JPH086726Y2 - 充填機に於ける液垂れ防止装置 - Google Patents
充填機に於ける液垂れ防止装置Info
- Publication number
- JPH086726Y2 JPH086726Y2 JP1991064732U JP6473291U JPH086726Y2 JP H086726 Y2 JPH086726 Y2 JP H086726Y2 JP 1991064732 U JP1991064732 U JP 1991064732U JP 6473291 U JP6473291 U JP 6473291U JP H086726 Y2 JPH086726 Y2 JP H086726Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filling
- nozzle
- supply
- filling nozzle
- stop rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は包装機械の充填機に於け
る液垂れ防止装置の改良に係る。
る液垂れ防止装置の改良に係る。
【０００２】
【従来の技術】最近の食品包装は多様化の一途を辿って
いて充填物も多種多様であるが、特に肉や玉ねぎや白菜
などの繊維質のものを煮込んだような場合、充填終了時
に充填ノズル出口で繊維状物の残留したものが垂れ下り
袋のシール内外面へ向けて液垂れが発生するものとな
る。液垂れは商品価値を落とすほか、ノズルなどに付着
したものは衛生的に悪影響を与える。本出願人は上記液
垂れを防止するものとして図２に示す如き装置を実願平
２−７２１５８号として提案した。
いて充填物も多種多様であるが、特に肉や玉ねぎや白菜
などの繊維質のものを煮込んだような場合、充填終了時
に充填ノズル出口で繊維状物の残留したものが垂れ下り
袋のシール内外面へ向けて液垂れが発生するものとな
る。液垂れは商品価値を落とすほか、ノズルなどに付着
したものは衛生的に悪影響を与える。本出願人は上記液
垂れを防止するものとして図２に示す如き装置を実願平
２−７２１５８号として提案した。
【０００３】この装置は，貯留タンク１内の充填物を切
換バルブ２を切換えて計量シリンダ３のピストン杵３ａ
によって押出さしめ，供給路１０を介し充填ノズル９よ
り袋１２内へ充填し，所定量が充填されると作動用シリ
ンダ６を作動して充填ノズル９内の供給停止ロッド７を
押し下げて供給を停止するようにした充填機に於て，作
動用シリンダ６のピストン杆６ａと供給停止ロッド７と
をスプリング８ａ，８ｂを介して連結した構成となした
ものであり，本装置では作動用シリンダ６を作動して供
給停止ロッド７を押し下げて充填物を供給した際，スプ
リング８ａ，８ｂの弾性振動を受けて供給停止ロッド７
が上下動を繰り返すことにより，供給路１０と充填ノズ
ル９の境界線１０ａなどに停留した充填物を除去するよ
うになしたものである。
換バルブ２を切換えて計量シリンダ３のピストン杵３ａ
によって押出さしめ，供給路１０を介し充填ノズル９よ
り袋１２内へ充填し，所定量が充填されると作動用シリ
ンダ６を作動して充填ノズル９内の供給停止ロッド７を
押し下げて供給を停止するようにした充填機に於て，作
動用シリンダ６のピストン杆６ａと供給停止ロッド７と
をスプリング８ａ，８ｂを介して連結した構成となした
ものであり，本装置では作動用シリンダ６を作動して供
給停止ロッド７を押し下げて充填物を供給した際，スプ
リング８ａ，８ｂの弾性振動を受けて供給停止ロッド７
が上下動を繰り返すことにより，供給路１０と充填ノズ
ル９の境界線１０ａなどに停留した充填物を除去するよ
うになしたものである。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記の装置は、ノズル
先端の液垂れを効果的に払拭することのできるものであ
るが、充填物が特に繊維質を多く含んでいるような場合
は、該繊維質を切断する箇所が供給路１０の先端縁１０
ａのみに限られるため、繊維状物質が比較的長くて供給
路１０側に回ったものはそのまま充填ノズル９の内面を
滑り落ち、且つ粘着性の強い時は図３に示す如く引掛か
ってしまう別の液垂れ１３原因となることがある。
先端の液垂れを効果的に払拭することのできるものであ
るが、充填物が特に繊維質を多く含んでいるような場合
は、該繊維質を切断する箇所が供給路１０の先端縁１０
ａのみに限られるため、繊維状物質が比較的長くて供給
路１０側に回ったものはそのまま充填ノズル９の内面を
滑り落ち、且つ粘着性の強い時は図３に示す如く引掛か
ってしまう別の液垂れ１３原因となることがある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題を新に
解決せんとするものであって、その特徴とするところは
一定長の充填ノズルを垂没状態とした略中間箇所に直交
する充填物の供給路を設け、該供給路は貯留タンク内の
充填物を切換えて計量シリンダのピストン杆で充填ノズ
ル内ヘ押出さしめると共に、前記充填ノズルは充填ノズ
ル内を上方箇所でスプリングを介し弾撥させた供給停止
ロッドがノズル先端口までの一定範囲を上下動される構
成であって、そのさい該供給停止ロッドが上記供給路を
開閉塞させる装置に於いて、供給路出口端とノズル先端
口端間の充填ノズル内面に供給停止ロッドの上下動と直
交する状態に１個又は複数個のる環状溝を穿設したこと
にある。
解決せんとするものであって、その特徴とするところは
一定長の充填ノズルを垂没状態とした略中間箇所に直交
する充填物の供給路を設け、該供給路は貯留タンク内の
充填物を切換えて計量シリンダのピストン杆で充填ノズ
ル内ヘ押出さしめると共に、前記充填ノズルは充填ノズ
ル内を上方箇所でスプリングを介し弾撥させた供給停止
ロッドがノズル先端口までの一定範囲を上下動される構
成であって、そのさい該供給停止ロッドが上記供給路を
開閉塞させる装置に於いて、供給路出口端とノズル先端
口端間の充填ノズル内面に供給停止ロッドの上下動と直
交する状態に１個又は複数個のる環状溝を穿設したこと
にある。
【０００６】
【作用】充填ノズル９内面の出口付近に１個又は複数個
の環状溝を形成したので、供給路出口に於て切断されず
に滑り下りて来る繊維状物質は、該環状溝位置に於て供
給停止用ロッド先端周縁と、環状溝周縁との間に挟圧さ
れて切断され、袋内へ供給されるようになり粘着性の強
く且つ比較的長い繊維状物質の物でもノズル出口端に付
着して残るようなことがなくなる。
の環状溝を形成したので、供給路出口に於て切断されず
に滑り下りて来る繊維状物質は、該環状溝位置に於て供
給停止用ロッド先端周縁と、環状溝周縁との間に挟圧さ
れて切断され、袋内へ供給されるようになり粘着性の強
く且つ比較的長い繊維状物質の物でもノズル出口端に付
着して残るようなことがなくなる。
【０００７】
【実施例】本考案の実施例を図面によって説明する。図
１は本考案の要部を示した断面図であって，その他の装
置構成は図２に示した従来技術のものと同様であるので
省略する。
１は本考案の要部を示した断面図であって，その他の装
置構成は図２に示した従来技術のものと同様であるので
省略する。
【０００８】図１に示す通り本考案では供給路１０出口
端とノズル先端口端間の充填ノズル９の内面に供給停止
ロッド７の上下動と直交する１個又は複数個（図例では
２個）を穿設するようになさしめる。
端とノズル先端口端間の充填ノズル９の内面に供給停止
ロッド７の上下動と直交する１個又は複数個（図例では
２個）を穿設するようになさしめる。
【０００９】次に作用について説明する。貯留タンク１
内の充填物ｇが計量シリンダ３の作動で供給路１０を通
って充填ノズル９より袋１２内へ供給されると、作動用
シリンダ６を作動して供給停止ロッド７を押し下げて供
給を停止するが、その際供給停止ロッド７はスプリング
８ａ，８ｂの弾性振動の作用を受けて充填ノズル９内を
繰り返し上下動して、供給路出口端１０ａ付近に滞留し
た充填物を切断するが、一部切断されずに滑り下りるも
のがある場合は環状溝９ａ，９ｂ位置で供給停止ロッド
７先端周縁と該環状溝９ａ，９ｂ周縁との間に挟圧され
て新たな切断作用を受ける。
内の充填物ｇが計量シリンダ３の作動で供給路１０を通
って充填ノズル９より袋１２内へ供給されると、作動用
シリンダ６を作動して供給停止ロッド７を押し下げて供
給を停止するが、その際供給停止ロッド７はスプリング
８ａ，８ｂの弾性振動の作用を受けて充填ノズル９内を
繰り返し上下動して、供給路出口端１０ａ付近に滞留し
た充填物を切断するが、一部切断されずに滑り下りるも
のがある場合は環状溝９ａ，９ｂ位置で供給停止ロッド
７先端周縁と該環状溝９ａ，９ｂ周縁との間に挟圧され
て新たな切断作用を受ける。
【００１０】
【考案の効果】以上の通り本考案では充填ノズル９の内
面出口付近に環状溝が形成されていることから，スプリ
ングの弾性振動作用と相俟って充填物が繊維状物質を多
く含んだり，又高粘性質のものであっても新たな切断作
用で液垂れ防止が一層効果的に図られるものとなるので
ある。
面出口付近に環状溝が形成されていることから，スプリ
ングの弾性振動作用と相俟って充填物が繊維状物質を多
く含んだり，又高粘性質のものであっても新たな切断作
用で液垂れ防止が一層効果的に図られるものとなるので
ある。
【図１】本考案装置の要部の縦断面図である。
【図２】従来装置の縦断面図である。
【図３】従来装置の液垂れ状態の説明図である。
２ 切換バルブ ９ 充填ノズ
ル ３ 計量シリンダ ９ａ 環状溝 ６ 作動用シリンダ ９ｂ ” ７ 供給停止ロッド
ル ３ 計量シリンダ ９ａ 環状溝 ６ 作動用シリンダ ９ｂ ” ７ 供給停止ロッド
Claims (1)
- 【請求項１】 一定長の充填ノズルを垂没状態とした略
中間箇所に直交する充填物の供給路を設け、該供給路は
貯留タンク内の充填物を切換バルブを切換えて計量シリ
ンダのピストン杆で充填ノズル内へ押出さしめると共
に、前記充填ノズルは充填ノズル内を上方箇所でスプリ
ングを介し弾撥させた供給停止ロッドがノズル先端口ま
での一定範囲を上下動される構成であって、そのさい該
供給停止ロッドが上記供給路を開閉塞させる装置に於い
て、供給路出口端とノズル先端口端間の充填ノズル内面
に供給停止ロッドの上下動と直交する状態に１個又は複
数個の環状溝を穿設したことを特徴とする充填機に於け
る液垂れ防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991064732U JPH086726Y2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 充填機に於ける液垂れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991064732U JPH086726Y2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 充填機に於ける液垂れ防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04128206U JPH04128206U (ja) | 1992-11-24 |
| JPH086726Y2 true JPH086726Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31930224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991064732U Expired - Lifetime JPH086726Y2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 充填機に於ける液垂れ防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086726Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5774912B2 (ja) * | 2011-06-03 | 2015-09-09 | 株式会社古川製作所 | カットノズル |
| JP5700822B2 (ja) * | 2011-07-08 | 2015-04-15 | 東洋自動機株式会社 | カットノズル及び充填装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0347519Y2 (ja) * | 1986-12-12 | 1991-10-09 | ||
| JPH01279001A (ja) * | 1988-04-22 | 1989-11-09 | N T Sanki:Kk | 定量充填装置 |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP1991064732U patent/JPH086726Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04128206U (ja) | 1992-11-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2606225C (en) | Fluid discharge nozzle | |
| RU2254935C2 (ru) | Устройство для нанесения клея распылением | |
| US5065910A (en) | Dispenser head for flowable materials | |
| DE69327088D1 (de) | Spender für fliessfähige Substanzen | |
| JPH086726Y2 (ja) | 充填機に於ける液垂れ防止装置 | |
| US3096914A (en) | Filling mechanism | |
| DE69927825T2 (de) | Ausgiesser für flüssigkeitsbehälter | |
| US2684049A (en) | Pasting machine paste ejector | |
| JP2595374Y2 (ja) | 液体計量分配装置用の弁構造体 | |
| US4027784A (en) | Tube dispenser | |
| US20150284171A1 (en) | Hand-held system for dispensing viscous materials from a flexible pouch and methods of accomplishing the same | |
| ES534287A0 (es) | Aparato para llenar envases con una cantidad dosificable de producto fluyente. | |
| US3421286A (en) | Automatic bagging machines | |
| ATE230383T1 (de) | Füllvorrichtung mit einer hin-und herbewegenden düse | |
| US2482593A (en) | Ice-cream package filling mechanism | |
| DE2851886C2 (de) | Vorrichtung zur dosierten Abgabe von Flüssigkeiten | |
| US20020152866A1 (en) | Blade holder with schock absorber for a device for longitudinally cutting a material strip | |
| KR102611185B1 (ko) | 다양한 유형의 플렉시블 포장을 위한 도포기 팁용 공기 흡기가 없는 디스펜서 장치 | |
| JPH0742967Y2 (ja) | 充填機に於ける液垂れ防止装置 | |
| US3259323A (en) | Adhesive-applying apparatus | |
| JPH0439121Y2 (ja) | ||
| EP0197575B1 (en) | A method and apparatus for dispensing a viscous liquid, using a valve | |
| JPS6244881Y2 (ja) | ||
| CN214058615U (zh) | 一种气雾剂连体盖 | |
| JPS5890022A (ja) | 小袋充填ノズル及びバルブ構造 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960820 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |