JPH0839661A - 折り曲げ罫線入りプラスチツクシートおよびその製造方法ならびに折り曲げ罫線刃 - Google Patents

折り曲げ罫線入りプラスチツクシートおよびその製造方法ならびに折り曲げ罫線刃

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JPH0839661A
JPH0839661A JP17452794A JP17452794A JPH0839661A JP H0839661 A JPH0839661 A JP H0839661A JP 17452794 A JP17452794 A JP 17452794A JP 17452794 A JP17452794 A JP 17452794A JP H0839661 A JPH0839661 A JP H0839661A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 折り曲げ罫線入りプラスチツクシートにおい
て、前記折り曲げ罫線2は長さ方向に多数の深溝部3と
延伸部4とを交互に設けたことを特徴とする折り曲げ罫
線入りプラスチツクシートである。 【効果】 特に延伸部4の効果により、本発明の折り曲
げ罫線入りシートは折り曲げ罫線2全体の平均肉厚を薄
くしても罫線部からの破れや破損のない折り曲げ性良好
な罫線が得られ、細くてシャープな折り曲げ部が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折り曲げ罫線入りプラ
スチツクシートおよびその製造方法ならびに折り曲げ罫
線刃に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチツク製の組み立てケースの素材
となる折り曲げ罫線入りプラスチツクシートは、平坦な
プラスチツクシートの曲げ部分に溝状の折り曲げ罫線を
設けて、この部分から曲げやすくしている。従来の折り
曲げ罫線2は、図11に斜視図を示すように、1本の溝
部261、2本の溝部262,263あるいは長手方向
に深溝部264、浅溝部265と2段の深さとした溝部
として曲げ時の応力を少なくする構造のもの、あるいは
加熱した罫線刃を使用したり、高周波でプラスチツクシ
ートの曲げ部分を加熱しながら押圧して折り曲げ罫線を
設ける方法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の1本、
2本あるいは2段の深さとしたいずれの溝部もこれら溝
部の形状に対応する刃先形状を有する罫線刃でシート全
体を強く押圧して溝部を薄くしているため罫線部分のプ
ラスチツク内の分子は強い押圧により圧縮されて、その
部分の物性強度が下がってしまい、あまり深く罫線を入
れられなかったり、深く入れた割りには柔らかく曲げら
れない欠点がある。
【0004】さらに高圧で全体に押圧して加工するため
に多数の折り曲げ罫線や輪郭の打ち抜き加工を同時に行
う場合大きな押圧力を必要とするとともに、折り曲げ罫
線間のプラスチツクシートが反ってしまうという問題が
あり、特にその後の工程で折り曲げて貼り加工等をする
場合1枚1枚うまく送付等ができず自動化が計れない欠
点がある。
【0005】また、後者の加熱した罫線刃や、高周波を
使用する方法では、高速で加工するのが難かしかったり
熱管理の面からも平均的に加熱できず、ケース全体の罫
線深さを均一にすることが困難であり、シート材質によ
っては物性が加熱により悪化する場合もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために考え出された全く新しい構造のもので、
折り曲げ罫線入りプラスチツクシートにおいて、前記折
り曲げ罫線は長さ方向に多数の深溝部と延伸部とを交互
に設けたことを特徴とする折り曲げ罫線入りプラスチツ
クシートであり、特に延伸部の効果により、本発明の折
り曲げ罫線入りシートは罫線部の全体の平均肉厚を薄く
しても罫線部からの破れや破損のない折り曲げ性良好な
罫線が得られる。
【0007】また、深溝部の長さはシート肉厚の0.3
倍〜3.0倍であり、深溝部の深さはシート肉厚の0.
5倍〜1.0倍であり、深溝部の開口幅はシート肉厚の
0.3倍〜3.0倍であり、延伸部の長さはシート肉厚
の0.3倍〜3.0倍であり、延伸部の厚さはシート肉
厚より薄くなっていることにより、折り曲げ易さと破れ
や破損の生じ難さとのバランスのとれた折り曲げ罫線入
りプラスチツクシートが得られる。
【0008】また、延伸部の形状が鞍形状の上面部を持
つことにより、プラスチツクシートを折り曲げ罫線から
折り曲げた時に、各延伸部は角が丸まった状態で折れ曲
がるので被服の繊維に引っ掛かるおそれがない。
【0009】そして、刃先が長さ方向に凹凸形状を有す
る折り曲げ罫線刃をプラスチツクシートに押し付けて刃
先の凸部を食い込ませて押し広げながら深溝部を形成す
るとともに、前記押し広げにより刃先の凸部の間のプラ
スチツクシート部分を幅方向に延伸して、深溝部の間に
延伸部を形成することを特徴とする折り曲げ罫線入りプ
ラスチツクシートの製造方法により、深溝部および延伸
部を有する折り曲げ罫線が極めて容易に形成できる。
【0010】さらに、刃先が長さ方向に凹凸形状を有
し、刃先の凸部の長さが、シート肉厚の0.3〜3.0
倍、刃先の凹部の長さが、シート肉厚の0.3〜3.0
倍であり、刃先の凸部の食い込み高さがシート肉厚の
0.5倍以上でかつ、絶対高さが前記食い込み高さより
大きく、刃先の凸部の食い込み最大幅がシート厚みの
0.3〜3.0倍である折り曲げ罫線刃は、優れた折り
曲げ罫線入りプラスチツクシートを製造するのに適して
いる。
【0011】以下図面により詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の折り曲げ罫線入りプラスチ
ツクシートの一例を示す斜視図、図2は図1のII−II線
断面図、図3は図1のIII −III 線断面図、図4は本発
明の折り曲げ罫線入りプラスチツクシートの製造方法お
よび折り曲げ罫線刃を説明する正面断面図、図5は図4
のV −V 断面図、図6〜図9は本発明の折り曲げ罫線刃
の他の例を示す側面断面図、図10は本発明の折り曲げ
罫線入りプラスチツクシートからなる筒状体の一例を示
す斜視図、図11は従来の折り曲げ罫線入りプラスチツ
クシートの一例を示す斜視図である。
【0013】本発明の折り曲げ罫線入りプラスチツクシ
ートは、図1〜図3に示すように折り曲げ罫線入りプラ
スチツクシート1において、前記折り曲げ罫線2は長さ
方向に多数の深溝部3と延伸部4とを交互に設けたこと
を特徴とする折り曲げ罫線入りプラスチツクシートであ
る。
【0014】本発明においてプラスチツクシート1は肉
厚0.1〜3.0mm程度のもので、材質は、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレン等
々の単体や紙との複合材及びプラスチツクと他プラスチ
ツクの複合材等からなる半硬質、硬質シートが使用でき
る。さらに不織布等も加工でき、要するに延伸可能であ
ればよい。
【0015】折り曲げ罫線2を形成する深溝部3と延伸
部4とは交互に形成され、深溝部3は折り曲げ罫線2を
柔らかくする作用があり、その長さL3を大きくすれば
折り曲げ易くなる。延伸部4は前後を深溝部3により挾
まれていて折り曲げ罫線2の強度を保持する作用があ
る。
【0016】また、図2、図3に示すように溝部3の長
さL3はシート肉厚Tの0.3倍〜3.0倍であり、深
溝部3の深さD3はシート肉厚Tの0.5倍〜1.0倍
であり、深溝部3の開口幅W3はシート肉厚Tの0.3
倍〜3.0倍であり、延伸部4の長さL4はシート肉厚
Tの0.3倍〜3.0倍であり、延伸部4の厚さT4は
シート肉厚Tより薄くなっていることにより、折り曲げ
易さと破れや破損の生じ難さのバランスがさらに向上す
る。
【0017】また、図1、図2に示すように延伸部4の
形状が鞍形状の上面部41を持つことにより、この上面
部41が折り曲げ外側にくるようにプラスチツクシート
1を折り曲げ罫線2から折り曲げた時に、各延伸部4は
上面部41の前後の角42が丸まった状態で折れ曲がる
ので被服の繊維等に引っ掛かるおそれがないとともに、
折り曲げの位置が鞍形状の中央の最薄部43の細い範囲
に安定するので折り曲げ線が目立たないという作用があ
る。
【0018】図4〜図5に示すように本発明の折り曲げ
罫線入りプラスチツクシートを加工するためには、刃先
が長さ方向に凹凸形状を有する折り曲げ罫線刃5をプラ
スチツクシート1に押し付けて刃先の凸部53を食い込
ませて押し広げながら深溝部3を形成するとともに、前
記押し広げにより刃先の凸部53の間のプラスチツクシ
ート部分14を幅方向に延伸して、深溝部3の間に延伸
部4を形成することを特徴とする折り曲げ罫線入りプラ
スチツクシートの製造方法により、深溝部3および延伸
部4を有する折り曲げ罫線2が極めて容易に形成でき
る。
【0019】プラスチツクシート1の下には鉄板等から
なる受け台6を設置し、該プラスチツクシート1の上方
から、刃先が長さ方向に凹凸形状を有する折り曲げ罫線
刃5を押し付けることにより、折り曲げ罫線2が得られ
る。
【0020】刃先の凸部53の食い込み最大幅W53お
よび刃先の凸部53の食い込み高さH53が大きくなる
と深溝部3の上面部の開口幅W3が大きくなり、延伸部
4が大きく引き伸ばされ、図2におけるその厚さT4は
小さくなる。
【0021】刃先の凸部53の食い込み最大幅W53が
あまりに小さすぎて延伸部4が引き伸ばされずその厚さ
T4が小さくならないと、折り曲げにくい。一方、あま
りに大きくすると押圧加工時必要以上の圧力がシートに
加わり、罫線部が硬くなったり、延伸部4の延伸率が上
がりすぎて上面部41にひび割れが発生する場合があ
る。
【0022】引き伸ばされた延伸部4の上面部41の形
状は鞍形状とすることができる。これは、刃先の凸部5
3の食い込みによる押し広げにより刃先の凸部53の間
のプラスチツクシート部分14は、幅方向に延伸される
だけでは無く、中央付近では凸部先端により前後方向に
も肉が引き摺られるためで、一般的にプラスチツクは延
伸すると肉厚は薄くなり、より折り曲げ易くなり、延伸
により引張強度が向上して折り曲げ罫線2が破れにくく
なる。
【0023】さらに罫線刃5は、刃先の凸部53が深溝
部3を押圧するだけで、刃先の凹部54は延伸部4には
ふれずに折り曲げ罫線2を形成できるから、折り曲げ罫
線2は部分的にしか押圧されることがないので、小さな
押圧力で加工できるとともに、折り曲げ罫線2間のプラ
スチツクシート1が押圧応力によって反るようなことが
ない。
【0024】プラスチツクシート1の厚い部分は刃先の
凸部53が深くはいるとともに押し広げ効果も大きく延
伸部4の肉厚が小さくなって折り曲げやすくなる傾向が
あるので、プラスチツクシート1の厚さにむらがあって
も罫線の曲げ易さが比較的安定する構造である。
【0025】刃先が長さ方向に凹凸形状を有し、刃先の
凸部53の長さL53が、シート肉厚Tの0.3〜3.
0倍、刃先の凹部54の長さL54が、シート肉厚Tの
0.3〜3.0倍であり、刃先の凸部53の食い込み高
さH53がシート肉厚Tの0.5倍以上でかつ、絶対高
さH530が食い込み高さH53よりも大きく、刃先の
凸部53の食い込み最大幅W53がシート厚みTの0.
3〜3.0倍である折り曲げ罫線刃5は、優れた折り曲
げ罫線入りプラスチツクシートを製造するのに適してい
る。
【0026】刃先の凸部53の食い込み高さH53がシ
ート肉厚Tの0.5倍以上であれば、折り曲げ易いとと
もに、押し広げにより延伸部4を形成することができ
る。また、刃先の凸部53の絶対高さH530が食い込
み高さH53よりも大きいので、食い込み高さH53ま
で押圧した場合も、刃先の凹部54の底面541が触れ
ることなく単に押し広げにより延伸部4を形成すること
ができるので、延伸部4には刃先による押圧力が加わら
ないようにできる。この場合、食い込み高さH53を大
きく取って、刃先の凸部53をシート肉厚T全体にわた
って食い込ませて開孔することもでき、一方、密封性を
要求する場合は図4〜図5のように残肉部13を残す方
法もある。
【0027】刃先の凹部54の長さL54が、シート肉
厚Tの3.0倍より大きくしていくと刃先の凸部53に
よる押し広げ効果が延伸部の中央内部まで発揮できず、
延伸されないでシート肉厚Tより薄くならない部分が生
まれる。一方、0.3倍以下だと押し広げによる延伸度
合いが高く、延伸部4の上面にひび割れが発生する場合
もある。
【0028】刃先の凸部53の食い込み最大幅W53が
シート厚みTの0.3〜3.0倍であるのが望ましく、
0.3倍以下だと押し広げの程度が小さくて延伸部4が
あまり薄くならず、3.0倍を越えると延伸部4の上面
にひび割れが生ずるおそれがある。
【0029】尚、罫線刃5の刃先の凸部53の横断面の
形状は図5に示すもののほか、図6〜図9に示すような
先端の形状でもよい。
【0030】
【実施例】プラスチツクシート1としては厚さ0.25
mmの非晶性のポリエチレンテレフタレートを使用、罫
線刃5としては図4、図5に示す刃先の凸部53の長さ
L53および刃先の凹部54の長さL54が共に0.2
5mm、刃先形状としては刃先角度Dが約75°のV形
であり刃先の凸部53の絶対高さH530が0.3mm
であって、食い込み高さH53が0.24mmのとき刃
先の凸部53の食い込み最大幅W53が約0.19mm
となるものを使用した。
【0031】上記罫線刃5を用いて、鉄板6上にプラス
チツクシート1を置き、その上方から罫線刃5を刃先の
凸部53を食い込ませて押し広げながら食い込み高さH
53が0.24mmの部分まで押圧して、図2に示すよ
うに深溝部3の深さD3が0.24mm、深溝部3の開
口幅W3は0.19mmの折り曲げ罫線2を形成したと
ころ、延伸部4はその上面部41は鞍形状となり延伸部
4の中央部43の厚さT4は0.21mmとなった。
【0032】こうして得られた折り曲げ罫線入りプラス
チツクシートは、折り曲げ罫線2から180度折り畳ん
でみると容易に折り曲げることができるとともに、この
状態から360度反対側に折り畳むという折り返しテス
トを20回繰り返し行なっても折り曲げ罫線2からの破
損もなく、折り曲げ易さと強度のバランスに優れたもの
であった。
【0033】折り曲げ易さを実用的に評価するため、た
とえば図10に示すように、プラスチツクシート1に折
り曲げ罫線2を形成するとともに所定の輪郭に打ち抜い
たブランクシートの両端を、糊代110によって接着し
て平たく押し潰し、高さAが100mm、幅Bが50m
m、厚さCが20mmの筒状体10を造り、自動製函機
((株)オーエム製作所 VCV型)を用いて、潰した
筒状体10を引き起こすとともにサイドフラツプ111
および蓋フラツプ112を折り曲げて閉止し箱体を組み
立てるという製函テストを行った結果、毎分60個の製
函が可能であった。なお罫線を入れた側を筒状体10の
内側としてもあるいは外側としても同様の結果が出た。
【0034】
【発明の効果】本発明は、折り曲げ罫線入りプラスチツ
クシートにおいて、前記折り曲げ罫線は長さ方向に多数
の深溝部と延伸部とを交互に設けたことを特徴とする折
り曲げ罫線入りプラスチツクシートであり、特に延伸部
の効果により、本発明の折り曲げ罫線入りシートは罫線
部の全体の平均肉厚を薄くしても罫線部からの破れや破
損のない折り曲げ性良好な罫線が得られ、細くてシャー
プな折り曲げ部が得られる。
【0035】また、深溝部の長さはシート肉厚の0.3
倍〜3.0倍であり、深溝部の深さはシート肉厚の0.
5倍〜1.0倍であり、深溝部の開口幅はシート肉厚の
0.3倍〜3.0倍であり、延伸部の長さはシート肉厚
の0.3倍〜3.0倍であり、延伸部の厚さはシート肉
厚より薄くなっていることにより、折り曲げ易さと破れ
や破損の生じ難さとのバランスのとれた折り曲げ罫線入
りプラスチツクシートが得られる。
【0036】また、延伸部の形状が鞍形状の上面部を持
つことにより、プラスチツクシートを折り曲げ罫線から
折り曲げた時に、各延伸部は角が丸まった状態で折れ曲
がるので被服の繊維に引っ掛かるおそれがなく、手触り
も良好である。
【0037】そして、刃先が長さ方向に凹凸形状を有す
る折り曲げ罫線刃をプラスチツクシートに押し付けて刃
先の凸部を食い込ませて押し広げながら深溝部を形成す
るとともに、前記押し広げにより刃先の凸部の間のプラ
スチツクシート部分を幅方向に延伸して、深溝部の間に
延伸部を形成することを特徴とする折り曲げ罫線入りプ
ラスチツクシートの製造方法により、深溝部および延伸
部を有する折り曲げ罫線が極めて容易に形成でき、また
折り曲げ易さや強度の調整が容易で、加工時に強い押圧
力を必要としないため、多数の罫線刃を一度に使用した
り罫線刃と輪郭打抜刃とを一つの押圧型に取り付けて大
量に加工でき、罫線刃の高さが同一寸法で加工出来るた
め従来刃の様に別々の高さ調整を必要としないため大幅
な調整作業の合理化が計れ、罫線刃の精度も低くてもよ
い。
【0038】さらに、刃先が長さ方向に凹凸形状を有
し、刃先の凸部の長さが、シート肉厚の0.3〜3.0
倍、刃先の凹部の長さが、シート肉厚の0.3〜3.0
倍であり、刃先の凸部の食い込み高さがシート肉厚の
0.5倍以上であり、刃先の凸部の食い込み最大幅がシ
ート厚みの0.3〜3.0倍である折り曲げ罫線刃は、
優れた折り曲げ罫線入りプラスチツクシートを製造する
のに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り曲げ罫線入りプラスチツクシート
の一例を示す斜視図
【図2】図1のII−II線断面図
【図3】図1のIII −III 線断面図
【図4】本発明の折り曲げ罫線入りプラスチツクシート
の製造方法および折り曲げ罫線刃を説明する正面断面図
【図5】図4のV −V 断面図
【図6】本発明の折り曲げ罫線刃の他の例を示す側面断
面図
【図7】本発明の折り曲げ罫線刃の他の例を示す側面断
面図
【図8】本発明の折り曲げ罫線刃の他の例を示す側面断
面図
【図9】本発明の折り曲げ罫線刃の他の例を示す側面断
面図
【図10】本発明の折り曲げ罫線入りプラスチツクシー
トからなる筒状体の一例を示す斜視図
【図11】従来の折り曲げ罫線入りプラスチツクシート
の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1 プラスチツクシート 2 折り曲げ罫線 3 深溝部 L3 深溝部の長さ D3 深溝部の深さ W3 深溝部の開口部 4 延伸部 41 上面部 L4 延伸部の長さ 5 罫線刃 53 刃先の凸部 L53 刃先の凸部の長さ H53 刃先の凸部の食い込み高さ H530 刃先の凸部の絶対高さ W53 刃先の凸部の食い込み最大幅 54 刃先の凹部 L54 刃先の凹部の長さ T シート肉厚 T4 延伸部の厚さ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げ罫線入りプラスチツクシートに
    おいて、前記折り曲げ罫線は長さ方向に多数の深溝部と
    延伸部とを交互に設けたことを特徴とする折り曲げ罫線
    入りプラスチツクシート。
  2. 【請求項2】 深溝部の長さはシート肉厚の0.3倍〜
    3.0倍であり、深溝部の深さはシート肉厚の0.5倍
    〜1.0倍であり、深溝部の開口幅はシート肉厚の0.
    3倍〜3.0倍であり、延伸部の長さはシート肉厚の
    0.3倍〜3.0倍であり、延伸部の厚さはシート肉厚
    より薄くなっていることを特徴とする請求項1に記載の
    折り曲げ罫線入りプラスチツクシート。
  3. 【請求項3】 延伸部の形状が鞍形状の上面部を持つこ
    とを特徴とする請求項1に記載の折り曲げ罫線入りプラ
    スチツクシート。
  4. 【請求項4】 刃先が長さ方向に凹凸形状を有する折り
    曲げ罫線刃をプラスチツクシートに押し付けて刃先の凸
    部を食い込ませて押し広げながら深溝部を形成するとと
    もに、前記押し広げにより刃先の凸部の間のプラスチツ
    クシート部分を幅方向に延伸して、深溝部の間に延伸部
    を形成することを特徴とする折り曲げ罫線入りプラスチ
    ツクシートの製造方法。
  5. 【請求項5】 刃先が長さ方向に凹凸形状を有し、刃先
    の凸部の長さが、シート肉厚の0.3〜3.0倍、刃先
    の凹部の長さが、シート肉厚の0.3〜3.0倍であ
    り、刃先の凸部の食い込み高さがシート肉厚の0.5倍
    以上でかつ、絶対高さが前記食い込み高さより大きく、
    刃先の凸部の食い込み最大幅がシート厚みの0.3〜
    3.0倍である折り曲げ罫線刃。
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