JPH0852547A - 浸漬鋳造管 - Google Patents

浸漬鋳造管

Info

Publication number
JPH0852547A
JPH0852547A JP7189539A JP18953995A JPH0852547A JP H0852547 A JPH0852547 A JP H0852547A JP 7189539 A JP7189539 A JP 7189539A JP 18953995 A JP18953995 A JP 18953995A JP H0852547 A JPH0852547 A JP H0852547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
immersion
tube
strand
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7189539A
Other languages
English (en)
Inventor
Gerald Hohenbichler
ホーエンビヒラー ゲラルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Primetals Technologies Austria GmbH
Original Assignee
Voest Alpine Industrienlagenbau GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Voest Alpine Industrienlagenbau GmbH filed Critical Voest Alpine Industrienlagenbau GmbH
Publication of JPH0852547A publication Critical patent/JPH0852547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/50Pouring-nozzles

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浸漬鋳造管を通して供給される溶融物の浸入
の僅かな垂直方向の深さを高鋳造速度にかかわらず維持
することができ、そして、僅かな波の形成が、減少され
た側方排出パルスのためにミニスカスで目だつ、即ち、
落ちついたミニスカスが保証される、浸漬鋳造管を提供
する。 【構成】 広側壁7と狭側壁6を備えた連続鋳造モール
ド4内へ金属溶融物を導入するための浸漬鋳造管1は、
ストランド5の狭側壁の方にほぼ向いた中心軸を有する
金属溶融物用の側方開孔18を備えた管部分と、この金
属溶融物用の底部開孔23を備えた底部3とを有してい
る。高鋳造速度で、ストランドの液状核内へ鋳造管を介
して供給される金属溶融物の僅かな垂直方向の浸入深さ
と、ミニスカスにおける僅かな渦の形成との両方を確保
するために、底部は、少なくとも二つの底部開孔を有
し、この少なくとも二つの底部開孔は、ストランドの広
側部と直角な方向に見て互いに交差する流れ方向を持つ
少なくとも二つの鋳造ジェット22を形成するようにス
トランドの狭側壁の方に傾斜している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,金属溶融物、特に
鋼鉄溶融物を広側壁と狭側壁を持つ連続鋳造モールド内
へ導入し、そして、広側部及び狭側部を備えたストラン
ド、特に、薄いスラブ状の連続鋳造物を形成する浸漬鋳
造管に関する。
【0002】この場合、浸漬鋳造チュウーブは、ストラ
ンドの狭側部の方にほぼ向けられた中心軸を有する金属
溶融物用の側方開孔を備えた管部分と、金属溶融物用の
底部開孔を備えた底部を有している。
【0003】高鋳造速度には、浸漬鋳造チューブから現
れる鋳造ジェットを高排出速度にする必要がある。現在
普通の浸漬鋳造管を使用すると、低質ないし中間質の製
品、即ち、ストランドのみが得られるだけである。溶融
物が側方に浸漬鋳造管から流出するために、そのミニス
カスはかなり乱れる。下方への溶融物の流れのために、
溶融物は、ストランドの内部へ深く浸入することができ
る。既に固化したストランドの皮層の一部の再溶融が新
たに到着する高温溶融物によって生じるばかりでなく、
ミニスカスに加えられた鋳造パウダ及びこのミニスカス
に付着する不純物は、ストランドへ送られてその内部へ
急に入れられる。この浸漬鋳造管から溶融物が出現する
時、この溶融物が主に下方向に流れる場合は、得られる
鋳造パウダの溶融速度は、低速度となり、鋳造パウダと
鋳造モールドの側壁との間の摩擦は、かくして、残念な
がら大きくなる。
【0004】従って、特定の仕方で鋳造管を成型するこ
とによってストランド内の流量条件に積極的に影響を与
えようとする試みがなされ、かくして、側方開孔及び底
部開孔の両方を有する浸漬鋳造管が得られた。前に定義
した種類のこの浸漬鋳造管は公知である。例えば、AT
−B−332.579,JP−A−58−47545,
及びAT−B−331.438参照。しかし、これらの
欠点も、これらの公知の浸漬鋳造管では回避できなかっ
た。特に、高鋳造速度で薄いスラブを鋳造するときに受
け入れ可能な品質を得ることは不可能であった。
【0005】WO89/12519からは、浸漬鋳造管
は公知である。この例では、十字型の、即ち、二つの交
差する鋳造ジェットは、この浸漬鋳造管の底部領域また
は側方領域から流出する。別の実施例によれば、鋳造ジ
ェットは、側方に現れる前に浸漬鋳造管の内部において
互いに交差する。また、これらの従来の浸漬鋳造管の場
合、高鋳造速度と、ミニスカスにおける浴の僅かではあ
るが充分な移動、並びにストランドの液状核内への鋳造
ジェットの僅かな垂直方向の進入深さという互いに異な
る要求を満たすことは可能ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
及び難点の回避を狙うものであり、その目的としては、
浸漬鋳造管を通して供給される溶融物の浸入の僅かな垂
直方向の深さを高鋳造速度にかかわらず維持することが
でき、そして、僅かな波の形成が、減少された側方排出
パルスのためにミニスカスで目だつ、即ち、落ちついた
ミニスカスが保証される、上記の浸漬鋳造管を提供する
ことである。特に、鋳造動作中におけるミニスカスでの
境界波の形成は、低い高さのもののみとし、同時に、ミ
ニスカスを覆う鋳造パウダのための充分に高い溶融速度
を達成すべきである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は達成される。それは、底部が少なくとも二つの底部
開孔を有し、この底部開孔がストランドの狭側部の方に
傾斜されて、このストランドの広側部に直角な方向に互
いに交差する流れ方向を持つ少なくとも二つの鋳造ジェ
ットを形成するようにしているからである。
【0008】好適な実施例によれば、底部開孔から現れ
る鋳造ジェットは、ストランドの広側部に直角な方向に
おいて浸漬鋳造管の底部領域か或いは、底部の下のある
距離の所において交差する。この鋳造ジェットがその交
差部分の特定の領域だけで交差する場合には、特定の鋳
造断面と流速に取って好都合となるであろう。
【0009】更に別の実施例によれば、底部領域から現
れる鋳造ジェットは、互いに底部領域か、または、そこ
からある距離離れた所の何れかで、屈曲した仕方で互い
に交差する。
【0010】なるべくなら、底部開孔の中心軸が5度と
120度の間の角度を含むと、都合がよい。
【0011】好ましくは、底部開孔の断面積は、側方開
孔及び底部開孔の断面積の全ての和の10%と70%の
間の面積を含むことが好ましい。
【0012】底部開孔に対する側方開孔の及ぼす良好な
結合効果は、側方開孔の中心軸が、−10度と50度の
間の角度で水平線に対して下方に傾斜している場合に生
じる。なるべくなら、側方開孔の断面積は、流れ方向に
増大し、そして、全ての側方開孔及び底部開孔の出口の
断面積の和は、側方開孔の上縁のレベルで測定された、
浸漬鋳造管の内部断面積の1.1倍に等しいか、これよ
りも大きいことが好ましい。
【0013】円滑で一様な側方流は、側方開孔の上方制
限面が、−20度と35度との間の角度(α)で傾斜し
ており、且つ、側方開孔の下方制限面が水平線に対して
−30度と60度の間の角度(β)で傾斜している場合
に得られる。
【0014】好ましくは、この下方制限面は、側方開孔
の上方制限面より長く、そして、その延長部分だけ浸漬
鋳造管の内部に伸長し、それにより、浸漬鋳造管内にお
いて下方に向く流れの一部が、渋滞を避けながら捕獲さ
れ、そして、側方に向けられることが好ましい。
【0015】好適な実施例によれば、底部開孔の中心軸
は、ストランドの狭側部の方へ向けられる他に、ストラ
ンドの広側部の方へ傾斜されて、その方向にある浸漬鋳
造管の中心軸に対して−20度と十20度の間の角度を
含むようにされる。
【0016】渋滞損失をできるだけ低くして、側方開孔
及び底部開孔内へ溶融物を導くために、浸漬鋳造管の管
部分の内部の断面積は、好都合にも、流れ方向及びスト
ランドの狭側部への方向に増大し、そして、ストランド
の広側部の方へ減少する。ここで、浸漬鋳造管の管部分
の内部の断面積は、流れ方向において一定であり、また
は、浸漬鋳造管の管部分の内部の断面積は流れ方向に好
都合に増大する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下において、本発明を、添付図
面に略示した数個の実施の形態により更に詳細に説明す
る。
【0018】浸漬鋳造管1は、タンディッシュ2の底部
に挿入され、その口の部分または底部分3だけ連続鋳造
モールド4の中に伸長し、図1によれば、この鋳造モー
ルド4は、(約70mmx1500mmの寸法を持つ)
薄いスラブの断面を備えたストランド5を鋳造するに適
した断面を有している。この連続鋳造モールドは、従っ
て、狭側壁6と広側壁7を有し、この上に、ストランド
5の狭側部8と広側部9が形成される。
【0019】浸漬鋳造管の口部または底部3は、連続鋳
造モールドの中で金属溶融物(鋼鉄溶融物)11の表面
10の下へ達する。金属溶融物11の表面10は、鋳造
パウダ12により覆われる。モールド4の側壁6、7に
は、依然として薄いストランド皮層13が形成され、こ
の内側には、ストランド5の液状核14が存在する。
【0020】特に図2乃至図4から明かであるが、浸漬
鋳造管1は、内部16を規定する垂直方向の管部分15
を有している、連続鋳造モールド4の広側壁7に平行な
内部16の断面は、鋳造方向17に向かって増大する
が、これと直角方向、即ち、狭側部6に平行な方向に減
少し、それぞれほぼ円形または正方形の断面から出発し
て浸漬鋳造管1の底部3において狭矩形または長円形の
断面にまで変化する。しかし、この内部の断面積は、鋳
造方向17に見て大部分は一定であるか、または、幾分
増大している。
【0021】底部3の近くにおいて、浸漬鋳造管1は、
金属溶融物用の二つの側方開孔18を有し、その一つ
は、各々連続鋳造モールドの狭側壁6またはストランド
5の狭側壁8の方に向いている。側方開孔18は、上方
制限面19及び下方制限面20を有し、上方制限面19
は、水平線に対して−20度と35度の間の角度(α)
を有し、下方制限面20は、水平線に対して−30度と
60度の間の角度(β)を有している。図2に示したよ
うに、下方に傾斜した上方制限面19及び下方制限面2
0は、好適であり、側方開孔18の断面積は、流れ方向
に増大している。側方開孔18の中心軸21、即ち、側
方開孔18から流出する鋳造ジェット22の流線(=主
流れ方向)からの流出物は、水平線に対して、−10度
と50度との間の角度(ω)で下方に傾斜している。
【0022】側方開孔18の各々の下方制限面20は、
上方制限面19よりも長く設計され、そして、下方制限
面20は、その長い分だけ浸漬鋳造管1の内部16へ伸
長している。これにより、内部16において下方に流出
する金属溶融物の主要部分は、捕獲され、そして、側方
開孔18の方に向けられる。
【0023】浸漬鋳造管1の底部3においては、少なく
とも二つの底部開孔23が設けられて少なくとも二つの
鋳造ジェット24を形成する。この底部開孔は、ストラ
ンド5の狭側壁8に対して連続鋳造モールド4の狭側壁
6の方へ傾斜しており、底部開孔23の中心軸25は、
5度と120度との間の角度で交差している。中心軸2
5は、屈曲した仕方でも交差できる。
【0024】側方開孔18と底部開孔23の出口の断面
積の和は、側方開孔の上縁で測定した、浸漬鋳造管の内
部の断面積の1.1倍に等しいか、これより大きい。
【0025】特に図3から明かであるが、底部開孔23
の中心軸25は、連続鋳造モールド4の狭側壁6の方に
向く他に、連続鋳造モールド4の広側壁7の方向に傾斜
するようにも構成できる。狭側壁8に平行に伸びる平面
に対する中心軸26及び底部開孔23の中心軸25の投
影は、ー20度と十20度との間の角度を示す。また、
この場合、底部開孔23から現れる鋳造ジェット24の
中心軸25は、傾斜した仕方で交差して、鋳造ジェット
24がその断面積の一部でだけなお一致するようにする
ことができる。
【0026】底部開孔23の断面積は、側方開孔18と
底部開孔23の全断面積の和の10%と70%の間の面
積部分を有する。
【0027】浸漬鋳造管1は、次の如く機能する。
【0028】如何なる交差鋳造ジェット23も現れない
側方開孔18と、交差ジェット25または屈曲交差する
ジェット25を排出する底部開孔23の組み合わせは、
薄いスラブの断面形状を有するストランド5の高鋳造速
度での鋳造に特に適している。
【0029】側方開孔18のために、望ましい上方渦2
7が形成されるが、これには、浴表面10に加えられた
鋳造パウダ12の充分な溶融が必要である。この場合、
かくして形成される境界波28は、減少した側方排出パ
ルスのためにのみ小さな高さを有する。
【0030】下方に向いた鋳造ジェット24の垂直浸漬
深さは、低い。これは、この鋳造ジェット24が結合さ
れて強力に四方に広がる分散混合ジェット29になる
か、または、この鋳造ジェットの中心軸の屈曲交差の場
合、生じた回転運動に対してエネルギを放出するからで
ある。更に、下方に向いた鋳造ジェット24は、側方鋳
造ジェット22により生じた下方の渦の上方への移動と
遭遇し、これにより、側方開孔のみが存在したとした場
合に生ずるであろう下方モールド領域における大きな渦
を持つ流れパターンが分解して小さな渦の乱流を示す流
れパターンとなる。連続鋳造モールド4の幅を調べてみ
ると、これは、流速、従って、また、既に固化したスト
ランド皮層13に対する熱伝達の一様な分布を意味し、
これにより、連続鋳造モールド4内に入る新しい金属溶
融物11による、この固化されたストランド皮層13の
再溶融が回避される。更に、ストランド皮層13への衝
撃のパルスは、更に小さくなり、これにより、同様に、
ストランド5の皮層13の再溶融が減少される。
【0031】一方の半モールドからこれに対抗する他方
の半モールドへの表面波のこれまでしばしば観察された
周期的な移動は、本発明による浸漬鋳造管1の形状によ
りかなり減少される。これは、浸漬鋳造管一の下に形成
される小渦構造が更に強力に四散され、それにより、大
きな体積にわたるエネルギの交換が減少されるからであ
る。
【0032】屈曲交差をしながら、浸漬鋳造管1の底部
3から流出する鋳造ジェット24によって、遥か下方に
到達する鋳造ジェットは形成されず、それにより、過熱
の鋼鉄も非金属粒子も、底部開孔のない浸漬鋳造管の場
合より、ストランドの内部に更に入ることはない。二つ
の側方開孔18は、ストランドの狭側壁8の方にかなり
の量を運ぶので、浸漬鋳造管、浴面、狭側部及び側部の
鋳造ジェットにより決定される二つの普通の渦が形成さ
れ、これにより、鋳造パウダの充分な溶融が確保され
る。
【0033】図5乃至図8に示した浸漬鋳造管一の実施
例によれば、底部3から流出する鋳造ジェット24の中
心軸25は、屈曲交差し、それにより、鋳造ジェット2
4は、それらの周縁領域でのみ底部領域3の下で互いに
交差または接触するようになる。底部開孔23どうしの
間に設けられた底部3の中心部30は、浸漬鋳造管1の
内部16において楔状の凹部31を形成している。
【0034】浸漬鋳造管の底部の、図9に示した実施例
によれば、二つの底部開孔23どうしの間に設けられた
底部3の中心部30は、楔状で上方に伸び、かくして、
側方開孔18の方へ、及びまた、浸漬鋳造管1の内部1
6において下方に流れる金属溶融物11の底部開孔23
の方への片寄りを改善する。従って、停滞損失は、大い
に回避することができる。
【0035】図10に示した実施例によれば、底部3か
ら流出する二つの鋳造ジェット24は、底部3内におい
て既に一部交差し、かくして、特定の鋳造条件に鑑み
て、かくして形成された混合ジェットの底部領域の下で
の拡散範囲の有利な調節が実現される。
【0036】また、例えば、図5に示したように、中心
軸25が屈曲交差している底部開孔23を持つ浸漬鋳造
管の場合、楔状に上方に伸びる部分32を、損失なしの
流れを導くために、中央凹部31の代わりに設けてもよ
い(図11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】流れ条件調整を含む連続鋳造モールドで使用さ
れる浸漬鋳造管を通る垂直断面図である。
【図2】図3の線II−IIに沿う長手方向断面図に直
角な長手方向断面図で示した第一の実施例による浸漬鋳
造管である。
【図3】図2の線III−IIIに沿う長手方向断面に
直角な長手方向断面図で示した第一の実施例による浸漬
鋳造管である。
【図4】図2の線V−IVに沿う底部領域付近の断面図
である。
【図5】図2に類似の図における浸漬鋳造管の別の実施
例を示す。
【図6】図3に類似の図における浸漬鋳造管の別の実施
例を示す。
【図7】図4に類似の図における浸漬鋳造管の別の実施
例を示す。
【図8】図5の線VIII−VIIIに沿う断面図(こ
の断面の平面は、浸漬鋳造管の底部領域に存在する)で
ある。
【図9】図2に類似の一部断面図において各々浸漬鋳造
管の更に別の実施例を示す。
【図10】図2に類似の一部断面図において各々浸漬鋳
造管の更に別の実施例を示す。
【図11】図2に類似の一部断面図において各々浸漬鋳
造管の更に別の実施例を示す。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄いスラブを形成するようにした連続鋳
    造モールドのような、広側部と狭側部を有するストラン
    ドを形成するようにした広側壁と狭側壁を有する連続鋳
    造モールドに設けられて、前記連続鋳造モールド内に、
    鋼鉄溶融材のような金属溶融物を導入するようにした浸
    漬鋳造管であって、前記浸漬鋳造管が、管部と底部を有
    し、前記管部が管部内部を有するとともに前記金属溶融
    物のための側方開孔を有し、前記側方開孔が、前記スト
    ランドの前記狭側壁の方にほぼ向き、前記底部が、前記
    金属溶融物用の底部開孔手段を備えている浸漬鋳造管に
    おいて、前記底部に設けられた前記底部開孔手段が、前
    記ストランドの前記狭側部の方に傾斜するとともに、前
    記ストランドの前記広側部に直角な方向に見て、互いに
    交差する流れ方向を持つ少なくとも二つの鋳造ジェット
    を形成するようにした少なくとも二つの底部開孔部を有
    する浸漬鋳造管。
  2. 【請求項2】 前記底部開孔部を通して現れる前記鋳造
    ジェットは、前記ストランドの前記広側部にほぼ直角な
    方向に互いに交差することを特徴とする請求項1記載の
    浸漬鋳造管。
  3. 【請求項3】 前記底部開孔部を通して現れる前記鋳造
    ジェットは、前記底部の領域において互いに交差するこ
    とを特徴とする請求項2記載の浸漬鋳造管。
  4. 【請求項4】 前記底部開孔部を通して現れる前記鋳造
    ジェットは、前記底部から下のある距離において互いに
    交差することを特徴とする請求項2記載の浸漬鋳造管。
  5. 【請求項5】 前記底部開孔部を通して現れる前記鋳造
    ジェットは、前記交差部分の一部領域においてのみ互い
    に交差することを特徴とする請求項3記載の浸漬鋳造
    管。
  6. 【請求項6】 前記底部開孔部を通して現れる前記鋳造
    ジェットは、前記交差部分の一部領域においてのみ互い
    に交差することを特徴とする請求項4記載の浸漬鋳造
    管。
  7. 【請求項7】 前記底部開孔部を通して現れる前記鋳造
    ジェットは、屈曲する仕方で互いに交差することを特徴
    とする請求項1記載の浸漬鋳造管。
  8. 【請求項8】 前記底部開孔部を通して現れる前記鋳造
    ジェットは、前記底部領域において屈曲する仕方で互い
    に交差することを特徴とする請求項7記載の浸漬鋳造
    管。
  9. 【請求項9】 前記底部開孔部を通して現れる前記鋳造
    ジェットは、前記底部の下で屈曲する仕方で互いに交差
    することを特徴とする請求項7記載の浸漬鋳造管。
  10. 【請求項10】 前記底部開孔部の前記中心軸は、前記
    ストランドの前記広側部に直角な方向において5度と1
    20度の間の角度を有していることを特徴とする請求項
    1記載の浸漬鋳造管。
  11. 【請求項11】 前記側方開孔部は、側方開孔断面積を
    有し、前記底部開孔は、底部開孔断面積を有し、前記底
    部開孔断面積は、前記側方開孔断面積と底部開孔断面積
    の全ての和の10%と70%の間の面積部分を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の浸漬鋳造管。
  12. 【請求項12】 前記側方開孔部の前記中心軸は、水平
    線に対して−10度と50度の間の角度で下方に傾斜し
    ていることを特徴とする請求項1記載の浸漬鋳造管。
  13. 【請求項13】 前記側方開孔部は、流れ方向において
    増大する側方開孔断面を有することを特徴とする請求項
    1記載の浸漬鋳造管。
  14. 【請求項14】 前記側方開孔部は、水平面に対して−
    20度と35度の間の角度で傾斜した上方制限面と、−
    30度と−60度の間の角度で傾斜した下方制限面を有
    すを特徴とする請求項13記載の浸漬鋳造管。
  15. 【請求項15】 前記下方制限面は、前記浸漬鋳造管の
    前記管部分の内部に伸びる延長部を有するように前記側
    方開孔の前記上方制限面よりも長く設計されていること
    を特徴とする請求項14記載の浸漬鋳造管。
  16. 【請求項16】 前記底部開孔部の前記中心軸は、前記
    ストランドの前記狭側部の方に向いている他に、前記ス
    トランドの前記広側部の方に傾斜して、前記ストランド
    の前記広側部の方において前記浸漬鋳造管の中心軸に対
    して−20度と十20度の間の角度を有することを特徴
    とする請求項1記載の浸漬鋳造管。
  17. 【請求項17】 前記浸漬鋳造管の前記管部分の内部
    は、流れ方向及び前記ストランドの前記狭側部の方向に
    増大するとともに、前記ストランドの前記広側部の方向
    に減少する断面を有することを特徴とする請求項1記載
    の浸漬鋳造管。
  18. 【請求項18】 前記浸漬鋳造管の前記管部分の内部
    は、流れ方向に一定である断面積を有することを特徴と
    する請求項17記載の浸漬鋳造管。
  19. 【請求項19】 前記浸漬鋳造管の前記管部内部は、流
    れ方向に増大する断面積を有することを特徴とする請求
    項17記載の浸漬鋳造管。
  20. 【請求項20】 前記側方開孔は、上縁を有し、前記浸
    漬鋳造管の前記管部内部は、前記側方開孔の前記上縁の
    レベルに断面積を有し、前記側方開孔及び前記底部開孔
    のすべては、前記側方開孔の前記上縁のレベルにある前
    記浸漬鋳造管の前記管部内部の前記断面積の1.1倍に
    等しい出口断面積を有することを特徴とする請求項1記
    載の浸漬鋳造管。
  21. 【請求項21】 前記側方開孔は、上縁を有し、前記浸
    漬鋳造管の前記管部内部は、前記側方開孔の前記上縁の
    レベルに断面積を有し、前記側方開孔及び前記底部開孔
    のすべては、前記側方開孔の前記上縁のレベルにある前
    記浸漬鋳造管の前記管部内部の前記断面積の1.1倍よ
    り大きい出口断面積を有することを特徴とする請求項1
    記載の浸漬鋳造管。
JP7189539A 1994-07-25 1995-07-25 浸漬鋳造管 Pending JPH0852547A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AT0147094A AT400935B (de) 1994-07-25 1994-07-25 Tauchgiessrohr
AT1470/94 1994-07-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0852547A true JPH0852547A (ja) 1996-02-27

Family

ID=3514607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7189539A Pending JPH0852547A (ja) 1994-07-25 1995-07-25 浸漬鋳造管

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5603860A (ja)
EP (1) EP0694359B1 (ja)
JP (1) JPH0852547A (ja)
AT (1) AT400935B (ja)
CA (1) CA2154527A1 (ja)
DE (1) DE59505632D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006520694A (ja) * 2003-03-17 2006-09-14 ベスビウス クルーシブル カンパニー 動的安定化機能を有する浸漬式注入ノズル
WO2012132562A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 黒崎播磨株式会社 連続鋳造用浸漬ノズル

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5944261A (en) * 1994-04-25 1999-08-31 Vesuvius Crucible Company Casting nozzle with multi-stage flow division
DE4436990C1 (de) * 1994-10-07 1995-12-07 Mannesmann Ag Tauchgießrohr
AT404105B (de) * 1995-07-27 1998-08-25 Voest Alpine Ind Anlagen Verfahren zum stranggiessen einer metallschmelze
FR2740367B1 (fr) * 1995-10-30 1997-11-28 Usinor Sacilor Busette pour l'introduction d'un metal liquide dans une lingotiere de coulee continue de produits metalliques, dont le fond comporte des orifices
JP3096635B2 (ja) * 1996-03-29 2000-10-10 住友金属工業株式会社 偏平状の連続鋳造用ノズル
IT1284035B1 (it) * 1996-06-19 1998-05-08 Giovanni Arvedi Tuffante per la colata continua di bramme sottili
UA51734C2 (uk) 1996-10-03 2002-12-16 Візувіус Крусібл Компані Занурений стакан для пропускання рідкого металу і спосіб пропускання рідкого металу через нього
IT1290931B1 (it) * 1997-02-14 1998-12-14 Acciai Speciali Terni Spa Alimentatore di metallo fuso per lingottiera di macchine di colata continua.
US6467704B2 (en) 2000-11-30 2002-10-22 Foseco International Limited Nozzle for guiding molten metal
GB0610809D0 (en) * 2006-06-01 2006-07-12 Foseco Int Casting nozzle
CN102886515B (zh) * 2012-10-19 2014-11-26 中冶南方工程技术有限公司 一种可降低钢液冲击的连铸浸入式水口

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3371704A (en) * 1967-02-20 1968-03-05 Astrov Evgeny Ivanovitch Device for supplying molten metal into a mould of a continuous casting machine
SU382461A1 (ru) * 1971-03-29 1973-05-25 Металлопровод для подачи металла в кристаллизатор
CH557707A (de) * 1973-05-07 1975-01-15 Concast Ag Vorrichtung zum einbringen einer stahlschmelze in den giesskopf einer stranggiesskokille.
AT331438B (de) * 1973-06-14 1976-08-25 Voest Ag Kontinuierliches stahlstranggiessverfahren sowie anlage zur durchfuhrung des verfahrens
JPS5311253B2 (ja) * 1974-03-05 1978-04-20
AT332579B (de) * 1974-06-25 1976-10-11 Voest Ag Giessrohr mit einer bodenoffnung zum kontinuierlichen stahlstranggiessen
JPS5847545A (ja) * 1981-09-18 1983-03-19 Hitachi Ltd 連続鋳造機の注入ノズル
JPS6123558A (ja) * 1984-06-28 1986-02-01 Nippon Kokan Kk <Nkk> 連続鋳造用浸漬ノズル
JPS6376752A (ja) * 1986-09-18 1988-04-07 Nippon Steel Corp 高清浄鋼用箱型浸漬ノズル
GB8814331D0 (en) * 1988-06-16 1988-07-20 Davy Distington Ltd Continuous casting of steel
JPH02165851A (ja) * 1988-12-19 1990-06-26 Sumitomo Metal Ind Ltd 連続鋳造用浸漬ノズル
DE4117052A1 (de) * 1990-07-23 1992-11-26 Mannesmann Ag Fluessigkeitsgekuehlte kokille fuer das stranggiessen von metallen
WO1992002324A1 (en) * 1990-08-09 1992-02-20 Voest-Alpine International Corp. An improved method for controlling the clamping forces exerted on a continuous casting mold
JPH05131250A (ja) * 1991-11-13 1993-05-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd 連続鋳造用浸漬ノズル
RU2000876C1 (ru) * 1992-07-06 1993-10-15 Анатолий Липович Либерман Способ непрерывной разливки металлов и погружной стакан дл его осуществлени
DE4319195A1 (de) * 1993-06-09 1994-12-15 Didier Werke Ag Mundstück eines Eintauchausgusses

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006520694A (ja) * 2003-03-17 2006-09-14 ベスビウス クルーシブル カンパニー 動的安定化機能を有する浸漬式注入ノズル
WO2012132562A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 黒崎播磨株式会社 連続鋳造用浸漬ノズル
JP2012213785A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Kurosaki Harima Corp 連続鋳造用浸漬ノズル

Also Published As

Publication number Publication date
DE59505632D1 (de) 1999-05-20
EP0694359A1 (de) 1996-01-31
US5603860A (en) 1997-02-18
CA2154527A1 (en) 1996-01-26
EP0694359B1 (de) 1999-04-14
AT400935B (de) 1996-04-25
ATA147094A (de) 1995-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0852547A (ja) 浸漬鋳造管
US6152336A (en) Submerged nozzle for the continuous casting of thin slabs
JP3662973B2 (ja) 連続鋳造用排出ノズル
JP3515762B2 (ja) 連続鋳造用浸漬ノズル並びに連続鋳造方法
US5681498A (en) Discharge nozzle for a crystallizer for continuous casting of slabs
JPH0120052Y2 (ja)
JP2004344900A (ja) 浸漬ノズル及びこれを用いた連続鋳造方法
EP1261446B1 (en) Improved nozzle for continuous casting
JPH1147897A (ja) 薄肉広幅鋳片連続鋳造用浸漬ノズル
RU2358834C2 (ru) Погружной выпускной разливочный стакан (варианты)
JPH08155593A (ja) 薄鋳片の連続鋳造方法および連続鋳造用浸漬ノズル
SK166399A3 (en) Method and device for producing slabs
JP2001179403A (ja) 冷却長辺壁と短辺壁を備えた漏斗状先細鋳込み範囲を有する金属連続鋳造モールド
RU2756838C2 (ru) Стакан несимметричной формы для литья слябов и включающая его металлургическая установка для литья металла
CA2257139C (en) Process and device for casting steel from an immersion nozzle
JP4209976B2 (ja) 連続鋳造用の浸漬ノズル及び鋼の連続鋳造方法
JPS6114051A (ja) 連続鋳造用浸漬ノズル
KR100485404B1 (ko) 박형슬라브를연속주조하기위한부분침수노즐
JPH04238658A (ja) 連続鋳造用浸漬ノズル
JP2001087843A (ja) 連鋳用浸漬ノズル
JPH03226340A (ja) 連続鋳造用浸漬ノズル
JPH0839208A (ja) 広幅薄スラブ鋳造用浸漬ノズル
JPH02165851A (ja) 連続鋳造用浸漬ノズル
JP2005028387A (ja) 連続鋳造用浸漬ノズル
JP2003080350A (ja) 高清浄度鋼の連続鋳造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041117