JPH0877367A - 画像処理プロセッサおよびそれを用いた画像データ処理装置 - Google Patents

画像処理プロセッサおよびそれを用いた画像データ処理装置

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JPH0877367A
JPH0877367A JP6210923A JP21092394A JPH0877367A JP H0877367 A JPH0877367 A JP H0877367A JP 6210923 A JP6210923 A JP 6210923A JP 21092394 A JP21092394 A JP 21092394A JP H0877367 A JPH0877367 A JP H0877367A
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JP
Japan
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pixel data
processing
block
memory
command
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JP6210923A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nakatsuka
康弘 中塚
Keisuke Nakajima
啓介 中島
Shigeru Matsuo
松尾  茂
Masahisa Narita
正久 成田
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to US08/498,055 priority patent/US5748202A/en
Priority to CN95106480A priority patent/CN1111836C/zh
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Priority to US08/956,113 priority patent/US6084599A/en
Priority to US09/482,642 priority patent/US6356269B1/en
Priority to US10/054,862 priority patent/US6731291B2/en
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  • Image Generation (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリスループットを増加させずに高性能な描
画を実現する。 【構成】一旦フェッチしたブロックに対して実行可能な
画素発生を各行のラスタ展開順に拘わらず先行して実行
することにより、当該ブロックの読み込みが複数回行わ
れるのを防ぎ、メモリスループットを向上させる。 【効果】メモリアクセスの回数を極力抑えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機,データ処理装置
等の演算結果を表示装置,出力装置等に出力するための
画像処理装置に係り、特に、メモリ装置と画像処理装置
との間のデータ転送量を最小化する描画装置または描画
プロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】メモリ装置と画像処理装置との間の画像
データを画素の集合であるブロック単位に描画処理する
ものがアイ・イー・イー・イー,コンピュータグラフィ
ックスアンド アプリケーション(IEEE,Conputer Grap
hics and Aplication)1987年3月号24頁から32
頁のAndy Goris et.al.「A Configurable Pixel Cachef
or Fast Image Generation」に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、画素データをブロック単位にオンデマンドでピクセ
ルキャッシュに取り込み、描画を実行処理するので、ブ
ロック単位内でのプリフェッチの効果しか得られない。
【0004】ブロックとブロックの境界をまたいで描画
処理する場合であっても、画素データの発生は一般的な
ラスタライズ方式のため、次のブロックのプリフェッチ
を開始する。従って、ピクセルキャッシュの容量が小さ
いと、次のブロックのプリフェッチによって、前のブロ
ックを一度ピクセルキャッシュから追い出して、ラスタ
ライズによって再度アクセスしなければならず、メモリ
アクセスが頻繁に行われるという問題が生じる。
【0005】特に、三角形の塗りつぶし処理等において
は、画素データを2次元的に発生し処理しなければなら
ないのに、メモリアクセスは1次元的に行われるため、
近傍の画素データを描画処理する場合でも、上述のよう
にプリフェッチしたデータを活用できず無駄なメモリア
クセスを必要とする。つまり、余分なメモリバンド幅を
必要とする。
【0006】さらに、グラフィックスのアーキテクチャ
として、メインメモリ内に描画処理用のメモリ領域を配
置するものでは、メモリバンド幅の確保を十分に行わな
ければならず、メモリの効率的な活用が図れないという
問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を考慮した本発
明の特徴は、メモリからアクセスされた画素データをブ
ロック単位に保持するブロックバッファのそれぞれの行
ごとの画素データの処理状態に基づいて、画像処理に関
するコマンドを実行して画素データの処理を行うことに
ある。
【0008】さらに、処理すべき画素データの処理状態
情報に基づいて、次に処理すべき画素データを特定する
ことを特徴とする。
【0009】さらに、描画に関する処理を示すコマンド
を保持するコマンドバッファと,メモリに保持されてい
る画素データをブロック単位にアクセスし、保持するブ
ロックバッファと,上記コマンドに基づいて上記ブロッ
クバッファの画素データの処理を実行し、上記ブロック
バッファのそれぞれの行ごとの境界の画素データの処理
状態を検出する画素データ処理部と,上記各行の境界の
画素データの処理状態を示す処理状態情報を保持する状
態レジスタとを有し、上記コマンドと上記処理状態情報
に基づいてブロック内の画素データの処理を実行するこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は、ブロックバッファの画素データの処
理状態に基づいて画像処理に関するコマンドを実行して
画素データの処理を行うので、ラスタ展開の順序によら
ずブロック単位の画素データすべてを処理でき、メモリ
と画像処理プロセッサとのアクセス回数を減らし、高速
な画像処理,描画処理が可能になる。
【0011】本発明は、処理すべき画素データの処理状
態情報に基づいて、次に処理すべき画素データを特定す
るので、ラスタ展開の順序によらずブロック単位の画素
データすべてを処理でき、メモリと画像処理プロセッサ
とのアクセス回数を減らし、高速な画像処理,描画処理
が可能になる。
【0012】本発明は、処理すべき画素データの処理状
態情報をブロック内の行単位ごとに保持するので、状態
レジスタの容量を小さくでき、次に処理すべき画素デー
タを特定することができる。
【0013】本発明は、処理すべき画素データの処理状
態情報を他のブロックとの境界の画素データごとに保持
するので、状態レジスタの容量を小さくでき、次に処理
すべき画素データを特定することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により詳細に説明
する。
【0015】図1は本発明による描画処理の概要を示し
たものである。
【0016】描画領域2100は2次元的に配置された
連続アドレスからなるブロック2110,2120,213
0,2140等から構成されている。
【0017】本実施例では一つのブロックは横4縦4の
計16の画素データが格納されるサイズを仮定してい
る。
【0018】各画素データのアドレスは1410,14
20に示したように1行目の4画素データの次に2行目
の4画素データが引き続き、4行目の4画素データの後
に右隣のブロックの1行目が続く。
【0019】描画領域内のブロックの1つであるブロッ
ク2110はその写しがブロックバッファ1400の中
の記憶領域1410に取り込まれ、ここで描画される。
【0020】その間に次に描画されるべき右隣のブロッ
ク2120がブロックバッファ1400の中の記憶領域14
20に取り込まれる。
【0021】図中丸でかこったアドレスは画素データを
表し、点線の丸は非描画画素データ、実線の丸は描画画
素データ,ハッチングのかかった丸は描画済みの画素デ
ータを表している。
【0022】図1に示した三角形を描画する場合、最初
にx00,x01の画素データを発生し、ここでこの行
に関する描画は終了するので、次に2行目の画素データ
x05,x06,x07を発生する。
【0023】通常のラスタ展開では次にx14の画素デ
ータを発生するが、この画素データは2120のブロッ
クの画素データなので、未だ記憶領域1420に取り込
まれていない。
【0024】そこで本発明ではx14の画素データ発生
を一時的に中断し、それ以外に現在発生可能な画素デー
タx09の処理に移行する。図面はこれに引き続きx0
aまで描画した状態を示しているが、この行の描画もx
18を発生するところで中断されx0eの行の処理に移
る。
【0025】このようにしてブロック2110のブロッ
クの写しが記憶領域1410に生成されるので、発生す
べき画素データはすべて発生される。
【0026】ブロック2110の写し記憶領域1410
に発生可能な画素データが無くなると、次に右隣のブロ
ック2120の描画に取り掛かる。この時点でブロック
2120の写しは記憶領域1420へ取り込まれており、先
程中断されたx14の描画が実行される。
【0027】それと同時に処理が終了したブロック21
10の写し記憶領域1410がブロック2110へ書き
戻され始める。
【0028】ブロック2120の写し記憶領域1420
に関してはx14の画素データ発生後、2行目の処理が
終了するので、次に発生可能な画素データ、即ち、中断
されていたx18の処理を再開する。
【0029】このようにして、記憶領域1420に関し
ても発生可能な画素データx18〜x1fが発生され
る。
【0030】この間先程と同様に、ブロック2130の
写しがブロックバッファ1400の中の適切な位置に格
納される。
【0031】ブロックバッファ1400の中の記憶場所
が2箇所の場合、この適切な場所とは、すでに書き戻し
の終了した記憶領域1410になる。結局、ブロック21
10は1回読まれ、1回書かれただけであり、メモリトラ
フィック量が最小レベルに押さえられたと言う事にな
る。
【0032】図2は本発明による描画装置の全体ブロッ
ク図の1例を示したものである。
【0033】描画領域2100は記憶装置2000の中
に存在し、ブロックバッファ1400は画素データ発生部1
000の中に存在する。画素データ処理装置1000は
描画の指示をするコマンドが格納されるコマンドバッフ
ァ1100,ブロックバッファ1400に対し画素デー
タを発生する画素データ処理部1200、及び、各ブロ
ック・各行の状態を保持する描画状態レジスタ1300
をも内蔵する。
【0034】次に図3と図4を用いて各行の描画状態の
制御方法について説明する。
【0035】図3は図1で示したのと同じ状態のものを
より詳細に示したものである。
【0036】ここでは、三角形の描画について説明す
る。
【0037】コマンドバッファ1100には三角形を描
画すべきことを示す三角形描画コマンド1110が格納
され、現在これを実行している。
【0038】画素データ処理部1200はこのコマンド
を各行の描画指示へと分解し、ブロックバッファ内の記
憶領域1410に対し作用を及ぼす。図に示した状態で
はブロックバッファ内の記憶領域1410の1行目14
11に対応する状態レジスタ1311はこの行の処理が
終了していることを示している。
【0039】同様に、記憶領域1410の2行目141
2の状態1312はこの行の処理がブロック境界に差し
かかったために中断状態にあることを示している。記憶
領域1410の3行目1413の状態1313はこの行
の処理が実行中であること、記憶領域1410の4行目
1414の状態1314はこの行の処理が開始されてお
らずかつ開始されるべきものかどうかの判定もなされて
いない状態であることが示されている。記憶領域141
0の4行目1414の状態1314は三角形描画コマン
ド1110の解析結果がこの行を処理すべきことを示し
たときに実行待ち状態へと遷移する。
【0040】描画状態レジスタ1300にはこれら各行
の状態を表すレジスタ1310以外にブロックで共通、
あるいは三角形で共通の状態を保持するレジスタ132
0もある。
【0041】図4はこれらのレジスタの内容を説明する
ための状態の一例である。レジスタ1310の項目とし
ては現在の描画位置(X,Y),現在の奥行き情報
(Z),現在の色(R,G,B)、及び現在の描画状況
(Flag)が記録される。描画状況としては終了,中断,
実行中,実行待ち,未定の5種類考えられる。レジスタ
1320の内容としては三角形内の各行の始点情報を求
めるための値(Xs,Ys,Zs,Rs,Gs,Bs,
delta−Y )、や三角形内の各要素の画素データ単位の
変化分が記録される。
【0042】さて、このようなブロック単位の描画にお
いて、ブロックの左から始まる描画は左のブロックを実
行した後でないと次のブロックの描画処理ができない場
合がある。
【0043】もし、三角形の各行の始点が行ごとに左に
ずれてブロックの左端をはみ出したときにはその時点で
左側のブロックを読み込んで、そのブロックから処理を
開始しなければならない、という問題が生じる。
【0044】そこで、以下に上述の問題点の解決策の一
例を説明する。
【0045】本発明では、三角形描画コマンド1110
を各行の描画コマンドへと展開する際に、画素データの
処理順序を特定することで上述の問題点が解決される。
【0046】図5に、その手順を示す。
【0047】(a)のケースは最左点が最上点でもある
場合である。
【0048】このケースでは上から下へ向かって描画す
れば、各行の開始点が各ブロックの左端からはみ出すこ
とはない。これは上辺が水平線である場合でも同じであ
る。
【0049】(b)のケースは最左点が最下点でもある
場合である。
【0050】このケースでは逆に下から上に向かって描
画すれば、各行の開始点が各ブロックの左端からはみ出
すことはない。これは下辺が水平線である場合でも同じ
である。
【0051】(c)は(a)でも(b)でもないケース
である。
【0052】この場合には三角形を最左点を通る水平線
で上下に2分割すれば(a)および(b)のケースとな
る。分割された図形はやはり三角形であるので通常の三
角形描画アルゴリズムで描画可能である。
【0053】図6は図5の三角形分割方式をより一般化
した場合の説明図である。
【0054】三角形描画コマンド1110は頂点P0,
P1,P2の三角形を描画することを指示している。こ
こで、P0,P1,P2は各頂点の座標情報と色情報か
らなっている。
【0055】三角形塗りつぶしのための各ラスタの描画
は始点Psと終点Peを与えて実行させる。この時、図
6(1)(2)どちらの場合でも、PsまたはPeの発
生方法はP1の上下で異なる。したがって、ここではP
1の上下で三角形を分割することを考える。
【0056】このようにすれば、図5(c)の状況は自
然に解消される。分割によって新たに生じる頂点P3の
座標は図6に記載した数式によって求められる。
【0057】図7は三角形描画コマンド1110がどの
ようにして分割されて行くかを示したものである。各頂
点はソータ1210でY方向に並べ替えられ、コマンド
1120に変換される。コマンド1120は三角形分割器1
220にて2つの三角形描画コマンド1130へ変換さ
れる。この変換において、最上点でも最下点でもない頂
点(ここではP1)が存在する場合に限り、新しい頂点
P3を発生して三角形を分割する。
【0058】図8は分割された三角形描画コマンド11
30の描画開始点と描画方向を決定する方式を示してい
る。描画開始点1150は最左点検出器1230によっ
て求められる。これと並行して三角形の最上点のY座標
1140も求められる。
【0059】この三角形の最上点のY座標1140と先
に求まった描画開始点1150のY座標が比較器125
0にて比較される。結果として得られる描画方向116
0は三角形の最上点のY座標1140と描画開始点11
50のY座標が等しいときには下向き、等しくないとき
には上向きの描画となる。
【0060】図9はブロック内部の描画状態を示すレジ
スタ1310の初期設定方式を示している。レジスタ1
310は三角形の第1点目の描画または該当するブロッ
クがカバーする複数の行集合に対する第1点目の描画の
時に行われる。
【0061】この時初期化器1261はブロックないY
座標1263,レジスタ1310をリセットする。レジ
スタ1310の状態フラグはすべて未定状態をさすよう
になる。
【0062】次に三角形の描画が開始されるが、この時
はラスタオペレーション発生器1262が各行に対して開始
点Ps、及び、終了点Peをセットする。1行セットす
る度にカウンタ1263によって行アドレスを更新す
る。状態フラグは待ち状態が設定される。ラスタオペレ
ーション発生器1262が動作を終了した時点で未定状
態のまま残った行があればこれは終了状態へと移行させ
る。
【0063】図10は描画状態の制御を行う仕組みを示
している。
【0064】カウンタ1271は現在処理中の行を示し
ている。行の処理終了後に描画方向にしたがってインク
リメントまたはデクリメントされる。実行中の行に対応
するレジスタ1313からは描画終了座標Xe1273
が読みだされ、現在描画中の画素データ座標1272と
比較器1274を用いて比較される。描画中の画素デー
タ座標1272が描画終了座標Xe1273と等しけれ
ば、この行の描画処理は終了する。本発明ではこの比較
器に加えて、ブロック境界判定器1275を持ち、描画
中の画素データ座標1272がブロックの境界にあるか
どうかを判定する。
【0065】本実施例ではブロック境界アドレスはx0
3,x07,x0b,x0fであるから、アドレスの下
2桁が1であることを判定するだけで良い。比較器12
74とブロック境界判定器1275の出力は状態発生器
1276に入力され、次の実行状態を制御する。
【0066】次の画素データもブロック内にあって、実
行可能であるときには画素データ発生器1277の処理
を続行し、また、横方向座標1272も更新する。次の
画素データがブロック外、または、実行終了の場合には
その旨をレジスタ1313に設定し、行カウンタ127
1を更新して次の行の処理に移行する。
【0067】次に、図11から図14を用いてブロック
取り込みの効率化について説明する。
【0068】図11は図1よりも更に描画が進み、ブロ
ック2120の処理を行っている状態を表している。ブ
ロック2120の処理が始まると同時に描画が完了した
ブロック2110は書き戻されるが、ちょうど書き戻し
が終了した瞬間の状態であると仮定している。
【0069】三角形の1行目はブロック2110の処理
を行ったときに既に終了状態になっている(131
1)。2行目は現在進行中のブロック2120の処理に
於て終了状態になった(1312)。3行目は実行中
(1313)、4行目は実行待ち状態にある(131
4)。この場合、右隣のブロック2130の内、描画す
べき画素データが含まれるのは3行目と4行目のものの
みであるので、これらの行のみ先取りする。
【0070】図12はこれを実行するための方式を示し
ている。ブロック2130に対するアドレス1282は
アドレス発生器1281により生成される。この時、レ
ジスタ1310の対応する状態フラグ1283が読みだ
され、比較器1284に入力される。比較器1284は
状態フラグ1283が終了状態を示しているかどうかを
判定し、終了状態でないときに限りフェッチアドレス1
285を送出する。
【0071】図13は直前に処理したブロックが左隣で
なかった場合の例を示している。この場合、このブロッ
ク自体の取り込みから処理を開始しなければならない。
最初に発生すべき画素データの位置と図5で説明した描
画方向があらかじめわかっている。
【0072】図13(a)は最初に発生すべき画素デー
タの位置がx05,描画方向が下向きの場合であり、2
115で示された部分のみを先取りする。
【0073】図13(b)は最初に発生すべき画素デー
タの位置がx09、描画方向が上向きの場合であり、2
116で示された部分のみを先取りする。
【0074】図13(c)は最初に発生すべき画素デー
タの位置がx05、描画方向が上下両方の場合であり、
2117で示された部分のみを先取りする。
【0075】図14はこれを実行するための方式を示し
ている。ブロックに対するアドレス1282がアドレス
発生器1281により生成されるのは図12のとおりで
ある。1282のx座標は比較器1286で、1282
のY座標は比較器1287で比較され、これらの比較結
果を1288で纏めて、フェッチすべきアドレス1285を
送出する。
【0076】図15は本発明をグラフィックマイクロプ
ロセッサに適応した場合のブロック図を示している。シ
ングルチップマイクロプロセッサ7000はその中に中
央演算処理ユニット3000,ラスタライズユニット4
000,バスコントロールユニット5000、及び、デ
ィスプレイユニット6000を内蔵している。記憶領域
2000は専用バスでシングルチップマイクロプロセッ
サ7000内のバスコントロールユニット5000に接
続され、このバスコントロールユニット5000を中心とし
て、中央演算処理ユニット3000,ラスタライズユニ
ット4000、及び、ディスプレイユニット6000と
データの交換が可能な構成となっている。ディスプレイ
ユニット6000は記憶領域2000の中の描画領域2
100からデータを読みだし、表示装置への信号を作り
だす。ラスタライズユニット4000は本発明の画素データ
処理装置1000を含んでいる。中央演算処理ユニット
3000ではアプリケーションプログラムが実行され、
その結果として描画コマンド1110がラスタライズユ
ニット4000に渡される。これはバスコントロールユ
ニット5000を介さずに直接ラスタライズユニット4
000に渡される。描画時はラスタライズユニット40
00が、バスコントロールユニット5000を介して記憶装
置2000にアクセスする。
【0077】図16は本発明を用いない場合の描画手順
を示している。描画はブロック境界に拘わりなく、行単
位で行われるため、最悪25回のブロックアクセスが発
生する。ブロックアクセスが発生する度にメモリのロー
アドレスが変更されるため、性能が低下すると共に、メ
モリへのトラフィックも増大する。
【0078】図17はこのような構成で描画したときの
タイムチャートを示している。ブロック2110,21
20,2130,2140の1行目を描画するだけで4
回のアドレス切り換えが発生し、また、オンデマンドで
ブロックの読み込みを実行するため、ブロックを読み込
む前に、読み込み先に保持されている書き込み済みブロ
ックを書き戻さなければならない。
【0079】図18は本発明による描画手順を示してい
る。各ブロック内部の画素データは行の展開順とは独立
して、ブロック内を優先して発生される。この場合のブ
ロックへのアクセス回数は7回である。
【0080】図19は本発明のタイムチャートを示して
いる。ブロック2110,2120,2130,214
0の各行を描画するためのブロック切り換えは4回だけ
である。また、先行フェッチ制御を行うため、描画済み
ブロックの書き戻しの前にブロックを読み込むことがで
きるため、図19に示したパイプライン実行が可能とな
る。
【0081】
【発明の効果】一旦フェッチしたブロックに対して実行
可能な画素デ−タ発生を各行のラスタ展開順に拘わらず
先行して実行することにより、当該ブロックの読み込み
が複数回行われるのを防ぎ、メモリスループットを向上
させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブロック内を優先的に描画する方
式の概念図。
【図2】全体ブロック図。
【図3】各行の状態制御方式。
【図4】各行の状態を表すレジスタの内容。
【図5】描画方向を決定する条件の説明。
【図6】三角形分割の具体例。
【図7】三角形分割アルゴリズム。
【図8】描画方向決定アルゴリズム。
【図9】状態レジスタの初期設定方式。
【図10】状態レジスタ設定方式。
【図11】右ブロック各行のフェッチ方式。
【図12】右ブロックフェッチアドレス制御方式。
【図13】描画開始時におけるフェッチ方式。
【図14】描画開始時におけるフェッチアドレス制御方
式。
【図15】全体システム構成。
【図16】従来描画方式。
【図17】従来タイムチャート。
【図18】本発明による描画方式。
【図19】本発明によるタイムチャート。
【符号の説明】
1000…画素データ処理装置、1100…コマンドバ
ッファ、1110…描画コマンド(例えば、三角形描画
コマンド)、1200…画素データ処理部、1300…
描画状態レジスタ、1310…行ごとの状態レジスタ、
1311…1行目の状態レジスタ、1312…2行目の
状態レジスタ、1313…3行目の状態レジスタ、13
14…4行目の状態レジスタ、1320…ブロックの状
態レジスタ、1400…ブロックバッファ、1410,
1420…ブロックバッファ内の記憶領域、2000…
記憶装置、2100…描画領域、2110,2120,
2130,2140…描画領域内のブロック、2131
…ブロック1行目、2132…ブロック2行目、2133…
ブロック3行目、2134…ブロック4行目、2115
…右下サブブロック、2116…右上サブブロック、2
117…右サブブロック、3000…中央演算処理ユニ
ット、4000…ラスタライズユニット、5000…バ
スコントロールユニット、6000…ディスプレイユニ
ット、7000…シングルチップマイクロプロセッサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 茂 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 成田 正久 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリからアクセスされた画素データをブ
    ロック単位に保持するブロックバッファのそれぞれの行
    ごとの画素データの処理状態に基づいて、画像処理に関
    するコマンドを実行して画素データの処理を行うことを
    特徴とする画像データ処理プロセッサ。
  2. 【請求項2】メモリからアクセスされた画素データをブ
    ロック単位に保持するブロックバッファの処理すべき画
    素データの処理状態に基づいて、次に処理すべき画素デ
    ータを特定することを特徴とする。
  3. 【請求項3】描画に関する処理を示すコマンドを保持す
    るコマンドバッファと、 メモリに保持されている画素データをブロック単位にア
    クセスし、保持するブロックバッファと、 上記コマンドに基づいて上記ブロックバッファの画素デ
    ータの処理を実行し、上記ブロックバッファのそれぞれ
    の行ごとの画素データの処理状態を検出する画素データ
    処理部と、 上記各行の画素データの処理状態を示す処理状態情報を
    保持する状態レジスタとを有し、 上記コマンドと上記処理状態情報に基づいてブロック内
    の画素データの処理を実行することを特徴とする画像デ
    ータ処理プロセッサ。
  4. 【請求項4】請求項3において、 上記処理状態情報は、上記各行の境界の画素データの処
    理状態であることを特徴とする画像データ処理プロセッ
    サ。
  5. 【請求項5】請求項3または4において、 上記処理状態情報に基づいて、次に処理すべき画素デー
    タを特定することを特徴とする画像データ処理プロセッ
    サ。
  6. 【請求項6】画素データを保持するメモリと、 上記メモリからアクセスされた画素データをブロック単
    位に保持するブロックバッファのそれぞれの行ごとの画
    素データの処理状態に基づいて、画像処理に関するコマ
    ンドを実行して画素データの処理を行い、上記メモリに
    書き込み、上記メモリに保持された画素データを出力す
    るための制御を行う画像データ処理プロセッサと、 上記メモリに保持されている画素データを出力表示する
    出力表示装置とを有することを特徴とする画像データ処
    理装置。
  7. 【請求項7】画素データを保持するメモリと、 上記メモリからアクセスされた画素データをブロック単
    位に保持するブロックバッファの処理すべき画素データ
    の処理状態に基づいて次に処理すべき画素データを特定
    し、画像処理に関するコマンドを実行して上記画素デー
    タの処理を行い、上記メモリに書き込み、上記メモリに
    保持された画素データを出力するための制御を行う画像
    データ処理プロセッサと、 上記メモリに保持されている画素データを出力表示する
    出力表示装置とを有することを特徴とする画像データ処
    理装置。
  8. 【請求項8】画素データを保持するメモリと、 描画に関する処理を示すコマンドを保持するコマンドバ
    ッファと,上記メモリに保持されている画素データをブ
    ロック単位にアクセスし、保持するブロックバッファ
    と,上記画素データの処理状態を示す処理状態情報を保
    持する状態レジスタと,上記コマンドと上記処理状態情
    報に基づいてブロック内の画素データの処理を実行,上
    記コマンドバッファの画素データの処理によって処理状
    態情報を更新する画像データ処理プロセッサと、 上記メモリに保持されている画素データを出力表示する
    出力表示装置とを有することを特徴とする画像データ処
    理装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、 上記処理状態情報は、上記各行の境界の画素データの処
    理状態であることを特徴とする画像データ処理装置。
  10. 【請求項10】請求項8または9において、 上記処理状態情報に基づいて、次に処理すべき画素デー
    タを特定することを特徴とする画像データ処理装置。
JP6210923A 1994-07-08 1994-09-05 画像処理プロセッサおよびそれを用いた画像データ処理装置 Pending JPH0877367A (ja)

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TW084105391A TW304254B (ja) 1994-07-08 1995-05-27
KR1019950019383A KR100378425B1 (ko) 1994-07-08 1995-07-04 화상처리장치및그것을사용한시스템
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KR1020020036900A KR100393842B1 (ko) 1994-07-08 2002-06-28 도형묘화장치
KR1020020036902A KR100417901B1 (ko) 1994-07-08 2002-06-28 화상처리시스템
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006209651A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Mitsubishi Electric Corp グラフィクスハードウェア

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