JPH08500914A - 静電写真現像液組成物 - Google Patents

静電写真現像液組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は4μm≦T≦12μmの体積平均粒度(T)を有するトナー粒度分布とキャリヤー粒子と摩擦電気接触後、1fC/10μm≦CT≦10fC/10μmの直径に対する平均電荷(絶対値)(フエムトクーロン/10μm(CT))を持つトナー粒子及びキャリヤー粒子を含む静電写真現像液組成物において、(i) 前記キャリヤー粒子はMsat≧0.30Tのテスラ(T)で表わされる飽和磁気値(Msat)を有する(ii)前記キャリヤー粒子は30μm≦Cavg≦60μmの体積平均粒度(Cavg)を有する(iii) 前記キャリヤー粒子の前記体積ベース粒度分布は0.5Cavg≦C≦2Cavgの粒径Cを有する少なくとも90%の粒子を有する(iv)前記キャリヤー粒子の前記体積ベース粒度分布は25μm未満の粒子をb%未満含む、但しb=0.35×(Msat2×Pmaxであり、MsatはTで表わされる飽和磁気値であり、PmaxはkA/mで表わされる磁気現像極の最大磁界強さである(v) 前記キャリヤー粒子は0.2%w/w≦RC≦2%w/wの量(RC)で樹脂被膜で被覆したコア粒子を含むを特徴とする静電写真現像液組成物を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 静電写真現像液組成物 1.発明の分野 本発明は静電写真画像形成システムに使用するための現像液組成物に関する。 さらに詳しくは静電写真トナー粒子とキャリヤー粒子を含む2成分の乾式静電写 真現像液組成物に関する。 2.発明の背景 コピーすべき原画に相当するか又は電子的に得られる像を書き込んだデジタル 化されたデータに相当する静電潜像を形成することはエレクトログラフィックプ リンティング及びエレクトロフォトグラフィックコピーイングを含む静電写真の 技術分野で良く知られている。 エレクトロフォトグラフィにおいては、光導電性部材を均一に帯電させる工程 及び像に従って変調された露光によってそれを像に従って放電させる工程によっ て静電潜像が形成される。 エレクトログラフィにおいては、例えば電子ビーム又はイオンガスから誘電基 体上に、電気的に帯電した粒子を像に従って付着させることによって静電潜像が 形成される。 得られた潜像は、通常は摩擦電気的に帯電されたトナー粒子と称される光吸収 粒子をその上に選択的に付着させることによって現像される、即ち可視像に変換 される。静電潜像は同様にトナー現像して、親水性基体上に疎水性印刷パターン を形成し、これによって平版印刷のための印刷版を作ることができる。 静電潜像のトナー現像において、二つの方法、乾燥粉末及び液体分散物現像が 用いられて来た。そのうち今日では乾燥粉末現像が最も多く使用されている。 乾式現像においては、静電潜像を担持する基体への乾式トナー粉末の付与は、 カスケード、磁気ブラシ、粉末クラウド、インプレッション(impression)又は タッチダウン現像としても知られている転写現像のような種々の方法で行うこと ができる。これらについては、IEEE Transactions on Electronic Device、Vol .ED−19、No.4(1972年4月)の495〜511頁にThomas L. Thours onによって発表されている。 多くの場合では、潜像は微粉砕された現像材料又はトナーで現像され、粉末現 像を形成するが、それは次いで紙のような支持体上に転写される。 転写された像は、次いで熱、圧力、又は熱と圧力の組合せによって基体に永久 に固定することができる。 エレクトロフォトグラフィック法はモノクロ(黒色)画像を形成するだけでな く、カラー画像を形成するために使用することができる。シアン、マゼンタ、イ エロー及び黒色トナーのそれぞれで静電カラー分解画像を形成し現像することに よってフルカラー画像を形成することが知られている。 静電写真では“品質”はコピーすべき原画のそっくりの忠実な再現又は電子的 に(デジタル的に)利用しうる画像の忠実な視覚プリントとして一般に理解され ている。 品質は画像領域の均一暗さ、背景品質、線のクリアーな 描写、画像の良好な解像度及び特にカラー画像のための正確な色相、高い彩度及 び高い明度のような特徴を含んでいる。 最近線原画だけでなくハーフトーン原画を又は両方の組合せを静電写真法によ ってオフセット品質で再現する要求が着実に増加している。このことは静電写真 法は微細な線(即ち高解像度を有すること)と高い濃度と同様に低い濃度でも均 一な濃度面積及びかなり低い濃度差(即ち良好で安定したグレースケールバラン スを有すること)をともに忠実に再現できなければならないことを意昧する。 高品質静電写真現像液の重要な特徴の一つを使用して静電写真システムによっ て高解像画像を得るために単一成分現像液の場合には現像粒子としてトナー粒子 の粒径−粒径分布を使用し、2成分現像液材料が使用される場合には特にトナー 粒子の粒径−粒径分布が使用されることが知られている。ATR Corporation , 6256 Pleasant Valley Road ,E1 Dorado ,Ca1ifornia95623 ,“Effect of Toner Shape on Image Quality”1988年3月28日出版の文 献では、画像品質に対するトナー粒径及び形状の影響が特に高解像画像のために 試験されている。狭い粒径分布を有する小さな粒子を含むトナーの例はUS−P 4748474;US−P4737433;US−P4434220;US−P 4822060及びW0 A1 91/00548に開示されている。 現像液の品質をさらに改良するためには、4〜5μmより低い体積平均粒径を 有し、狭い粒度分布を示すトナー粒 子を使用すべきである。トナー粒子を製造する方法は多くあるけれども(例えば 全ての成分を溶融混練する)、狭い粒度分布を有するトナー粒子を製造する方法 は少ない。その製造方法自体が狭い粒度分布を生成しないなら、トナー粒子は分 類を通して大きさによって分けなければならない。この分類法の効率は粒径によ って強く影響される。粒径が小さければ小さいほど分類法の効率は低下する。5 μm未満の平均粒径と狭い粒度分布を有するトナー粒子を得ることは難しい。こ のような微細なトナー粒子は高い生産コストを有する。 高い静電写真品質を生成しうる現像液を製造するためにはキャリヤー粒子の粒 径をトナー粒子の粒径に一致させる必要があることが知られている。この理由に ついては例えばUS−P3942979及びEP004748に見つけることが できる。これらの文献はともにキャリヤー及びトナー粒子の粒径がいったん一致 すると被覆しているか否かにかかわらずいかなるキャリヤー粒子も使用できるこ とを開示している。 トナー粒子とキャリヤー粒子の特性を両方とも一致させるようにすることの重 要性はDE−OS3549358に開示されている。キャリヤー粒子の特性をト ナー粒子の特性に適応させるための可能な方法はキャリヤー/トナーの組合せの 全体としての現像液の性能を最大限にするように樹脂で前者を被覆することであ る。 小さな粒径を有するトナー粒子と組合せて使用されるキャリヤー粒子上にポリ テトラフルオロエチレン(PTFE )被覆を使用することは有益であることが知られている。しかしながら、US− P4434220ではPTFE被覆は摩擦に敏感であり、フルオロカーボンによ るトナー汚染を与え、従ってトナー粒子の特性においてかなりの変化を与えるこ とが開示されている。US−P4434220では、この問題がポリテトラフル オロエチレン、フッ素化エチエレン−プロピレン及びポリ(アミド−イミド)の 複合3種被覆でキャリヤー粒子を被覆することによって防止できることが開示さ れている。 静電写真現像液の品質をさらに改良するための別の方法はEP004748に 開示されているように2成分現像液で使用されるキャリヤー粒子の粒径を低下す ることである。しかしながら、特別な対策なしで全てのキャリヤー粒子の粒径を 単に減少すれば問題を生じる。小さなキャリヤー粒子の磁気引力は大きく減じら れ、それはキャリヤー損失の危険をかなり増加する。全てのキャリヤー粒子の大 きさを単に減ずることによって現像液組成物に存在するキャリヤー粒子の数は増 加される。このことは磁気ローラー表面と潜像担持部材の間にも絶縁トナー粒子 によって包囲されたキャリヤー粒子が多く存在することを意味する;これは磁気 ブラシの電気抵抗を増加し、電界効果を減少し、エッジ効果を増大するが、高品 質画像には全体的に望ましくない。キャリヤー粒子の導電率を増加することによ って前記エッジ効果の問題を克服することができるが、キャリヤー粒子の導電性 を幅広い限界内で変化することができない。なぜならばキャリヤー粒子の導電性 における増加もその現 像の電界のためにキャリヤー粒子において電荷注入現象の危険を増加させ、それ は再びキャリヤー損失の危険を増加するからである。 微細なトナー粒子自体の使用、特に微細なキャリヤー粒子と組合せて使用する ことはさらに問題を持ちかける。トナー粒子が小さければ小さいほど、トナーと キャリヤー粒子間で摩擦電気接触中にトナー粒子によって得られる静電荷が高く なる。静電写真現像は逆に帯電されたトナー粒子によって潜像担持部材上に静電 潜像の(部分的な)帯電中和としてみなすことができるので、潜像の静電荷は高 度に帯電されたトナー粒子を使用する場合には少量のトナー粒子によって中和さ れる。これは画像中に低い最大光学濃度を生じる。この問題を克服するためには 、より高い現像電界(development field)(即ち、潜像担持部材をより高い電 位に保つこと)を使用する必要があり、それは再びキャリヤー損失の危険を増加 する。より高い現像電位はまた潜像担持部材、例えば光導電体のより早い劣化の 問題をもたらす。 キャリヤー損失は微細な線(即ち高い解像度を有すること)とかなり低い濃度 の違いを有する均一濃度領域(即ち良好なグレースケールバランス)の両方を忠 実に再現するために静電写真システムを使用する場合には避けなければならない 。キャリヤー粒子が最終画像のために支持体上に移動される粉末画像を形成する ために潜像上にトナー粒子とともに付着される場合には、それらは潜像担持部材 と最終的な支持体の間の距離を増加させ、最終的な支持体への 粉末画像の適切な移動を妨げることになる。さらにキャリヤー粒子のまわりには 、最終的な画像に白い斑点を残すような移動は全く起こらない。一方、ほとんど 黒色のキャリヤー粒子はキャリヤー粒子がトナー粒子とともに偶然移動される場 所では、最終画像に黒色斑点を存在させる。これらの欠点は高品質、ハーフトー ン、フルカラー画像を再現する場合には許容できるものではない。 高い静電写真品質を得るためのキャリヤーとトナー粒子の適合に関する全ての 開示が現像液のための改良法を提供するが、最終コピーにおいて“オフセット品 質”が望まれる静電写真用途のための2成分現像液の製造にはさらなる改良の必 要性がかなり存在する。“オフセット品質”とは昔ながらのオフセット印刷技術 によって得ることができる品質と区別できないような印刷品質を意昧する。とり わけ高い解像度、高い均一な光学濃度、フルグレースケール制御及び低キャリヤ ー損失のような欠点の少なさを組合せることが可能な現像液の必要性がなお存在 する。感光性部材と現像液の両方のための延長されたライフサイクルを有する低 キャリヤー損失の細いヘアー状の磁気ブラシは引用された教示ではいまだに全く 達成されていない。 3.発明の目的及び概要 本発明の目的は静電写真法において、“オフセット品質”を有する画像と原稿 の両方の像を得ることが可能な静電乾式現像液を提供することにある。 さらに本発明の目的は感光性部材と現像液の両方のために延長されたライフサ イクルを有する低キャリヤー損失を 示す、細いヘアー状の磁気ブラシを使用して高解像度、高い均一光学濃度、フル グレースケール制御を組合せることが可能なトナー及びキャリヤー粒子を含む静 電写真乾式現像液を提供することにある。 さらに本発明の目的は中程度の電界を使用して低欠陥率、高光学最大濃度及び 低背景濃度を有する高品質画像を得ることが可能な乾式2成分静電写真現像液を 提供することにある。 さらに本発明の目的は最終画像においてエッジ拡大効果が全くない乾式2成分 静電写真現像液を提供することにある。 さらに本発明の目的及び利点は以下の記述から明らかになるだろう。 本発明によれば4μm≦T≦12μmの体積平均粒度(T)を有するトナー粒 度分布とキャリヤー粒子と摩擦電気接触後、1fC/10μm≦C≦10fC /10μmの直径に対する平均電荷(絶対値)(フエムトクーロン/10μm( C))を持つトナー粒子及びキャリヤー粒子を含む静電写真現像液組成物にお いて、 (i)前記キャリヤー粒子はMsat≧0.30Tのテスラ(T)で表わされる飽 和磁気値(Msat)を有する (ii)前記キャリヤー粒子は30μm≦Cavg≦60μmの体積平均粒度(Cavg )を有する (iii)前記キャリヤー粒子の前記体積ベース粒度分布は0.5Cavg≦C≦2Cavg の粒径Cを有する少なくとも90%の粒子を有する (iv)前記キャリヤー粒子の前記体積ベース粒度分布は25μm未満の粒子をb %未満含む、但しb=0.35×(Msat×Pmaxであり、MsatはTで表わ される飽和磁気値であり、PmaxはkA/mで表わされる磁気現像極の最大磁界 強さである (v)前記キャリヤー粒子は0.2%w/w≦RC≦2%w/wの量(RC)で 樹脂被膜で被覆したコア粒子を含む を特徴とする静電写真現像液組成物が提供される。 4.図面の簡単な説明 図1はトナーの標準偏差(s)及び中央値(q/d)(電荷/直径)の測定の ために使用する装置の断面略図を表わしたものである。 5.発明の詳細な記述 トナーとキャリヤー粒子の特性を適合させることについての前述の教示には、 “磁気ブラシ”の構造について詳細な説明が全く存在しない。“磁気ブラシ”は ブラシの“ヘアー( hairs)”を形成する特殊な材料、トナー粒子を上部に有す るキャリヤー粒子から構成される。前記“ヘアー”は“ヘアー”と潜像担持部材 の間の接触を通して潜像にトナーを移動する。磁気ブラシの“ヘアー”と既に付 着された画像の接触によって画像をひっかくことが可能になる。このようにひっ かくことは画像品質、特に均一な濃度領域を大きく悪化させ、前述のひっかかれ たあとは裸眼ですぐに見ることができる。 従って磁気ローラー上に“柔らかい”磁気ブラシをつく ることは極めて重要である。このことは“細い”ヘアーを有するブラシが必要で あることを意味する。 “細いヘアー状の、柔らかい”磁気ブラシを形成するためには、本発明による 静電写真2成分現像液を生成するために使用されるキャリヤー粒子が30μm≦ Cavg ≦60μmの体積平均粒度を有するべきであることがわかった。キャリヤ ー粒子の粒度分布を測定するための方法はASTM B214−56に与えられ ている。しかしながら、このような事前の対策は“オフセット品質”画像を生成 しうる現像液を提供するには充分でないことがわかった。さらにキャリヤー粒子 の粒度分布は狭いことが必要である。体積基準の粒度分布は0.5Cavg ≦C≦ 2Cavg の粒径Cを有する粒子を少なくとも90%含むべきである。このような 狭い粒度分布を有する場合であってもキャリヤー損失を限定するために小さなキ ャリヤー粒子の量(体積基準)を限定することが最も重要である。キャリヤー損 失は磁気ブラシの“ヘアー”が破壊されたときに経験する。明らかに磁気ブラシ のヘアーの分裂又は破壊は極端に微細なキャリヤー粒子の存在によって増加され る。微細なキャリヤー粒子の許容量はキャリヤー粒子の飽和磁気( saturationm agnetisation)(Msat)に依存する。飽和磁気(Msat)は Princeton Applie d Research Model 155試料振動磁力計( Princeton Applied Research Co.,Princeton , N. J.から入手可能)で測定される。Msat(T)が大きけれ ば大きいほど、微細なキャリヤー粒子の許容量が大きくなる。なぜならばより高 い磁力相互作用の ために、キャリヤー粒子は磁気ブラシにさらに強く付着する傾向にあるためであ る。また磁気ローラー上の現像極(development pole )の最大強さ(Pmax( kA/m))が高いときは、キャリヤー粒子の磁気ブラシへの付着性はより高く なり、“ヘアー”の分裂が少なくなる。 キャリヤー分布において百分率基準が許されうる25μm未満の粒径を有する キャリヤー粒子の量b%(体積基準)は下記式を満たすことがわかった: b%=0.35×(Msat×Pmax 本発明に従って使用するためのキャリヤー粒子の基本的な組成は例えば英国特 許明細書1438110に記載されている。磁気ブラシ現像のためにキャリヤー 粒子は強磁性材料に基づくものであることができ、例えばそれは鋼、ニッケル、 鉄ビーズ、フエライト、磁鉄鉱、樹脂結合剤と磁性粒子を含む複合材料又はそれ らの混合物である。本発明によるキャリヤーのために公知のキャリヤー材料のい ずれかの混合物を使用してトナー粒子と組合せて現像液を作ることも可能である 。複合キャリヤー材料の代表例とかかるキャリヤー材料を生成するための方法は 例えばEP289663に開示されている。 トナー粒子はトナー粒子とキャリヤー粒子の間の摩擦電気接触を通して摩擦電 気的に帯電されるので、摩擦電気的に発生した電荷を所望の量で、所望の極性で トナー粒子に与えるようにキャリヤー粒子の表面を変化することができる。 本発明によると、キャリヤー粒子のためにはキャリヤー に関して0.2%w/w〜2%w/wの樹脂の量でキャリヤー粒子の表面を樹脂 で被覆することが不可欠であることが証明されている。前記限界範囲はキャリヤ ー粒子を絶縁するため、キャリヤーの追出しを最小にするため及びエッジ増強が 起こるのを防止するのに充分な導電率を保つため等の必要性によって導かれる。 本発明によると、キャリヤー粒子を被覆するために使用される樹脂は良好な絶 縁及びフィルム形成特性を有し、かつ耐摩擦性を有するべきである。本発明の好 ましい具体例では、その樹脂は好ましくはアクリル樹脂及び/又はメタクリルホ モ−又はコポリマーである。さらに好ましくは本発明によると、キャリヤー粒子 はSi含有樹脂で被覆されている。 複合キャリヤー粒子を使用する場合、被覆の適用前にキャリヤー粒子のコアを 形成する樹脂を磁気粒子とともに(少なくとも部分的に)架橋することが有益で ある。 本発明に従って使用されるトナー粒子は4μm≦T≦12μm、さらに好まし くは6μm≦T≦9μmのような体積平均粒度を有するほぼ正規の体積基準粒度 分布を持つべきである。トナー粒子の粒度分布の変動係数(標準偏差/平均)ν (それは平均値から独立した正規分布の偏狭の尺度である)は0.33以下にす べきである。 本発明に従って使用されるトナー粒子はいかなる従来の樹脂結合剤も含むこと ができる。本発明によるトナー粒子を製造するために使用される結合剤樹脂は付 加重合体、例えばポリスチレン又は同族列、スチレン/アクリル共重合 体、スチレン/メタクリレート共重合体、スチレン/アクリレート/アクリロニ トリル共重合体又はそれらの混合物であることができる。本発明によるトナー粒 子の製造に結合剤樹脂として使用するのに好適な付加重合体は例えばBE61. 855/70、DE2352604、DE2506086、US−P37403 34に開示されている。 重縮合重合体も本発明によるトナー粒子の製造に使用することができる。有機 カルボン酸(ジ又はトリカルボン酸)をポリオール(ジ−又はトリオール)と反 応させることによって製造されるポリエステルは最も好ましい重縮合重合体であ る。カルボン酸は例えばマレイン酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレ フタル酸、トリメリット酸など又はそれらの混合物であることができる。ポリオ ール成分はエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコー ル、“ビスフエノールA”と称される2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル) −プロパン又はアルコキシル化ビスフエノールのようなビスフエノール、トリヒ ドロキシアルコールなど又はそれらの混合物であることができる。本発明による トナー粒子の製造に使用するために好適なポリエステルは例えばUS−P359 0000、US−P3681106、US−P4525445、US−P465 7837、US−P5153301に開示されている。 例えばUS−P4271249に開示されているように本発明によるトナー粒 子の製造には付加重合体と重縮合重合体の混合物も使用することも可能である。 トナーとキャリヤー粒子の間の摩擦電気によってトナー粒子上に誘起される摩 擦電気電荷の量(電荷/粒径、Q/dとして表わされる)は選択された電荷発生 剤を添加することによって又はトナー粒子内の樹脂マトリックスの導電率におけ る効果を制御することによってのいずれかでキャリヤー粒子及び/又はトナー樹 脂の被覆の摩擦電気値を注意深く調整することにより制御される。このことは例 えばオニウム化合物、ベタイン類、イオン的に導電性の重合体などを導入するこ とによって達成することができる。かかる化合物の使用は公開されていないPC T出願PCT/EP94/01310及びPCT/EP94/01321(共に 1994年4月25日提出)に開示されている。 本発明によるトナー粒子の粒径あたりの電荷(Q/d)は1fC/10μm≦ C≦10fC/10μm、好ましくは2fC/10μm≦C≦8fC/10 μmのよう平均値C(フエムトクーロン)(fC)/10μm)に限定される 。 問題は低い電荷/直径比率を有するトナーが現像液組成物中の個々のトナー粒 子に関して電荷/直径の広い分布スペクトルを正規に有していることである。前 記比率の広い分布スペクトルは(1)充分に強いクーロン引力を与えるためには 低すぎる電荷を有する相対的に多量の粒子の存在及び(2)トナー粒子のバルク の大部分とは反対の電荷符号を有する誤った電荷符号のトナー粒子の存在によっ て特徴づけられる。かかる種類の現像液での現像は望ましくない画像−背景かぶ りを生じる。 公開されていないPCT出願PCT/EP94/01310及びPCT/EP 94/01321(ともに1994年4月25日提出)に記載されるような化合 物をトナー粒子の樹脂マトリックス中に添加することによりトナー粒子へのQ/ dの分布の拡がりを制御することもできる。本発明の好ましい具体例ではトナー 粒子のQ/dの分布は変動係数ν≦0.33を有する。 トナー粒子の平均Q/dの測定は図1に概略的に示すように操作される電荷分 光写真装置によって行うことができる。 ここに含まれる装置は、ドイツ国、Neufahrn の Dr.R. Epping PES - Laborat oriumによって、“q−メーター”の名で市販されている。q−メーターは、測 定したトナー直径(10μmでのd)に対するトナー粒子電荷(fCでのq)の 分布を測定するために使用する。測定結果は、(横座標で)fC/10μmとし て表したq/d比と同じq/d比の百分率粒子頻度(縦座標で)として表す。 第1図を見ると、測定は、レジストレーション(registration)電極2とレジ ストレーション電極に対して反対の電荷信号の板電極3によるチューブ1の軸に 対して垂直に保たれた電場Eを通過する間、平均速度vで長く狭いチューブ1 中を空気層流によって運ばれるトナー粒子の群(bunch)の部分を作る摩擦電気 的に帯電された粒子のq/d比による異なる静電偏位に基づいている。前記電極 は板間隔y(5cm)を有するコンデンサーを形成している。摩擦電気的に帯電 したトナー粒子の群は空気パルスによっ て、試験すべき静電写真粉末現像剤の一定量及び空気注入口5を含む小さいポッ ト4から前記チューブ1中に注入される。現像液はトナー粒子と混合した磁気キ ャリヤー粒子からなる。キャリヤー粒子は、前記ポット4の底で置かれた電磁石 から生ずる磁場によってポット4中で保持される。 前記試験配置において、一定比q/dを有する全てのトナー粒子は、チューブ 中の点“x”でトナースペクトル線として反対電荷信号の電極上でそれらの電荷 信号により前記チューブ中で付着する(従ってq/d=f(x)である)。 x=0でのレジスタートナー付着(層流の不存在下に付着することによって得 られた)は、装置を制御するため及び得られた記録の容易な分析のために使用さ れる。電場Eを作るため前記コンデンサーのy=50mmの板間隔で、異なる点 “X”で付着したトナー粒子のq/d値を決定するため下記式を使用できる。 qE=3πηvmdy/x ここでqはfCであり、EはkV/yでの電場(電界)であり、dは10μm 単位であり、πは3.14・・・であり、ηは空気粘度であり、x及びyはmm である。 空気流AFがl/分で表されるとき、q/d値は下記式で計算される: q/d(fC/10μm)=a・36AF(l/分)/V(kV)x(mm) ここでVは電極間の電圧であり、aはレジストレーション電極の小さい広さの ための修正ファクターである。像分 析器で操作する光顕微鏡(CCDビデオカメラと組合せた顕微鏡)により、付着 したトナー粒子の量及び同じ場所で付着したトナーの百分率を測定する。 前記q−メーターをどのように操作するかの更に詳細な情報については198 8年3月のその操作マニュアルを参照されたい。 本発明によるトナー粒子の電荷の極性は“physicsToday/5月1986年、5 1頁”のDonald M.Burland及び Lawrence B. Schein による論文“ Physics ofElectrophotography”に記載されるような摩擦電気系列において、キャリヤー 粒子を被覆するために使用される樹脂の位置を考慮に入れてトナー粒子を作り、 樹脂を選択することによって制御される。負又は正の方向のいずれかで摩擦電気 帯電性をさらに改質又は改良するためにトナー粒子は電荷制御剤を含むことがで きる。例えば、公開されたドイツ特許出願(DE−OS)3022333には負 に帯電可能なトナーを生みだすための電荷制御剤が記載されている。DE−OS 2362410及びUS−P4263389及び4264702には正に帯電可 能な電荷制御剤が記載されている。トナー粒子に正昧の正電荷を与えるための極 めて有用な電荷制御剤がUS−P4525445に記載されており、特に BONT RON No. 4 (Oriental ChemicalIndustriesの商標−日本)はニグロシン塩を形 成するために酸で中和したニグロシン染料塩基であり、例えばトナー粒子に関し て5重量%までの量で使用される。無色又は着色トナー粒子に使用するために好 適な電荷制御剤はベンゾ エート亜鉛であり、そのための参考として電荷制御剤としてベンゾエート亜鉛化 合物を記載する公開されたヨーロッパ特許出願0463876を挙げることがで きる。かかる電荷制御剤はトナー粒子組成物に関して5重量%までの量で存在さ せることができる。本発明の好ましい具体例においてと同様にSi含有樹脂で被 覆したキャリヤー粒子を使用する場合、負に帯電したトナー粒子を与えるために 樹脂マトリックスとしてポリエステルを含むトナー粒子と前記キャリヤー粒子を 組合せることが好ましい。 本発明によるトナー粒子は黒色トナーと同様カラートナー (黄、マゼンタ、 シアン)であることができる。 黒色トナーが中性黒色を生成するのを確実にするために有機黒色顔料と有色着 色顔料(例えばシアン染料)を組合せることができる。 好ましくは中性黒色を有するために有機着色顔料とともに使用される有機黒色 顔料はカーボンブラックである。カーボンブラックの例としてはランプブラック 、チャンネルブラック及びファーネスブラック例えばSPEZIAL SCHWARZIV( Deg ussa Frankfurt/M−西ドイツの商標)及びVULCAN XC72及びCABOT REGAL 4 00(Cabot Corp.Highstreet125、Boston、米国の商標)がある。 カラートナー(黄、マゼンタ及びシアン)はフタロシアニン染料、キナクリド ン染料、トリアリールメタン染料、サルファー染料、アクリジン染料、アゾ染料 及び蛍光染料の群の有機着色顔料を含有することができる。これらの着色物質の 概説はPaul Karrer著の“ Organic Chemistry ”,Elsevier Publishing Company , Inc. New York,米国(1950)に見つ けることができる。 同様に公開されたヨーロッパ特許出願(EP−A)0384040,0393 252,0400706,0384990、及び0394563に記載される着 色物質を使用することができる。 トナー粒子の色の色相、彩度及び明度を良好に調和することが必要な場合には 、本発明によるトナー組成物に前記有機着色顔料の混合物を添加することができ る。本発明によるトナー粒子において、可溶性染料を単独で又は有機着色顔料と 組合せて使用することもできる。 特に好適な有機着色物質を、それらの色、黄、マゼンタ又はシアンに従って下 表1に示し、又その名前及びカラーインデックスNo.(C.I. No.)もその製造業者 も参照しながら表1に示す。 着色剤のスペクトル吸収領域で充分な光学濃度を有するトナー粒子を得るため には、着色剤を全トナー組成物に対して少なくとも0.5重量%の量でその中に 存在させることが好ましく、1〜10重量%の量がさらに好ましい。 トナー粒子は無機充填材も含むことができる。本発明によると、無機充填材は 純粋な無機材料の90%以上から構成される充填材のいずれかであると理解され る。無機充填材の表面活性を少量の有機改質剤によって完全に変えない限り、充 填材の湿分低下を示すような少量の有機改質材を混入させることができる。 球状の無機充填材粒子の使用は非球状粒子以上の利益を提供することがわかっ た。 有利にはシリカ(SiO2)及びアルミナ(Al23)又はそれらの混合酸化 物からなる群から選択された金属酸化物の球状ヒュームド無機物が選択される。 ヒュームド金属酸化物粒子は滑らかで、実質的に球面を有している。それらの比 表面積は好ましくは20〜400m2/g、さらに好ましくは50〜200m2/ gの範囲である。比表面積(BET表面)は Nelsen 及び Eggertsen 著の“De termination of Surface Area Adsorption measurements by continuous F low Method”, AnalyticalChemistry , Vol.30,No. 9(1958)138 7〜1390頁に記載される方法によって測定することができる。 疎水性又は親水性のいずれの無機粒子も使用することができる。 好ましい具体例ではトナー粒子の粒子成に混入されるシリカ(SiO2)及び アルミナ(Al22)のようなヒュームド金属酸化物の割合は3〜30重量%の 範囲である。 本発明によるトナー粉末粒子は上述の結合剤樹脂と成分(即ち、有機着色物質 、無機充填材など)を溶融相で例えば混練機を使用して混合することによって製 造することができる。混練される材料は90〜140℃の範囲の温度を有するの が好ましく、105〜120℃の範囲がさらに好ましい。冷却後、固化した塊体 は、例えばハンマーミルで 破砕し、得られた粗い粒子は例えばジェットミルで更に破砕して充分に小さな粒 子を得て、そこから、篩分け、ウインド分級、サイクロン分離又は他の級別法に よって所望の画分を分離することができる。実際に使用するトナー粒子は、体積 基準で5〜10μmの平均直径を有するのが好ましく、6〜9μmが更に好まし い。これは COULTER ELECTRONICS Corp.によって市販されている狭い孔中で 電解質置換の原理により操作する COULTER COUNTER (登録商標) MULTIZISER 粒度分析器で測定する。 好適なミリング及び空気級別は、ミリング装置としてAlpine Fliessbeth - G egenstrahlmuehle ( A. G. F. )type100及び空気級別装置として Alpi ne Turboplex Windsichter ( A. T. P. ) type 50G. Cの如き組 合せ装置を使用したとき得ることができる。これらの装置は英国 Cheshire Run cornの Alpine Process Technology Ltd.から入手できる。前記目的のために 別の有用な装置には、これも上記会社から入手できる Alpine Multiplex Zick - Zack Sichterがある。 本発明によるトナー粒子は“重合体懸濁法”によって製造することもできる。 この方法では樹脂は低沸点を有する水混和性溶剤に溶解され、顔料及び無機充填 材はその溶液に分散される。生成した溶液/分散液は安定剤を含有する水性媒体 に分散され、有機溶媒は蒸留され、生成した粒子は乾燥される。懸濁安定剤とし て例えばシリカ粒子、水溶性有機保護コロイド(例、ポリビニルアルコール)、 界面活性剤などを使用することができる。 本発明による現像液組成物の流動性を増加するために、本発明によるトナー粒 子に流動性改良剤を混合することができる。これらの流動性改良剤はその一次( 即ち、非クラスター)粒度が50nm未満である極度に微粒子化された無機又は 有機材料であることが好ましい。この点において広く使用されるのは、親水性又 は疎水性表面を有する例えばシリカ(SiO2)、アルミナ(Al23)、酸化 ジルコニウム、及び二酸化チタン又はそれらの混合物から成る群から選択した金 属酸化物群のヒュームド無機物である。 ヒュームド金属酸化物粒子は滑らかな実質的に球面を有し、例えばアルキル化 により又は有機弗素化合物での処理により形成した疎水性層で被覆するのが好ま しい。それらの比表面積は40〜400m2/gの範囲であるのが好ましい。 好ましい具体例では、シリカ(SiO2)及びアルミナ(Al23)の如きヒ ュームド金属酸化物の割合は、トナー粒子の重量に対して0.1〜10重量%の 範囲の量で完成トナー粒子に外部から混合される。 ヒュームドシリカ粒子は、ドイツ国、フランクフルト・アム・マインの Degu ssaの商標である AEROSIL及び米国マサチューセッツ州、ボストンの Cabot C orp. Oxides Divisionの商標であるCAB−O−Silの名で市場で入手しう る。例えば AEROSIL R972(商標)を使用する。これは110m2/gの比表 面積を有するヒュームド疎水性シリカである。比表面積は、Analytical Chemis try 水性シリカである。比表面積は、Analytical ChemistryVol.30、No. 9 (1 958年)の1387〜1390頁に Determination of Surface Area Adsor ptionmeasurements by continuous Flow Method の題でNelsen及び Egger tsen によって発表された方法によって測定できる。 ヒュームド金属酸化物に加えて、英国特許明細書No.1379252に記載さ れるように(流動性改良剤としてサブミクロンサイズのフッ素含有重合体粒子に ついても参照されたい)、金属石けん、例えばステアリン酸亜鉛を本発明による トナー粒子を含む現像液組成物に存在させることができる。 前記トナー粒子とキャリヤー粒子は最終的に組合されて高品質静電現像液を提 供する。この組合せは前記トナー及びキャリヤー粒子を1.5/100〜15/ 100の比率(w/w)で、好ましくは3/100〜10/100の比率(w/ w)で混合することによってなされる。前記現像液はいずれの磁気ブラシ現像シ ステムでも使用することができる。 本発明を下記実施例によってさらに説明するが、本発明はこれらに限定される ものではない。実施例中の全ての割合は特記せぬ限り、重量による。 試験方法 粒度分布キャリヤー粒子(試験I) キャリヤー粒子の粒度分布は ASTM B 214−56に従って測定される。 キャリヤー粒子の粒度分布における微細画分の測定(試験II) キャリヤー粒子のほぼ10g(A)の正確に知られた量を、25μmの直径を 有するメッシュの布スクリーンで両端を封止した円筒容器に導入する。6×105 Pの圧力及び1.9mm直径の膨張開口部で空気流を2秒間の50パルスを与 えながらシリンダーに通過させる。50回目のパルス後、損失キャリヤーの量L を測定した(g)。25μmより小さい粒子の画分はF(%)=L/A×100 である。 粒度分布トナー粒子(試験III) トナー粒子の粒度分布は狭い開口部における電解質置換の原理に従って操作す る COULTER COUNTER (登録商標)MULTIZISER 粒度分析器(COULTER ELECTRON ICS 社、Northwell Drive ,Luton , Bedfordshire , LC33 、英国によって 販売)で測定する。前記装置では電界質(例えば塩化ナトリウム水)に懸濁され た粒子は小さな開口部を通して押し出され、そこを横切って電流路が確立してい る。1パルスを生み出す開口部中の各置換電界質を一つずつ通過する粒子は電界 質の置換された体積に等しい。従って粒子体積応答(particle volume response )は前記測定のための原理である。 現 像(試験IV) 現像は試験装置で行われ、12.5cm/秒で操作される有機光導電体上で高 濃度パッチを現像した。現像液ローラーは光導電体の接線速度の2倍の接線速度 でかつコカレ ントモード(cocurrent mode)で操作した。磁気現像極上の磁界強さは56kA /mである。現像スリーブ上の現像液の量はドクターブレードによって制御し、 80mg/cm2であった。現像ギャップ(development gap )は650μm又 は500μmのいずれかを選んだ。現像は反転モード(reversal mode)で操作 した。各現像液のための光導電体上のクリーニング電位及びバイアスを適切に設 定することによって、性能を試験するための最適な条件が使用された。 キャリヤー損失(試験V) 試験現像(試験IV)は400V現像電位でなされた。画像は黄色トナーで現像 され、白色紙に転写され、120℃で5分間オーブン溶融させた。キャリヤー損 失は黄色画像に黒色斑点を起こすのでキャリヤー損失は視覚的に検査することが できる。“q−メーター”の名称のもとで Dr.R. Epping PES - Laboratorium D -8056 Neufahrn,ドイツによって販売される装置でも定量することがで きる。q−メーターは既に記載したようにトナー粒子の電荷/直径を測定するた めに使用されるが、その画像分析モードではキャリヤー損失を定量するために使 用することができる。最終画像はq−メーターの画像分析器によって走査され、 キャリヤー損失は20mm2あたりの黒色網点の数として測定した。 トナー粒子の電荷の測定(試験VI) トナー粒子の電荷(fC/10μm)は“q−メーター”の名称でDr. R. Epp ing PES‐Laboratorium D‐8 056 Neufahrn ドイツによって販売される装置で前述のように測定した。 トナーの製造 ポリエステル(ATLAC T 500)* 96部 黄色顔料(表1) 3.5部 テトラブチルアンモニウムブロマイド 0.5部 * ATLAC は Atlas Chemical Industries Inc. Wilmington , Del. 米国の登 録商標であり、ATLAC T 500はフマル酸とプロポキシル化ビスフエノールA の線状ポリエステルである。 その成分を110℃で30分間溶融混練し、冷却、破砕及び微粉砕後、8.0 μmの体積平均粒径及び変動係数υ=0.25を有するトナー粒子を得た。これ らのトナー粒子の100部をSiO2(Degussa Frankfurt/M−ドイツ)の0. 5部と混合した。 かくして得られたトナーを以下“トナー”と呼ぶ。 現像液の製造 キャリヤー粒子の96部を上記のようにトナーの4部と混合した。その配合物 を、直径7.5cm及び高さ12cmの円筒状PE−ボトル中の500gの現像 液に20cm/秒の表面速度で回転しながら10分間混合した。その現像液は既 述の現像装置に導入した。10分間の混合後資料を得てQ/d(fC/10μm )を測定し、現像液を試験IVに記載した現像順序で使用し、画像を製造した。こ の手順を以下“手順I”と呼ぶ。 実施例 比較(本発明でない)実施例1(CE1) Cu−Znフエライトベースの被覆キャリヤーは流動床における溶液噴射技術 を使用して1%のジメチルシリコーンでCu−Znフエライトコアを被覆し、そ の被膜を後硬化することによって製造した。キャリヤーは0.41Tの飽和磁気 (Msat)を示した。粒度分布はdv50%=52.5μm、dv10%=32μm及び dv90%=65μmによって特徴づけられた。25μm未満の粒子の量(試験II) は4.9%w/wであった。現像液はキャリヤー粒子に4%のトナーを添加する ことによって手順Iに従って製造した。トナーは−3.7fC/10μmの電荷 を有していた。 この現像液を現像試験(試験IV)で使用し、キャリヤー損失を試験Vに従って 測定した。 解像度及び高光学濃度に関する画像品質は満足のいくものであったが、最終画 像に許容できない汚染を生じる800粒子のキャリヤー損失が観察された。 比較(本発明でない)実施例2(CE2) 比較実施例1の現像液を使用したが、現像試験(試験IV)では現像ギャップは 650μmから500μmに減じられた。キャリヤー損失(試験V)は500粒 子に減じられたが、最終画像の汚染はなお高すぎるものであった。 比較(本発明でない)実施例3(CE3) 比較実施例1の現像液を使用したが、現像試験(試験IV)では現像ギャップは 650μmから500μmに減じられ、磁気現像極は56kA/mではなく70 kA/mの磁 界を有していた。キャリヤー損失(試験V)は480粒子であり、再び最終画像 に極めて多くの汚染を生じた。 比較(本発明でない)実施例4(CE4) 比較実施例1の手順を、その被覆を除いて繰り返した。Cu−Znフエライト コアは樹脂で被覆しなかった。粒度分布はdv50%=52.5μm、dv10%=37 μm及びdv90%=66.5μmであった。25μm未満の粒子の量(試験II)は 1.5%w/wであった。現像液はキャリヤー粒子に4%のトナーを添加するこ とによって手順Iに従って製造した。トナーは−2.3fC/10μmの電荷を 有していた。 解像度及び高光学濃度に関する画像品質は許容できないものであり、キャリヤ ー損失(試験V)は4330粒子であり、最終画像に許容できない汚染を生じた 。 比較(本発明でない)実施例5(CE5) 絶縁複合キャリヤーはプロポキシル化ビスフエノールAとフマル酸の重縮合生 成物を含む熱可塑性重合体樹脂の20%を1μm未満のサイズを有する磁気顔料 粒子の80%と溶融ブレンドすることによって製造した。冷却後、その混合物を 破砕かつ分級し、生成した粒子を機械融解し、それら自身の組成のポリエステル 樹脂でその粒子を被覆した。複合キャリヤー粒子はdv50%=70μm、dv10%= 52.5μm及びdv90%=82.5μmの粒度分布を有していた。25μm未満 の粒子の量(試験II)は0%w/wであった。キャリヤーは0.28Tの飽和磁 気(Msat)を示した。現像液は4%のトナーをキャリヤー粒子に添加する ことによって手順Iに従って製造した。トナーは−2.2fC/10μmの電荷 を有していた。 解像度及び高光学濃度に関する画像品質は普通であり、キャリヤー損失(試験 V)は400粒子であり、最終画像にかなり高い汚染を生じた。 実施例1(E1) 比較(本発明でない)実施例CEIに記載のようにキャリヤーを製造したが、 25μm未満のキャリヤー粒子の画分は0.9%に低下させた。現像液は4%の トナーをキャリヤー粒子に添加することによって手順Iに従って製造した。トナ ーは−3.9fC/10μmの電荷を有していた。 この現像液を現像試験(試験IV)に使用し、キャリヤー損失は試験Vに従って 測定した。 解像度及び高光学濃度に関する画像品質は優れており、キャリヤー損失(試験 II)は36粒子だけであった。最終画像の視覚検査では画像の汚染はほとんど現 れなかった。 実施例2(E2) 比較実施例1(CE1)の記載と同じ組成を有するキャリヤーを製造したが、 粒度分布をdv50%=44.5μm、dv10%=30μm及びdv90%=60μmに変 更した。25μm未満の粒子の量(試験II)は1.1%w/wであった。現像液 は4%のトナーをキャリヤー粒子に添加することによって手順Iに従って製造し た。トナーは−5.0fC/10μmの電荷を有していた。 解像度及び高光学濃度に関する画像品質は優れており、 キャリヤー損失(試験II)は55粒子だけであった。最終画像の視覚検査では画 像の汚染はほとんど現れなかった。 実施例3(E3) 比較実施例1(CE1)の記載と同じ組成を有するキャリヤーを製造したが、 粒度分布はdv50%=52.5μm、dv10%=31μm及びdv90%=64μmの如 くわずかに異なっていた。25μm未満の粒子の量(試験II)は2.3%w/w であった。現像液は4%のトナーをキャリヤー粒子に添加することによって手順 Iに従って製造した。トナーは−4.8fC/10μmの電荷を有していた。 解像度及び高光学濃度に関する画像品質は優れており、キャリヤー損失(試験 II)は650μmの現像ギャップを有する130粒子であった。汚染は最終画像 の画像品質を損うことはなかった。 実施例4(E4) 実施例3(E3)の現像液を使用したが、現像試験(試験IV)では現像ギャッ プを500μmに減じた。キャリヤー損失は65粒子であった。最終画像におけ る視覚検査では画像にほとんど汚染があらわれなかった。 実施例5(E5) 比較実施例1(CE1)に記載と同じ組成を有するキャリヤーを製造したが、 粒度分布はdv50%=54μm、dv10%=37μm及びdv90%=65μmの如くわ ずかに異なっていた。25μm未満の粒子の量(試験II)は0.3%w/wであ った。現像液はキャリヤー粒子に4%のトナーを添加することによって手順Iに 従って製造した。トナ ーは−3.6fC/10μmの電荷を有していた。 解像度及び高光学濃度に関する画像品質は優れており、キャリヤー損失(試験 II)は650μmの現像ギャップを有する38粒子だけであった。最終画像にお ける視覚検査では画像にほとんど汚染があらわれなかった。 実施例6(E6) 実施例5(E5)の現像液を使用したが、現像試験(試験IV)では現像ギャッ プを500μmに減じた。キャリヤー損失は30粒子であり、最終画像にほとん ど汚染が観察されなかった。 実施例7(E7) 純粋なマグネタイトベースのキャリヤーを、流動床におけるスプレー技術を使 用してシリコン樹脂の1%でマグネタイトコアを被覆し、その被膜を後硬化する ことによって製造した。キャリヤーは0.56Tの飽和磁気(Msat)を示した 。粒度分布はdv50%=41μm、dv10%=26.5μm及びdv90=56μmに よって特徴づけられた。25μm未満の粒子の量(試験II)は4.8%w/wで あった。現像液はキャリヤー粒子に4%のトナーを添加することによって手順I に従って製造した。トナーは−6.4fC/10μmの電荷を有していた。 この現像液は現像試験(試験IV)で使用し、キャリヤー損失は試験Vに従って 測定した。 解像度及び高光学濃度に関する画像品質は優れており、100粒子のキャリヤ ー損失(試験V)が観察された。最終画像の汚染はほとんど観察できなかった。 比較実施例1〜5及び実施例1〜6におけるキャリヤー損失の結果を表2にま とめた。 第1欄:キャリヤー粒子のdv50% 第2欄:コア:フエライト(F)、マグネタイト又は複合物(C) 第3欄:被覆有り(Y)又は無し(N)又は機械融解(M) 第4欄:飽和磁気(Msat)(T) 第5欄:現像極の最大磁界(Pmax)(kA/m) 第6欄:現像ギャップ(μm) 第7欄:25μm未満のキャリヤー粒子の画分(%w/w) 第8欄:粒子/20mm2におけるキャリヤー損失(参考試験V) 表2から、小さなキャリヤー粒子の量の低下はキャリヤー損失を減じ、またキ ャリヤー粒子の飽和磁気が高くなると、小さな粒子の画分はより高くなることが わかる。比較実施例(CE5)からは小さなキャリヤー粒子の画分がたとえゼロ であっても0.30T未満の飽相磁気が極めて低すぎるためキャリヤー損失を防 止できないことがわかる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI G03G 9/113 0260−2H G03G 9/10 351 0260−2H 354 0260−2H 9/08 331 (72)発明者 リュッタン,フランク ベール ベルギー,ベ―2640 モートゼール,セプ テス トラート 27,ディエ 3800 アグ ファ―ゲヴェルト ナームロゼ ベンノー トチャップ内 (72)発明者 ヴェルエッカン,アンドレ ベルギー,ベ―2640 モートゼール,セプ テス トラート 27,ディエ 3800 アグ ファ―ゲヴェルト ナームロゼ ベンノー トチャップ内 (72)発明者 マムパエイ,ジョセフ ベルギー,ベ―2640 モートゼール,セプ テス トラート 27,ディエ 3800 アグ ファ―ゲヴェルト ナームロゼ ベンノー トチャップ内 (72)発明者 ジョリー,ルドヴィク ピエテル ベルギー,ベ―2640 モートゼール,セプ テス トラート 27,ディエ 3800 アグ ファ―ゲヴェルト ナームロゼ ベンノー トチャップ内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 4μm≦T≦12μmの体積平均粒度(T)を有するトナー粒度分布と キャリヤー粒子と摩擦電気接触後、1fC/10μm≦CT≦10fC/10μ mの直径に対する平均電荷(絶対値)(フエムトクーロン/10μm(CT)) を持つトナー粒子及びキャリヤー粒子を含む静電写真現像液組成物において、 (i)前記キャリヤー粒子はMsat≧0.30Tのテスラ(T)で表わされる飽和 磁気値(Msat)を有する (ii)前記キャリヤー粒子は30μm≦Cavg≦60μmの体積平均粒度(Cavg )を有する (iii)前記キャリヤー粒子の前記体積ベース粒度分布は0.5Cavg≦C≦2Cavg の粒径Cを有する少なくとも90%の粒子を有する (iv)前記キャリヤー粒子の前記体積ベース粒度分布は25μm未満の粒子をb %未満含む、但しb=0.35×(Msat2×Pmaxであり、MsatはTで表わさ れる飽和磁気値であり、PmaxはkA/mで表わされる磁気現像極の最大磁界強 さである (v)前記キャリヤー粒子は0.2%w/w≦RC≦2%w/wの量(RC)で 樹脂被膜で被覆したコア粒子を含む を特徴とする静電写真現像液組成物。 2.前記樹脂被膜がフッ素不含樹脂である請求の範囲第1項記載の静電写真現 像液組成物。 3.前記フッ素不含樹脂がアクリル樹脂である請求の範 囲第2項記載の静電写真現像液組成物。 4.前記フッ素不含樹脂がSiを含む請求の範囲第1項記載の静電写真現像液 組成物。 5.前記キャリヤー粒子がMsat≧0.375Tの飽和磁気値を有する請求の 範囲第1項〜第4項のいずれか記載の静電写真現像液組成物。 6.前記トナー粒子の前記体積平均粒度(T)が6μm≦T≦9μmである請 求の範囲第1項〜第5項のいずれか記載の静電写真現像液組成物。 7.前記トナー粒子の前記粒度分布が変動係数(その分布の標準偏差/平均粒 度)ν≦0.33を示す請求の範囲第1項〜第6項のいずれか記載の静電写真現 像液組成物。 8.前記トナー粒子が前記キャリヤー粒子と摩擦電気接触後、2fC/10μ m≦CT≦8fC/10μmの直径に対する電荷(絶対値)(フエムトクーロン /10μm(CT))を得る請求の範囲第1項〜第7項のいずれか記載の静電写 真現像液組成物。 9.前記トナー粒子が前記キャリヤー粒子によって摩擦電気的に負に帯電され ている請求の範囲第1項〜第8項のいずれか記載の静電写真現像液組成物。 10.前記トナー粒子が結合剤樹脂としてポリエステルを含む請求の範囲第1項 〜第9項のいずれか記載の静電写真現像液組成物。 11.前記ポリエステルが線状ポリエステル又はポリエステルの配合物である請 求の範囲第1項〜第10項のいずれか記載の静電写真現像液組成物。 12.前記トナー粒子がイエロー、マゼンタ、シアンの着色物質又はそれらの混 合物である有機着色物質を含み、かつトナーが120℃において2500〜15 000Pの溶融粘度を有する請求の範囲第1項〜第11項のいずれか記載の静電 写真現像液組成物。 13.静電写真方法において非接触加熱溶融工程を含む請求の範囲第1項〜第1 2項のいずれか記載の静電写真現像液組成物の使用。
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