JPH085115Y2 - 二輪車等のハンドルのグリップヒーター装置 - Google Patents
二輪車等のハンドルのグリップヒーター装置Info
- Publication number
- JPH085115Y2 JPH085115Y2 JP1985122498U JP12249885U JPH085115Y2 JP H085115 Y2 JPH085115 Y2 JP H085115Y2 JP 1985122498 U JP1985122498 U JP 1985122498U JP 12249885 U JP12249885 U JP 12249885U JP H085115 Y2 JPH085115 Y2 JP H085115Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- pipe
- grip
- fixing pipe
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動二輪車や三輪車などにおける左右のハ
ンドルグリップに装備して利用される二輪車等のハンド
ルのグリップヒータ装置に関するものである。
ンドルグリップに装備して利用される二輪車等のハンド
ルのグリップヒータ装置に関するものである。
「従来の技術」 従来、二輪車等におけるハンドルの左右のグリップに
は、特に、冬季走行時に手指が冷えるのを防ぎ、快適に
走行できるようにグリップヒータが装備されているもの
がある。
は、特に、冬季走行時に手指が冷えるのを防ぎ、快適に
走行できるようにグリップヒータが装備されているもの
がある。
このグリップヒータとしては、例えばグリップラバー
内にニクロム線等の導電性発熱体を埋め込み、これをバ
ッテリなどの電源に接続して通電する構成のものなどが
知られている。
内にニクロム線等の導電性発熱体を埋め込み、これをバ
ッテリなどの電源に接続して通電する構成のものなどが
知られている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、このような従来のグリップヒータ装置にあ
っては、グリップラバー内に前記導電性発熱体を埋め込
むことが煩雑であり、製作する上で効率が悪い不都合が
あった。
っては、グリップラバー内に前記導電性発熱体を埋め込
むことが煩雑であり、製作する上で効率が悪い不都合が
あった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、発熱体固
定パイプに対する発熱体の巻装を容易化して生産性の向
上が図られる二輪車等のハンドルのグリップヒータ装置
を提供することを目的としている。
定パイプに対する発熱体の巻装を容易化して生産性の向
上が図られる二輪車等のハンドルのグリップヒータ装置
を提供することを目的としている。
「問題を解決するための手段」 本考案は上記目的を達成するためになされたものであ
って、ハンドルパイプの外周に装着される発熱体固定パ
イプと、この発熱体固定パイプの外周に一体に装着され
るグリップラバーと、発熱体固定パイプの外周に固定さ
れ該パイプとグリップラバーとの間に設けられる発熱体
とを備える二輪車等のグリップヒータ装置において、前
記発熱体を、前記発熱体固定パイプの長手方向に往復蛇
行し、かつ該パイプの外周に沿った筒状に形成し、その
往復蛇行する部分の側部を、発熱体固定パイプの外周面
に形成した係止部に係止することにより、発熱体固定パ
イプに巻装し、かつ前記係止部を、前記往復蛇行する発
熱体の折り返し部の少なくとも内側部に設けたことを特
徴としている。
って、ハンドルパイプの外周に装着される発熱体固定パ
イプと、この発熱体固定パイプの外周に一体に装着され
るグリップラバーと、発熱体固定パイプの外周に固定さ
れ該パイプとグリップラバーとの間に設けられる発熱体
とを備える二輪車等のグリップヒータ装置において、前
記発熱体を、前記発熱体固定パイプの長手方向に往復蛇
行し、かつ該パイプの外周に沿った筒状に形成し、その
往復蛇行する部分の側部を、発熱体固定パイプの外周面
に形成した係止部に係止することにより、発熱体固定パ
イプに巻装し、かつ前記係止部を、前記往復蛇行する発
熱体の折り返し部の少なくとも内側部に設けたことを特
徴としている。
「作用」 本考案よれば、筒状に形成され発熱体の往復蛇行する
部分の側部を、発熱体固定パイプに形成した係止部に係
止させることにより、単に嵌め込むといった作業で発熱
体を発熱体固定パイプに巻装できるため、組み立てが簡
単になり、その結果、生産性の向上が図られる。
部分の側部を、発熱体固定パイプに形成した係止部に係
止させることにより、単に嵌め込むといった作業で発熱
体を発熱体固定パイプに巻装できるため、組み立てが簡
単になり、その結果、生産性の向上が図られる。
「実施例」 以下第1図および第2図を参照して本考案の一実施例
を説明する。
を説明する。
第1図は本実施例のハンドルグリップGの分解斜視
図、第2図は側断面図であり、これら図において、符号
1は二輪車等のハンドルパイプである。
図、第2図は側断面図であり、これら図において、符号
1は二輪車等のハンドルパイプである。
ハンドルグリップGは、ハンドルパイプ1の外周に対
して直接装着されプラスチックや合成ゴムなどの絶縁性
素材にて形成された絶縁パイプ(発熱体固定パイプ)2
と、この絶縁パイプ2の上に一体的に設けられたグリッ
プラバー3とを備え、両者の間に発熱体Aが設けられて
構成されている。
して直接装着されプラスチックや合成ゴムなどの絶縁性
素材にて形成された絶縁パイプ(発熱体固定パイプ)2
と、この絶縁パイプ2の上に一体的に設けられたグリッ
プラバー3とを備え、両者の間に発熱体Aが設けられて
構成されている。
この発熱体Aは導電性発熱体であって、絶縁パイプ2
の長手方向に往復蛇行し、かつ絶縁パイプ2の外周に沿
った筒状に形成されたものである。
の長手方向に往復蛇行し、かつ絶縁パイプ2の外周に沿
った筒状に形成されたものである。
一方、絶縁パイプ2の長手方向の両端部における外周
面には、往復蛇行する発熱体Aの折り返し部の側部を係
止させるための突起(係止部)2aが、周方向に沿って複
数設けられている。
面には、往復蛇行する発熱体Aの折り返し部の側部を係
止させるための突起(係止部)2aが、周方向に沿って複
数設けられている。
前記発熱体Aは、その折り返し部の側部が絶縁パイプ
2の突起2aに係止されて絶縁パイプ2の外周面に巻装さ
れ、その結果、突起2aは、往復蛇行する発熱体Aの折り
返し部の内側部に位置している。そしてその上に、グリ
ップラバー3が装着されてこれらが一体に固定され、ハ
ンドルグリップGが構成されている。
2の突起2aに係止されて絶縁パイプ2の外周面に巻装さ
れ、その結果、突起2aは、往復蛇行する発熱体Aの折り
返し部の内側部に位置している。そしてその上に、グリ
ップラバー3が装着されてこれらが一体に固定され、ハ
ンドルグリップGが構成されている。
本実施例によれば、筒状に形成された発熱体Aの折り
返し部の側部を絶縁パイプ2に形成した突起2aに係止さ
せることにより、単に嵌め込むといった作業で発熱体A
を絶縁パイプ2に巻装できるため、組み立てが簡単にな
り、その結果、生産性の向上が図られる。
返し部の側部を絶縁パイプ2に形成した突起2aに係止さ
せることにより、単に嵌め込むといった作業で発熱体A
を絶縁パイプ2に巻装できるため、組み立てが簡単にな
り、その結果、生産性の向上が図られる。
しかも、突起2aが、往復蛇行する発熱体Aの折り返し
部の内側部に設けられているので、発熱体Aのハンドル
グリップGの長手方向の位置決めになるばかりか、ハン
ドグリップGの円周方向の位置決めもなり、その結果、
ハンドルグリップGという、操作に伴い円周方向に力が
加えられる部材に対して、発熱体Aを良好に係止するこ
とができる。
部の内側部に設けられているので、発熱体Aのハンドル
グリップGの長手方向の位置決めになるばかりか、ハン
ドグリップGの円周方向の位置決めもなり、その結果、
ハンドルグリップGという、操作に伴い円周方向に力が
加えられる部材に対して、発熱体Aを良好に係止するこ
とができる。
加えて、発熱体Aと突起2aとが同一円周面内に設けら
れることにより、ハンドルグリップGを握った際に保持
感触が凹凸感がなく、良好な操作感がえられる。
れることにより、ハンドルグリップGを握った際に保持
感触が凹凸感がなく、良好な操作感がえられる。
なお、本実施例では、本考案の係止部にあたる絶縁パ
イプ2の突起2aは、絶縁パイプ2の長手方向両端部に形
成されているが、本考案における係止部は、発熱体Aの
往復蛇行する側部が係止される形態であれば如何なる形
状でもよく、たとえば、絶縁パイプ2の外周面に形成さ
れその長手方向に延びる複数のリブ等を係止部としても
よい。
イプ2の突起2aは、絶縁パイプ2の長手方向両端部に形
成されているが、本考案における係止部は、発熱体Aの
往復蛇行する側部が係止される形態であれば如何なる形
状でもよく、たとえば、絶縁パイプ2の外周面に形成さ
れその長手方向に延びる複数のリブ等を係止部としても
よい。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案の二輪車等のグリップヒ
ータ装置によれば、ハンドルパイプの外周に装着される
発熱体固定パイプと、この発熱体固定パイプの外周に一
体に装着されるグリップラバーと、発熱体固定パイプの
外周に固定され該パイプとグリップラバーとの間に設け
られる発熱体とを備える二輪車等のグリップヒータ装置
において、前記発熱体は、前記発熱体固定パイプの長手
方向に往復蛇行し、かつ該パイプの外周に沿った筒状に
形成され、その往復蛇行する部分の側部が、発熱体固定
パイプの外周面に形成された係止部に係止されることに
より、発熱体固定パイプに巻装されていることを特徴と
するもので、発熱体固定パイプに対する発熱体の巻装が
容易になり、したがって、組み立てが簡単になって生産
性の向上が図られるといった効果を奏する。
ータ装置によれば、ハンドルパイプの外周に装着される
発熱体固定パイプと、この発熱体固定パイプの外周に一
体に装着されるグリップラバーと、発熱体固定パイプの
外周に固定され該パイプとグリップラバーとの間に設け
られる発熱体とを備える二輪車等のグリップヒータ装置
において、前記発熱体は、前記発熱体固定パイプの長手
方向に往復蛇行し、かつ該パイプの外周に沿った筒状に
形成され、その往復蛇行する部分の側部が、発熱体固定
パイプの外周面に形成された係止部に係止されることに
より、発熱体固定パイプに巻装されていることを特徴と
するもので、発熱体固定パイプに対する発熱体の巻装が
容易になり、したがって、組み立てが簡単になって生産
性の向上が図られるといった効果を奏する。
更に、係止部が、往復蛇行する発熱体の折り返し部の
内側部に設けられているので、発熱体のハンドルグリッ
プ長手方向の位置決めになるばかりか、ハンドルグリッ
プの円周方向の位置決めにもなり、その結果、ハンドル
グリップという、操作に伴い円周方向に力が加えられる
部材に対して、発熱体を良好に係止することができる。
内側部に設けられているので、発熱体のハンドルグリッ
プ長手方向の位置決めになるばかりか、ハンドルグリッ
プの円周方向の位置決めにもなり、その結果、ハンドル
グリップという、操作に伴い円周方向に力が加えられる
部材に対して、発熱体を良好に係止することができる。
加えて、発熱体と係止部とが同一円周面内に設けられ
ることにより、ハンドルグリップを握った際に保持感触
に凹凸感がなく、良好な操作感がえられるという効果も
ある。
ることにより、ハンドルグリップを握った際に保持感触
に凹凸感がなく、良好な操作感がえられるという効果も
ある。
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は組立
状態の側断面図である。 1……ハンドルパイプ、2……絶縁パイプ(発熱体固定
パイプ)、3……グリップラバー、A……発熱体、G…
…ハンドルグリップ。
状態の側断面図である。 1……ハンドルパイプ、2……絶縁パイプ(発熱体固定
パイプ)、3……グリップラバー、A……発熱体、G…
…ハンドルグリップ。
Claims (1)
- 【請求項1】ハンドルパイプの外周に装着される発熱体
固定パイプと、この発熱体固定パイプの外周に一体に装
着されるグリップラバーと、発熱体固定パイプの外周に
固定され該パイプとグリップラバーとの間に設けられる
発熱体とを備える二輪車等のハンドルのグリップヒータ
装置において、 前記発熱体は、前記発熱体固定パイプの長手方向に往復
蛇行し、かつ該パイプの外周に沿った筒状に形成され、
その往復蛇行する部分の側部が、発熱体固定パイプの外
周面に形成された係止部に係止されることにより、発熱
体固定パイプに巻装され、かつ前記係止部が、前記往復
蛇行する発熱体の折り返し部の少なくとも内側部に設け
られていることを特徴とする二輪車等のハンドルのグリ
ップヒータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985122498U JPH085115Y2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | 二輪車等のハンドルのグリップヒーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985122498U JPH085115Y2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | 二輪車等のハンドルのグリップヒーター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6230986U JPS6230986U (ja) | 1987-02-24 |
JPH085115Y2 true JPH085115Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=31012740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985122498U Expired - Lifetime JPH085115Y2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | 二輪車等のハンドルのグリップヒーター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085115Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007037399A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-05 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | 電熱ヒータ付きハンドル用グリップ部材 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002225768A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Nissei Electric Co Ltd | ハンドルグリップヒータ |
CA2579203C (en) | 2004-09-07 | 2013-08-06 | Mitsubishi Cable Industries Ltd. | Grip member with electric heater |
JP4685389B2 (ja) * | 2004-09-07 | 2011-05-18 | 三菱電線工業株式会社 | 電熱ヒータ付きハンドル用グリップ部材 |
JP4628768B2 (ja) * | 2004-12-15 | 2011-02-09 | 三菱電線工業株式会社 | 電熱ヒータ付きグリップ部材 |
JP2013147165A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Nippon Plast Co Ltd | ヒータ付把持部材 |
JP2016113002A (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社日本ロック | ハンドルグリップ装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5513914U (ja) * | 1978-07-06 | 1980-01-29 | ||
JPS577290Y2 (ja) * | 1979-07-12 | 1982-02-12 | ||
JPS58157883U (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-21 | 田中 照秋 | オ−トバイ等のハンドルの保温グリツプ |
-
1985
- 1985-08-09 JP JP1985122498U patent/JPH085115Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007037399A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-05 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | 電熱ヒータ付きハンドル用グリップ部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6230986U (ja) | 1987-02-24 |
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