JPH0834189B2 - 広がりを調整可能な低酸素領域を有するエピタキシアル半導体ウェーハ及びその製造方法 - Google Patents

広がりを調整可能な低酸素領域を有するエピタキシアル半導体ウェーハ及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単ウェーハ反応炉内で
単結晶基板ウェーハのエピタキシアル成長により形成し
た低酸素領域を有するエピタキシアル半導体ウェーハの
製造方法に関するものである。本発明は更にこの方法に
より製造した半導体ウェーハに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品の製造に使用され、棒状又は塊
状加工品を細かく鋸引きすることによって製造される特
にシリコンからなる半導体ウェーハ中には普通9×1017
原子/cm3 以下の酸素濃度が存在する。プロセス上制約
されて石英製加工品、例えばチョクラルスキー結晶引上
るつぼの使用によって半導体材料中に持ち込まれるこの
酸素含量は結晶格子中で格子欠陥としてその他の不純物
にとっての萌芽センタとなるので全く望ましいものであ
る。残留不純物の濃縮によるこの、「インターナルゲッ
タリング」として知られている清浄効果はしかし半導体
ウェーハの内部でのみ有益である。電子部品を集積する
シリコンウェーハの表面範囲ではこの酸素センタが著し
く障害となる。部品製造時に行われる例えばエピタキシ
ャル成長、ドーパント処理、酸化及びそれに伴うアニー
ル工程等のプロセス工程により酸素センタは不純物析出
の傾向があり、これにより結晶格子中に応力を引き起こ
し、この応力自身が部品群全体の故障を結果する。
【0003】それ故数μm厚の酸素空乏化表面領域(い
わゆるデヌーデッドゾーン[無欠陥層])を含有したウ
ェーハを使用するのが望ましい。デヌーデッドゾーンを
製造する方法は久しく知られている。炉内で不活性ガス
雰囲気の下(例えば1000℃〜1200℃の温度で)シリコン
ウェーハのアニーリングによって表面の酸素を外拡散さ
せることができる。1000℃の温度で5時間後、外拡散酸
素のみによって達成可能なデヌーデッドゾーンの層厚は
10μmを超える(ディー・フーバー(D. Huber)、ジェイ
・レフル(J. Reffle) 、固体技術(Solid State Tech
n.)、26(8) 号、1983年、1383頁)。
【0004】デヌーデッドゾーンの生成は有利には部品
製造の枠内で必要となる不純物添加エピタキシアル層の
析出前、析出中又は析出後に実施される。なぜなら両過
程は同様のプロセス温度を必要とし、相互に妨げ合うこ
とがないからである。生成するデヌーデッドゾーンの厚
さは実質的に許容拡散時間に合わせられる。エピタキシ
アル層の被着は一般に半導体材料の電気的性質中に明確
な遷移を生成するのに役立つ。通常、基板から表面近傍
のエピタキシアル層に移行する箇所で抵抗率分布の急上
昇が望ましい。それ故基板とエピタキシアル層とは通常
別様にドーピングしてある。
【0005】この技術水準により、デヌーデッド工程は
従来バッチ式エピタキシアル炉内で実施された。これは
収容能力が一般にウェーハ4〜50枚を超える反応炉であ
る。この反応炉は、エピタキシアル層を析出するのに必
要な時間に制約されて(この型の反応炉の成長率:毎分
1μm〜2μm)、従来要請された仕様―維持すべき低
酸素表面近傍層の厚さは少なくとも5μmでなければな
らない―を満たすデヌーデッドゾーンを生成するのに十
分な長さのサイクル時間を有する。しかしデヌーデッド
ゾーンの品質及び広がりに対する部品製造業者の期待が
高まった。これらの要求条件を満たすためバッチ炉内で
のウェーハ滞留時間が増大するのを甘受しなければなら
ず、これによりプロセスが益々不経済となる。
【0006】バッチ炉は更に幾つかの欠点を有してお
り、そうこうするうちにエピタキシアルプロセスにはい
わゆる単ウェーハ反応炉が優先的に利用されることとな
った。バッチ炉内でウェーハの加工時間が長いことの結
果、ドーパントが基板から拡散し、成長したエピタキシ
アル層中に一部取り込まれる。基板材料からエピタキシ
アル層に移行する箇所で所期の急峻な抵抗率分布は甘受
できない程度に弱まる(オートドーピング効果)。一連
の加工工程の過程で適切に持ち込まれたドーパントを比
較的容量の大きいかかる反応炉から殆ど完全には取り除
くことができず、後に望ましくないことにエピタキシア
ル層中に吸収されること(メモリー効果)によっても同
様の困難が生じる。直径が150 mm〜200 mm以上の大きな
ウェーハが益々加工されるようになったが、これがこう
した問題を一層先鋭化し、従来のバッチ炉の使用を益々
魅力ないものにする。
【0007】単ウェーハ反応炉は成長率が高く(5μm
/分以上)、従って比較的短時間で大きなウェーハのエ
ピタキシアル成長も可能とし、バッチ炉を使用した場合
に現れる前記問題も重要ではない。しかし単ウェーハ反
応炉を使用した場合欠点として反応炉内のウェーハ滞留
時間はデヌーデッドゾーンの所要の広がりを専らアニー
リングによって達成するには十分でない。デヌーデッド
ゾーンの広がりは付加的アニーリングによって希望する
程度に高めることができるのではあるが、しかしこれに
より特に酸素含量が高い場合プロセスの経済性が著しく
低下する。しかし低酸素基板ウェーハの利用は、かかる
材料の場合冒頭指摘したインターナルゲッタリングが十
分には現れないので排除されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、単ウェーハ反応炉内で広がりを調整可能なデヌーデ
ッドゾーンを有するエピタキシアルウェーハの経済的製
造を可能とする方法を示すことであった。更に、この方
法により製造したウェーハはデヌーデッドゾーンから表
面近傍のエピタキシアル層に移行する箇所で急峻な抵抗
分布を有していなければならなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、単ウェーハ
反応炉内で単結晶基板ウェーハのエピタキシアル成長に
より形成された低酸素層を有するエピタキシアル半導体
ウェーハの製造方法において、2つのエピタキシアル層
を基板ウェーハの一表面上に連続して堆積させるととも
に、前記第1のエピタキシアル層のドーピングは該第1
のエピタキシアル層の抵抗率が前記基板の抵抗率と同一
もしくは5〜20%の範囲をもって高くなるように選定
され、かつ前記低酸素層は前記基板に接する基板ウェー
ハ層およびその上に形成される前記2つのエピタキシア
ル層から構成されることを特徴とする製造方法、並びに
前記方法により製造される半導体ウェーハによって解決
される。
【0010】本発明方法により使用する単ウェーハ反応
炉は当業者にとって周知であり、例えば「固体技術」 1
1(6)号、1988年、24頁に記載してある。それは、作業工
程ごとに各1枚のウェーハを加工するだけであることを
特徴としている。プロセス室はバッチ炉で使用するもの
より相対的に小さくすることができ、例えば容量4であ
り、そのなかで基板ホルダに載置した1枚のウェーハが
加熱ランプにより、又は抵抗加熱器を介し加熱される。
プロセスガスを流過させると基板ウェーハ上にエピタキ
シアル層が析出する。
【0011】この種の反応炉は直径が150 mm〜200 mm以
上と大きいウェーハを加工するのに特に適しているが、
直径75mm〜150 mmの小さなウェーハもそのなかでエピタ
キシアル成長させることができる。達成可能な5μm/
分以上の成長率は比較的大きな―ウェーハ径に応じて―
100 μmまでの層厚の経済的生成を可能とするほど高い
ものである。
【0012】所要の抵抗に依存して例えばホウ素、アン
チモン、リン又はヒ素等のドーパントを含有することの
できるシリコン単結晶ウェーハが基板として主に使用さ
れる。結晶方位に制限はないが、しかし特に厚さ250 μ
m〜1000μm、(100) 、(111) 方位のウェーハが使用さ
れる。本発明によれば基板上に低酸素領域が、まず第一
に基板からの酸素の外拡散によってではなく、なかんず
く基板上に第一無酸素エピタキシアル層が析出すること
によって発生する。ウェーハ厚はプロセス条件に応じて
第一エピタキシアル層の析出によって1μm〜20μm、
しかし好ましくは5μm〜10μm高まる。生成したデヌ
ーデッドゾーンの広がりは第一エピタキシアル層の広が
りとエピタキシアル成長中に酸素の外拡散によって発生
する低酸素基板範囲の広がりとの和に一致する。従って
それは第一エピタキシアル層の層厚を選定することによ
り広い限界内で変更可能である。第一エピタキシアル層
のドーピングは有利には、基板及びエピタキシアル層が
同じ抵抗率又は5%〜20%、好ましくは5%〜10%の狭
い公差内で類似した抵抗率を有するよう選定される。基
板の抵抗率は普通0.005 Ωcm〜100 Ωcm、特に0.005 Ω
cm〜0.05Ωcmの値である。しかし本発明は基本的には基
板とは異なる抵抗率の第一エピタキシアル層の析出も可
能とする。
【0013】エピタキシアル層の被着前に望ましくは反
応室及び基板表面の予備洗浄が行われる。好ましくはこ
の予備洗浄は反応室を不活性ガス、例えば窒素で洗浄し
又ウェーハをエッチングガス、例えば塩化水素で表面処
理し、その後不活性ガスで新たに洗浄することにある。
しかしかかる予備洗浄は、特に半導体ウェーハの洗浄条
件が損なわれ得るとき、未装填反応炉だけに行うことも
できる。
【0014】シリコンエピタキシアル成長で利用される
プロセスガスは良く知られている。洗浄ガスとして好ま
しくは窒素、アルゴン又は水素が使用される。シリコン
を析出するガス、例えばテトラクロロシラン、トリクロ
ロシラン、ジクロロシラン又はシラン等用のキャリヤガ
スとして好ましくは水素が利用される。ドーパントはジ
ボラン、ホスフィン又はアルシン等の気状化合物の形で
ドーピングガスに添加される。塩化水素は好ましいエッ
チング・洗浄ガスである。
【0015】シリコンの析出は有利には900 ℃〜1250
℃、特に1100℃〜1200℃の温度で行われる。エッチング
過程の間温度は好ましくは900 ℃〜1300℃、特に1200℃
に設定される。エピタキシアル成長は通常大気圧の下で
実施されるが、しかし特別のプロセス変種では10トルま
での負圧でも析出が可能である。その後、ウェーハホル
ダを1rpm 〜50 rpm、特に25 rpmの回転速度で回転させ
るのが好ましいことが判明した。
【0016】同一又は類似の抵抗率を有する第一エピタ
キシアル層を本発明により析出させ、この層と基板の表
面近傍部分とを含むデヌーデッドゾーンを形成した後、
一般に第二エピタキシアル層の成長が行われる。この第
二層は通常その基板及び第一エピタキシアル析出層より
も抵抗率が高い。エピタキシアル成長時の析出率は通常
2μm/分〜6μm/分、好ましくは5μm/分であ
る。反応炉によるシリコン含有プロセスガス、例えばト
リクロロシランの処理量は毎分1g〜50g、特に20gで
ある。洗浄ガス、例えば窒素又は水素は一般に毎分1標
準l(SLM) 〜200 SLM が反応炉に通され、代表的には20
SLM〜80 SLMの流量である。エッチングガス、例えば塩
化水素の流量は1SLM 〜20 SLM、好ましくは20 SLMの値
である。
【0017】ドーピングガスに含まれたドーパント、例
えばジボランの量は10 ppm〜10000ppm、代表的には1000
ppmである。ドーピングガスの処理量はエピタキシアル
層中の希望するドーパント濃度に適合される。それは第
一析出層が1SLM 〜4SLM の範囲、好ましくは2SLM 、
第二層が毎分1標準立方センチメートル(SCCM)〜200SCC
M、好ましくは100 SCCMである。
【0018】本発明方法は広がりを調整可能なデヌーデ
ッドゾーンを有するエピタキシアル半導体ウェーハ、特
にシリコンウェーハの製造に利用される。本方法は直径
の大きい、例えば少なくとも150 mmのウェーハの製造に
おいて特に好ましいことが判明した。本方法は有利には
結晶方位(100) 又は(111) のウェーハにおいて利用され
る。主に使用されるウェーハ厚は725 μmである。使用
する基板の抵抗率は、通常どおりヒ素、アンチモン、リ
ン、ホウ素、ガリウム又はアルミニウムをドーピングし
た場合0.005 Ωcm〜100 Ωcm、特に0.005 Ωcm〜0.05Ω
cmである。
【0019】本発明方法により得られるウェーハは以下
の付加的仕様を有する:デヌーデッドゾーンの主部を形
成する第一エピタキシアル層の厚さは可変とすることが
でき、好ましくは1μm〜20μm、特に有利には10μm
である。エピタキシアル成長中基板表面からの酸素の外
拡散によって全デヌーデッドゾーンは第一エピタキシア
ル層を超えてなお2μm〜10μm基板内に延びる。デヌ
ーデッドゾーン中の酸素含量は基板に比べ著しく低下し
ている。好ましくは1×1017原子/cm3 未満の酸素含量
が達成される。
【0020】ウェーハの第二エピタキシアル析出層はプ
ロセスに制約されて第一エピタキシアル層と同様に酸素
含量が低い。しかし第二層の抵抗率は一般に第一層とは
異なり、通常それより高く、0.1 Ωcm〜1000Ωcm、主に
3Ωcmである。設定層厚は1μm〜100 μm、好ましく
は3μmである。ドーパントとしては基板又は第一エピ
タキシアル層のドーピングと同じ物質群から1化合物が
選定される。
【0021】本発明方法により製造する半導体ウェーハ
は一連の有利な性質を有する。第一無酸素エピタキシア
ル層の析出によって、生成するデヌーデッドゾーンの広
がりは自由に設定可能且つ正確に再現可能である。基板
の酸素含量はその生成に事実上影響しない。デヌーデッ
ドゾーンは抵抗率がその広がり範囲内では平均値から10
%以下相違するだけであることを特徴としている。表面
近傍のエピタキシアル層に向かっての抵抗率の変化は急
峻な勾配を特徴としており、別の重要な品質基準であ
る。しかもこのエピタキシアル層中の結晶欠陥の濃度は
基板中よりもはるかに少ない。
【0022】長いアニール時間によるオートドーピン
グ、大きな反応炉容量によるメモリー効果、反応炉内で
の長い滞留時間による不経済等の従来のプロセスの欠点
が本発明方法により殆ど取り除かれる。広がりを調整可
能なデヌーデッドゾーンを有するエピタキシアルウェー
ハの製造が本発明により格別経済的となる。
【0023】
【実施例】以下1実施例を基に本発明方法を説明する。
実施例に示した方法は本発明による半導体ウェーハを製
造する本発明による1実施態様にすぎず、発明思想がこ
の実施態様に限定されるものではない。結晶方位(100)
、厚さ725 μm、直径200 mmの単結晶シリコンウェー
ハを単ウェーハ反応炉の900 ℃の高温のサセプタに載せ
る。予め水素で洗浄したプロセス室を1190℃に加熱す
る。毎分20標準lの水素流で25 rpmのサセプタ回転を維
持する。
【0024】析出前に安定させるため水素流を毎分60標
準lに高め、所要の0.01Ωcmの抵抗値を達成するためト
リクロロシラン洗浄を毎分約22gに設定し、ジボランの
ドーピングは水素中のジボラン1000 ppmのとき毎分1.8
標準lに設定する。50秒後、プロセスガス流をプロセス
室に転向させて第一高ドープエピタキシアル層の析出を
開始する。135 秒後、10μm厚の層が析出する。次に10
秒間、毎分180 標準lで水素洗浄を行う。
【0025】次に温度を1055℃に下げ、水素流を毎分10
0 標準lに減らす。ドーピングを毎分90標準立方センチ
メートルに減らすと約3Ωcmの抵抗となる。安定化段階
の後、その他は同じパラメータにして1080℃の温度で厚
さ2.8 μmの第二エピタキシアル層を析出する。室を10
秒間水素で洗浄後、温度を30秒間900 ℃に下げ、水素流
を毎分20標準lに下げる。サセプタの回転終了後、窒素
で洗浄しながらウェーハを取り出す。
【0026】次にプロセス室は、ウェーハを入れること
なく、毎分20標準lの水素と毎分20標準lの塩化水素と
の混合物で35秒間1200℃でエッチングし、毎分100 標準
lの水素で7秒間洗浄し、再び20秒間エッチングする。
温度を900 ℃に下げ、水素流を高め、塩化水素流を切っ
た後、次のウェーハを装入して新たなプロセスサイクル
を行う。
【0027】以下、本発明の好適な実施態様を例示す
る。 1. テトラクロロシラン(SiCl 4 ) 、トリクロロシラ
ン(SiCl 3 H)、ジクロロシラン(SiCl 2 H 2 ) 及びシラ
ン(SiH4 ) の群から選定した1種又は複数種の気体を分
解することにより析出を行うことを特徴とする請求項1
記載の方法。
【0028】2. 析出を10トル〜大気圧で行うことを
特徴とする請求項1又は前項1記載の方法。
【0029】3. 析出を900 ℃〜1250℃の温度で行う
ことを特徴とする請求項1、前項1〜前項2のいずれか
1項又は複数項記載の方法。
【0030】4. 第一エピタキシアル層を1μm〜20
μmの層厚で析出することを特徴とする請求項1、前項
1〜前項3のいずれか1項又は複数項記載の方法。
【0031】5. 第二エピタキシアル層を1μm〜10
0 μmの層厚で析出することを特徴とする請求項1、前
項1〜前項4のいずれか1項又は複数項記載の方法。
【0032】6. エピタキシアル層を毎分2〜6μm
の割合で成長させることを特徴とする請求項1、前項1
〜前項5のいずれか1項又は複数項記載の方法。
【0033】7. エピタキシアル析出前にエッチング
剤を使って反応炉・ウェーハ処理を行うことを特徴とす
る請求項1、前項1〜前項6のいずれか1項又は複数項
記載の方法。
【0034】8. エッチング剤として気状塩化水素を
用いることを特徴とする前項7記載の方法。
【0035】9. ジボラン、アルシン、ホスフィンの
群から選定したドーピングガスを添加してエピタキシア
ル層の析出を行うことを特徴とする請求項1、前項1〜
前項8のいずれか1項記載の方法。
【0036】10. 析出層中の酸素濃度が1×1017原子
/cm3 未満であることを特徴とする請求項2記載の半導
体ウェーハ。
【0037】11. 第一エピタキシアル層の抵抗率が0.
005 Ωcm〜100 Ωcmであることを特徴とする請求項2及
び前項10のいずれか1項又は複数項記載の半導体ウェー
ハ。
【0038】12. 第二エピタキシアル層の抵抗率が0.
1 Ωcm〜1000Ωcmであることを特徴とする請求項2、前
項10〜前項11のいずれか1項又は複数項記載の半導体ウ
ェーハ。
【0039】13. 第一エピタキシアル層の層厚が1μ
m〜20μmであることを特徴とする請求項2、前項10〜
前項12のいずれか1項又は複数項記載の半導体ウェー
ハ。
【0040】14. 第二エピタキシアル層の層厚が1μ
m〜100 μmであることを特徴とする請求項2、前項10
〜前項13のいずれか1項又は複数項記載の半導体ウェー
ハ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−233937(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単ウェーハ反応炉内で単結晶基板ウェー
    ハのエピタキシアル成長により形成された低酸素層を有
    するエピタキシアル半導体ウェーハの製造方法におい
    て、2つのエピタキシアル層を基板ウェーハの一表面上
    に連続して堆積させるとともに、前記第1のエピタキシ
    アル層のドーピングは該第1のエピタキシアル層の抵抗
    率が前記基板の抵抗率と同一もしくは5〜20%の範囲
    をもって高くなるように選定され、かつ前記低酸素層は
    前記基板に接する基板ウェーハ層およびその上に形成さ
    れる前記2つのエピタキシアル層から構成されることを
    特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法により製造される半
    導体ウェーハ。
JP4145042A 1991-06-13 1992-05-12 広がりを調整可能な低酸素領域を有するエピタキシアル半導体ウェーハ及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0834189B2 (ja)

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