JPH0865900A - 自家用発電設備の単独運転検出装置 - Google Patents
自家用発電設備の単独運転検出装置Info
- Publication number
- JPH0865900A JPH0865900A JP6196371A JP19637194A JPH0865900A JP H0865900 A JPH0865900 A JP H0865900A JP 6196371 A JP6196371 A JP 6196371A JP 19637194 A JP19637194 A JP 19637194A JP H0865900 A JPH0865900 A JP H0865900A
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- power
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 逆潮流が有る状態で電力系統と連系する自家
用発電設備の単独運転を簡単な装置で検出することを目
的とする。 【構成】 自家用発電設備２０内の電圧Ｖ0・周波数Ｆ0
を計器用変圧器ＰＴで、また電流をＣＴで検出し、これ
らＶ0，Ｆ0，Ｉ0がＶ1，Ｆ1，Ｉ1に変化したとき、Ｖ1
＜Ｖ0，Ｆ1＜Ｆ0，Ｉ1＞Ｉ0の３つの条件が同時に成立
したとき、およびＶ1＞Ｖ0，Ｆ1＞Ｆ0，Ｉ1＜Ｉ0の３つ
の条件が同時に成立したときに自家用発電設備の単独運
転と判定する単独運転検出部１を設ける。
用発電設備の単独運転を簡単な装置で検出することを目
的とする。 【構成】 自家用発電設備２０内の電圧Ｖ0・周波数Ｆ0
を計器用変圧器ＰＴで、また電流をＣＴで検出し、これ
らＶ0，Ｆ0，Ｉ0がＶ1，Ｆ1，Ｉ1に変化したとき、Ｖ1
＜Ｖ0，Ｆ1＜Ｆ0，Ｉ1＞Ｉ0の３つの条件が同時に成立
したとき、およびＶ1＞Ｖ0，Ｆ1＞Ｆ0，Ｉ1＜Ｉ0の３つ
の条件が同時に成立したときに自家用発電設備の単独運
転と判定する単独運転検出部１を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統に連系する自家
用発電設備の単独運転検出方法に関する。
用発電設備の単独運転検出方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】需要地近接型の小規模電源、いわゆる分
散型電源の開発・導入を推進するための諸方策の一つと
して、分散型電源の電力系統への連系に係るガイドライ
ンが取りまとめられている。
散型電源の開発・導入を推進するための諸方策の一つと
して、分散型電源の電力系統への連系に係るガイドライ
ンが取りまとめられている。
【０００３】この連系に係るガイドラインにおいては、
系統連系に係る種々の課題に適切に対応できるようさま
ざまの事項が取りきめられている。その中の、電力品質
の確保に関する事項において、自家用発電設備を逆潮流
が有る状態で電力系統と連系する場合は、電力系統に事
故が発生したときに自家用発電設備が単独で運転を継続
すると供給信頼及び保安の面で問題があるので、系統事
故時には自家用発電設備が単独で運転を継続することを
防止する機能を備えることが盛り込まれている。
系統連系に係る種々の課題に適切に対応できるようさま
ざまの事項が取りきめられている。その中の、電力品質
の確保に関する事項において、自家用発電設備を逆潮流
が有る状態で電力系統と連系する場合は、電力系統に事
故が発生したときに自家用発電設備が単独で運転を継続
すると供給信頼及び保安の面で問題があるので、系統事
故時には自家用発電設備が単独で運転を継続することを
防止する機能を備えることが盛り込まれている。
【０００４】図３は従来のこの単独運転防止状態を有す
る配電系統図で、配電線系統に自家用発電設備（熱電併
給発電設備）が連系している場合を示している。
る配電系統図で、配電線系統に自家用発電設備（熱電併
給発電設備）が連系している場合を示している。
【０００５】同図において、１０は電気事業者側の配電
用変電所、１１は電力系統、１２は配電線遮断器を示し
ている。
用変電所、１１は電力系統、１２は配電線遮断器を示し
ている。
【０００６】２０は自家用発電設備で、直流発電設備で
直流電力を発電し、これを逆変換装置を用いて交流電力
に変換するもの、又は回転機を用いた熱電併給発電設備
等から成る。本実施例においては、熱電併給発電設備の
場合を示している。３は自業所内負荷を示し、遮断器Ｃ
Ｂを介して自家用発電設備２０内の発電機２１から電力
の供給を受ける。
直流電力を発電し、これを逆変換装置を用いて交流電力
に変換するもの、又は回転機を用いた熱電併給発電設備
等から成る。本実施例においては、熱電併給発電設備の
場合を示している。３は自業所内負荷を示し、遮断器Ｃ
Ｂを介して自家用発電設備２０内の発電機２１から電力
の供給を受ける。
【０００７】この自家用発電設備２０は、発電機２１，
遮断器２２，受電遮断器２３を備え、発電機２１の出力
は受電遮断器２３を介して連系線２に接続されるととも
に、配電線遮断器１２を介して電力系統１１と連系され
ている。
遮断器２２，受電遮断器２３を備え、発電機２１の出力
は受電遮断器２３を介して連系線２に接続されるととも
に、配電線遮断器１２を介して電力系統１１と連系され
ている。
【０００８】６は信号線、７，８は転送トリップ装置
で、配電線遮断器１２が遮断されたとき、「切」情報を
転送トリップ装置７から信号線６を介して転送トリップ
装置８に与えられる。
で、配電線遮断器１２が遮断されたとき、「切」情報を
転送トリップ装置７から信号線６を介して転送トリップ
装置８に与えられる。
【０００９】今、配電線系統側に事故があると、保護リ
レー、もしくは手動操作等により、配電線遮断器１２が
遮断される。配電線遮断器１２が遮断されると、その
「切」情報が信号線６を通して自家用発電設備２０側へ
転送送信される。自家用発電設備側で、この情報を受信
すると、速やかに受電遮断器２３を遮断するなどの適切
な動作をする。
レー、もしくは手動操作等により、配電線遮断器１２が
遮断される。配電線遮断器１２が遮断されると、その
「切」情報が信号線６を通して自家用発電設備２０側へ
転送送信される。自家用発電設備側で、この情報を受信
すると、速やかに受電遮断器２３を遮断するなどの適切
な動作をする。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】図３の方式において
は、配電線遮断器の「切」情報を転送送信するための信
号線や転送トリップ装置のような通信設備を新たに設け
る必要があり、設備費が高価となる。
は、配電線遮断器の「切」情報を転送送信するための信
号線や転送トリップ装置のような通信設備を新たに設け
る必要があり、設備費が高価となる。
【００１１】また、転送トリップ信号が何等かの事由で
転送されなかったり、あるいは信号線の故障でトリップ
信号が自家用発電設備に与えられない場合は、単独運転
の判定が不能となるなどの問題がある。
転送されなかったり、あるいは信号線の故障でトリップ
信号が自家用発電設備に与えられない場合は、単独運転
の判定が不能となるなどの問題がある。
【００１２】また、低圧配電線で、この方式を採ると、
系統の開放箇所がさまざまであり、系統変更の頻度が高
く、通信網を構築することは高価すぎて実用上難しいと
いう問題がある。
系統の開放箇所がさまざまであり、系統変更の頻度が高
く、通信網を構築することは高価すぎて実用上難しいと
いう問題がある。
【００１３】また、近年は逆潮流がある状態で電力系統
と連系する自家用発電設備においては、電力系統との解
列時に電力系統から電力の供給を受けていた場合と、反
対に電力系統に供給していた場合とでは、自家発電設備
側の受ける変化状態が異なるので、この両方の変化状態
に対応して単独運転を検出する装置が望まれている。
と連系する自家用発電設備においては、電力系統との解
列時に電力系統から電力の供給を受けていた場合と、反
対に電力系統に供給していた場合とでは、自家発電設備
側の受ける変化状態が異なるので、この両方の変化状態
に対応して単独運転を検出する装置が望まれている。
【００１４】以上の点に鑑み、本発明は簡単な構成で、
上記の課題を解決した単独運転検出装置の提供を目的と
する。
上記の課題を解決した単独運転検出装置の提供を目的と
する。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の課
題を解決するための手段は、逆潮流が有る状態で電力系
統と連系する自家用発電設備の単独運転検出装置におい
て、該単独運転検出装置は、前記自家用発電設備の電圧
Ｖ0，周波数Ｆ0および電流Ｉ0を検出し、これら電圧
Ｖ0，周波数Ｆ0および電流Ｉ0が変化してＶ1，Ｆ1およ
びＩ1となったときＶ1＜Ｖ0，Ｆ1＜Ｆ0，Ｉ1＞Ｉ0の３
つの条件が同時に成立したとき、およびＶ1＞Ｖ0，Ｆ1
＞Ｆ0，Ｉ1＜Ｉ0の３つの条件が同時に成立したときに
自家用発電設備の単独運転と判定するように構成する。
題を解決するための手段は、逆潮流が有る状態で電力系
統と連系する自家用発電設備の単独運転検出装置におい
て、該単独運転検出装置は、前記自家用発電設備の電圧
Ｖ0，周波数Ｆ0および電流Ｉ0を検出し、これら電圧
Ｖ0，周波数Ｆ0および電流Ｉ0が変化してＶ1，Ｆ1およ
びＩ1となったときＶ1＜Ｖ0，Ｆ1＜Ｆ0，Ｉ1＞Ｉ0の３
つの条件が同時に成立したとき、およびＶ1＞Ｖ0，Ｆ1
＞Ｆ0，Ｉ1＜Ｉ0の３つの条件が同時に成立したときに
自家用発電設備の単独運転と判定するように構成する。
【００１６】
【作用】今、自家用発電設備の発電機が定格出力で運転
していて、自業所負荷容量が定格出力より少なく、余剰
電力を電力系統側に供給している状態（逆潮流）の時、
電力系統１１に事故が発生し、配電線遮断器１２が遮断
され、自家用発電設備が解列されると、自家用発電設備
は、急に自業所の小負荷にのみ供給することになり、電
圧Ｖ0，周波数Ｆ0および電流Ｉ0は図２に示すように電
圧と周波数は夫々Ｖ1，Ｆ1に上昇し、電流Ｉ0はＩ1に大
幅に減少する。
していて、自業所負荷容量が定格出力より少なく、余剰
電力を電力系統側に供給している状態（逆潮流）の時、
電力系統１１に事故が発生し、配電線遮断器１２が遮断
され、自家用発電設備が解列されると、自家用発電設備
は、急に自業所の小負荷にのみ供給することになり、電
圧Ｖ0，周波数Ｆ0および電流Ｉ0は図２に示すように電
圧と周波数は夫々Ｖ1，Ｆ1に上昇し、電流Ｉ0はＩ1に大
幅に減少する。
【００１７】また、反対に自業所負荷容量が発電機容量
より大きく、電力系統側から電力の供給を受けている状
態で解列されると解列後、電圧Ｖ1，周波数Ｆ1は低下
し、電流Ｉ1は増加する。単独運転検出部１では、これ
らの変化を検出し、Ｖ1＜Ｖ0，Ｆ1＜Ｆ0，Ｉ1＞Ｉ0の３
つの条件が同時に成立したとき、または、Ｖ1＞Ｖ0，Ｆ
1＞Ｆ0，Ｉ1＜Ｉ0の３つの条件が同時に成立したとき
に、自家用発電設備の単独運転と判定する。
より大きく、電力系統側から電力の供給を受けている状
態で解列されると解列後、電圧Ｖ1，周波数Ｆ1は低下
し、電流Ｉ1は増加する。単独運転検出部１では、これ
らの変化を検出し、Ｖ1＜Ｖ0，Ｆ1＜Ｆ0，Ｉ1＞Ｉ0の３
つの条件が同時に成立したとき、または、Ｖ1＞Ｖ0，Ｆ
1＞Ｆ0，Ｉ1＜Ｉ0の３つの条件が同時に成立したとき
に、自家用発電設備の単独運転と判定する。
【００１８】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。図１は本発明の一実施例の電力系統と自家
用発電設備との連系図で、図３と同様に配電系統に自家
用発電設備を連系した場合を示している。
て説明する。図１は本発明の一実施例の電力系統と自家
用発電設備との連系図で、図３と同様に配電系統に自家
用発電設備を連系した場合を示している。
【００１９】なお、図３と同一又は相当部分には、これ
と同じ符号を付して説明を省略する。
と同じ符号を付して説明を省略する。
【００２０】１は発電設備の単独運転検出部、ＰＴは計
器用変圧器、ＣＴは変流器を示し、計器用変圧器ＰＴ
で、発電機２１の出力電圧および周波数を検出し、ま
た、変流器ＣＴで負荷電流を検出して、単独運転検出部
１に入力する。単独運転検出部１では、常時現時点の電
圧Ｖ0，周波数Ｆ0，および電流Ｉ0と、所定時刻前のこ
れら電圧、周波数および電流とを夫々比較して監視す
る。
器用変圧器、ＣＴは変流器を示し、計器用変圧器ＰＴ
で、発電機２１の出力電圧および周波数を検出し、ま
た、変流器ＣＴで負荷電流を検出して、単独運転検出部
１に入力する。単独運転検出部１では、常時現時点の電
圧Ｖ0，周波数Ｆ0，および電流Ｉ0と、所定時刻前のこ
れら電圧、周波数および電流とを夫々比較して監視す
る。
【００２１】今、自家用発電設備２０が、電力系統と連
系され、自家用発電設備の発電機が定格出力で運転して
いて、自業所負荷容量が定格出力より少なく、余剰電力
を電力系統側に供給している状態のときに、電力系統１
１に事故が発生し、配電線遮断器１２が遮断され、自家
用発電設備が解列されると、自家用発電設備は、急にい
ままでより少ない自業所の小負荷にのみ供給することに
なり、電圧Ｖ0，周波数Ｆ0および電流Ｉ0は図２に示す
ように配電線遮断器１２が遮断されたａ点を境に、電圧
Ｖ0，周波数Ｆ0は夫々Ｖ1，Ｆ1に上昇し、電流Ｉ0は大
幅に減少する。
系され、自家用発電設備の発電機が定格出力で運転して
いて、自業所負荷容量が定格出力より少なく、余剰電力
を電力系統側に供給している状態のときに、電力系統１
１に事故が発生し、配電線遮断器１２が遮断され、自家
用発電設備が解列されると、自家用発電設備は、急にい
ままでより少ない自業所の小負荷にのみ供給することに
なり、電圧Ｖ0，周波数Ｆ0および電流Ｉ0は図２に示す
ように配電線遮断器１２が遮断されたａ点を境に、電圧
Ｖ0，周波数Ｆ0は夫々Ｖ1，Ｆ1に上昇し、電流Ｉ0は大
幅に減少する。
【００２２】また、反対に自業所負荷容量が発電機容量
より大きく、電力系統側から電力の供給を受けている状
態で解列されると解列後、急に今までより大きい負荷に
電力を供給することになり、電圧Ｖ1，周波数Ｆ1は低下
し、電流Ｉ1は増加する。単独運転検出部１で、これら
の変化を検出し、Ｖ1＜Ｖ0，Ｆ1＜Ｆ0，Ｉ1＞Ｉ0の３つ
の条件が同時に成立したとき、また、Ｖ1＞Ｖ0，Ｆ1＞
Ｆ0，Ｉ1＜Ｉ0の３つの条件側が同時に成立したときに
出力信号１ａを出力し、この出力信号１ａで、自家用発
電設備が系統から解列され、単独運転にあることを検知
し、遮断器２２を遮断するなどの適宜の動作を行わせ
る。
より大きく、電力系統側から電力の供給を受けている状
態で解列されると解列後、急に今までより大きい負荷に
電力を供給することになり、電圧Ｖ1，周波数Ｆ1は低下
し、電流Ｉ1は増加する。単独運転検出部１で、これら
の変化を検出し、Ｖ1＜Ｖ0，Ｆ1＜Ｆ0，Ｉ1＞Ｉ0の３つ
の条件が同時に成立したとき、また、Ｖ1＞Ｖ0，Ｆ1＞
Ｆ0，Ｉ1＜Ｉ0の３つの条件側が同時に成立したときに
出力信号１ａを出力し、この出力信号１ａで、自家用発
電設備が系統から解列され、単独運転にあることを検知
し、遮断器２２を遮断するなどの適宜の動作を行わせ
る。
【００２３】
【発明の効果】以上のように本発明は、自家用発電設備
の電圧，周波数および電流を検出して単独運転を検出す
るので、転送トリップ装置や信号機は不要となる。しか
も計器用変圧器や変流器は備え付けの配電盤内に計測用
として備えられているので、これを利用すれば足りるの
で簡単に構成できる。
の電圧，周波数および電流を検出して単独運転を検出す
るので、転送トリップ装置や信号機は不要となる。しか
も計器用変圧器や変流器は備え付けの配電盤内に計測用
として備えられているので、これを利用すれば足りるの
で簡単に構成できる。
【００２４】また、潮流又は逆潮流の状態で電力系統と
連系されている場合を問わず、単独運転を検出すること
ができる。
連系されている場合を問わず、単独運転を検出すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例の電力系統と自家用発電設備
との連系図。
との連系図。
【図２】本発明の動作説明図。
【図３】従来例の電力系統と自家用発電設備との連系
図。
図。
１…単独運転検出部 ３…自業所内負荷 １０…配電用変電所 １１…電力系統 １２…配電線遮断器 ２０…自家用発電設備 ２１…発電機 ２２…遮断器 ２３…受電遮断器
Claims (1)
- 【請求項１】 逆潮流が有る状態で電力系統と連系する
自家用発電設備の単独運転検出装置において、該単独運
転検出装置は、前記自家用発電設備の電圧Ｖ0，周波数
Ｆ0および電流Ｉ0を検出し、これら電圧Ｖ0，周波数Ｆ0
および電流Ｉ0が変化してＶ1，Ｆ1およびＩ1となったと
き、Ｖ1＜Ｖ0，Ｆ1＜Ｆ0，Ｉ1＞Ｉ0の３つの条件が同時
に成立したとき、およびＶ1＞Ｖ0，Ｆ1＞Ｆ0，Ｉ1＜Ｉ0
の３つの条件が同時に成立したときに自家用発電設備の
単独運転と判定するように構成したことを特徴とする自
家用発電設備の単独運転検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6196371A JPH0865900A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 自家用発電設備の単独運転検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6196371A JPH0865900A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 自家用発電設備の単独運転検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0865900A true JPH0865900A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16356753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6196371A Pending JPH0865900A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 自家用発電設備の単独運転検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0865900A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101027066B1 (ko) * | 2009-10-20 | 2011-04-11 | 한국에너지기술연구원 | 전류 크기 변동에 따른 상관관계 기반의 단독운전 검출 방법 |
| CN107888448A (zh) * | 2017-11-01 | 2018-04-06 | 深圳市共进电子股份有限公司 | 反向供电检测装置及方法 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP6196371A patent/JPH0865900A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101027066B1 (ko) * | 2009-10-20 | 2011-04-11 | 한국에너지기술연구원 | 전류 크기 변동에 따른 상관관계 기반의 단독운전 검출 방법 |
| CN107888448A (zh) * | 2017-11-01 | 2018-04-06 | 深圳市共进电子股份有限公司 | 反向供电检测装置及方法 |
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