JPH083407Y2 - フイルム巻取機におけるフイルム切断,巻付装置 - Google Patents

フイルム巻取機におけるフイルム切断,巻付装置

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JPH083407Y2
JPH083407Y2 JP4201793U JP4201793U JPH083407Y2 JP H083407 Y2 JPH083407 Y2 JP H083407Y2 JP 4201793 U JP4201793 U JP 4201793U JP 4201793 U JP4201793 U JP 4201793U JP H083407 Y2 JPH083407 Y2 JP H083407Y2
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JP
Japan
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touch roller
film
winding
empty core
cutting
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JP4201793U
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JPH078351U (ja
Inventor
克彦 井上
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Fuji Univance Corp
Original Assignee
Fuji Tekko Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は多軸ターレット型巻取機
のターレット盤を旋回して巻取位置の巻取ロールと空巻
芯を入れかえて走行中のフイルムを切断し、その切断端
を空巻芯へ巻き付ける多軸ターレットフイルム巻取機に
おけるフイルム切断,巻付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多軸ターレット型巻取機によるフ
イルムの巻取りにおいて、巻き替え時、粘着テープ等で
巻芯に粘着力を付与することなく、フイルム切断端に静
電荷を与えて空巻芯に切断端を巻き付かせる装置は特開
昭62−285857号公報、特開昭64−43438
号公報、特開平1−167144号公報、実公平1−1
1249号公報などにより各種提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の提
案に係る各装置は何れも空巻芯と満巻ロール間に展張,
走行しているフイルムの空巻芯寄りの部位をギロチンカ
ッタあるいはトラバースカッタで切断しているため、フ
イルム切断先端は空巻芯周面より突出しており、フイル
ムに付与した静電荷による纒着力だけではこの突出部を
巻芯周面に沿わせて折り曲がりなく、巻き付かせるには
不充分で、補助的にエアーノズルもしくはフイルム案内
べらを併用している。
【0004】本考案は上述の如き実状に対処し、特にフ
イルム切断先端の処理に着目することにより、しわ,折
れ曲がりの欠点なく正しく新巻芯への切断巻付けを可能
ならしめることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして、上記目的に適
合する本考案の特徴とするところは、多軸ターレット型
巻取機においてターレット盤の巻取位置上流側上方に、
先端に空巻芯及び巻取時の巻ロールに接当する第1タッ
チローラを回転自在に装着した第1タッチローラアーム
を、その基部を回動中心として回動自在に配設し、一
方、巻取位置下流側下方に先端に満巻ロールに接当する
第2タッチローラを回転自在に装着した第2タッチロー
ラアームをその基部を回動中心として回動自在に配設す
ると共に、切断装置を空巻芯をアンビルとして空巻芯を
抱き込んで走行しているフイルムに対し切断可能に設置
し、かつ前記第1タッチローラ近傍に、該第1タッチロ
ーラが空巻芯に接当し、切断装置により切断,巻き替え
を行なう直前に第1タッチローラに対向し得る如く静電
荷付与装置の電極を回動アームにより回動可能に配設せ
しめたフイルム巻取機におけるフイルム切断,巻付装置
の構成にある。
【0006】
【作用】上記本考案装置を用いるときはターレット盤の
巻取位置における空巻芯の上流側で空巻芯に圧接する第
1タッチローラの周面に沿ってフイルムで同タッチロー
ラを抱き込み、更に空巻芯を抱き込んで、取出し位置に
移行した満巻ロールに至るフイルムの走行経路を形成
し、空巻芯の上流側、第1タッチローラ上で走行フイル
ムに静電荷を付与し、従って空巻芯抱き込み部にフイル
ムを密着させながら満巻ロールへ送り出す。
【0007】そして、上記走行状態において、上記空巻
芯抱込部位でフイルム走行方向と直行して切断装置
(刃)を空巻芯をアンビルとして走行させフイルムを切
断すると、フイルム切断先端は静電荷による纒着力で空
巻芯上に貼りついているため糊は不要で、しわ,折れ曲
がりの欠点なく新巻芯への切断,巻付けを可能とする。
【0008】
【実施例】以下、更に添付図面にもとづき、本考案装置
の実施例を説明する。
【0009】図1は4軸ターレット型巻取機に本考案を
適用した実施例であり、図において、1はターレット盤
で、その中心軸2を図示しない機枠に軸支し、適宜駆動
源より動力を導入して1/4 回転づつ反時計方向に旋回
し、巻取位置C−1で満巻きになったロールを取出し位
置C−2へ移し、空巻芯Cを巻取位置C−1へ運び込む
ようになっている。
【0010】図中、4は第1タッチローラアームで、巻
取位置C−1の上流側に位置しその先端、通常、下端に
は第1タッチローラ3を回転自在に装着していると共
に、該アーム4の基部5は図示なき機枠に軸支されて適
宜アクチュエータ(図示せず)で揺動し得るようになっ
ていて、前記第1タッチローラ3を巻取位置C−2にあ
る空巻芯Cに対し、接当離脱を可能ならしめている。
【0011】また、7は第2タッチローラアームで、巻
取位置の下流側へ取出し位置の上流側にあってその先
端、通常、上端に第2タッチローラ6を回転自在に装着
し、アーム基部8を回動自在に機枠(図示せず)に装着
して、図示しないアクチュエータで適宜、第2タッチロ
ーラアーム7を揺回動させ、取出し位置C−2にある満
巻きロールRに第2タッチローラ6を接当、離脱させる
ようになっている。
【0012】そして、上記構成において、第1タッチロ
ーラアーム4の回動中心である基部5は巻取位置C−1
にある空巻芯Cに対し、フイルム走行経路上流側の上方
に位置し、第1タッチローラ3が空巻芯Cに接当したと
き、前記基部5から吊下される第1タッチローラアーム
4が略垂直になり、かつ、第1タッチローラ3が空巻芯
Cの略横側に位置する如き関係位置を取るよう配設され
ている。
【0013】一方、第2タッチローラアーム7の回動中
心をなす基部8は巻取位置C−1にある空巻芯Cに対し
ては下方に位置し、該位置より第2タッチローラアーム
7が倒立揺回動し、その先端に装着した第2タッチロー
ラ6が取出し位置C−2に位置する満巻ロールRに接当
したとき、フイルムfが空巻芯Cの周面の斜下面約90
°の範囲を抱き込むような関係位置になるよう配設され
ている。
【0014】9は上記装置の第1タッチローラ3側方に
配設された静電荷付与装置の電極であり、図中の支点1
1を回動の中心とする回動アーム10の先端に装着さ
れ、図示しない高電圧電源装置に接続されている。そし
て常時は図の鎖線で示す位置9′に第1タッチローラ3
との干渉を避けて待避しているが、第1タッチローラ3
が空巻芯Cに接当し、切断巻替えを行なう直前に、実線
で示す位置9へ回動下向し、第1タッチローラ3に向か
ってその電極を対向させ、空巻芯の上流側、第1タッチ
ローラ3上で走行フイルムfに静電荷を付与し、空巻芯
抱込み部にフイルムを密着させながら満巻ロールRへ送
り出すようになっている。
【0015】なお、図における12は切断装置で、その
構造は既知の構造であるので、詳細は省略するが、切断
刃を往復動する刃物台に固着し、適宜アクチュエータで
フイルムの大巾にわたって往復動させ、かつ装置全体を
図に示す位置12,12′間を斜めに昇降させる構造に
なっている。そして上昇位置において、切断刃を横断さ
せると、切断刃は通常、紙管からなる空巻芯Cをアンビ
ルとして横行し、空巻芯Cを抱き込んで抱き込み部にフ
イルムを密着させながら走行しているフイルムfを切断
する。
【0016】かくして、以上のような本考案装置により
ターレット旋回、第1タッチローラの空巻芯への接当、
巻取り、第2タッチローラの満巻ロールへの接当、電極
の回動下降、切断装置上昇、電極付勢、切断刃横行の過
程を経て再び空巻芯への巻取りが始まる巻取操作が繰り
返される。そしてこの間、静電荷付与により空巻芯抱き
込み部にフイルムを密着させながら走行するフイルム
を、巻芯をアンビルとして切断してフイルム切断端を突
き出すことなく、空巻芯に密着させ、しわの発生を阻止
する。
【0017】
【考案の効果】本考案装置は以上のようにターレット盤
の巻取装置の上流側に第1タッチローラを先端に備えた
第1タッチローラアームを、一方、下流側に第2タッチ
ローラを先端に備えた第2タッチローラアームを夫々回
動自在に設けると共に、巻取位置の空巻芯をアンビルと
して切断可能に切断装置を、また第1タッチローラ側方
に静電荷付与装置を配設せしめてなり、空巻芯上流側
で、空巻芯に圧接する第1タッチローラの周面に沿って
フイルムで該タッチローラを抱き込み、更に空巻芯を抱
き込んで満巻ロールに至る如くフイルムの走行経路が形
成され、空巻芯の上流側、タッチローラ上で走行フイル
ムに静電荷を付与し、空巻芯抱き込み部位でフイルム走
行方向と直交して空巻芯をアルビルとしてフイルムを切
断するためフイルム切断先端は静電荷による纒着力で空
巻芯上に確実に密着し、貼り付くことになり、従来、不
充分であったしわ,折れ曲がりの欠点は解消され、正し
く新しい空巻芯への切断巻付けを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4軸ターレット型巻取機に本考案を適用した実
施例に係る要部側面概要図である。
【符号の説明】
1 ターレット盤 3 第1タッチローラ 4 第1タッチローラアーム 5 第1タッチローラアーム基部 6 第2タッチローラ 7 第2タッチローラアーム 8 第2タッチローラアーム基部 9 静電荷付与装置の電極 10 回動アーム 12 切断装置 f フイルム C 空巻芯 R 満巻ロール C−1 巻取位置 C−2 取出し位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多軸ターレット型巻取機においてターレ
    ット盤の巻取位置上流側上方に、先端に空巻芯及び巻取
    時の巻ロールに接当する第1タッチローラを回転自在に
    装着した第1タッチローラアームを、その基部を回動中
    心として回動自在に配設し、一方、巻取位置下流側下方
    に先端に満巻ロールに接当する第2タッチローラを回転
    自在に装着した第2タッチローラアームをその基部を回
    動中心として回動自在に配設すると共に、切断装置を空
    巻芯をアンビルとして空巻芯を抱き込んで走行している
    フイルムに対し切断可能に設置し、かつ前記第1タッチ
    ローラ近傍に、該第1タッチローラが空巻芯に接当し、
    切断装置により切断,巻き替えを行なう直前に第1タッ
    チローラに対向し得る如く静電荷付与装置の電極を回動
    アームにより回動可能に配設してなることを特徴とする
    フイルム巻取機におけるフイルム切断,巻付装置。
JP4201793U 1993-06-30 1993-06-30 フイルム巻取機におけるフイルム切断,巻付装置 Expired - Lifetime JPH083407Y2 (ja)

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JP2021031241A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 株式会社日本製鋼所 巻取機およびフィルム製造システム

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JP2021031241A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 株式会社日本製鋼所 巻取機およびフィルム製造システム

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