JPH086707Y2 - 車両用緩衝器の手動式車高調整装置 - Google Patents

車両用緩衝器の手動式車高調整装置

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JPH086707Y2
JPH086707Y2 JP1988108291U JP10829188U JPH086707Y2 JP H086707 Y2 JPH086707 Y2 JP H086707Y2 JP 1988108291 U JP1988108291 U JP 1988108291U JP 10829188 U JP10829188 U JP 10829188U JP H086707 Y2 JPH086707 Y2 JP H086707Y2
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JP
Japan
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piston rod
mounting member
vehicle height
shock absorber
vehicle
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Application number
JP1988108291U
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JPH0229886U (ja
Inventor
康之 林
重信 阿部
Original Assignee
株式会社シヨーワ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用緩衝器の手動式車高調整装置に関す
る。
(従来の技術および解決しようとする課題) この種の手動式車高調整装置は、例えば特公昭63−23
036号公報から公知である。この車高調整装置を有する
フロントフォークの概略図を第4図と第5図に示す。こ
の車高調整装置では、内筒51の上端部のキャップ56にね
じ棒57が螺着され、このねじ棒が、内筒51の外周に摺動
自在に嵌合する摺動パイプ58にハンドル59により回転可
能に取りつけられている。今、第4図の乗員一名が乗っ
た車高増加前の状態で、荒れ地走行に入ったときに、理
解しやすくするために内筒51が静止していると考える
と、摺動パイプ58が上方へ移動するようにハンドル59を
回転させる。このとき、フロントフォークの最圧縮時の
取付け長がL1からL2に増加する。このとき、フロントフ
ォークのトータルストロークltは車高調整前後において
変わらないので、荒れ地走行時に大きな突き上げを吸収
できない。また、車高増加後のフロントフォークの最圧
縮時における取付け長が車高増加前より摺動パイプ58の
ストローク分だけ長くなるので、二輪車の車体とタイヤ
の間に大きな空間が必要になる。
本考案の目的は、車高増加時に懸架ばねの初期設定荷
重が変化しないと同時に、ストロークが長くなり、かつ
緩衝器の最圧縮時の取付け長も変化しない車両用緩衝器
の手動式車高調整装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、車体側と車軸側のうち
の一方に取りつけたシリンダ内をピストンを介して車体
側と車軸側のうちの残りの他方に取りつけたピストンロ
ッドが摺動し、シリンダとピストンロッドの間に配設し
た懸架ばねの一端をピストンロッドに支持固定すると共
に、ピストンロッドを車体側または車軸側に取りつける
取付け部材をピストンロッドに偏位可能に取りつけて懸
架ばねの初期荷重を変化させることなくシリンダ端と前
記取付け部材の間で規制される緩衝器の圧縮ストローク
を調整可能にした車両用の油圧緩衝器であって、前記取
付け部材にピストンロッドが摺動する内周面を有する中
空部と、この中空部に開口する長孔を軸方向に形成し、
ピストンロッドにこの長孔内を軸方向に摺動するキーを
固定し、取付け部材の外周にアジャスターを螺合し、こ
のアジャスターにアジャスターが軸方向に位置不変にか
つ回転可能にキーを係合させて取付け部材をピストンロ
ッドに対して軸方向に変位させるようにしかつこのアジ
ャスターによりピストンロッド側の懸架ばねの一端を支
持することを特徴とする油圧緩衝器の車高調整装置を設
ければよい。
また、前記車軸または車体側取付け部材の外周のねじ
部と車高アジャスター内周のねじ部の係合の代わりに、
一方の部材に複数の高さの異なる切り欠きカム面を設
け、他方の部材にカム面の一つと係合するストッパーを
設けることもできる。
(実施例) 以下、本考案を実施例について図面により説明する。
第1図と第2図に本考案による手動ねじ式車高調整装
置20を有する自動二輪車のリヤークッションを示す。第
2図の断面は、第1図の断面と90°の角度をなす断面で
ある。
このリヤークッション10は、ダンパーシリンダ11と、
このダンパーシリンダ内を摺動可能なピストン(図示省
略)から下方へ突出するピストンロッド12とを有する。
一方のばね受け13がピストンロッド12に後述する車高調
整装置20の部材を介して連結され、かつ他方のばね受け
14がシリンダ11に固定されており、これらのばね受け13
と14の間に懸架ばね15が配置されている。なお、16は車
体側取付け部材、17は車軸側取付け部材を示す。
本考案による車高調整装置20はリヤークッションの下
部に設けられており、車軸側取付け部材17に、ピストン
ロッド12が摺動する内周面を有する中空部21が設けら
れ、かつ外周にねじ部22が形成され、さらに外側から中
空部21まで貫通する軸方向長孔23、23′が相対する位置
に両側に設けられている。ピストンロッド12の下端に
は、半径方向両側に突出するようにキー24が取りつけら
れており、このキー24は車軸側取付け部材17の軸方向長
孔23、23′内を上下に摺動可能である。車軸側取付け部
材の外周ねじ部22には車高アジャスター25が螺合してお
り、この車高アジャスター25の内周には、ピストンロッ
ド12から突出するキー24の両端が入る凹部26が形成され
ている。車高アジャスター25とばね受け13の間には中間
部材27が介在している。28は車軸側取付け部材17の上端
ねじ部22に螺着されたダンパーラバー受け、29はダンパ
ーラバーである。
(作用) このように構成された手動ねじ式車高調整装置20の作
用を説明する。第1図は、車高調整前の状態で平らな市
街地走行に適する。荒れ地走行に際しては、車高アジャ
スター25を一方向に回転させる。この場合、理解を容易
にするためにピストンロッド12が静止していると考える
と、ピストンロッドのキー24が車軸側取付け部材17の軸
方向長孔23、23′に係合していてその回転を阻止するの
で、車高アジャスター25の回転により、これと係合して
いる車軸取付け部材17のみがピストンロッド12に対し下
方に移動して取付け長がL1から車高調整量だけ増加し、
最大L2まで増加する(第2図)。同時に、ストロークも
S1から車高調整量だけ増加し、最大S2まで増加する。従
って、車高は任意の位置に設定することができる。ばね
受け13が静止しているので、懸架ばね15はそのまま変位
せず、従ってその初期設定荷重は変化しない。
(考案の効果) 請求項1に記載の車両用緩衝器、特にリヤークッショ
ンの車高調整装置の構成によれば、最圧縮長および懸架
ばねの初期設定荷重を変えずに、全体の車高およびスト
ロークを同じ車高調整量だけ変えることができるので、
荒れ地走行時に車高を高くしたときに、平坦な市街地走
行時と同じ乗り心地が確保されると共に、荒れ地走行時
の大きな突き上げを吸収できる。また、ねじにより車高
が調整されるので、確実な調整ができると共に、調整さ
れた任意の位置に固定することができる上、軽量コンパ
クトでありかつ低コストで製造できる。
請求項2に記載のリヤークッションの車高調整装置
は、ねじの代わりにカムを用いることにより段階的に車
高を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車高調整装置を備えたリヤークッ
ションで、車高調整前の状態を示す部分縦断面図、第2
図は第1図のリヤークッションの車高調整後の状態を示
す縦断面図、第3図は第2図の線III−IIIに沿って切断
した横断面図、第4図は従来のねじ式車高調整装置を備
えたフロントフォークを有する二輪車に乗員一名が乗っ
た状態で、車高調整前の状態を示す概略図、第5図は第
4図のフロントフォークの車高増加後の状態を示す概略
図である。 11……ダンパーシリンダ 12……ピストンロッド 13,14……ばね受け 15……懸架スプリング 16……車体側取付け部材 17……車軸側取付け部材 21……中空部 22……ねじ部 23、23′……軸方向長孔 24……キー 25……車高アジャスター 26……凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側と車軸側のうちの一方に取りつけた
    シリンダ内をピストンを介して車体側と車軸側のうちの
    残りの他方に取りつけたピストンロッドが摺動し、シリ
    ンダとピストンロッドの間に配設した懸架ばねの一端を
    ピストンロッドに支持固定すると共に、ピストンロッド
    を車体側または車軸側に取りつける取付け部材をピスト
    ンロッドに変位可能に取りつけて懸架ばねの初期荷重を
    変化させることなくシリンダ端と前記取付け部材の間で
    規制される緩衝器の圧縮ストロークを調整可能にした車
    両用の油圧緩衝器であって、前記取付け部材にピストン
    ロッドが摺動する内周面を有する中空部と、この中空部
    に開口する長孔を軸方向に形成し、ピストンロッドにこ
    の長孔内を軸方向に摺動するキーを固定し、取付け部材
    の外周にアジャスターを螺合し、このアジャスターにア
    ジャスターが軸方向に位置不変にかつ回転可能にキーを
    係合させて取付け部材をピストンロッドに対して軸方向
    に変位させるようにしかつこのアジャスターによりピス
    トンロッド側の懸架ばねの一端を支持することを特徴と
    する油圧緩衝器の車高調整装置。
  2. 【請求項2】車高アジャスターと取付け部材の係合が、
    これらのうちの一方の部材に形成された複数の高さの異
    なるカム面と、他方の部材に形成された、前記カム面の
    一つと係合するストッパーであることを特徴とする請求
    項1の車高調整装置。
JP1988108291U 1988-07-19 1988-08-19 車両用緩衝器の手動式車高調整装置 Expired - Lifetime JPH086707Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988108291U JPH086707Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 車両用緩衝器の手動式車高調整装置
US07/376,879 US5009451A (en) 1988-07-19 1989-07-07 Shock absorber for use in a vehicle
US07/639,929 US5098120A (en) 1988-07-19 1991-01-10 Shock absorber for use in a vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988108291U JPH086707Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 車両用緩衝器の手動式車高調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0229886U JPH0229886U (ja) 1990-02-26
JPH086707Y2 true JPH086707Y2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=31343483

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988108291U Expired - Lifetime JPH086707Y2 (ja) 1988-07-19 1988-08-19 車両用緩衝器の手動式車高調整装置

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JPS5634511A (en) * 1979-08-29 1981-04-06 Kayaba Ind Co Ltd Preset load adjusting device in suspension system
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JPH0229886U (ja) 1990-02-26

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