JPH0868816A - 工程漏波検査装置 - Google Patents

工程漏波検査装置

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JPH0868816A
JPH0868816A JP20675794A JP20675794A JPH0868816A JP H0868816 A JPH0868816 A JP H0868816A JP 20675794 A JP20675794 A JP 20675794A JP 20675794 A JP20675794 A JP 20675794A JP H0868816 A JPH0868816 A JP H0868816A
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JP
Japan
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high frequency
antenna
frequency power
signal processing
signal
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JP20675794A
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English (en)
Inventor
Takashi Kashimoto
隆 柏本
Shuichi Ogura
秀一 小倉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高周波を発振する商品の検査装置
であり、短時間で測定することを目的とする。 【構成】 発振装置の前面に位置し、発振装置の高周波
電力を集めるパラボラアンテナ8と、パラボラアンテナ
の焦点に設けたアンテナ9と、アンテナ9の高周波電力
を検出する検出手段10と、検出手段の信号処理をする
信号処理手段11と、信号処理手段11の信号に基づい
て、工程7の制御をする制御手段12を備える構成とし
た。この構成で、短時間で正確な工程漏波の検査が可能
となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波を発振する発振
装置、とりわけ高周波加熱装置等の生産工程において高
周波加熱装置からの漏洩電波の電力を検査する工程漏波
検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波加熱装置等の前面から漏れ
る工程漏波検査装置は、図8のような構成のもとで測定
していた。
【0003】1は高周波を発振する装置である電子レン
ジ、2は食品を出し入れするドア、3は食品の加熱状況
を確認するパンチング穴を施したドアスクリーン、4は
前面ドアのパンチング穴を通して漏洩してくる高周波電
力密度を検出するプローブ、5は高周波電力密度の数値
を表示する装置である。6は、電子レンジ1内にあっ
て、食品の加熱むらを抑えるためのターンテーブルであ
る。工程検査においては、人間もしくはロボットが、プ
ローブ4を持って、図8のように毎秒1インチの速さで
波打ちしながら測定している。毎秒1インチ1秒の速さ
で、プローブ4を走査するのは、ドアスクリーン前面の
すべての高周波の電力密度を検査する精度が、この速さ
でないと保てないからである。この検査の目的は、ドア
スクリーン3のパンチング穴の破れなどによる過大な高
周波電力の漏洩のチェック、およびドアスクリーン3と
ドアの溶着不完全による過大な高周波電力の漏洩のチェ
ックである。工程においては、ある規格値以上の高周波
電力が検出されると、その電子レンジは、工程からはじ
くようにしていた。このような工程漏波の検査装置に関
しては、ドアの前面ではなく、電子レンジ1本体と、ド
ア2の隙間から漏洩するドア周囲の漏洩電波を検査する
装置もある(特公平5−1599号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、工程検査時間の短縮の観点から毎秒1イ
ンチ1秒もかけるのは、生産台数向上の面から不利であ
る第1の課題があった。また、人間が走査する場合、図
8のような波打ちする操作は、何千台もの生産の中で、
バラつきが大きく、毎秒1インチ1秒のスピードを測定
することも不可能であり、測定精度も向上しないという
第2の課題があった。
【0005】また、電子レンジ1は、図8のようにター
ンテーブル6を施すことや、図8には図示しなかったが
電波攪拌手段としてのスタラー羽根で、庫内の電界を乱
すことをして食品の加熱むらを抑えていることはよく知
られている。すなわち、高周波が攪拌される周期によっ
て(ターンテーブル1周)ドアスクリーン3のある場所
の高周波電力の信号は図9のように時々刻々変化するこ
とになる。このような攪拌手段が、具備された電子レン
ジにおいて、図9のような波打ちの測定をすることは、
図8のドアスクリーン3全体のある場所の最大漏波点を
見逃す第3の課題があった。また、工程は、何千台もの
電子レンジを生産するので、工程ラインのストッパーで
のショック、振動が、パラボラアンテナ方式のような焦
点に高周波電力を集中する場合に、測定誤差が大きくな
る第4の課題があった。
【0006】また、電子レンジ1の前面のパアボラアン
テナの焦点の位置に設けたアンテナで高周波電力を検出
する場合、パラボラアンテナからの反射してくる電波を
検出する以外に、焦点のアンテナは、置き方によって
は、一部、直接アンテナで高周波電力を検出してしまう
第5の課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、パラ
ボラアンテナで、電子レンジ1の前面のドアスクリーン
3を通して漏洩してくる高周波電力の測定速度の向上を
第1の目的としたものであり、また、測定精度を向上す
ることを第2の目的としたものであり、また、電子レン
ジ1のように攪拌手段の具備したもので、高周波電力の
信号変化が激しいものでも測定速度、および測定精度を
満足することを第3の目的としたものであり、また、測
定精度向上のために工程の振動の影響を受けない構成を
提供することを第4の目的に、また、前面からの高周波
電力を正確にパラボラアンテナに集中させる構成を提供
することを第5の目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、高周波を発振する発振装置と、発振
装置の前面に位置し、発振装置の高周波電力を集めるパ
ラボラアンテナと、パラボラアンテナの焦点に設けたア
ンテナと、アンテナの高周波電力を検出する検出手段
と、検出手段の信号処理をする信号処理手段と、信号処
理手段の信号に基づいて、工程の制御をする制御手段を
備える構成としている。
【0009】また、上記第2の目的を達成するために、
高周波を発振する発振装置と、発振装置の前面に位置
し、発振装置の高周波電力を集めるパラボラアンテナ
と、パラボラアンテナの焦点に設けたアンテナと、アン
テナの高周波電力を検出する第1検出手段と、検出手段
の信号処理をする信号処理手段と、信号処理手段の信号
により次工程で発振装置の高周波電力密度を精密測定す
る第2の検出手段と、工程の制御をする制御手段を備え
る構成としている。
【0010】また、上記第3の目的を達成するために、
高周波を発振する発振装置と、発振装置の前面に位置
し、発振装置の高周波電力を集めるパラボラアンテナ
と、パラボラアンテナの焦点に設けたアンテナと、アン
テナの高周波電力を検出する検出手段と、発振装置の中
にあって高周波を攪拌する1周期分の信号を処理する信
号処理手段と、信号処理手段の信号に基づいて、工程の
制御をする制御手段を備える構成としている。
【0011】また、上記第4の目的を達成するために、
高周波を発振する発振装置と、発振装置の前面に位置
し、発振装置の高周波電力を集めるパラボラアンテナ
と、パラボラアンテナの焦点に設けたアンテナと、アン
テナの高周波電力を検出する検出手段と、信号処理手段
の信号に基づいて工程の制御をする制御手段とからな
り、工程と一体にパラボラアンテナ及びアンテナを固定
支持しない構成としている。
【0012】また、上記第5の目的を達成するために、
高周波を発振する発振装置と、発振装置の前面に位置
し、発振装置の高周波電力を集めるパラボラアンテナ
と、パラボラアンテナの焦点に設けたアンテナと、アン
テナの高周波電力を検出する検出手段と、検出手段の信
号処理をする信号処理手段と、信号処理手段の信号に基
づいて、工程の制御をする制御手段とからなり、焦点に
設けたアンテナは、発振装置の高周波の照射される経路
に置かない構成としている。
【0013】
【作用】本発明は上記第1の構成の発振装置の前面に位
置した高周波電力を集めるパラボラアンテナと、その焦
点に設けたられたアンテナと、高周波電力の検出手段、
信号処理手段、および工程の制御をする制御手段によっ
て、前面のいかなる点から漏洩してくる高周波電力の測
定をすることができる。
【0014】また、上記第2の構成の発振装置の前面に
位置した高周波電力を集めるパラボラアンテナと、その
焦点に設けられたアンテナと、高周波電力の検出手段、
信号処理手段、次工程での精密測定をする第2の検出手
段、および工程の制御をする制御手段によって、あらか
じめ被検査品が、良品か、不良品かを判別し、不良品の
場合、その最大点の高周波電力を見つけることができ
る。
【0015】また、上記第3の構成の発振装置の前面に
位置した高周波電力を集めるパラボラアンテナと、その
焦点に設けたられたアンテナと、高周波電力の検出手
段、発振装置の中にあって高周波を攪拌する1周期分の
信号を処理する信号処理手段、および工程の制御をする
制御手段によって、前面のいかなる点から時々刻々変化
し漏洩してくる高周波電力の測定をすることができる。
【0016】また、上記第4の構成の工程と、パラボラ
アンテナ、アンテナ、検出手段、制御手段を分離してい
るので、工程の振動を、パラボラアンテナ、アンテナな
どに伝わらなくすることができる。
【0017】また、上記第5の構成の発振装置の高周波
の照射される経路に置かないので、パラボラアンテナか
らの反射される高周波電力のみを検出することができ
る。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。
【0019】(実施例1)図1において、1は高周波を
発振する発振装置である電子レンジ(以下電子レンジで
説明する)、2は食品を出し入れするドア、3は食品の
加熱状況を確認するパンチング穴を施したドアスクリー
ン、6は電子レンジ1内にあって、食品の加熱むらを抑
えるためのターンテーブル、7は電子レンジの工程ライ
ン、8は電子レンジ1の前面に位置し、高周波電力を集
めるパラボラアンテナ、9はパラボラアンテナ8の焦点
に設けたアンテナ、10はアンテナ9の高周波電力を検
出する検出手段、11は検出手段10の信号処理をする
信号処理手段、12は信号処理手段11の信号に基づい
て、工程ライン7の制御をする制御手段である。
【0020】電子レンジ1の前面に施されたドアスクリ
ーン3のパンチング穴からの漏洩してくる高周波電力
は、電子レンジ前面に対向した位置に設けたパラボラア
ンテナ8の焦点方向に集められる。焦点に設けられたア
ンテナ9で検波される高周波電力は、検出手段10(実
施例では検波ダイオード)に導かれ、信号処理手段11
によって高周波電力を電圧に変換する。この高周波電力
と電圧値の関係は、図2のような関係になる。制御手段
12は、ある電圧しきい値を設け、前面からの漏洩電力
が大きい場合、当然のことながら電圧値も大きくなるの
で、不良品と判断し、図示はしていないが、警報なり工
程ライン7からはじくようにしている。
【0021】(実施例2)図3において、1は高周波を
発振する発振装置である電子レンジ(以下電子レンジで
説明する)、2は食品を出し入れするドア、3は食品の
加熱状況を確認するパンチング穴を施したドアスクリー
ン、6は電子レンジ1内にあって、食品の加熱むらを抑
えるためのターンテーブル、7は電子レンジの工程ライ
ン、8は電子レンジ1の前面に位置し、高周波電力を集
めるパラボラアンテナ、9はパラボラアンテナ8の焦点
に設けたアンテナ、10はアンテナ9の高周波電力を検
出する検出手段、11は検出手段10の信号処理をする
信号処理手段、12は信号処理手段11の信号に基づい
て、工程ライン7の制御をする制御手段、13は工程ラ
イン7と分岐したライン、14は信号処理手段11の信
号により分岐ライン13で高周波電力密度を精密測定す
る第2の検出手段である。
【0022】電子レンジ1の前面に施されたドアスクリ
ーン3のパンチング穴からの漏洩してくる高周波電力
は、電子レンジ前面に対向した位置に設けたパラボラア
ンテナ8の焦点方向に集められる。焦点に設けられたア
ンテナ9で検波される高周波電力は、検出手段10(実
施例では検波ダイオード)に導かれ、信号処理手段11
によって高周波電力を電圧に変換する。この高周波電力
と電圧値の関係は、実施例1と同様に、図2のような関
係になる。制御手段12は、ある電圧しきい値を設け、
前面からの漏洩電力が大きい場合、当然のことながら電
圧値も大きくなる。
【0023】このことは、前面からの高周波電力をパラ
ボラアンテナ8で、あらかじめ良品か不良品かの判断を
し、不良品であれば次工程の分岐ライン13で従来例の
よう第2の検出手段13で時間をかけて精密測定し、大
きな漏洩電力の場所、原因を調べることができ、通常の
生産工程ライン7の流れも乱されない効果がある。
【0024】(実施例3)図4において、1は高周波を
発振する発振装置である電子レンジ(以下電子レンジで
説明する)、2は食品を出し入れするドア、3は食品の
加熱状況を確認するパンチング穴を施したドアスクリー
ン、6は電子レンジ1内にあって、食品の加熱むらを抑
えるためのターンテーブル、7は電子レンジの工程ライ
ン、8は電子レンジ1の前面に位置し、高周波電力を集
めるパラボラアンテナ、9はパラボラアンテナ8の焦点
に設けたアンテナ、10はアンテナ9の高周波電力を検
出する検出手段、11は検出手段10の信号処理をする
信号処理手段、12は信号処理手段11の信号に基づい
て、工程ライン7の制御をする制御手段である。
【0025】電子レンジ1の前面に施されたドアスクリ
ーン3のパンチング穴からの漏洩してくる高周波電力
は、電子レンジ前面に対向した位置に設けたパラボラア
ンテナ8の焦点方向に集められる。焦点に設けられたア
ンテナ9で検波される高周波電力は、検出手段10(実
施例では検波ダイオード)に導かれ、信号処理手段11
によって高周波電力を電圧に変換する。また、この高周
波電力と電圧値の関係は、図2のような関係になる。加
えて、高周波が攪拌される周期によって(ターンテーブ
ル1周など)ドアスクリーン3からの高周波電力の信号
は図5のように時々刻々変化するので、ある電圧しきい
値を設け、前面からの漏洩電力が大きい場合、当然のこ
とながら電圧値も大きくなり、制御手段12は、不良品
と判断し、図示はしていないが、警報なり工程ライン7
からはじくようにしている。または、制御手段12は、
図5の時々刻々変化する信号をターンテーブル6の1周
期分を(例えば10秒)積分したり、平均した結果に基
づいて不良品と判断し、図示はしていないが、警報なり
工程ライン7からはじくことようにしてもよい。
【0026】(実施例4)図6において、1は高周波を
発振する発振装置である電子レンジ(以下電子レンジで
説明する)、2は食品を出し入れするドア、3は食品の
加熱状況を確認するパンチング穴を施したドアスクリー
ン、6は電子レンジ1内にあって、食品の加熱むらを抑
えるためのターンテーブル、7は電子レンジの工程ライ
ン、8は電子レンジ1の前面に位置し、高周波電力を集
めるパラボラアンテナ、9はパラボラアンテナ8の焦点
に設けたアンテナ、10はアンテナ9の高周波電力を検
出する検出手段、11は検出手段10の信号処理をする
信号処理手段、12は信号処理手段11の信号に基づい
て、工程ライン7の制御をする制御手段、15はパラボ
ラアンテナ8の前で電子レンジが止まるためのストッパ
ー、16はパラボラアンテナ、アンテナ9、検出手段1
0を支持固定する治具である。
【0027】電子レンジ1の前面に施されたドアスクリ
ーン3のパンチング穴からの漏洩してくる高周波電力
は、電子レンジ前面に対向した位置に設けたパラボラア
ンテナ8の焦点方向に集められる。焦点に設けられたア
ンテナ9で検波される高周波電力は、検出手段10(実
施例では検波ダイオード)に導かれ、信号処理手段11
によって高周波電力を電圧に変換する。この高周波電力
と電圧値の関係は、実施例1と同様に、図2のような関
係になる。制御手段12は、ある電圧しきい値を設け、
前面からの漏洩電力が大きい場合、当然のことながら電
圧値も大きくなるので不良品と判断し、図示はしていな
いが、警報なり工程ライン7からはじくようにしてい
る。
【0028】また、工程ライン7と、パラボラアンテナ
8、アンテナ9、検出手段10が、分離されて支持され
ているので、ストッパー15で電子レンジ1がパラボラ
アンテナ8の前で停止した時、そのショック、振動が直
接パラボラアンテナ8などに伝搬しないので指向性の強
いアンテナ9(モノポールアンテナ、ダイポールアンテ
ナ)を用いても安定した検出ができるし、がたつきも防
止できる。
【0029】(実施例5)図7において、1は高周波を
発振する発振装置である電子レンジ(以下電子レンジで
説明する)、2は食品を出し入れするドア、3は食品の
加熱状況を確認するパンチング穴を施したドアスクリー
ン、6は電子レンジ1内にあって、食品の加熱むらを抑
えるためのターンテーブル、7は電子レンジの工程ライ
ン、8は電子レンジ1の前面に位置し、高周波電力を集
めるパラボラアンテナ、9はパラボラアンテナ8の焦点
に設けたアンテナ、10はアンテナ9の高周波電力を検
出する検出手段、11は検出手段10の信号処理をする
信号処理手段、12は信号処理手段11の信号に基づい
て、工程ライン7の制御をする制御手段、17はアンテ
ナ9をドアスクリーン3の前面に置かず、高周波電力を
直接検波しないように支持するアームである。
【0030】電子レンジ1の前面に施されたドアスクリ
ーン3のパンチング穴からの漏洩してくる高周波電力
は、電子レンジ前面に対向した位置に設けたパラボラア
ンテナ8の焦点方向にアンテナ9に妨害されずに集めら
れる。焦点に設けられたアンテナ9で検波される高周波
電力は、検出手段10(実施例では検波ダイオード)に
導かれ、信号処理手段11によって高周波電力を電圧に
変換する。この高周波電力と電圧値の関係は、実施例1
と同様に、図2のような関係になる。制御手段12は、
ある電圧しきい値を設け、前面からの漏洩電力が大きい
場合、当然のことながら電圧値も大きくなるので不良品
と判断し、図示はしていないが、警報なり工程ライン7
からはじくようにしている。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の工程漏波検
査装置によれば、以下に述べる効果がある。
【0032】(1)パラボラアンテナで高周波電力を焦
点に集めアンテナで検出しているので、電子レンジなど
のドアスクリーンのようなある広がりをもつ工程漏波の
検査が短時間で行え、生産能力も向上することができ
る。
【0033】(2)パラボラアンテナで高周波電力を焦
点に集めアンテナで検出しているので、電子レンジなど
のドアスクリーンのようなある広がりをもつ工程漏波の
検査において、人間の不確かな走査を省き、不良品を市
場に出すことを防止することもでき品質向上を達成する
ことができる。さらに次工程の分岐ラインで第2の検出
手段で精密測定することにより、最大漏波点を特定で
き、生産ラインを乱さずに不良品の修正が行うこともで
きる。
【0034】(3)パラボラアンテナで高周波電力を焦
点に集めアンテナで検出しているので、電子レンジなど
のドアスクリーンのようなある広がりをもつ工程漏波の
検査や、ターンテーブルのような高周波電力の変化の激
しい工程漏波の測定においても、工程漏波の検査が短時
間でしかも精度よく行うことができる。
【0035】(4)工程と分離したパラボラアンテナで
高周波電力を焦点に集め、アンテナで検出しているの
で、工程の振動の影響を受けずに工程漏波の検査が正確
に短時間で行うことができる。
【0036】(5)パラボラアンテナで高周波電力を焦
点に集め、電子レンジなどのドアスクリーンからの高周
波を直接検波しないような位置にアンテナを設けている
ので、検波するアンテナ自体が2次反射体にならず、工
程漏波の検査が正確に短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における工程漏波検査装
置の全体構成図
【図2】本発明の実施例における高周波電力と電圧の関
係図
【図3】本発明の第2の実施例における工程漏波検査装
置の全体構成図
【図4】本発明の第3の実施例における工程漏波検査装
置の全体構成図
【図5】本発明の第3の実施例におけるターンテーブル
一周期の電圧信号変化図
【図6】本発明の第4の実施例における工程漏波検査装
置の全体構成図
【図7】本発明の第5の実施例における工程漏波検査装
置の全体構成図
【図8】従来の工程漏波検査装置の全体構成図
【図9】従来のドアスクリーンのある場所のターンテー
ブル一周期の電圧信号変化図
【符号の説明】
1 高周波発振装置(電子レンジ) 6 ターンテーブル 7 工程ライン 8 パラボラアンテナ 9 アンテナ 10 検出手段 11 信号処理手段 12 制御手段 13 次工程 14 第2の検出手段 16 支持固定治具 17 アーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波を発振する発振装置と、前記発振装
    置の前面に位置し、前記発振装置の高周波電力を集める
    パラボラアンテナと、前記パラボラアンテナの焦点に設
    けたアンテナと、前記アンテナの高周波電力を検出する
    検出手段と、前記検出手段の信号処理をする信号処理手
    段と、前記信号処理手段の信号に基づいて、工程の制御
    をする制御手段とからなる工程漏波検査装置。
  2. 【請求項2】高周波を発振する発振装置と、前記発振装
    置の前面に位置し、前記発振装置の高周波電力を集める
    パラボラアンテナと、前記パラボラアンテナの焦点に設
    けたアンテナと、前記アンテナの高周波電力を検出する
    第1検出手段と、前記検出手段の信号処理をする信号処
    理手段と、前記信号処理手段の信号により次工程で前記
    発振装置の高周波電力密度を精密測定する第2の検出手
    段と、前記工程の制御をする制御手段とからなる工程漏
    波検査装置。
  3. 【請求項3】高周波を発振する発振装置と、前記発振装
    置の前面に位置し、前記発振装置の高周波電力を集める
    パラボラアンテナと、前記パラボラアンテナの焦点に設
    けたアンテナと、前記アンテナの高周波電力を検出する
    検出手段と、前記発振装置の中にあって前記高周波を攪
    拌する1周期分の信号を処理する信号処理手段と、前記
    信号処理手段の信号に基づいて工程の制御をする制御手
    段とからなる工程漏波検査装置。
  4. 【請求項4】高周波を発振する発振装置と、前記発振装
    置の前面に位置し、前記発振装置の高周波電力を集める
    パラボラアンテナと、前記パラボラアンテナの焦点に設
    けたアンテナと、前記アンテナの高周波電力を検出する
    検出手段と、前記信号処理手段の信号に基づいて工程の
    制御をする制御手段とからなり、前記工程と一体に前記
    パラボラアンテナ及びアンテナを固定支持しない構成と
    した工程漏波検査装置。
  5. 【請求項5】高周波を発振する発振装置と、前記発振装
    置の前面に位置し、前記発振装置の高周波電力を集める
    パラボラアンテナと、前記パラボラアンテナの焦点に設
    けたアンテナと、前記アンテナの高周波電力を検出する
    検出手段と、前記検出手段の信号処理をする信号処理手
    段と、前記信号処理手段の信号に基づいて工程の制御を
    する制御手段とからなり、前記焦点に設けたアンテナは
    前記発振装置の高周波の照射される経路に置かない構成
    とした工程漏波検査装置。
JP20675794A 1994-08-31 1994-08-31 工程漏波検査装置 Pending JPH0868816A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002168896A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Tokin Corp 光リモートアンテナ
CN107741532A (zh) * 2017-10-18 2018-02-27 广州泰珑自动化控制设备有限公司 一种漏波检测装置
CN108279336A (zh) * 2017-12-18 2018-07-13 广州泰珑自动化控制设备有限公司 一种漏波检测方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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