JPH08322114A - 屋外用配電盤 - Google Patents

屋外用配電盤

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JPH08322114A
JPH08322114A JP7152680A JP15268095A JPH08322114A JP H08322114 A JPH08322114 A JP H08322114A JP 7152680 A JP7152680 A JP 7152680A JP 15268095 A JP15268095 A JP 15268095A JP H08322114 A JPH08322114 A JP H08322114A
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plate
ventilation
cooling
exhaust port
port
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Keigo Takasugi
圭吾 高杉
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B1/00Frameworks, boards, panels, desks, casings; Details of substations or switching arrangements
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却効率及び美観を向上し、本体内への雨水
の浸入を防止し、本体の天井内部を換気する。 【構成】 配電盤本体1の内天井板30の上面の開口3
3の外側にパッキン36を介して支持板35を装着し、
支持板35に開口33に連通した透孔38を形成し、支
持板35に透孔38を閉塞して電子冷却装置44を並設
し、装置44の放熱フィン47を覆った外部カバー50
の放熱用吸気口51と本体1の前面板75の換気用吸気
口77との間に前側遮雨板63を設け、外部カバー50
の放熱用排気口53と本体1の後面板76の換気用排気
口78との間に、排水板66と換気孔71を有する換気
板70とからなる後側遮雨板65を設け、支持板35
の,両遮雨板63,65の下方のパッキン36の外側の
位置に排水孔40を形成し、後側遮雨板65の上方に換
気用ファン74を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速道路向変電塔等の
弱電盤において、配電盤本体内の冷却効率及び美観を向
上し、本体内への雨水の侵入を防止する屋外用配電盤に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の屋外用配電盤について図10ない
し図12を参照して説明する。図10Aは屋外用配電盤
の正面図、Bは右側面図、図11は図10Bの一部切断
概略図、図12は図11の一部の拡大図である。
【0003】それらの図において、1はベース2上に設
置され,前面に開口を有する屋外用配電盤本体、3は本
体1の前面開口を開閉自在に閉塞した2個の扉、4は両
扉3に3個ずつ形成された透孔である。
【0004】5は各透孔4に断熱材6を介して設けられ
た電子冷却素子、7は各素子5の冷却面に接し,本体1
内に位置した冷却フィン、8は扉3の裏面に装着され,
冷却フィン7を覆った内部カバー、9は内部カバー8の
上部に形成された冷却用吸気口、10は冷却用吸気口9
に設けられた冷却用ファン、11は内部カバー8の下部
に形成された冷却用排気口である。
【0005】12は素子5の放熱面に接し,本体1外に
位置した放熱フィン、13は扉3の前面に装着され,放
熱フィン12を覆った外部カバー、14は外部カバー1
3の前面の中央部に形成された放熱用吸気口、15は放
熱用吸気口14に設けられたフィルタ、16はフィルタ
15の内側に設けられた放熱用ファン、17は外部カバ
ー13の上部,下部に形成された放熱用排気口、18は
素子5,冷却フィン7,放熱フィン12からなる電子冷
却装置である。
【0006】19は本体1の上枠、20は上枠19に支
持され,後方へ若干傾斜した支持台、21は支持台20
の上面に装着された内天井板であり、内天井板21の周
縁部が下方に折曲され、折曲された各折曲片が支持台2
0の外側に位置し、支持台20を覆っている。22は内
天井板21の上面に設けられた支持板、23は断面が逆
L字形の支持体であり、支持板22の前部,後部に装着
されている。
【0007】24,25は円筒状の前板,後板であり、
支持板22の前端部及び後端部にそれぞれ支持体23に
より支持されている。
【0008】26は前部,後部の支持体23に支持さ
れ,支持板22に平行に位置した外天井板、27は前板
24,後板25,外天井板26の両側面に装着された側
面板である。
【0009】つぎに、電子冷却装置18の動作について
説明する。電子冷却素子5に通電されると、冷却フィン
7が吸熱し、放熱フィン12が発熱し、図12に示すよ
うに、本体1内の高温,多湿の空気が冷却用ファン10
により冷却用吸気口9から吸気され、冷却フィン7によ
り冷却され、空気中の水分が結露され、冷却,除湿され
た低温,乾燥の空気が冷却用排気口11から本体1内へ
戻され、本体1内が冷却,除湿される。
【0010】一方、放熱用ファン16により外部の空気
が放熱用吸気口14からフィルタ15を通って吸気さ
れ、この吸気された外気により放熱フィン12の放熱空
気が強制対流され、放熱用排気口17から外部へ排気さ
れ、素子5の発熱が排熱される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記屋外用配電
盤の場合、電子冷却装置18が扉3の前面に設けられて
いるため、本体1内の上部の熱が冷却されず、本体1内
が一様に冷却されず、冷却効率が悪く、しかも、放熱フ
ィン12が本体1外へ突出し、美観が損なわれるという
問題点がある。
【0012】このため、電子冷却装置18を本体1の天
井内部の空スペースに設けることが考えられるが、電子
冷却装置18の吸気口及び排気口と,本体1内の空気を
冷却するための内天井板21の開口とが必要になり、吸
気口及び排気口からの雨水が内天井板21の開口を経て
本体1内へ侵入する。
【0013】さらに、電子冷却装置18の電源装置等に
よる熱が天井内部の上方に蓄熱されるため、天井内部を
換気する必要があるという問題点がある。
【0014】本発明は、前記の点に留意し、配電盤本体
内の上部を冷却して本体内を一様に冷却し、冷却効率を
向上するとともに、美観を向上し、本体内への雨水の浸
入を防止し、本体の天井内部を換気できる屋外用配電盤
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の屋外用配電盤は、配電盤本体1の内天井板
30の上方に設けられた外天井板80と、内天井板30
に形成された開口33と、内天井板30の上面の開口3
3の外側にパッキン36を介して装着された支持板35
と、支持板35に形成され,開口33に連通した透孔3
8と、支持板35に透孔38を閉塞して並設された複数
個の電子冷却装置44と、各装置44の電子冷却素子4
5の冷却面に接し,透孔38及び開口33に挿入されて
本体1内に位置した冷却フィン46と、冷却フィン46
を覆った内部カバー55と、内部カバー55の前部,後
部に形成された冷却用吸気口56,冷却用排気口58
と、冷却用吸気口56からの吸気を冷却フィン46を通
して冷却用排気口58から排気する冷却用ファン57
と、各素子45の放熱面に接し,外天井板80の下方に
位置した放熱フィン47と、放熱フィン47を覆った外
部カバー50と、外部カバー50の前部,後部に形成さ
れた放熱用吸気口51,放熱用排気口53と、放熱用吸
気口51に設けられた放熱用ファン52と、外部カバー
50の上面に設けられ,外天井板80の下方に位置した
電子冷却装置44の電源装置54と、本体1の前部,後
部,側部に設けられ,内天井板30と外天井板80との
間の前面,後面,側面を覆った前面板75,後面板7
6,側面板86と、前面板75,後面板76に形成され
た換気用吸気口77,換気用排気口78と、換気用吸気
口77と放熱用吸気口51との間に設けられ,前側上方
へ傾斜した前側遮雨板63と、換気用排気口78と放熱
用排気口53との間に設けられ,後側上方へ傾斜した後
側遮雨板65と、支持板35の,両遮雨板63,65の
下方のパッキン36の外側の位置に形成された排水孔4
0と、後側遮雨板65の上方に設けられた換気用ファン
74と、後側遮雨板65の下端部から前方に形成された
排水板66と、後側遮雨板65の上端部から後方へ延設
され,換気用ファン74の後方に,かつ,換気用排気口
78の前方に位置した換気板70と、換気板70に形成
された複数個の換気孔71とを備えたものである。
【0016】
【作用】前記のように構成された本発明の屋外用配電盤
は、配電盤本体1の内天井板30に開口33を形成し、
内天井板30の上面の開口33の外側にパッキン36を
介して開口33に連通した透孔38が形成された支持板
35を装着し、支持板35に透孔38を閉塞して電子冷
却装置44を設け、各装置44の電子冷却素子45の冷
却フィン46を透孔38及び開口33に挿入し、冷却フ
ィン46を覆った内部カバー55の前部,後部に冷却用
吸気口56,冷却用排気口58を形成し、冷却用ファン
57により、冷却用吸気口56からの吸気を冷却フィン
46を通して冷却用排気口58から排気するようにした
ため、本体1内の高温,多湿の空気が、冷却フィン46
を通り冷却されて本体1内へ戻り、冷却された空気が本
体1内の下方へ移行し、高温,多湿の空気が上方へ移行
し、効率よく冷却される。
【0017】しかも、素子45の放熱フィン47を外天
井板80の下方に位置させ、放熱フィン47を覆った外
部カバー50の前部,後部に放熱用吸気口51,放熱用
排気口53を形成し、放熱用吸気口51に放熱用ファン
52を設けたため、放熱フィン47の放熱空気が放熱用
ファン52により強制対流され、放熱フィン47の放熱
効率が向上するとともに、放熱フィン47が本体1外へ
突出することがなく、美観が向上する。
【0018】さらに、本体1の前部,後部,側部に前面
板75,後面板76,側面板86を設け、内天井板30
と外天井板80との間の前面,後面,側面を覆い、前面
板75,後面板76に換気用吸気口77,換気用排気口
78を形成し、換気用吸気口77と外部カバー50の放
熱用吸気口51との間に、前側上方へ傾斜した前側遮雨
板63を設け、換気用排気口78と外部カバー50の放
熱用排気口53との間に、後側上方へ傾斜した後側遮雨
板65を設け、支持板35の,両遮雨板63,65の下
方のパッキン36の外側の位置に排水孔40を形成した
ため、換気用吸気口77から侵入した雨水が前側遮雨板
63に当って排水孔40から排水され、換気用排気口7
8から浸入した雨水が後側遮雨板65に当って排水孔4
0から排水される。
【0019】その上、後側遮雨板65の上方に換気用フ
ァン74を設け、後側遮雨板65の上端部から後方に、
複数個の換気孔71が形成された換気板70を延設し、
換気板70を、換気用ファン74の後方に、かつ、換気
用排気口78の前方に位置させるようにしたため、換気
用吸気口77から流入した外部の空気の一部により、外
部カバー50の上面に設けられた電子冷却装置44の電
源装置54等による蓄熱された空気が換気用排気口78
側へ移動するとともに、換気用ファン74により放熱フ
ィン47の放熱空気とともに、換気用排気口78を介し
て外部へ排気され、換気効率が向上し、本体の温度上昇
が防止される。
【0020】またさらに、後側遮雨板65の下端部から
前方に排水板66を形成したため、換気用排気口78,
換気板70の換気孔71を介して後側遮雨板65の内側
に浸入した雨水が排水される。
【0021】
【実施例】1実施例について図1ないし図9を参照して
説明する。図1は本発明の1実施例の要部の切断右側面
図、図2は1実施例の全体の正面図、図3は一部除去背
面図、図4は図3の支持板と電子冷却装置との切断背面
図、図5は図4の一部の正面側からの斜視図、図6は図
1の後側遮雨板の右側面図、図7は図6の平面図、図8
は図6の正面図、図9は図1の一部の拡大図であり、そ
れらの図において、図10ないし図12と同一符号は同
一もしくは相当するものを示す。
【0022】28は支持台20に形成された挿入口、2
9は支持台20の四隅に植設されたボルト、30は内天
井板であり、内天井板30の挿通孔にボルト29が挿通
されている。31はボルト29の下部にねじ合ったナッ
トであり、内天井板30を支持台20の上面に装着して
いる。32は内天井板30の前後左右に下方へ折曲して
形成された折曲片であり、支持台20の前方,後方,両
側方に位置し、支持台20を覆っている。33は内天井
板30に形成され,支持台20の挿入口28に連通した
開口、34は開口33の周縁の外側の内天井板30上に
設けられた環状体である。
【0023】35は環状体34の上面にパッキン36を
介して重合され,内天井板30に平行な支持板であり、
貫通孔にボルト29が挿通され、ボルト29の上部にナ
ット31がねじ合い、支持板35が両ナット31に挾持
されて支持され、パッキン36が圧接されている。37
は支持板35の中央部に上方へ突出して形成された膨出
部、38は膨出部37に形成され,内天井板30の開口
33に連通した透孔、39は膨出部37の前側,後側に
それぞれ装着された左右方向の取付金物、40は支持板
35の両取付金物39の外側の位置に形成された複数個
の排水孔である。
【0024】41は取付金物39にねじにより取り付け
られた複数個,例えば,9個の取付板、42は取付板4
1に形成され,支持板35の透孔38に連通した連通
口、43は隣接した取付板41間に介在されたパッキン
であり、パッキン43,取付板41により支持板35の
透孔38が気密に閉塞されている。44は取付板41に
取り付けられ,連通口42に位置した電子冷却装置、4
5は電子冷却装置44の電子冷却素子であり、等間隔に
5個配設されている。46は素子45の冷却面に接した
冷却フィンであり、連通口42,透孔38,開口33及
び本体1内の上部に位置している。
【0025】47は素子45の放熱面に,銅板からなる
伝熱板48を介して設けられた放熱フィン、49は各素
子45の周側の冷却フィン46と放熱フィン47との間
に設けられた断熱材、50は取付板41の上面に装着さ
れ,放熱フィン47を覆った外部カバー、51は外部カ
バー50の前部に形成された放熱用吸気口、52は放熱
用吸気口51に前後に並設された2個の放熱用ファン、
53は外部カバー50の後部に形成された放熱用排気
口、54は外部カバー50の上面に設けられた電子冷却
装置44の電源装置である。
【0026】55は取付板41の下面に装着され,素子
45,冷却フィン46を覆った内部カバー、56は内部
カバー55の下面の前部に形成された冷却用吸気口、5
7は冷却用吸気口56に設けられた冷却用ファン、58
は内部カバー55の下面の後部に形成された冷却用排気
口である。
【0027】59は断面が逆L字形の支持体であり、支
持板35の前部,後部に装着され、前部の支持体59が
各外部カバー50の放熱用吸気口51の前方に位置し、
後部の支持体59が各外部カバー50の放熱用排気口5
3の後方に位置している。
【0028】60は前側の支持体59に形成された3個
の吸気用開口(一部のみ図示)、61は後側の支持体5
9に形成された3個の排気用開口であり、それぞれの両
開口60,61の間に3個ずつの電子冷却装置44が位
置している。62は各開口60,61に装着された防虫
網であり、昆虫等の浸入を防止する。
【0029】63は前側上方へ傾斜した3個の前側遮雨
板、64は前側遮雨板63の下端部から後方に形成され
た排水板であり、排水板64の後端部の取付片それぞれ
が各防虫網62の下方の支持体59に装着され、排水板
64が支持板35の排水孔40の上方に位置している。
【0030】65は後側上方へ傾斜した3個の後側遮雨
板、66は後側遮雨板65の下端部から前方へ形成され
た排水板、67は排水板66に形成された2個の水抜き
孔であり、排水孔40の上方に位置している。68は排
水板66の前端部から下方へ形成された取付片、69は
取付片68の両側部に形成された2個の取付孔であり、
取付孔69にねじが挿通されて防虫網62の下方の支持
体59のねじ孔にねじ合い、取付片68が支持体59に
装着され、各排気用開口61の後方にそれぞれ後側遮雨
板65が位置している。
【0031】70は後側遮雨板65の上端部から後方へ
延設された換気板、71は換気板70に形成された複数
個の換気孔であり、換気に支障のない程度の広さの換気
面積を有する。72は換気板70に装着された網目の小
さい金網、73は上端部が防虫網62の上方の支持体5
9に装着された取付金具、74は取付金具73に装着さ
れ,後側遮雨板65の上方に設けられた2個の換気用フ
ァンであり、隣接した電子冷却装置44の間に位置し、
換気用ファン74が支持体59の排気用開口61の後方
に、かつ、後側遮雨板65の換気板70の前方に位置し
ている。
【0032】75,76は断面が略半円形状である筒形
の前面板,後面板であり、上端部及び下端部が支持体5
9及び支持板35の前縁部に装着され、各防虫網62,
各遮雨板63,65を覆っている。77は前面板75に
形成された3個の換気用吸気口であり、各換気用吸気口
77と3個ずつの外部カバー50の放熱用吸気口51と
の間にそれぞれ前側遮雨板63が位置している。78は
後面板76に形成された3個の換気用排気口であり、各
換気用排気口78と3個ずつの放熱用排気口53との間
にそれぞれ後側遮雨板65が位置し、換気用排気口78
の前方に換気板70が位置している。
【0033】79は上端部が支持板35の前縁部の下面
に装着された前面遮雨板であり、下端部が内天井板30
の折曲片32の前面に装着され、前方から雨水の内天井
板30側への浸入を防止している。
【0034】80は前部及び後部の支持体59にパッキ
ン81を介して装着された外天井板であり、外天井板8
0と各電子冷却装置44の外部カバー50との間に空間
が形成されている。82は外天井板80の前側に形成さ
れた3個の点検口、83は各点検口82の外側の外天井
板80に植設された複数個の植設杆であり、植設杆83
にねじ孔が形成されている。84は点検口82を閉塞し
た蓋板、85は蓋板84を貫通し,植設杆83のねじ孔
にねじ合った蓋板取付用ボルト、86は前面板75,後
面板76,内天井板30,外天井板80の両側面に装着
された側面板である。
【0035】そして、電源装置54により各素子45に
通電され、冷却用ファン57により、本体1内の高温,
多湿の空気が冷却用吸気口56から吸気され、冷却フィ
ン46により冷却され、低温,乾燥の空気が冷却用排気
口58から排気されて本体1内へ戻され、冷却された空
気が本体1内の下方へ移行し、高温,多湿の空気が上方
へ移行し、本体1内が効率よく冷却,除湿される。
【0036】一方、放熱用ファン52により、外部の空
気が換気用吸気口77,吸気用開口60,放熱用吸気口
51を通って吸気され、放熱フィン47の放熱空気が強
制対流され、図9の実線矢印に示すように、換気用ファ
ン74により、放熱用排気口53,排気用開口61,後
側遮雨板65の換気板70の換気孔71,換気用排気口
78を通って外部へ排気される。
【0037】この時、換気用吸気口77より流入した外
部の空気の一部が、吸気用開口60を通って外天井板8
0と各外部カバー50との間に流入し、電源装置54の
発熱により加熱された空気が排気用開口61側へ移行
し、図9の鎖線矢印に示すように換気用ファン74によ
り、放熱フィン47の放熱空気とともに、換気用排気口
78を通って外部へ排気される。
【0038】そして、換気用吸気口77から浸入した雨
水は、前側遮雨板63に当り、前面板75の内面に沿っ
て排水孔40へ流れ、環状体34,パッキン36により
雨水の本体1内への浸入が阻止され、雨水は内天井板3
0に沿って本体1の側面或いは後面側へ流れる。さら
に、前記雨水が前側遮雨板63の内側に侵入した場合、
前側遮雨板63の排水板64を経て排水孔40へ流れ、
前記と同様、本体1の側面,後面側へ流れる。
【0039】そして、換気用排気口78から浸入した雨
水は、後側遮雨板65に当り、後面板76の内面に沿っ
て排水孔40へ流れ、内天井板30に沿って本体1の側
面或いは後面側へ流れる。さらに、前記雨水が後側遮雨
板65の換気板70の換気孔71を経て、後側遮雨板6
5の内側に浸入した場合、図9の破線矢印に示すよう
に、雨水が後側遮雨板65,排水板66の水抜き孔67
を経て排水孔40へ流れ、内天井板30に沿って本体1
の側面或いは後面側へ流れる。
【0040】そして、換気板70の換気孔71を経て浸
入した雨水は、網目の小さい金網72に溜まるため、換
気用ファン74にかかることがない。
【0041】そして、電子冷却装置44等を点検する場
合、ボルト85を緩めて蓋板84を取り外し、点検口8
2より点検を行う。
【0042】なお、前記実施例では、9個の電子冷却装
置44を内天井板30に設けたが、これに限らず、本体
1内の発熱量に応じて任意に設けてよく、電子冷却装置
44が小数の場合、連通口42のない取付板41を用い
て支持板35の透孔38を閉塞する。また、電子冷却装
置44が本体1の扉3でなく、内天井板30に設けられ
ているため、列盤でも対応できるとともに、扉3の軽量
化が図られ、扉3の開閉が容易になる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本発明の屋
外用配電盤は、配電盤本体1の内天井板30に開口33
を形成し、内天井板30の上面の開口33の外側にパッ
キン36を介して開口33に連通した透孔38が形成さ
れた支持板35を装着し、支持板35に透孔38を閉塞
して電子冷却装置44を設け、各装置44の電子冷却素
子45の冷却フィン46を透孔38及び開口33に挿入
し、冷却フィン46を覆った内部カバー55の前部,後
部に冷却用吸気口56,冷却用排気口58を形成し、冷
却用ファン57により、冷却用吸気口56からの吸気を
冷却フィン46を通して冷却用排気口58から排気する
ようにしたため、本体1内の高温,多湿の空気が、冷却
フィン46を通り冷却されて本体1内へ戻り、冷却され
た空気が本体1内の下方へ移行し、高温,多湿の空気は
上方へ移行し、効率よく冷却することができる。
【0044】しかも、素子45の放熱フィン47を外天
井板80の下方に位置させ、放熱フィン47を覆った外
部カバー50の前部,後部に放熱用吸気口51,放熱用
排気口53を形成し、放熱用吸気口51に放熱用ファン
52を設けたため、放熱フィン47の放熱空気を放熱用
ファン52により強制対流し、放熱フィン47の放熱効
率を向上するとともに、放熱フィン47の本体1外への
突出をなくし、美観を向上することができる。
【0045】さらに、本体1の前部,後部,側部に前面
板75,後面板76,側面板86を設け、内天井板30
と外天井板80との間の前面,後面,側面を覆い、前面
板75,後面板76に換気用吸気口77,換気用排気口
78を形成し、換気用吸気口77と外部カバー50の放
熱用吸気口51との間に、前側上方へ傾斜した前側遮雨
板63を設け、換気用排気口78と外部カバー50の放
熱用排気口53との間に、後側上方へ傾斜した後側遮雨
板65を設け、支持板35の,両遮雨板63,65の下
方のパッキン36の外側の位置に排水孔40を形成した
ため、換気用吸気口77から浸入した雨水を前側遮雨板
63により排水孔40から排水し、換気用排気口78か
ら浸入した雨水を後側遮雨板65により排水孔40から
排水することができる。
【0046】その上、後側遮雨板65の上方に換気用フ
ァン74を設け、後側遮雨板65の上端部から後方に、
複数個の換気孔71が形成された換気板70を延設し、
換気板70を換気用ファン74の後方に、かつ、換気用
排気口78の前方に位置させるようにしたため、換気用
吸気口77から流入した外部の空気の一部により、外部
カバー50の上面に設けられた電子冷却装置44の電源
装置54等による蓄熱された空気を換気用排気口78側
へ移動するとともに、換気用ファン74により放熱フィ
ン47の放熱空気とともに、換気用排気口78を介して
外部へ排気し、換気効率を向上し、本体の温度上昇を防
止することができる。
【0047】またさらに、後側遮雨板65の下端部から
前方に排水板66を形成したため、換気用排気口78,
換気板70の換気孔71を介して後側遮雨板65の内側
に浸入した雨水を排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の要部の切断右側面図であ
る。
【図2】本発明の1実施例の全体の正面図である。
【図3】図1の一部除去背面図である。
【図4】図3の支持板と電子冷却装置との切断背面図で
ある。
【図5】図4の一部の正面側からの斜視図である。
【図6】図1の後側遮雨板の右側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図6の正面図である。
【図9】図1の一部の拡大図である。
【図10】Aは従来例の屋外用配電盤の正面図,Bは右
側面図である。
【図11】図10Bの一部切断概略図である。
【図12】図11の一部の拡大図である。
【符号の説明】
1 屋外用配電盤本体 30 内天井板 33 開口 35 支持板 36 パッキン 38 透孔 40 排水孔 44 電子冷却装置 45 電子冷却素子 46 冷却フィン 50 外部カバー 51 放熱用吸気口 52 放熱用ファン 53 放熱用排気口 54 電源装置 55 内部カバー 56 冷却用吸気口 57 冷却用ファン 58 冷却用排気口 63 前側遮雨板 65 後側遮雨板 66 排水板 70 換気板 71 換気孔 74 換気用ファン 75 前面板 76 後面板 77 換気用吸気口 78 換気用排気口 80 外天井板 86 側面板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電盤本体(1)の内天井板(30)の
    上方に設けられた外天井板(80)と、 前記内天井板(30)に形成された開口(33)と、 前記内天井板(30)の上面の前記開口(33)の外側
    にパッキン(36)を介して装着された支持板(35)
    と、 該支持板(35)に形成され,前記開口(33)に連通
    した透孔(38)と、 前記支持板(35)に前記透孔(38)を閉塞して並設
    された複数個の電子冷却装置(44)と、 該各装置(44)の電子冷却素子(45)の冷却面に接
    し,前記透孔(38)及び開口(33)に挿入されて前
    記本体(1)内に位置した冷却フィン(46)と、 該冷却フィン(46)を覆った内部カバー(55)と、 該内部カバー(55)の前部,後部に形成された冷却用
    吸気口(56),冷却用排気口(58)と、 前記冷却用吸気口(56)からの吸気を前記冷却フィン
    (46)を通して前記冷却用排気口(58)から排気す
    る冷却用ファン(57)と、 前記各素子(45)の放熱面に接し,前記外天井板(8
    0)の下方に位置した放熱フィン(47)と、 該放熱フィン(47)を覆った外部カバー(50)と、 該外部カバー(50)の前部,後部に形成された放熱用
    吸気口(51),放熱用排気口(53)と、 前記放熱用吸気口(51)に設けられた放熱用ファン
    (52)と、 前記外部カバー(50)の上面に設けられ,前記外天井
    板(80)の下方に位置した前記電子冷却装置(44)
    の電源装置(54)と、 前記本体(1)の前部,後部,側部に設けられ,前記内
    天井板(30)と外天井板(80)との間の前面,後
    面,側面を覆った前面板(75),後面板(76),側
    面板(86)と、 前記前面板(75),後面板(76)に形成された換気
    用吸気口(77),換気用排気口(78)と、 前記換気用吸気口(77)と前記放熱用吸気口(51)
    との間に設けられ,前側上方へ傾斜した前側遮雨板(6
    3)と、 前記換気用排気口(78)と前記放熱用排気口(53)
    との間に設けられ,後側上方へ傾斜した後側遮雨板(6
    5)と、 前記支持板(35)の,前記両遮雨板(63),(6
    5)の下方の前記パッキン(36)の外側の位置に形成
    された排水孔(40)と、 前記後側遮雨板(65)の上方に設けられた換気用ファ
    ン(74)と、 前記後側遮雨板(65)の下端部から前方に形成された
    排水板(66)と、 前記後側遮雨板(65)の上端部から後方へ延設され,
    前記換気用ファン(74)の後方に,かつ,前記換気用
    排気口(78)の前方に位置した換気板(70)と、 該換気板(70)に形成された複数個の換気孔(71)
    とを備えた屋外用配電盤。
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