JPH0864516A - 重ね合わせ露光方法 - Google Patents

重ね合わせ露光方法

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JPH0864516A
JPH0864516A JP22263294A JP22263294A JPH0864516A JP H0864516 A JPH0864516 A JP H0864516A JP 22263294 A JP22263294 A JP 22263294A JP 22263294 A JP22263294 A JP 22263294A JP H0864516 A JPH0864516 A JP H0864516A
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JP
Japan
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exposure
area
displacement
exposed
region
Prior art date
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Pending
Application number
JP22263294A
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English (en)
Inventor
Atsushi Someya
篤志 染矢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0864516A publication Critical patent/JPH0864516A/ja
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィールドサイズの異なる露光装置による重
ね合わせ露光において、重ね合わせ精度の向上を図る。 【構成】 第1の露光装置で露光される第1露光領域1
を分割した各分割領域11〜14と、第2の露光装置で
露光される第2露光領域2とを重ね合わせて露光する際
に、第1の露光装置の収差による各分割領域11〜14
の露光位置の変位と、第2の露光装置の収差による第2
露光領域2の露光位置の変位とを測定する。第2露光領
域2の変位を補正しかつ各分割領域11〜14の露光位
置の変位に合わせてずらした位置に第2露光領域2の露
光を行う。第1露光領域の露光を行う。これによって、
第2露光領域2の露光位置は、第1露光領域1の各分割
領域11〜14の露光位置に対して個別に補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造工程
でのリソグラフィーの際の重ね合わせ露光方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程で、それぞれの層
の寸法レベルに対応した露光装置を用いて露光を行うた
めには、異なる露光装置間のミックス&マッチを図る必
要がある。上記のようにして寸法レベルに対応した複数
の露光装置を用いて露光を行うことで、素子構造の微細
化に伴って増大する製造装置のコストを低減することが
可能になる。上記露光装置間のミックス&マッチを実現
するためには、各露光装置間のレンズまたはミラーの収
差を補正した露光条件で露光を行うことによって重ね合
わせ誤差を最小化する必要があり、例えば以下のように
している。
【0003】先ず、使用するそれぞれの露光装置でテス
ト露光を行う。そして、露光領域内の複数の測定点に関
して、レンズやミラーの収差による各露光装置の変位を
測定する。次いで、例えば、最小二乗法のような近似法
によって、上記変位の平均値を求める。そして、各露光
装置間で上記変位の平均値が補正されるように、各露光
装置の露光条件を補正する。ここでは、例えば、基準号
機となる露光装置を設定し、この基準号機の変位に合わ
せてマッチング号機となる露光装置の露光条件を補正す
る。その後、上記基準号機とマッチング号機とによる重
ね合わせ露光を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の重ね合
わせ露光方法には、以下のような課題があった。すなわ
ち、各露光装置の露光条件は、露光領域内における露光
位置の変位を平均化した値に基づいて補正される。この
ため、上記露光領域内の露光部分によって変位の状態が
大きく異なる場合には、上記露光領域内の全ての露光部
分で充分な重ね合わせ精度を得ることができない。
【0005】近年、露光フィールドサイズの大型化の進
展により、露光領域のフィールドサイズが異なる露光装
置間のミックス&マッチが求められている。上記フィー
ルドサイズが異なる露光装置を用いた重ね合わせ露光で
は、第1の露光装置で露光される第1露光領域を分割し
た分割領域と、第2の露光装置で露光される第2露光領
域とを重ね合わせる状態で露光が行われる。このため、
例えば、各分割領域の露光位置の変位が上記のように大
きく異なる場合には、各分割領域と第2露光領域との重
ね合わせ精度が得られないと言う問題があった。
【0006】そこで本発明は、上記の課題を解決する重
ね合わせ露光方法を提供することによって、フィールド
サイズの異なる露光装置による重ね合わせ露光におい
て、重ね合わせ精度の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、第1の露光装置で露光される第1露光領域
を分割した分割領域と、第2の露光装置で露光される第
2露光領域とを重ね合わせて露光する方法であり、以下
のように行う。先ず、第1の工程では、第1の露光装置
の収差による上記各分割領域の露光位置の変位と、第2
の露光装置の収差による上記第2露光領域の露光位置の
変位とを測定する。次に第2の工程では、第2露光領域
の変位を補正する状態で、第1露光領域の露光を行い、
各分割領域の露光位置の変位に合わせてずらした位置に
第2露光領域の露光を行う。
【0008】上記第2露光領域の露光位置の変位の補正
は、第1露光領域の露光位置をずらすかまたは第2露光
領域の露光位置を補正することによって行う。
【0009】
【作用】上記重ね合わせ露光方法では、上記各分割領域
毎の露光位置の変位に合わせるように露光位置をずらし
て第2露光領域の露光を行う。このことから、上記第2
露光領域の露光位置は、第1露光領域の各分割領域の露
光位置に対して個別に補正される。したがって、各分割
露光領域毎に露光変位が補正された重ね合わせ露光が行
われる。
【0010】
【実施例】本発明の重ね合わせ露光方法の実施例を図面
に基づいて説明する。ここでは、図1(1)に示すよう
に、第1露光領域1を4つの領域に分割してなる第1〜
第4分割領域11〜14と、第2露光領域2とを重ね合
わせて露光する方法を例に取って説明する。ここで、第
1〜第4分割領域11〜14は、第1露光領域1を上下
左右に4等分に分割した領域である。一方、第2露光領
域2は、第1〜第4分割領域11〜14に対してステー
ジの位置決め精度の誤差を差し引いた面積を有してい
る。また、第1露光領域1は第1の露光装置(図示せ
ず)で露光され、第2露光領域2は第2の露光装置(図
示せず)で露光される。上記各露光装置は、それぞれ特
有の収差を示すものである。
【0011】上記各露光装置を用いて上記のように重ね
合わせ露光を行う場合には、以下のようにする。先ず、
第1の工程では、上記各露光装置を用いてそれぞれ異な
る所定位置に第1露光領域1と第2露光領域2とをテス
ト露光する。
【0012】次いで、第1露光領域1の第1〜第4分割
領域11〜14と第2露光領域2とに関して、各領域毎
の複数点で目的露光位置に対する露光位置の変位を測定
する。そして、例えば最小二乗法のような近似法を用い
て各領域毎に露光位置の変位の平均値を求める。
【0013】ここでは、例えば図中右方向を+x,上方
向を+yとする。そして、図中矢印で示すように第1分
割領域11の変位がx=0μm,y=+0.05μm、
第2分割領域の変位がx=+0.05μm,y=0μ
m、第3分割領域の変位がx=0μm,y=0μm、第
4分割領域の変位がx=−0.05μm,y=−0.0
5μmであり、さらに第2露光領域の変位がx=0μ
m,y=+0.05μmであるとする。
【0014】次に、第2の工程では、例えば図1(2)
に示すように、先ず第2露光領域2の露光を行うこの第
2露光領域2の露光では、第1露光領域1の露光位置を
基準として第2露光領域2をマッチングさせるように露
光を行う。例えば、先ず図中白抜き矢印で示すように、
第2露光領域2の露光位置をr方向に−0.05μm補
正しておく。このような状態で、第1分割領域11の露
光位置に重ね合わせる露光では、第1分割領域11の変
位に合わせるように第2露光領域2の露光位置をさらに
y方向に+0.05μmずらして露光を行う。第2分割
領域12の露光位置に重ね合わせる露光では、上記と同
様に第2分割領域12の変位に合わせるように第2露光
領域2の露光位置をさらにx方向に+0.05μmずら
して露光を行う。
【0015】上記のようにして、第1〜第4分割領域1
1〜14の露光位置の変位に合わせてずらした位置に、
第2露光領域2をそれぞれ露光した後、第1露光領域1
の露光を行う。
【0016】上記重ね合わせ露光方法では、各分割領域
11〜14毎の露光位置の変位に合わせてずらした位置
に第2露光領域2の露光を行う。このことから、上記第
2露光領域2の露光位置は、第1露光領域1の各分割領
域11〜14の露光位置に対して個別に補正される。し
たがって、各分割露光領域11〜14毎に露光装置の各
収差のうちのシフト、倍率、回転及びこれらが合成され
た収差による露光変位を補正した重ね合わせ露光が行わ
れる。
【0017】上記重ね合わせ露光方法によって各分割露
光領域毎に倍率成分を補正しながらウエハ表面に複数の
露光領域を配列露光する場合には、例えば図2に示すよ
うにする。先ず、第1露光領域1の第1分割領域11に
重ね合わせる第2露光領域2の露光をウエハ全面に対し
て行う。上記の後、第2露光領域2の露光をウエハ全面
に対して上記と同様に行う。そして、第1〜第2分割領
域11〜14が露光される位置に対して第2露光領域2
の露光が全て終了した後、第1露光領域1の露光を行
う。
【0018】上記のようにしてウエハ上に重ね合わせ露
光を行った場合、第2露光領域2の露光を連続して行う
際に露光装置のレンズ倍率の補正を1回毎に行う必要が
なく、スループットが確保される。
【0019】また、上記実施例では、第2露光領域2の
変位の補正を第2露光領域2を露光する際に行うように
した。しかし、図3に示すように、第2露光領域2の変
位の補正は、第1露光領域1を露光する際に行うように
しても良い。ここでは例えば上記実施例と同様に、先ず
図3(1)に示すように各分割領域11〜14と第2露
光領域2との露光位置の変位を測定する。その後、図3
(2)に示すように、先ず第2露光領域2を各分割領域
11〜14の変位に合わせて矢印のようにずらした位置
に露光する。次に、第2露光領域の変位に合わせて白抜
き矢印のようにずらした位置に当該第1露光領域1を露
光する。
【0020】これによって、上記実施例と同様に、第2
露光領域2の変位を補正する状態で、上記第2露光領域
2の露光位置を第1露光領域1の各分割領域11〜14
の露光位置に対して個別に補正した重ね合わせ露光が行
われる。尚、ここでは、露光装置の各収差のうちのシフ
ト、倍率及びこれらが合成された収差による露光変位の
補正が可能になる。また、倍率成分を補正する場合に
は、上記実施例と同様にウエハ上に露光を行うことによ
ってスループットが確保される。
【0021】上記各実施例は、第1露光領域1を露光し
た後、第2露光領域を露光する場合にも適用可能であ
る。さらに、上記各実施例では、第1露光領域1を4等
分して分割領域とした。しかし、第1露光領域1の分割
数とその分割状態及び第2露光領域2の形状は、上記に
限るものではない。
【0022】
【発明の効果】以上本発明の重ね合わせ露光方法によれ
ば、第1露光領域を分割した各分割領域と第2露光領域
とを重ね合わせて露光する際に、各分割領域毎に個別に
測定した第1露光領域の露光位置の変位に合わせてずら
した位置に第2露光領域の露光を行うことから、各分割
領域毎に露光変位を補正した重ね合わせ露光を行うこと
が可能になる。したがって、フィールドサイズの異なる
露光装置による重ね合わせ露光において、重ね合わせ精
度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の重ね合わせ露光方法を示す図である。
【図2】ウエハ上への露光方法を説明する図である。
【図3】他の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 第1露光領域 2 第2露光領域 11 第1分割領域 12 第2分割領域 13 第3分割領域 14 第4分割領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の露光装置で露光される第1露光領
    域を分割した各分割領域と、第2の露光装置で露光され
    る第2露光領域とを重ね合わせて露光する方法におい
    て、 前記第1の露光装置の収差による前記各分割領域毎の露
    光位置の変位と、前記第2の露光装置の収差による前記
    第2露光領域の露光位置の変位とを測定する第1の工程
    と、 前記第2露光領域の変位を補正する状態で、前記第1露
    光領域の露光を行い、前記各分割領域の露光位置の変位
    に合わせてずらした位置に前記第2露光領域の露光を行
    う第2の工程とからなることを特徴とする重ね合わせ露
    光方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の重ね合わせ露光方法にお
    いて、 前記第2の工程では、前記第1露光領域の露光を行い、
    前記第2露光領域の変位を補正しかつ前記各分割領域の
    露光位置の変位に合わせてずらした位置に当該第2露光
    領域の露光を行うことを特徴とする重ね合わせ露光方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の重ね合わせ露光方法にお
    いて、 前記第2の工程では、第2露光領域の変位に合わせてず
    らした位置に前記第1露光領域の露光を行い、前記各分
    割領域の露光位置の変位に合わせてずらした位置に前記
    第2露光領域の露光を行うことを特徴とする重ね合わせ
    露光方法。
JP22263294A 1994-08-23 1994-08-23 重ね合わせ露光方法 Pending JPH0864516A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016072508A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 キヤノン株式会社 パターン形成方法、および物品の製造方法
JP2016154241A (ja) * 2013-07-02 2016-08-25 キヤノン株式会社 パターン形成方法、リソグラフィ装置、リソグラフィシステムおよび物品製造方法
US11460768B2 (en) 2013-07-02 2022-10-04 Canon Kabushiki Kaisha Pattern formation method, lithography apparatus, lithography system, and article manufacturing method

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