JPH0844192A - 電子写真記録装置 - Google Patents

電子写真記録装置

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JPH0844192A
JPH0844192A JP7085591A JP8559195A JPH0844192A JP H0844192 A JPH0844192 A JP H0844192A JP 7085591 A JP7085591 A JP 7085591A JP 8559195 A JP8559195 A JP 8559195A JP H0844192 A JPH0844192 A JP H0844192A
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JP
Japan
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toner
latent image
electrostatic latent
carrying
recording apparatus
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JP7085591A
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Inventor
Eisaku Murakami
栄作 村上
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • G03G15/0808Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer supplying means, e.g. structure of developer supply roller
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    • G03G2215/0869Supplying member

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 添加剤濃度の経時的な増加を抑え、黒ベタ濃
度の低下や細線の欠落等の異常画像の発生を防止する。 【構成】 感光体1に形成した静電潜像に一成分系トナ
ーを供給する現像器2内における現像ローラ5の表面を
フッ素系またはシリコン系の樹脂でコーティングし、そ
のコーティングされた現像ローラ5の表面の水に対する
濡れ角、すなわち現像ローラ5の水平面サンプル上に滴
下した水が、表面張力により形を保った状態にあるとき
における前記水平面サンプルの水に対する接触角を20度
以上にすることで、トナー中の添加剤が水分子を介して
現像ローラ5の表面に付着することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PPC(Plane Paper C
opy 普通紙複写機),LP(Laser Printer レーザプリン
タ)のプロッタに適用される電子写真記録装置に係り、
特に現像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は電子写真記録装置にかかる現像シ
ステムを示す概略図であり、1はドラム状の感光体、2
は現像器、3はアジテータ、4は補給ローラ、5は現像
ローラ、6は薄層化ブレード、7は本体ケースを示す。
現像器2は、本体ケース7内にアジテータ3,補給ロー
ラ4,現像ローラ5,薄層化ブレード6等の部材を所定
位置に配設して構成したものであり、この現像器2を電
子写真記録装置内の所定位置に設置したとき、現像ロー
ラ5が感光体1に当接する。
【0003】現像器2内の新規トナーTはアジテータ3
によって撹拌され、補給ローラ4によって現像ローラ5
に運ばれる。現像ローラ5は導電性の基体で構成され、
その表面は樹脂コーティングされ、かつ磁化されてい
る。そのため、現像ローラ5の表面にはトナーTが吸着
し、トナー層Tsが形成される。このトナー層Tsは薄層
化ブレード6によって薄層化されるとともに摩擦帯電さ
れる。そして、摩擦帯電した現像ローラ5表面のトナー
Tが感光体1表面の静電潜像に電気的に転移付着するこ
とにより、静電潜像が現像される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1の
現像システムでは、現像ローラ5に逆帯電トナーが付着
している場合、その逆帯電トナーが感光体1の静電潜像
の領域以外の領域に転移し、その結果地汚れが発生する
という問題点があった。
【0005】このような問題点を解決するために、図2
に示す二段現像システムの研究が現在なされている。
【0006】図2は電子写真記録装置に係る二段現像シ
ステムを示す概略図であり、8は、基体が導電性材料
で、表面が弾性体で構成されている中間ローラ、9は感
光体1の表面を均一に帯電させる帯電ローラ、10は現像
された静電潜像を記録紙(図示せず)に転写させる転写ロ
ーラを示す。なお、図1に示す現像システムにおける部
材と同一もしくは同一機能の部材には同一の符号を付し
て、詳細な説明は省略した。
【0007】図1に示す現像システムにおいては、現像
ローラ5が直接感光体1の静電潜像を現像することに対
し、図2に示す現像システムにおいては、現像ローラ5
のトナーを中間ローラ8を介して感光体1の静電潜像に
転移付着させることで、静電潜像を現像するものであ
る。
【0008】この図2に示す二段現像システムによれ
ば、前述した逆帯電トナーによる地汚れの防止の他に
も、前記中間ローラ8の表面は弾性体で構成されている
ため、感光体1にストレスを与えることなく現像できる
という利点がある。
【0009】図2に示す二段現像システムに対して耐久
試験を行うと、図3に示すように、現像器2内において
トナーに添加した添加剤の濃度が経時的に増加する傾向
にあることがわかる。特に、図1のP部、すなわち薄層
化ブレード6の下部付近において添加剤の濃度が大きく
なる。
【0010】添加剤の濃度が増加する原因として、現像
ローラ5表面に添加剤が直接または水分子を介して付着
し、その添加剤がトナーと共に感光体1へ転移移動せず
に現像ローラ5表面に残存し、さらに薄層化ブレード6
によって必要以上のトナーと添加剤が掻き落とされるこ
とにより、P部付近の添加剤濃度が大きくなることが考
えられる。あるいは、現像ローラ5上のトナーは電気的
に中間ローラ8に転移するが、中間ローラ8表面と添加
剤との付着力が強い場合には添加剤が感光体1に転移す
ることなく中間ローラ8上に残り、さらに中間ローラ8
は現像ローラ5との当接部において現像ローラ5の回転
に対してカウンター方向に回転するため、中間ローラ8
と現像ローラ5とのニップで現像ローラ5により添加剤
がはぎ取られ薄層化ブレード6の下にたまるとも考えら
れる。
【0011】図4は、図2に示す現像システムを使用し
ての記録枚数と、そのときのトナーの凝集度を示すグラ
フ、図5は、図2に示す現像システムを使用しての記録
枚数と、そのときの記録状態を示すグラフである。図5
において、ランク5はかすれのない状態、ランク1はか
すれが多く細線画像がほとんど見えない状態を示す。現
像器2内で添加剤の濃度が増加すると、結果として、図
4に示すように現像器2内のトナーの流動性が悪くな
り、中間ローラ8上に補給されるトナー量が減少する
か、または添加剤の供給量ばかり多くなり純粋なトナー
粒子の割合が低下する。そのため、図5に示すように、
経時的に黒ベタ濃度の低下や細線の欠落等の異常画像を
発生しやすい状況となる。
【0012】このような経時的な濃度変化は、図1に示
す現像システムでも発生しやすい現象であり、一成分現
像方式の欠点でもあった。
【0013】本発明は、このような問題を解決し、添加
剤濃度の経時的な増加を抑え、黒ベタ濃度の低下や細線
の欠落等の異常画像の発生を防止した電子写真記録装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、表面に静電潜像を担持する静電潜像担持
体に一成分系トナーを供給する現像器を有する電子写真
記録装置において、前記現像器に設けられて前記静電潜
像担持体にトナーを直接供給するトナー搬送手段におけ
るトナー担持表面の水に対する濡れ角を20度以上とした
ことを特徴とする。
【0015】また、表面に静電潜像を担持する静電潜像
担持体に一成分系トナーを供給する現像器を有する電子
写真記録装置において、前記現像器に設けられて前記静
電潜像担持体にトナーを直接供給するトナー搬送手段に
おけるトナー担持表面のオレイン酸に対する濡れ角を20
度以上としたことを特徴とする。
【0016】また、表面に静電潜像を担持する静電潜像
担持体に一成分系トナーを供給する現像器を有する電子
写真記録装置において、前記現像器に設けられて前記静
電潜像担持体にトナーを直接供給するトナー搬送手段に
おけるトナー担持表面にコーティング層を形成し、さら
にこのコーティング層表面の水に対する濡れ角を20度以
上としたことを特徴とする。
【0017】また、前記電子写真記録装置において、前
記現像器に設けられて前記静電潜像担持体にトナーを直
接供給するトナー搬送手段におけるトナー担持表面にコ
ーティング層を形成し、さらにこのコーティング層表面
のオレイン酸に対する濡れ角を20度以上としたことを特
徴とする。
【0018】また、表面に一成分系の新規トナーを担持
する第1トナー搬送手段と、この第1トナー搬送手段が
担持するトナー量を規制するトナー規制手段と、トナー
量の規制後の前記第1トナー搬送手段が担持するトナー
を受けて静電潜像担持体の静電潜像にトナーを付着させ
る第2トナー搬送手段とを備えた現像器を有する電子写
真記録装置において、前記第2トナー搬送手段における
トナー担持表面にコーティング層を形成し、さらにこの
コーティング層表面の水に対する濡れ角を20度以上とし
たことを特徴とする。
【0019】また、前記電子写真記録装置において、前
記第2トナー搬送手段におけるトナー担持表面にコーテ
ィング層を形成し、さらにこのコーティング層表面のオ
レイン酸に対する濡れ角を20度以上としたことを特徴と
する。
【0020】また、フッ素系樹脂,シリコン系樹脂また
はゴム材でコーティング層を形成したことを特徴とす
る。
【0021】
【作用】前記構成によれば、トナー搬送手段(第2トナ
ー搬送手段)の表面を樹脂によってコーティングし、前
記表面の水に対する濡れ角を20度以上としたことによ
り、トナー搬送手段(第2トナー搬送手段)の表面におけ
る水との親和性が低くなり、トナー中の添加剤が水分子
を介して前記表面に付着することが防止されることで、
添加材がトナー搬送手段(第2トナー搬送手段)の表面に
残存することなく、トナーと共に静電潜像担持体に転移
移動する。
【0022】また、現像器内に残る添加剤のほとんどが
脂肪酸であることから、常温で液体の脂肪酸であるオレ
イン酸に対するトナー搬送手段(第2トナー搬送手段)の
表面の濡れ角を20度以上としたことにより、脂肪酸とト
ナー搬送手段(第2トナー搬送手段)との直接的な付着力
が低下することで、トナー搬送手段(第2トナー搬送手
段)の表面に残存することなく、トナーと共に静電潜像
担持体に転移移動する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0024】まず、本発明の第1実施例について説明す
る。第1実施例は、図1に示す現像システムにおける現
像ローラ5の表面をフッ素系またはシリコン系の樹脂で
コーティングし、そのコーティングされた現像ローラ5
の表面の水に対する濡れ角を20度以上としたものであ
る。
【0025】図6は濡れ角の測定方法を示す説明図であ
る。濡れ角の測定は次のように行う。まず、接触角計に
サンプル表面Sを水平にセットし固定する。次にサンプ
ル表面Sを拡大スクリーンで観ながら試薬M、ここでは
イオン交換処理を施した純水を、10μg程度スポイトま
たは注射器を用いてサンプル表面Sに滴下する(図6
(a))。そして、滴下した試薬Mがサンプル表面S上で表
面張力により形を保った状態で、図6(b)に示す接触角
θを測定する。この接触角θが濡れ角であり、θの値が
大きいほど試薬Mがサンプル表面S上に残存しにくいこ
とになる。
【0026】測定の結果、空気に接する環境下における
現像ローラ5の表面の水に対する濡れ角を20度以上とし
た場合は、現像ローラ5表面と水との親和性が低くな
り、水分子が現像ローラ5の表面に付着しないようにな
る。したがって、第1実施例によれば水に対して濡れ角
を規定しているため、トナー中の添加剤が水分子を介し
て現像ローラ5の表面に付着することが防止され、高湿
条件のような過酷な条件においてもトナーを安定して感
光体1に供給することが可能となる。
【0027】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。第2実施例は、第1実施例が現像ローラ5の表面に
おける水に対する濡れ角を20度以上としたことに対し、
オレイン酸に対する濡れ角を20度以上としたものであ
る。なお、濡れ角の測定方法は、試薬Mにオレイン酸を
使用した以外は、図6に示した水に対する濡れ角の測定
方法と同じである。
【0028】測定の結果、空気に接する環境下における
現像ローラ5の表面のオレイン酸に対する濡れ角を20度
以上とした場合は、現像器2内に残る添加剤のほとんど
が脂肪酸であることから、常温で液体の脂肪酸であるオ
レイン酸を試薬Mとして使用することにより、添加剤と
現像ローラ5の表面との付着力が低下し、添加剤が現像
ローラ5の表面に残存しないようになった。したがって
第2実施例の構成によりトナーを安定して感光体1に供
給することができる。
【0029】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。第3実施例は、図2に示す現像システムにおける中
間ローラ8の表面をフッ素系またはシリコン系の樹脂で
コーティングし、そのコーティングされた中間ローラ8
の表面における水に対する濡れ角を20度以上としたもの
である。
【0030】このように、中間ローラ8の表面の水に対
する濡れ角を20度以上としたことにより、現像ローラ5
によって運ばれたトナー中の添加剤が水分子を介して中
間ローラ8の表面に付着することが防止され、前記第1
実施例と同様に、高湿条件のような過酷な条件において
もトナーを安定して感光体1に供給することが可能とな
る。
【0031】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。第4実施例は、第3実施例が中間ローラ8の表面に
おける水に対する濡れ角を20度以上としたことに対し、
オレイン酸に対する濡れ角を20度以上としたものであ
る。
【0032】図7は、かすれが発生するようになったト
ナー、すなわち添加剤が多くなったトナーを現像剤と
し、さらにオレイン酸に対する濡れ角が違う中間ローラ
を試作して各中間ローラごとに試験印刷を行ったときの
結果を示すグラフである。この図7より、濡れ角が大き
い表面の中間ローラ8の方が、かすれの程度が良好とな
り、トナー中の添加剤がトナー粒子と共に感光体1の静
電潜像を現像するためかすれが発生しにくいことがわか
る。
【0033】図8はオレイン酸に対する濡れ角が小さい
(15度)中間ローラと大きい(50度)中間ローラにて6万枚
の経時試験印刷を行った結果を示すグラフである。この
図8より、濡れ角が小さい表面の中間ローラにはかすれ
が発生したのに対し、濡れ角が大きい表面の中間ローラ
にはかすれが発生しにくいことがわかる。
【0034】このように、現像ローラ5の表面のオレイ
ン酸に対する濡れ角を20度以上としたことにより、第2
実施例と同様の理由により、添加剤が中間ローラ8の表
面に残存することを防止できる。
【0035】ところで、添加剤濃度の増加を抑制するた
めには、現像器内に溜った添加剤を外部に排出する必要
があり、その排出方法としては、 a) 別途現像器に添加剤排出手段を設ける。
【0036】b) 現像プロセスにてトナーと共に添加
剤を感光体へと転移させ、クリーニング手段にて回収す
る。
【0037】という2通りの方法が考えられるが、現像
器の小型化、低コスト化の観点から後者が望ましい。
【0038】そこで第1,第3実施例では、図1に示す
現像ローラ5または図2に示す中間ローラ8の表面の水
に対する濡れ角を20度以上とし、現像ローラ5(中間ロ
ーラ8)の表面に水を付着しにくくしている。したがっ
て、水を介して添加剤が現像ローラ5(中間ローラ8)に
付着することが防止でき、添加剤は現像プロセスにした
がってトナーと共に感光体1へと転移し、図示しないク
リーニング手段にて回収されるため、現像器2内に溜る
ことはない。
【0039】また、添加剤については、トナー固着防止
のためのステアリン酸亜鉛と、トナーの流動性を向上さ
せるためのシリカ等との混合物からなるものを使用して
いる。ここで、ステアリン酸亜鉛は、通常トナー粒子よ
りも小さくかつトナーと逆極性に帯電しやすいため、現
像剤(トナーと添加剤とからなる)中の比率が所定の範囲
内にある場合には、トナーと共にある程度は現像プロセ
スにしたがって感光体1へと転移し、図示しないクリー
ニング手段にて回収される。ところが、記録枚数を重
ね、ステアリン酸亜鉛が現像器2内に溜ってくると、ス
テアリン酸亜鉛の粒子同士が固まって大きくなり、トナ
ーと逆極性に帯電している大粒のステアリン酸亜鉛にト
ナーが吸引され、本来感光体1へと転移すべきトナーが
転移しなくなる。このような状態になると、正常な現像
が阻害され、地肌汚れや画像かすれ等の不具合が発生す
る。
【0040】そこで第2,第4実施例では、現像ローラ
5(中間ローラ8)の表面のオレイン酸に対する濡れ角を
20度以上とし、現像ローラ5(中間ローラ8)の表面にス
テアリン酸亜鉛が付着しにくくしている。したがって、
ステアリン酸亜鉛は現像プロセスにしたがってトナーと
共に感光体1へと転移しやすくなり、クリーニング手段
にて回収され易くなるため、現像器2内に溜ることはな
い。
【0041】なお、ステアリン酸亜鉛は脂肪酸の金属塩
であり、かつ常温で固体であるため、第2,第4実施例
では同じ脂肪酸で、常温で液体であるオレイン酸を試薬
として代用している。
【0042】さらに、本実施例によれば、図1に示す現
像ローラ5または図2に示す中間ローラ8の表面がフッ
素系またはシリコン系の樹脂によってコーティングされ
ているが、上述した濡れ角の条件を満たすものであれ
ば、ゴム材をコーティング層として適用しても良く、ゴ
ム材にすることにより、感光体1との接触がソフトなも
のとなるため感光層の長寿命化が図れる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したとおりに構成された本発
明によれば、次に記載する効果を奏する。
【0044】請求項1〜4記載の構成によれば、静電潜
像にトナーを供給するトナー搬送手段におけるトナー担
持表面の水またはオレイン酸に対する濡れ角を規定して
いるので、長期にわたって良好な画像品質を保つことが
できるようになる。
【0045】請求項5記載の構成によれば、第2トナー
搬送手段の水に対する濡れ角を一定以上の値に規定して
いるので、経時でも安定した良好な画像が得られるよう
になる。
【0046】請求項6記載の構成によれば、第2トナー
搬送手段のオレイン酸に対する濡れ角を一定以上の値に
規定しているので、トナー中の添加剤と第2トナー搬送
手段の付着力を低下させることができるようになり、経
時でも安定した画像が得られるようになる。
【0047】請求項7,8記載の構成によれば、静電潜
像担持体に直接トナーを供給するトナー搬送手段の表面
の水またはオレイン酸に対する濡れ角を一定以上の値に
規定することが可能となる。
【0048】請求項9記載の構成によれば、感光体との
接触がソフトなものとなるため感光層の長寿命化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真記録装置にかかる現像システムを示す
概略図である。
【図2】電子写真記録装置にかかる二段現像システムを
示す概略図である。
【図3】図2に示す二段現像システムに対して耐久試験
を行った結果を示すグラフである。
【図4】図2に示す二段現像システムを使用しての記録
枚数とそのときのトナーの凝集度との関係を示すグラフ
である。
【図5】図2に示す現像システムを使用しての記録枚数
とそのときの記録状態との関係を示すグラフである。
【図6】濡れ角の測定方法を示す説明図である。
【図7】かすれが発生するようになったトナー、すなわ
ち添加剤が多くなったトナーを現像剤とし、さらにオレ
イン酸に対する濡れ角が違う中間ローラを試作して各中
間ローラごとに試験印刷を行ったときの結果を示すグラ
フである。
【図8】オレイン酸に対する濡れ角が小さい中間ローラ
と大きい中間ローラにて6万枚の経時試験印刷を行った
結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1…感光体、 2…現像器、 3…アジテータ、 4…
補給ローラ、 5…現像ローラ、 6…薄層化ブレー
ド、 7…本体ケース、 8…中間ローラ、 9…帯電
ローラ、 10…転写ローラ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像を担持する静電潜像担持
    体に一成分系トナーを供給する現像器を有する電子写真
    記録装置において、前記現像器に設けられて前記静電潜
    像担持体にトナーを直接供給するトナー搬送手段におけ
    るトナー担持表面の水に対する濡れ角を20度以上とした
    ことを特徴とする電子写真記録装置。
  2. 【請求項2】 表面に静電潜像を担持する静電潜像担持
    体に一成分系トナーを供給する現像器を有する電子写真
    記録装置において、前記現像器に設けられて前記静電潜
    像担持体にトナーを直接供給するトナー搬送手段におけ
    るトナー担持表面のオレイン酸に対する濡れ角を20度以
    上としたことを特徴とする電子写真記録装置。
  3. 【請求項3】 表面に静電潜像を担持する静電潜像担持
    体に一成分系トナーを供給する現像器を有する電子写真
    記録装置において、前記現像器に設けられて前記静電潜
    像担持体にトナーを直接供給するトナー搬送手段におけ
    るトナー担持表面にコーティング層を形成し、さらにこ
    のコーティング層表面の水に対する濡れ角を20度以上と
    したことを特徴とする電子写真記録装置。
  4. 【請求項4】 表面に静電潜像を担持する静電潜像担持
    体に一成分系トナーを供給する現像器を有する電子写真
    記録装置において、前記現像器に設けられて前記静電潜
    像担持体にトナーを直接供給するトナー搬送手段におけ
    るトナー担持表面にコーティング層を形成し、さらにこ
    のコーティング層表面のオレイン酸に対する濡れ角を20
    度以上としたことを特徴とする電子写真記録装置。
  5. 【請求項5】 表面に一成分系の新規トナーを担持する
    第1トナー搬送手段と、この第1トナー搬送手段が担持
    するトナー量を規制するトナー規制手段と、トナー量の
    規制後の前記第1トナー搬送手段が担持するトナーを受
    けて静電潜像担持体の静電潜像にトナーを付着させる第
    2トナー搬送手段とを備えた現像器を有する電子写真記
    録装置において、前記第2トナー搬送手段のトナー担持
    表面にコーティング層を形成し、さらにこのコーティン
    グ層表面の水に対する濡れ角を20度以上としたことを特
    徴とする電子写真記録装置。
  6. 【請求項6】 表面に一成分系の新規トナーを担持する
    第1トナー搬送手段と、この第1トナー搬送手段が担持
    するトナー量を規制するトナー規制手段と、トナー量の
    規制後の前記第1トナー搬送手段が担持するトナーを受
    けて静電潜像担持体の静電潜像にトナーを付着させる第
    2トナー搬送手段とを備えた現像器を有する電子写真記
    録装置において、前記第2トナー搬送手段のトナー担持
    表面にコーティング層を形成し、さらにこのコーティン
    グ層表面のオレイン酸に対する濡れ角を20度以上とした
    ことを特徴とする電子写真記録装置。
  7. 【請求項7】 フッ素系樹脂でコーティング層を形成し
    たことを特徴とする請求項3,4,5または6記載の電
    子写真記録装置。
  8. 【請求項8】 シリコン系樹脂でコーティング層を形成
    したことを特徴とする請求項3,4,5または6記載の
    電子写真記録装置。
  9. 【請求項9】 ゴム材でコーティング層を形成したこと
    を特徴とする請求項3,4,5または6記載の電子写真
    記録装置。
JP7085591A 1994-05-24 1995-04-11 電子写真記録装置 Pending JPH0844192A (ja)

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