JPH0851034A - 変成器、変成器用のコイルボビン及び変成器用の巻鉄心 - Google Patents
変成器、変成器用のコイルボビン及び変成器用の巻鉄心Info
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- JPH0851034A JPH0851034A JP7099735A JP9973595A JPH0851034A JP H0851034 A JPH0851034 A JP H0851034A JP 7099735 A JP7099735 A JP 7099735A JP 9973595 A JP9973595 A JP 9973595A JP H0851034 A JPH0851034 A JP H0851034A
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Abstract
け、巻線の温度上昇を確実に低減して小型軽量化を可能
とすること。巻線への巻鉄心の巻回する際の巻線の損傷
及び電磁鋼板の歪みの発生を防止すること。 【構成】 一対の鉄心巻込部(37a,38a)と、鉄
心巻込部を所定間隔を隔てて連結する連結部(37b,
38b)を備えるコイルボビン(31)の外周全体に凹
状溝(40,45)を形成する。凹状溝に導線(10)
を所定回数巻き付けてなる巻線(34A,34B)を設
ける。鉄心巻込部に電磁鋼板を所定回数巻回して巻鉄心
(35A,35B)を形成する。鉄心巻込部の凹状溝の
両側壁(40d,45d)の外周面を巻鉄心の内径と等
しい曲率半径の曲面とする。凹状溝の底壁の外周面を平
坦面とする。
Description
器(CT:Current transformer)、計器用変圧器(P
T:Potential transfomer)、弱電用の変成器等の変成
器(トランス)に関するものであり、特に、導線を所要
回数巻いて環状に形成した巻線と、この巻線に電磁鋼板
を所要回数巻回してなる巻鉄心とを備えた変成器並びに
変成器用のコイルボビンと巻鉄心に関するものである。
ば、本出願人に係る特開平5−226168号におい
て、図27及び図28に示すような変成器が開示されて
いる。この変成器では、導線を所要回数巻いて環状に形
成した巻線2の外周2aを絶縁テープ、絶縁シート等の
絶縁部材(図示せず。)により被覆すると共に、この巻
線2に電磁鋼板を所要回数巻回して巻鉄心3,3を設け
ている。なお、図中、4はスペーサ、5は磁気分路鉄心
である。
割型の巻型(図示せず。)に導線を所要回数巻き上げた
後、この巻型を除去し、絶縁部材で被覆することにより
製作される。
(D)に示す工程により形成される。まず、長尺な帯状
の電磁鋼板8をその内径が巻線2の外径と同一寸法とな
るように巻回したもの(鋼板コイル7)を焼鈍した後、
図29(A)に示すように、上記巻線2の鉄心巻込部2
b,2bの間に、電磁鋼板8の鋼板コイル7の外周側の
端部(尾端部8a)を通過させる。次に、図29(B)
に示すように、上記電磁鋼板8の尾端部8aを鋼板コイ
ル7の外周に仮止めして、鋼板コイル7よりも大径な電
磁鋼板8の輪(大円9)を形成する。さらに、鋼板コイ
ル7をローラ11,12で駆動して回転させ、矢印Aに
示すように大円9に電磁鋼板8を送り込む。鋼板コイル
7を回転させ続けると、図29(C)に示すように、鋼
板コイル7を構成していた電磁鋼板8が全て大円9に送
られる。電磁鋼板8は弾性を有するため、大円9には縮
径しようとする力Bが作用している。よって、ローラ1
1を大円9から抜き出すと共に、上記した仮止めを解除
すると、図29(D)に示すように、大円9が縮径して
巻線2の鉄心巻込部2b,2bを締め付け、巻鉄心3が
形成される。
成器には下記のような問題がある。巻鉄心を備える変成
器では、図30に示すように、巻線2を構成する導線1
0を、各層の導線10が隣接する導線10と密接すると
共に、上層の導線10,10・・・が下層の導線10,
10・・・と導線10の半径r分だけずれた位置となる
ような巻き方(整列巻)で巻線2を形成して、導線10
相互間の空気層をできるだけ少なくし、かつ、巻線2の
外周2aを巻鉄心3と密着させれば、導線10に電流が
流れることにより発生する熱(抵抗損)が巻鉄心3を介
して効率よく放熱される。従って、巻線2を整列巻と
し、かつ、巻線2の外周2aと巻鉄心3を密着させるこ
とが、巻線2の温度上昇を低減する上で好ましい。しか
し、上記のように分割型の巻型を用いて巻線2を製作し
た場合、いったん巻型を除去してしまうと巻線2は形崩
れしやすく、導線10を上記図30に示すような整列巻
で密に巻いた状態のままで維持するのは困難である。ま
た、上記のように巻線2は形崩れしやすいため、巻線2
の断面形状を巻鉄心3の内径と一致した状態で維持する
のは困難であり、巻線2の外周2aを巻鉄心3と密着さ
せた状態で維持することができない。そのため、上記従
来の変成器では、巻線2の発熱による温度上昇を有効に
低減することができず小型化が困難であった。
ると変成器として使用できないが、上記のように巻線2
を絶縁部材で被覆した構造では、上記図29(C)で示
す巻鉄心3を巻線2に巻回する工程の際に巻線2の外周
2aと鋼板コイル7が接触したり、上記図29(D)で
示す大円9を縮径させる工程の際に、大円9の内周側に
位置する電磁鋼板8の端部(先端部8b)が巻線2の外
周と接触することがあるため、絶縁部材が損傷して上記
巻線2と巻鉄心3との絶縁性が損なわれるおそれがあっ
た。
巻鉄心3の内径と一致させるのは困難であるため、上記
鋼板コイル7の内径と、鉄心巻込部2b,2bに巻き終
えた状態での巻鉄心3の内径とが異なる場合がある。こ
の場合、巻鉄心3を構成する電磁鋼板8に歪みが残留す
ることになり、この歪みが電磁鋼板8の磁気特性が低下
する原因となっていた。
号や特開平2−165610号には、導線を巻き付ける
と共に、巻鉄心を形成するためのコイルボビンが開示さ
れている。
31(A),(B)に示すように、それぞれ外周に導線
10を巻き上げて巻線16A,16Bを形成するための
溝17a,18aを設けた外枠17、内枠18からなる
コイルボビン19が開示されている。
示された変成器は、図32(A),(B)に示すよう
に、一次用わく21と二次用わく22からなる第1ボビ
ン23と、この第1ボビン23を取り囲む第2ボビン2
4とを備え、一次用わく21及び二次用わく22に設け
た溝21a,22aに導線10を所定回数巻き付けて巻
線25A,25Bを形成している。また、第2ボビン2
4の外周には、巻鉄心26を設けている。
る場合、コイルボビンの外径を巻鉄心の内径と一致させ
ておけば、巻線と巻鉄心を密着させることができる。ま
た、コイルボビンを使用すれば、巻線に巻鉄心を巻回す
る際に、巻線と電磁鋼板が接触することがないため、巻
線の損傷を防止することができる。しかし、コイルボビ
ンを使用した場合にも、以下のような問題がある。
7a,18a,21a,22aの断面形状が半円形であ
るため、導線10を整列巻で密に巻き上げるのは困難で
あり、巻線16A,16B,25A,25Bは、導線1
0相互間の隙間に多数の空気層が形成された、いわゆる
乱巻の状態となる。そのため、導線10で発生した熱を
効率よく放熱することができず、巻線の温度上昇を有効
に低減することができない。特に、図31(A)の外枠
17、図32(B)の一次用わく21及び二次用わく2
2は、開口の幅Wが溝17a,21a,22aの内部の
幅よりも狭くなっているため、導線10を整列巻で巻き
上げるのは極めて困難である。
を巻回する部分の外周の断面形状が円形であるため、巻
鉄心を形成する際、巻鉄心を構成する電磁鋼板8とコイ
ルボビンとの間の摩擦が大きく、上記図29(B),
(C)に示した大円9の径を大きく設定しないと円滑に
電磁鋼板8をコイルボビンに巻回するのが困難である。
しかし、この大円9の半径を大きく設定すると、鋼板コ
イル7と大円9の寸法差が大きくなるため、電磁鋼板8
が弾性限度を越えて変形する部分が多くなり、巻鉄心の
磁気特性が低下する。
ける問題を解決するためになされたものであって、確実
かつ容易に導線を整列巻で巻くことができるようにし、
巻線の温度上昇を低減して小型軽量化を可能とすること
を目的としてなされたものである。また、本発明は、巻
線へ巻鉄心を巻回する際の巻線の損傷及び電磁鋼板の歪
みの発生を防止することを目的としてなされたものであ
る。さらに、本発明は巻線と巻鉄心との絶縁性や、巻線
相互間の絶縁性を向上することを目的としてなされたも
のである。さらにまた、本発明は、巻鉄心を巻線に巻回
する作業の作業性を向上することを目的としてなされた
ものである。
対の鉄心巻込部と、該鉄心巻込部を所要間隔を隔てて連
結する一対の連結部とを備え、外周全体に凹状溝を設け
たコイルボビンと、該コイルボビンの凹状溝に導線を所
要回数巻き付けてなる巻線と、上記コイルボビンの鉄心
巻込部に電磁鋼板を所要回数巻回してなる巻鉄心とを備
え、上記鉄心巻込部の凹状溝の両側壁の外周面を、断面
円弧状の曲面としたことを特徴とする変成器を提供する
ものである。
鉄心巻込部の凹状溝の両側壁の外周面を、上記巻鉄心の
内径と等しい曲率の円弧状の断面形状を有する曲面とし
たことを特徴とする変成器を提供するものである。
いて、上記鉄心巻込部の凹状溝の底壁側の外周面を平坦
面としたことを特徴とする変成器を提供するものであ
る。
て、上記凹状溝の断面形状が、開口側の幅が底壁側の幅
以上であって、巻線を構成する導線が整列巻で積層する
ような形状としている変成器を提供するものである。
溝の断面形状を、底壁と側壁が約120°の角度をなし
て接続する船底状としたことを特徴としている。
溝の断面形状を、底壁と側壁がほぼ直交して接続する矩
形状としたことを特徴としている。
て、上記コイルボビンは、一対の鉄心巻込部と、該鉄心
巻込部を所要間隔を隔てて連結する一対の連結部とを備
え、第1の巻線を設ける第1の凹状溝を外周全体に設け
た外枠と、一対の鉄心巻込部と、該鉄心巻込部を所要間
隔を隔てて連結する連結部とを備え、第2の巻線を設け
る第2の凹状溝を外周全体に設けた内枠とを備え、上記
第1の凹状溝の内側に第2の凹状溝が位置するように、
上記外枠に上記内枠を一対に組付けてなる変成器を提供
するものである。
と内枠の接合面の断面径路が折れ線状であることを特徴
としている。
て、上記コイルボビンが、鉄心巻込部と連結部を直線状
とした矩形枠状であることを特徴としている。
いて、上記巻鉄心を構成する電磁鋼板の端部に係止部を
設けると共に、上記鉄心巻込部に、上記係止部を係止す
る係止用切込を設けたことを特徴としている。なお、上
記電磁鋼板に設けた係止部は、電磁鋼板の先端部を折り
曲げたり、折り返すことにより形成され、あるいは電磁
鋼板の先端部にポンチ加工を施して形成した突出部であ
ってもよい。
外周全体に設けると共に、電磁鋼板を所要回数巻回して
巻鉄心を形成する一対の鉄心巻込部と、該鉄心巻込部を
所要間隔を隔てて連結する一対の連結部とを備えたコイ
ルボビンであって、上記鉄心巻込部の凹状溝の両側壁の
外周面を、断面円弧状の曲面としたことを特徴とするコ
イルボビンを提供するものである。
上記鉄心巻込部の凹状溝の両側壁の外周面を、上記巻鉄
心の内径と等しい曲率の円弧状の断面形状を有する曲面
としたことを特徴とするコイルボビンを提供するもので
ある。
2において、上記鉄心巻込部の凹状溝の底壁側の外周面
を平坦面としたことを特徴とするコイルボビンを提供す
るものである。
において、上記凹状溝の断面形状が、少なくとも開口側
の幅が底壁側の幅以上であって、巻線を構成する導線が
整列巻で積層するような形状としていることを特徴とす
るコイルボビンを提供するものである。
凹状溝の断面形状を、底壁と側壁が約120°の角度を
なして接続する船底状としたことを特徴としている。
凹状溝の断面形状を、底壁と側壁がほぼ直交して接続す
る矩形状としたことを特徴としている。
において、一対の鉄心巻込部と、該鉄心巻込部を所要間
隔を隔てて連結する一対の連結部とを備え、第1の巻線
を設ける第1の凹状溝を外周全体に設けた外枠と、一対
の鉄心巻込部と、該鉄心巻込部を所要間隔を隔てて連結
する連結部とを備え、第2の巻線を設ける第2の凹状溝
を外周全体に設けた内枠とを備え、上記第1の凹状溝の
内側に第2の凹状溝が位置するように、上記外枠に上記
内枠を一対に組付けてなるコイルボビンを提供するもの
である。
外枠と内枠の接合面の断面径路が折れ線状であることを
特徴としている。
において、上記鉄心巻込部と連結部が直線状であって、
全体として矩形枠状であることを特徴とするコイルボビ
ンを提供するものである。
において、上記鉄心巻込部に、巻鉄心を構成する電磁鋼
板の端部に形成した係止部を係止する係止用切込を設け
たことを特徴としている。
て円筒状に形成した巻鉄心であって、上記電磁鋼板の内
周側の端部に、電磁鋼板の厚さ方向に突出する係止部を
設けたことを特徴とする変成器用の巻鉄心を提供するも
のである。
溝の両側壁の外周面を断面円弧状の曲面としているた
め、巻鉄心とコイルボビンの外周が密着し、巻鉄心の発
生する熱は、コイルボビン及び巻鉄心を介して放熱され
る。
心巻込部の凹状溝の両側壁の外周面の曲率を巻鉄心の内
径と等しく設定しているため、巻鉄心とコイルボビンの
外周がより密着し、巻鉄心の発生する熱は、コイルボビ
ン及び巻鉄心を介して効率良く放熱されると共に、巻鉄
心の内径が正確に所望の寸法に維持される。
側の外周面を平坦面としているため、コイルボビンの鉄
心巻込部に巻回する際の電磁鋼板とコイルボビンとの間
の摩擦が低減される。
形状を、少なくとも開口側の幅が底壁側の幅以上となる
ようにしているため、容易に導線を整列巻で密に巻き上
げることができる。
形状を、底壁と側壁が120゜の角度をなして接続する
船底状としているため、巻鉄心の内径内の広い面積に、
巻線を構成する導線が整列巻で密に巻き上げられる。
形状を、矩形状としているため、巻鉄心の内径の広い面
積に、巻線を構成する導線が整列巻で密に巻き上げられ
る。
は外枠に内枠を組み付けた構成としているため、外枠に
設けた巻線と内枠に設けた巻線は確実に絶縁される。
は外枠と内枠の接合面の断面径路が折れ線状であるた
め、内枠に設けた巻線と巻鉄心の絶縁性が高い。
の鉄心巻込部と連結部を直線状としているため、凹状溝
に対して巻線を容易に密に巻き上げることができる。
ンの鉄心巻込部に巻鉄心を構成する電磁鋼板の端部に形
成した係止部を係止する係止用切込を設けているため、
巻鉄心を構成する電磁鋼板を鉄心巻込部に容易に固定す
ることができると共に、巻鉄心が鉄心巻込部に対して回
転してしまうことがなく、巻鉄心は鉄心巻込部に密着し
た状態で維持される。
係止部を設けているため、コイルボビンの鉄心巻込部に
巻鉄心を巻回した後に、巻鉄心を回転させると、係止部
がコイルボビンに形成された係止用切込に係止され、巻
鉄心の鉄心巻込部に対する回転が阻止され、巻鉄心は鉄
心巻込部に密着した状態で維持される。
ついて説明する。図1から図5は、本発明の第1実施例
に係る変成器30を示している。この変成器30は、樹
脂製のコイルボビン31に導線10を巻き付けて巻線3
4A,34Bを設けると共に、このコイルボビン31に
一対の巻鉄心35A,35Bを巻回している。
示すように、矩形枠状の外枠37と、同様に矩形枠状で
あって外枠37より小型の内枠38とを備え、外枠37
に内枠38を一体に組付ける構造である。
巻込部37a,37aと、この鉄心巻込部37a,37
aを所要間隔を隔てて連結する互いに平行な一対の連結
部37b,37bとを備えている。
b,37bはそれぞれ直線状であり、外枠37の中央に
は内枠38を組付けるための組付孔37cが形成されて
いる。また、外枠37の外周全体に、巻線34Aを形成
するための第1の凹状溝40を設けている。
の開口40aと対向する底壁40bは、内周面40cを
平坦面としている。また、凹状溝40の両側に位置する
側壁40d,40dの内周面40eを平坦面としてい
る。底壁40bの内周面40cと側壁40d,40dの
内周面40eはほぼ直交して接続しており、凹状溝40
の断面形状は、底壁40b側から開口40a側まで、幅
W1が一定の矩形状である。
0の両側部分の外周、すなわち側壁40d,40dの外
周面40を断面円弧状の曲面としており、この曲面の曲
率半径を巻鉄心35A,35Bの内径と等しく設定して
いる。
心巻込部37aの組付孔37c側の縁部に、内枠38と
係合するための断面L字状の切込溝43を設けている。
また、上記外枠の他方の面37e側には、鉄心巻込部3
7aの組付孔37c側の縁部に、内枠38と係合するた
めの突条44を設けている。
37bのうちの一方の連結部37bには、上記凹状溝4
0の一方側の側部40dを切り欠いて電線引き出し部4
2を設けている。
の鉄心巻込部38a,38aと、この鉄心巻込部38
a,38aを所要間隔を隔てて連結する互いに平行な一
対の連結部38b,38bとを備えており、鉄心巻込部
38a,38aと連結部38b,38bはともに直線状
であって、上記外枠37と同様に全体として矩形枠状を
呈している。また、内枠38の外周全体には巻線34B
を形成するための第2の凹状溝45を設けている。
は、開口45aと対向する底壁45bの内周面45cを
平坦面としている。また、凹状溝45の側壁45d,4
5dの内周面は、底壁45bの内周面45cとほぼ12
0°の角度をなして接続する第1の内周面45eと、底
壁45bの内周面45cに対して直交する(第1の内周
面45eに対してほぼ120°の角度をなして接続す
る)第2の内周面35fとを備えている。そのため、こ
の第2の凹状溝45の断面形状は、一方が開いた六角形
状(船底状)を呈している。第2の内周面45f,45
fの間隔(開口45a側での凹状溝45の幅)は、上記
外枠37の凹状溝40の開口40a側の幅W1と等しく
設定しており、底壁45b側での凹状溝45の幅W2よ
り広い。
の両側の外周、すなわち側壁45d,45dの外周面4
5gを断面円弧状の曲線としていおり、この曲面の曲率
半径を巻鉄心34A,34Bの内径と等しく設定してい
る。また、上記鉄心巻込部38aでは、上記底壁45b
側の外周面45hを平坦面としている。
込部38aの外側の縁部に断面L字状の切込溝49を設
けている。また、内枠38の他方の面38e側では、鉄
心巻込部38aの外側の縁部に突条50を設けている。
38b,38bのうち一方の連結部38bでは、上記凹
状溝45の一方側の側部45dを切り欠いて電線引き出
し部52を設けている。
面38d側と外枠37の一方の面37d側を対向させて
内枠38を外枠37の組付孔37cに挿入すると、外枠
37の切込溝43と内枠38の突条50が係合すると共
に、外枠37の突条44と内枠38の切込溝49が係合
し、内枠38は外枠37に一体に組付けられる。
は、図6に示すように、外枠37及び内枠38の凹状溝
40,45の両側の外周面40e,45gが連続し、巻
鉄心34A,34Bの所望の内径と等しい曲率半径を有
する一つの曲面を形成する。
状態では、上記のように外枠37の凹状溝40の幅W1
と内枠38の凹状溝45の開口45a側の幅W1を等し
く設定しているため、図5に示すように、外枠37の凹
状溝40と内枠38の凹状溝45の断面は船底状を呈し
ている。
a,38a及び凹状溝40,45の寸法及び形状は、以
下のようにして設定している。図10において、巻鉄心
35A,35Bの所望の内径と同一径の円c1よりも強
度及び絶縁性確保のための最低限の肉厚tに相当する分
だけ小径の円c2を設定する。また、この円c2に内接
する正六角形a1,a2,a3,a4,a5,a6を設
定する。次に、強度を考慮した凹状溝40,45の側壁
40d,45dの厚さDに対応する分だけ円c1の両端
から内側の位置に、平行な直線L1,L2を設定し、こ
の直線L1,L2と上記正六角形a1〜a6との交点を
b1,b2,b3,b4、直線L1,L2と円c2との
交点をd1,d2,d3,d4とする。さらに、a1と
a4を結ぶ直線と上記直線L1,L2との交点をe1,
e2とする。
1,a6,a5,b2,e2,b4,d2が凹状溝40
と凹状溝45が構成する断面の形状であり、矩形d1,
b3,e1,e2,b4,d2が第1の凹状溝40の断
面形状に対応し、六角形e1,b1,a6,a5,b
2,e2が第2の凹状溝45の断面形状に対応する。
形状をこのようにして設定しているため、凹状溝40,
45の面積は、巻鉄心35A,35Bの内周側で広い面
積を占める一方、コイルボビン31に要求される強度と
絶縁性も確保されている。
a,38aの外形を図10中d1,f1,g1,g2,
f2,d2に対応する形状に設定している。上記したよ
うに円c1は、巻鉄心35A,35Bの内径と同一径で
あるため、鉄心巻込部37a,38aの外形を上記のよ
うに設定することにより、巻鉄心35A,35Bの内周
と鉄心巻込部37a,38aの外周を密着させることが
できる。
38の凹状溝40,45にはそれぞれ導線10を巻き付
けて巻線34A,34Bを形成している。各巻線34
A,34Bには引き出し用の電線55を接続しており、
これらの電線55の先端には圧接端子56を設けてい
る。上記凹状溝40,45に設けた巻線34A,34B
の外周は絶縁部材57(図1にのみ図示する。)により
被覆している。また、鉄心巻込部37a,38aには、
電磁鋼板8を巻回して巻鉄心35A,35Bを形成して
いる。
B及び巻鉄心35A,35Bはフレーム60に固定して
いる。このフレーム60は、一対の切起部61a,61
aを設けた基板61とコ字状の組付部材62からなる。
この組付部材62は、巻鉄心35A,35Bの外周に接
触する長尺な接触部62aと、この接触部62aの両端
に設けた取付部62b,62bとを備えている。コイル
ボビン31、巻線34A,34B及び巻鉄心35A,3
5Bは、ねじ63a,63bにより、上記組付部材62
の取付部62b,62bを切起部61a,61aにねじ
止めすることにより、基板61に固定されている。な
お、フレームは60は、この構造に限定されるものでは
なく、例えば、上記圧接端子56を固定するためのター
ミナル部等をフレーム60に設けてもよい。
にコイルボビン31の外枠37の凹状溝40の断面形状
を矩形とし、コイルボビン31の内枠38の凹状溝45
を船底状としているため、巻線34A,34Bを構成す
る導線10を上記図30に示した整列巻で密に巻き上げ
ることができる。また、第1実施例では、上記凹状溝4
0,45の開口40a,45a側の幅W1を底壁40
b,45b側の幅W1,W2以上に設定しているため、
巻線34A,34Bを構成する導線10を容易に整列巻
で巻き上げることができる。さらに、第1実施例では、
鉄心巻込部37a,38aの凹状溝40,45の側壁4
0d,45dの外周面40f,45gを巻鉄心35A,
35Bの内径と曲率半径が等しい曲面としているため、
巻鉄心35A,35Bとコイルボビン31が密着してい
る。そのため、巻線34A,34Bを構成する導線10
が発生する熱は、コイルボビン31及び巻鉄心35A,
35Bを介して効率よく放熱され、放熱性に優れてい
る。
1は上記のように別体の外枠37と内枠38からなり、
それぞれに巻線34A,34Bを設けているため、巻線
34Aと巻線34Bの間の絶縁性が高い。
する。まず、外枠37及び内枠38の凹状溝40,45
に導線10を所要回数巻き付けて巻線34A,34Bを
形成する。この際、上記のように外枠37、内枠38の
鉄心巻込部37a,38a及び連結部37b,38bは
それぞれ直線状であり、かつ、凹状溝40,45を上記
のような断面形状としているため、導線10を整列巻で
容易に巻き付けることができる。次に、巻線34A,3
4Bの外周を絶縁部材57で被覆した後、外枠37に内
枠38を組付ける。
ルボビン31の鉄心巻込部37a,38aに電磁鋼板8
を巻回して巻鉄心35A,35Bを形成する。このと
き、上記したように内枠38の鉄心巻込部38aは、凹
状溝45の底壁45bの外周面45hを平坦面としてい
るため、電磁鋼板8とコイルボビン31との間の摩擦が
低減される。よって、第1実施例では、図29中の大円
9の径を小さく設定することができ、鋼板コイル7の電
磁鋼板8を大きく歪ませることなくコイルボビン37
a,38aに巻回することができるため、良好な磁気特
性を有する巻鉄心35A,35Bを形成することができ
る。
コイルボビン31の外枠37、内枠38に設けた凹状溝
40,45に形成しているため、巻鉄心35A,35B
の巻回時に、巻線34A,34Bが鋼板コイル7と接触
することがなく、巻線34A,34Bの外周を覆う絶縁
部材57が損傷することがないため、巻線34A,34
Bと巻鉄心35A,35Bとの絶縁性が低下することが
ない。
外枠37、内枠38は、鉄心巻込部37a,38aの部
分で、凹状溝40,45の側壁40d,45dの外周面
40f,45gを、巻鉄心35A,35Bの内径と等し
い曲率半径を有する曲面としているため、鋼板コイル7
から巻鉄心35A,35Bとしてコイルボビン31に巻
き上げられた電磁鋼板8には歪みが残留しておらず巻鉄
心35A,35Bを構成する電磁鋼板8は良好な磁気特
性を有する。上記巻鉄心35A,35Bの形成後、巻線
34A,34B及び巻鉄心35A,35Bをワニスに含
浸し、その後フレーム60に組付ける。
イルボビン31の内枠38の凹状溝45の断面形状を矩
形としている。そのため、コイルボビン31の外枠37
と内枠38を組付けた状態では、凹状溝40,45の断
面は矩形状を呈している。第2実施例のその他の構造
は、上記した第1実施例と同一である。
8の鉄心巻込部37a,38aの断面形状及び外枠37
と内枠38の凹状溝40,45の形状を以下のように設
定している。すなわち、上記した図10に示す最低減の
肉厚tを考慮した円c2と、凹状溝40,45の側壁4
0d,45dの厚さDの分だけ円c1の内側に位置する
直線L1,L2との交点をd1,d2,d3,d4とす
ると、凹状溝40,45の断面形状をこの点d1〜d4
を結んだ矩形状としている。
40,45の形状を巻鉄心35A,35B内にできる限
り広い面積に導線10を整列巻で密に巻き上げらされる
ようにしている。また、鉄心巻込部37a,38aの凹
状溝40,45の両側壁40d,45dの外周面40
f,45gを巻鉄心35A,35Bの内径と等しい曲率
半径の曲面としているため、巻鉄心35A,35Bとコ
イルボビン31の外周が密着している。そのため、導線
10が発生する熱は、コイルボビン31及び巻鉄心35
A,35Bを介して効率よく放熱され、小型の場合にも
良好な特性を得ることができる。また、コイルボビン3
1に巻回された電磁鋼板59には歪みが生じておらず、
巻鉄心35A,35Bは良好な磁気特性を有する。
巻込部38aは、凹状溝45の底壁45bの外周面45
hを平坦面としているため、電磁鋼板8とコイルボビン
31の摩擦が低減され、巻鉄心35A,35Bの形成時
の電磁鋼板8の変形を低減して良好な磁気特性を有する
巻鉄心35A,35Bを得ることができる。
A,35Bの形成時に巻線34A,34Bが鋼板コイル
7と接触することにより巻線34A,34Bと巻鉄心3
5A,35Bの絶縁性が低下するのを防止することがで
きる。
の第3実施例を示している。上記した第1実施例及び第
2実施例では、コイルボビン31は外枠37に内枠38
を組付けてなる、いわゆるダブルボビンであるが、この
第3実施例ではコイルボビン31は一つの枠状体からな
るいわゆるシングルボビンである。
ビン31は、互いに平行な一対の直線状の鉄心巻込部3
1a,31aと、この鉄心巻込部31a,31aを所要
間隔を隔てて連結する互いに平行な一対の直線状の連結
部31b,31bとを備え、外周全体に凹状溝65を設
けている。この凹状溝65の断面形状は上記第1実施例
と同様に、巻鉄心の内径側のできる限り広い面積に導線
10を整列巻で密に巻き上げられるような船底状として
いる。すなわち、凹状溝65の開口65aと対向する底
壁65bの内周面65cを平坦面とし、側壁65d,6
5dの内周面を底壁65bの内周面65cと120°の
角度をなして連続する第1の内周面65eと、この第1
の内周面65eと120°の角度をなして連続する第2
の内周面65fにより構成している。また、上記側壁6
5dの外周面65gを巻鉄心35A,35Bの内径と等
しい曲率半径の曲面とするとともに、凹状溝65の底壁
65cの外周面65hを平坦面としている。なお、図1
2及び図13(A),(B)では、フレーム60、巻線
34A,34B及び巻鉄心35A,35Bを図示してい
ないが、第3実施例のその他の構造は、第1実施例と同
一である。
実施例と同様に、凹状溝65の断面形状を船底状として
いるため、導線10を整列巻で密に巻き上げることがで
きる。また、鉄心巻込部31aの凹状溝65の側壁65
dの外周面65gの曲率半径が巻鉄心35A,35Bの
内径と等しいため、巻鉄心35A,35とコイルボビン
31の外周が密着する。よって、巻線34A,34Bの
発生する熱は、コイルボビン31及び巻鉄心35A,3
5Bを介して放熱される。また、コイルボビン31に巻
回された電磁鋼板8には歪みが生じておらず、巻鉄心3
5A,35Bは良好な磁気特性を有する。
5の底壁65bの外周面65hを平坦面としているた
め、巻鉄心35A,35Bの形成時の電磁鋼板8とコイ
ルボビン31の摩擦が低減され、巻鉄心35A,35B
を構成する電磁鋼板8に歪みを残留させることなく巻回
することができる。
心35A,35Bの形成時に巻線34A,34Bが鋼板
コイル7と接触することにより巻線34A,34Bと巻
鉄心35A,35Bの絶縁性が低下するのを防止するこ
とができる。
の第4実施例を示している。この第4実施例のコイルボ
ビン31も、上記第3実施例と同様のシングルボビンで
あるが、凹状溝65の断面形状を矩形状としている。こ
の凹状溝65の断面形状は上記第2実施例と同様に、巻
鉄心35A,35Bの内径側のできる限り広い面積で導
線10を整列巻で密に巻き上げられように設定してい
る。第4実施例のその他の構造及び作用は第3実施例と
同一である。
第5実施例について説明する。この第5実施例に係るコ
イルボビン31は、第1実施例と同様の外枠37及び内
枠38の断面形状を第1実施例とは異ならせると共に、
外枠37及び内枠38の鉄心巻込部37a,38aに、
巻鉄心34A,34Bを構成する電磁鋼板8の先端部8
bを係止するための係止用切込70,71を設けてい
る。
は、断面船底状の凹状溝40の側壁40d,40dのう
ち、一方の側壁40dを薄肉とし、その外周面40hを
平坦面としている。また、この平坦な外周面40hに断
面矩形状であって長手方向に延在する互いに平行な一対
の突状73A,73Bを突設している。一方、外枠37
の凹状溝40の他方の側壁40dは、第1実施例と同様
に、外周面40iを巻線35A,35Bの内径と同一の
曲率半径を有する断面円弧状の曲面としている。また、
この側壁40dから底壁40b側に突出し、内枠38の
側壁45dの外側に位置するように被覆部40jを設け
ている。この被覆部40jの外周面40kは、側壁40
dの外周面40iと連続する巻線35A,35Bの内径
と同一の曲率半径を有する断面円弧状の曲面としてい
る。一方、被覆部40jの内周面は、後述する内枠38
の側壁45dの外周面と一致するように、所要角度で連
結された第1の平坦面40l、第2の平坦面40m及び
第3の平坦面40nを備えており、断面形状が折れ線状
である。上記第1の平坦面40lには、断面矩形状であ
って長手方向に延在する長溝75を設けている。
の側壁45d,45dのうち、一方の側壁45dを薄厚
としており、この側壁45dの外周面を第1の平坦面4
5i、第2の平坦面45j及び第3の平坦面45kを所
定角度で連続して設け、断面形状を折れ線状としてい
る。これら第1の平坦面45i、第2の平坦面45j及
び第3の平坦面45kは、上記外枠37の被覆部40j
の内周面を構成する第1の平坦面40l、第2の平坦面
40m及び第3の平坦面40nと互いに密接し、外枠3
7の被覆部40jと内枠38の側壁45dが一体に組み
合わせられるようにしている。また、上記側壁45dの
第1の平坦面45iには、断面矩形状で長手方向に延在
する突条76を設けており、この突条76が上記外枠3
7の第1の平坦面40lに設けた長溝75に嵌まり込む
ことにより、外枠37と内枠38が組付状態で保持され
るようにしている。
側壁45dは、上記第1実施例の場合と同様に、外周面
45lを巻線35A,35Bの内径と同一の曲率半径を
有する断面円弧状の曲面としている。また、この側壁4
5dから開口45a側に突出し、上記外枠37の側壁4
0dの外側に位置する被覆部45mを設けている。この
被覆部45mは、外周面45nを側壁45dの外周面4
5lと連続する巻線35A,35Bと同一の曲率半径を
有する断面円弧状の曲面とする一方、内周面45pを平
坦面としている。また、この内周面45pには、断面矩
形状であって、上記外枠37の側壁45dの平坦な外周
面40hに設けた突条73A,73Bを嵌合する、長手
方向に延在する互いに平行な一対の長溝78A,78B
を設けている。
鉄心巻込部37a,38aの断面形状を上記のように形
成しているため、内枠38の凹状溝45に巻き付けた導
線10と巻鉄心34A,34Bを構成する電磁鋼板8と
の間の絶縁性が向上する。すなわち、第5実施例では、
外枠37の一方の側壁45dと内枠38の被覆部45m
が接合した部分では、内枠38の凹状溝45の巻線34
Bを構成する導線10のうち最も開口45a側に位置す
る導線10−1から巻鉄心35Aの内周面まで、外枠3
7と内枠38の接合面sが連続しているが、この接合面
sの断面形状は、点s1〜点s11で示される折れ線状
である。同様に、外枠37の被覆部40jと内枠38の
一方の側壁45dが接合する部分では、内枠38の凹状
溝45に巻き付けた導線10のうち最も開口45a側に
位置する電線10−2から巻鉄心35Aの内周面まで、
外枠37と内枠38の接合面s’が連続しているが、こ
の接合面s’の断面形状は、点s1’〜点s9’で示さ
れる折れ線状である。
の外周を絶縁部材で被覆しない場合、巻線34Bと巻鉄
心35Aとの間は、上記接合面s,s’に形成される微
小な隙間を介して連通しており、この微小な隙間に水
分、塵等が侵入すると、巻線34A,34Bと巻鉄心3
5A,35Bとの間の絶縁性が低下し、変成器は所望の
性能を発揮することができなくなるため、外枠37と内
枠38の接合面s,s’の断面が構成する径路(断面径
路)が長い程、巻線34Bと巻鉄心35Aとの間の絶縁
性は高くなる。第5実施例では、上記のように接合面
s,s’の断面径路を折れ線状としているため、外枠3
7、内枠38の外形や、凹状溝40,45の側壁40
d,45dの厚さの割に、断面径路の長さが長くなる。
よって、第5実施例では、絶縁部材で巻線34A,34
Bを被覆しない場合であっても、巻線34A,34Bと
巻鉄心35A,35Bとの絶縁性が高い。
導線(活動部)から巻鉄心を構成する電磁鋼板までの間
の、樹脂等の絶縁部材が存在せず、空気のみが存在する
距離で定義される沿面距離がある。一般に変成器ではこ
の沿面距離が所定値以上あることが要求されるが、第5
実施例では、上記のように外枠37と内枠38の接合面
s,s’の断面径路を折れ線状としているため、外枠3
7及び内枠38の寸法が小さい場合にも、この沿面距離
を十分に確保することができる。
40jを設けたほうの側壁40dの外周面40iに、長
手方向に延在する断面V字状の係止用切込70を設けて
いる。この係止用切込70は、鉄心巻込部37aに巻回
する巻鉄心35A,35Bの巻回方向(図中矢印Rで示
す。)側をほぼ鉄心巻込部37aの中心方向(鉄心巻込
部37aの表面に対して垂直な方向)を向いた平坦面か
らなる係止面70aとしている。また、係止用切込70
には、この係止面70aと所要角度で連続する平坦な傾
斜面70bを設けている。
被覆部45mを設けたほうの側壁45dの外周面45l
にも、長手方向に延在する断面V字状の係止用切込71
を設けている。この係止用切込71は、上記外枠37に
設けた鉄心巻込部37aに設けた係止用切込70と、外
枠37及び内枠38の鉄心巻込部37a,38aの断面
中心に対して180°対称な位置に設けている。この内
枠38に設けた係止用切込71は、ほぼ鉄心巻込部38
aの中心方向を向いた係止面71aと、この係止面71
aと所定角度で連続する平坦な傾斜面71bとを備えて
いるが、係止面71aと傾斜面71bの位置を、上記外
枠37に設けた係止用切込70と逆に設定しており、巻
鉄心35Aの巻回方向R側を傾斜面71bとしている。
なお、係止用切込70,71の深さは、1mm程度に設
定することが好ましい。
(B)に示すように、円筒状の巻鉄心34A,35Bを
構成する電磁鋼板8の先端部8bを最先端部側に向けて
徐々に狭幅となる三角形状とし、かつ、最先端部をほぼ
直角に折り曲げて係止部8cを形成している。この係止
部8cの厚さgは上記係止用切込70,71の深さより
も小さく設定する。一方、電磁鋼板8の尾端部8aは、
最尾端部側に向けて徐々に狭幅となる台形状としてい
る。
に示すように、上記係止部8cを設けた先端部8b側が
巻鉄心35A,35Bの内周側に位置し、尾端部8d側
が巻鉄心35A,35Bの外周側に位置するように、鋼
板コイル7に巻回される。
経て、鉄心巻込部37a,38aに電磁鋼板8を巻回す
ると、図21(A)に示すように、係止部8cは、鉄心
巻込部37aの表面に係止部8cが当接した状態となる
が、図中矢印Tで示す方向に、巻鉄心35A,35Bを
回転させると、係止部8cが係止用切込70に嵌まり込
み、この係止部8cと係止用切込70の係合により、巻
鉄心35A,35Bの鉄心巻込部37a,38aに対す
る回転が阻止され、巻鉄心35A,35Bは鉄心巻込部
37a,38aに固定される。このように第5実施例で
は、鉄心巻込部37a,38aに巻回した巻鉄心35
A,35Bを回転させるだけで、巻鉄心35A,35B
を鉄心巻込部37a,38aに対して固定することがで
き、この点で作業効率がよい。また、上記のように係止
部8cを係止用切込70に係止させれば、巻鉄心35
A,35Bが、鉄心巻込部37a,38aに対して回転
することがなく、巻鉄心35A,35Bは鉄心巻込部3
7a,38aに密着した状態で維持される。
Bを構成する電磁鋼板8を巻回する方向を図示の例と反
対向き(矢印Tの方向)とした場合に、電磁鋼板8の係
止部8cが係止される。この場合、鉄心巻込部37a,
38aに巻鉄心35A,35Bを巻回した後に、矢印R
の方向に巻鉄心35A,35Bを回させれば、係止部8
cが係止用切込71に係止される。
(B)のものに限定されず、電磁鋼板8の先端部8b側
で、電磁鋼板8の一部分を厚さ方向に突出させたもので
あればよい。例えば、図22(A),(B)に示すよう
に、巻鉄心35A,35Bを構成する電磁鋼板8の先端
部8bを僅かな長さだけ折返して電磁鋼板8を2枚重ね
とし、この2枚重ねの部分からなる係止部8cを、鉄心
巻込部37a,38aに設けた係止用切込70,71に
係止させる構成としても良い。また、図23(A),
(B)に示すように、電磁鋼板8の先端部分にポンチ加
工を施して電磁鋼板8の一部分を円形状に突出させ、こ
の突出部分からなる係止部8cを鉄心巻込37a,38
aに設けた係止用切込70,71に係止させる構成とし
てもよい。第5実施例のその他の構成は、上記第1実施
例と同様であるので、同一の部材には、同一の符号を付
して詳細な説明は省略する。
はなく、種々の変形が可能である。まず、上記鉄心巻込
部37a,38a,31aの断面形状は、上記実施例の
形状に限定されるものではない。例えば、外枠37と内
枠38を備えるダブルボビンでは、鉄心巻込部37a,
38aを図24(A)〜(F)に示すような断面形状と
してもよい。図24(A)は、第1実施例と同様に凹状
溝40,45の断面形状を船底状としているが、内枠3
8の凹状溝45の底壁45bの外周面45hを断面円弧
状の曲面としている。図24(B)は、第2実施例と同
様に凹状溝40,45の断面形状を矩形状としている
が、内枠38の凹状溝45の底壁45bの外周面45h
を断面円弧状の曲面としている。
断面形状を、底壁45b側から開口45a側に狭幅の第
1の矩形状部80aと、この第1の矩形状部80aと連
続する広幅の第2の矩形状部80bとを連続して設けた
形状としている。一方、外枠37の凹状溝40の断面形
状は、内枠38の第2の矩形状部80bと同一幅の矩形
状である。図24(D)は、内枠38の凹状溝45の断
面形状を底壁45b側から開口45a側に順に広幅とな
る第1の矩形状部81a、第2の矩形状部81b及び第
3の矩形状部81cを設けた形状としている。一方、外
枠37の凹状溝40の断面形状は、内枠38の第3の矩
形状部81cと同一幅の矩形状としている。図24
(E),(F)は、凹状溝40,45の断面形状は上記
図24(C),(D)と同一であるが、内枠38の凹状
溝45の底壁45hの外周面を断面円弧状の曲面として
いる点が異なる。
込部31aの断面形状を図25(A)〜(F)に示すよ
うに設定してもよい。図25(A)では、第3実施例と
同様に凹状溝65の断面形状を船底状としているが、凹
状溝65の底壁65bの外周面65hを断面円弧状の曲
面としている。図25(B)では、第4実施例と同様に
凹状溝65の断面形状を矩形状としているが、凹状溝6
5の底壁65bの外周面65hを断面円弧状の曲面とし
ている。図25(C)では、凹状溝65の断面形状を、
底壁65b側を狭幅の第1の矩形状部82aとし、この
第1の矩形状部82aと連続して広幅の第2の矩形状部
82bを設けている。図25(D)は、凹状溝65の断
面形状を底壁65b側から開口65a側に順に広幅とな
る第1の矩形状部83a、第2の矩形状部83b及び第
3の矩形状部83cを連続して設けた形状としている。
図25(E),(F)は、凹状溝65の断面形状は、上
記図25(C),(D)と同一であるが、凹状溝65の
底部65bの外周面65hを断面円弧状の曲面としてい
る点が異なる。
溝40,45,65の形状は、種々の変形が可能であ
り、上記図30に示した整列巻で導線10を巻回するこ
とができ、かつ、凹状溝40,45,65の幅が底壁4
0b,45b,65bから開口40a,45a,65a
側まで一定であるか、あるいは、底壁40b,45b,
65b側から開口40a,45a,65a側へ向けて、
連続的又は段階的に幅広となる形状であればよい。
のコイルボビン31の外枠37に、凹状溝40を幅方向
に分割する仕切板部70を形成してもよい。この場合、
仕切板部70で仕切られた凹状溝40の両側の部分X
1,X2に別個の巻線を巻き上げることができ、これら
の巻線間を確実に絶縁することができる。なお、この仕
切板70をダブルボビンの内枠38の凹状溝45や、シ
ングルボビンの凹状溝65に設けてもよい。
の凹状溝の両側壁の外周面を断面円弧状の曲面としてい
るため、巻鉄心とコイルボビンの外周が密着し、巻線の
発生する熱を、コイルボビン及び巻鉄心を介して効率よ
く放熱することができる。
心巻込部の凹状溝の両側壁の外周面の曲率半径を巻鉄心
の内径と等しく設定しているため、巻鉄心とコイルボビ
ンの外周が緊密に密着し、巻線の発生する熱は、コイル
ボビン及び巻鉄心を介して効率良く放熱される。よっ
て、請求項2、請求項12では、巻線の温度上昇を低減
することがき、変成器を小型化することができる。ま
た、請求項2、請求項12では、巻鉄心の内径を正確に
所望の寸法とすることができるため、巻鉄心を構成する
電磁鋼板に歪みが残留することがなく、巻鉄心を構成す
る電磁鋼板の磁気特性を向上することができる。
の外周面を平坦面としているため、コイルボビンの鉄心
巻込部に巻回する際の電磁鋼板とコイルボビンとの間の
摩擦が低減され、この巻回時に形成する大円の径を小さ
く設定することができ、電磁鋼板を大きく歪ませること
なく、鉄心巻込部に巻回することができる。よって、請
求項3、請求項13では、巻鉄心を構成する電子鋼板の
磁気特性を一層向上させることができる。
形状を、開口側の幅が底部側の幅以上となるようにして
いるため、導線を容易に整列巻で密に巻き上げることが
できる。このように、導線を整列巻で密に巻き上げるこ
とができれば、巻鉄心の発生する熱は、コイルボビン及
び巻鉄心を介して一層効率良く放熱される。
形状を、底壁と側壁が120゜の角度をなして接続する
船底状としているため、巻鉄心の内径内の広い面積に、
巻線を構成する導線を容易に整列巻で巻き上げることが
できる。
形状を、矩形状としているため、巻鉄心の内径の広い面
積に、巻線を構成する導線を容易に整列巻で密に巻き上
げることができる。
は外枠に内枠を組み付けた構成としているため、外枠に
巻き付けた巻線と内枠に巻き付けた巻線の絶縁性を向上
することができる。
は外枠と内枠の接合面の断面径路が折れ線状であるた
め、この接合面に形成される隙間に侵入する水分、塵等
による、内枠に巻き付けた巻線と巻鉄心の間の短絡が防
止され、内枠に巻き付けた巻線と巻鉄心の間の絶縁性を
向上することができる。
の鉄心巻込部と連結部を直線状としているため、凹状溝
に対して巻線を容易に巻き上げることができる。
ンの鉄心巻込部に、巻鉄心を構成する電磁鋼板の端部に
形成した係止部を係止する係止用切込を設けているた
め、巻鉄心の鉄心巻込部に対する回転が防止され、巻鉄
心は鉄心巻込部に密着した状態で確実に維持されるた
め、巻線の発生する熱の放熱性と巻鉄心を構成する電磁
鋼板の磁気特性が確実に維持される。また、鉄心巻込部
に係止用切込を設けた場合、鉄心巻込部に巻鉄心を巻回
した後に、巻鉄心を回転させれば、上記係止部が係止用
切込に嵌まり込んで、巻鉄心が鉄心巻込部に対して回転
不可に固定されるため、巻鉄心を鉄心巻込部に容易に固
定することができ、作業性を向上することができる。
係止部を設けているため、コイルボビンの鉄心巻込部に
巻鉄心を巻回した後に巻鉄心を回転させると、係止部が
コイルボビンに形成された係止用切込に係止され、巻鉄
心の鉄心巻込部に対する回転が阻止され、巻鉄心は鉄心
巻込部に密着した状態で維持される。また、請求項21
で、上記のように巻鉄心を回転させるだけで、巻鉄心を
鉄心巻込部に対して回転不可に固定されるため、巻鉄心
を鉄心巻込部に固定する作業の作業性を向上することが
できる。
図である。
図である。
図である。
る。
である。
法を説明するための概略図である。
図、(B)は(A)の部分拡大図である。
(B)は(A)の部分拡大図である。
状を示す平面図、(B)は(A)のXIX部の要部拡大断
面図である。
は鋼板コイルを示す側面図である。
心の固定作業を説明するための要部拡大図である。
(B)は(A)のXXII部の要部拡大断面図である。
(B)は(A)のXXIII部の要部拡大断面図である。。
(E),(F)は、ダブルボビンの他の例を示す部分断
面図である。
(E),(F)は、シングルボビンの他の例を示す部分
断面図である。
る。
の形成作業を説明するための概略図である。
正面図、(B)は(A)のXXXI−XXXI線での断面図であ
る。
面図、(B)は(A)のXXXII−XXXII線での断面図であ
る。
Claims (21)
- 【請求項1】 一対の鉄心巻込部と、該鉄心巻込部を所
要間隔を隔てて連結する一対の連結部とを備え、外周全
体に凹状溝を設けたコイルボビンと、 該コイルボビンの凹状溝に導線を所要回数巻き付けてな
る巻線と、 上記コイルボビンの鉄心巻込部に電磁鋼板を所要回数巻
回してなる巻鉄心とを備え、 上記鉄心巻込部の凹状溝の両側壁の外周面を、断面円弧
状の曲面としたことを特徴とする変成器。 - 【請求項2】 上記鉄心巻込部の凹状溝の両側壁の外周
面を、上記巻鉄心の内径と等しい曲率の円弧状の断面形
状を有する曲面としたことを特徴とする請求項1に記載
の変成器。 - 【請求項3】 上記鉄心巻込部の凹状溝の底壁の外周を
平坦面としたことを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の変成器。 - 【請求項4】 上記凹状溝の断面形状が、開口側の幅が
底壁側の幅以上であって、巻線を構成する導線が整列巻
で積層するような形状としている請求項1から請求項3
のいずれか1項に記載の変成器。 - 【請求項5】 上記凹状溝の断面形状を、底壁と側壁が
約120°の角度をなして接続する船底状としたことを
特徴とする請求項4に記載の変成器。 - 【請求項6】 上記凹状溝の断面形状を、底壁と側壁が
ほぼ直交して接続する矩形状としたことを特徴とする請
求項4に記載の変成器。 - 【請求項7】 上記コイルボビンは、一対の鉄心巻込部
と、該鉄心巻込部を所要間隔を隔てて連結する一対の連
結部とを備え、第1の巻線を設ける第1の凹状溝を外周
全体に設けた外枠と、一対の鉄心巻込部と、該鉄心巻込
部を所要間隔を隔てて連結する連結部とを備え、第2の
巻線を設ける第2の凹状溝を外周全体に設けた内枠とを
備え、上記第1の凹状溝の内側に第2の凹状溝が位置す
るように、上記外枠に上記内枠を一対に組付けてなる請
求項1から請求項6のいずれか1項に記載の変成器。 - 【請求項8】 上記外枠と内枠の接合面の断面径路が折
れ線状であることを特徴とする請求項7に記載の変成
器。 - 【請求項9】 上記コイルボビンは、鉄心巻込部と連結
部を直線状とした矩形枠状であることを特徴とする請求
項1から請求項8のいずれか1項に記載の変成器。 - 【請求項10】 上記巻鉄心を構成する電磁鋼板の端部
に係止部を設けると共に、上記鉄心巻込部に、上記係止
部を係止する係止用切込を設けたことを特徴とする請求
項1から請求項9のいずれか1項に記載の変成器。 - 【請求項11】 巻線を巻き付ける凹状溝を外周全体に
設けると共に、電磁鋼板を所要回数巻回して巻鉄心を形
成する一対の鉄心巻込部と、該鉄心巻込部を所要間隔を
隔てて連結する一対の連結部とを備えたコイルボビンで
あって、上記鉄心巻込部の凹状溝の両側壁の外周面を、
断面円弧状の曲面としたことを特徴とするコイルボビ
ン。 - 【請求項12】 上記上記鉄心巻込部の凹状溝の両側壁
の外周面を、上記巻鉄心の内径と等しい曲率の円弧状の
断面形状を有する曲面としたことを特徴とする請求項1
1に記載のコイルボビン。 - 【請求項13】 上記鉄心巻込部の凹状溝の底壁の外周
面を平坦面としたことを特徴とする請求項11または請
求項12に記載のコイルボビン。 - 【請求項14】 上記凹状溝の断面形状が、少なくとも
開口側の幅が底壁側の幅以上であって、巻線を構成する
導線が整列巻で積層するような形状としている請求項1
1から請求項13のいずれか1項に記載のコイルボビ
ン。 - 【請求項15】 上記凹状溝の断面形状を、底壁と側壁
が約120°の角度をなして接続する船底状としたこと
を特徴とする請求項14に記載のコイルボビン。 - 【請求項16】 上記凹状溝の断面形状を、底壁と側壁
がほぼ直交して接続する矩形状としたことを特徴とする
請求項14に記載のコイルボビン。 - 【請求項17】 一対の鉄心巻込部と、該鉄心巻込部を
所要間隔を隔てて連結する一対の連結部とを備え、第1
の巻線を設ける第1の凹状溝を外周全体に設けた外枠
と、一対の鉄心巻込部と、該鉄心巻込部を所要間隔を隔
てて連結する連結部とを備え、第2の巻線を設ける第2
の凹状溝を外周全体に設けた内枠とを備え、上記第1の
凹状溝の内側に第2の凹状溝が位置するように、上記外
枠に上記内枠を一対に組付けてなる請求項11から請求
項16のいずれか1項に記載のコイルボビン。 - 【請求項18】 上記外枠と内枠の接合面の断面径路が
折れ線状であることを特徴とする請求項17に記載のコ
イルボビン。 - 【請求項19】 上記鉄心巻込部と連結部が直線状であ
って、全体として矩形枠状であることを特徴とする請求
項11から請求項18のいずれか1項に記載のコイルボ
ビン。 - 【請求項20】 上記鉄心巻込部に、巻鉄心を構成する
電磁鋼板の端部に形成した係止部を係止する係止用切込
を設けたことを特徴とする請求項11から請求項19の
いずれか1項に記載のコイルボビン。 - 【請求項21】 電磁鋼板を所要回数巻回して円筒状に
形成した巻鉄心であって、上記電磁鋼板の内周側の端部
に、電磁鋼板の厚さ方向に突出する係止部を設けたこと
を特徴とする変成器用の巻鉄心。
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