JPH0858440A - 剛体電車線の接続構造 - Google Patents

剛体電車線の接続構造

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JPH0858440A
JPH0858440A JP21782594A JP21782594A JPH0858440A JP H0858440 A JPH0858440 A JP H0858440A JP 21782594 A JP21782594 A JP 21782594A JP 21782594 A JP21782594 A JP 21782594A JP H0858440 A JPH0858440 A JP H0858440A
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Yoshio Ishii
良夫 石井
Shoji Sasaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続が容易で、隧道天井面との間に大きな間
隔を必要とせず、短尺でも十分な剛性と電流容量を確保
でき、接続部の体裁を損ねない剛体電車線の接続構造を
提供する。 【構成】 T型剛体2の下縁に沿ってトロリ線3を延設
して剛体電車線1を構成する。隣接T型剛体2,2の突
合せ接続部に、T型剛体2の両側面に相対向して一対の
継目板8,8を固定する。継目板8の水平片9、垂直片
10を夫々T型剛体2の水平片4、垂直片5に重合して
ボルト11,12で固定する。垂直片10には、T型剛
体2の突条6に嵌合する条溝13と、イヤ15を受け入
れる切欠き部14とを設ける。イヤ15には、T型剛体
2の突条6に係合する上部係合突条16と、電車線3の
条溝7に嵌合する下部係合突条17を設ける。イヤ15
を継目板8の切欠き部14内に配置し、T型剛体2の垂
直片5の側面にボルト18で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下鉄等で用いられる
剛体電車線におけるT型剛体を、電車線を支持しつつ、
軸線方向に接続する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、剛体電車線におけるT型剛体の接
続方法としては、溶接によるものや、T型剛体の上部の
水平片の上面に継目材を沿わせてボルトで固定する方法
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の接続方法の
うち、前者即ち、溶接によるものは、作業を高所の悪環
境下で行わなければならず、熟練を要する重労働となる
難点がある。後者は、隧道の天井面との間に比較的大き
な間隔を必要とするし、上部の一面のみで接続するた
め、十分な電流容量を確保するために長尺の継目材を必
要とし、接続部の美観をも損ねる難点がある。
【0004】従って、本発明は、接続作業が比較的容易
であり、隧道の天井面との間に大きな間隔を必要とせ
ず、比較的短尺でも十分な電流容量を確保でき、接続部
の体裁を損ねることもない接続構造を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、T型剛体2と、その下縁に沿っ
て、延設されるトロリ線3とを具備した剛体電車線1に
おいて、隣接T型剛体2,2の突合せ接続部にかかるよ
うに、隣接T型剛体2,2の両側面に相対向して一対の
継目板8,8を固定すると共に、トロリ線3をT型剛体
2の下部に固定するために、T型剛体2の両側面に相対
向して一対のイヤ15,15を固定し、継目板8は、断
面ほぼL字状に構成して、水平片9と垂直片10とを具
備させ、水平片9をT型剛体2の水平片4の下面に重合
してボルト11で固定すると共に、垂直片10をT型剛
体2の垂直片5の側面に重合してボルト12で固定し、
かつ垂直片10には、T型剛体2の垂直片5の側面に形
成された突条6に嵌合する条溝13と、イヤ15を受け
入れるための切欠き部14とを具備させ、イヤ15に
は、T型剛体の突条の上縁に係合する上部係合突条16
を具備させると共に、電車線3の条溝7に嵌合する下部
係合突条17を具備させ、イヤ15を継目板8の切欠き
部14内に配置し、T型剛体2の垂直片5の側面にボル
ト18で固定する接続構造を採用した。
【0006】
【作用】本発明においては、継目板8の垂直片10の条
溝13が、T型剛体2の垂直片5の突条6に嵌合して両
者が強固に結合され、T型剛体2の接続部における垂直
及び水平の何れの方向への剛性も増すことができる。T
型剛体2の両側における水平片4,9、垂直片5,10
の相互の接触により接触面積を大きくとることができ、
十分な電流容量を確保できる。イヤ15により、T型剛
体2の接続部において下部にトロリ線3を密着させるこ
とができ、良好な集電性能を確保することができる。
【0007】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図1は剛体電車線の接続部の側面図、図2は図1に
おけるII−II線による断面図、図3は図1におけるIII
−III線による断面図である。
【0008】図において、剛体電車線1は、多数が電車
線路に沿って軸線方向に接続されるT型剛体2と、この
T型剛体2の下端部に沿って延設されるトロリ線3とを
具備している。T型剛体2は、断面ほぼT型の長尺材
で、水平片4と垂直片5とを有する。垂直片5の両側面
には、上下に間隔を置いて軸線方向に延長する上部突条
6、下部突条19を備え、また突条6,19間に条溝2
0を備えている。トロリ線3は、上部の両側面に、軸線
方向に延長する条溝7を備え、T型剛体の垂直片5の下
端部に沿って、これに接触して延長する。
【0009】一対の継目板8は、隣接する2つのT型剛
体2の突合せ接続部にかかるように、2つのT型剛体2
の両側面に相対向して固定されている。継目板8は、断
面ほぼL字状で、水平片9と垂直片10とを有する。水
平片9は、T型剛体2の水平片4の下面に重合され、両
者を垂直方向に貫通するボルト11で固定されている。
垂直片10は、T型剛体2の垂直片5の側面に重合さ
れ、ボルト12で固定されている。垂直片10は、T型
剛体2の垂直片5の側面に形成された突条6に嵌合する
条溝13と、条溝20に嵌合する突条21を有すると共
に、イヤ15を受け入れるための2つの切欠き部14を
有する。
【0010】イヤ15は、ほぼ矩形の板材で、一側面の
上縁に、T型剛体2の突条6の上縁に係合する上部係合
突条16を有すると共に、下縁に、トロリ線3の条溝7
に嵌合する下部係合突条17を有する。そして、イヤ1
5は、継目板8の切欠き部14内に配置され、T型剛体
2の垂直片5の側面に、ボルト18で固定される。
【0011】この実施例においては、継目板8の垂直片
10の条溝13が、T型剛体2の垂直片5の突条6に嵌
合して両者が強固に結合される。T型剛体2と継目板8
の水平片4,9、垂直片5,10同士が密着し、T型剛
体2の接続部における垂直及び水平の何れの方向への剛
性も増すことができる。T型剛体2の両側における水平
片4,9、垂直片5,10の相互の接触により接触面積
を大きくとることができ、十分な電流容量を確保でき
る。イヤ15により、T型剛体2の接続部の下面にトロ
リ線3を密着させることができ、良好な集電性能を確保
することができる。
【0012】なお、本発明は図示の実施例に限定される
ものではなく、例えば、T型剛体の下部において、一対
のイヤの間に複数のトロリ線が挟持される形式の剛体電
車線にも適用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、T型
剛体2と、その下縁に沿って、延設されるトロリ線3と
を具備した剛体電車線1において、隣接T型剛体2,2
の突合せ接続部にかかるように、隣接T型剛体2,2の
両側面に相対向して一対の継目板8,8を固定すると共
に、トロリ線3をT型剛体2の下部に固定するために、
T型剛体2の両側面に相対向して一対のイヤ15,15
を固定し、継目板8は、断面ほぼL字状に構成して、水
平片9と垂直片10とを具備させ、水平片9をT型剛体
2の水平片4の下面に重合してボルト11で固定すると
共に、垂直片10をT型剛体2の垂直片5の側面に重合
してボルト12で固定し、かつ垂直片10には、T型剛
体2の垂直片5の側面に形成された突条6に嵌合する条
溝13と、イヤ15を受け入れるための切欠き部14と
を具備させ、イヤ15には、T型剛体の突条の上縁に係
合する上部係合突条16を具備させると共に、電車線3
の条溝7に嵌合する下部係合突条17を具備させ、イヤ
15を継目板8の切欠き部14内に配置し、T型剛体2
の垂直片5の側面にボルト18で固定する接続構造を採
用したため、接続作業が比較的容易であり、隧道の天井
面との間に大きな間隔を必要とせず、比較的短尺でも十
分な電流容量と剛性とを確保でき、接続部の体裁を損ね
ることもない剛体電車線の接続構造を提供することがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】剛体電車線の接続部の側面図である。
【図2】図1におけるII−II線による断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線による断面図である。
【符号の説明】
2 T型剛体 3 トロリ線 4 水平片 5 垂直片 6 突条 7 条溝 8 継目板 9 水平片 10 垂直片 11 ボルト 12 ボルト 13 条溝 14 切欠き部 15 イヤ 16 上部係合突条 17 下部係合突条

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面ほぼT型の長尺材で、水平片と垂直
    片とを有し、垂直片の両側面に、軸線方向に延長する突
    条を有し、多数が電車線路に沿って軸線方向に接続され
    るT型剛体と、 上部両側面に軸線方向に延長する条溝を有し、前記T型
    剛体の垂直片の下端部に沿って、垂直片に接触して延設
    されるトロリ線とを具備した剛体電車線において、 相隣接する前記T型剛体の突合せ接続部にかかるよう
    に、相隣T型剛体の両側面に相対向して固定される一対
    の継目板と、 前記トロリ線を前記T型剛体の下部に固定するために、
    T型剛体の両側面に相対向して固定される一対のイヤと
    を具備し、 前記継目板は、断面ほぼL字状で、前記T型剛体の水平
    片の下面に重合されてボルトで固定される水平片と、T
    型剛体の垂直片の側面に重合されてボルトで固定される
    垂直片とを有し、かつこの垂直片は、T型剛体の垂直片
    の側面に形成された前記突条に嵌合する条溝を有すると
    共に、前記イヤを受け入れるための切欠き部を有し、 前記イヤは、上部に前記T型剛体の突条の上縁に係合す
    る上部係合突条を有すると共に、下部に前記トロリ線の
    条溝に嵌合する下部係合突条を有し、前記継目板の切欠
    き部内に配置され、T型剛体の垂直片の側面にボルトで
    固定されることを特徴とする剛体電車線の接続構造。
  2. 【請求項2】 前記一対のイヤの間に複数のトロリ線が
    挟持されることを特徴とする請求項1に記載の剛体電車
    線の接続構造。
  3. 【請求項3】 前記T型剛体の垂直片の側面に、前記突
    条に対して下方に相互間隔を置いて軸線方向に延長する
    さらに他の突条と、これら2つ突条の間に形成された条
    溝とを有し、 前記継目板の垂直片は、さらに、T型剛体の垂直片の側
    面に形成された前記条溝に嵌合する突条を有することを
    特徴とする請求項1に記載の剛体電車線の接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240830A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Railway Technical Research Institute 剛体電車線の接続構造及び接続方法
EP2255991B1 (de) 2009-05-28 2014-03-19 Siemens Aktiengesellschaft Stromschiene

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