JPH08338237A - セラミック触媒コンバータ - Google Patents

セラミック触媒コンバータ

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JPH08338237A
JPH08338237A JP16824295A JP16824295A JPH08338237A JP H08338237 A JPH08338237 A JP H08338237A JP 16824295 A JP16824295 A JP 16824295A JP 16824295 A JP16824295 A JP 16824295A JP H08338237 A JPH08338237 A JP H08338237A
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JP
Japan
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ceramic
catalyst carrier
catalytic converter
holding material
ceramic catalyst
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Application number
JP16824295A
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English (en)
Inventor
Yuji Mori
裕司 森
Kazuhiro Toujiyou
千太 東條
Fukurou Kitagawa
福郎 北川
Mamoru Nishimura
養 西村
Kojiro Tokuda
浩次郎 徳田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温雰囲気において,セラミック製触媒担体
が安定かつ確実に保持されている,セラミック触媒コン
バータを提供すること。 【構成】 エンジン25の排気経路中に配置され,通気
セル表面に触媒層を形成したセラミック製触媒担体12
と,上記セラミック製触媒担体12を収容する外筒13
1,132と,上記セラミック製触媒担体12と上記外
筒131,132との間の空隙に配設された保持材11
とよりなる。上記保持材11は,排気浄化時における,
セラミック製触媒担体12の外周部120の外周温度に
おいて相変態しない材料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車のエンジンより
排出される排気ガスを浄化するためのセラミック触媒コ
ンバータに関する。
【0002】
【従来技術】従来,自動車のエンジンより排出される排
気ガスを浄化するためのセラミック触媒コンバータとし
ては,エンジンの排気経路中に配置され,通気セル表面
に触媒層を形成したセラミック製触媒担体と,上記セラ
ミック製触媒担体を収容する外筒とよりなる構成のもの
が知られている。
【0003】上記触媒層は,排気ガス中に含まれる,C
O,HC,及びNOx等の有害成分を無害な気体あるい
は水に変換するための,Pt,Rh,Pd等の貴金属よ
り構成されている。
【0004】上記セラミック製触媒担体の構成材料とし
ては,低熱膨張係数を有するコージェライト系セラミッ
ク(例えば,2MgO・2Al2 3 ・5SiO2 )が
使用されており,十数年の市場実績がある。そして,上
記材料からなるセラミック製触媒担体は,じん性が低く
脆いので,特開昭58−84038号に示されるごと
く,保持材であるワイヤネットでくるんだ後,外筒内に
収納する。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記触媒層を
構成する貴金属は,最低でも300℃〜350℃の触媒
活性温度まで加熱しないと,その能力が発揮されない。
このため,エンジン始動直後より,触媒層が300℃〜
350℃に加熱されるまでの間は,未浄化の排気ガスが
セラミック触媒コンバータより排出されてしまうという
問題がある。
【0006】上記問題の解決策として,セラミック触媒
コンバータを,より高温であるエンジン近傍に配置する
ことが考えられる。しかし,保持材である上記ワイヤネ
ットの耐熱性は,800℃〜850℃程度であり,この
温度を超える高温雰囲気において,上述のセラミック触
媒コンバータを使用することはできない。従って,上述
のごとき,エンジン近傍の,排気ガスの最高温度が90
0℃を超えるような場所に,セラミック触媒コンバータ
を配置することは,事実上,不可能である。
【0007】そこで,従来,特開昭61−72818号
に示されるごとく,上記保持材として,更に高い耐熱性
を有するセラミックマット(後述の実施例3の比較品参
照)を用いることが提案されている。
【0008】しかしながら,実際に900℃を超える高
温雰囲気においては,セラミック製触媒担体の線膨張係
数と耐熱合金等により構成された外筒の線膨張係数との
間の相違により,双方の間にクリアランスが発生し,上
記保持材のセラミック製触媒担体を保持する力が低下す
るおそれがある。例えば,直径80mmのセラミック製
触媒担体においては,上述のクリアランスの大きさは,
実に1mm程度に達する。
【0009】この場合,エンジンの回転等により生じる
振動等が,セラミック製触媒担体を外筒内で揺動させ
る。その結果,セラミック製触媒担体が破損してしまう
おそれがある。
【0010】更に,900℃を超える高温雰囲気におい
ては,セラミックマット自体の結晶化が進行し,該セラ
ミックマットの体積が減少するおそれがある。この場合
には,上記セラミックマットの弾力性が減少し,上記ク
リアランスを吸収することも,セラミック製触媒担体を
外筒内に保持することもできなくなるおそれがある。従
って,上記セラミックマットを保持材として用いたセラ
ミック触媒コンバータは,エンジン近傍に配置するに足
る,十分な耐熱性を持っているとはいえない。
【0011】一方,実公平4−26649号に示すごと
く,セラミック短繊維にバーミキュライト,マイカ等の
熱膨張物質を混入した熱膨張材により上記セラミックマ
ットを構成することにより,上述の問題を解決すること
が考案されており,一部で実用化されている。
【0012】しかしながら,上記熱膨張材は,850℃
を越える排気ガスに晒されることにより,激しく劣化が
進行するおそれがあり,十分な信頼性を保証できるまで
には至っていない。
【0013】また,特開平7−77036号に示される
ごとく,セラミック製触媒担体を外筒内に保持する保持
材として耐熱・非熱膨張性のセラミック繊維を用いるこ
とが提案されている。しかしながら,上記開示には,保
持材についての特性は記載されているものの,セラミッ
ク触媒コンバータの設計に関しての具体的な記述が示さ
れていない。つまり,セラミック触媒コンバータが高温
雰囲気において耐久性を有するための保持材の設計仕様
が開示されていない。以上により,900℃を越える高
温雰囲気において,長時間使用可能なセラミック製触媒
担体の保持材は未だに提供されるに至っていない。
【0014】本発明は,かかる問題点に鑑み,高温雰囲
気において,セラミック製触媒担体が安定かつ確実に保
持されている,セラミック触媒コンバータを提供しよう
とするものである。
【0015】
【課題の解決手段】本発明は,エンジンの排気経路中に
配置され,通気セル表面に触媒層を形成したセラミック
製触媒担体と,該セラミック製触媒担体を収容する外筒
と,上記セラミック製触媒担体と上記外筒との間の空隙
に配設された保持材とよりなるセラミック触媒コンバー
タにおいて,上記保持材は,排気浄化時におけるセラミ
ック製触媒担体の外周部の外周温度において相変態しな
い材料であることを特徴とするセラミック触媒コンバー
タにある。
【0016】本発明において最も注目すべきことは,上
記保持材が排気浄化時に相変態しない材料であることに
ある。上記相変態とは,例えば上記保持材の結晶性が,
非晶質から結晶質に変化すること,あるいは単斜晶が正
方晶や立方晶に変化すること等を示す。
【0017】次に,上記保持材は,Al2 3 −SiO
2 組成のアルミナ繊維よりなり,上記Al2 3 は70
重量%〜95重量%含有されていることが好ましい。上
記Al2 3 の含有量が70重量%未満である場合に
は,高温雰囲気において上記アルミナ繊維が相変態し,
保持材の単位面積あたりの復元力,即ち面圧が低下して
しまうおそれがある。この場合には,上記保持材がセラ
ミック製触媒担体を外筒内に確実に保持できなくなるお
それがある。
【0018】一方,上記Al2 3 の含有量が95重量
%を越えた場合には,アルミナ繊維の製造に際して,純
度を高めるための精練工程が複雑となり,製造コストが
増大するおそれがある。
【0019】上記アルミナ繊維は,1000℃という高
温雰囲気においても,相変態しない,また結晶構造も変
化しない,安定した物質である(後述の図3,図5参
照)。従って,高温雰囲気において,上記アルミナ繊維
は面圧が大きく減少することもない(後述の図4参
照)。よって,上記アルミナ繊維よりなる保持材は,広
い温度範囲にわたり,安定かつ確実に,セラミック製触
媒担体を外筒の内部に保持することができる。
【0020】また,上記アルミナ繊維は,セラミック製
触媒担体と外筒との間におけるクリアランスに対する面
圧の変化が緩やかである(後述の図7,図8参照)。従
って,上記アルミナ繊維よりなる保持材は,特に高温雰
囲気において,セラミック製触媒担体と外筒との線膨張
係数の相違により双方の間に大きなクリアランスが発生
した場合においても,安定かつ確実に,セラミック製触
媒担体を保持することができる。
【0021】次に,上記アルミナ繊維は,その組付け後
のかさ密度が0.17g/cm3 〜0.53g/cm3
であることが好ましい。上記かさ密度が0.53g/c
3 を越えた場合には,組付け時にアルミナ繊維に対し
て過剰な圧縮が加えられ,アルミナ繊維が破断し,該ア
ルミナ繊維の復元力が低下しているおそれがある。つま
り,保持材のかさ密度の上限値は,セラミック触媒コン
バータの組付時に保持材の繊維が破損しない限界値によ
り決定することが非常に重要となる。
【0022】そして,上述するごとくアルミナ繊維が破
断等した場合には,セラミック触媒コンバータ内におい
て,セラミック製触媒担体と外筒との間にクリアランス
が発生し,エンジンの回転等により生じる振動が,上記
セラミック製触媒担体を外筒内において揺動させ,これ
を破損させるおそれがある。
【0023】また,セラミック製触媒担体の破壊強度よ
りも大きな面圧が,アルミナ繊維に対する上記過剰な圧
縮により発生し,組付け時に,セラミック製触媒担体の
破損を生じるおそれがある。
【0024】一方,上記かさ密度が,0.17g/cm
3 未満である場合には,アルミナ繊維に対する圧縮が不
十分であるため,セラミック製触媒担体を保持するに足
る復元力が,アルミナ繊維に生じないおそれがある。な
お,この値は,後述の排気浄化時におけるかさ密度の下
限の値から具体的に求まる。なお,上記組付け後のかさ
密度の更に好ましい上限は0.41g/cm3 である。
【0025】上記アルミナ繊維は,その排気浄化時にお
けるかさ密度が0.16g/cm3〜0.51g/cm
3 であることが好ましい。上記かさ密度が,0.16g
/cm3 未満である場合には,排気浄化時における保持
材の面圧が低下し,セラミック触媒コンバータ内におい
て,エンジンの回転等による振動が上記セラミック製触
媒担体を外筒内においてがたつかせ,これを破損させる
おそれがある。つまり,保持材のかさ密度の下限値は,
セラミック触媒コンバータの排気浄化時にセラミック製
触媒担体をがたつかせない限界値により決定することが
非常に重要となる。
【0026】一方,上記かさ密度が,0.51g/cm
3 を越えた場合には,常温まで温度が低下した場合,保
持材の面圧が大きくなり,保持材のアルミナ繊維及びセ
ラミック製触媒担体が破損するおそれがある。なお,上
記排気浄化時におけるかさ密度の更に好ましい下限は
0.20g/cm3 である。
【0027】上記セラミック製触媒担体と上記外筒と
の,組付け後における間隙の幅をt1,排気浄化時の最
高温度における間隙の幅をt2とした場合,t2/t1
の比が1.02〜1.17であることが好ましい。
【0028】上記t2/t1の比が,1.17を越えた
場合には,排気浄化時の最高温度において,セラミック
製触媒担体と外筒との間のクリアランスが増大し,保持
材の復元力で上記クリアランスを吸収することが困難と
なるおそれがある。この場合には,エンジンの回転等に
よる振動が上記セラミック製触媒担体を揺動させ,これ
を破損させるおそれがある。つまり,セラミック触媒コ
ンバータにおいて,間隙の幅の比t2/t1の上限を限
定することは,常温時及び排気浄化時のセラミック製触
媒担体の保持力を安定する上で非常に重要となる。
【0029】一方,上記t2/t1の比が,1.02未
満である場合には,t1の値を十分に大きくする(例;
口径φ50mmのセラミック製触媒担体において,t1
≧10mm)必要があり,触媒コンバータが大型化する
おそれがある。
【0030】また,上記保持材としては,他の無機耐熱
性繊維を使用することもできる。かかる無機耐熱性繊維
としては,チラノ繊維,炭化珪素繊維,チタン酸カリウ
ム繊維等を使用することができる。次に本発明は,排気
浄化時における,上記セラミック製触媒担体の外周温度
が850℃以上の場合に特にその効果を発揮する。
【0031】
【作用及び効果】本発明のセラミック触媒コンバータに
おいて,保持材は,排気浄化時におけるセラミック製触
媒担体の外周部の外周温度において,相変態しない材料
である。
【0032】これにより,上記保持材は高温雰囲気にお
いて,その面圧等が大きく変化することがない。従っ
て,上記保持材は,常温から高温まで,セラミック製触
媒担体を外筒内に安定かつ確実に保持することができ
る。
【0033】更に,セラミック触媒コンバータの高温雰
囲気における耐久性が向上するため,該セラミック触媒
コンバータを,より排気経路の上流側(エンジン近傍)
に取付けることができ,エンジン始動時における昇温性
が高まる。これにより,セラミック触媒コンバータのエ
ンジン始動時における排気ガスの浄化効率が高まる。
【0034】上記のごとく,本発明によれば,高温雰囲
気において,セラミック製触媒担体が安定かつ確実に保
持されている,セラミック触媒コンバータを提供するこ
とができる。
【0035】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかるセラミック触媒コンバータにつ
き,図1〜図3を用いて説明する。図1及び図2に示す
ごとく,本例のセラミック触媒コンバータ1は,自動車
エンジン25の排気経路中に配置され,通気セル表面に
触媒層を形成したセラミック製触媒担体12と,上記セ
ラミック製触媒担体12を収容する外筒131,132
と,上記セラミック製触媒担体12と上記外筒131,
132との間の空隙に配設された保持材11とよりな
る。上記保持材11は,排気浄化時における,セラミッ
ク製触媒担体12の外周部120の外周温度において相
変態しない材料である。
【0036】上記セラミック製触媒担体12は,直径7
1mm,長さ60mmの円柱形状であり,内部にはハニ
カム状の多数の通気セルが形成され,またその壁厚は
0.08〜0.13mmである。そして,低熱膨張係数
のコージェライト系セラミック(2MgO・2Al2
3 ・5SiO2 )よりなる薄肉セラミックにより構成さ
れている。また,上記セラミック製触媒担体12の通気
セルには,排気ガス中の有害成分を浄化させるための触
媒が担持されてある。
【0037】上記触媒の担持に際しては,上記セラミッ
ク製触媒担体12をγ−Al2 3を含有したスラリー
中に含浸させ,焼成する。そして,触媒金属であるP
t,Rh等を溶解した水溶液中に含浸させ,再度焼成す
る。
【0038】上記保持材11は,Al2 3 が72重量
%,SiO2 が28重量%のアルミナ繊維からなり,各
繊維1本の繊維径は2〜4μmである。また,上記保持
材11の組付け前の厚さは15mm,かさ密度は0.0
8g/cm3 ,組付け後の厚さは4.5mm,かさ密度
は0.27g/cm3 である。更に,後述の排気浄化時
における,上記保持材11のかさ密度は0.26g/c
3 である。
【0039】上記外筒131,132はフェライト系耐
熱ステンレス鋼よりなり,内径80mm,幅75mm,
板厚1.5mmで,プレス加工により成形した半割の円
筒形状である。フランジ151は,フェライト系耐熱ス
テンレス鋼よりなり,内径67mm,外径94mm,板
厚8mmである。一方,フランジ152はフェライト系
耐熱ステンレス鋼よりなり,内径67mm,外径94m
m,板厚6mmである。なお,上記フェライト系耐熱ス
テンレス鋼はすべて,SUS430である。
【0040】上記セラミック触媒コンバータ1の組み立
てについて説明する。まず,上記セラミック製触媒担体
12に保持材を略5mm突出した状態において1回巻回
する。次に,保持材11により覆われた上記セラミック
製触媒担体12に,半割の外筒131,132を被せ,
保持材11を圧縮した状態とし,該半割の外筒131,
132をそれぞれの合わせ目において溶接する。この
時,上記セラミック製触媒担体12の位置は,上記外筒
131,132の中央である。
【0041】次に,上記フランジ151,152を外筒
131,132の両端にはめ込み溶接する。なお,上記
フランジ151,152は,フランジ151,152と
外筒131,132との間の排気ガス漏れを防ぐため
に,全周接合されている。
【0042】なお,上記セラミック触媒コンバータ1
は,排気浄化時において,最高約900℃の排気ガスが
通気セルを通過する。この時の外周部120の温度は,
約900℃,また保持材11のかさ密度は0.26g/
cm3 ,一方,上記セラミック製触媒担体12と上記外
筒131,132との,組付け後における間隙の幅をt
1,上記温度における間隙の幅をt2とした場合,t2
/t1はおよそ1.04となる。
【0043】次に,図2に示すごとく,本例のセラミッ
ク触媒コンバータ1は自動車用エンジン25の排気経路
中に設置されている。上記セラミック触媒コンバータ1
は,エキゾストマニホルド261,262の取付けフラ
ンジ241とスタートキャタリスト21の取付けフラン
ジ242との間に,図示されていないガスケットを介
し,ボルトにより連結固定される
【0044】上記エンジン25は排気量4000ccで
あり,該エンジン25より導出される8本のマニホルド
26は,4本づつ集合し,2本のエキゾーストマニホル
ド261,262となる。そして,上記エキゾーストマ
ニホルド261,262において,それぞれセラミック
触媒コンバータ1が,更にその下流に1300ccの容
量を有するスタートキャタリスト21がそれぞれ配置さ
れている。なお,上記セラミック触媒コンバータ1は,
エキゾーストマニホルド261,262の直下に配置さ
れている。
【0045】上記スタートキャタリスト21は,スター
トキャタリスト用の外筒211内にワイヤネットあるい
はセラミックファイバマットを介して,保持固定されて
ある。上記外筒211の下流側フランジ243は,排気
管221,222に設けたフランジ244に対し,連結
固定されてある。また,上記排気管221,222は上
記スタートキャタリスト21よりも更に下流側において
合流し,図示しない容量1000ccのメインキャタリ
ストに接続されている。
【0046】上記の構成にて,エンジン25を始動する
ことにより,本例のセラミック触媒コンバータ1は,始
動より約10〜15秒後(エンジンはアイドリング状
態)には,エンジン25より排出される排気ガス及びエ
キゾーストマニホルド261,262より伝導される熱
のために,400℃〜500℃に昇温される。これによ
り,セラミック製触媒担体12に担持された触媒層が活
性化され,排気ガスの浄化が行なわれる。
【0047】更に,上記の構成にて,エンジン25を,
100℃−900℃(5分),1サイクル18分の冷熱
サイクルを1000回以上繰り返した。しかし,本例の
セラミック触媒コンバータ1におけるセラミック製触媒
担体12には,まったく破損がみられない。
【0048】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例のセラミック触媒コンバータ1における保持材11
は,上述のアルミナ繊維より構成されている。上記アル
ミナ繊維は,図3に示すごとく,温度が1800℃を越
えなくては相変態しない,安定した物質である。このた
め,エンジン25から排出される排気ガスにより加熱さ
れた程度では,上記アルミナ繊維は,体積が減少した
り,面圧が低下することにより(後述の実施例2参
照),セラミック製触媒担体12を保持できなくなると
いうことはない。
【0049】また,上記セラミック触媒コンバータ1
は,エキゾーストマニホルド261,262の直下に配
置されており,特に,従来の床下に配置される触媒コン
バータと比較し,排気ガスの持つ熱エネルギーを多く受
け取ることができる。また,上記セラミック製触媒担体
12は,薄壁のモノリスより構成されているため,比較
的熱容量が小さい。
【0050】以上の理由により,本例のセラミック触媒
コンバータ1は,エンジンの始動直後,短時間で昇温
し,触媒を活性化状態とすることができる。つまり,エ
ンジン始動直後における高い排気浄化効率を有する。
【0051】また,本例のセラミック触媒コンバータ1
では,セラミック製触媒担体12と外筒131,132
との間の,常温時における空隙の幅t1と排気浄化時に
おける幅t2の比,t2/t1は1.04である。従っ
て,セラミック触媒コンバータ1の温度が上昇し,外筒
131,132とセラミック製触媒担体12との間にお
いて,両者の線膨張係数の差より生じたクリアランスは
アルミナ繊維の復元力により吸収することができる(後
述の実施例6参照)。
【0052】これにより,エンジン25の回転等による
振動が吸収され,上記セラミック製触媒担体12が揺動
することがなく,その破損を防止することができる。な
お,本例のセラミック触媒コンバータ1の取付け位置
は,自動車走行中に高温の排気ガス,エンジン25によ
る振動に晒される,厳しい環境である。しかし,上述す
るごとく,本例のセラミック製触媒コンバータ1におい
ては,常温から高温に至るまで,振動による負荷に対し
極めて高い信頼性を有し,耐久性に優れる。
【0053】また,本例のアルミナ繊維の組付け後のか
さ密度は0.27g/cm3 ,排気浄化時のかさ密度は
0.26g/cm3 である。これにより,上記アルミナ
繊維より生じる面圧は,常温から高温までの広い温度範
囲において,セラミック製触媒担体12の破壊強度より
も小さく保たれ,これを必要以上に圧迫することがな
く,しかもアルミナ繊維の破断も生じない。また,エン
ジン振動により,触媒担体が揺動することもない(後述
の実施例4及び5参照)。
【0054】従って,本例によれば,高温雰囲気におい
て,セラミック製触媒担体を安定かつ確実に保持可能な
保持材を有する,セラミック触媒コンバータを提供する
ことができる。
【0055】実施例2 本例は,本発明にかかる保持材として使用されるアルミ
ナ繊維に対し,高温雰囲気における面圧の時間変化及び
X線回折強度分布を,セラミック繊維と共に測定し,両
者を,図4〜図6を用いて,比較説明するものである。
上記アルミナ繊維の組成は,Al2 3 72重量%,S
iO2 28重量%である。一方,上記セラミック繊維の
組成はAl2 3 47重量%,SiO2 52重量%,そ
の他の鉱物(Fe2 3 ,TiO2 等)1重量%であ
る。
【0056】まず,上記高温雰囲気における面圧の時間
変化の測定に当たっては,上記アルミナ繊維及びセラミ
ック繊維を,高温雰囲気炉内(1000℃)にて圧縮,
放置する。その後,時間の経過と共に変化する面圧をセ
ラミック製の圧縮棒により高温雰囲気炉の外部にセット
されたロードセルに伝達することにより測定し,その測
定結果を図4に示す。なお,両者の初期面圧は1.5k
gf/cm2 である。
【0057】同図より,アルミナ繊維の面圧は,測定開
始後より徐々に低下するものの,1000分後には漸近
値,0.58kgf/cm2 に到達することが判る。一
方,セラミック繊維の面圧は,測定開始後6分で,初期
値の10%(0.17kgf/cm2 )まで低下するこ
とが判る。
【0058】更に,上記アルミナ繊維及びセラミック繊
維のX線回折強度分布を高温雰囲気放置前後においてそ
れぞれ測定し,その測定結果を,図5,図6に示す。ま
ず,上記アルミナ繊維は高温雰囲気放置前(図5
(a)),放置1000分経過後(図5(b)),いず
れにおいても,X線回折強度分布の形状が殆ど変化しな
い。これにより,高温雰囲気放置前後において,上記ア
ルミナ繊維は,その結晶構造が変化しないことが判る。
【0059】一方,上記セラミック繊維の高温雰囲気放
置前(図6(a))のX線回折強度分布は,全体として
なだらかで,際立ったピークを持たない形状である。ま
た,放置1000分経過後(図6(b))のX線回折強
度分布は,鋭いいくつかのピークを有する形状である。
これにより,元来結晶構造を持たないセラミック繊維
が,高温雰囲気に放置されることにより,結晶化したこ
とが判る。
【0060】実施例3 本例は,本発明にかかる保持材として使用されるアルミ
ナ繊維の面圧等の特性について,従来品であるセラミッ
ク繊維及びセラミックマットと共に,図7及び図8を用
いて比較説明する。上記アルミナ繊維の組成は実施例2
と同様で,その厚さは15mm,かさ密度は0.08g
/cm3 である。
【0061】上記セラミック繊維の組成も実施例2と同
様で,その厚さは15mm,かさ密度は0.13g/c
3 である。上記セラミックマットは,Al2 3 −S
iO2 組成のセラミック繊維にバーミキュライト等の熱
膨張物質を混入した,厚さ5.7mmのインタラムマッ
ト(商品名,米国3M社製)である。
【0062】次に,異なる温度雰囲気におけるクリアラ
ンスと面圧との変化を,上記セラミック繊維,アルミナ
繊維及びセラミックマットを所定のクリアランスまで順
次圧縮しつつ,面圧を実施例2と同様の方法により測定
する。これを温度雰囲気を違えて幾度か繰り返す。上記
測定結果をぞれぞれ,図7,図8に示す。
【0063】図7,図8より知れるごとく,上記アルミ
ナ繊維は,常温25℃においても,高温1000℃にお
いても,共に面圧とクリアランスとの間の関係が変化し
ない。更に,クリアランスに対する面圧の変化も比較的
緩やかである。しかしながら,図7に示すごとく,上記
セラミック繊維は,800℃〜1000℃と,温度が上
昇するにつれて,大きく面圧が低下することが判る。更
に,上記セラミック繊維はクリアランスに対する面圧の
変化が大きいことが判る。
【0064】また,図8に示すごとく,上記セラミック
マットも,上記セラミック繊維と同様に,800℃〜1
000℃と,温度が上昇するにつれて,大きく面圧が低
下することが判る。
【0065】よって,上記アルミナ繊維は,高温雰囲気
において,面圧が低下しないため,これにより構成され
た保持材はセラミック製触媒担体を安定かつ確実に保持
できることが判る。
【0066】また,上記アルミナ繊維は,クリアランス
に対する面圧の変化も小さいため,外筒とセラミック製
触媒担体と間の幅が多少バラついてもよい。このため,
これらの寸法管理についても,他の材料よりなる保持材
を使用する場合に比べ,緩やかな基準とすることができ
る。
【0067】実施例4 本例は,セラミック触媒コンバータにおける,保持材の
組付け後のかさ密度とセラミック製触媒担体の保持状態
との間の関係について,図9及び表1を用いて説明す
る。本例の各セラミック触媒コンバータは実施例1と同
様の構成を有しており,該セラミック触媒コンバータに
おいて保持材として使用するアルミナ繊維は,実施例2
に示すものと同様の組成を有している。そして,上記各
セラミック触媒コンバータは,組付け時における保持材
のかさ密度の値がそれぞれ異なる。
【0068】次に,上記各セラミック触媒コンバータを
温度900℃の高温雰囲気に晒し,この状態における抜
け荷重値と,触媒担体−保持材間の摩擦係数によって保
持材の面圧を算出し,組付時のかさ密度に対してプロッ
トした結果を,図9に示す。
【0069】次に,上記各セラミック触媒コンバータを
振動試験機に取付け,常温雰囲気,加速度10〜42
G,周波数50〜1750Hzの条件にて6時間加振す
る。その後,外筒よりセラミック製触媒担体を取り出
し,その損傷状態について調べ,その結果を表1に示
す。なお,上記外筒はステンレスよりなり(SUS34
0),その板厚は1.5mmである。
【0070】図9に示すごとく,保持材の組付け後のか
さ密度が0.5g/cm3 を越えたあたりより,その面
圧が著しく低下する。これは,組付け時に保持材が過剰
に圧縮され,保持材を構成するアルミナ繊維が破断し,
その復元力が低下したためである。
【0071】そして,表1に示すごとく,かさ密度が
0.85g/cm3 に達すると,振動試験において,セ
ラミック製触媒担体の損傷が生じてしまう。これは,上
述の面圧の低下により,保持材が,セラミック製触媒担
体を外筒内に完全固定することができなくなったからで
ある。また,組付け時に過剰の力が加えられたため,外
筒の変形が生じてしまう。
【0072】以上により,アルミナ繊維の破断によるセ
ラミック製触媒担体の損傷を防ぐためには,保持材の組
付け時のかさ密度を0.53g/cm3 以下,さらに好
ましくは,図9における変曲点(A)0.41g/cm
3 以下とすればよいことが判る。即ち,保持材のかさ密
度の上限値は,セラミック触媒コンバータの組付時に保
持材のアルミナ繊維が破損しない限界値により決定する
ことが非常に重要となる。なお,上記変曲点とは曲線の
カーブが下に凸から上に凸に変化する点を示す。
【0073】
【表1】
【0074】実施例5 本例は,セラミック触媒コンバータにおける,保持材の
排気浄化時の最高温度におけるかさ密度とセラミック製
触媒担体の保持状態との間の関係について,図10及び
表2を用いて説明する。
【0075】本例の各セラミック触媒コンバータは実施
例1と同様の構成を有しており,該セラミック触媒コン
バータにおいて保持材として使用するアルミナ繊維は,
実施例2に示すものと同様の組成を有している。そし
て,上記各セラミック触媒コンバータは,組付け時にお
ける保持材のかさ密度の値がそれぞれ異なる。このた
め,上記各セラミック触媒コンバータが高温雰囲気に晒
された場合における,各保持材のかさ密度もそれぞれ異
なる。
【0076】次に,実施例4と同様の方法にて,上記各
セラミック触媒コンバータの温度900℃の高温雰囲気
における面圧を算出し,セラミック製触媒担体と外筒の
線膨張係数から求めた高温時のかさ密度に対してプロッ
トした結果を図10に示す。更に,組付後に上記高温時
のかさ密度となる各セラミック触媒コンバータを振動試
験機に取付け,実施例4と同様の条件及び方法にて加振
試験を行い,セラミック製触媒担体の損傷状態について
調べ,その結果を表2に示す。
【0077】図10に示すごとく,上記高温雰囲気にお
いて,保持材は,そのかさ密度の増大に伴い,面圧が単
調増加することが判る。そして,表2に示すごとく,上
記高温雰囲気におけるかさ密度が0.16g/cm3
満である場合には,セラミック製触媒担体の損傷が生じ
る。
【0078】このため,面圧不足によるセラミック製触
媒担体の損傷を防ぐためには,保持材の高温雰囲気のか
さ密度を0.16g/cm3 以上とすればよいことが判
る。
【0079】尚,かさ密度0.16g/cm3 におい
て,セラミック製触媒担体12は,保持材11とフラン
ジ152により軸方向に保持されるが,かさ密度を0.
20g/cm3 以上とすることにより,保持材11のみ
でセラミック製触媒担体12をがたつきなく保持するこ
とが可能となる。すなわち,保持材のかさ密度の下限値
は,セラミック触媒コンバータの排気浄化時にセラミッ
ク製触媒担体をがたつかせない限界値により決定するこ
とが非常に重要となる。
【0080】
【表2】
【0081】実施例6 本例は,セラミック触媒コンバータにおける,外筒とセ
ラミック製触媒担体との間に形成されるクリアランスと
保持材の面圧との関係について,図11及び表3を用い
て説明する。本例の各セラミック触媒コンバータは実施
例1と同様の構成を有しており,該セラミック触媒コン
バータにおいて保持材として使用するアルミナ繊維は,
実施例2に示すものと同様の組成を有している。
【0082】上記アルミナ繊維を厚さ3mmまで圧縮し
た後の解放率と上記面圧の低下との関係について,温度
900℃の高温雰囲気において,実施例2と同様の方法
により測定し,その測定結果を図11に示す。
【0083】また,上記アルミナ繊維を保持材として組
付けたセラミック触媒コンバータにおける,上記保持材
の解放時の面圧とセラミック触媒担体の損傷との関係に
ついて,組付け後に,上記解放率の面圧となる各セラミ
ック触媒コンバータを振動試験機に取付け,実施例と同
様の条件及び方法にて加振することにより測定し,その
測定結果を表3に示す。
【0084】図11に示すごとく,解放率の増大と共
に,アルミナ繊維の面圧は単調減少する。そして,表3
に示すごとく,解放率が17%を越えた場合に,セラミ
ック製触媒担体の損傷が生じる。
【0085】ところで,セラミック触媒コンバータにお
いて,外筒とセラミック製触媒担体との間には,線膨張
係数の差より,高温雰囲気に晒された場合に,クリアラ
ンスが生じる。このクリアランスが生じる過程は,上述
の測定における,保持材の圧縮後の解放に相当する。
【0086】従って,セラミック製触媒担体の損傷を防
ぐためには,上記セラミック製触媒担体と上記外筒と
の,組付け後における間隙の幅をt1,排気浄化時の最
高温度における間隙の幅をt2とした場合,t2/t1
の比を1.17以下とすればよいことが判る。すなわ
ち,セラミック触媒コンバータにおいて,間隙の幅の比
t2/t1の上限を限定することは,常温及び排気浄化
時のセラミック製触媒担体の保持力を安定する上で非常
に重要となる。
【0087】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,セラミック触媒コンバータ
の一部切欠き断面説明図。
【図2】実施例1における,自動車用エンジンの排気経
路中における,セラミック触媒コンバータの配置説明
図。
【図3】実施例1における,アルミナ−シリカ系の状態
図。
【図4】実施例2における,アルミナ繊維及びセラミッ
ク繊維における,高温雰囲気での放置時間と面圧との関
係を示す線図。
【図5】実施例2における,アルミナ繊維における,
(a)高温雰囲気放置前,(b)温度1000℃,10
00分の高温雰囲気放置後,におけるX線回折強度分布
を示す線図。
【図6】実施例2における,セラミック繊維における,
(a)高温雰囲気放置前,(b)温度1000℃,10
00分の高温雰囲気放置後,におけるX線回折強度分布
を示す線図。
【図7】実施例3における,アルミナ繊維及びセラミッ
ク繊維の,各温度ごとのクリアランスと面圧との関係を
示す線図。
【図8】実施例3における,アルミナ繊維及びセラミッ
クマットの,各温度ごとのクリアランスと面圧との関係
を示す線図。
【図9】実施例4における,保持材を構成するアルミナ
繊維の組付け時におけるかさ密度と面圧との関係を示す
線図。
【図10】実施例5における,保持材を構成するアルミ
ナ繊維の高温雰囲気時におけるかさ密度と面圧との関係
を示す線図。
【図11】実施例6における,保持材を構成するアルミ
ナ繊維の解放率と面圧との関係を示す線図。
【符号の説明】
1...セラミック触媒コンバータ, 11...保持材, 12...セラミック製触媒担体, 120...外周部, 131,132...外筒,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 養 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 徳田 浩次郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気経路中に配置され,通気
    セル表面に触媒層を形成したセラミック製触媒担体と,
    該セラミック製触媒担体を収容する外筒と,上記セラミ
    ック製触媒担体と上記外筒との間の空隙に配設された保
    持材とよりなるセラミック触媒コンバータにおいて,上
    記保持材は,排気浄化時におけるセラミック製触媒担体
    の外周部の外周温度において相変態しない材料であるこ
    とを特徴とするセラミック触媒コンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記保持材は,Al
    2 3 −SiO2 組成のアルミナ繊維よりなり,上記A
    2 3 は70重量%〜95重量%含有されていること
    を特徴とするセラミック触媒コンバータ。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記アルミナ繊維
    は,その組付け後のかさ密度が0.17g/cm3
    0.53g/cm3 であることを特徴とするセラミック
    触媒コンバータ。
  4. 【請求項4】 請求項2において,上記アルミナ繊維
    は,その排気浄化時におけるかさ密度が0.16g/c
    3 〜0.51g/cm3 であることを特徴とするセラ
    ミック触媒コンバータ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記セラミック製触媒担体と上記外筒との,組付け後に
    おける間隙の幅をt1,排気浄化時の最高温度における
    間隙の幅をt2とした場合,t2/t1の比が1.02
    〜1.17であることを特徴とするセラミック触媒コン
    バータ。
  6. 【請求項6】 請求項3において,上記アルミナ繊維
    は,その組付け後のかさ密度が0.41g/cm3 以下
    であることを特徴とするセラミック触媒コンバータ。
  7. 【請求項7】 請求項4において,上記アルミナ繊維
    は,その排気浄化時におけるかさ密度が0.20g/c
    3 以上であることを特徴とするセラミック触媒コンバ
    ータ。
JP16824295A 1995-06-08 1995-06-08 セラミック触媒コンバータ Pending JPH08338237A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1182006A (ja) * 1997-09-12 1999-03-26 Denki Kagaku Kogyo Kk 断熱シール材及びその用途
JP2002221031A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Ibiden Co Ltd 触媒コンバータ用保持シール材及びその製造方法、セラミック繊維集合体

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