JPH08501755A - 物品のためのコンテナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数のボトル（１４）を携帯するためのハンドル部分（１２）を有するバスケット・タイプのコンテナー（１１）が提供去れる。このコンテナー（１１）は、側壁（１８）と端パネル（２４，２５）とを有する。また、保持パネル（１５）が側壁（１８）とハンドル部分（１２）との間に延出しており、コンテナー（１１）内にボトルを支持すると共に、これが抜けることを防止している。弱い線が保持パネル（１５）の機能を失わせるように設けられボトル（１４）へのアクセスを可能にしている。

Description

【発明の詳細な説明】物品のためのコンテナー 本発明は、一般に“バスケット・タイプ”コンテナーとして知られている物品 のためのコンテナーに関する。 バスケット・タイプのコンテナーは一般に知られており、ボトルのような物品 が中に置かれ、上端が開口したバスケット部分を有している。また、物品と共に コンテナーを運ぶためのハンドル部分が設けられている。例えば、ビールを収容 した飲料用ボトルが物品として非常に一般的で有る。このようなバスケット・タ イプのコンテナーは、複数のボトルを運ぶために一般に使用されている。一般的 には、コンテナーは、３本を２列にして計６本のボトルを収容するように形成さ れているが、例えば、２ｘ２，１ｘ３，２ｘ４等、他の形態でも使用されている 。 既知のバスケット・タイプのコンテナーの重大な１つの欠点は、使用者がコン テナーから１本のボトルを取り出せることである。このことは、値段付けシステ ムにより、個々のボトルではなく、全体のボトルに価格を付けるときに問題が生 じる。また、もちろん、小売り販路から個々のボトルを盗むのが容易である。さ らに、コンテナーが横になったり、逆になったりした場合に、コンテナーから物 品が出てしまうので、搬送には注意を要する。 本発明の第１の態様に係われば、ハンドル部分と、底壁、 互いに対向して配置された２つの側壁、及び互いに対向して配置された２つの端 壁を有するバスケット部分と、バスケット部分内に物品を保持するための保持手 段とを具備し、この保持手段は、最初の物品保持位置を有する少なくとも１つの 領域と開口とを有し、前記領域は物品の取り出しを可能にするように少なくとも 一部が除去され得、前記ハンドル部分とバスケット部分とは、前記領域の除去後 も実質的に残っている、複数の物品のためのバスケット・タイプ厚紙コンテナー が提供される。 好ましくは、前記保持手段は、各側壁からハンドル部分方向にほぼ延出した部 分を有する。これら部分は前記側壁の延出部であり、共同して前記ハンドル部分 の少なくとも一部を構成している。 ある実施例において、前記領域は延出部で印されているが、孔もしくはカット のような弱い線により規定されていることが好ましい。 好ましい態様は、前記延出部は、各々が各物品の上部を受ける複数の開口を有 している。ある配設において、バスケット部分は各物品が各開口に対応するよう にして物品を２列に収容する。 所定の配設に置いて、弱い線が、各延出部の端部の開口の下部間を接続し開口 の下で延びている。好ましくは、開口に沿い長手方向の端部に位置する各延出部 の部分は２倍の厚さの厚紙により補強されている。 前記ハンドル部分は、延出部の上部相互を接着することに より形成されていることが好ましい。前記各上部は厚紙が折曲されて重ねられる ことにより２重の厚さを有することにより強度が増している。また、前記延出部 の上部は、手ての携帯用のための孔を有することが望ましい。 好ましい態様は、前記端壁は、前記側壁の少なくとも一方にヒンジ接続された １もしくは複数のパネルにより構成されている。ある配設において、各端壁は、 前記側壁に夫々取着され、一緒に接続された２つのパネルにより構成されている 。好ましくは、１つの端壁の各端面パネルの端部は、対応する端面パネルにヒン ジ接続され、内方に折曲され、そしてこの端面パネルの近接する部分に接着され ている。 ある形態において、端部は部分的に切欠つされ、折曲されそして接着されるこ とにより、夫々の物品を個々に隔離している。 底壁は前記側壁の１もしくは複数にヒンジ付けされた１もしくは複数の底パネ ルを有する。この底壁は、夫々の側壁に取着され、互いに接着された２つのパネ ルにより好ましくは構成されている。 本発明の第２の態様に係われば、上記のようなコンテナーを組立てるためのブ ランクを提供する。 本発明の実施例は以下により詳細に説明される。説明は以下の図面を参照して おこなわれている。 図１は本発明に係わるコンテナー組立体の側面図で有る。 図２は図１に示す組立体の端面図で有る。 図３は図１に示す組立体の斜視図で有る。 図４は図１に示す組立体を形成するためのブランクを示す。 図５は本発明の他の組立体を形成するためのブランクを示す。 図１ないし図４において、図４は、図１ないし図３に示すコンテナー１１を形 成するための厚紙のブランク１０を示す。このコンテナー１１は、ハンドル部分 １２と、中にボトル１４が位置されるバスケット部分１３と、中心折線３５に沿 って互いに接続された保持部分１５，１６とを有する。 前記バスケット部分１３は、底壁１７と、互いに対向して配置された１対の側 壁１８，１９と、互いに対向して配置された１対の端壁２０，２１とを有する。 この底壁１７は、側壁１８，１９に夫々ヒンジ接続され、かつコンテナーの組立 ての間に接着剤により一緒に取着される２つの底面パネル２２，２３により形成 されている。 各端壁２０，２１は、両側壁に夫々ヒンジ接続された１対の端面パネル２４， ２５を有する。これら端面パネル２４，２５には、カートンの組立てのときに内 方に折曲され、接着剤により互いに接着される端面フラップ２６がヒンジ接続さ れている。図示の実施例は、３本づつ２列のボトル１４用であり、接着された端 面フラップ２６は、端面フラップ２６の長さの方向に延びるボトルの列間の分離 を果たすことができる。 前記保持部分１５，１６は、側壁１８，１９の延長部２７， ２８を有し、これらに夫々ヒンジ接続されている。これら延長部２７，２８は複 数の開口２９を有する。これら開口はボトル１４の全体を通すことができるよう な充分な大きさではないが、ここよりボトル１４のキャップとネック部とが延出 している。延長部２７，２８の両端で補強パネル３０が内方に折曲され、延長部 ２７，２８の内面に開口２９から外れるようにして接着されている。これら補強 パネル３０が特別な強度を与えていることは自明であろう。また、各延長部２７ ，２８には、両端の開口２９間で延び、中間の開口２９の下を通る部分切欠部３ １が形成されている。指部３２が、各部分切欠部３１の２カ所に設けられている 。 前記延長部２７，２８は、夫々ハンドルパネル３３，３４にヒンジ接続され、 またこれらハンドルパネル３３，３４は、中心折線３５に沿って互いに接続され ている。そして、これらハンドルパネル３３，３４は、夫々これらの長さ方向の 中間に形成された孔３６を有する。これら孔３６は、組立てられたコンテナー１ １で手で持つ部分を構成する。ハンドルパネル３３，３４の両側には、夫々切欠 部３８を有する補強部３７がヒンジ接続されている。組立て時に、これら補強部 ３７はハンドルパネル３３，３４の下側に折られ、切欠部３８が孔３６の回りに 来るようにしてハンドルパネル３３，３４に接着される。そして、これら組合わ されたハンドルパネル３３，３４と補強部３７とは中心折線３５を中心として折 曲され、互いに接着されてハンドル部分１２を構成する。多くの場所で、このハ ンドル部分１２は４枚の厚紙の層が重 なっており、この結果、この実施例では６本のボトルの重量を安全に支える。 コンテナー１１がボトル１４の回りで組立てられたときには、ボトル１４はコ ンテナーから抜け出ることができない。延長部２７，２８は安全部材として機能 し、抜取り難いコンテナーもしくは変更したことが明らかであるコンテナーにす ることができる。 ボトルにアクセスするためには、開口することが容易な部分切欠部３１並びに ３２を使用してコンテナーを破いて開けることが必要である。部分切欠部３１に より開口されると、ボトル１４をコンテナーより取り出すことができる。この開 口するときにできるフラップ３９は、内方に押し戻され、バスケット部分１３内 の空のホッパーを取換えることによりここに維持される。かくして、コンテナー １１はホッパーを買うため並びにボトルを戻すため、もしくはボトルをリサイク ル場所に搬送するための便利な手段となる。コンテナー自体は、空のボトルと同 様にリサイクルのために保管され得る。 補強パネル３０は、フラップ３９が引き開かれた後に、バスケット部分１３に しっかりと取着されて維持されることを確実にする。この補強のための必要性は 、素材となる厚紙の強度と支持しなければならない重量とにかなり依存する。 図５に示すブランク１００は、図４に示すブランクとほとんど同じなので同じ 部分は同じ参照符号が付されている。相違する点は、ブランク１００においては 、フラップ１２６が比較的長く、側壁１８，１９の全長の少なくとも半分はある ことで有る。これらフラップ１２６は、互いに全体的に接着されてコンテナーの 全中心分離壁を構成している。各フラップ１２６は、これにヒンジ接続された補 助フラップ１０１を有し、これらは組立て時にフラップ１２６に対して９０゜折 曲される。各フラップ１０１は側壁１８，１９の内面に接着されるヒンジタブ１ ０２を有する。この結果、個々のボトルがガラス対ガラスの接触を避けることが できるようなコンテナーが得られる。 勿論、種々の変形が当業者によりなされ得る。明らかに、ボトルの数と実際の 列とは可変で有る。例えば、ボトルは、一列のボトルが隣接する列のボトル間に 部分的に位置するようにずれた列にボトルは並ばれ得る。これは、２，３コンテ ナーもしくは３，２，３コンテナーのような形態ですることができる。これは、 またよりコンパクトなコンテナーとなり得る。 開口フラップの形状並びに数は、また容易に変更でき、また部分切欠部３１の ような弱い線を形成する必要は必ずしもない。はさみもしくはナイフを使用して カットする表示をコンテナーにプリントしておくこともできる。 明らかに、このコンテナーは、広告もしくは他の記載またはグラフィク情報の ための特別なスペースを提供する。また、ブランクの実際の形状は当業者に明ら かなように変更可能である。 保持手段は、基礎となるバスケット部に接着された別のブランクを利用した別 の部材により形成され得る。また、この 保持手段は、バスケット部内の物品の真上に、開口２９無しで形成することも可 能で有る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年７月２６日 【補正内容】 請求の範囲 １．ハンドル部分と、底壁、互いに対向して配置された２つの側壁、及び互い に対向して配置された２つの端壁を有するバスケット部分と、バスケット部分内 に物品を保持するための保持手段とを具備し、この保持手段は、中に複数の開口 が設けられた少なくとも１つの領域を有し、この領域は最初の物品保持位置を有 し、各開口は物品の上部を受け、前記領域開口された位置を有し、またこの領域 は物品の取り出しを可能にするように少なくとも一部が除去され得、前記ハンド ル部分とバスケット部分とは、前記領域の除去後も実質的に残っており、そして 開口から外れた保持手段の長手方向端部は補強されている、複数の物品のための バスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ２．前記保持手段は、各側壁からハンドル部分方向にほぼ延出した部分を有す る請求項１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ３．前記部分は前記側壁の延出部であり、共同して前記ハンドル部分の少なく とも一部を構成する請求項２のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ４．前記領域は延出部で印されている請求項１のバスケット・タイプ厚紙コン テナー。 ５．前記領域は孔もしくはカットのような弱い線により規定されている請求項 ３もしくは４のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ６．前記開口は延出部に形成され、各々が各物品に対応している請求項３ない し５のいずれか１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ７．前記バスケット部分は各物品が各開口に対応するようにして物品を２列に 収容する請求項６のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ８．弱い線が、各延出部の端部の開口の下部間を接続し開口の下で延びている 請求項６もしくは７のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ９．各延出部の補強された部分は２倍の厚さの厚紙により補強されている請求 項６ないし８のいずれか１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １０．前記ハンドル部分は、延出部の上部相互を接着することにより形成され ている請求項３ないし９のいずれか１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １１．前記各上部は厚紙が折曲されて重ねられることにより２重の厚さを有す る請求項１０のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １２．前記延出部の上部は、手ての携帯用のための孔を有する請求項１０もし くは１１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １３．前記端壁は、前記側壁の少なくとも一方にヒンジ接続された１もしくは 複数のパネルにより構成されている請求項１ないし１２のいずれか１のバスケッ ト・タイプ厚紙コンテナー。 １４．前記各端壁は、前記側壁に夫々取着され、一緒に接続された２つのパネ ルにより構成されている請求項１３のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １５．１つの端壁の各端面パネルの端部は、対応する端面パネルにヒンジ接続 され、内方に折曲され、そしてこの端面パネルの近接する部分に接着されている 請求項１４のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １６．前記端部は部分的に切欠つされ、折曲されそして接着されることにより 、夫々の物品を個々に隔離している請求項１５のバスケット・タイプ厚紙コンテ ナー。 １７．請求項１ないし１６のいずれか１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー を組立てるためのブランク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ハンドル部分と、底壁、互いに対向して配置された２つの側壁、及び互い に対向して配置された２つの端壁を有するバスケット部分と、バスケット部分内 に物品を保持するための保持手段とを具備し、この保持手段は、最初の物品保持 位置を有する少なくとも１つの領域と開口とを有し、前記領域は物品の取り出し を可能にするように少なくとも一部が除去され得、前記ハンドル部分とバスケッ ト部分とは、前記領域の除去後も実質的に残っている、複数の物品のためのバス ケット・タイプ厚紙コンテナー。 ２．前記保持手段は、各側壁からハンドル部分方向にほぼ延出した部分を有す る請求項１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ３．前記部分は前記側壁の延出部であり、共同して前記ハンドル部分の少なく とも一部を構成する請求項２のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ４．前記領域は延出部で印されている請求項１のバスケット・タイプ厚紙コン テナー。 ５．前記領域は孔もしくはカットのような弱い線により規定されている請求項 ３もしくは４のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ６．前記延出部は、各々が各物品の上部を受ける複数の開口を有する請求項３ ないし５のいずれか１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ７．前記バスケット部分は各物品が各開口に対応するようにして物品を２列に 収容する請求項６のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ８．弱い線が、各延出部の端部の開口の下部間を接続し開口の下で延びている 請求項６もしくは７のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 ９．開口から外れる長手方向の端部に位置する各延出部の部分は２倍の厚さの 厚紙により補強されている請求項６ないし８のいずれか１のバスケット・タイプ 厚紙コンテナー。 １０．前記ハンドル部分は、延出部の上部相互を接着することにより形成され ている請求項３ないし９のいずれか１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １１．前記各上部は厚紙が折曲されて重ねられることにより２重の厚さを有す る請求項１０のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １２．前記延出部の上部は、手ての携帯用のための孔を有する請求項１０もし くは１１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １３．前記端壁は、前記側壁の少なくとも一方にヒンジ接続された１もしくは 複数のパネルにより構成されている請求項１ないし１２のいずれか１のバスケッ ト・タイプ厚紙コンテナー。 １４．前記各端壁は、前記側壁に夫々取着され、一緒に接続された２つのパネ ルにより構成されている請求項１３のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １５．１つの端壁の各端面パネルの端部は、対応する端面パネルにヒンジ接続 され、内方に折曲され、そしてこの端面パネルの近接する部分に接着されている 請求項１４のバスケット・タイプ厚紙コンテナー。 １６．前記端部は部分的に切欠つされ、折曲されそして接着されることにより 、夫々の物品を個々に隔離している請求項１５のバスケット・タイプ厚紙コンテ ナー。 １７．請求項１ないし１６のいずれか１のバスケット・タイプ厚紙コンテナー を組立てるためのブランク。