JPH08502413A - 細胞を検出する方法および装置 - Google Patents

細胞を検出する方法および装置

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JPH08502413A JP6510740A JP51074093A JPH08502413A JP H08502413 A JPH08502413 A JP H08502413A JP 6510740 A JP6510740 A JP 6510740A JP 51074093 A JP51074093 A JP 51074093A JP H08502413 A JPH08502413 A JP H08502413A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はウィルスを包含する、細胞を検出するための方法及び装置に関する。試験されるべきサンプルは濾過されて細胞を分離しそして細胞検出反応において使用される成分が放出されそしてサンプルを濾過するために使用されるフイルターと同じフイルターを用いて細胞から分離されそして元のサンプル中の細胞の存在を示すために濾液から、放出された成分が測定される(調べられる)。本発明はさらに本発明の方法おいて使用するために適当なキットに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 細胞を検出する方法および装置 発明の分野 本発明は、ウイルスを包含する、細胞類を検出するための方法および装置に関 する。本発明はさらに本発明の方法において使用するのに適当なキットに関する 。さらに特定的には、本発明は試験されるべきサンプルを濾過して細胞を分離し そして濾過により分離された細胞を処理して細胞から、細胞検出反応において使 用される成分を放出させる、細胞を検出する方法に関する。 細胞の検出は多くの科学的分野及び技術分野における適用に関係している。適 用のそのような分野は、例えば臨床試験、診断用試験、生物工学および分子生物 学的ならびに食品分析および環境分析を包含する。 先行技術 細胞は直接的および間接的の両方で種々の方法で検出されることが出来る。1 つの間接的な方法は、例えば細胞成分の化学的性質、生物学的性質、免疫学的性 質または物理的性質について或る種の細胞成分を調べることである。 例えばサンプル容量が非常に大きくそして検出反応において使用される方法の 感度が十分でない程に低い細胞含有量である理由で又は実際の測定の前にフイル ター上で細胞を洗浄することが望ましい理由でしばしばサンプルは細胞検出前に 濾過されなければならない。細胞をフイルター上で濃縮しそして場合により洗浄 した後に、細胞は細胞検出反応において使用される成分を細胞から放出させるた めに処理され、前記成分はフイルター上で測定される(調べられる) (WO特 許出願第88/08037号およびヨーロッパ特許第101 398号)。 この種の細胞検出方法において、測定を阻害する多くの不純物により問題が提 供される。そのような不純物は例えば残留細胞、細胞断片およびサンプル中に存 在する他の固体粒子である。また、フイルターそれ自体が干渉する背景を提供す る可能性がある。さらにその方法は、特に低い細胞含有量を有するサンプルを用 いて、労力を要しそして損失が大きい。 発明の概要 本発明の目的は、濾過された細胞が信頼出来る程度に且つ都合良く検出される ことが出来る方法および装置を開発することである。本発明の方法は、細胞から 放出された成分が、サンプルの濾過のために使用されるフイルターと同じフイル ターを用いて細胞から分離されそして元のサンプル中の細胞の存在を示すために 前記成分が濾液から測定される(調べられる)ことを特徴とする。 フイルターからではなく、濾液から細胞成分の検出により、上記た通りの不純 物およびフイルターにより提供される背景が避けられる。さらにサンプル中に存 在する可能性がある病原体が不活性化されることが出来そして従って、分析され るべき濾液に病原体は入らない。細胞から放出されそして検出に有意義である細 胞成分を、サンプルの濃縮のために使用されるフイルターと同じフイルターを用 いて分離することにより、労力費用および材料費用ならびに細胞または細胞成分 の含有量における損失が最小にされる。さらに、種々のタイプの細胞から誘導さ れることが出来る種々の細胞成分を同時に測定する(調べる)ことが可能である 。 図面の簡単な記載 図面は本発明の方法のために適当な装置を描いている。 本発明の詳細な記載 本発明の方法は広い種々のタイプのサンプルに適用されることが出来る。本方 法は大きい容量および低い細胞含有量を有するサンプルに十分に適している。本 方法は液体サンプルに有利に適用されるがしかし場合によっては液体で最初に抽 出されることが出来るガスのような他のサンプルもまた可能である。初期に固体 状態にあるサンプルは液体中に溶解されるかまたは懸濁されてよくそして場合に より検出前に、予備濾過されるかあるいは阻害性の物質が他の手段により、例え ば遠心分離により除去される。本発明の方法は例えば食品および飲料産業におい て、水分析、ガス分析および空気分析においてそして一般的な衛生管理において ならびに臨床サンプルにおいて実施されることが出来る。 試験されるべきサンプルは分離されるべき細胞の大きさを基準にして孔径が選 ばれるフイルター中に通される。ウィルスは実際的な意味の用語で細胞ではなく しかし細胞に浸透する能力のある感染粒体であるけれども、本明細書において用 語“細胞”は、ウィルスをまた包含する。同様に細胞成分はまたウィルス成分を 意味する。本発明の方法は、例えば細菌およびウィルスの検出に十分適している 。細菌に関して、0.2〜0.5μmの孔径を有するフイルターが一般に使用さ れる。真核細胞(eucaryotic cell)に関しては、より大きい孔 径が使用されそしてウィルスに関しては、より小さな孔径の−限外フイルター( 限外濾過装置)−が使用される。例えば、吸引(suction)および圧力が 濾過において使用されてよい。 濾過は、フイルターが漏斗の底部に配置され、漏斗が吸引びんの開口部上に置 かれそして例えば水ポンプを用いて吸引びん中に真空が引き込まれる従来の濾過 装置中で行われてもよい。別法として例えば注射器が使用されてもよく、その場 合において、サンプルは注射器中に引き入れられ、フイルターが注射器の末端に 配置されており、そしてサンプルが圧力でフイルター中に通される。他の濾過用 システムも同様に使用されることは当然可能である。ウィルスに関して、サンプ ルが限外濾過管のフイルター上に配置されそして遠心分離によりフイルター中に 通される、限外濾過を行うのが実施可能である。 サンプル中の細胞がフイルター上に集められた後に、フイルター中に洗浄用溶 液を通すことにより洗浄を行うことがしばしば実施可能である。例えば蒸留水ま たは緩衝液が洗浄溶液として使用されてよい。ここまで得られた濾液は捨てられ る。場合による洗浄の後に、細胞は、細胞の検出に有意義な細胞成分を細胞から 放出するように処理される。その処理は、化学的にまたは物理的にそして好まし くは細胞またはそれらの組織の大部分がフイルター上に残るようなやり方で行わ れることが出来る。化学的処理は酵素処理、洗浄剤処理、例えば酸または塩基ま たは或る他の適当な溶媒を用いての抽出、あるいは水または緩衝剤溶液を用いて のフラッシングあるいは例えば浸透圧衝撃であってよい。所望の細胞成分は、例 えばアイスプレス(ice press)の手段により、超音波にかけること( sonification)により、電気穿孔法(エレクトロポーレーション: electroporation)により、振り混ぜ(shaking)により あるいは或る他の機械的手段により細胞から分離されることが出来る。 細胞表面層が取り出されるのが好ましく、これに関して、場合により、細胞の 延長部分および特に細菌鞭毛をまた包含する前記表面層が分離されそして破壊さ れそしてフラジェリン含有構造物または類似物が測定される(調べられる)。例 えば、その延長部分を有する細菌表面層はおだやかな酸処理により取り出される 。それにより鞭毛は分離されそしてそれに関してフラジェリン分子に分解される 。ウィルスの場合において、検出に有意義である抗原がウィルスから分離される ことが出来る。 検出に有意義である分離された成分は、サンプルの濾過のために使用されるフ イルターと同じフイルター中に通してフラッシュ(flush)される。濾液は 集められそして元のサンプル中の細胞の存在は、細胞成分の化学的、生物学的、 物理的または免疫学的性質に基づいて、フイルター中を通過した成分の反応の手 段により、フラッシング(flushing)溶液から検出される。生化学的分 析、免疫学的分析および放射化学的分析を包含する、細胞成分を検出する多くの 方法がある。検出するために必要な試薬はまたフイルター中に通されるかまたは それらは濾液中に直接加えられることが出来る。 本発明の方法は、細胞を検出するためのそして或る種のタイプの細胞を同定す るための両方のための、普遍的方法として使用されることが出来る。もし同定に おいて何ら関係なしに、一般的な細胞の存在が関心の的であるならば、最も実際 的方法は、そのLPSまたは構造的部分のような、細胞中に普遍的に存在する成 分を規定することである。別法として、本方法は関心の的である或るタイプの細 胞または菌株(細胞株)を検出するために使用することが出来、その場合におい て、関心の的である細胞中にのみ存在する細胞成分が、測定される(調べられる )べき細胞成分として選択される。同じ濾液から幾つかの細胞成分を同時に測定 する(調べる)ことは可能であり、そしてこれは有利である。言い換えると、一 方の成分が1つのタイプの細胞においてのみ存在しそして他方の成分が他のタイ プの細胞においてのみ存在する、等々のような方法で、測定される(調べられる )べき細胞成分を選択することにより同時に幾つかのタイプの細胞が測定される (調べられる)ことが可能である。 本発明の方法は、細胞壁蛋白質または細胞膜蛋白質、LPS、莢膜多糖、コー ト蛋白質(例えばRS蛋白質、即ちS−層(S−layer)蛋白質)、鞭毛ま たは細胞の他の延長部分あるいは類似の構造体またはそれらの構造部分、等のよ うな、細胞の表面成分を測定する(調べる)ために非常に良く適している。フイ ルターを用いて細胞の主要部分から分離した後に、放出された細胞成分は蛋白質 測定法または免疫学的測定法のような従来の方法により測定される(調べられる )。原則として、細胞から分離された任意の蛋白質が元のサンプル中の細胞の存 在を示すために使用されることが出来る。例えばゲル電気泳動、イムノブロット (immunoblot)分析及びイムノ−PCR(immuno−PCR)( イムノ−ポリメラーゼ鎖反応(immuno−polymerase chai n reaction))技術(Sano,T.、Smith,C.およびCa ntor,C.によるScience 258(1992)第120頁〜第12 2頁)がこの目的のために適当である。 本発明の方法は、不純なサンプルからのおよび培養液(culture)から の両方からのウィルスの検出にまた適用されることが出来る。サンプルは限外フ イルター(限外濾過装置)上に置かれ、遠心分離によりサンプルをそのフイルタ ー中に通し、その後にフイルターはフイルター中に残留するウィルスから、抗原 のような、検出において使用される成分を分離するために処理される。同時に病 原ウィルスが不活性化される利点が達成される。分離された抗原は再遠心分離に より同じフイルター中に通されそして抗原は例えばイムノ−PCR(immun o−PCR)方法により濾液から測定される(調べられる)ことが出来、そして 従って非常に小さい抗原濃度が測定される(調べられる)ことが出来る。言い換 えると、本発明の方法は抗原の濃縮および精製およびイムノ−PCR技術により 試験されるべきサンプルの予備処理のために適当である。 本発明の範囲は、また上記方法において使用するために適当である装置を含む 。本発明の装置は、それが、細胞を分離するように、試験されるべきサンプルを 濾過するための手段;細胞検出反応において使用される成分を細胞から放出する ために、濾過により分離された細胞を処理するための手段;細胞から、放出され た成分を分離するための手段;そして元のサンプル中の細胞の存在を示すために 濾液から該成分を測定する(調べる)ための手段、を含むことを特徴とする。 細胞を分離するように、試験されるべきサンプルを濾過するための手段は、例 えばサンプルおよび場合により洗浄液をフイルターに通過させるために、廃液容 器にさらに接続されたフイルターに接続された1個またはそれ以上の容器(ve ssel)そして場合によりポンプ、プレスまたは遠心分離機のような、フイル ター中にサンプルを通過させるための手段を含むことが出来る。フイルターの孔 径は分離されるべき細胞の大きさを基準にして選ばれる。 細胞検出反応において使用される成分を細胞から放出させるために、フイルタ ーにより分離された細胞を処理するための手段は、フイルター中に、細胞成分を 放出させる試薬を通過させるための、フイルターに接続された容器(vesse l)あるいは物理的に細胞を分離するための手段およびフイルター中にフラッシ ング(flushing)溶液を通過させるための手段を含むことが出来る。 細胞から放出された成分を分離するための手段はサンプルを濾過するために使 用されるフイルターと同じフイルター及び場合により同じフイルターの使用を可 能にする移動手段のような中間部材からなる。それら手段は前記細胞成分を測定 する(調べる)ための前記手段上に前記フイルター中に試薬を通過させるために フイルターに接続されている容器(vessel)をさらに含んでよい。 細胞成分を測定する(調べる)ための手段は測定用ステーションを含み、この ステーションはアッセイユニット、測定される(調べられる)べき細胞から放出 された成分を検出するための、検出ユニット及び電子ユニットを含んでよい。ア ッセイユニットは、例えば細胞から放出された成分の化学的、生物学的、免疫学 的または物理的性質に基づいて、細胞から放出された成分の検出のための、種々 の異なるタイプの分析システム、光源、等を含んでよい。検出器ユニットは例え ば光測定用手段、放射能測定用手段、等を含んでよい。測定用ステーションは通 常生じた信号を受容するための電子ユニットをさらに含む。電子ユニットはデー タ処理ユニットおよび制御ユニットに接続されているのが好ましい。測定用ステ ーションはまた測定用ステーションに走行溶液(running soluti on)および溶離用溶液を運搬するための容器(vessel)に接続されてい るのが好ましく、その他方の末端は廃液容器に接続されてもよい。幾つかの細胞 成分が同時にそれを用いて測定される(調べら れる)ことが出来るような測定用ステーションが好ましい。 本発明の装置は、通常、使用される試薬、フイルターそれ自体または試験され るべき濾液を所望の部位に運搬することが出来るバルブまたは他の移動手段を含 む。 本装置は、フイルターに接続されているサンプル採取(sampling)用 タンク(vat)および洗浄用溶液のためのタンク(vat)(前記フイルター はさらに廃液容器に接続されている):抽出用溶液のための第3のタンク(va t)が接続されておりそして移動されるフイルターとの接続を有している、他の ステーションにフイルターを移動させるための移動手段(前記フイルターはさら に測定用ステーション、データ処理ユニットおよび制御ユニットに接続されてい る);そして走行(running)溶液および溶離用溶液のための容器(ve ssel)(これらの容器は測定用ステーションにまた接続されている)、を含 むのが好ましい。 本発明の装置を用いて本発明の方法は大規模に自動化されることが出来る。本 発明は本発明の方法においての本装置の使用にまた関する。好ましくは、本装置 は、同じサンプルから同時に幾つかの種類の細胞成分を検出するために使用され る。 図面は本発明の装置の例を示す。例示された態様は本発明の範囲内だけに可能 であるとは限らないことは明らかである。 図面は、フイルター10にバルブ7を介して接続されておりそして廃液容器6 にフイルター中を通ってサンプルを通過させるために廃液溶液6にバルブ14を 介して接続されているサンプル採取用タンク(sampling vat)1を 示す。さらに、他のタンク(vat)2はフイルター中に洗浄用液を通過させる ためにバルブ8を介してフイルターに接続されている。本装置はステーション1 1および12にフイルターを移動させるための移動手段13をさらに含む。タン ク(vat)3はフイルターに抽出用溶液を供給するためにバルブ9を介してス テーション11に接続されている。ステーション11でフイルターは、測定用ス テーション18に抽出用溶液を供給するためにバルブ15を介して測定用ステー ション18に接続されており、そのステーション18に走行溶液 (running solution)を供給するためにフイルター16を介し てタンク(vat)4が測定用ステーション18に接続されている。測定用ステ ーションは信号の読み取り解明(interpretation)および出力の ためのデータ処理ユニット19に接続されている。本装置はまた本装置のバルブ および他の機械的作動器の操作を制御するためにそして電流を供給するために制 御ユニットを含んでいる。さらに、タンク(vat)5は再生のために前記測定 用ステーションへの溶離用溶液を供給するためにバルブ17を介して測定用ステ ーションに接続されている。ステーション12はフイルター交換ステーションで ある。 上に記載された装置は次のとおりにして使用される:試験されるべきサンプル はサンプル採取タンク(sampling vat)1に供給され、そこから圧 力によりバルブ7を介してフイルター10及びバルブ14を通過して、廃液容器 6に通される。フイルター上に残留する細胞はタンク(vat)2からバルブ8 を通って供給された洗浄用溶液で洗浄される。その後に、フイルターは移動手段 13を用いてステーション11に移動され、そこでフイルター上に残留する細胞 はバルブ9により調節されたタンク(vat)3からの溶液で抽出される。(フ イルターを移動する代わりに固定(stationary)フイルターに抽出用 溶液を運び、このフイルターから例えば適当なバルブを介して測定用ステーショ ンに濾液を運ぶことが当然可能である)。抽出液はバルブ15を介して測定用ス テーション18に送られ、フイルター16を通って供給されたタンク(vat) 4からの走行(running)溶液により抽出液は測定用ステーションを通過 する。測定用ステーションから誘導された信号はデータ処理ユニット19により 読み取り解明される。データ処理ユニットは読み取り解明した信号を出力しそし て測定される(調べられる)べき細胞成分の存在および量を査定する。制御ユニ ット20は装置中のバルブ及び他の機械的作動器の操作を制御しそしてシステム に電流を供給する。測定後測定用ステーションは、バルブ17を介して供給され たタンク(vat)5からの溶離用溶液で再生される。ステーション12で使用 済み(spent)フイルターが新しいフイルターと取り替えられる。 本発明は、本方法において使用される手段を含むキットにさらに関係する。本 キットは、それが、細胞を分離するために試験されるべきサンプルを濾過するた めの手段:細胞検出反応において使用される成分を細胞から放出するために、フ イルターにより分離された細胞を処理するための手段;細胞から、放出された成 分を分離するための手段;および元のサンプル中の細胞の存在を示すかめに濾液 から前記成分を測定する(調べる)ための手段を含むことを特徴する。 細胞を分離するために、試験されるべきサンプルを濾過するための手段は、濾 過するのに適当であるフイルターおよび付属する容器そして場合により必要な洗 浄用溶液を含むのが好ましい。細胞を処理するための手段は、細胞検出反応にお いて使用される成分を放出するための手段を含むのが好ましく、そして該成分が 細胞から分離される手段はサンプルの濾過のために使用されるフイルターと同じ フイルターからなる。濾液から成分を測定する(調べる)ための手段は測定(調 査)において使用される試薬を含む。測定(調査)において使用される装置は通 常キットに包含されない。 本発明のキット中のフイルターは分離されるべき細胞の大きさを基準にして選 ばれる。濾過するために適当であるフイルターに接続されるべき容器(vess el)は吸引びんに接続された漏斗、注射器または限外濾過チューブであってよ い。細胞成分を放出するために使用されるべき試薬は例えば酵素、洗浄剤、酸ま たは塩基溶液あるいは或る他の溶媒、水または緩衝剤であってよい。 細胞から放出された成分の検出のために必要とされる試薬は蛋白質測定またはイ ムノアッセイにおいて使用される試薬のような細胞成分の検出のために従来の反 応において必要な任意の試薬であってよい。 本発明のキットはサンプル容器、試薬容器、フイルター、検出反応において使 用される細胞成分を放出するための試薬および放出された成分を測定する(調ベ る)ための試薬を含有するのが好ましい。 本発明は以下の非限定例により一層詳細に説明されるだろう。例1: Pectinatus frisingiensis株VTT−E−8216 5(Hakalehto,E.およびFinne,J.による、FEMS Mi crobiology Letters 67第307頁〜第312頁(1 990))を含有する1.5mlの細菌培養液(culture)が、2ml注 射器中に引き入れられそして注射器の一端に配置されたフイルター中に圧力で通 過させられ、そのフイルター(Millipore Millex HA)は、 0.45μmの孔径を有した。細胞を蒸留水でフラッシュした。得られた濾液を 放棄した。0.05M HClの約0.2mlを次に、他の注射器を用いて同じ フイルター中を通過させそしてエッペンドルフ(Eppendorff)管に濾 液を集めそしてNaOHで中和した。 その後に、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)にお いて使用されるのと同じ緩衝液が濾液に加えられそして8%ゲルおよび市販の分 子量標準フアーマシァ(Pharmacia)を用いてLaemmli,U.K .によるNature(ロンドン)227第680頁〜第685頁(1970) に記載された通りにして、これについてSDS−PAGEを行った。若干のサン プルは操作の前に沸騰させた。ゲルは蛋白質染料クマッシーブリリアントブルー (Coomassie Brilliant Blue)(CBB)で染色され そして(または)前記菌株(Hakalehto,E.およびFinne,J. によるFEMS Microbiology Letters 67第307頁 〜第312頁(1990))の細胞で免疫にされたうさぎにおいて生じた抗体を 用いてイムノブロット分析(immunoblotting)が行われた。直接 染色においてのそしてイムノブロット分析においてのその両方において、顕著な バンドは約63kDaで見い出され、これはPectinatus frisi ngiensis 株から由来する約63kDaの寸法のフラジェリン蛋白質の存 在を示す。これはまた、元のサンプル中のPectinatus frisin giensisの存在の表示である。例2: 細菌Bacillus polymyxa(ATCC 842)を含有するサ ンプルは例1におけるとおりにして処理されそして10%ゲルを用いて集められ た濾液においてSDS−PAGEが行われ、これは次にCBBで染色された。こ れらの細菌のコート(coat)中に存在するRS(整然と構成された(Reg ularly Structured))蛋白質に相当する、120〜 130kDaで顕著なバンドが見られ、前記RS蛋白質は約120−130kD aの分子量を有する。例3: 細菌Enterobacter aerogenes(ATCC 13048 )を含有するサンプルが例1の通りにして処理された。SDS−PAGE分析は 、8%のゲルを用いて、集められた濾液について行われて、例1に記載された ectinatus 株の63kDa蛋白質よりやや下の顕著な蛋白質バンドを得 た。精製および次の分析の後、蛋白質バンドはEnterobacter株のフ ラジェリンに相当することが見い出された。例4: 例1〜例3に記載された3種の細菌、即ちP.frisingiensis VTT−E−82165、B.polymyxa ATCC 842 および .aerogenes ATCC 13048のすべてを含有するサンプルが例 1における通りにして処理されそして8%のゲルを用いて、集められた濾液につ いたSDS−PAGEが行われた。例1〜例3において得られたバンドの位置で 顕著なバンドが得られ、これらは元のサンプルにすべて3種の細菌の存在を示し た。例5: 細菌E.aerogenes(ATCC 13048)の培養液(cultu re)の0.2mlを含有するサンプルの400mlは、0.45μm孔径およ び25mm直径を有するMillipore HAフイルターを用いて濾過され た。濾過された培養液を蒸留水または緩衝液で洗浄した。濾液を捨てた。その後 に0.05M HClの200μlをフイルターに加えそして濾液をエッペンド ルフ(Eppendorff)管に引き入れた。中和の目的のためにNaOHを 加えそして最後に吸引を用いて、蒸留水でのフラッシングを行った。その後、1 2%ゲルを用いて、例1における通りにして、エッペンドルフ(Eppendo rff)管に集められたサンプルについてSDS−PAGEを行った。 次の通りにして銀染色をゲルについて行った:ゲルを先ず50%メタノール中 において振り混ぜ、その後に、それは、0.36%のNaOH(21ml)とア ンモニア(1.4ml)とを混合した溶液に、4mlの蒸留水中の0.8gのA gNO3を滴下して加えることにより造られた銀溶液に移された。銀溶液の後に 、ゲルを、蒸留水で洗浄しそして1%くえん酸の1.25mlおよび水溶液(2 50ml)での30%ホルムアルデヒドの0.125mlを含有する溶液に移し た。染色した蛋白質バンドが現れた後に、ゲルを水で洗浄しそして45%メタノ ールおよび1%酢酸を含有する溶液に移した。最も顕著な蛋白質バンドが、約2 1kDaおよび29kDaで得られた。また、細胞から分離された他の成分が検 出されたがしかしバンドは弱かった。例6: 患者のサンプルから得られたピコルナ(Picorna)ウィルスに属するA Coxsackie B6ウィルスをサルの腎臓細胞培養液(culture )中で培養し、その後に、培養液を数回、凍結且つ解氷させるたとによりウィル スを細胞から放出させた。このウィルス懸濁液の500μlを、脱イオン水の5 00μl中で混合しそして限外濾過管のフイルター(米国、FiltronのM icrosep 10K)上に置きそして4000〜5000rpmで半時間遠 心分離した。洗浄は行われなかった。0.05M HClの100μlをフイル ターに加えそして37℃で1時間反応させ、その後上記の通りにして遠心分離を 行った。上記の通りに、0.05M HClの100μlをフイルターに加えそ して再遠心分離を行った。SDS−PAGEを例1における通りにして(10% ゲルで)濾液について行った。その操作の前にサンプルをSDS−PAGEサン プル緩衝液中で5分間沸騰させた。ゲルを例5における通りにして銀染色により 染色するか又は例1の通りにイミノブロット分析を行った。第1抗体としてサル 中に生じさせた抗−Coxsackie B6抗体(1:50に希釈)が使用さ れそしてイムノブロットの、第2抗体としてアルカリ性ホスフアターゼ(デンマ ークのDako)で標識された1:100希釈の抗ヒト抗体(anti−hum an antibody)が使用された。抗ヒト抗体はサル抗体と交差反応され た。 銀染色SDSゲルは、沸騰された全ウィルスそれぞれを用いて得られたバンド とは部分的に異なった幾つかのバンドを有した。イミノブロット法において4つ のバンドは25〜32kDaの範囲においてきわだっていた。文献によればピコ ルナ(Picorna)ウィルスの最も有意義な構造蛋白質は9〜35kDaの 範囲に通常存在する(1978年ロンドンBailliere Tindall 発行、Andrews,C.、Pereira H.G.およびWildy,P .によるViruses of Vertebrates)。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年5月17日 【補正内容】 れる)ことが出来るような測定用ステーションが好ましい。 本発明の装置は、通常、使用される試薬、フイルターそれ自体または試験され るべき濾液を所望の部位に運搬することが出来るバルブまたは他の移動手段を含 む。 本装置は、フイルターに接続されているサンプル採取(sampling)用 タンク(vat)および洗浄用溶液のためのタンク(vat)(前記フイルター はさらに廃液容器に接続されている);抽出用溶液のための第3のタンク(va t)が接続されておりそして移動されるフイルターとの接続を有している、他の ステーションにフイルターを移動させるための移動手段(前記フイルターはさら に測定用ステーション、デ一夕処理ユニットおよび制御ユニットに接続されてい る);そして走行(running)溶液および溶離用溶液のための容器(ve ssel)(これらの容器は測定用ステーションにまた接続されている)、を含 むのが好ましい。 本発明の装置を用いて本発明の方法は大規模に自動化されることが出来る。本 発明は本発明の方法においての本装置の使用にまた関する。好ましくは、本装置 は、同じサンプルから同時に幾つかの種類の細胞成分を検出するために使用され る。 図面は本発明の装置の例を示す。例示された態様は本発明の範囲内だけに可能 であるとは限らないことは明らかである。 図面は、フイルター10にバルブ7を介して接続されておりそして廃液容器6 にフイルター中を通ってサンプルを通過させるために廃液溶液6にバルブ14を 介して接続されているサンプル採取用タンク(sampling vat)1を 示す。さらに、他のタンク(vat)2はフイルター中に洗浄用液を通過させる ためにバルブ8を介してフイルターに接続されている。本装置はステーション1 1および12にフイルターを移動させるための移動手段13をさらに含む。タン ク(vat)3はフイルターに抽出用溶液を供給するためにバルブ9を介してス テーション11に接続されている。ステーション11でフイルターは、測定用ス テーション18に抽出用溶液を供給するためにバルブ15を介して測定用ステー ション18に接続されており、そのステーション18に走行溶液 (running solution)を供給するためにバルブ16を介してタ ンク(vat)4が測定用ステーション18に接続されている。測定用ステーシ ョンは信号の読み取り解明(interpretation)および出力のため のデータ処理ユニット19に接続されている。本装置はまた本装置のバルブおよ び他の機械的作動器の操作を制御するためにそして電流を供給するために制御ユ ニットを含んでいる。さらに、タンク(vat)5は再生のために前記測定用ス テーションへの溶離用溶液を供給するためにバルブ17を介して測定用ステーシ ョンに接続されている。ステーション12はフイルター交換ステーションである 。 上に記載された装置は次のとおりにして使用される:試験されるべきサンプル はサンプル採取タンク(sampling vat)1に供給され、そこから圧 力によりバルブ7を介してフイルター10及びバルブ14を通過して、廃液容器 6に通される。フイルター上に残留する細胞はタンク(vat)2からバルブ8 を通って供給された洗浄用溶液で洗浄される。その後に、フイルターは移動手段 13を用いてステーション11に移動され、そこでフイルター上に残留する細胞 はバルブ9により調節されたタンク(vat)3からの溶液で抽出される。(フ イルターを移動する代わりに固定(stationary)フイルターに抽出用 溶液を運び、このフイルターから例えば適当なバルブを介して測定用ステーショ ンに濾液を運ぶことが当然可能である)。抽出液はバルブ15を介して測定用ス テーション18に送られ、バルブ16を通って供給されたタンク(vat)4か らの走行(running)溶液により抽出液は測定用ステーションを通過する 。測定用ステーションから誘導された信号はデータ処理ユニット19により読み 取り解明される。データ処理ユニットは読み取り解明した信号を出力しそして測 定される(調べられる)べき細胞成分の存在および量を査定する。制御ユニット 20は装置中のバルブ及び他の機械的作動器の操作を制御しそしてシステムに電 流を供給する。測定後測定用ステーションは、バルブ17を介して供給されたタ ンク(vat)5からの溶離用溶液で再生される。ステーション12で使用済み (spent)フイルターが新しいフイルターと取り替えられる。 本発明は、本方法において使用される手段を含むキットにさらに関係する。本 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月7日 【補正内容】 請求の範囲 1. a)細胞を分離するように、試験されるべきサンプルを濾過し、 b)細胞検出反応に使用される表面成分を細胞から放出させるために、 フイルター上の細胞を処理し、 c)サンプルの濾過ために使用されるフイルターと同じフイルターを用 いて、細胞から放出された表面成分を細胞から分離し、そして d)元のサンプル中の細胞の存在を示すために濾液から前記表面成分を 測定する(調べる)、 ことを含む、細胞を検出する方法。 2. 細菌の検出に適用される、請求項1に記載の方法。 3. 細菌の鞭毛が分離され且つ破壊されそしてフラジェリン−含有構造物ま たは類似の構造物が測定される(調べられる)、請求項2に記載の方法。 4. 細菌のRS−蛋白質が測定される(調べられる)、請求項2に記載の方 法。 5. 細菌の延長部分(extension)、コート(coat)または細 胞壁に存在する表面成分が測定される(調べられる)、請求項1に記載の方法。 6. 放出された細胞表面成分がイムノアッセイにより測定される(調べられ る)、請求項1に記載の方法。 7. 同じサンプル中の幾つかのタイプの細胞の存在を検出するために、幾つ かの細胞表面成分が同時に濾液から測定される(調べられる)、請求項1に記載 の方法。 8. イムノ−PCR法により測定される(調べられる)べき抗原が細胞表面 から放出される、請求項1に記載の方法。 9. a)ウィルスが分離されるように、試験されるべきサンプルを濾過し、 b)ウィルス検出反応に使用される成分をウィルスから放出させるため に、フイルター上のウィルスを処理し、 c)サンプルを濾過するために使用されるフイルターと同じフイルター を用いて、ウィルスから放出された成分を、ウィルスから分離し、そして d)元のサンプル中のウィルスの存在を示すために、濾液から前記成分 を測定する(調べる)、 ことを含む、ウィルスを検出する方法。 10. a)細胞を分離するように、試験されるべきサンプルを濾過するための 手段、 b)細胞検出反応において使用される表面成分を細胞から放出させるた めに、フイルターにより分離された細胞を処理するための手段、 c)細胞から、放出された表面成分を分離するための手段(この手段は サンプルを濾過するために使用されるフイルターと同じフイルターからなる)、 および d)元のサンプル中の細胞の存在を示すために、濾液から前記表面成分 を測定する(調べる)ための手段、 を含む装置の、細胞の検出のために請求項1の方法における使用。 11. 装置が、幾つかの種類の細胞表面成分を同時に測定する(調べる)ため に用いられる、請求項10に記載の使用。 12. a)細胞を分離するように、試験されるべきサンプルを濾過するための 手段、 b)細胞検出反応に使用される表面成分を細胞から放出するために、フ イルターにより分離された細胞を処理するための手段、 c)細胞から、放出された表面成分を分離するための手段(この手段は サンプルを濾過するために使用されるフイルターと同じフイルターからなる)、 および d)元のサンプル中の細胞の存在を示すために濾液らか前記表面成分を 測定する(調べる)ための手段、 を含むキットの、細胞の検出のために請求項1の記載の方法においての使用。 13. サンプル容器、試薬容器、フイルター、細胞表面成分を放出させるため の試薬および放出された表面成分を測定する(調べる)ための試薬を含有する、 キットを用いることを包含する請求項12に記載の使用。 14. a)ウィルスを分離するように、試験されるべきサンプルを濾過するた めの手段、 b)ウィルス検出反応において使用される細胞表面成分をウィルスから 放出するために、フイルターにより分離されたウィルスを処理するための手段、 c)ウィルスから、放出された表面成分を分離するための手段(この手 段はサンプルを濾過するために使用されるフイルターと同じフイルターからなる )、および d)サンプル中のウィルスの存在を示すために濾液から前記表面成分を 測定する(調べる)ための手段、 を含む装置の、ウィルスの検出のために請求項9の方法においての使用。 15. a)ウィルスを分離するように、試験されるべきサンプルを濾過するた めの手段。 b)ウィルス検出反応において使用されるウィルス表面成分をウィルス から放出するために、フイルターにより分離されたウィルスを処理するための手 段、 c)ウィルスから、放出された表面成分を分離するための手段(この手 段はサンプルを濾過するために使用されるフイルターと同じフイルターからなる )、および d)サンプル中のウィルスの存在を示すために、濾液から前記表面成分 を測定する(調べる)ための手段、 を含むキットの、ウィルスの検出のために請求項9の方法においての使用。 16. サンプルからの細胞またはウィルスを分離するために、サンプルおよび 場合により洗浄用溶液をフイルターに通過させるための、廃液容器(6)にさら に接続されているフイルター(10)に接続されている1つまたはそれ以上の容 器(1、2)、 他のステーション(11)にフイルター(10)を移動させるための任意の移動 手段(13)、 フイルターより分離された細胞またはウィルスから表面成分を放出させる試薬を 該フイルターに送るために、フイルター(10)に接続されている容器(3)、 サンプルを濾過するために使用されるフイルターと同じフイルター(10) からなる、前記細胞またはウイルスから、放出された表面成分を分離するための 手段、および測定用ステーション(18)に、放出された表面成分の検出反応に 使用する試薬を送るための任意の容器(4、5)、 元のサンプル中の細胞またはウィルスの存在を示すために、放出された成分を 測定する(調べる)ための測定用ステーション(18)、 を含む、請求項1又は9において記載された方法において使用するための装置。 17. サンプルから細胞およびウィルスを分離させるためにそして細胞または ウィルスから表面成分を放出する試薬をフイルターに送るために、該フイルター 中にサンプルおよび試薬を通過させるように、濾過するために適当なフイルター および付属する容器、 任意の洗浄液、および細胞またはウィルスから表面成分を放出させるための試 薬、 サンプルを濾過するために使用されるフイルターと同じフイルターからなる、 放出された表面成分を分離するための手段、および 放出された表面成分を測定する(調べる)ための試薬および容器、 を含む、請求項1または9に記載の方法において使用するために適当なキット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a)細胞を分離するように、試験されるべきサンプルを濾過し、 b)細胞検出反応に使用される成分を細胞から放出させるために、フイ ルターにより分離された細胞を処理し、 c)サンプルの濾過ために使用されるフイルターと同じフイルターを用 いて、細胞から放出された成分を細胞から分離し、そして d)元のサンプル中の細胞の存在を示すために濾液から前記成分を測定 する(調べる)、 ことを含む、細胞を検出する方法。 2. 細菌の検出に適用される、請求項1に記載の方法。 3. 細胞の表面成分が測定される(調べられる)、請求項1に記載の方法。 4. 細菌の鞭毛が分離され且つ破壊されそしてフラジェリン−含有構造物ま たは類似の構造物が測定される(調べられる)、請求項3に記載の方法。 5. 細菌のRS−蛋白質が測定される(調べられる)、請求項3に記載の方 法。 6. 細菌の延長部分(extension)、コート(coat)または細 胞壁に存在する成分が測定される(調べられる)、請求項1に記載の方法。 7. 放出された細胞成分がイムノアッセイにより測定される(調べられる) 、請求項1に記載の方法。 8. 同じサンプル中の幾つかのタイプの細胞の存在を検出するために、幾つ かの細胞成分が同時に濾液から測定される(調べられる)、請求項1に記載の方 法。 9. イムノ−PCR法により測定される(調べられる)べき抗原が細胞から 放出される、請求項1に記載の方法。 10. a)ウィルスが分離されるように、試験されるべきサンプルを濾過し、 b)ウィルス検出反応に使用される成分をウィルスから放出させるため に、フイルターにより分離されたウィルスを処理し、 c)サンプルを濾過するために使用されるフイルターと同じフイルター を用いて、ウィルスから放出された成分を、ウィルスから分離し、そして d)元のサンプル中のウィルスの存在を示すために、濾液から前記成分 を測定する(調べる)、 ことを含む、ウィルスを検出する方法。 11. a)細胞を分離するように、試験されるべきサンプルを濾過するための 手段、 b)細胞検出反応において使用される成分を細胞から放出させるために 、フイルターにより分離された細胞を処理するための手段、 c)細胞から、放出された成分を分離するための手段、および d)元のサンプル中の細胞の存在を示すために、濾液から前記成分を測 定する(調べる)ための手段、 を含む、細胞の検出のために適当な装置。 12. 細胞から放出された成分を分離するための手段が、サンプルを濾過する ために使用されるフイルターと同じフイルターからなる、請求項11に記載の方 法。 13. 請求項1に記載された方法において、請求項11に記載された装置を使 用する方法。 14. 装置が、幾つかの種類の細胞成分を同時に測定する(調べる)ために用 いられる、請求項13に記載された方法。 15. a)細胞を分離するように、試験されるべきサンプルを濾過するための 手段、 b)細胞検出反応に使用される成分を細胞から放出するために、フイル ターにより分離された細胞を処理するための手段、 c)細胞から、放出された成分を分離するための手段、および d)元のサンプル中の細胞の存在を示すために濾液らか前記成分を測定 する(調べる)ための手段、 を含む、請求項1に記載された方法において使用するために適当なキット。 16. 細胞から、放出された成分を分離するための手段がサンプルを濾過する ために使用されるフイルターと同じフイルターからなる、請求項15に記載のキ ット。 17. サンプル容器、試薬容器、フイルター、細胞成分を放出させるための試 薬および放出された成分を測定する(調べる)ための試薬を含有する、請求項1 6に記載のキット。
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