JPH0839163A - プレス成形装置 - Google Patents
プレス成形装置Info
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- JPH0839163A JPH0839163A JP17873694A JP17873694A JPH0839163A JP H0839163 A JPH0839163 A JP H0839163A JP 17873694 A JP17873694 A JP 17873694A JP 17873694 A JP17873694 A JP 17873694A JP H0839163 A JPH0839163 A JP H0839163A
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Abstract
袋状ワークを作業対象とし、上記袋状ワークの上部壁板
における中心からずれた箇所に、1工程で穴抜きとバー
リングとを行ない得るプレス成形装置を提供することに
ある。 【構成】 本発明では、開口Foを下方に向けた姿勢で
袋状ワークとしてのフューエルタンクFを支持するため
のワークホルダ30を固定型2に設けるとともに、上記
ワークホルダ30にフューエルタンクFにおける開口縁
部Feとの干渉を防止するための凹部31を形成してい
る。
Description
た開口が絞られて成る袋状ワークを作業対象とし、上記
袋状ワークの上部壁板における中心からずれた箇所に穴
抜きとバーリングとを行なうためのプレス成形装置に関
するものである。
ーク、例えば自動二輪車のフューエルタンクには、その
上部壁板に穴抜きとバーリングとを行なうことによって
インレット(燃料注入口)が設けられている。
ューエルタンクの上部壁板における左右(幅)方向の中
心にインレットを形成するためのもので、固定型Sの取
付けプレートSpにはダイDが固設されているととも
に、スプリングSs,Ssを介してワーク押えShが上
下動自在に設けられている一方、可動型Mの取付けプレ
ートMpにはパンチPが固設され、かつスプリングM
s,Msを介してワーク押えMhが上下動自在に設けら
れている。
のフューエルタンクWを、図12中の実線で示すように
開口Woを上に向けた姿勢でプレス成形装置Aにセット
し、上記フューエルタンクWの開口Woを介して上方か
らパンチPを下降させることにより、1工程すなわち固
定型Sに対する可動型Mの1回の下降動作に伴い、上記
フューエルタンクWの上部壁板Wpに孔抜きとバーリン
グとが行なわれる。
におけるフューエルタンクは、車種毎の車体デザインに
基づいて形状が相違するものであり、図13および図1
4に示したフューエルタンクW′は、下方の開口Wo′
を絞ることによって袋状に形成されており、さらにイン
レットIが上部壁板Wp′における左右(幅)方向の中
心からずれた位置に設けられている。
したプレス成形装置Aにセットした場合、下方の開口W
o′が絞られていることととインレットIが上部壁板W
p′の中心からずれていることに起因して、図12に鎖
線で示すようにフューエルタンクW′における開口W
o′の周辺部分が、可動型Mにおけるワーク押えMhや
パンチPと干渉して上記可動型Mの動作を邪魔するた
め、上記フューエルタンクW′のインレットIを形成す
ることができない。
うに、袋状ワークの上部壁板における中心からずれた箇
所に穴抜きとバーリングとを施す場合には、それぞれ専
用の金型を用いて穴抜きとバーリングとを2工程に分け
て実施しなければならず、これによって工数および型コ
ストの不用意な増大を招く不都合があった。
絞られて成る袋状ワークを作業対象とし、上記袋状ワー
クの上部壁板における中心からずれた箇所に、1工程で
穴抜きとバーリングとを行なうことの可能なプレス成形
装置を提供することを目的としている。
を下方に向けた姿勢で袋状ワークを支持するワークホル
ダを固定型に設けるとともに、上記ワークホルダに袋状
ワークにおける開口縁部との干渉を防止するための凹部
を形成している。
方に向けた姿勢で装置にセットされるために、袋状ワー
クにおける開口の周辺部分が可動型の動作範囲と干渉す
ることがない。
詳細に説明する。図1ないし図3は、下方に向けて解放
された開口が絞られて成る袋状ワークとして自動二輪車
におけるフューエルタンクを作業対象とし、上記フュー
エルタンクの上部壁板における中心からずれた箇所に穴
抜きとバーリングとを行なうためのプレス成形装置に本
発明を適用した例を示している。
は、図13および図14に示したフューエルタンクW′
と外観形状および断面形状ともに基本的に同一であり、
下方の開口Foを絞ることによって袋状に形成されてい
るとともに、上部壁板Fpにおける左右(幅)方向の中
心からずれた位置にインレットが設けられる。
装置1は固定型2と可動型3とを具備し、上記固定型2
は取付けプレート2Hに支持されたダイ10を有する一
方、上記可動型3は取付けプレート3Hに支持されたパ
ンチ20を有している。また、固定型2の取付けプレー
ト2Hにガイドベース2Bを介して設けられたガイド2
Gおよびガイドピン2Pと、可動型3の取付けプレート
3Hにガイドベース3Bを介して設けられたガイド3G
とにより、上記可動型3は固定型2に対して開閉自在、
すなわち固定型2に対して上下移動自在に組み付けられ
ている。なお、図1ないし図3は固定型2と可動型3と
が閉じた状態を示しており、また図1および図3中の符
号4は、ガイド2G,3G間に介装されたスペーサを示
している。
の取付けプレート2Hには、ワークホルダ30がボルト
止めされており、このワークホルダ30の上部にダイ1
0が設けられている。一方、可動型3の取付けプレート
3Hには、取付けピース3Cによってパンチ20が固設
されており、さらに上記取付けプレート3Hにはワーク
押え40が取付けられている。
す如く大径のバーリングパンチ21と、上記バーリング
パンチ21の先端に設けられた小径のピアスパンチ22
とを有しており、上記ピアスパンチ22はバーリングパ
ンチ21と同心状に形成されているとともに、その先端
周縁には穴抜き切刃22aが設けられている。
図1および図3に示す如く取付けプレート3Hにボルト
止めされたガイドブッシュ41を介して上下動自在に支
承されているとともに、取付けプレート3Hとの間に介
装された圧縮スプリング42によって下方へ付勢されて
いる。
固定型2におけるダイ10は、バーリングダイ50とピ
アスダイ60とを具備しており、上記バーリングダイ5
0はワークホルダ30の上部に固定されている。図5に
示すように、バーリングダイ50には上面51に臨む態
様で、上記パンチ20におけるバーリングパンチ21の
挿入される開口52が形成されており、さらに上記開口
52の下方域には、該開口52よりも大径のガイド孔5
3が上下方向に延設されている。なお、上記バーリング
ダイ50の上面51は、フューエルタンクFにおける上
部壁板Fpの内面に倣った曲面に形成されている。
略円筒形状を呈しており、頂部61には穴抜き切刃61
aが形成されているとともに、周囲にはフランジ62が
形成されている。また上記ピアスダイ60は、図1およ
び図2に示すようにバーリングダイ50の開口52およ
びガイド孔53に収容され、上下方向に沿って自在に移
動し得るよう設置されているとともに、フランジ62と
ワークホルダ30との間に介装された圧縮スプリング6
5によって上方へ向け付勢されている。
ホルダ30は、上記ダイ10に対してフューエルタンク
Fを所定の姿勢に保持するものであり、具体的には上記
フューエルタンクFの開口Foから内部に挿入され、上
記開口Foを下方に向けた姿勢で上記フューエルタンク
Fを支持するための部材である。
は、フューエルタンクFの開口縁部Feとの干渉を防止
するための凹部31が形成されており、上記凹部31に
はフューエルタンクFの開口縁部Feに形成されたフラ
ンジFfと当接する位置決め部32が設けられている。
フューエルタンクFの開口縁部Feに形成されたフラン
ジFfと当接する位置決め部33が設けられており、さ
らに上記ワークホルダ30には、図2に示す如く位置決
めブロック34がステー35を介して取り付けられてい
る。
タンクを、ダイ10とワークホルダ30とを覆うように
して上記ダイ10に載せるとともに、上記位置決め部3
2,33、および位置決めブロック34と係合させるこ
とによって、フューエルタンクの上部壁板においてイン
レットを形成するべく穴抜きとバーリングの施される所
定の部位が、上記ダイ10、詳しくはダイ10のバーリ
ングダイ50における開口52に臨む態様で位置決めさ
れることとなる。
を下方に向けた姿勢で固定型2にセットされるので、フ
ューエルタンクにおける開口Foの周辺部分がダイ10
の上方域における可動型3の動作範囲と干渉することが
なく、もって固定型2に対する可動型3の動作が確実に
行なわれることとなる。
タンクを、上記固定型2にセットした状態では、図7に
示すように可動型3は固定型2に対して上方に離隔して
開いているとともに、固定型10におけるピアスダイ6
0は、圧縮スプリング65の付勢力に基づいて図示する
常態位置に占位している。
における上端面61A(図6参照)は、バーリングダイ
50における上面51と面一に位置しており、フューエ
ルタンクの上部壁板Fbは、バーリングダイ50の上面
51と共にピアスダイ60の上端面61Aによって支持
される。
トが完了したのち、可動型3を下降させることにより、
図8に示すようにワーク抑え40がフューエルタンクの
上部壁板Fbに当接するとともに、圧縮スプリング42
の付勢力により上部壁板Fbはワーク抑え40によって
押え付けられることとなる。
9に示す如くパンチ20におけるピアスパンチ22と、
ダイ10におけるピアスダイ60との協働作用に基づい
て、フューエルタンクの上部壁板Fbにおける所定箇所
に穴抜きが行なわれる。
うにパンチ20におけるバーリングパンチ21が、バー
リングダイ50の開口52(図5参照)に挿入されるこ
とにより、フューエルタンクの上部壁板Fbにバーリン
グが施される。このとき、バーリングダイ50に収容さ
れているピアスダイ60は、上記パンチ20の下降に伴
い、圧縮スプリング65の付勢力に抗してバーリングダ
イ50に没入する態様で下降することとなる。
形装置1によれば、固定型2に対する可動型3の下降動
作に伴って、フューエルタンクの上部壁板Fbに穴抜き
が行なわれたのちバーリングが施されることとなる。す
なわち、フューエルタンクの上部壁板Fbにおける中心
からずれた箇所に対して、固定型2に対する可動型3の
1回の下降動作によって、穴抜きとバーリングとを行な
うことができる。
穴抜きとバーリングとが完了したのち、固定型2に対し
て可動型3を上動させて型を開く。このとき、図11に
示す如くバーリングダイ50に収容されているピアスダ
イ60が、圧縮スプリング65の付勢力によって常態位
置へ上動されることで、上部壁板Fbにバーリングされ
たフランジの下端部がピアスダイ60により突き上げら
れてフューエルタンクFがダイ10から離隔することと
なるので、完成品としてのフューエルタンクFを固定型
2から容易に取り出すことができる。
ークとして自動二輪車におけるフューエルタンクを作業
対象とするプレス成形装置を例示したが、本発明に関わ
るプレス成形装置は上記フューエルタンクのみならず、
上部壁板における中心からずれた箇所に穴抜きとバーリ
ングとを行なう必要のある様々な袋状ワークを作業対象
とする、種々の産業分野におけるプレス成形装置として
も有効に適用し得るものであることは言うまでもない。
レス成形装置では、開口を下方に向けた姿勢で袋状ワー
クを支持するワークホルダを固定型に設けるとともに、
上記ワークホルダに袋状ワークにおける開口縁部との干
渉を防止するための凹部を形成したので、袋状ワークは
その開口を下方に向けた姿勢で装置にセットされるため
に、袋状ワークにおける開口の周辺部分が可動型の動作
範囲と干渉することがなく、もって本発明に関わるプレ
ス成形装置によれば、下方の開口が絞られて成る袋状ワ
ークの上部壁板における中心からずれた箇所に、1工程
で穴抜きとバーリングとを行なうことが可能となる。
図。
図。
て示す側面図。
成形装置におけるパンチを示す全体側面図および底面
図。
イを示す断面図。
示す要部破断側面図。
す要部断面図。
す要部断面図。
す要部断面図。
示す要部断面図。
示す要部断面図。
観を示す全体斜視図。
ンレットを含む垂直面で前後に切断した状態を示す断面
端面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 下方に向けて解放された開口を有す
るとともに上記開口が絞られて成る袋状ワークを作業対
象とし、固定型に設けられたダイと可動型に設けられた
パンチとによって、上記袋状ワークの上部壁板における
中心からずれた箇所に穴抜きとバーリングとを行なうプ
レス成形装置であって、 上記固定型に、上記開口から上記袋状ワークの内部に挿
入されて上記開口を下方に向けた姿勢で上記袋状ワーク
を支持するワークホルダを設けるとともに、上記ワーク
ホルダに上記袋状ワークにおける開口縁部との干渉を防
止するための凹部を形成して成ることを特徴とするプレ
ス成形装置。 - 【請求項2】 上記可動型における上記パンチは、
穴抜き切刃を有するピアスパンチと上記ピアスパンチを
先端に設けたバーリングパンチとを備えている一方、上
記固定型における上記ダイは、上記バーリングパンチを
受け入れるバーリングダイと、穴抜き切刃を有するとと
もに上記袋状ワークの上部壁板を支持しかつ上記バーリ
ングパンチに押圧されて没入する態様で上記バーリング
ダイに対して上下移動自在に設けられたピアスダイとを
備えていることを特徴とする請求項1記載のプレス成形
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17873694A JP3252611B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | プレス成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17873694A JP3252611B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | プレス成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839163A true JPH0839163A (ja) | 1996-02-13 |
JP3252611B2 JP3252611B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=16053693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17873694A Expired - Fee Related JP3252611B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | プレス成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252611B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102371308A (zh) * | 2010-08-16 | 2012-03-14 | 佛山市顺德区汉达精密电子科技有限公司 | 冲压模具一步抽牙结构 |
CN104308029A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-01-28 | 重庆建设摩托车股份有限公司 | 一种圆滑形摩托车油箱制造方法 |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17873694A patent/JP3252611B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102371308A (zh) * | 2010-08-16 | 2012-03-14 | 佛山市顺德区汉达精密电子科技有限公司 | 冲压模具一步抽牙结构 |
CN104308029A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-01-28 | 重庆建设摩托车股份有限公司 | 一种圆滑形摩托车油箱制造方法 |
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JP3252611B2 (ja) | 2002-02-04 |
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