JPH0871791A - 非磁性鋼用自動溶接設備 - Google Patents
非磁性鋼用自動溶接設備Info
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- JPH0871791A JPH0871791A JP6213094A JP21309494A JPH0871791A JP H0871791 A JPH0871791 A JP H0871791A JP 6213094 A JP6213094 A JP 6213094A JP 21309494 A JP21309494 A JP 21309494A JP H0871791 A JPH0871791 A JP H0871791A
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- Japan
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- welding
- traveling rail
- supports
- vacuum
- magnetic steel
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- Pending
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マグネットが使用できない非磁性鋼の溶接作
業を自動化する。 【構成】 溶接線Ｌに沿って平行に設置される走行レー
ル３に一定間隔毎に支柱２を垂設するとともに、これら
支柱２の下端部に、非磁性鋼製の管構成部材Ｐａの表面
に吸着可能な真空吸着パッド３をそれぞれ取り付け、前
記走行レール３に案内されて移動自在な溶接台車11を配
置し、この溶接台車11に溶接トーチ16ａにより溶接線Ｌ
を溶接可能なウィーバー１６を搭載した。
業を自動化する。 【構成】 溶接線Ｌに沿って平行に設置される走行レー
ル３に一定間隔毎に支柱２を垂設するとともに、これら
支柱２の下端部に、非磁性鋼製の管構成部材Ｐａの表面
に吸着可能な真空吸着パッド３をそれぞれ取り付け、前
記走行レール３に案内されて移動自在な溶接台車11を配
置し、この溶接台車11に溶接トーチ16ａにより溶接線Ｌ
を溶接可能なウィーバー１６を搭載した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば現場組立を行
うような非磁性鋼製部材に対して、自動的に溶接するレ
ール走行式の非磁性鋼用自動溶接設備に関する。
うような非磁性鋼製部材に対して、自動的に溶接するレ
ール走行式の非磁性鋼用自動溶接設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、たとえば図４に示すダム放流設備
の放流管Ｐは、耐腐食性を考慮してステンレスグラッド
鋼（４０〜８０ｔ：ステンレス３ｔ）を使用している。
そして、工場内での部分製作および仮組立を終えた後、
据付現場で総組立され、被覆棒を用いる手溶接またはガ
スシール溶接が施工されて管構成部材Ｐａが周方向およ
び軸心方向に沿う溶接線Ｌに沿って溶接接合され、放水
管Ｐが据え付けられる。
の放流管Ｐは、耐腐食性を考慮してステンレスグラッド
鋼（４０〜８０ｔ：ステンレス３ｔ）を使用している。
そして、工場内での部分製作および仮組立を終えた後、
据付現場で総組立され、被覆棒を用いる手溶接またはガ
スシール溶接が施工されて管構成部材Ｐａが周方向およ
び軸心方向に沿う溶接線Ｌに沿って溶接接合され、放水
管Ｐが据え付けられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】通常、現場溶接におい
て，施工される溶接箇所が広範囲である場合では、溶接
機を自動走行させる自動溶接機を使用することが推進さ
れている。この場合、溶接機のセッティングや走行レー
ルの固定手段として、通常マグネットが使用されてい
る。しかし、放水管Ｐは内面がステンレス鋼であるた
め、セッティング用マグネットが使用できず、自動化が
遅れる原因となっていた。
て，施工される溶接箇所が広範囲である場合では、溶接
機を自動走行させる自動溶接機を使用することが推進さ
れている。この場合、溶接機のセッティングや走行レー
ルの固定手段として、通常マグネットが使用されてい
る。しかし、放水管Ｐは内面がステンレス鋼であるた
め、セッティング用マグネットが使用できず、自動化が
遅れる原因となっていた。
【０００４】本発明は、上記問題点を解決して、マグネ
ットが使用できない非磁性鋼であっても、溶接作業の自
動化を推進できる非磁性鋼用自動溶接設備を提供するこ
とを目的とする。
ットが使用できない非磁性鋼であっても、溶接作業の自
動化を推進できる非磁性鋼用自動溶接設備を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明に係る非磁性鋼用自動溶接設備は、溶接線に
沿って平行に設置される走行レールに一定間隔毎に支柱
を垂設するとともに、これら支柱の下端部に、被溶接材
の表面に吸着可能な吸着パッドをそれぞれ取り付け、前
記走行レールに案内されて移動自在な溶接台車を配置
し、この溶接台車に溶接線を溶接可能な溶接機を搭載し
たものである。
めに本発明に係る非磁性鋼用自動溶接設備は、溶接線に
沿って平行に設置される走行レールに一定間隔毎に支柱
を垂設するとともに、これら支柱の下端部に、被溶接材
の表面に吸着可能な吸着パッドをそれぞれ取り付け、前
記走行レールに案内されて移動自在な溶接台車を配置
し、この溶接台車に溶接線を溶接可能な溶接機を搭載し
たものである。
【０００６】
【作用】上記構成において、被溶接材がマグネットによ
る吸着が不可能な非磁性鋼であっても、吸着パッドによ
り、支柱を介して走行レールを強固に被溶接材に固定す
ることができる。したがって、溶接台車を安定して移動
させて、溶接機により溶接線を自動的に溶接することが
でき、自動化を推進することができて現場据付作業を能
率よく行うことができる。
る吸着が不可能な非磁性鋼であっても、吸着パッドによ
り、支柱を介して走行レールを強固に被溶接材に固定す
ることができる。したがって、溶接台車を安定して移動
させて、溶接機により溶接線を自動的に溶接することが
でき、自動化を推進することができて現場据付作業を能
率よく行うことができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明に係る非磁性鋼用自動溶接設備
の一実施例を図１〜図３に基づいて説明する。
の一実施例を図１〜図３に基づいて説明する。
【０００８】１は溶接線Ｌに沿って設置される走行レー
ルで、長さ方向一定間隔、たとえば５０ｃｍ毎にねじ付
支柱２が垂設固定され、支柱２の先端部に取り付けられ
た真空吸着パッド３が管構成部材Ｐａの内面に吸着固定
されて走行レール１が支持されている。この真空吸着パ
ッド３は、フッ素ゴム製で５．５ｋｇ／ｃｍ2 の負圧に
耐えることができるとともに、耐熱温度が−１０〜２３
０℃である。また側面の管構成部材Ｐａで３４ｋｇ／ｃ
ｍ2 の荷重に対応できるとともに、天井面の管構成部材
Ｐａで４３ｋｇ／ｃｍ2 の荷重に対応できるように構成
され、さらに管構成部材Ｐａの吸着面の表面あらさは、
２５−Ｓ以上の中仕上げ程度以上に仕上げられている。
ルで、長さ方向一定間隔、たとえば５０ｃｍ毎にねじ付
支柱２が垂設固定され、支柱２の先端部に取り付けられ
た真空吸着パッド３が管構成部材Ｐａの内面に吸着固定
されて走行レール１が支持されている。この真空吸着パ
ッド３は、フッ素ゴム製で５．５ｋｇ／ｃｍ2 の負圧に
耐えることができるとともに、耐熱温度が−１０〜２３
０℃である。また側面の管構成部材Ｐａで３４ｋｇ／ｃ
ｍ2 の荷重に対応できるとともに、天井面の管構成部材
Ｐａで４３ｋｇ／ｃｍ2 の荷重に対応できるように構成
され、さらに管構成部材Ｐａの吸着面の表面あらさは、
２５−Ｓ以上の中仕上げ程度以上に仕上げられている。
【０００９】各真空吸着パッド３に接続される真空配管
は、コンプレッサー４からレギュレータ５が介在された
耐スパッターホース６を介して電磁弁７に接続され、こ
の電磁弁７に吸着物の離脱を瞬時に行うエアー制御用真
空破壊バルブ７ａと、真空度の設定および保持を行う真
空スイッチ７ｂと、エアサイレンサ７ｃとが装備されて
いる。そして、この電磁弁７に接続されたフィルタ８お
よび分配器９から真空ホース１０を介して真空吸着パッ
ド３に接続されている。
は、コンプレッサー４からレギュレータ５が介在された
耐スパッターホース６を介して電磁弁７に接続され、こ
の電磁弁７に吸着物の離脱を瞬時に行うエアー制御用真
空破壊バルブ７ａと、真空度の設定および保持を行う真
空スイッチ７ｂと、エアサイレンサ７ｃとが装備されて
いる。そして、この電磁弁７に接続されたフィルタ８お
よび分配器９から真空ホース１０を介して真空吸着パッ
ド３に接続されている。
【００１０】前記走行レール１には、左右両側で上下部
にそれぞれ４５度傾斜して形成されたガイド傾斜面１ａ
と、一側部で長さ方向に沿って取り付けられた走行用ラ
ック１ｂが設けられている。この走行レール１に案内さ
れる溶接台車１１には、底部にガイド傾斜面１ａにそれ
ぞれ当接する４個のガイドローラー１２が配置されると
ともに、走行モーター（図示せず）により回転駆動され
て走行用ラック１ｂに噛み合う走行用ピニオン１３が設
けられている。この溶接台車１１には２本のアーム１
４，１５を介して任意姿勢に調整可能なウィーバー（溶
接機）１６が支持され、溶接トーチ１６ａにより溶接線
Ｌに沿って溶接することができる。
にそれぞれ４５度傾斜して形成されたガイド傾斜面１ａ
と、一側部で長さ方向に沿って取り付けられた走行用ラ
ック１ｂが設けられている。この走行レール１に案内さ
れる溶接台車１１には、底部にガイド傾斜面１ａにそれ
ぞれ当接する４個のガイドローラー１２が配置されると
ともに、走行モーター（図示せず）により回転駆動され
て走行用ラック１ｂに噛み合う走行用ピニオン１３が設
けられている。この溶接台車１１には２本のアーム１
４，１５を介して任意姿勢に調整可能なウィーバー（溶
接機）１６が支持され、溶接トーチ１６ａにより溶接線
Ｌに沿って溶接することができる。
【００１１】図２は側面の管構成部材Ｐａを溶接する立
向姿勢の自動溶接状態を示し、図３は天井面の管構成部
材Ｐａを溶接する上向姿勢の自動溶接状態を示す。上記
構成によれば、走行レール１のセッティングに真空吸着
パッド３を使用したので、マグネットが使用できないス
テンレスグラッド鋼のような非磁性鋼であっても、走行
レールを確実に固定することができ、自動溶接機による
自動化を促進することができる。
向姿勢の自動溶接状態を示し、図３は天井面の管構成部
材Ｐａを溶接する上向姿勢の自動溶接状態を示す。上記
構成によれば、走行レール１のセッティングに真空吸着
パッド３を使用したので、マグネットが使用できないス
テンレスグラッド鋼のような非磁性鋼であっても、走行
レールを確実に固定することができ、自動溶接機による
自動化を促進することができる。
【００１２】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、被
溶接材がマグネットによる吸着が不可能な非磁性鋼であ
っても、吸着パッドにより、支柱を介して走行レールを
強固に被溶接材に固定することができる。したがって、
溶接台車を安定して移動させて、溶接機により溶接線を
自動的に溶接することができ、自動化を推進することが
できて現場据付作業を能率よく行うことができる。
溶接材がマグネットによる吸着が不可能な非磁性鋼であ
っても、吸着パッドにより、支柱を介して走行レールを
強固に被溶接材に固定することができる。したがって、
溶接台車を安定して移動させて、溶接機により溶接線を
自動的に溶接することができ、自動化を推進することが
できて現場据付作業を能率よく行うことができる。
【図１】本発明に係る非磁性鋼用自動溶接設備の一実施
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図２】立向き溶接作業を示す斜視図である。
【図３】上向き溶接作業を示す斜視図である。
【図４】（ａ）はダム放流設備の放流管を示す正面図、
（ｂ）は（ａ）に示すＡ−Ａ断面図である。
（ｂ）は（ａ）に示すＡ−Ａ断面図である。
【符号の説明】 １ 走行レール ２ 支柱 ３ 真空吸着パッド １１ 溶接台車 １２ ガイドローラー １３ 走行用ピニオン １４ アーム １５ アーム １６ ウィーバー（溶接機） １６ａ 溶接トーチ Ｌ 溶接線 Ｐａ 管構成部材（被溶接材）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横谷 一人 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 溶接線に沿って平行に設置される走行レ
ールに一定間隔毎に支柱を垂設するとともに、これら支
柱の下端部に、非溶接材の表面に吸着可能な吸着パッド
をそれぞれ取り付け、前記走行レールに案内されて移動
自在な溶接台車を配置し、この溶接台車に溶接線を溶接
可能な溶接機を搭載したことを特徴とする非磁性鋼用自
動溶接設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6213094A JPH0871791A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 非磁性鋼用自動溶接設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6213094A JPH0871791A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 非磁性鋼用自動溶接設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0871791A true JPH0871791A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16633468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6213094A Pending JPH0871791A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 非磁性鋼用自動溶接設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0871791A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0820833A1 (de) * | 1996-07-23 | 1998-01-28 | BERNDORF BAND GesmbH | Vorrichtung zum Ausschneiden und Einschweissen von Blechronden in ein Blech |
| WO2002032611A1 (fr) * | 2000-10-16 | 2002-04-25 | Kabushiki Kaisha Kokuho | Equipement de soudage de reproduction |
| KR20020041127A (ko) * | 2000-11-27 | 2002-06-01 | 이구택 | 연속강판 용접라인의 연결시트 자동공급장치 |
| JP2004141875A (ja) * | 2000-10-16 | 2004-05-20 | Kokuho:Kk | 溶接装置 |
| JP2008105101A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 溶接ロボット |
| KR100896400B1 (ko) * | 2008-10-21 | 2009-05-08 | 신창훈 | 회전 작업 시스템 |
| KR101399965B1 (ko) * | 2012-09-06 | 2014-05-27 | 삼성중공업 주식회사 | 용접 장치 |
| DE10197257B4 (de) * | 2001-07-18 | 2014-10-16 | Kabushiki Kaisha Kokuho | Kopierschweißvorrichtung |
| CN107877080A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-04-06 | 浙江钱江机器人有限公司 | 一种消音器焊接固定装置及其使用方法 |
| US20180299069A1 (en) * | 2015-10-12 | 2018-10-18 | Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co., Ltd. | Membrane assembly for welding membrane of membrane type storage tank and membrane welding device guide system including same |
| CN109664061A (zh) * | 2019-02-25 | 2019-04-23 | 重庆爱驰威汽车零部件有限公司 | 一种消音包焊接工装 |
| CN112045337A (zh) * | 2020-09-14 | 2020-12-08 | 中国船舶科学研究中心 | 一种吸盘底座 |
| CN114734120A (zh) * | 2022-04-11 | 2022-07-12 | 江南造船(集团)有限责任公司 | 一种用于铝合金自动对接小车的焊缝定位装置及焊接设备 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP6213094A patent/JPH0871791A/ja active Pending
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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