JPH08510593A - 複数の電気導線を同時に電気的に接続するためのボルト締めされた電気接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は多相電気分配装置における２つの近接部分の対応する導線を電気的に接続するための装置を提供する。電気接続装置（１０）は２つの端部を備えた本体（２２）を有し、該端部を連通させる中空通路（９８）を有する。通路内には導線締付けプレート（１３４、１３８）が摺動自在に収容されている。多数の電気コネクター（１７４）が締付けプレート（１３４、１３８）に固定的に取り付けられ、各々の導線収容ポケットが１つの電気コネクターを含む。締付けプレート（１３４、１３８）は第１位置と第２位置との間で選択的に移動することができる。第１位置においては、２つの近接部分からの電気導線（５０、７０）は接続装置のそれぞれの端部から通路内へ挿入される。第２位置においては、導線は通路と電気コネクターとの間で締めつけられ、共通の電気コネクターを共有している一方の部分からの導線が他方の部分からの導線と電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】 複数の電気導線を同時に電気的に接続するためのボルト締めされた電気接続装置技術分野 本発明は、ケーブルあるいは丸型の固体導線を採用している電気分配装置のた めの接続装置に係り、特に米国特許第５，２６６，０４４および現在出願中の米 国特許出願第０８／０８５，３４１において示され、記載された電気分配装置の ような丸型の導線を有する多相電気分配装置の近接部分における対応する導線を 電気的に接続するための、単一のボルトを採用したボルト締めされた電気接続装 置に関するものである。前述の特許および出願に記載された発明は、両方共本発 明と同様に、スクウェアー ディー カンパニーに譲渡されている。発明の背景 丸型導線を有する多相分配装置の２つの近接部分の間における電気的な接続は 、分配装置の各相にばね負荷されたコネクターあるいは分離されたボルト締め接 続によって行われるが、これは接続のための付加的な空間や、異なった相を分離 するための電気絶縁が必要となる。ばね負荷されたコネクターは組立が容易で、 寸法がコンパクトになっているが、空間に限度がある時には、ボルト締めコネク ターが好ましいか、あるいは必要な場合がある。発明の要約 本発明による単一ボルトの電気接続装置は、多相電気分配装置の近接部分にお ける丸型の導線を限られた空間の中で接続するための装置を提供する。単一ボル トの接続装置は、コネクターボルトによって強制的に離隔させられた２つの導線 締付けプレートを有する円筒状の本体を具備している。各々の導線締付けプレー トは、締付けプレートが強制的に離隔されている時には、電気分配装置の２つの 近接部分の電気導線に対して締めつけられている多数の電気コネクターを有して いる。 本発明の他の特徴と利点は、以下の詳細な説明や、請求の範囲、および図面を 参照することによって、当業者には明らかになるであろう。図面の簡単な説明 第１図は本発明によって２つの部分の間において構成された電気接続装置を備 えた電気分配装置の２つの部分の等角投影図である。 第２図は本発明によって構成された電気接続装置の本体の等角投影図である。 第３図は本発明の電気接続装置の本体の端面図である。 第４図は本発明によって構成された組み立てられた電気接続装置の等角投影図 である。 第５図は本発明の電気接続装置のコネクター締付けプレートの等角投影図であ る。 第６図は本発明の接続装置における電気コネクターの他の実施例の等角投影図 である。 第７図は第４図の線７−７で切り取られた本発明の接続装置の1/4断面図であ る。 第８図は第１位置に位置する導線締付けプレートを示す本発明の電気接続装置 の端面図である。 第９図は第２位置に位置する導線締付けプレートを示す本発明の電気接続装置 の端面図である。 好的実施例の説明 第１図は全体が参照番号１０によって示された電気分配装置の基本的な構成要 素を示している。分配装置１０は多数の個々の部分からなっている。各々の部分 は近接した部分に対して電気的、機械的に接続され、それによって電気分配装置 １０を形成する。説明を単純にするため、好的実施例の説明としては、第１部分 １４と、近接した第２部分１８と、第１部分１４と第２部分１８との間の電気接 続装置２２のみを論じる。第１部分１４と第２部分１８の各々は、それぞれハウ ジング２６と３０を有している。第１部分１４のハウジング２６は第１端部３４ と第２端部３８とを有し、複数個の導線４２を内包している。一般に、それぞれ の導線４２は分配装置１０の各々の電気相（ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ ｐｈａｓｅ ）のために設けられている。各々の導線４２は、電気的に絶縁されたシース４４ の中に収納されている。各々の導線４２は第１端部４６と第２端部５０とを有し 、 これらハウジング２６の第１端部３４と第２端部３８からそれぞれ外側へ延在し ている。第１端部４６と第２端部５０は絶縁シース４４の部分が除去されており 、電気接続表面５４を提供する。同様に、第２部分１８のハウジング３０は第１ 端部５８と第２端部６２を有し、複数個の導線６６を内包しており、一般に、１ 本の導線６６は分配装置１０の各々の電気相のために設けられている。各々の導 線６６は電気絶縁シース７０内に収納されている。各々の導線６６は第１端部７ ４と第２端部７８を有し、ハウジング３０の第１端部５８と第２端部６２からそ れぞれ外側へ延在している。第１端部７４と第２端部７８は絶縁シース７０の部 分が除去され、電気接続表面８２を提供する。 接続装置２２は第１部分１４の導線４２と第２部分１８の対応する導線６６と を電気的に接続するための装置を提供する。電気接続装置２２は２つの近接した 端部、例えば第１部分１４の第２端部３８と第２部分１８の第１端部５８との間 に位置し、第１部分１４の導線４２の電気接続表面５４と、第２部分１８の導線 ６６の電気接続表面８２とは電気接続装置２２の中で受け止められる。 次に第２図を参照すると、本発明による接続装置２２は第１端部９０と第２端 部９４を、備えた全体的に円筒状になった本体８６を有している。本体８６は、 第１端部９０と第２端部９４とを連通させる中空通路９８を画定している。通路 ９８の表面は導電性がない。 第３図を参照すると、通路９８の断面形状は、垂直軸線１０２あるいは水平軸 線１０６の一方の側における形状が、垂直軸線１０２あるいは水平軸線１０６の 他方の側における形状とそれぞれ鏡像関係になっていることがわかる。したがっ て、以下の説明は、水平軸線１０６より下の部分は同じ要素を有しているので、 水平軸線１０６より上の通路９８の部分についておこなう。水平軸線１０６より 上の通路９８の形状は、各々が概ね半円形断面を有する２つのチャンネル１１０ を画定している。チャンネル１１０は本体８６の第１端部９０と第２端部９４と の間を縦方向に延在している。２つのチャンネル１１０の隣接する部分は通路９ ８の中へ下方向に延在し、予め選択された内側の巾を有する全般的にＵ字形の溝 １１４を規定している。溝１１４の中心は垂直軸線１０２上に位置し、通路９８ の中心に向かって開放されている。溝１１４は２つのチャンネル１１０を分離し ている。脚部１１９と頂部１２２とを有するＴ字形リテーナ１１８もまたその中 心を垂直軸線１０２上に位置させて溝１１４の中へ延在しており、Ｔ字形リテー ナ１１８の頂部１２２は溝１１４の内側の巾よりも狭い巾を有し、頂部１２２の 両側において狭い通路１２６を残して、溝１１４の開放端部を閉じている。溝１ １４とＴ字形リテーナ１１８とは各々、本体８６の第１端部９０と第２端部９４ との間で縦方向に点在している。水平軸線１０６より上のチャンネル１１０は、 水平軸線１０６より下のチャンネル１１０から、概ね円弧状になった通路９８の 曲面１３０によって離隔されている。 第４図を参照すると、第１導線締付けプレート１３４と第２導線締付けプレー ト１３８とが、通路９８の中へ第１端部９０あるいは第２端部９４の１つを通っ て摺動自在に収容されている。各々の導線締付けプレート１３４，１３８は非導 電性の材料で作られており、接続装置本体８６とはほぼ同じ長さを有している。 次に第５図を参照すると、第１導線締付けプレート３４と第２導線締付けプレ ート１３８とは全体的に同じ構造を有している。したがって、第５図に関する説 明は両方の締付けプレート１３４，１３８に適用されるであろう。締付けプレー ト１３４，１３８は全体的に平坦な平面１４２と、締付け面１４６、第１端部１ ５０と、第２端部１５４とを有している。締付け面１４６は、第１端部１５０と 第２端部１５４との間を縦方向に延在する、２つの全体的に平行な溝１５８ａ， １５８ｂを規定している。各々の溝１５８ａ，１５８ｂは概ね半円形の断面形状 を有している。２つの平行な溝１５８の隣接部分１６４ａ，１６４ｂは、これも また第１端部１５０と第２端部１５４との間を延在する締付けプレートリテーナ 溝１６２を形成しており、その中心は締付けプレート１３４，１３８の縦方向の 中心線上に位置し、それによって平行な溝１５８ａと１５８ｂとを離隔、分離し ている。リテーナ溝１６２は概ねＵ字形になっており、その内側の巾はＴ字形リ テーナ１１８の頂部１２２の巾よりも少し大きく、外側の巾は溝１１４の内側の 巾よりも少し小さい（第３図参照）。リテーナ溝１６２の開放端部における１対 の内側に延びた脚部１６６ａと１６６ｂが溝１６２の巾を両側から狭めており、 それによって、リテーナ溝１６２の中心において狭いギャップ１７０を形成して いる。ギャップ1７０の巾はＴ字形リテーナ１１８の脚部１１９の巾より少し大 きいが、Ｔ字形リテーナ１１８の頂部１２２の巾より小さい（第３図参照）。言 い換えると、リテーナ溝１６２は、リテーナ１１８の頂部１２２が溝１６２の中 で限定的に垂直方向に動くことができるように、Ｔ字形リテーナ１１８を間隙を おいて収容するような寸法になっている。各々の溝１５８内には、銅のような導 電材料でできていて、概ねＣ字形断面を有した電気コネクター１７４が位置して いる。コネクター１７４は、接着剤あるいは押し込み取り付け構造のような適当 な手段によって、溝１５８内に固定的に取り付けられている。電気コネクター１ ７４は、第１部分１４の導線４２を第２部分１８の導線６６に電気的に接続する ための装置を提供する。 次に第６図を参照すると、Ｃ字形の電気コネクター１７４の別の形態が符号１ ７４′で示されている。コネクター１７４′の全長にわたって、２つの平行な縦 方向のエッジ１７８ａ，１７８ｂが延在している。縦方向エッジ１７８ａ，１７ ８ｂに沿ってノッチ１８２が等間隔に配置され、平行なエッジ１７８ａと１７８ ｂとの間にばね作用を与える。このばね作用によって第１部分１４の導線４２と 、第２部分１８の導線６６と、コネクター１７４′との間に良好な電気接続性が 得られる。 第３図と第５図を再び参照すると、導線締付けプレート１３４，１３８を通路 ９８の中へ摺動させて据えつけると、Ｔ字形リテーナ１１８が締付けプレートリ テーナ溝１６２の中に摺動自在に収容されると同時に、リテーナ溝１６２を形成 している部分１６４ａ，１６４ｂも、内側に延在した脚部１６６ａ，１６６ｂと ともに通路９８の溝１１４の中に摺動自在に収容され、それによって締付けプレ ート１３４，１３８と通路９８とを相互にロックする。この相互ロック作用によ って、各々の導線締付けプレート１３４、１３８と通路９８との間、またプレー ト同士の間の限定された動きしか許されないことになる。締付けプレート１３４ と１３８が前述したようにして据えつけられると、締付けプレート１３４、１３ ８における各々の溝１５８が通路９８内の対応するチャンネル１１０と整列ある いは関連づけられ、第８図および第９図に示したような導線収容ポケット１８４ が形成される。さらに、第１導線締付けプレート１３４の平坦な表面１４２は、 第２導線締付けプレート１３８の平坦な表面１４２と並置された関係になってい る。 第７図を参照すると、本体８６は概ね通路９８に対して直角になったボルト孔 １８６を有し、この孔は接続装置２２の本体８６の第１端部９０と第２端部９４ とのほぼ中間位置において、（第３図に示された）垂直軸線１０２に沿って本体 ８６を貫通している。各々の導線締付けプレート１３４，１３８は、平坦な表面 １４２と締付け表面１４６との間を連絡するためのボルト孔１９０を有している 。ボルト孔１９０は本体８６におけるボルト孔１８６の位置に一致した、第１端 部１５０と第２端部１５４との間の部位に位置し、概ね平坦な表面１４２に対し て直角になっており、締付けプレート１３４と１３８とが通路９８の中に収容さ れた時には、孔１８６と１９０とが整合するようになっている。締付けプレート １３４、１３８の平坦な表面１４２には、ボルト孔１９０とその中心が合うよう になった凹所１９４が設けられている。第１締付けプレート１３４あるいは第２ 締付けプレート１３８の一方の凹所１９４がねじ孔付きプレート１９８を受け止 めている。ねじ孔付きプレート１９８はプレートの中心近くにねじ孔２００を有 し、ねじ孔２００はほぼボルト孔１９０の軸線と同心となっている。他方のプレ ートの凹所１９４はベアリングプレート２０２を受け止めている。ベアリングプ レート２０２はその中心近くにおいて半円形の凹所２０６を有し、凹所はほぼボ ルト孔１９０の軸線と同心とになっている。ねじ孔付きプレート１９８とベアリ ングプレート２０２とは各々凹所１９４にきっちりと収容され、固定されている 。ベアリングプレート２０２は半円形の凹所２０６が平坦な表面１４２から外側 に向かうように配設されている。この説明をするために、第１導線締付けプレー ト１３４はねじ孔付きプレート１９８とともに示されており、第２導線締付けプ レートはベアリングプレート２０２を有している。 締付けプレート１３４，１３８を通路９８内へ摺動させて収容した後に、ねじ 付き端部２１４を有するコネクターボルト２１０が本体のボルト孔１８６の中へ 挿入される。ねじ付き端部２１４がボルト孔１８６を貫通すると、第１締付けプ レート１３４のボルト孔１９０の取付け表面の端部の中へ入り込む。さらにねじ 付き端部２１４はボルト孔１９０の中を貫通するとねじ孔付きプレート１９８と 係合し、次にねじ付き端部２１４がねじ孔付きプレート１９８を貫通してベアリ ングプレート２０２と係合するまで回転される。この時点においては、締付けプ レート１３４と１３８は、第８図に示したような、通路９８に関して第１の位置 にくる。ねじ付き端部２１４は幾分丸くなっていて、半円形の凹所２０６は、ね じ付き端部が回転された時には、ボルト２１０のねじ付き端部２１４のためのベ アリング面として作用する。ボルトが更に時計方向に回転されると、第１導線締 付けプレート１３４は第２導線締付けプレート１３８から離され、第９図に示し たような第２の位置にくる。 次に第８図および第９図を参照すると、第１導線締付けプレート１３５と第２ 導線締付けプレート１３８とは第８図に示した第１位置と第９図に示した第２位 置との間を選択的に動くことができる第１位置においてはそれぞれの平坦な表面 １４２同士は互いに密着しており、第２位置においては平坦な表面１４２同士は 離されている。この第１位置と第２位置との間の動きは、コネクターボルト２１ ０を時計方向に回転させるか、あるいは反時計方向に回転させるかによって行わ れる。 第８図を参照すると、第１位置においては、第１導線締付けプレート１３４と 第２導線締付けプレート１３８の平坦な表面１４２は互いに密着し、ポケット部 を拡げると、チャンネル１１０とそれらに関連する溝１５８および電気コネクタ ー１７２との間の距離は増加する。再び第１図を参照して、前述したように導線 締付けプレート１３４、１３８が第１位置にあると、第１部分１４の第２端部３ ８から外側へ延在する導線４２の接続表面５４は、接続装置２２の第１端部９０ のポケット１８４の中へ簡単に挿入することができる。同時に、第２部分１８の 第１端部５８から外側へ延在する導線６６の接続表面８２は、接続装置２２の第 ２端部９４のポケット１８４の中へ簡単に挿入することができる。 上述したようにして、接続表面５４，８２が接続装置２２のポケット１８４の 中へ挿入された後、コネクターボルト２１０を時計方向に回転させて、締付けプ レート１３４，１３８が第９図に示した第２位置へ向かって移動させることがで きる。第２位置においては、ポケット１８４は閉じられ、接続表面５４，８２は チャンネル１１０とそれらに関連する溝１５８および電気コネクター１７４との 間で締付けられる。このようにして、第１部分１４の電気導線４２と第２部分の 対応する電気導線６６とは同じポケット１８４の中へ挿入され、電気的に接続さ れる。 当業者には、前述したような電気接続装置２２が、共通の保護シースあるいは 導管の中に収納された、多数の個々に電気絶縁されたケーブルを採用している電 気分配装置にも使用できることがわかるであろう。他の実施例においては、本発 明による接続装置は、限られた数の導線、例えば１本あるいは２本の導線を有す る電気分配装置の隣接部分の間を要求どおりに電気接続するために、単に１個の 導線締付けプレートを有していてもよい。 当業者は、本発明が前述してきたあるいは図で説明してきた構造の詳細に限定 されるものではないことがわかるであろう。本発明は他の実施例にも適用可能で あり、各種の他の方法で実行あるいは実施することができる。さらに、ここで用 いられた語句や述語は説明のためのものであり、限定的なものではないことが理 解されるはずである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電気導線の近接する非絶縁端部を電気的に接続するための接続装置におい て、 第１端部と第２端部とを有し、かつ該第１端部と該第２端部との間を連通させ るための中空通路を画定する本体と、 前記通路の前記第１端部と前記第２端部との間を延在するように該通路内に摺 動自在に収容され、前記通路に対する第１位置と前記通路に対する第２位置との 間を、前記通路の縦方向軸線に対してほぼ直角をなす軸線に沿って選択的に移動 することのできる締付けプレートと、 前記締付けプレートに固定的に取り付けられ、前記通路の前記第１端部により 近い点から、前記通路の前記第２端部により近い点にまで延在し、前記導線の前 記近接端部の各々を受け止める寸法になっている少なくとも１つの電気コネクタ ーと、 前記締付けプレートを前記第１位置と前記第２位置との間で選択的に移動させ るための装置とを具備し、 前記電気コネクターと前記通路を画定する前記本体の部分の少なくとも一方が 、導電性材料でできていることを特徴とする電気接続装置。 ２．前記通路が非導電性を有する請求の範囲第１項に記載された電気接続装置 。 ３．前記締付けプレートが非導電性を有する請求の範囲第１項に記載された電 気接続装置。 ４．前記電気コネクターが導電性材料で作られている請求の範囲第１項に記載 された電気接続装置。 ５．前記締付けプレートを選択的に移動させるための装置が、さらに、 前記通路の軸線に対して概ね直角をなして、前記第１端部と前記第２端部との ほぼ中間点において前記本体を貫通する孔を画定する前記本体の一部と、 前記締付けプレートを貫通する孔を画定する前記締付けプレートの一部であっ て、前記締付けプレートが前記通路内に位置させられた時に、前記本体の前記孔 と、前記締付けプレートの前記孔とが整合される、その締付けプレートの一部と 、 前記締付けプレートの前記孔をほぼ中心にしていて、前記締付けプレートに固 定的に取り付けられたねじ孔付きプレートと、 ねじ付き端部を有するコネクターボルトであって、該ねじ付き端部が、前記本 体の前記孔を貫通して前記締付けプレートの前記孔の中へ入り、前記ねじ孔付き プレートとねじ係合し、それによって前記締付けプレートを前記通路に関連する 前記第１位置に位置せしめ、さらに前記ボルトを時計方向に回転させることによ り、前記締付けプレートを前記通路に関連する前記第１位置から、前記通路に関 連する前記第２位置へ移動させる、そのコネクターボルトとを具備している請求 の範囲第１項に記載された電気接続装置。 ６．前記第１位置においては、前記締付けプレートが前記通路から離隔してお り、それによって電気導線の近接した非絶縁端部を前記通路の第１端部と第２端 部の中へ挿入させることができる請求の範囲第５項に記載された電気接続装置。 ７．前記第２位置においては、前記締付けプレートが前記通路に密接していて 、それによって電気導線の挿入された近接した非絶縁端部を前記通路と前記電気 コネクターとの間で締め付け、したがって、各々が共通の電気コネクターに対し て締め付けられた、前記通路の第１端部に挿入された導線と、前記通路の第２端 部に挿入された導線とが電気的に接続されている請求の範囲第６項に記載された 電気接続装置。 ８．電気導線の近接する非絶縁端部を電気的に接続するための接続装置におい て、 第１端部と第２端部とを有し、かつ該第１端部と第２端部との間を連通させる ための、非導電性の中空通路を画定する本体と、 前記通路の前記第１端部と第２端部との間を延在し、該通路内に摺動自在に収 容され、前記通路に関連する第１位置と前記通路に関連する第２位置との間を、 前記通路の縦方向軸線に対してほぼ直角をなす軸線に沿って選択的に移動させる ことのできる、非導電性の締付けプレートと、 前記締付けプレートに固定的に取り付けられ、前記通路の前記第１端部により 近い点から、前記通路の前記第２端部により近い点にまで延在し、前記導線の前 記近接端部の各々を収容する寸法になっている導電性材料から作られた少なくと も１つの電気コネクターと、 前記締付けプレートを前記第１位置と前記第２位置との間で選択的に移動させ るための装置とを具備する電気接続装置。 ９．前記締付けプレートを選択的に移動させるための装置が、さらに、 前記通路の軸線に対して概ね直角をなして、前記第１端部と前記第２端部との ほぼ中間点において前記本体を貫通する孔を画定する前記本体の一部と、 前記締付けプレートを貫通する孔を画定する前記締付けプレートの一部であっ て、前記締付けプレートが前記通路内に位置させられた時に、前記本体の前記孔 と、前記締付けプレートの前記孔とが整合される、その締付けプレートの一部と 、 前記締付けプレートの前記孔をほぼ中心にしていて、前記締付けプレートに固 定的に取り付けられたねじ孔付きプレートと、 ねじ付き端部を有するコネクターボルトであって、該ねじ付き端部が、前記本 体の前記孔を貫通して前記締付けプレートの前記孔の中へ入り、前記ねじ孔付き プレートとねじ係合し、それによって前記締付けプレートを前記通路に関連する 前記第１位置に位置せしめ、さらに前記ボルトを時計方向に回転させることによ り、前記締付けプレートを前記通路に関連する前記第１位置から、前記通路に関 連する前記第２位置へ移動させる、そのコネクターボルトとを具備している請求 の範囲第８項に記載された電気接続装置。 10．前記第１位置においては、前記締付けプレートが前記通路から隔離してお り、それによって電気導線の近接した端部を前記通路の第１端部と第２端部の中 へ挿入することができる請求の範囲第９項に記載された電気接続装置。 11．前記第２位置においては、前記締付けプレートが前記通路に密接していて 、それによって電気導線の挿入された近接した端部を前記通路と前記電気コネク ターとの間で締め付け、したがって、各々が共通の電気コネクターに対して締め 付けられた、前記通路の第１端部に挿入された導線と、前記通路の第２端部に挿 入された導線とが電気的に接続される請求の範囲第１０項に記載された電気接続 装置。 12．多相の電気分配装置の第１部分の複数本の電気導線を、多相の電気分配装 置の第２の近接部分の複数本の対応する電気導線に電気的に接続するための装置 において、 第１端部と第２端部とを有し、かつ、該第１端部と該第２端部との間を連通さ せるための通路を画定し、さらに前記第１端部と前記第２端部との間を延在する 複数個の概ね平行なチャンネルを前記通路が画定してい本体と、 各々が第１端部と、第２端部と、全体的に平坦な表面と、締付け表面とを有す る１対の導線締付けプレートであって、この締付け表面が前記第１端部と前記第 ２端部との間を延在する２つの平行な離隔された溝を画定し、前記通路内に摺動 自在に収容されている１対の導線締付けプレートと、 各々が前記導線締付けプレートの前記溝の１つの中に固定的に取り付けられて いる複数個の電気コネクターと、 前記導線締付けプレートを第１位置と前記第２位置との間で選択的に移動させ るための装置とを具備する電気接続装置。 13．前記通路が非導電性を有する請求の範囲第１２項に記載された電気接続装 置。 14．前記チャンネルが概ね半円形の断面を有している請求の範囲第１２項に記 載された電気接続装置。 15．前記導線締付けプレートが非導電性を有する請求の範囲第１２項に記載さ れた電気接続装置。 16．前記溝が概ね半円形の断面を有している請求の範囲第１２項に記載された 電気接続装置。 17．前記電気コネクターが概ねＣ字形の断面になっていて、導電性材料から作 られている請求の範囲第１２項に記載された電気接続装置。 18．前記締付けプレートを選択的に移動させるための装置が、さらに、 前記通路の軸線に対して概ね直角をなして、前記第１端部と前記第２端部との ほぼ中間点において前記本体を貫通する孔を画定する前記本体の一部と、 前記締付け表面と前記平坦な表面との間を連通させる孔を画定する各々の前記 締付けプレートの一部であって、前記締付けプレートを前記通路内に据え付けた 後には、前記本体の前記孔と、前記締付けプレートの前記孔とが整合されている 、その締付けプレートの一部と、 一方の前記締付けプレートの前記孔に中心を合わせ、該締付けプレートの前記 平坦な表面に固定的に取り付けられたねじ孔付きプレートと、 他方の前記締付けプレートの前記孔に中心を合わせ、該締付けプレートの前記 平坦な表面に固定的に取り付けられたベアリングプレートと、 前記本体の前記孔を貫通し、かつ前記ねじ孔付きプレートを有する前記第１締 付けプレートの前記締付け表面の前記孔の中へ入るねじ付き端部を有するコネク ターボルトであって、該ボルトの端部が前記ねじ孔付きプレートとねじ係合して 、それを貫通し、他方の締付けプレートの前記ベアリングプレートと係合し、そ れによって前記締付けプレートが前記第１位置に位置し、また前記ボルトをさら に所定の方向へ回転させることにより、前記締付けプレートが前記第１位置から 前記第２位置へ移動する、そのコネクターボルトとを具備する請求の範囲第１２ 項に記載された電気接続装置。 19．前記第１位置においては、前記締付けプレート同士は互いに密着し、前記 溝とそれらに関連する電気コネクターとが前記通路内の前記チャンネルから離隔 され、したがって電気導線の近接した端部を前記通路の前記第１端部と前記第２ 端部の中へ挿入することができる請求の範囲第１８項に記載された電気接続装置 。 20．前記第２位置においては、前記締付けプレートが互いに離隔され、前記溝 とそれらに関連する電気コネクターとが前記通路内の前記チャンネルと密着し、 それによって電気導線の挿入された近接した端部を前記チャンネルと前記電気コ ネクターとの間で締め付け、したがって前記通路の前記第１端部に挿入された導 線と、前記通路の前記第２端部に挿入された導線とが、各々共通の電気コネクタ ーに対して締め付けられ、電気的に接続される請求の範囲第１９項に記載された 電気接続装置。 21．多相の電気分配装置の第１部分の複数本の電気導線を、多相の電気分配装 置の第２の近接部分の複数本の対応する電気導線と電気的に接続するための装置 において、 第１端部と第２端部とを有し、かつ、該第１端部と該第２端部との間を連通さ せるための通路を画定し、さらに該第１端部と該第２端部との間を延在する複数 個の概ね平行なチャンネルを前記通路が画定している本体と、 各々が第１端部と、第２端部と、全体的に平坦な表面と、締付け表面とを有す る１対の導線締付けプレートであって、前記締付け表面が前記第１端部と前記第 ２端部との間を延在する２つの平行な離隔された溝を画定し、前記締付けプレー トが前記通路内で摺動自在に収容されており、したがって各々の締付けプレート の前記平坦な表面が互いに並置関係になっている１対の導線締付けプレートと、 各々が前記導線締付けプレートの前記溝のそれぞれに固定的に取り付けられて いる複数個の電気コネクターと、 各々が前記通路の前記チャンネルの１つとそれに対応する１つの前記締付けプ レートの１つの前記溝とによって形成された複数個の導線収容ポケットであって 、各々のポケットは一部分が１つの前記電気コネクターによって画定されている 、その導線収容ポケットと、 前記ポケットがほぼ開いている第１位置と、前記ポケットがほぼ閉じている第 ２位置との間で、前記導線締付けプレートを選択的に移動させるための装置と、 前記通路内で前記締付けプレートを相互にロックし、前記通路に関する前記締 付けプレートの動きを限定するための装置とを具備する電気接続装置。 22．前記通路が非導電性を有する請求の範囲第２１項に記載された電気接続装 置。 23．前記チャンネルが概ね半円形断面になっている請求の範囲第２１項に記載 された電気接続装置。 24．前記締付けプレートが非導電性を有する請求の範囲第２１項に記載された 電気接続装置。 25．前記溝が概ね半円形断面になっている請求の範囲第２１項に記載された電 気接続装置。 26．前記電気コネクターが導電性材料から作られている請求の範囲第２１項に 記載された電気接続装置。 27．前記電気コネクターが概ねＣ字形断面を有している請求の範囲第２６項に 記載された電気接続装置。 28．前記電気コネクターの各々が２つの平行な縦方向エッジを有している請求 の範囲第２７項に記載された電気接続装置。 29．前記電気コネクターの前記２つの平行な縦方向エッジが、これら両エッジ 間にばね効果を与えるために、均等に離隔されたノッチを有している請求の範囲 第２８項に記載された電気接続装置。 30．前記相互ロックのための装置が、さらに、 概ねＵ字形断面を有し、かつ前記通路の中心へ向かって開放し、また所定の内 側の巾を有し、前記本体の前記第１端部から前記本体の前記第２端部へ縦方向に 延在した溝を画定する前記通路の一部と、 前記溝の中心部に位置しかつ該溝の中へ向かって外側へ延在し前記通路の一部 から一体構造的に形成され、前記本体の前記第１端部と前記第２端部との間を縦 方向に延在しているＴ字形のリテーナと、 所定の巾を有する、前記リテーナの頂部であって、該頂部の両側において狭い 通路を残しながら、前記溝の開放端部を閉じている頂部とを具備している請求の 範囲第２１項に記載された電気接続装置。 31．前記相互ロックのための装置が、さらに、 開放端部を備えた概ねＵ字形断面を有し、所定の外側の巾と所定の内側の巾と を有するリテーナ溝を規定する前記締付けプレートの一部と、 前記開放端部において内側へ延在した１対の脚部であって、該脚部が前記開放 端部に近いところの前記溝の前記所定の内側巾を減少せしめている、その１対の 脚部とを具備している請求の範囲第３０項に記載された電気接続装置。 32．前記リテーナ溝の前記所定の外側の巾が、前記通路の前記溝の前記所定の 内側の巾より小さく、また、前記リテーナ溝の前記所定の内側の巾が前記Ｔ字形 のリテーナの前記頂部の前記予定の巾より大きい請求の範囲第３１項に記載され た電気接続装置。 33．前記締付けプレートの前記リテーナ溝が前記通路の前記溝の中に摺動自在 に収容されており、前記内側へ延在した脚部と前記Ｔ字形リテーナの前記頂部と が互いに相互ロックし、それによって前記締付けプレートの前記通路に関する動 きを制限している請求の範囲第３２項に記載された電気接続装置。 34．選択的に移動させるための前記装置が、さらに、 前記本体を貫通する孔を画定する前記本体の一部を有し、該孔が前記通路の軸 線に対して概ね直角になっており、かつ前記第１端部と前記第２端部との中間点 近くに位置している請求の範囲第２１項に記載された電気接続装置。 35．選択的に移動させるための前記装置が、さらに、 前記平坦な表面に対して概ね直角になっていて、前記第１端部と前記第２端部 との中間点近くの点において、前記締付け面と、前記平坦な表面との間を連通さ せる孔を画定する前記締付けプレートの各々の一部を有し、前記本体の前記孔と 前記締付けプレートの前記孔とが、前記締付けプレートを前記通路に据え付けた 後には整合する請求の範囲第３４項に記載された電気接続装置。 36．選択的に移動させるための前記装置が、さらに、 一方の前記締付けプレートの前記孔をほぼ中心としていて、該締付けプレート の前記平坦な表面に固定的に取り付けられたねじ付きプレートを有している請求 の範囲第３５項に記載された電気接続装置。 37．選択的に移動させるための前記装置が、さらに、 他方の前記締付けプレートの前記孔を中心にしていて、該締付けプレートの前 記平坦な表面に固定的に取り付けられているベアリングプレートを有している請 求の範囲第３６項に記載された電気接続装置。 38．選択的に移動させるための前記装置が、さらに、 前記本体の前記孔を貫通し、かつ前記ねじ付きプレートを有する前記一方の締 付けプレートの前記締付け面の前記孔の中へ入るねじ付き端部を有するコネクタ ーボルトを有し、該ボルトの端部が前記ねじ付きプレートとねじ係合してそれを 貫通し、前記他方の締付けプレートの前記ベアリングプレートと係合し、それに よって、前記締付けプレートが前記第１位置に位置され、前記ボルトを所定の方 向へさらに回転させると、前記締付けプレートが前記第１位置から前記第２位置 へ移動させられる請求の範囲第３７項に記載された電気接続装置。 39．前記第１位置においては、前記締付けプレートが互いに密着しており、し たがって前記溝とそれらに固定的に取り付けられた電気コネクターとが前記通路 の関連するチャンネルから離隔され、それによって、前記多相電気分配装置の第 １部分と第２部分の電気導線の近接した非絶縁端部を、前記通路の前記第１端部 と第２端部とを通って前記ポケット内へ挿入させることができる請求の範囲第２ １項に記載された電気接続装置。 40．前記第２位置においては、前記締付けプレートが互いに離隔され、したが って、前記溝とそれらに固定的に取り付けられた電気コネクターとが前記通路の 関連する前記チャンネルと密着し、それによって、前記第１部分と前記第２部分 の電気導線の挿入された近接した非絶縁端部を、前記チャンネルと前記電気コネ クターとの間で締め付け、したがって、前記通路の前記第１端部において前記ポ ケット内へ挿入された第１部分の導線と、前記通路の前記第２端部において同一 の前記ポケット内へ挿入された第２部分の導線とが電気的に接続される請求の範 囲第３９項に記載された電気接続装置。