JPH086526Y2 - 塗装ブース - Google Patents

塗装ブース

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JPH086526Y2
JPH086526Y2 JP10273590U JP10273590U JPH086526Y2 JP H086526 Y2 JPH086526 Y2 JP H086526Y2 JP 10273590 U JP10273590 U JP 10273590U JP 10273590 U JP10273590 U JP 10273590U JP H086526 Y2 JPH086526 Y2 JP H086526Y2
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JP
Japan
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cleaning liquid
cleaning
cleaning device
exhaust gas
outflow means
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JP10273590U
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孝 居垣
浩二 舎久保
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Trinity Industrial Corp
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Trinity Industrial Corp
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、塗装ブースに関する。詳しくは、塗装室内
の塗料ミストを気液接触により捕捉する洗浄装置を備え
た塗装ブースに関する。
[従来の技術] 第5図および第6図に従来の塗装ブースの代表的例
(例えば実開昭56−133316号)を示す。
ここで、第5図は全体構成を示す断面図、第6図は洗
浄装置のベンチュリー部を通過する排気の作用により洗
浄液が霧化される様子を示す図である。
第5図において、1は自動車車体等のワークWに塗装
を施すための塗装室である。この塗装室1の側方には排
気ダクト10,10が設けられている。排気ダクト10は、上
部に設けられた排気ファン11を駆動することにより塗装
室1からの排気を吸引導入する構成とされている。
また、排気ダクト10の内部には、洗浄液流出手段(例え
ば洗浄ノズル21)が配設されているとともに、当該洗浄
液流出手段(21)の下方には洗浄装置30が配設されてい
る。ここで、通常、洗浄装置30は、洗浄液流出手段(2
1)に対向配設された遮蔽板32と、この遮蔽板32の周縁
に所定の間隙を有してなるベンチュリー部31,31とから
形成されている。
しかして、塗装室1から排気ダクト10に吸引導入され
た排気Eが、第6図に示す如く、洗浄装置30のベンチュ
リー部31,31を通過すると、当該排気Eによって洗浄液
流出手段(21)から流出され遮蔽板32を介してベンチュ
リー部31,31に流下してきた洗浄液Qが霧化され、この
霧化された洗浄液Qによって排気E中の塗料ミストや溶
剤蒸気を捕捉する構成とされている。
ところで、通常、排気ファン11が排気Eを吸引する力
は大きいので(例えばファン静圧100〜120mmAq)、洗浄
装置30は当該排気Eによって強い力で押し上げられる。
そのため、洗浄装置30が浮き上がって設置位置がズレる
おそれがある。そこで、従来より排気ダクト10には、洗
浄装置30の浮き上がりを防止するための押えバー35がボ
ルト等の取付手段を介して取付けられている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記した塗装ブースの洗浄装置30(特にベ
ンチュリー部31)は、使用に伴い塗料ミストが付着する
などして汚れるので定期的に清掃する必要がある。洗浄
装置30を清掃するには、排気ダクト10内が狭いこともあ
ってハッチ15を開けて当該洗浄装置30を排気ダクト10か
ら取外さなければならない。しかし、洗浄装置30は、押
えバー35によって排気ダクト10に係止されているので、
当該洗浄装置30を取外すには、まず押えバー35を取り除
かなければならない。
このように、洗浄装置30を清掃等するために排気ダク
ト10から取り外すには、押えバー35をも一々取り外さな
ければならず繁雑で手間が掛かる欠点を有する。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、洗浄装置の浮き上
がりを防止し、かつ当該洗浄装置を容易に取外して清掃
等することができる塗装ブースを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、塗装室の側方に配設され当該塗装室からの
排気を吸引導入可能な排気ダクトを有し、 この排気ダクトの内部に洗浄液流出手段を配設すると
ともに当該洗浄液流出手段の下方にベンチュリー部を有
する洗浄装置を配設し、 前記洗浄装置のベンチュリー部を通過する排気の作用
により前記洗浄液流出手段から流出した洗浄液を霧化
し、この霧化された洗浄液によって排気中の塗料ミスト
を捕捉するように形成された塗装ブースにおいて、 前記洗浄装置に、上部開口部を有しかつ当該上部開口
部を介して前記洗浄液流出手段から流出した洗浄液を収
容して当該洗浄装置を下方に押圧可能な押圧タンクを設
け、 この押圧タンクに洗浄液排出手段を設けたことを特徴
とする。
[作用] 本考案では、洗浄液流出手段から流出した洗浄液が押
圧タンクに上部開口部を介して収容される。これによ
り、洗浄装置は、押圧タンクに収容された洗浄液の重量
によって下方に押圧される。そのため、塗装室から排気
ダクトに吸引導入された排気が洗浄装置を押上ようとし
ても、当該押圧タンクによって洗浄装置の浮上がりが防
止される。
また、洗浄装置を清掃等するために排気ダクトから取
り外す際には、洗浄液排出手段により押圧タンク内の洗
浄液を排出する。これにより、洗浄装置は、押圧タンク
によって下方に押圧されなくなるので容易に取外すこと
ができる。
したがって、洗浄装置の浮き上がりを防止し、かつ当
該洗浄装置を容易に取り外して清掃等することができ
る。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図〜第4図に基づき説明す
る。
ここで、第1図は全体構成を示す断面図である。第2
図および第3図は洗浄装置と押圧タンクとの取付関係を
示す図で、第2図は正面図,第3図は平面図である。第
4図は洗浄装置のベンチュリー部を通過する排気の作用
により洗浄液が霧化される様子を示す図である。
本実施例に係る塗装ブースは、第1図に示す如く、塗
装室1,排気ダクト10,洗浄液流出手段(21),洗浄装置3
0および本塗装ブースの特徴部である押圧タンク40,洗浄
液排出手段(51)を含み構成されている。
なお、第5図に示した構成要素と同一のものについて
は同一の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化す
る。
ここで、押圧タンク40は、洗浄液流出手段(本実施例
では洗浄ノズル21)から流出される洗浄液Qの重量を利
用して洗浄装置30の浮き上がりを防止する手段である。
具体的には、押圧タンク40は、上部開口部41を有しかつ
当該上部開口部41を介して洗浄液流出手段(21)から流
出した洗浄液Qを収容して当該洗浄装置30を下方に押圧
可能に形成されている。
本実施例においては、押圧タンク40は、洗浄装置30の
遮蔽板32に着脱可能に装着されている。また、押圧タン
ク40の第2図左右の上縁部には、溢液部42a,42bが形成
されており、当該溢液部42a,42bより同量の洗浄液Qが
遮蔽板32上に溢液されてベンチュリー部31,31に供給さ
れる構成とされている。さらに、押圧タンク40の下部に
は、洗浄液排出手段が設けられている。本実施例におい
ては、洗浄液排出手段は、押圧タンク40の下部に設けら
れた小径の液抜き穴51より形成されている。
次に作用について説明する。
洗浄液流出手段(21)から流出した洗浄液Qが押圧タ
ンク40に上部開口部41を介して収容される。これによ
り、洗浄装置30は、押圧タンク40に収容された洗浄液Q
の重量によって下方に押圧される。そのため、塗装室1
から排気ダクト10に吸引導入された排気Eが、第4図に
示す如く、洗浄装置30を押上ようとしても、当該押圧タ
ンク40によって洗浄装置30の浮上がりが防止される。こ
の際、押圧タンク40の溢液部42a,42bから同量の洗浄液
Qが遮蔽板32上に溢液されてベンチュリー部31,31に供
給されるので、洗浄液Qは当該ベンチュリー部31,31に
よって一段と効果的かつ広範囲に亙って霧化される。
なお、この際、押圧タンク40に収容された洗浄液Qは
液抜き穴51により排出され続けるが、洗浄液流出手段
(21)からの洗浄液Qの供給量が排出量よりも格段に多
いので、押圧タンク40には常に洗浄液Qが満杯の状態で
収容されている。このため、押圧タンク40の洗浄装置30
に対する押圧力が減少することはなく、当該洗浄装置30
の浮き上がりが防止される。
ところで、洗浄装置30を清掃等するために排気ダクト
10から取外す際には、洗浄液流出手段(21)からの洗浄
液Qの流出が停止されるので、押圧タンク40内は液抜き
穴51から洗浄液Qが排出されて空となる。こうして、押
圧タンク40内の洗浄液Qが排出されて空となると、洗浄
装置30は、押圧タンク40によって下方に押圧されなくな
るので容易に取外すことができる。なお、清掃した洗浄
装置30の排気ダクト10への取付けも、押圧タンク40内の
洗浄液Qが排出されているので容易に行なうことができ
る。
こうして洗浄装置30を排気ダクト10に取付けた後、洗
浄液流出手段(21)から洗浄液Qを流出すると、当該洗
浄液Qの一部が押圧タンク40内に収容されて洗浄装置30
を下方に押圧して浮き上がりを防止する。
しかして、この実施例によれば、洗浄装置30に、上部
開口部41を有しかつ当該上部開口部41を介して洗浄液流
出手段(洗浄ノズル21)から流出した洗浄液Qを収容し
て当該洗浄装置30を下方に押圧可能な押圧タンク40を設
け、この押圧タンク40に洗浄液排出手段(液抜き穴51)
を設けた構成としたので、洗浄装置30の浮き上がりを防
止し、かつ当該洗浄装置30を容易に取外して清掃等する
ことができる。
また、押圧タンク40の第2図左右の上縁部に溢液部42
a,42bを形成したので、当該溢液部42a,42bより同量の洗
浄液Qが洗浄装置30の遮蔽板32上に溢液されて、ベンチ
ュリー部31,31に均等に供給されるので、当該ベンチュ
リー部31,31により洗浄液Qは一段と効果的かつ広範囲
に亙って霧化され、排気E中の塗料ミストの捕集効率が
一段と向上される。
なお、上記実施例においては、洗浄液排出手段を、液
抜き穴51より形成したが、押圧タンク40内の洗浄液Qを
排出することができれば、どのように構成してもよい。
例えば、洗浄液排出手段を、押圧タンク40の下端部に接
続したパイプと当該パイプを開閉するための弁(ともに
図示省略)より構成してもよい。また、洗浄液排出手段
を、押圧タンク40を反転させることにより洗浄液Qを排
出させる構成としてもよい。
[考案の効果] 本考案は、洗浄装置に、上部開口部を有しかつ当該上
部開口部を介して洗浄液流出手段から流出した洗浄液を
収容して当該洗浄装置を下方に押圧可能な押圧タンクを
設け、この押圧タンクに洗浄液排出手段を設けた構成と
したので、洗浄装置の浮き上がりを防止し、かつ当該洗
浄装置を容易に取外して清掃等することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す図で、第1図
は全体構成を示す断面図,第2図および第3図は洗浄装
置と押圧タンクとの取付関係を示す図で第2図は正面
図,第3図は平面図,第4図は洗浄装置のベンチュリー
部を通過する排気の作用により洗浄液が霧化される様子
を示す図である。第5図および第6図は従来の塗装ブー
スを示す図で、第5図は全体構成を示す断面図,第6図
は洗浄装置のベンチュリー部を通過する排気の作用によ
り洗浄液が霧化される様子を示す図である。 1…塗装室、10…排気ダクト、21…洗浄ノズル(洗浄液
流出手段)、30…洗浄装置、31…洗浄装置のベンチュリ
ー部、40…押圧タンク、41…押圧タンクの上部開口部、
51…液抜き穴(洗浄液排出手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装室の側方に配設され当該塗装室からの
    排気を吸引導入可能な排気ダクトを有し、 この排気ダクトの内部に洗浄液流出手段を配設するとと
    もに当該洗浄液流出手段の下方にベンチュリー部を有す
    る洗浄装置を配設し、 前記洗浄装置のベンチュリー部を通過する排気の作用に
    より前記洗浄液流出手段から流出した洗浄液を霧化し、
    この霧化された洗浄液によって排気中の塗料ミストを捕
    捉するように形成された塗装ブースにおいて、 前記洗浄装置に、上部開口部を有しかつ当該上部開口部
    を介して前記洗浄液流出手段から流出した洗浄液を収容
    して当該洗浄装置を下方に押圧可能な押圧タンクを設
    け、 この押圧タンクに洗浄液排出手段を設けたことを特徴と
    する塗装ブース。
JP10273590U 1990-09-28 1990-09-28 塗装ブース Expired - Lifetime JPH086526Y2 (ja)

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