JPH0849948A - クーラーの運転方法及びクーラーのレトロフィット方法 - Google Patents

クーラーの運転方法及びクーラーのレトロフィット方法

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JPH0849948A
JPH0849948A JP6213134A JP21313494A JPH0849948A JP H0849948 A JPH0849948 A JP H0849948A JP 6213134 A JP6213134 A JP 6213134A JP 21313494 A JP21313494 A JP 21313494A JP H0849948 A JPH0849948 A JP H0849948A
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gas
cooler
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現用クーラーに追加コンデンサーを追設する
ことによって冷媒ガスを完全液化し、クーラーの冷却能
力を低下することなく、新代替冷媒ガスHFC134a
を使用する現用クーラーの運転方法及び現用クーラーの
レトロフィット方法の提供を目的とする。 【構成】 コンプレッサー、コンデンサー、膨張弁、蒸
発器よりなる現用クーラーのコンデンサーと膨張弁間に
追加コンデンサーを追設し、追加コンデンサー入りのガ
ス温度よりコンデンサー出のガス温度が1°C以上低く
する、クーラーの運転方法。現用クーラーから冷媒ガス
を抜き取り、コンデンサーと膨張弁をつなぐガスパイプ
を撤去し、その間に追加コンデンサー入りのガス温度よ
りコンデンサー出のガス温度が1°C以上低くする追加
コンデンサーを接続するクーラーのレトロフィット方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒ガスとして特定フ
ロンCFC、代替フロンHCFCを使用して運転されて
いる現用クーラーの冷媒ガスを、オゾン層に影響を与え
ない新代替冷媒ガスHFC134aに切り換え、新代替
冷媒ガスHFC134aによる運転を可能とするクーラ
ーの運転方法及びクーラーのレトロフィット方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、新代替冷媒ガスHFC134aで
は、現用クーラーのコンプレッサー及び蒸発器を大型の
ものと交換し、潤滑油も新代替冷媒ガスHFC134a
と相溶性のあるポリエーテル系(ポリアルキレングリコ
ール)、エステル系、ポリカーボネート系等の合成油系
のものと交換しなければ運転できない、とされていた。
その理由として、新代替冷媒ガスHFC134aは従来
の鉱物油系の潤滑油との相溶性が少ないためクーラーの
運転中に冷媒ガスとオイルが分離する、といわれてお
り、又、新代替冷媒ガスHFC134aは、運転圧力が
低く、そのため膨張弁、キャピラルチューブの細管をガ
スが通過しにくく、蒸発器へ充分な冷媒ガスが供給され
ないからである、などといわれていた。
【0003】さらに、特定フロンCFC又は代替フロン
HCFCを新代替冷媒ガスHFC134aと交換した場
合、例え運転できたとしても冷房能力が10〜30%程
度低下し、いわゆるクーラーが効かない状態になる、と
いわれていた。その理由は、新代替冷媒ガスHFC13
4aは、分子量が小さく重量当りの吸熱、放熱能力が少
ないので冷房能力のこの程度の低下は避けられない、と
いうのである。
【0004】出願人は、冷媒ガスとしてフロンガスを使
用するクーラーの冷房能力等を向上する手段として、コ
ンデンサーや蒸発器を追加したり、特定の運転条件とし
たりすることを提案したが、その実験中、要所に液面計
を取り付け、冷媒ガスの状態を観察したところ、冷媒ガ
スが完全に液化した状態、すなわち液面計を通して泡の
見えない状態とすることによって、10〜30%程度の
冷房能力が向上することを発見し、冷媒ガスが完全に液
化した状態となる運転条件とするためのコンプレッサ
ー、コンデンサー、膨張弁、蒸発器の能力、これらの部
分に出入りするガス圧力、ガス温度、水温、風温等との
関連を探索し、一定の成果が得られたものについては既
に特許出願を済ませている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新代替冷媒
ガスHFC134aを完全に液化させることによって、
冷媒ガスとオイルの融合をよくし、蒸発器でのオイルの
分離をなくし、また、新代替冷媒ガスHFC134aを
泡のない完全に液化した状態とすることによって、膨張
弁、キャピラルチューブ等の細径部でのガスの流れをよ
くし、これによって運転圧力が低くても多量の冷媒ガス
を蒸発器に送って蒸発させることができ、その結果冷房
能力を低下させずに特定フロンCFC、代替フロンHC
FCを新代替冷媒ガスHFC134aに切り換えてクー
ラーの運転を可能とする、クーラーの運転方法及びクー
ラーのレトロフィット(RETROFIT=補修、改
装、改造などといわれている。)方法の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
クーラーの運転方法であって、コンプレッサー、コンデ
ンサー、膨張弁(膨張弁の代わりに使用されているキャ
ピラルチューブを含む)、蒸発器を有する現用クーラー
に、追加コンデンサーを追設し、追加コンデンサー入り
のガス温度より追加コンデンサー出のガス温度を1°C
以上低くして運転すること、を特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、クーラーのレトロ
フィット方法であって、コンプレッサー、コンデンサ
ー、膨張弁(膨張弁の代わりに使用されているキャピラ
ルチューブを含む)、蒸発器を有する現用クーラーから
現用の冷媒ガスを抜き取る工程と、追加コンデンサー入
りのガス温度より追加コンデンサー出のガス温度が1°
C以上低くする放熱能力を有する追加コンデンサーを追
設する工程と、新代替冷媒ガス134aを注入する工程
を有すること、を特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は、上記のように現用クーラーからフロ
ンガスCFC12、HCFC22等の冷媒ガスを抜き取
り、既設の空冷又は水冷のコンデンサーとは別の空冷又
は水冷のコンデンサーを追設し、ガスパイプを付け替え
たり新設したりして、回路を完結し、新代替冷媒ガスH
FC134aを注入して運転する。冷媒ガス注入の際、
冷媒ガスの全量を一時に注入しないで、1/4〜1/2
程度を注入してガス洩れのないことを確かめた上、全量
を注入し、さらにガス洩れのないことを確認の上運転を
開始することは勿論である。
【0009】このようにレトロフィットし、新代替冷媒
ガス134aを使用してクーラーを運転するのである
が、既設のコンデンサーだけでは若干の放熱カロリーが
残っているようであって、液面計で冷媒ガスの状態を観
察すると、時には甚だしく、時には稀にではあるが泡が
見られる。この状態の冷媒ガスを追加したコンデンサー
に送って放熱し、追加したコンデンサー入りのガス温度
より、追加したコンデンサー出のガス温度が1°C以上
低くなると、放熱が充分となり、泡のない完全液化した
状態が液面計で視認されるようになる。この温度差は、
機器によって異なっているが、最低で1°C、好ましく
は2〜5°Cであるが場合によっては、例えばコンプレ
ッサーとコンデンサーの間に追加コンデンサーを挿入し
た場合には10°Cを超えることもあった。
【0010】このように冷媒ガスを完全液化すると、新
代替冷媒ガスHFC134aとオイルの融合がよくなる
ようで、クーラー運転中にガスとオイルの分離が起きな
いことが認められた。この理由は詳らかではないが、新
代替冷媒ガス134aと従来使用していた鉱油系の潤滑
油とは充分馴染み、いわゆるオイル分離によるとされて
いるコンプレッサーの過熱はなく、正常に運転を継続す
ることができた。
【0011】また、特定フロンCFC、代替フロンHC
FC等を新代替冷媒ガスHFC134aに変換してもク
ーラーの冷房能力は、変換前と同等、条件によっては2
0%程度向上することが判明した。この理由も詳らかで
はないが、新代替冷媒ガスHFC134aを完全液化す
ると泡がなくなり、その結果運転圧力が低くても膨張
弁、キャピラルチューブ等の細径部をガスがよく通過
し、蒸発器へも多量のガスを送ることができることにな
って、分子量が小さく重量当りの吸熱、放熱量の少ない
新代替冷媒ガスHFC134aに入れ替えても、クーラ
ーの冷房効率が低下しないのであろうと思料される。
【0012】なお、現用クーラーに追加コンデンサーを
追設し、現在使用されているHCFC22等の現用冷媒
ガスでクーラーを運転した場合、現用冷媒ガスも泡のな
い完全液化した状態となり、したがって、蒸発器に多量
のガスを送ることができることになり、冷房能力が10
〜20%程度増加することが認められた。
【0013】いずれの場合も、追加した空冷、水冷のコ
ンデンサーは、現用クーラーのケース内に収納しても、
別のケースに収納してもよく、追加するコンデンサーは
機器の配置上の都合等ににより、コンプレッサーと既設
のコンデンサーの間に追加することも可能である。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、さらに
詳細に説明する。
【0015】図1に示すものは、空冷コンデンサーを使
用している現用クーラーに空冷コンデンサー追設した第
1実施例であって、コンプレッサー1、空冷コンデンサ
ー2A、膨張弁(小型の機器にあっては、膨張弁に代え
てキャピラルチューブを使用することが多い)3を高圧
ガスパイプ5でつなぎ、膨張弁3、蒸発器4、コンプレ
ッサー1を低圧ガスパイプ6でつないで現用されている
クーラーから、空冷コンデンサー2Aと膨張弁3とをつ
なぐ高圧ガスパイプ5を取り外し、空冷コンデンサー2
Bを追設し、ガスパイプ7でこれらをつなぎ、空冷コン
デンサー2Aを出た冷媒ガスを空冷コンデンサー2Bに
送って大気と熱交換し、ガスパイプ7で膨張弁3に送る
ものである。この場合、追加空冷コンデンサー2Bの能
力は、追加空冷コンデンサー2B入りのガス温度より、
追加コンデンサー2B出のガス温度を1°C以上低くで
きるものとする。従って、追加空冷コンデンサー2Bを
出たガス温度は空冷コンデンサー2A出のガス温度より
低くなっている。なお、ガスパイプ7として取り外した
高圧ガスパイプ5を転用したり、高圧ガスパイプ5が長
い場合等にはこれを2分してガスパイプ7、7として使
用できることは、当然である。
【0016】図2に示すものは、空冷コンデンサーを使
用している現用クーラーに水冷コンデンサー追設した第
2実施例であって、コンプレッサー1、空冷コンデンサ
ー2A、膨張弁3を高圧ガスパイプ5でつなぎ、膨張弁
3、蒸発器4、コンプレッサー1を低圧ガスパイプ6で
つないだ現用クーラーから、空冷コンデンサー2Aと膨
張弁3とをつなぐ高圧ガスパイプ5を取り去り、追加水
冷コンデンサー2C2を設置して空冷コンデンサー2A
とつなぎ、追加水冷コンデンサー2C2を出たガス回路
はガスパイプ7で膨張弁3とつなぐ。8は、ラジエータ
ー等の水温放熱器であって、水ポンプ9を介した水パイ
プ10で、追加水冷コンデンサー2C2と水温放熱器8
とを図示のように往復に結び、追加水冷コンデンサー2
C2と水温放熱器8間を冷却水が循環するようにする。
このように追加水冷コンデンサー2C2用の冷却水を循
環使用すると、実質的には空冷コンデンサーとなるが空
冷コンデンサーを追加したものより好結果が得られた。
この実施例の場合も、空冷コンデンサー2Aで大気と熱
交換した冷媒ガスは、追加水冷コンデンサー2C2に送
られ、その冷却水と熱交換して放熱し膨張弁3に送られ
ることになる。この場合、追加水冷コンデンサー2C2
入りのガス温度より、追加水冷コンデンサー2C2出の
ガス温度を1°C以上低くする。従って、追加水冷コン
デンサー2C2出のガス温度は、空冷コンデンサー2B
出のガス温度より低くなっている。空冷コンデンサー2
Bのあとに、追加水冷コンデンサー2C2を設置し、ラ
ジエーター8と追加水冷コンデンサー2C2を、水ポン
プ9を介した水パイプ10で往復に結び、冷却水を循環
させて追加水冷コンデンサー2C2で吸熱し、ラジエー
ター8で放熱した。空冷コンデンサー2Bは送風ファン
を回転させて大気と熱交換した。冷媒ガスを新代替冷媒
ガスHFC134aと交換してクーラーを運転を行なっ
たところ、追加水冷コンデンサー2C2の放熱量は現用
コンデンサーのほぼ30%のものとしたところ、液面計
より見た冷媒ガスは泡もなく完全液化しており、冷房能
力もHCFC22の冷媒ガス使用時と大差はなく、クー
ラーは正常に運転を継続することができた。
【0017】図3に示すものは、水冷コンデンサーを使
用している現用クーラーに水冷コンデンサーを追設した
第3の実施例であって、コンプレッサー1、水冷コンデ
ンサー2C1、膨張弁3を高圧ガスパイプ5でつなぎ、
膨張弁3、蒸発器4、コンプレッサー1を低圧ガスパイ
プ6でつないだ現用クーラーから、水冷コンデンサー2
C1と膨張弁3とをつなぐ高圧ガスパイプ5を取り去
り、追加水冷コンデンサー2C2を追加して水冷コンデ
ンサー2C1とつなぎ、追加水冷コンデンサー2C2を
出たガス回路はガスパイプ7で膨張弁3とつなぐ。この
場合、追加水冷コンデンサー2C2の放熱水回路は図示
のように、水冷コンデンサー2C1と共通にしてもよ
く、又別回路にしてもよい。いずれの場合も追加水冷コ
ンデンサー2C2入りのガス温度より、追加水冷コンデ
ンサー2C2出のガス温度を1°C以上低くする。した
がって追加水冷コンデンサー2C2を出たガス温度は水
冷コンデンサー2C1出のガス温度より低くなってい
る。現在、フロンガスHCFC22で運転されている水
冷コンデンサーを使用している8HPの通常クーラーの
改造前の測定では、既設の水冷コンデンサーでの放熱量
1時間当たり、16,000Kcalであり、当然クー
ラーは正常に運転されていたものである。現用のフロン
ガスを抜き取り、既設の水冷コンデンサー2C1のあと
に、追加水冷コンデンサー2C2を設置し、この追加水
冷コンデンサー2C2の放熱はラジエーター8で行っ
た。冷媒ガスを新代替冷媒ガスHFC134aと交換
し、クーラーを運転し、水冷コンデンサー2C1、追加
水冷コンデンサー2C2の双方を作動させて測定したと
ころ、水冷コンデンサー2C1の放熱量は1時間当り1
0,500Kcal、追加水冷コンデンサー2C2の放
熱量は1時間当り5,000Kcalであり、全体とし
て若干の減少がみられたが、冷房能力は大差なく、レト
ロフィットしたクーラーは、正常に運転を継続すること
ができた。
【0018】図4に示すものは、水冷コンデンサーを使
用している現用クーラーに空冷コンデンサー追設した第
4の実施例であって、コンプレッサー1、水冷コンデン
サー2C1、膨張弁3を高圧ガスパイプ5でつなぎ、膨
張弁3、蒸発器4、コンプレッサー1を低圧ガスパイプ
6でつないだ現用クーラーから、水冷コンデンサー2C
1と膨張弁3とをつなぐ高圧ガスパイプ5を取り去り、
追加空冷コンデンサー2Bを追加して水冷コンデンサー
2C1とつなぎ、空冷コンデンサー2Bを出たガス回路
は、ガスパイプ7で膨張弁3とつなぐ。コンプレッサー
1から吐出された冷媒ガスは、水冷コンデンサー2C1
で冷却水と熱交換したのち、追加空冷コンデンサー2B
に送られて大気と熱交換し、完全液化して膨張弁3に送
られて減圧し、蒸発器4に送られる。この場合、追加空
冷コンデンサー2B入りのガス温度より、追加空冷コン
デンサー2B出のガス温度を1°C以上低くする。従っ
て、追加空冷コンデンサー2B出のガス温度は水冷コン
デンサー2C1出のガス温度より低くなっている。
【0019】以上のように、現在使用されているクーラ
ーの水冷コンデンサー2C1のあとに、水冷コンデンサ
ー2C2を追加した場合も、空冷コンデンサー2Aのあ
とに水冷コンデンサー2C2を追加した何れの場合も、
追加コンデンサーで冷媒ガスの放熱カロリーをすべて放
熱し、放熱能力の若干の余裕を追加コンデンサーに与え
た時は、現在使用されているクーラーをレトロフィット
することにより、新代替冷媒ガスHFC134aで現用
クーラーの運転は可能となる。
【0020】なお、追加コンデンサーは、空冷コンデン
サーより水冷コンデンサーの方が泡のない完全液化した
状態になりやすいようである。冷却水源のない車両用、
移動用のクーラーの場合は、水冷コンデンサーを使用
し、この水冷コンデンサーの冷却水をラジエーター等の
放熱器で放熱する。このようにすると実質的には空冷と
ということになるが、この方が容積的にも効率的にも好
適であったが、この理由も詳らかではない。したがっ
て、追加コンデンサーとして水冷コンデンサーにラジエ
ーター等の放熱器を配して大気と熱交換させる形式の追
加コンデンサーをレトロフィットすることによって、特
定フロンCFC12、代替フロンHCFC22等の冷媒
ガスを使用している自動車、鉄道車両、コンテナ等の冷
房も新代替冷媒ガス134aへの変換ができ、現在使用
されているオゾン層への影響が懸念される特定フロンC
FC、代替フロンHCFC等の使用を廃止することが可
能となる。
【0021】図5に示すものは、現在JRで標準形式と
して使用されているクーラーに、本発明によるレトロフ
ィットを施した第5実施例であって、JR西日本、鷹取
工場で行われた報告書に基づき説明する。なお、図面と
して、同報告書添付のものを流用したので、他の図面と
配置及び描法が異なっている。
【0022】報告書には次の通り記載されている。 目的 1 資料 AB6289 AU75BH(三菱
製) 2 試験内容 (1)現状の冷房能力(吸い込み、吐き
だし温度)の確認 (2)機器追加による冷房能力(吸込み、吐出し温度)
の確認 (3)冷媒の変更による冷房能力(吸込み、吐出し温
度)の確認〔第2凝縮器(本発明の追加コンデンサーに
相当する。以下同じ)のみ取り付けの場合を含む〕 (4)冷媒の変更及び機器追加による運転状況の確認 3 機器回路 図5に示す通り。 4 追加する機器 (1)第2凝縮器 (水冷) 30リットル(500
×500×120) 冷媒管(3/8 インチ) 全長 約20メートル (2)ラジエーター(冷却ファン2個付)カルソニック
E15−A/T用 (3)水ポンプ エバラ 25LPD6.25S 出
力 250W (4)膨張弁 (5)第2蒸発器(本発明の追加蒸発器に相当する。以
下同じ) 1/2インチ銅管を配管中心間距離220mmで巻
いたもの 全長 約10m 5 使用する冷媒 (1)R22 (2)R134a 6 測定機器及び方法 データレコーダー : 横河ハイブリッドレコーダー HR23 00 熱電対 : タイプ T及びK データ採取点 : 蒸発器吸込み風温 : 蒸発器吐出し風温 : 凝縮器出口風温 : コンプレッサー出口温度 : コンプレッサー入口温度 : キャピラリ入口温度 : 第2凝縮器水温 : ラジエーター風温 : 外気温 結論 1.改良前の状態で吸込み、吐出し温度の差は、約9°
Cであった。 2.第2凝縮器を追加することで、AU75BH型クー
ラーを新冷媒(R134a)で運転することができた。
またこの時、使用電力量は20%程度下がった。 3.従来の冷媒(R22)のままで第2凝縮器を追加し
た場合、13%程度の性能向上が確認できた。(一時的
に最高30%の向上があった) 4.新冷媒で第2凝縮器に加え、第2蒸発器、膨張弁を
追加することで、ない時と比較して最高20%の性能向
上があった。 (付記) 1.従来、新ガス(R134a)ではコンプレッサー、
および蒸発器を大型のものと交換しなければ、運転でき
ないとされてきたが、今回の実験で第2凝縮器を追加す
るだけで運転は可能であった。 2.新ガス(R134a)はオイル馴染みが悪く、オイ
ル分離によるコンプレッサーの加熱が懸念されたが、コ
ンプレッサーの出口温度で70°Cを下回っており現状
と大差なかった。 3.新ガス(R134a)は、本来の性能が出るまで2
時間程度必要であった。 4.今回の実験で新ガス(R134a)を利用して述べ
13時間の運転を行なった。
【0023】測定結果として、表1、表2が添付されて
いる。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】この報告書の結論2.にあるように、第2
凝縮器(追加コンデンサー)を追加し新代替冷媒ガス1
34aで運転した場合、使用電力量が20%程度下がっ
たことは、新しい知見であって、予期しなかったところ
である。しかも表1によれば、蒸発器の吸込み風温と吐
出し風温の温度差は平均1.2°C増加しており、冷房
能力の向上が見られる。この報告書には第2凝縮器(追
加コンデンサー)について、「第2凝縮器(水冷)」と
記載さているが、「追加する機器」の項に記載されてい
る(1)、(2)、(3)を図2のように配管し、冷却
水を水ポンプ9で循環させ、ラジエーターで放熱したも
ので、実質的には空冷となる。なお、この試験におい
て、潤滑油は従来使用していたメーカー指定のもの(鉱
物油系のものである)を使用した。
【0027】図6に示すものは、水冷コンデンサーを使
用している現用クーラーに水冷コンデンサー追設し、さ
らにガス温度を感知して弁が開閉する追加膨張弁3a
と、低圧ガスパイプ6に感温筒13とを追加し、感温筒
が感知した温度を伝えるパイプ14と低圧ガスパイプ内
の圧力を追加した膨張弁3aに伝えるガスパイプ15を
設けた第6の実施例であって、クーラー能力は2HP、
新代替冷媒ガスHFC134aは2Kgを使用した。測
定個所、測定対象及び測定値は表3の通りである。
【0028】
【表3】
【0029】表3に示す通り大気温のかなり低いときで
あるが、新代替冷媒ガスHFC134aを使用したクー
ラーは正常に作動しているのである。
【0030】図7に示すものは、空冷コンデンサーを使
用している現用クーラーに水タンク型熱交換器2Cを追
設し、さらにガス温度を感知して弁が開閉する追加膨張
弁3aと、低圧ガスパイプ6に感温筒13とを追加し、
感温筒が感知した温度を伝えるパイプ14と低圧ガスパ
イプ内の圧力を追加した膨張弁3aに伝えるガスパイプ
15を設けた第7実施例である。図示のように、空冷コ
ンデンサー2Bのあとに、水タンク2Cを設置し、2C
内にガスパイプ10を取り付け、コンプレッサー1、空
冷コンデンサー2B、水タンク内ガスパイプ10、膨張
弁3を高圧ガスパイプ7で結び、膨張弁3、蒸発器4、
コンプレッサー1を低圧ガスパイプ6で結ぶ。水タンク
2Cに水を入れてクーラーを運転すると、空冷コンデン
サーだけでは放熱が不充分で、放熱カロリーの残ってい
る冷媒ガスは、水タンク2C内のガスパイプ10に入
り、水タンク2C内の水と熱交換して放熱する。このと
きも放熱カロリーすべてなくなる迄ガスパイプ10を延
ばし、そのあとにもガスパイプに余裕を持たせるのであ
る。放熱カロリーがすべてなくなると、水タンク2Cを
出たガス温度は、2C内の水温と同温になり、更にガス
パイプを延長すると、2C内の最後に接した水温よりガ
ス温度は1°C以上低くなる。しかしこの時水タンク2
Cを出たあとのガスパイプが縦方向にある時は、液化し
たガスが充満してガスパイプ内に隙間ができないので、
ガス温度は水温より低くならないときがある。この水タ
ンク2C内の水温度はガスの放熱により、当然上昇す
る。水温が上昇すると2Cの水タンクに大気を送って冷
却するか、図7にあるように、追加膨張弁3Aを出たガ
スパイプ7から分岐した水タンク2C内を通る低圧ガス
パイプ11を設け、水タンク2C内で冷媒ガスを蒸発さ
せて水温を下げるようにする。この冷媒ガスの流量を調
節する必要があるときは、バルブ12を設ける。この水
タンク2C内の水温は大気温度プラス10°C以内とす
るとクーラーの運転状態はよくなる。この実施例のもの
は、空冷コンデンサー2Aのあとに、水タンク2Cを設
置したもので、新代替冷媒ガスHFC134aは2Kg
使用した。測定個所、測定対象及び測定値は表4の通り
である。
【0031】
【表4】
【0032】表4に示す状態で連続運転しているが何ら
異常はなく、屋外、屋内等で正常に作動しており、屋外
でのクーラーの運転状態を測定した大分県工業試験場の
試験書も交付されている。
【0033】図8に示すものは、空冷コンデンサーを使
用している現用クーラーに空冷コンデンサー追設した第
8の実施例であって、空冷スポットクーラーをレトロフ
ィットしたものである。図示のようにコンプレッサー
1、空冷コンデンサー2A、膨張弁3A、蒸発器4Aよ
りなるクーラーに、空冷コンデンサー2Aのあとに、空
冷コンデンサー2Bを追加し、空冷コンデンサー2Bに
つないだガスパイプ5Aを分岐してガスパイプ5Bを付
け、ガスパイプ5Bに追加膨張弁3B、ガスパイプ6
B、追加蒸発器4Bとつなぎ、追加蒸発器4Bとガスパ
イプ6Aをガスパイプ6Bでつないで蒸発器4A、4B
を出たガスは合流してコンプレッサー1に戻るようにし
たものである。追加空冷コンデンサー2Bは2Aの約3
0%の能力である。追加蒸発器4Bも4Aの約30%の
能力である。蒸発器4Aを出た大気が追加蒸発器4Bを
通って熱交換するようにしたのである。膨張弁3Bを作
動させて蒸発器を4A、4B共に作動させた状態を表5
に、蒸発器4Aだけを作動させた状態を表6に示すす。
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】表5、表6に示す通り、新代替冷媒ガスH
FC134aを使用して、クーラーは正常に作動してい
る。追加した空冷コンデンサー2Bでのガス下降温度、
表5、3.6°C、表6、3.2°Cが重要である。こ
の放熱によって冷却能力を増大させると共に、冷媒ガス
は完全液化してオイルの分離をなくし、泡がなくなり、
膨張弁、キヤピラルチューブ等の細径部でのガスの流量
も増大するのである。その結果、運転圧力の低いHFC
134aの冷媒ガスを使用しても、クーラーの運転が可
能となる。また、膨張弁3B、蒸発器4Bを追加するこ
とにより、蒸発器での吸込、吹出し大気温度差も1.5
°C拡がり、蒸発器4Bを追加した効果も表われてい
る。
【0037】図9に示す実施例は、図8に示す600W
スポットクーラーに、水タンク型熱交換器を追加した第
9実施例である。図8に示すクーラーの追加空冷コンデ
ンサー2Bと並列に、水タンク型熱交換器2Cを設置
し、切り換え弁16を設け、空冷コンデンサー2B、水
タンク型熱交換器2Cの何れかを作動させるようにす
る。水タンク型熱交換器2Cは内部に2分のガスパイプ
15mを巻き、水量は2.5lとした。コンプレッサー
1から吐出された冷媒ガスが空冷コンデンサー2A、追
加コンデンサー2Bを通り、ガスパイプ5Aを分離して
ガスパイプ5A、ガスパイプ5Bとし、ガスパイプ5A
に膨張弁3A、蒸発器4Aとつなぎ、ガスパイプ5Bに
追加膨張弁3B、追加蒸発器4Bとつないで、蒸発器4
A、4B共に作動させた状態を表7に示す。
【0038】
【表7】
【0039】追加空冷コンデンサー2Bを作動させず、
空冷コンデンサー2Aのあとに水タンク型熱交換器2C
を作動させて、蒸発器4A、4B共に作動させた状態を
表8に示す。
【0040】
【表8】
【0041】表7、表8を比較すると、表7の場合より
表8の場合は大気温度が2°C低いが、ガス高圧は4.
4KgCm高く、コンプレッサーよりの吐出ガス温度
も、3.7°C高くなっている。空冷コンデンサー2A
でのガス温度の下降も多く、その分水タンク型熱交換器
2Cでのガス温度の下降が少なくなっている。したがっ
て、水タンク型熱交換器2C内の水温により、任意に圧
力を高くすることが出来ることになる。これによって、
運転圧力が低い新代替冷媒ガスHFC134aを使用し
ても、必要に応じて圧力を高くし、クーラーを運転する
ことができることになる。
【0042】上記いずれの実施例の場合も、潤滑油は従
来使用していた鉱物油系のものを使用したが、各測定値
に示す通りコンプレッサーの過熱は見られなかった。こ
の理由も詳らかでないが、新代替冷媒ガス134aを完
全液化した泡のない状態で運転することによって、鉱物
系の潤滑油と馴染み、或いは共存して運転されているよ
うに解される。従って、エステル系の潤滑油を使用した
場合に必要なパッキングの材質の変更、含水によるスラ
リー発生に対する考慮等の必要がなく、適正容量の追加
コンデンサーを設置するだけで、現用クーラーのレトロ
フィットができるのである。
【0043】従って、家庭用クーラー等の電動機とコン
プレッサーが一体となっているクーラーも、潤滑油の変
更による絶縁の低下等のおそれがないので、実施例6、
7の示すところにより、新代替冷媒ガス134aへの転
換を行うことができることになる。
【0044】追加コンデンサー又は水タンク型熱交換器
等の放熱器によるガス温度の低下は、表3〜表8の測定
値に示すように1.1°C〜3.6°Cである。一般
に、コンデンサーの放熱量は、クーラーのように蒸発温
度の高いときは、冷凍量の1.2倍に取れば充分であ
る、とされているが、上記それぞれの実施例の測定値か
ら新代替冷媒ガス134aを使用する場合は、この程度
の余裕では不充分で、さらに10〜30%の追加を必要
とするようである。この場合の目安として、液面計によ
るガス状態の目視が有効であるが、レトロフィットには
液面計の挿入、撤去の作業を要することになるので、液
面計にる目視に代えて追加コンデンサー又は水タンク型
熱交換器等の放熱器によるガス温度の低下を目安として
採用することにしたものである。その温度差は、上述の
実施例のデータよりして、1°C以上であるが、この温
度差は大きくするためには追加コンデンサー又は水タン
ク型熱交換器の放熱量を大きくする必要があるので、1
〜5°C程度が望ましい。
【0045】また、蒸発器を追加することも冷房能力の
増加に有効であるが、図5及び図8に示す 実施例の測
定値に見られるように、コンデンサーの追加ほどの大き
な効果はなく、図5の実施例の報告書に見られるように
追加コンデンサー(第2凝縮器)を追加することだけ
で、現用クーラーの新代替冷媒ガス134aによる運転
が可能となる場合がある。さらに、図5の実施例のよう
にキャピラルチューブを膨張弁の代わりに使用している
機種にあっては、膨張弁を追加することで冷房能力の向
上が見られ、さらに第2蒸発器(追加蒸発器)を追加す
ることで、これらがない時と比較して最高20%程度の
の性能向上が認められた。
【0046】以上に述べた実施例の計測結果から、すべ
てのクーラーに実施して性能を低下させず、正常に運転
できる、と速断することはできないであろうが、特定メ
ーカーの特定機種については、適切なレトロフィットが
行え、かつ潤滑油も従来のもの(鉱物油系のものにかぎ
らず)で運転でき、最適化が行えることを示唆するもの
である。
【0047】
【発明の効果】本発明によって現用クーラーをレトロフ
ィットし、本発明の運転方法を採ることにより、現用の
フロンガスを抜き取り、新代替冷媒ガス134aと入れ
換えてクーラーの使用継続が可能となるので、オゾン層
に影響を及ぼすことなしに現用クーラーによる冷房が出
来ることになり、地球環境を守ることに繋がる。しか
も、理由は詳らかでないが、新代替冷媒ガス134aを
完全液化すると従来使用されていた鉱物油系の潤滑油と
の馴染みがよく、冷房能力が低下することなく、むしろ
最適化することによっては20%程度の冷房能力の向上
が期待できる効果も得られた。
【0048】さらに、鉱物油系の潤滑油を使用して冷房
能力を低下させることなく運転できるので、コンプレッ
サーが電動機と一体となっている家庭用クーラー、自動
販売機、ショーケース等にも冷媒ガスの含水による絶縁
低下やパッキングの劣化等のおそれなく、本発明を実施
することができるものである。この場合、電動機等に損
傷を与えない合成油系の潤滑油を使用できることは勿論
であり、又、自動車用クーラー等をレトロフィットする
場合にも、必要に応じて、合成油系、あるいはエステル
系等の潤滑油をしようすることができることも当然であ
る。さらに、新代替冷媒ガス134aを含有する混合ガ
スを使用する場合も同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】空冷コンデンサーに追加空冷コンデンサーを追
設した、第1実施例の略図である。
【図2】空冷コンデンサーに追加水冷コンデンサーを追
設した、第2実施例の略図である。
【図3】水冷コンデンサーに追加水冷コンデンサーを追
設した、第3実施例の略図である。
【図4】水冷コンデンサーに追加空冷コンデンサーを追
設した、第4実施例の略図である。
【図5】車両用クーラーに本発明を実施した第5実施例
の略図である。
【図6】水冷セパレート型クーラーに本発明を実施した
第6実施例の略図である。
【図7】空冷クーラーに本発明を実施した第7実施例の
略図である。
【図8】スポット型クーラーに本発明を実施した第8実
施例の略図である。
【図9】スポット型クーラーに本発明を実施した第9実
施例の略図である。
【符号の説明】
1‥‥‥‥コンプレッサー 2A‥‥‥通常空冷コンデンサー 2B‥‥‥追加空冷コンデンサー 2C‥‥‥水タンク型熱交換器 2C1‥‥通常水冷コンデンサー 2C2‥‥追加水冷コンデンサー 3‥‥‥‥膨張弁 3A‥‥‥通常膨張弁 3B‥‥‥追加膨張弁 4‥‥‥‥蒸発器 4A‥‥‥通常蒸発器 4B‥‥‥追加蒸発器 5‥‥‥‥高圧ガスパイプ 5A‥‥‥通常高圧ガスパイプ 5B‥‥‥追加高圧ガスパイプ 6‥‥‥‥低圧ガスパイプ 6A‥‥‥通常低圧ガスパイプ 6A‥‥‥追加低圧ガスパイプ 7‥‥‥‥追加コンデンサーと膨張弁をつなぐガスパイ
プ 8‥‥‥‥水温放熱器 9‥‥‥‥水ポンプ 10‥‥‥‥水パイプ 11‥‥水タンク2C内を通る低圧ガスパイプ 12‥‥水タンク2C内を通る蒸発ガスを調節するバル
ブ 13‥‥感温筒 14‥‥感温筒お温度を膨張弁3’に伝えるパイプ 15‥‥低圧ガスパイプ内の圧力を膨張弁3’に伝える
ガスパイプ 16‥‥切り換え弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサー、コンデンサー、膨張弁
    (膨張弁の代わりに使用されているキャピラルチューブ
    を含む)、蒸発器を有する現用クーラーに、追加コンデ
    ンサーを追設し、追加コンデンサー入りのガス温度より
    追加コンデンサー出のガス温度を1°C以上低くして運
    転すること、を特徴とするクーラーの運転方法。
  2. 【請求項2】 コンプレッサー、コンデンサー、膨張弁
    (膨張弁の代わりに使用されているキャピラルチューブ
    を含む)、蒸発器を有する現用クーラーから現用の冷媒
    ガスを抜き取る工程と、追加コンデンサー入りのガス温
    度より追加コンデンサー出のガス温度を1°C以上低く
    する放熱能力を有する追加コンデンサーを追設する工程
    と、新代替冷媒ガス134aを注入する工程を有する、
    クーラーのレトロフィット方法。
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