフ
ィルムが取り付けられるが、本発明には直接関係がない
ので図示を省略する。
器部６及び加圧ローラー部９より構成される。さらに定
着器部６は、発熱源であるヒーター７と該ヒーター温度
を温度コントロール手段がモニターするためのヒーター
サーミスタ８がヒーターに接して取り付けられている。
また加圧ローラー部９は、記録紙をヒーターに押しつけ
る役目の加圧ローラー（図示せず）及び環境温度を温度
コントロール手段がモニターするための加圧ローラーサ
ーミスタ１０が加圧ローラーに接して取り付けられる。
なお、ヒーター７と加圧ローラーの間には、ヒーターの
熱を記録紙に円滑に伝えるための公知の薄い円筒状のフ
ィルムが取り付けられるが、本発明には直接関係がない
ので図示を省略する。
【００１５】４はヒーターに印加されるＡＣ電圧をコン
トロールするＡＣコントロール手段で、２つの信号線Ｈ
ＴＲＯＮ０及びＨＴＲＯＮ１を介して温度コントロール
手段１１によりコントロールされる。またヒーターサー
ミスタの温度は信号線ＴＨ１、加圧ローラーサーミスタ
の温度は信号線ＴＨ２により、各々温度コントロール手
段に検知される。
トロールするＡＣコントロール手段で、２つの信号線Ｈ
ＴＲＯＮ０及びＨＴＲＯＮ１を介して温度コントロール
手段１１によりコントロールされる。またヒーターサー
ミスタの温度は信号線ＴＨ１、加圧ローラーサーミスタ
の温度は信号線ＴＨ２により、各々温度コントロール手
段に検知される。
【００１６】図２は本実施例の制御の流れを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【００１７】電源がＯＮとなりプリンターが所定の所期
設定を終了すると、プリントシーケンス制御手段はステ
ップＳ００１（以下単にＳ００１等と呼ぶ）のスタンバ
イ状態で待機しメインコントローラーからのプリント命
令を待つ。メインコントローラーは画像を１ページ受信
すると、プリントシーケンス手段にプリント命令を与え
る。プリントシーケンス手段はプリント命令を受け取る
とＳ００２に移行し温度コントロール手段にヒーター駆
動要求を出す。Ｓ００３でヒーター駆動要求ＦＬＨＴＲ
ＯＮを受け取った温度コントロール手段は、加圧ローラ
ーサーミスタからの信号ＴＨ２をＡ／Ｄ変換した値であ
るＤＴＨを取り込みＳ００４でその値が所定温度Ａ以下
であるか判定する。以下であればＳ００６に移行し図１
記載の目標温度値設定手段１３より高めのヒーター目標
温度であるＴＨＴＧＴ０を取り込み、Ｓ００４にて判定
した結果が所定温度Ａを超える場合はＳ００５にて低め
の目標温度値であるＴＨＴＧＴ１を取り込み各々目標温
度として設定する。Ｓ００７ではＳ００５あるいはＳ０
０６にて設定されたヒーターの目標温度にヒーターの温
度が制御されるが、その態様を以下詳しく説明する。
設定を終了すると、プリントシーケンス制御手段はステ
ップＳ００１（以下単にＳ００１等と呼ぶ）のスタンバ
イ状態で待機しメインコントローラーからのプリント命
令を待つ。メインコントローラーは画像を１ページ受信
すると、プリントシーケンス手段にプリント命令を与え
る。プリントシーケンス手段はプリント命令を受け取る
とＳ００２に移行し温度コントロール手段にヒーター駆
動要求を出す。Ｓ００３でヒーター駆動要求ＦＬＨＴＲ
ＯＮを受け取った温度コントロール手段は、加圧ローラ
ーサーミスタからの信号ＴＨ２をＡ／Ｄ変換した値であ
るＤＴＨを取り込みＳ００４でその値が所定温度Ａ以下
であるか判定する。以下であればＳ００６に移行し図１
記載の目標温度値設定手段１３より高めのヒーター目標
温度であるＴＨＴＧＴ０を取り込み、Ｓ００４にて判定
した結果が所定温度Ａを超える場合はＳ００５にて低め
の目標温度値であるＴＨＴＧＴ１を取り込み各々目標温
度として設定する。Ｓ００７ではＳ００５あるいはＳ０
０６にて設定されたヒーターの目標温度にヒーターの温
度が制御されるが、その態様を以下詳しく説明する。
【００１８】設定された目標温度にヒーターがコントロ
ールされているかどうかはヒーターに接しているヒータ
ーサーミスタの値であるＴＨ１を温度コントロール手段
がＴＨ１として取り込み、その値と目標温度設定値との
大小関係を判定することにより行う。すなわち、 ＴＨＴＧ０（あるいはＴＨＴＧＴ１）＞ＤＴＨ１・・・・（式−１） が成立すればヒーター温度は目標温度に達していないの
で、温度コントロール手段は、ＨＴＲＯＮ信号をＴｕｒ
ｅにしてＡＣコントロール手段を駆動しヒーターにＡＣ
電圧を印加する。一方、 ＴＨＴＧ０（あるいはＴＨＴＧＴ１）＜ＤＴＨ１・・・・（式−２） であればヒーター温度は目標温度に達しているのでＨＴ
ＲＯＮ信号をＦｌｓｅにしてヒーターへの電圧供給を停
止する。
ールされているかどうかはヒーターに接しているヒータ
ーサーミスタの値であるＴＨ１を温度コントロール手段
がＴＨ１として取り込み、その値と目標温度設定値との
大小関係を判定することにより行う。すなわち、 ＴＨＴＧ０（あるいはＴＨＴＧＴ１）＞ＤＴＨ１・・・・（式−１） が成立すればヒーター温度は目標温度に達していないの
で、温度コントロール手段は、ＨＴＲＯＮ信号をＴｕｒ
ｅにしてＡＣコントロール手段を駆動しヒーターにＡＣ
電圧を印加する。一方、 ＴＨＴＧ０（あるいはＴＨＴＧＴ１）＜ＤＴＨ１・・・・（式−２） であればヒーター温度は目標温度に達しているのでＨＴ
ＲＯＮ信号をＦｌｓｅにしてヒーターへの電圧供給を停
止する。
【００１９】次にＳ００８で定着可能になったかの判定
を行うのであるが、その判定について以下詳しく述べ
る。
を行うのであるが、その判定について以下詳しく述べ
る。
【００２０】安定な定着性を得るためには定着部分の温
度を適切な温度に保つ必要がある。定着部分ではヒータ
ーと記録紙が直接接触するわけではなくヒーターと記録
紙の間に薄いフィルムが介在する。一方、機構上ヒータ
ーサーミスタは定着部分と離れた部分に取り付けられる
のが一般的である。従ってヒーターサーミスタの出力は
厳密には定着部分の温度を現してはいない。そこでヒー
ターサーミスタの出力値と加圧ローラーサーミスタの出
力値から定着部分の温度を類推する方法が考えられる。
熱源であるヒーターからある距離離れた位置での温度が
その距離の線形関数と仮定すれば、定着部分の温度は以
下の式で表すことが可能である。
度を適切な温度に保つ必要がある。定着部分ではヒータ
ーと記録紙が直接接触するわけではなくヒーターと記録
紙の間に薄いフィルムが介在する。一方、機構上ヒータ
ーサーミスタは定着部分と離れた部分に取り付けられる
のが一般的である。従ってヒーターサーミスタの出力は
厳密には定着部分の温度を現してはいない。そこでヒー
ターサーミスタの出力値と加圧ローラーサーミスタの出
力値から定着部分の温度を類推する方法が考えられる。
熱源であるヒーターからある距離離れた位置での温度が
その距離の線形関数と仮定すれば、定着部分の温度は以
下の式で表すことが可能である。
【００２１】 Ｔ（ｔ）＝（ａ×Ｔa （ｔ））＋（ｂ×Ｔc （ｔ））・・・・（式−３） ここに、ａ，ｂ＞０なる整数 Ｔa （ｔ）はヒーターサーミスタの出力値を温度に変換
した値でヒーターに電力供給し始めてからの時間ｔの関
数。
した値でヒーターに電力供給し始めてからの時間ｔの関
数。
【００２２】ｔc （ｔ）は加圧ローラーサーミスタの出
力値を温度に変換した値でヒーターに電力供給し始めて
からの時間ｔの関数。
力値を温度に変換した値でヒーターに電力供給し始めて
からの時間ｔの関数。
【００２３】この式を変換すると、 Ｔa （ｔ）＝｛Ｔ（ｔ）−（ｂ×Ｔc （ｔ））｝÷ａ・・・・（式−４） さて、上式（式−４）のＴ（ｔ）をトナー材質、加圧ロ
ーラーの圧力等の定着性に影響を与える条件から最適な
値に設定し、その設定した値を定数（Ｔ0 ）とすれば
（式−４）は以下のようになる。
ーラーの圧力等の定着性に影響を与える条件から最適な
値に設定し、その設定した値を定数（Ｔ0 ）とすれば
（式−４）は以下のようになる。
【００２４】 Ｔa （ｔ）＝｛Ｔ0 −（ｂ×Ｔc （ｔ））｝÷ａ・・・・（式−５） 上式（式−５）を満たすようにヒーターの温度をコント
ロールしてやればよい。そのヒーターの目標温度はＴc
（ｔ）の関数であるから当然時間の関数となる。これを
Ｔa0（ｔ）と表す。Ｔa0（ｔ）はＴc （ｔ）が増加すれ
ば減少するが環境温度を表すと考えられる加圧ローラー
サーミスタの温度が所定温度以下であれば、Ｓ００６に
てヒーター目標温度を高めに設定しているので実際のヒ
ーター温度Ｔa （ｔ）は必要なヒーター目標温度Ｔ
a0（ｔ）より高くなる。つまり環境温度が低いときはそ
れに応じてヒーターの温度を高くコントロールでき冷え
た記録紙により熱を奪われる熱を補填することができ
る。
ロールしてやればよい。そのヒーターの目標温度はＴc
（ｔ）の関数であるから当然時間の関数となる。これを
Ｔa0（ｔ）と表す。Ｔa0（ｔ）はＴc （ｔ）が増加すれ
ば減少するが環境温度を表すと考えられる加圧ローラー
サーミスタの温度が所定温度以下であれば、Ｓ００６に
てヒーター目標温度を高めに設定しているので実際のヒ
ーター温度Ｔa （ｔ）は必要なヒーター目標温度Ｔ
a0（ｔ）より高くなる。つまり環境温度が低いときはそ
れに応じてヒーターの温度を高くコントロールでき冷え
た記録紙により熱を奪われる熱を補填することができ
る。
【００２５】以上まとめるとＳ００８にて Ｔa （ｔ）＞Ｔa0（ｔ） かどうかの判定をし、Ｓ００７にては Ｔa （ｔ）＝ＴＨＴＧＴ０（あるいはＴＨＴＧＴ１） となるようにヒーター温度をコントロールする。
【００２６】Ｓ００８で定着可能になればＳ００９にて
記録紙を給紙しプリント終了するまでＳ０１０及びＳ０
１１をループする。プリント終了したらＳ００１に戻
り、次のプリント命令を待つ。
記録紙を給紙しプリント終了するまでＳ０１０及びＳ０
１１をループする。プリント終了したらＳ００１に戻
り、次のプリント命令を待つ。
【００２７】以上により、本発明の一実施例によるファ
クシミリ装置によれば、環境温度に応じて定着手段のヒ
ーターの温度を制御するので、環境温度が変化した場合
でも安定した定着性を確保する。
クシミリ装置によれば、環境温度に応じて定着手段のヒ
ーターの温度を制御するので、環境温度が変化した場合
でも安定した定着性を確保する。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環境温度によりヒーターの目標温度設定を可変にするこ
とにより、環境温度に影響されない安定した定着性を確
保することができる。
環境温度によりヒーターの目標温度設定を可変にするこ
とにより、環境温度に影響されない安定した定着性を確
保することができる。
【図１】本発明によるファクシミリ装置の一実施例にお
ける定着手段の制御構成を示すブロック図
ける定着手段の制御構成を示すブロック図
【図２】本発明によるファクシミリ装置の一実施例の制
御フローチャート
御フローチャート
Ｓ００１…プリンターコントローラーのスタンバイ及び
メインコントローラーからのプリント命令を待っている
ルーチン Ｓ００３…環境温度を表す加圧ローラーサーミスタの出
力を取り込むルーチン Ｓ００４…環境温度が所定値以下かどうかを判定するル
ーチン Ｓ００５及びＳ００６…ヒーター目標温度を設定するル
ーチン Ｓ００７及びＳ００８…温度コントロール及び定着可能
の判断ルーチン
メインコントローラーからのプリント命令を待っている
ルーチン Ｓ００３…環境温度を表す加圧ローラーサーミスタの出
力を取り込むルーチン Ｓ００４…環境温度が所定値以下かどうかを判定するル
ーチン Ｓ００５及びＳ００６…ヒーター目標温度を設定するル
ーチン Ｓ００７及びＳ００８…温度コントロール及び定着可能
の判断ルーチン
Claims (1)
- 【請求項１】 レーザービームを用いて画像を形成する
画像形成手段と、形成された画像を記録材に転写する転
写手段と、転写画像を定着する定着手段と、該定着手段
の温度をコントロールする温度コントロール手段を有す
るレーザービームプリンター方式のファクシミリ装置に
おいて、 該定着手段におけるヒーターの目標コントロール温度を
環境温度により可変にすることを特徴とするファクシミ
リ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6206409A JPH0879476A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6206409A JPH0879476A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0879476A true JPH0879476A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16522893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6206409A Pending JPH0879476A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0879476A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5918087A (en) * | 1996-07-19 | 1999-06-29 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
| JP2009234103A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Noritsu Koki Co Ltd | インクジェットプリンタ及びその制御方法 |
| JP2013109324A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-06-06 | Canon Inc | 画像加熱装置 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP6206409A patent/JPH0879476A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5918087A (en) * | 1996-07-19 | 1999-06-29 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
| JP2009234103A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Noritsu Koki Co Ltd | インクジェットプリンタ及びその制御方法 |
| JP2013109324A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-06-06 | Canon Inc | 画像加熱装置 |
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