JPH0852457A - 廃液処理装置 - Google Patents

廃液処理装置

Info

Publication number
JPH0852457A
JPH0852457A JP20607294A JP20607294A JPH0852457A JP H0852457 A JPH0852457 A JP H0852457A JP 20607294 A JP20607294 A JP 20607294A JP 20607294 A JP20607294 A JP 20607294A JP H0852457 A JPH0852457 A JP H0852457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
waste liquid
treatment tank
solidification
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP20607294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Nakao
秀樹 中尾
Etsujiro Suematsu
悦次郎 末松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LION ENG KK
Original Assignee
LION ENG KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LION ENG KK filed Critical LION ENG KK
Priority to JP20607294A priority Critical patent/JPH0852457A/ja
Publication of JPH0852457A publication Critical patent/JPH0852457A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】有害物質を含んだ廃液を固形化処理を効率よく
行い、作業、環境も良好で安全に取扱える。 【構成】廃液供給口1と、生石灰を主成分とする粉末状
の固形化処理剤の投入口2とを備えた反応処理槽3に、
廃液と固形化処理剤とを混合攪拌し、所定位置に搬送集
合する送り羽根4からなる反応攪拌体5を回転自在に設
けると共に、該反応処理槽3に生石灰の発熱反応によっ
て生ずる粉塵と蒸気とを分離するバグフィルタ6を連結
し、かつ該反応処理槽3内の反応固形物を吸引抽出する
吸引機構7を有する回収ボックス8を前記反応処理槽3
に連通配備したことで、廃液の投棄処理の安全性を向上
させて、有害物質の封込固化処理を短時間で行なえ、作
業環境も良好に維持できて、付帯処理設備もコンパクト
で簡素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油脂汚泥やカドミウ
ム、六価クロム等の重金属類、その他有害な化学物質を
含んだ産業廃液、例えば、メッキ廃液、PCB溶液など
の有害廃液を固形化して処理する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から産業廃棄物の有害な重金属など
を多量に含む焼却灰や、廃液などの固化処理に固形化処
理剤を用いて無害化することが、種々なスタイルで実施
されて知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、それぞれの
従来法では一長一短があり、廃棄処理を可能とするに
は、固形化処理剤が高価でコスト割高となったり、付帯
処理設備によっては大型化した設備を要すると共に、多
大な燃料を要するなど処理経費や、メンテナンス経費も
高く、その処理にも煩雑で処理時間も長く、粉塵災害も
発生するなど取扱上十分満足するには至らないものであ
った。本発明は、これら従来の欠点を排除し、廃液の投
棄処理の安全性を向上させて有害物質の封込固化処理を
短時間で行なえ、作業環境も良好に維持できて、付帯処
理設備もコンパクトで、簡素化できる廃液処理装置を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、廃液供給口
と、生石灰を主成分とする粉末状の固形化処理剤の投入
口と、内部に廃液と固形化処理剤とを混合搬送するため
の反応攪拌体を回転自在に設けた反応処理槽に、生石灰
の発熱反応によって生ずる粉塵と蒸気とを分離するバグ
フィルタを連結し、かつ該反応処理槽内の反応粉体物を
吸引抽出する吸引機構を有する回収ボックスを前記反応
処理槽に連通配備したものである。
【0005】
【作用】廃液と固形化処理剤とを反応処理槽に定量投入
して、反応攪拌体を回転して混合攪拌し、反応処理槽中
央に集合搬送させながら万遍なく混合攪拌し、生石灰の
発熱反応で、廃棄物質燃焼させると共に、該処理物に含
まれた化合物も分解してマトックスなかに重金属類を包
含させ、かつ揮発性分はガス化して蒸発させる。そし
て、反応中に生ずる蒸気と粉塵をバグフィルタにて分離
して排気し、さらに反応熱(100〜300℃)をブロ
アよりの外気で冷却すると同時に、反応槽内の処理物を
粉体状態に改質して吸引機構により回収ボックスに吸引
抽出すると共に、この吸引回収作業で、前記バグフィル
タに付着した粉塵も落下回収して廃液の投棄処理の安全
性を向上させて有害物質の封込固化処理を短時間で行な
え、作業環境も良好に維持できて、付帯処理設備もコン
パクトで簡素化できる。
【0006】
【実 施 例】本発明の実施例を図1乃至図6の例で説
明すると、バルブ11 のある廃液供給口1と、生石灰を
主成分とする粉末状の固形化処理剤の投入口2とを備え
た反応処理槽3に廃液と固形化処理剤とを混合攪拌し、
所定位置に搬送集合する送り羽根4からなる反応攪拌体
5を回転自在に設けると共に、該反応処理槽3に生石灰
の発熱反応によって生ずる粉塵と蒸気とを分離するバグ
フィルタ6を連結し、かつ該反応処理槽3内の反応固形
物を吸引抽出する吸引機構7を有する回収ボックス8を
前記反応処理槽3に連通配備して廃液処理装置としてあ
る。
【0007】この場合、前記廃液供給口1はバルブ11
を介して廃液供給ポンプ10で廃液貯槽11、例えばド
ラム缶に連絡してあり、また固形化処理剤投入口2は蒸
気逆流防止ゲート9を経て、スクリュウコンベア12で
固形化処理物ホッパー13と、冷却用エア供給用のブロ
ア14とに連通配備してある。なお、前記固形化処理剤
としては、粉末生石灰を主成分とし、他に石膏、炭酸石
灰、珪酸ソーダ、マグネシウム、シリカの組成物からな
り、油成分を分解すると共に、重金属類の値を低下させ
るものが用いられる。即ち、生石灰と液との発熱作用に
よって、被揮発性油成分である鎖状化合物を分解し、こ
の油成分と珪酸塩とを反応させ、炭素分子に、珪酸塩の
珪素分子、液中の水素が化合して、鎖状化合物をシラノ
ール化させて、廃液を無害化するとともに、珪素と、カ
ルシウムと、酸素とでシリカゲルを構成し、その中に重
金属類を包含して、その溶出を防止する反応を生ずる粉
末処理剤を用いるのがよい。
【0008】前記反応攪拌体5としては、図3乃至図5
に示す如く板羽根4を持つ羽根車であって、該板羽根4
を回転軸線と平行な直線と3〜10度、好ましくは5度
の迎え角で、支持アーム15の両側に突設され回転軸1
6に一対備えられていて、反応物質を槽内中央に搬送し
て集められるようになっていると共に、混合、攪拌時に
処理槽3内で発生するダマ破砕用の可動板17を固定邪
魔板18とに近接対設した破砕機構を内装して重複して
ダマを破砕するようにしてある。なお、前記板羽根4に
は、混合材料の集合する側に補強用リング部材19を設
けて、各羽根4を連結すると共に、反応処理槽内壁面に
近接して削り板20を備えてある。
【0009】また、前記反応処理槽3としては、ロード
セル21を介して架台22に配備されているものであっ
て、前記固形化処理剤の投入口2にスクリュウを持つ定
量供給機構のスクリュウコンベア12を備えていて、一
方廃液供給には、手動弁または電磁弁、若しくはポンプ
起動の制御で行なえるようにしてある。
【0010】さらに反応処理槽3の反応中に発生する粉
塵と蒸気を分離するためバグフィルタ6を用いてある
が、フィルタの目詰まりを反応終了後の吸引工程にて逆
洗を行なうようにするのがよい。即ち反応処理槽3がゲ
ート9と吸引ゲート30を閉状態にあって、加圧された
粉塵、蒸気がバグフィルター6に入ったのち、粉塵はフ
ィルタ内面に付着し蒸気は、排気口23を経てバグフィ
ルタ6の排気フード26から排出され、その時フィルタ
面は外側に膨らんだ状態となる。一方反応終了時吸引機
構7により負圧状態となるため、排気フード26より外
気が逆流し、フィルタ面での逆洗効果が生じてフィルタ
面に付着した粉塵が除去すると同時に吸引機構7により
回収できる。
【0011】前記吸引機構7は、前記反応処理槽3内に
備えた温度センサー(図示せず)の温度検出で、起動制
御される構成となってい、処理物回収については反応熱
(100度〜300℃)を冷却する手段として、前記ブ
ロア14により外気を導入することが用いられ、反応処
理槽3内にある処理物を粉末状態に改質して吸引ゲート
30の開放で、回収ボックス8に微粉として回収できる
ようにしてあるが、吸引経路29の途中にサイクロン機
構27のある分離回収ドラム28に粒径の粗い粉末を分
離回収するようにするのが再利用時に便利である。
【0012】図1の例での作動には、図6に示すよう
に、廃液供給と固形化処理剤とを1:10.5〜1:1
〜2で、計量反応させる自動制御運転することが配慮さ
れるが、計量精度は、±10%で反応後の吸引時の温度
は、60℃程度に設定してある。なお、計量装置の制御
並びに手動及び自動制御のスイッチ類を制御盤25に設
けて架台22に備え、手動回路と自動回路とに切替選択
できるようにし、反応攪拌体5の回転数設定や、ブロア
14及び吸引機構17の起動、停止、並びにダンパー、
電磁弁の開閉のタイミングを設定できるようにしてあ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は、廃液供給口と、生石灰を主成
分とする粉末状の固形化処理剤の投入口と、内部に廃液
と固形化処理剤とを混合搬送するための反応攪拌体を回
転自在に設けた反応処理槽に、生石灰の発熱反応によっ
て生ずる粉塵と蒸気とを分離するバグフィルタを連結
し、かつ該反応処理槽内の反応粉体物を吸引抽出する吸
引機構を有する回収ボックスを前記反応処理槽に連通配
したことにより、廃液の投棄処理の安全性を向上させ
て、有害物質の封込固化処理を短時間で行なえ、作業環
境も良好に維持できて、付帯処理設備もコンパクトと簡
素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】図1の例の反応攪拌槽の正面図である。
【図3】図2のA−A線における縦断面図である。
【図4】図3のB−B線における切断平面図である。
【図5】図3の例の反応攪拌体の斜視図である。
【図6】図1の例の制御フローチャートである。
【符号の説明】
1 廃液供給口 2 固形化処理剤投入口 3 反応処理槽 4 羽根 5 反応攪拌体 6 バグフィルタ 7 吸引機構 8 回収ボックス 9 ゲート 10 廃液供給ポンプ 11 廃液貯槽 12 スクリュウコンベア 13 ホッパー 14 ブロア 15 支持アーム 16 回転軸 17 可動板 18 固定邪魔板 19 リング部材 20 削り板 21 ロードセル 22 架台

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃液供給口と、生石灰を主成分とする粉
    末状の固形化処理剤の投入口と、内部に廃液と固形化処
    理剤とを混合搬送するための反応攪拌体を回転自在に設
    けた反応処理槽に、生石灰の発熱反応によって生ずる粉
    塵と蒸気とを分離するバグフィルタを連結し、かつ該反
    応処理槽内の反応粉体物を吸引抽出する吸引機構を有す
    る回収ボックスを前記反応処理槽に連通配備したことを
    特徴とする廃液処理装置。
  2. 【請求項2】 前記反応攪拌体が、板羽根を持つ羽根車
    であって、該板羽根を回転軸線と平行な直線と3〜10
    度の迎え角で支持アームの両側に突設され回転軸に一対
    備えられている請求項1記載の廃液処理装置。
  3. 【請求項3】 前記反応攪拌体が、処理槽内で発生する
    ダマ破砕用の固定邪魔板と可動板とを近接対設した破砕
    機構を備えている請求項1または2記載の廃液処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記板羽根が、混合材料の集合する側に
    補強用リング部材を設けて、各羽根を連結すると共に、
    反応処理槽内壁面に近接して削り板を備えている請求項
    1,2または3記載の廃液処理装置。
  5. 【請求項5】 前記反応処理槽が、ロードセルを介して
    架台に配備されているものであって、前記固形化処理剤
    の投入口にスクリュウを持つ定量供給機構を備えている
    請求項2,3または4記載の廃液処理装置。
  6. 【請求項6】 前記吸引機構が、前記反応処理槽内に備
    えた温度センサ一の温度検出で起動制御される構成とな
    っている請求項2,3,4または5記載の廃液処理装
    置。
JP20607294A 1994-08-09 1994-08-09 廃液処理装置 Withdrawn JPH0852457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20607294A JPH0852457A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 廃液処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20607294A JPH0852457A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 廃液処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0852457A true JPH0852457A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16517370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20607294A Withdrawn JPH0852457A (ja) 1994-08-09 1994-08-09 廃液処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0852457A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001056939A1 (fr) * 2000-02-04 2001-08-09 Taiho Industries Co., Ltd. Procede de traitement des boues huileuses

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001056939A1 (fr) * 2000-02-04 2001-08-09 Taiho Industries Co., Ltd. Procede de traitement des boues huileuses

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW301701B (ja)
CN107650261A (zh) 一种建筑工地用干混砂浆连续搅拌装置
US6391271B1 (en) Process for the treatment of waste containing asbestos
JPH0852457A (ja) 廃液処理装置
CN110385336A (zh) 一种医疗废弃垃圾绿色磁化处理装置
JPH01194985A (ja) 石綿屑回収処理方法およびその装置
JP2705803B2 (ja) 石綿屑回収固形化処理方法及び装置
JPH04222682A (ja) 焼却可能な廃棄物の処理方法および廃棄物処理炉
JP2006187674A (ja) ケイ酸含有粉末製造方法およびケイ酸含有粉末製造システム
CN213964953U (zh) 一种用于水泥加工的除氯系统
JPH0237395B2 (ja)
JPH10323506A (ja) 濁水処理装置
CN112829113A (zh) 一种电子产品用塑料加工设备
JP2969126B2 (ja) 飛灰の処理方法
JP3093587B2 (ja) ミキサ車を利用した廃棄物処理装置
CN211636060U (zh) 一种混料均匀的固液两相混料机
CN113350971B (zh) 一种脱硫废弃物循环再利用装置及其工艺
JP2003117345A (ja) 脱塩用組成物、剥離用助剤組成物
WO2003086673A1 (fr) Procede et dispositif d'elimination de substances dangereuses
CN219620906U (zh) 一种治理再生铝行业污水废气的装置
JPS596196B2 (ja) 電気集じん灰の固形化処理法
CN212855511U (zh) 一种绿色安全混料装置
CN217868573U (zh) 一种污水处理用污泥分离干燥设备
DE2456398B2 (de) Verfahren und vorrichtung zum aufbereiten von polyvinylchlorid-mischungen
JP3181492U (ja) 無機質系処理剤による食品残渣廃棄物の処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106