JPH0833155A - ワイヤハーネス用成形プロテクタ - Google Patents
ワイヤハーネス用成形プロテクタInfo
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- JPH0833155A JPH0833155A JP6186351A JP18635194A JPH0833155A JP H0833155 A JPH0833155 A JP H0833155A JP 6186351 A JP6186351 A JP 6186351A JP 18635194 A JP18635194 A JP 18635194A JP H0833155 A JPH0833155 A JP H0833155A
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- Japan
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- mounting member
- wire harness
- mounting
- protector
- locking
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤハーネス８を貫通収納する溝体のプロ
テクタ主部２と蓋体３を共通となし、プロテクタ主部２
の左側縁または右側縁の対称位置に、車体への取付部を
突設する左勝手用・右勝手用の２種類の形状を必要とす
るワイヤハーネス用成形プロテクタ１において、金型費
の低減によるコスト低減を図り、さらに、その左勝手用
・右勝手用の混同によるワイヤハーネスの成形ライン・
成形プロテクタ配設ラインのライントラブルを防止す
る。 【構成】 蓋体３の周壁に、幅中心線１５を軸として対
称に配列した一対の係止孔７を設けると共に、係止孔７
に係合して抜け止め係止する係止爪６を裏面に有する取
付部材５を設け、取付部材５を蓋体３に重合して取着係
止し、取付部材５の前半部分を、成形プロテクタ１の左
・右側縁のいずれかから突き出す姿勢を択一してセット
し、車体・機器への左勝手用または右勝手用の取付部と
なす構造が特徴である。
テクタ主部２と蓋体３を共通となし、プロテクタ主部２
の左側縁または右側縁の対称位置に、車体への取付部を
突設する左勝手用・右勝手用の２種類の形状を必要とす
るワイヤハーネス用成形プロテクタ１において、金型費
の低減によるコスト低減を図り、さらに、その左勝手用
・右勝手用の混同によるワイヤハーネスの成形ライン・
成形プロテクタ配設ラインのライントラブルを防止す
る。 【構成】 蓋体３の周壁に、幅中心線１５を軸として対
称に配列した一対の係止孔７を設けると共に、係止孔７
に係合して抜け止め係止する係止爪６を裏面に有する取
付部材５を設け、取付部材５を蓋体３に重合して取着係
止し、取付部材５の前半部分を、成形プロテクタ１の左
・右側縁のいずれかから突き出す姿勢を択一してセット
し、車体・機器への左勝手用または右勝手用の取付部と
なす構造が特徴である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車体・機器に配設する
ワイヤハーネスを収納して、ワイヤハーネスの配設姿勢
を整えて保持すると共に、そのワイヤハーネスを保護す
るのに使用するワイヤハーネス用成形プロテクタに関す
るものである。
ワイヤハーネスを収納して、ワイヤハーネスの配設姿勢
を整えて保持すると共に、そのワイヤハーネスを保護す
るのに使用するワイヤハーネス用成形プロテクタに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】ワイヤハーネス用成形プロテクタ（以
下、単に成形プロテクタという）は、ワイヤハーネスを
貫通収納する長溝体が主要部をなし、その長溝体のワイ
ヤハーネス主部または蓋体に設けた取付部またはクラン
プ部を、車体・機器側に取付け・係止することによっ
て、ワイヤハーネスの複雑な配設姿勢を整えて保持し、
収納したワイヤハーネスを保護する基本構造を有してい
る。
下、単に成形プロテクタという）は、ワイヤハーネスを
貫通収納する長溝体が主要部をなし、その長溝体のワイ
ヤハーネス主部または蓋体に設けた取付部またはクラン
プ部を、車体・機器側に取付け・係止することによっ
て、ワイヤハーネスの複雑な配設姿勢を整えて保持し、
収納したワイヤハーネスを保護する基本構造を有してい
る。
【０００３】そして、例えば、乗用自動車のドアーに配
設するワイヤハーネスは（図６参照）、前ドアーと後ド
アーの中間のドアー枠部１０に凹設したワイヤハーネス
用配設溝９に、ワイヤハーネス８を収納した成形プロテ
クタ１を挿着し、側方に突設した板状の取付部２０Ａ
（または２０Ｂ）をドアー枠部１０にビス止め固定し
て、成形プロテクタ１を、車体に配設固定するようにな
っている。
設するワイヤハーネスは（図６参照）、前ドアーと後ド
アーの中間のドアー枠部１０に凹設したワイヤハーネス
用配設溝９に、ワイヤハーネス８を収納した成形プロテ
クタ１を挿着し、側方に突設した板状の取付部２０Ａ
（または２０Ｂ）をドアー枠部１０にビス止め固定し
て、成形プロテクタ１を、車体に配設固定するようにな
っている。
【０００４】そして、そのドアー枠部１０へ配設するワ
イヤハーネス８と配設溝９は、車体の右側・左側とも同
一構成・形状にして、取付部によるビス止め位置が左右
対称の左勝手と右勝手となるので、同一形状・サイズの
成形プロテクタ１に、左勝手用の取付部２０Ａと、その
左勝手のものと対称位置にした右勝手用の取付部２０Ｂ
を設けた２種類のものが準備されている。そして、その
取付部２０Ａ・２０Ｂの位置のみが異なる類似形状の２
者の混同を防止するために、左勝手用は白色、右勝手用
は黒色等として色分けされ、必要なものが択一して使用
されている。
イヤハーネス８と配設溝９は、車体の右側・左側とも同
一構成・形状にして、取付部によるビス止め位置が左右
対称の左勝手と右勝手となるので、同一形状・サイズの
成形プロテクタ１に、左勝手用の取付部２０Ａと、その
左勝手のものと対称位置にした右勝手用の取付部２０Ｂ
を設けた２種類のものが準備されている。そして、その
取付部２０Ａ・２０Ｂの位置のみが異なる類似形状の２
者の混同を防止するために、左勝手用は白色、右勝手用
は黒色等として色分けされ、必要なものが択一して使用
されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のドアー枠
部用の成形プロテクタ１は、取付部２０Ａ・２０Ｂの位
置のみが異なる２種類のものが存在するので、成形プロ
テクタの生産管理・部品管理が煩雑となって管理性に劣
ると共に、コスト高の一要因となり、さらに、その２種
類のものを混同して使用すると、ワイヤハーネスの成形
ラインにおいて、ワイヤハーネス８を収納した成形プロ
テクタ１を、手直し交換する無駄作業を生じたり、自動
車組立ラインにおいて、配設溝９に固定不能のトラブル
を生ずる難点がある。
部用の成形プロテクタ１は、取付部２０Ａ・２０Ｂの位
置のみが異なる２種類のものが存在するので、成形プロ
テクタの生産管理・部品管理が煩雑となって管理性に劣
ると共に、コスト高の一要因となり、さらに、その２種
類のものを混同して使用すると、ワイヤハーネスの成形
ラインにおいて、ワイヤハーネス８を収納した成形プロ
テクタ１を、手直し交換する無駄作業を生じたり、自動
車組立ラインにおいて、配設溝９に固定不能のトラブル
を生ずる難点がある。
【０００６】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
るワイヤハーネス用成形プロテクタを提供するものであ
る。
るワイヤハーネス用成形プロテクタを提供するものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用成形プロテクタは、「ワイ
ヤハーネスを貫通収納する長溝体のワイヤハーネス用成
形プロテクタにおいて、前記溝体周壁に、前記溝体の幅
中心線を軸として対称に配設した少くとも一対の係止部
を設けると共に、前記周壁に取着係止して前記溝体側縁
から前半部分を突出し、かつ、後半部分に前記係止部に
係合する取着部を有する別体の取付部材を設け、前記取
付部材の前半部分を、前記溝体の左右側縁のいずれかに
突き出す姿勢を択一して係止セットし、車体・機器への
取付部となす構造」になっている。なお、本発明におけ
る長溝体とは、管状溝体のものと、溝開口部に覆着する
蓋つき溝体を含めたものをいう。
る本発明のワイヤハーネス用成形プロテクタは、「ワイ
ヤハーネスを貫通収納する長溝体のワイヤハーネス用成
形プロテクタにおいて、前記溝体周壁に、前記溝体の幅
中心線を軸として対称に配設した少くとも一対の係止部
を設けると共に、前記周壁に取着係止して前記溝体側縁
から前半部分を突出し、かつ、後半部分に前記係止部に
係合する取着部を有する別体の取付部材を設け、前記取
付部材の前半部分を、前記溝体の左右側縁のいずれかに
突き出す姿勢を択一して係止セットし、車体・機器への
取付部となす構造」になっている。なお、本発明におけ
る長溝体とは、管状溝体のものと、溝開口部に覆着する
蓋つき溝体を含めたものをいう。
【０００８】そして、以上の構成の成形プロテクタは、
択一した突き出し方向を示す識別マークを付設したり、
または、溝体周壁への取着姿勢の取付部材の収納凹部を
設けたり、或は、その取付部材の取付孔の周縁に、車体
・機器と取付部材間の遊隙を閉鎖する突起部を隆設した
り、さらに、前記係止部を３個または４個配設する等の
態様が採択され、さらに、前記の係止部と取着部は係止
孔と係止爪等の形状が採択される。
択一した突き出し方向を示す識別マークを付設したり、
または、溝体周壁への取着姿勢の取付部材の収納凹部を
設けたり、或は、その取付部材の取付孔の周縁に、車体
・機器と取付部材間の遊隙を閉鎖する突起部を隆設した
り、さらに、前記係止部を３個または４個配設する等の
態様が採択され、さらに、前記の係止部と取着部は係止
孔と係止爪等の形状が採択される。
【０００９】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタは、その取付部材を、溝体の左右いずれかの方
向に突き出す姿勢を択一することによって、成形プロテ
クタの本体が共通にして、車体・機器への取付部の位置
が左右対称になる２種類のものとして共用できると共
に、プロテクタ本体と取付部材が別体物の組合せとなる
ので、その両者の組合せ変更によって、取付部の変化を
含む多様構成の成形プロテクタが、自在に設定できる。
そして、その左右突出姿勢の択一によって、左勝手・右
勝手の取付部構成の設定が自在になると共に、その左・
右勝手の設定ミスがあっても、速やかに変更訂正ができ
る。
ロテクタは、その取付部材を、溝体の左右いずれかの方
向に突き出す姿勢を択一することによって、成形プロテ
クタの本体が共通にして、車体・機器への取付部の位置
が左右対称になる２種類のものとして共用できると共
に、プロテクタ本体と取付部材が別体物の組合せとなる
ので、その両者の組合せ変更によって、取付部の変化を
含む多様構成の成形プロテクタが、自在に設定できる。
そして、その左右突出姿勢の択一によって、左勝手・右
勝手の取付部構成の設定が自在になると共に、その左・
右勝手の設定ミスがあっても、速やかに変更訂正ができ
る。
【００１０】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図１を参照して、この実
施例は乗用自動車のドアー枠１０へ配設する自動車用ワ
イヤハーネスの成形プロテクタ１であり、ワイヤハーネ
ス８を収納する長溝体のプロテクタ主部２と、そのプロ
テクタ主部２に覆着する蓋体３からなるものにおいて、
別体の取付部材５を設けると共に、蓋体３には、取付部
材５を取着係止する係止孔７が設けられている。
ず、本発明の第一実施例を示す図１を参照して、この実
施例は乗用自動車のドアー枠１０へ配設する自動車用ワ
イヤハーネスの成形プロテクタ１であり、ワイヤハーネ
ス８を収納する長溝体のプロテクタ主部２と、そのプロ
テクタ主部２に覆着する蓋体３からなるものにおいて、
別体の取付部材５を設けると共に、蓋体３には、取付部
材５を取着係止する係止孔７が設けられている。
【００１１】詳しくは、蓋体３の上面には、プロテクタ
主部２の溝体の溝幅中心となる蓋体３の幅中心線１５を
軸として対称位置に形成した一対の係止孔７が穿設さ
れ、この係止孔７が取付部材５を成形プロテクタ１に取
着係止する係止部をなしている。
主部２の溝体の溝幅中心となる蓋体３の幅中心線１５を
軸として対称位置に形成した一対の係止孔７が穿設さ
れ、この係止孔７が取付部材５を成形プロテクタ１に取
着係止する係止部をなしている。
【００１２】そして、取付部材５は、帯状板にして、前
半部分に車体への取付孔４を有すると共に、後半部分の
裏面には、前記の一対の係止孔７と同一ピッチを有し
て、係止孔７に挿着して抜け止め状に係止する係止爪６
が突設されている。即ち、この係止爪６は蓋体３への取
着部を構成するもので、係止孔７に係止した後も、取付
部材５を引き起すことによって、その係止を解離して、
再係合ができるようになっている。
半部分に車体への取付孔４を有すると共に、後半部分の
裏面には、前記の一対の係止孔７と同一ピッチを有し
て、係止孔７に挿着して抜け止め状に係止する係止爪６
が突設されている。即ち、この係止爪６は蓋体３への取
着部を構成するもので、係止孔７に係止した後も、取付
部材５を引き起すことによって、その係止を解離して、
再係合ができるようになっている。
【００１３】そして、取付部材５は、その係止爪６を係
止孔７に嵌めて取着係止すると、前半部分が成形プロテ
クタ１の側縁から適量突き出して、車体への取付部とな
る形状を有すると共に、その前半部分が成形プロテクタ
１の左側縁に突き出す左勝手用の取付部５Ａ、または、
成形プロテクタ１の右側縁に突き出す右勝手用の取付部
５Ｂに、択一できるようになっている。
止孔７に嵌めて取着係止すると、前半部分が成形プロテ
クタ１の側縁から適量突き出して、車体への取付部とな
る形状を有すると共に、その前半部分が成形プロテクタ
１の左側縁に突き出す左勝手用の取付部５Ａ、または、
成形プロテクタ１の右側縁に突き出す右勝手用の取付部
５Ｂに、択一できるようになっている。
【００１４】そして、取付部材５の突き出し方向を択一
した右勝手用・左勝手用の成形プロテクタ１を、車体の
ドアー枠１０の配設溝９に挿着して配設し、突き出して
いる取付部材５の前半部分の取付孔４に、取り付けビス
１１を入れてドアー枠１０に固定し、車体へ配設固定さ
れる。
した右勝手用・左勝手用の成形プロテクタ１を、車体の
ドアー枠１０の配設溝９に挿着して配設し、突き出して
いる取付部材５の前半部分の取付孔４に、取り付けビス
１１を入れてドアー枠１０に固定し、車体へ配設固定さ
れる。
【００１５】以上の図１実施例のものは、前記の作用が
あり、取付部材５の蓋体３への取着係止方向の選択によ
って、車体への取付部が成形プロテクタ１の左側に突出
する左勝手のもの、または、同じく右側に突出する右勝
手のものに設定することができるので、金型費のコスト
低減による製品のコスト低減と、単一のものによる左右
両勝手の共用によって、コスト低減ができる。
あり、取付部材５の蓋体３への取着係止方向の選択によ
って、車体への取付部が成形プロテクタ１の左側に突出
する左勝手のもの、または、同じく右側に突出する右勝
手のものに設定することができるので、金型費のコスト
低減による製品のコスト低減と、単一のものによる左右
両勝手の共用によって、コスト低減ができる。
【００１６】そして、その勝手方向の選択を誤っても、
取付部材５の方向変換によって、速やかに訂正変更でき
るので、ワイヤハーネス成形ラインと自動車成形ライン
における左右勝手の混同ミスに基因するライントラブル
が解消できる。
取付部材５の方向変換によって、速やかに訂正変更でき
るので、ワイヤハーネス成形ラインと自動車成形ライン
における左右勝手の混同ミスに基因するライントラブル
が解消できる。
【００１７】続いて、図２〜図５を参照して取付部材５
を有する本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタ１を説明する。まず、図２のものは、図１実施
例と同一の取付部材５を有するものにおいて、蓋体３の
一部を切欠いて、取付部材５の収納凹部１２を設けた構
造を有し、係止孔７がプロテクタ主部２の側縁部位に存
在している。この図２実施例のものによると、取付部材
５を取着係止したとき、取付部材５が成形プロテクタ１
の周壁から盛り上がらないので、成形プロテクタ１の小
形化が促進できる。
を有する本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタ１を説明する。まず、図２のものは、図１実施
例と同一の取付部材５を有するものにおいて、蓋体３の
一部を切欠いて、取付部材５の収納凹部１２を設けた構
造を有し、係止孔７がプロテクタ主部２の側縁部位に存
在している。この図２実施例のものによると、取付部材
５を取着係止したとき、取付部材５が成形プロテクタ１
の周壁から盛り上がらないので、成形プロテクタ１の小
形化が促進できる。
【００１８】つぎに、図３のものは、取付部材５の突き
出し方向を示すＲ・Ｌの識別マーク１３を付設したもの
で、図３の（Ａ）のものは、取付部材５の隠し部１９に
よって、周壁に記入した不用なマークを隠して正常マー
クのみをあらわし、図３の（Ｂ）のものは、取付部材５
の窓１４から正常方向のマークのみが視認できるように
なっている。また、図３の（Ｃ）のものは、例えば図示
矢印Ｃの所定方向から成形プロテクタ１を観たとき、正
常方向の識別マーク１３が正常の姿勢をなして視認でき
る構造を有し、これ等図３実施例のものは、車体への取
付部の方向が的確に視認できる識別マーク１３が存在す
るので、ワイヤハーネス組立ラインと自動車組立ライン
において、左・右勝手の判別が極めて容易かつ的確にで
きる。
出し方向を示すＲ・Ｌの識別マーク１３を付設したもの
で、図３の（Ａ）のものは、取付部材５の隠し部１９に
よって、周壁に記入した不用なマークを隠して正常マー
クのみをあらわし、図３の（Ｂ）のものは、取付部材５
の窓１４から正常方向のマークのみが視認できるように
なっている。また、図３の（Ｃ）のものは、例えば図示
矢印Ｃの所定方向から成形プロテクタ１を観たとき、正
常方向の識別マーク１３が正常の姿勢をなして視認でき
る構造を有し、これ等図３実施例のものは、車体への取
付部の方向が的確に視認できる識別マーク１３が存在す
るので、ワイヤハーネス組立ラインと自動車組立ライン
において、左・右勝手の判別が極めて容易かつ的確にで
きる。
【００１９】一方、図４に示す実施例は、取付部材５の
取付孔４の周縁に、遊隙防止突部１６を隆設し、取付部
材５をドアー枠１０に固定したとき、ドアー枠１０と取
付部材５Ａ・５Ｂ間に生ずる遊隙１７を、遊隙防止突部
１６によって閉鎖するようになっている。この図４実施
例のものによると、取付部材５による成形プロテクタ１
のドアー枠１０への固定性が一段と向上する。
取付孔４の周縁に、遊隙防止突部１６を隆設し、取付部
材５をドアー枠１０に固定したとき、ドアー枠１０と取
付部材５Ａ・５Ｂ間に生ずる遊隙１７を、遊隙防止突部
１６によって閉鎖するようになっている。この図４実施
例のものによると、取付部材５による成形プロテクタ１
のドアー枠１０への固定性が一段と向上する。
【００２０】さらに、図５の実施例は、幅中心線１５上
にも係止孔７Ｃを設け、幅中心線１５を軸として対称と
なる一対の係止孔７Ａ・７Ｂと３個になしたもので、そ
の３個の係止孔７Ａ・７Ｂ・７Ｃの７Ａ・７Ｃまたは、
７Ｂ・７Ｃに係止爪６を係合する構造を有している。こ
の図５実施例のものによると、取付部材５の突出量を長
短二様の５Ａ・５Ｂにすることができる。
にも係止孔７Ｃを設け、幅中心線１５を軸として対称と
なる一対の係止孔７Ａ・７Ｂと３個になしたもので、そ
の３個の係止孔７Ａ・７Ｂ・７Ｃの７Ａ・７Ｃまたは、
７Ｂ・７Ｃに係止爪６を係合する構造を有している。こ
の図５実施例のものによると、取付部材５の突出量を長
短二様の５Ａ・５Ｂにすることができる。
【００２１】なお、本発明のワイヤハーネス用成形プロ
テクタは、以上の実施例に限定されず、取付部材５を取
着係止する係止部と取着部を他の形状に変更することが
ある。
テクタは、以上の実施例に限定されず、取付部材５を取
着係止する係止部と取着部を他の形状に変更することが
ある。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用成形プロテクタは、プロテクタ本体を共通にし
て車体・機器への取付部を、左右方向のいずれかに対称
突出するものにおいて、その左右いずれか突出の左勝手
用・右勝手用のものに共用できると共に、その左右勝手
の設定・交換が即時にできるので、成形プロテクタの金
型費低減と部品管理性の向上とコスト低減を促進し、さ
らに、その変換性に基づいて、ワイヤハーネス成形ライ
ンと、成形プロテクタを配設する自動車組立ラインにお
ける、左右勝手の混同によるライントラブルを解消し、
当該ラインの生産性を向上する効果がある。
ーネス用成形プロテクタは、プロテクタ本体を共通にし
て車体・機器への取付部を、左右方向のいずれかに対称
突出するものにおいて、その左右いずれか突出の左勝手
用・右勝手用のものに共用できると共に、その左右勝手
の設定・交換が即時にできるので、成形プロテクタの金
型費低減と部品管理性の向上とコスト低減を促進し、さ
らに、その変換性に基づいて、ワイヤハーネス成形ライ
ンと、成形プロテクタを配設する自動車組立ラインにお
ける、左右勝手の混同によるライントラブルを解消し、
当該ラインの生産性を向上する効果がある。
【図１】本発明第一実施例のワイヤハーネス用成形プロ
テクタを示し、（Ａ）はその構成部材の斜視図、（Ｂ）
はその取付部材の裏側斜視図、（Ｃ）（Ｄ）はその使用
状態の横断面図
テクタを示し、（Ａ）はその構成部材の斜視図、（Ｂ）
はその取付部材の裏側斜視図、（Ｃ）（Ｄ）はその使用
状態の横断面図
【図２】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタのプロテクタ本体の斜視図
ロテクタのプロテクタ本体の斜視図
【図３】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタを示し、（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）ともその使用状態
の平面図
ロテクタを示し、（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）ともその使用状態
の平面図
【図４】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタを示し、（Ａ）はその取付部材の側面図、
（Ｂ）（Ｃ）はその使用状態の横断面図
ロテクタを示し、（Ａ）はその取付部材の側面図、
（Ｂ）（Ｃ）はその使用状態の横断面図
【図５】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタを示し、（Ａ）はそのプロテクタ本体の平面
図、（Ｂ）（Ｃ）はその使用状態の平面図
ロテクタを示し、（Ａ）はそのプロテクタ本体の平面
図、（Ｂ）（Ｃ）はその使用状態の平面図
【図６】従来のワイヤハーネス用成形プロテクタを示
し、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）（Ｃ）はその使用状態
の横断面図
し、（Ａ）はその斜視図、（Ｂ）（Ｃ）はその使用状態
の横断面図
１ ワイヤハーネス用成形プロテクタ ２ プロテクタ主部 ３ 蓋体 ４ 取付孔 ５ 取付部材 ６ 係止爪 ７ 係止孔 ８ ワイヤハーネス ９ 配設溝 １０ ドアー枠部 １２ 収納凹部 １３ 識別マーク １５ 幅中心線 １６ 遊隙閉鎖突部 １７ 遊隙 ２０Ａ・２０Ｂ 取付部
Claims (6)
- 【請求項１】 ワイヤハーネスを貫通収納する長溝体の
ワイヤハーネス用成形プロテクタにおいて、前記溝体周
壁に、前記溝体の幅中心線を軸として対称に配設した少
くとも一対の係止部を設けると共に、前記周壁に取着係
止して前記溝体側縁から前半部分を突出し、かつ、後半
部分に前記係止部に係合する取着部を有する別体の取付
部材を設け、前記取付部材の前半部分を、前記溝体の左
右側縁のいずれかに突き出す姿勢を択一して係止セット
し、車体・機器への取付部となす構造を特徴とするワイ
ハーネス用成形プロテクタ。 - 【請求項２】 取付部材の取着係止状態において、該取
付部材の突出方向を示す識別マークを付設した請求項１
のワイヤハーネス用成形プロテクタ。 - 【請求項３】 取付部材の取着係止状態において、該取
付部材を収納する収納凹部を設けた請求項１または請求
項２のワイヤハーネス用成形プロテクタ。 - 【請求項４】 取付部材の取着係止状態において、車体
・機器側の取付部位と該取付部材間の遊隙を閉鎖する遊
隙閉鎖突部を、前記取付部材に付設した請求項１・請求
項２・請求項３のいずれかのワイヤハーネス用成形プロ
テクタ。 - 【請求項５】 周壁上面の幅中心線上に係止部を付設
し、取付部材の側縁からの突出し長を長短設定可能にし
た請求項１・請求項２・請求項３・請求項４のいずれか
のワイヤハーネス用成形プロテクタ。 - 【請求項６】 係止部と取着部が係止孔と係止爪からな
る請求項１・請求項２・請求項３・請求項４・請求項５
のいずれかのワイヤハーネス用成形プロテクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6186351A JPH0833155A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ワイヤハーネス用成形プロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6186351A JPH0833155A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ワイヤハーネス用成形プロテクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0833155A true JPH0833155A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=16186844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6186351A Pending JPH0833155A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ワイヤハーネス用成形プロテクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0833155A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107735272A (zh) * | 2015-06-30 | 2018-02-23 | 威巴克公司 | 止挡装置 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP6186351A patent/JPH0833155A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107735272A (zh) * | 2015-06-30 | 2018-02-23 | 威巴克公司 | 止挡装置 |
| US20180186204A1 (en) * | 2015-06-30 | 2018-07-05 | Vibracoustic Gmbh | Stop device |
| US10556475B2 (en) * | 2015-06-30 | 2020-02-11 | Vibracoustic Gmbh | Stop device |
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