JPH0857019A - 連通手段付き薬剤容器 - Google Patents
連通手段付き薬剤容器Info
- Publication number
- JPH0857019A JPH0857019A JP6197042A JP19704294A JPH0857019A JP H0857019 A JPH0857019 A JP H0857019A JP 6197042 A JP6197042 A JP 6197042A JP 19704294 A JP19704294 A JP 19704294A JP H0857019 A JPH0857019 A JP H0857019A
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- JP
- Japan
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- vial
- cap member
- container
- drug
- double
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薬剤の混合操作を無菌的に、容易かつ短時間
で行うのに便利な薬剤容器を提供する。 【構成】 薬剤容器は有底のバイアル収容容器１と、こ
れに収容されたバイアル２と、バイアル収容容器１の開
口部１１を閉鎖するキャップ部材３と、このキャップ部
材３とバイアル２の間に配置された両頭針４から構成さ
れてなる。キャップ部材３はバイアル収容容器１の側壁
１２に沿ってスライド可能であり、両頭針４は上部穿刺
針４１と下部穿刺針４２を備えている。また、両頭針４
はバイアル２の口部２１にスライド自在に冠着された円
筒状ハブ４３を備えており、キャップ部材３の天面３１
には上部穿刺針収容部３３が設けられ、天面３１は円筒
状ハブ４３を押圧して両頭針４を下方にスライドさせる
押圧手段を兼ねている。
で行うのに便利な薬剤容器を提供する。 【構成】 薬剤容器は有底のバイアル収容容器１と、こ
れに収容されたバイアル２と、バイアル収容容器１の開
口部１１を閉鎖するキャップ部材３と、このキャップ部
材３とバイアル２の間に配置された両頭針４から構成さ
れてなる。キャップ部材３はバイアル収容容器１の側壁
１２に沿ってスライド可能であり、両頭針４は上部穿刺
針４１と下部穿刺針４２を備えている。また、両頭針４
はバイアル２の口部２１にスライド自在に冠着された円
筒状ハブ４３を備えており、キャップ部材３の天面３１
には上部穿刺針収容部３３が設けられ、天面３１は円筒
状ハブ４３を押圧して両頭針４を下方にスライドさせる
押圧手段を兼ねている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は薬剤容器に関し、詳しく
は、他の薬剤と混合して使用する薬液、或いは、使用直
前に溶解液で溶解して使用する例えば制癌剤や抗生物
質、血液製剤などの粉末状あるいは凍結乾燥された薬剤
を収容する薬剤容器であって、他の薬剤或いは溶解液と
混合するのに便利な連通手段付き薬剤容器に関する。
は、他の薬剤と混合して使用する薬液、或いは、使用直
前に溶解液で溶解して使用する例えば制癌剤や抗生物
質、血液製剤などの粉末状あるいは凍結乾燥された薬剤
を収容する薬剤容器であって、他の薬剤或いは溶解液と
混合するのに便利な連通手段付き薬剤容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】病院等の医療機関においては、従来よ
り、バイアル等の容器に入った制癌剤や抗生物質、血液
製剤などの粉末製剤、あるいは凍結乾燥製剤は、そのま
ま輸液剤に混注して用いると配合割合が変化しやすく、
また液状の薬剤として保存しておくと薬効が低下すると
いう問題があるため、これを使用直前に溶解して輸液剤
として点滴治療に用いているが、薬剤の溶解操作は、上
記薬剤の入った容器とその薬剤を解かす溶解液の入った
容器とを両頭針あるいは連結管等の接続用具を用いて接
続し、溶解液を薬剤の入った容器に移すことにより行っ
ている。ところがこの操作は複雑で手間がかかる上に、
薬剤の入った容器に接続するための孔を明ける操作を外
気中で行うので、中の薬剤が汚染される虞があった。ま
た、薬液を他の薬剤と混合する際にも同様の問題があっ
た。
り、バイアル等の容器に入った制癌剤や抗生物質、血液
製剤などの粉末製剤、あるいは凍結乾燥製剤は、そのま
ま輸液剤に混注して用いると配合割合が変化しやすく、
また液状の薬剤として保存しておくと薬効が低下すると
いう問題があるため、これを使用直前に溶解して輸液剤
として点滴治療に用いているが、薬剤の溶解操作は、上
記薬剤の入った容器とその薬剤を解かす溶解液の入った
容器とを両頭針あるいは連結管等の接続用具を用いて接
続し、溶解液を薬剤の入った容器に移すことにより行っ
ている。ところがこの操作は複雑で手間がかかる上に、
薬剤の入った容器に接続するための孔を明ける操作を外
気中で行うので、中の薬剤が汚染される虞があった。ま
た、薬液を他の薬剤と混合する際にも同様の問題があっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みて成されたもので、薬剤の混合操作を無菌的に、容
易かつ短時間で行うのに便利な薬剤容器を提供すること
を目的とする。
鑑みて成されたもので、薬剤の混合操作を無菌的に、容
易かつ短時間で行うのに便利な薬剤容器を提供すること
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、有底のバイアル収容容器と、該容器に収
容されたバイアルと、前記バイアル収容容器の開口部に
冠着されるとともに該バイアル収容容器の側壁に沿って
上下方向にスライド自在なキャップ部材と、該キャップ
部材とバイアルの間に配置された連通手段から構成され
てなり、該連通手段が、上部および下部にそれぞれ穿刺
針を備えるとともに、バイアルの口部に上下方向スライ
ド自在に冠着された円筒状ハブを備え、前記キャップ部
材が天面に前記円筒状ハブを押圧して前記連通手段を下
方にスライドさせる押圧手段を備えた構成を採用してい
る。
決するために、有底のバイアル収容容器と、該容器に収
容されたバイアルと、前記バイアル収容容器の開口部に
冠着されるとともに該バイアル収容容器の側壁に沿って
上下方向にスライド自在なキャップ部材と、該キャップ
部材とバイアルの間に配置された連通手段から構成され
てなり、該連通手段が、上部および下部にそれぞれ穿刺
針を備えるとともに、バイアルの口部に上下方向スライ
ド自在に冠着された円筒状ハブを備え、前記キャップ部
材が天面に前記円筒状ハブを押圧して前記連通手段を下
方にスライドさせる押圧手段を備えた構成を採用してい
る。
【０００５】ここで、押圧手段は、キャップ部材の天面
（この天面に上部穿刺針を収容する上部穿刺針収容部を
設ける必要がある）としてもよく、また、キャップ部材
の天面の内側に突設した環状突起にしてもよい。連通手
段がバイアルの口部に沿ってスライドし易いように、連
通手段の円筒状ハブの内壁に複数の縦リブを設けてもよ
く、また、キャップ部材が不用意にバイアル収容容器の
側壁に沿ってスライドしないように、バイアル収容容器
とキャップ部材を螺合手段で結合してもよい。
（この天面に上部穿刺針を収容する上部穿刺針収容部を
設ける必要がある）としてもよく、また、キャップ部材
の天面の内側に突設した環状突起にしてもよい。連通手
段がバイアルの口部に沿ってスライドし易いように、連
通手段の円筒状ハブの内壁に複数の縦リブを設けてもよ
く、また、キャップ部材が不用意にバイアル収容容器の
側壁に沿ってスライドしないように、バイアル収容容器
とキャップ部材を螺合手段で結合してもよい。
【０００６】キャップ部材の未開封を確認できるよう
に、バイアル収容容器とキャップ部材の境界部分を破断
可能なシートで封をしてもよい。
に、バイアル収容容器とキャップ部材の境界部分を破断
可能なシートで封をしてもよい。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、使用に際して、キャップ部
材を例えば時計方向に回してキャップ部材を下方に移動
させてこれとバイアル収容容器の螺合を外し、次いでキ
ャップ部材を下方に押すと、キャップ部材はバイアル収
容容器の側壁に沿って下方に移動する。この時、両頭針
の下部穿刺針はキャップ部材によって押されてバイアル
口部のゴム栓を刺通する。キャップ部材の天面がバイア
ル収容容器の上端に衝突してキャップ部材の下方移動が
止まったら、キャップ部材を上方に引上げて、キャップ
部材とバイアル収容容器との螺合部分でキャップ部材を
反時計方向に回してキャップ部材を上方に移動させてこ
れとバイアル収容容器の螺合を外し、次いでキャップ部
材を上方に引き上げればキャップ部材はバイアル収容容
器から取り外すことができる。こうしてキャップ部材を
取り外した状態の薬剤容器はその両頭針の上部穿刺針を
他の薬剤容器のゴム栓に刺通すれば、本発明の薬剤容器
（バイアル）と他の薬剤容器とを両頭針を介して連通す
ることができる。この場合、薬剤を混注するにはバイア
ル内の薬剤と他の薬剤容器内の薬剤のうちどちらか一方
が液状でなければならないので、仮にバイアル内の薬剤
が液状であるとして話を進める。バイアル内の薬液を他
の薬剤容器に移注させ、薬剤容器を振って両容器の薬剤
を混合する。こうして混合された薬液は注射器などで吸
引して輸液剤として、または輸液剤に混注して用いるこ
とができる。
材を例えば時計方向に回してキャップ部材を下方に移動
させてこれとバイアル収容容器の螺合を外し、次いでキ
ャップ部材を下方に押すと、キャップ部材はバイアル収
容容器の側壁に沿って下方に移動する。この時、両頭針
の下部穿刺針はキャップ部材によって押されてバイアル
口部のゴム栓を刺通する。キャップ部材の天面がバイア
ル収容容器の上端に衝突してキャップ部材の下方移動が
止まったら、キャップ部材を上方に引上げて、キャップ
部材とバイアル収容容器との螺合部分でキャップ部材を
反時計方向に回してキャップ部材を上方に移動させてこ
れとバイアル収容容器の螺合を外し、次いでキャップ部
材を上方に引き上げればキャップ部材はバイアル収容容
器から取り外すことができる。こうしてキャップ部材を
取り外した状態の薬剤容器はその両頭針の上部穿刺針を
他の薬剤容器のゴム栓に刺通すれば、本発明の薬剤容器
（バイアル）と他の薬剤容器とを両頭針を介して連通す
ることができる。この場合、薬剤を混注するにはバイア
ル内の薬剤と他の薬剤容器内の薬剤のうちどちらか一方
が液状でなければならないので、仮にバイアル内の薬剤
が液状であるとして話を進める。バイアル内の薬液を他
の薬剤容器に移注させ、薬剤容器を振って両容器の薬剤
を混合する。こうして混合された薬液は注射器などで吸
引して輸液剤として、または輸液剤に混注して用いるこ
とができる。
【０００８】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。
説明する。
【０００９】図１は本発明の一実施例に係る薬剤容器を
示す説明図（断面図）であり、図２は図１に示す両頭針
の底面図、図３は本発明の他の実施例を示す説明図（部
分断面図）である。また、図４は図１に示す薬剤容器に
おいてバイアルに両頭針を刺通した状態を示す説明図で
ある。
示す説明図（断面図）であり、図２は図１に示す両頭針
の底面図、図３は本発明の他の実施例を示す説明図（部
分断面図）である。また、図４は図１に示す薬剤容器に
おいてバイアルに両頭針を刺通した状態を示す説明図で
ある。
【００１０】図１に示すように本発明の薬剤容器は有底
のバイアル収容容器１と、これに収容されたバイアル２
と、バイアル収容容器１の開口部１１を閉鎖するキャッ
プ部材３と、このキャップ部材３とバイアル２の間に配
置された両頭針４（連通手段）から構成されてなる。キ
ャップ部材３はバイアル収容容器１の側壁１２に沿って
スライド可能であり、両頭針４は上部穿刺針４１と下部
穿刺針４２を備えている。また、両頭針４はバイアル２
の口部２１にスライド自在に冠着された円筒状ハブ４３
を備えており、キャップ部材３の天面３１には円筒状ハ
ブ４３を押圧して両頭針４を下方にスライドさせる押圧
手段（図１の天面３１、図３の環状突起３７）が具備さ
れている。
のバイアル収容容器１と、これに収容されたバイアル２
と、バイアル収容容器１の開口部１１を閉鎖するキャッ
プ部材３と、このキャップ部材３とバイアル２の間に配
置された両頭針４（連通手段）から構成されてなる。キ
ャップ部材３はバイアル収容容器１の側壁１２に沿って
スライド可能であり、両頭針４は上部穿刺針４１と下部
穿刺針４２を備えている。また、両頭針４はバイアル２
の口部２１にスライド自在に冠着された円筒状ハブ４３
を備えており、キャップ部材３の天面３１には円筒状ハ
ブ４３を押圧して両頭針４を下方にスライドさせる押圧
手段（図１の天面３１、図３の環状突起３７）が具備さ
れている。
【００１１】バイアル収容容器１はポリプロピレンやポ
リエチレン、ＡＢＳ樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステ
ル等の合成樹脂で製せられており、開口部１１と側壁１
２および底部１３を有し、通常筒状に形成される。開口
部１１の外壁には雄ネジ１５が形成されており、後述の
キャップ部材３のスカート３２内壁に形成された雌ネジ
３５と螺合するようになっている。また、側壁１２の中
間部から底部１３にかけて複数の縦リブ１４が形成され
ており、これにより中に収容されるバイアル２を柔らか
く支持している。縦リブ１４の数は特に限定されないが
通常３〜６個である。開口部１１の外壁には雄ネジ１５
の代わりに図３に示すような係合リブ１６を形成し、キ
ャップ部材３の係合突起３６と係合するようにしてもよ
い。中に収容されるバイアル２としては、市販のどのよ
うなタイプのものも採用可能であり、薬剤Ｄとしては、
液状の薬剤であっても、制癌剤や抗生物質、血液製剤な
どの粉末状あるいは凍結乾燥された薬剤であってもよ
い。
リエチレン、ＡＢＳ樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステ
ル等の合成樹脂で製せられており、開口部１１と側壁１
２および底部１３を有し、通常筒状に形成される。開口
部１１の外壁には雄ネジ１５が形成されており、後述の
キャップ部材３のスカート３２内壁に形成された雌ネジ
３５と螺合するようになっている。また、側壁１２の中
間部から底部１３にかけて複数の縦リブ１４が形成され
ており、これにより中に収容されるバイアル２を柔らか
く支持している。縦リブ１４の数は特に限定されないが
通常３〜６個である。開口部１１の外壁には雄ネジ１５
の代わりに図３に示すような係合リブ１６を形成し、キ
ャップ部材３の係合突起３６と係合するようにしてもよ
い。中に収容されるバイアル２としては、市販のどのよ
うなタイプのものも採用可能であり、薬剤Ｄとしては、
液状の薬剤であっても、制癌剤や抗生物質、血液製剤な
どの粉末状あるいは凍結乾燥された薬剤であってもよ
い。
【００１２】バイアル収容容器１の開口部１１にはキャ
ップ部材３が側壁１２に沿ってスライド自在に冠着さ
れ、この開口部１１を閉鎖している。このキャップ部材
３は通常バイアル収容容器１と同様の材料で製せられて
おり、天面３１とスカート３２を有している。そしてス
カート３２の下端部にはバイアル収容容器１の雄ネジ１
５と螺合する雌ネジ３５が形成されており、その天面３
１には凸状の上部穿刺針収容部３３と後述の両頭針４の
円筒状ハブ４３を所定位置に保持するための環状枠３４
が形成されている。この構成では天面３１と環状枠３４
で囲まれた空間に両頭針４の円筒状ハブ４３が収容され
るようになっており、天面３１は押圧手段を兼ねたもの
になっている。キャップ部材３は図３に示すように天面
３１の内壁に押圧手段としての環状突起３７を突設した
構成にし、この環状突起３７で両頭針４の円筒状ハブ４
３を押圧するようにしてもよい。また、スカート３２の
下端部にバイアル収容容器１の係合リブ１６と係合する
通常環状の係合突起３６を形成してもよい。
ップ部材３が側壁１２に沿ってスライド自在に冠着さ
れ、この開口部１１を閉鎖している。このキャップ部材
３は通常バイアル収容容器１と同様の材料で製せられて
おり、天面３１とスカート３２を有している。そしてス
カート３２の下端部にはバイアル収容容器１の雄ネジ１
５と螺合する雌ネジ３５が形成されており、その天面３
１には凸状の上部穿刺針収容部３３と後述の両頭針４の
円筒状ハブ４３を所定位置に保持するための環状枠３４
が形成されている。この構成では天面３１と環状枠３４
で囲まれた空間に両頭針４の円筒状ハブ４３が収容され
るようになっており、天面３１は押圧手段を兼ねたもの
になっている。キャップ部材３は図３に示すように天面
３１の内壁に押圧手段としての環状突起３７を突設した
構成にし、この環状突起３７で両頭針４の円筒状ハブ４
３を押圧するようにしてもよい。また、スカート３２の
下端部にバイアル収容容器１の係合リブ１６と係合する
通常環状の係合突起３６を形成してもよい。
【００１３】両頭針４は一般にポリプロピレンや高密度
ポリエチレン、ＡＢＳ樹脂などの合成樹脂で製せられ、
上部および下部の穿刺針４１および４２と、円筒状ハブ
４３からなる。そしてこの円筒状ハブ４３はバイアル２
の口部２１に冠着され、口部２１に沿ってスライド自在
になっている。穿刺針４１、４２には通常軸方向に２つ
の流体通路４４、４５が形成されており、薬液が流通し
易いように、一方の通路を薬液が流通する間に他方の通
路を空気が流通するようになっている。上部穿刺針４
１、下部穿刺針４２および円筒状ハブ４３は通常同じ合
成樹脂で一体に形成されるが、穿刺針４１、４２をステ
ンレスなどの金属で形成し、これを円筒状ハブ４３に接
着固定してもよい。
ポリエチレン、ＡＢＳ樹脂などの合成樹脂で製せられ、
上部および下部の穿刺針４１および４２と、円筒状ハブ
４３からなる。そしてこの円筒状ハブ４３はバイアル２
の口部２１に冠着され、口部２１に沿ってスライド自在
になっている。穿刺針４１、４２には通常軸方向に２つ
の流体通路４４、４５が形成されており、薬液が流通し
易いように、一方の通路を薬液が流通する間に他方の通
路を空気が流通するようになっている。上部穿刺針４
１、下部穿刺針４２および円筒状ハブ４３は通常同じ合
成樹脂で一体に形成されるが、穿刺針４１、４２をステ
ンレスなどの金属で形成し、これを円筒状ハブ４３に接
着固定してもよい。
【００１４】尚、バイアル収容容器１とキャップ部材３
の境界部分には、バージンシール５を貼って、本薬剤容
器の未使用を保証するようにしてもよい。バージンシー
ル５の形成材料としては、特に限定するものではない
が、紙やプラスチックシートなどキャップを回した時に
容易に破断可能なものが使用される。
の境界部分には、バージンシール５を貼って、本薬剤容
器の未使用を保証するようにしてもよい。バージンシー
ル５の形成材料としては、特に限定するものではない
が、紙やプラスチックシートなどキャップを回した時に
容易に破断可能なものが使用される。
【００１５】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に本発明の薬剤容器は、バイアル収容容器とキャップ部
材からなる空間にバイアルと連通手段を収容した構成に
なっており、キャップ部材を押し下げることにより容易
にバイアルのゴム栓を連通手段で刺通することができる
ので、薬剤の溶解操作を容易かつ無菌的に行うことがで
きる。また、バイアル収容容器の口部外壁とキャップ部
材のスカートの下端部内壁が螺合あるいは係合するよう
に構成することにより、キャップ部材が不用意にバイア
ル収容容器の側壁に沿ってスライドするのを防止するこ
とができる。さらにまた、バイアル収容容器とキャップ
部材の境界部分を破断可能なシートで封をすることによ
り、キャップ部材の未開封を確認できる。
に本発明の薬剤容器は、バイアル収容容器とキャップ部
材からなる空間にバイアルと連通手段を収容した構成に
なっており、キャップ部材を押し下げることにより容易
にバイアルのゴム栓を連通手段で刺通することができる
ので、薬剤の溶解操作を容易かつ無菌的に行うことがで
きる。また、バイアル収容容器の口部外壁とキャップ部
材のスカートの下端部内壁が螺合あるいは係合するよう
に構成することにより、キャップ部材が不用意にバイア
ル収容容器の側壁に沿ってスライドするのを防止するこ
とができる。さらにまた、バイアル収容容器とキャップ
部材の境界部分を破断可能なシートで封をすることによ
り、キャップ部材の未開封を確認できる。
【図１】本発明の一実施例に係る薬剤容器を示す説明図
（断面図）である。
（断面図）である。
【図２】図１に示す両頭針の底面図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す説明図（部分断面
図）である。
図）である。
【図４】図１に示す薬剤容器においてバイアルに両頭針
を刺通した状態を示す説明図である。
を刺通した状態を示す説明図である。
１ バイアル収容容器 １４ 縦リブ １５ 雄ネジ １６ 係合リブ ２ バイアル ３ キャップ部材 ３３ 上部穿刺針収容部 ３４ 環状枠 ３５ 雌ネジ ３６ 係合突起 ３７ 環状突起（押圧手段） ４ 両頭針（連通手段） ４１ 上部穿刺針 ４２ 下部穿刺針 ４３ 円筒状ハブ ４４ 縦リブ ５ バージンシール Ｄ 薬剤 整理番号 ６−０５５
Claims (6)
- 【請求項１】 有底のバイアル収容容器と、該容器に収
容されたバイアルと、前記バイアル収容容器の開口部に
冠着されるとともに該バイアル収容容器の側壁に沿って
上下方向にスライド自在なキャップ部材と、該キャップ
部材とバイアルの間に配置された連通手段から構成され
てなり、該連通手段が、上部および下部にそれぞれ穿刺
針を備えるとともに、バイアルの口部に上下方向スライ
ド自在に冠着された円筒状ハブを備え、前記キャップ部
材が天面に前記円筒状ハブを押圧して前記連通手段を下
方にスライドさせる押圧手段を備えた、連通手段付き薬
剤容器。 - 【請求項２】 押圧手段がキャップ部材の天面であり、
該天面に上部穿刺針を収容する上部穿刺針収容部が設け
られた請求項１に記載の薬剤容器。 - 【請求項３】 連通手段がキャップ部材の天面の内側に
突設された環状突起である請求項１に記載の薬剤容器。 - 【請求項４】 連通手段の円筒状ハブの内壁に複数の縦
リブを設けてなる請求項１〜３のいずれかに記載の薬剤
容器。 - 【請求項５】 バイアル収容容器とキャップ部材を螺合
手段で結合してなる請求項１〜４のいずれかに記載の薬
剤容器。 - 【請求項６】 バイアル収容容器とキャップ部材の境界
部分を破断可能なシートで封をしてなる請求項１〜５の
いずれかに記載の薬剤容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6197042A JPH0857019A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 連通手段付き薬剤容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6197042A JPH0857019A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 連通手段付き薬剤容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0857019A true JPH0857019A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16367761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6197042A Pending JPH0857019A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 連通手段付き薬剤容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0857019A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10192364A (ja) * | 1997-01-16 | 1998-07-28 | Nissho Corp | 連通手段を備えた薬剤容器 |
| JP2015213782A (ja) * | 2006-05-25 | 2015-12-03 | バイエル・ヘルスケア・エルエルシーＢａｙｅｒ ＨｅａｌｔｈＣａｒｅＬＬＣ | 再構成デバイス |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP6197042A patent/JPH0857019A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10192364A (ja) * | 1997-01-16 | 1998-07-28 | Nissho Corp | 連通手段を備えた薬剤容器 |
| JP2015213782A (ja) * | 2006-05-25 | 2015-12-03 | バイエル・ヘルスケア・エルエルシーＢａｙｅｒ ＨｅａｌｔｈＣａｒｅＬＬＣ | 再構成デバイス |
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